JP2009299497A - タービンおよびタービン動翼 - Google Patents

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Abstract

【課題】タービン動翼の強度を確保するとともにその性能向上を図ることができるタービンおよびタービン動翼を提供する。
【解決手段】ケーシング3の主流流路2内を回転軸線C回りに回転する動翼4と、ケーシング3に配置された静翼5と、動翼4における径方向外側の端部に配置され、動翼4から離れるに伴って回転軸線Cに沿う方向の長さが短くなるチップシュラウド42と、ケーシング3における動翼4と対向する位置に形成され、チップシュラウド42が内部に収納されるキャビティ部32と、が設けられ、チップシュラウド42の内周面における傾斜角θbが、ケーシング3の内周面における傾斜角度であって、主流の上流側に配置された静翼5の後縁から、主流の下流側に配置されたキャビティ部32までの平均傾斜角θaよりも大きいことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、タービンおよびタービン動翼、特にガスタービンや蒸気タービンに用いて好適なタービンおよびタービン動翼に関する。
一般に、ガスタービンなどのタービン動翼として、その翼端にシュラウド(チップシュラウド)を設けたものが知られている。このシュラウドは、タービン動翼に振動が発生した際に、隣接するタービン動翼のシュラウド同士が当接することにより、その振動を抑制している。
上述のタービン動翼におけるシュラウドは、強度の観点から軽量化が図られている。
特に、近年のタービンの高出力化に伴う大容量化により、タービン動翼が長翼化して翼高さが高くなっている中で、ガスタービンにおけるガス流れの下流側に配置されるタービン動翼、例えば、タービンの3段目や4段目に配置されるタービン動翼は、他の上流側に配置されているタービン動翼よりも回転時に働く遠心荷重が大きくなることから、遠心荷重を少しでも軽減するためにシュラウドの軽量化が図られている。
さらに、タービンの高出力化に伴うタービン動翼の周囲を流れる作動流体温度の高温化により、タービン動翼の強度確保が困難になるため、タービン動翼に求められる強度を少しでも軽減するためにシュラウドの軽量化が図られている。
具体的には、シュラウドの形状として、タービン動翼の翼部分と翼部分との隙間の一部分のみを覆うパーシャル(部分)カバー形状を採用することにより、シュラウドの軽量化が図られている(非特許文献1)。
L.Porreca, A.I.Kalfas, R.S.Abhari, "OPTIMIZED SHROUD DESIGN FOR AXIAL TURBINE AERODYNAMIC PERFORMANCE", Proceedings of GT2007, ASME Turbo Expo 2007:Power for Land, Sea and Air, May 14−17, 2007, Montreal, Canada, GT2007−27915
しかしながら、上述のようにシュラウドをパーシャルカバー形状とすると、タービン動翼の翼部分と翼部分との隙間全体を覆うフルカバー形状のシュラウドを有するタービン動翼と比較して、非特許文献1に記載されているようにタービン動翼やタービンの性能が低下する可能性があるという問題があった。
図12は、パーシャルカバー形状のシュラウドを径方向外側から見た模式図である。図13は、図12のパーシャルカバー形状のシュラウドを有するタービン動翼まわりにおける作動流体の流れを説明する模式図である。
例えば、チップシュラウド542の形状が、図12に示すように、タービン動翼504の間で作動流体の流れ方向(図12の上下方向)に凹んだ形状を有している場合におけるタービン動翼504まわりの作動流体の流れを、図13を参照しながら説明する。
図13は、図12における点線に沿った作動流体の流れを模式的に説明している。言い換えると、タービン動翼504における動翼541の背側(湾曲した形状である動翼541の凸側)の作動流体の流れを模式的に説明している。
ケーシング503におけるタービン動翼504と対向する位置には、図13に示すように、凹状に形成されたキャビティ部532が形成されている。タービン動翼504の径方向外側(図13の上方向)の端部には、径方向外側に向かって延びるとともに、タービン動翼504の回転方向(図13における紙面の垂直方向)に延びる板状のシールフィン543が設けられている。
ケーシング503内をタービン動翼504に向かって流れてきた作動流体の一部は、図13に示すように、チップシュラウド542における凹状の部分に衝突する。衝突した作動流体は、再びケーシング503内に戻る際に、チップシュラウド542から剥離して剥離渦Vを形成する。
この剥離渦Vが形成されることにより、作動流体の流れ損失が発生してタービン動翼504などの性能が低下するという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、タービン動翼の強度を確保するとともにその性能向上を図ることができるタービンおよびタービン動翼を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明のタービンは、下流に向かって径が大きくなる略円筒状ケーシングの主流流路内を回転軸線回りに回転する動翼と、該動翼に対して前記回転軸線方向に間隔をあけて、前記ケーシングに配置された静翼と、前記動翼における径方向外側の端部に配置されて円環状のシュラウドの一部を構成するとともに、前記動翼から離れるに伴って前記回転軸線に沿う方向の長さが短くなるチップシュラウドと、前記ケーシングにおける前記動翼と対向する位置に凹状に形成され、前記チップシュラウドが内部に収納されるキャビティ部と、が設けられ、前記チップシュラウドの内周面における前記回転軸線に対する傾斜角θbが、前記ケーシングの内周面における前記回転軸線に対する傾斜角度であって、前記主流の上流側に配置された前記静翼の後縁から、前記主流の下流側に配置された前記キャビティ部までの平均傾斜角θaよりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、チップシュラウドの内周面に係る傾斜角θbは、ケーシングの内周面に係る平均傾斜角θaよりも大きいことから、ケーシング内を流れる主流とチップシュラウドとの衝突を回避し、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼の性能や、タービンの性能の向上を図ることができる。
具体的には、ケーシングの内周面に沿って、回転軸線に対して略平均傾斜角θaの方向に流れる主流は、動翼およびシュラウドが配置された領域においても、略平均傾斜角θbの方向に流れる。一方で、シュラウドの内周面に係る傾斜角θbは平均傾斜角θaよりも大きいことから、主流の下流側に向かうほどシュラウドの内周面と、上述の主流との間の間隔は広くなる。
そのため、チップシュラウドにおける動翼から離れた部分は、動翼近傍の部分と比較して、上述の主流との間の間隔が広くなる。その結果、上述の主流との衝突と衝突が起こりやすいチップシュラウドにおける動翼から離れた部分、つまりチップシュラウドにおける主流の下流側に凹んだ部分における上述の衝突が起こりにくくなる。言い換えると、チップシュラウドとの衝突による主流の乱れの発生が回避され、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼の性能や、タービンの性能の向上を図ることができる。
その一方で、チップシュラウドの形状を、動翼から離れるに伴って、チップシュラウドにおける回転軸線に沿う方向の長さを短くしたパーシャルカバー形状としているため、フルカバー形状のチップシュラウドと比較して、チップシュラウドの質量を軽減できる。
そのため、タービンの運転時に、動翼に働く遠心荷重の増加を抑制して、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼の強度を確保することができる。
上記発明においては、前記チップシュラウドの内周面に係る傾斜角θbが、前記ケーシングの内周面に係る平均傾斜角θaよりも5°以上大きいことが望ましい。
本発明によれば、チップシュラウドの内周面に係る傾斜角θbを、ケーシングの内周面に係る平均傾斜角θaよりも5°以上大きくすることにより、ケーシング内を流れる主流とチップシュラウドとの衝突をより確実に回避し、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼の性能や、タービンの性能の向上を図ることができる。
上記発明においては、前記チップシュラウドにおける前記主流の上流側端部から、前記キャビティ部における上流側端部までの前記回転軸線に沿った方向の距離である間隔dx1と、前記動翼の径方向外側端部における前記回転軸線に沿った方向の長さであるコード長dx2と、がdx1<0.5×dx2の関係式を満たすことが望ましい。
本発明によれば、間隔dx1をコード長dx2の半分より短くすることにより、ケーシング内を流れる主流とチップシュラウドとの衝突をより確実に回避し、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼の性能や、タービンの性能の向上を図ることができる。
具体的には、間隔dx1を上述のように短くすることにより、ケーシング内を流れる主流がキャビティ部とチップシュラウドとの隙間に流入しにくくなり、チップシュラウドにおける主流の下流側に凹んだ部分における上述の衝突が起こりにくくなる。
なお、間隔dx1とコード長dx2との関係は、0.3×dx2<dx1<0.5×dx2を満たすことがより望ましく、さらには、dx1=0.45×dx2を満たすことが望ましい。
本発明のタービン動翼は、ケーシングの主流流路内を回転軸線まわりに回転する動翼と、前記動翼における径方向外側の端部に配置されて円環状のシュラウドの一部を構成するとともに、前記動翼から離れるに伴って前記回転軸線に沿う方向の長さが短くなるチップシュラウドと、が設けられ、前記チップシュラウドの内周面における前記動翼の凸側の部分が、前記チップシュラウドの内周面における前記動翼の凹側の部分よりも径方向外側に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、チップシュラウドの内周面における動翼の凸側の部分を、凹側の部分よりも径方向外側に配置することにより、ケーシング内を流れる主流とチップシュラウドにおける動翼の凸側の部分との衝突が回避され、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼の性能や、タービンの性能の向上を図ることができる。
具体的には、動翼の凸側を流れる主流は、動翼の凹側を流れる主流と比較して、キャビティ部とチップシュラウドとの隙間に流入しやすく、チップシュラウドと衝突しやすい。そこで、上述のように、チップシュラウドの内周面における動翼の凸側の部分を、主流から離れた径方向外側に配置することにより、凸側の部分に係るチップシュラウドと主流との衝突を回避することができる。
その一方で、チップシュラウドの形状を、動翼から離れるに伴って、チップシュラウドにおける回転軸線に沿う方向の長さを短くしたパーシャルカバー形状としているため、フルカバー形状のチップシュラウドと比較して、チップシュラウドの質量を軽減できる。
そのため、タービン動翼の回転時に、動翼に働く遠心荷重の増加を抑制して、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼の強度を確保することができる。
上記発明においては、前記チップシュラウドの前記動翼近傍において、前記チップシュラウドは、前記動翼の凹側から凸側に向かって、径方向外側に延びていることが望ましい。
本発明によれば、チップシュラウドにおける動翼の凸側の部分は、動翼から離れるに伴い径方向外側に向かって傾斜することから、ケーシング内を流れる主流とチップシュラウドにおける動翼の凸側の部分との衝突が回避される。言い換えると、チップシュラウドにおける動翼の凸側の部分は、凹側の部分より主流から離れていることから、ケーシング内を流れる主流とチップシュラウドにおける動翼の凸側の部分との衝突が回避される。
上記発明においては、前記動翼における凸側の部分と前記チップシュラウドとを繋ぐフィレット形状の曲率が、前記動翼における凹側の部分と前記チップシュラウドとを繋ぐフィレット形状の曲率よりも小さいことが望ましい。
本発明によれば、動翼における凸側の部分に係るフィレット形状の曲率を、凹側の部分に係るフィレット形状の曲率よりも小さくすることにより、動翼の近傍において、チップシュラウドの内周面における動翼の凸側部分は、凹側部分よりも径方向外側に配置される。そのため、ケーシング内を流れる主流とチップシュラウドにおける動翼の凸側の部分との衝突が回避される。
本発明のタービンによれば、チップシュラウドの内周面に係る傾斜角θbは、ケーシングの内周面に係る平均傾斜角θaよりも大きいことから、ケーシング内を流れる主流とチップシュラウドとの衝突を回避し、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼の性能や、タービンの性能の向上を図ることができるという効果を奏する。
さらに、チップシュラウドの形状を、動翼から離れるに伴って、チップシュラウドにおける回転軸線に沿う方向の長さを短くしたパーシャルカバー形状としているため、タービンの運転時に、動翼に働く遠心荷重の増加を抑制して、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼の強度を確保することができるという効果を奏する。
本発明のタービン動翼によれば、チップシュラウドの内周面における動翼の凸側の部分を、凹側の部分よりも径方向外側に配置することにより、ケーシング内を流れる主流とチップシュラウドにおける動翼の凸側の部分との衝突が回避され、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼の性能や、タービンの性能の向上を図ることができるという効果を奏する。
チップシュラウドの形状を、動翼から離れるに伴って、チップシュラウドにおける回転軸線に沿う方向の長さを短くしたパーシャルカバー形状としているため、タービン動翼の回転時に、動翼に働く遠心荷重の増加を抑制して、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼の強度を確保することができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係るタービン1ついて図1から図3を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るタービンの構成を説明する模式図である。
タービン1には、図1に示すように、内部に燃焼ガスなどの高温流体が流れる主流流路2が形成されるケーシング3と、回転軸(図示せず)とともに回転軸線Cまわりに回転可能に配置されたタービン動翼4と、ケーシング3に取り付けられたタービン静翼5と、が設けられている。
図1に示されているタービン動翼4およびタービン静翼5は、タービン1における主流の上流側から3段目に配置された3段動翼および3段静翼である。
なお、本実施形態では、本願の発明をこれらのタービン動翼4およびタービン静翼5の周辺に適用して説明しているが、3段動翼および3段静翼の周辺に限定されるものではなく、4段動翼および4段静翼の周辺などに適用してもよく、特に限定するものではない。
ケーシング3は略円筒状に形成された部材であって、内部に主流流路2や、タービン動翼4や、タービン静翼5が配置されるものである。
ケーシング3におけるタービン動翼4およびタービン静翼5が配置された領域は、図1に示すように、内周面が、上流側から下流側に向かって(図1の左側から右側に向かって)、回転軸線Cを中心とする径方向外側に向かって傾斜して形成されている。
さらに、ケーシング3には、分割環31と、キャビティ部32と、が設けられている。
分割環31は、タービン動翼4とタービン静翼5との間に配置され、ケーシング3の一部を構成する部材であって、回転軸線Cを中心とする略円環状に形成された部材である。
キャビティ部32は、ケーシング3におけるタービン動翼4と対向する内周面に、回転軸線Cを中心とする径方向外側に向かって凹状に形成されたものである。言い換えると、キャビティ部32は、ケーシング3の内周面に形成された円環状の溝部である。
キャビティ部32に隣接するケーシング3の内周面には、タービン静翼5がキャビティ部32に沿って、略等間隔に並ぶとともに、径方向内側に向かって延びて配置されている。
なお、ケーシング3におけるタービン動翼4およびタービン静翼5が配置された領域よりも上流側(図1の左側)には、外部の空気を圧縮する圧縮機や、圧縮された空気に燃料を混合させ燃焼を行う燃焼器などが配置されていてもよく、特に限定するものではない。
タービン動翼4には、径方向に沿って延びる翼部分である動翼41と、動翼41の翼端に配置されたチップシュラウド42と、チップシュラウド42の外周面に配置されたシールフィン43と、が設けられている。
図2は、図1のタービン動翼におけるチップシュラウドおよびシールフィンなどの形状を説明する模式図である。
動翼41は、図1および図2に示すように、径方向に沿って外側に向かって延びるとともに、回転軸線Cのまわりを回転可能に支持された回転翼である。
動翼41は、断面が翼形状に形成された板状の部材であり、本実施形態では凸状に湾曲した面の側(図2の左側)を背側(凸側)、凹状に湾曲した面の側(図2の右側)を腹側(凹側)として説明する。
チップシュラウド42は、図1および図2に示すように、他の複数のタービン動翼4に設けられたチップシュラウド45とともに、回転軸線Cを中心とする円環状のシュラウドを構成するものである。
径方向外側から見たチップシュラウド42は、図2に示すように、動翼41の近傍において最も回転軸線Cに沿う方向(図2の上下方向)、言い換えると、主流流れに沿う方向の寸法である幅が最も広く、動翼41から周方向(図2の左右方向)に沿って離れるに伴い、幅が狭くなる形状とされている。
さらに、チップシュラウド42は、幅が狭くなった部分で隣接する他のチップシュラウド42と当接している。
シールフィン43は、動翼のチップシュラウド42と、キャビティ部32との隙間を狭めてTipクリアランスを形成することにより、流れるバイパス流れを抑制するものである。
具体的には、シールフィン43は、チップシュラウド42の外周面から径方向外側に向かって延びるリング板状の部材である。
ここで、本実施形態の特徴であるケーシング3の内周面に係る平均傾斜角θaと、チップシュラウド42の内周面に係る傾斜角θbと、の関係について説明する。
ケーシング3の内周面に係る平均傾斜角θaは、図1に示すように、タービン静翼5の後縁における内周面と、分割環31の後流側端部における内周面と、を結んだ平均傾斜線Gと、回転軸線Cとの間の角度である。一方で、チップシュラウド42の内周面に係る傾斜角θbは、チップシュラウド42の内周面と、回転軸線Cとの間の角度である。
上述の平均傾斜角θaおよび傾斜角θbは、少なくとも以下の式(1)の関係を満たしている。
θa<θb ・・・(1)
さらには、以下の式(2)の関係を満たしていることがより好ましい。
θb−θa>5° ・・・(2)
言い換えると、チップシュラウド42のける動翼41から離れた部分の上流側端部42bと、上述の平均傾斜線Gとの間の距離Lbは、チップシュラウド42における動翼41の近傍部分の上流側端部42aと、上述の平均傾斜線Gとの間の距離Laよりも長く設定されている。
さらに言い換えると、上流側端部42aは、上述の平均傾斜線Gよりも径方向外側に配置され、上流側端部42bはさらに径方向外側に配置されている。
次に、タービン動翼4とキャビティ部32との間の距離dx1と、タービン動翼4に係るコード長dx2との関係について説明する。
距離dx1は、チップシュラウド42における上流側端部42aと、キャビティ部32の上流側端部との間、言い換えると、上流側端部42aと分割環31の下流側端部との間の距離を、回転軸線Cに沿って計測される距離である。
コード長dx2は、動翼41の径方向外側端部における回転軸線Cに沿う方向の長さである。
上述の距離dx1およびコード長dx2は、少なくとも以下の式(3)の関係を満たしている。
dx1<0.5×dx2 ・・・(3)
さらには、以下の式(4)の関係を満たしていることが好ましい。
0.3×dx2<dx1<0.5×dx2 ・・・(4)
望ましくは、以下の式(5)の関係を満たしていることがより好ましい。
dx1=0.45×dx2 ・・・(5)
次に、上記の構成からなるタービン1における高温流体の流れについて説明する。
タービン1の主流流路2を流れる高温流体は、図1に示すように、タービン静翼5の間を通過した後、ケーシング3の内周面に沿って下流側のタービン動翼4に向かって流れる。言い換えると、ケーシング3の内周面に係る平均傾斜角θaにしたがって、流路断面積を拡大させつつ下流に向かって流れる。
図3は、図1のタービン動翼周辺の高温流体の流れを説明する模式図である。
分割環31からキャビティ部32に流入した高温流体の一部は、図3に示すように、チップシュラウド42の上流側端部42bと、分割環31との隙間からキャビティ部32に流入して循環流れを形成する。一方で、その他の高温流体はチップシュラウド42の内周面に沿って下流に向かって流れる。
チップシュラウド42の上流側端部42aにおいても、チップシュラウド42がキャビティ部32の内部、言い換えると、分割環31の内周面よりも径方向外側に配置されているため、高温流体は、チップシュラウド42と衝突することなく下流に向かって流れる。
上記の構成によれば、チップシュラウド42の内周面に係る傾斜角θbは、ケーシング3の内周面に係る平均傾斜角θaよりも大きいことから、ケーシング3内を流れる高温流体とチップシュラウド42との衝突を回避し、動翼41およびチップシュラウド42を有するタービン動翼4の性能や、タービン1の性能の向上を図ることができる。
具体的には、ケーシング3の内周面に沿って、回転軸線Cに対して略平均傾斜角θaの方向に流れる主流は、タービン動翼4が配置された領域においても、略平均傾斜角θbの方向に流れる。一方で、チップシュラウド42の内周面に係る傾斜角θbは平均傾斜角θaよりも大きいことから、高温流体の下流側に向かうほどチップシュラウド42の内周面と、上述の主流との間の間隔は広くなる。
そのため、チップシュラウドにおける動翼41から離れた部分は、動翼41近傍の部分と比較して、上述の主流との間の間隔が広くなる。その結果、上述の主流との衝突と衝突が起こりやすいチップシュラウド42における動翼41から離れた部分、つまり上流側端部42bにおける上述の衝突が起こりにくくなる。言い換えると、チップシュラウド42との衝突による主流の乱れの発生が回避され、タービン動翼4の性能や、タービン1の性能の向上を図ることができる。
その一方で、チップシュラウド42の形状を、動翼41から離れるに伴って、チップシュラウド42における回転軸線Cに沿う方向の長さを短くしたパーシャルカバー形状としているため、フルカバー形状のチップシュラウドと比較して、チップシュラウド42の質量を軽減することができる。
そのため、タービン1の運転時に、動翼41に働く遠心荷重の増加を抑制して、タービン動翼4の強度を確保することができる。
チップシュラウド42の内周面に係る傾斜角θbを、ケーシング3の内周面に係る平均傾斜角θaよりも5°以上大きくすることにより、ケーシング3内を流れる高温流体とチップシュラウド42との衝突をより確実に回避し、タービン動翼4の性能や、タービン1の性能の向上を図ることができる。
間隔dx1をコード長dx2の半分より短くすることにより、ケーシング3内を流れる高温流体とチップシュラウド42との衝突をより確実に回避し、動翼およびチップシュラウドを有するタービン動翼4の性能や、タービン1の性能の向上を図ることができる。
具体的には、間隔dx1を上述のように短くすることにより、ケーシング3内を流れる高温流体がキャビティ部32とチップシュラウド42との隙間に流入しにくくなり、チップシュラウド42における主流の下流側に凹んだ部分における上述の衝突が起こりにくくなる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図4から図9を参照して説明する。
本実施形態のタービンの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、タービン動翼におけるチップシュラウドの形状が異なっている。よって、本実施形態においては、図4から図9を用いてタービン動翼の周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図4は、本実施形態のタービンにおけるタービン動翼の形状を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のタービン101におけるタービン動翼104には、図4に示すように、径方向に沿って延びる翼部分である動翼41と、動翼41の翼端に配置されたチップシュラウド142と、チップシュラウド142の外周面に配置されたシールフィン43およびコンタクトリブ145と、が設けられている。
図5は、図4のチップシュラウドの形状を説明する高温流体の流れの上流側から見た図である。図6は、図4のチップシュラウドの形状を説明する径方向外側から見た図である。
チップシュラウド142は、図4および図5に示すように、他の複数のタービン動翼104に設けられたチップシュラウド142とともに、回転軸線Cを中心とする円環状のシュラウドを構成するものである。
高温流体の流れの上流側から見たチップシュラウド142は、図4に示すように、動翼41の近傍において、動翼41の腹側から背側(図5の左側から右側)に向かって、径方向外側(図5の上側)に傾斜している。
その一方で、チップシュラウド142における動翼41から離れた端部では、隣接するチップシュラウド142とともに、滑らかな内周面を形成するように、動翼41の近傍とは逆向きに傾斜している。
このようにチップシュラウド142を構成することで、チップシュラウド142における動翼41の背側近傍(図5の右側)の内周面は、腹側近傍(図5の左側)の内周面よりも径方向外側に配置される。
径方向外側から見たチップシュラウド142は、図5に示すように、動翼41の近傍において最も回転軸線Cに沿う方向(図5の上下方向)、言い換えると、主流流れに沿う方向の寸法である幅が最も広く、動翼41から周方向(図5の左右方向)に沿って離れるに伴い、幅が狭くなる形状とされている。
さらに、チップシュラウド142は、幅が狭くなった部分で隣接する他のチップシュラウド142と当接している。
コンタクトリブ145は、チップシュラウド142におけるチップシュラウド142同士が接触する端部に設けられた板状の部材であって、チップシュラウド142の外周面から径方向外側に向かって延びるとともに、回転軸線Cに沿って延びるものである。
このように構成することで、隣接するコンタクトリブ145同士が面接触する。
次に、上記の構成からなるタービン101における高温流体の流れについて説明する。
まず、タービン動翼104における動翼41の背側における高温流体の流れについて説明し、その後に、動翼41の腹側における高温流体の流れについて説明する。
図7は、図5のタービン動翼の背側における高温流体の流れを説明するA−A断面視図である。
タービン動翼104における動翼41の背側の近傍では、図7に示すように、高温流体が流れる。つまり、チップシュラウド142における動翼41の背側近傍の部分が、腹側近傍の部分と比較して径方向外側、言い換えると、高温流体の流れから離れて配置されているため、分割環31の領域からタービン動翼104の領域に流入した高温流体は、チップシュラウド142と衝突することなく、滑らかに下流に向かって流れる。
図8は、図5のタービン動翼の腹側における高温流体の流れを説明するB−B断面視図である。
タービン動翼104における動翼41の腹側の近傍では、図8に示すように、高温流体が流れる。つまり、チップシュラウド142における動翼41の腹側近傍の部分が、背側近傍の部分と比較して径方向内側、言い換えると高温流体の流れに接近して配置されているため、分割環31の領域からタービン動翼104の領域に流入した高温流体は、キャビティ部32内で強い循環流れ(図9参照。)を形成することなく、滑らかに下流に向かって流れる。
図9は、タービン動翼の腹側において強い循環流れが形成された場合の高温流体の流れを説明する模式図である。
チップシュラウド142における動翼41の腹側近傍の部分が、背側近傍の部分と同様に、径方向外側に配置され、高温流体の流れから離れて配置されていると、図9に示すように、キャビティ部32の内部、言い換えると、分割環31とタービン動翼104との間に強い循環流れSが形成される。この循環流れSにより、高温流体の流れが曲げられタービン動翼104の性能が低下する。
動翼41の背側の近傍と腹側の近傍と比較すると、背側の近傍における高温流体の流速が早い。そのため、チップシュラウド142における動翼41の背側近傍は、径方向外側に配置されていても、腹側の近傍のように強い循環流れが形成されることなく、滑らかに下流に向かって流れる。
その一方で、チップシュラウド142における動翼41の腹側の近傍は、径方向内側に配置されていても、背側の近傍のように高温流体の流れがチップシュラウド142に衝突することなく、滑らかに下流に向かって流れる。
上記の構成によれば、チップシュラウド142における動翼41の背側の部分を、腹側の部分よりも径方向外側に配置することにより、ケーシング3内を流れる高温流体とチップシュラウド142における動翼41の背側の部分との衝突が回避され、タービン動翼104の性能や、タービン101の性能の向上を図ることができる。
具体的には、動翼41の背側を流れる高温流体は、動翼41の腹側を流れる高温流体と比較して、キャビティ部32とチップシュラウド142との隙間に流入しやすく、チップシュラウド142と衝突しやすい。そこで、上述のように、チップシュラウド142における動翼の背側の部分を、高温流体から離れた径方向外側に配置することにより、背側の部分に係るチップシュラウド142と高温流体の流れとの衝突を回避することができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図10および図11を参照して説明する。
本実施形態のタービンの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、タービン動翼におけるチップシュラウドの形状が異なっている。よって、本実施形態においては、図10および図11を用いてタービン動翼の周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図10は、本実施形態のタービンにおけるタービン動翼の形状を説明する模式図である。図11は、図10のチップシュラウドの形状を説明する径方向外側から見た図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のタービン201におけるタービン動翼204には、図10および図11に示すように、径方向に沿って延びる翼部分である動翼41と、動翼41の翼端に配置されたチップシュラウド242と、チップシュラウド242の外周面に配置されたシールフィン43およびコンタクトリブ145と、が設けられている。
チップシュラウド242は、他の複数のタービン動翼204に設けられたチップシュラウド242とともに、回転軸線Cを中心とする円環状のシュラウドを構成するものである。
動翼41における背側の面(図10の向かって右側の面)と、チップシュラウド242の内周面とは、背側フィレット243により滑らかにつながれている。一方、動翼41における腹側の面(図10の向かって左側の面)と、チップシュラウド242の内周面とは、腹側フィレット244により滑らかにつながれている。
背側フィレット243は、腹側フィレット244よりも曲率半径が小さい。そのため、動翼41の近傍において、動翼41の背側近傍におけるチップシュラウド242の内周面は、腹側近傍におけるチップシュラウド242の内周面よりも径方向外側(図10の上側)に配置される。
言い換えると、腹側フィレット244は、背側フィレット243よりも曲率半径が大きい。そのため、動翼41の近傍において、動翼41の腹側近傍におけるチップシュラウド242の内周面は、背側近傍におけるチップシュラウド242の内周面よりも径方向内側(図10の下側)に配置される。
径方向外側から見たチップシュラウド242は、図11に示すように、動翼41の近傍において最も回転軸線Cに沿う方向(図11の上下方向)、言い換えると、主流流れに沿う方向の寸法である幅が最も広く、動翼41から周方向(図11の左右方向)に沿って離れるに伴い、幅が狭くなる形状とされている。
さらに、チップシュラウド242は、幅が狭くなった部分で隣接する他のチップシュラウド242と当接している。他のチップシュラウド242と当接するチップシュラウド242の端部は、図11に示すように、動翼41の背側の面に近く、腹側の面から離れる位置に配置されている。
上記の構成からなるタービン201における高温流体の流れは、第2の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
上記の構成によれば、背側フィレット243の曲率半径を、腹側フィレット244の曲率半径よりも小さくすることにより、動翼41の近傍において、チップシュラウド242の内周面における動翼41の背側部分は、腹側部分よりも径方向外側に配置される。そのため、ケーシング3内を流れる高温流体と、チップシュラウド242における動翼41の背側の部分との衝突を回避することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、この発明をガスタービンのタービン動翼に適用して説明したが、この発明はガスタービンのタービン動翼に限られることなく、蒸気タービンなどの各種タービンのタービン動翼に適用できるものである。
本発明の第1の実施形態に係るタービンの構成を説明する模式図である。 図1のタービン動翼におけるチップシュラウドおよびシールフィンなどの形状を説明する模式図である。 図1のタービン動翼周辺の高温流体の流れを説明する模式図である。 本発明の第2の実施形態のタービンにおけるタービン動翼の形状を説明する模式図である。 図4のチップシュラウドの形状を説明する高温流体の流れの上流側から見た図である。 図4のチップシュラウドの形状を説明する径方向外側から見た図である。 図5のタービン動翼の背側における高温流体の流れを説明するA−A断面視図である。 図5のタービン動翼の腹側における高温流体の流れを説明するB−B断面視図である。 タービン動翼の腹側において強い循環流れが形成された場合の高温流体の流れを説明する模式図である。 本実施形態のタービンにおけるタービン動翼の形状を説明する模式図である。 図10のチップシュラウドの形状を説明する径方向外側から見た図である。 パーシャルカバー形状のシュラウドを径方向外側から見た模式図である。 図12のパーシャルカバー形状のシュラウドを有するタービン動翼まわりにおける作動流体の流れを説明する模式図である。
符号の説明
1,101,201 タービン
2 主流流路
4,104,204 タービン動翼
5 タービン静翼
32 キャビティ部
41 動翼
42,142,242 チップシュラウド
θa 平均傾斜角
θb 傾斜角
C 回転軸線

Claims (6)

  1. 下流に向かって径が大きくなる略円筒状ケーシングの主流流路内を回転軸線回りに回転する動翼と、
    該動翼に対して前記回転軸線方向に間隔をあけて、前記ケーシングに配置された静翼と、
    前記動翼における径方向外側の端部に配置されて円環状のシュラウドの一部を構成するとともに、前記動翼から離れるに伴って前記回転軸線に沿う方向の長さが短くなるチップシュラウドと、
    前記ケーシングにおける前記動翼と対向する位置に凹状に形成され、前記チップシュラウドが内部に収納されるキャビティ部と、
    が設けられ、
    前記チップシュラウドの内周面における前記回転軸線に対する傾斜角θbが、
    前記ケーシングの内周面における前記回転軸線に対する傾斜角度であって、前記主流の上流側に配置された前記静翼の後縁から、前記主流の下流側に配置された前記キャビティ部までの平均傾斜角θaよりも大きいことを特徴とするタービン。
  2. 前記チップシュラウドの内周面に係る傾斜角θbが、前記ケーシングの内周面に係る平均傾斜角θaよりも5°以上大きいことを特徴とする請求項1記載のタービン。
  3. 前記チップシュラウドにおける前記主流の上流側端部から、前記キャビティ部における上流側端部までの前記回転軸線に沿った方向の距離である間隔dx1と、
    前記動翼の径方向外側端部における前記回転軸線に沿った方向の長さであるコード長dx2と、
    がdx1<0.5×dx2の関係式を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載のタービン。
  4. ケーシングの主流流路内を回転軸線まわりに回転する動翼と、
    前記動翼における径方向外側の端部に配置されて円環状のシュラウドの一部を構成するとともに、前記動翼から離れるに伴って前記回転軸線に沿う方向の長さが短くなるチップシュラウドと、が設けられ、
    前記チップシュラウドの内周面における前記動翼の凸側の部分が、前記チップシュラウドの内周面における前記動翼の凹側の部分よりも径方向外側に配置されていることを特徴とするタービン動翼。
  5. 前記チップシュラウドの前記動翼近傍において、前記チップシュラウドは、前記動翼の凹側から凸側に向かって、径方向外側に延びていることを特徴とする請求項4記載のタービン動翼。
  6. 前記動翼における凸側の部分と前記チップシュラウドとを繋ぐフィレット形状の曲率が、
    前記動翼における凹側の部分と前記チップシュラウドとを繋ぐフィレット形状の曲率よりも小さいことを特徴とする請求項4記載のタービン動翼。
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