JP6745233B2 - タービン及びガスタービン - Google Patents

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Description

この発明は、タービン及びガスタービンに関する。
一般に、ガスタービンは、圧縮機と、燃焼器と、タービンと、を備えている。圧縮機は、外気を圧縮して高圧空気を生成し、燃焼器は、この圧縮機によって生成された高圧空気と燃料とを混合燃焼させることで高温高圧の燃焼ガスを生成する。タービンは、この燃焼器により生成された燃焼ガスによって駆動される。
タービンの下流側には、内筒と外筒とストラットとを有したディフューザが設けられている(例えば、特許文献1参照)。内筒は、ディフューザの内周側に配置されており、外筒は、この内筒を外周側から覆うことで内筒との間に排気流路を形成している。ストラットは、周方向に間隔をあけて複数設けられ、それぞれ内筒の外周面からタービンの径方向に延びている。これらストラットを介して、内筒及び外筒が接続されている。
ディフューザの排気流路は、燃焼ガスの流れる方向の上流から下流に向かうにしたがって次第に流路面積が拡大するように形成されている。タービンを駆動した燃焼ガス(排気ガス)は、このように形成された排気流路を通過することで静圧回復される。
上記ディフューザの性能向上は、ガスタービンの圧力比を実質的に増加させる。そのため、ディフューザの性能向上によってガスタービン全体の効率向上を図ることができる。
特許第3999803号公報
ディフューザにおいて、排気流路を形成する内筒の外周面に境界層が形成される。ディフューザ流れは、逆圧力勾配であるため、流れの運動量が低下し易い。そのため、局所的な運動量欠損による剥離領域が生じると、流れの下流に向けて剥離が進展して大規模化する可能性がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ディフューザの排気性能を向上させてガスタービン全体の効率向上を図ることができるタービン及びガスタービンを提供するものである。
上記の課題を解決するために以下の構成を採用する。
この発明の第一態様によれば、タービンは、軸線に沿って延びるとともに前記軸線回りに回転可能なタービンロータと、前記タービンロータを外周側から覆うタービンケーシングと、前記タービンロータの外周面上で前記軸線の周方向に配列された複数のタービン動翼と、前記タービンケーシングの内周面上で前記タービン動翼に対して前記軸線方向の一方側に隣り合うように設けられるとともに、周方向に配列された複数のタービン静翼と、前記タービン動翼の軸線方向の他方側に設けられ、軸線方向の一方側から他方側に向かって排気ガスが流れる排気流路を形成するディフューザと、を備え、前記ディフューザは、前記軸線に沿って延びる内筒と、前記内筒を外周側から覆うとともに、前記内筒との間に前記排気流路を形成する外筒と、を備え、前記内筒は、前記軸線方向の一方側から他方側に向かうに従って前記軸線を中心とする径方向の内側から外側に向かって延びる第一傾斜面と、前記第一傾斜面よりも前記軸線方向の他方側に配置されるとともに、前記軸線方向の一方側から他方側に向かうに従って前記径方向の外側から内側に向かって延びる第二傾斜面と、を備え、前記第一傾斜面は、前記軸線を含む断面視で、前記複数のタービン動翼のプラットフォームを前記軸線方向の他方側に延長した延長線と交差するように配置され、前記第二傾斜面は、前記延長線よりも前記径方向の外側に配置され、前記延長線と、前記第二傾斜面のうち最も前記径方向外側に配置された第二頂部との前記軸線方向の同一位置における距離である第二距離は、前記延長線と、前記第一傾斜面のうち最も前記径方向の外側に配置された第一頂部との前記軸線方向の同一位置における距離である第一距離よりも長い
この発明の第二態様によれば、第一態様に係る前記内筒は、前記軸線方向の最も一方側に前記第一傾斜面を備えていてもよい。
この発明の第三態様によれば、第一または第二態様に係るタービンにおいて、前記内筒と、前記プラットフォームとの間には、前記排気流路へシールガスを流入させるためのシールガス流入口を備えていてもよい。
この発明の第四態様によれば、第一から第三態様の何れか一つの態様に係る内筒は、前記第一傾斜面よりも前記軸線方向の他方側の外周面が、前記延長線よりも前記径方向の外側に配置されていてもよい。
この発明の第五態様によれば、第一から第四態様の何れか一つの態様に係るタービンにおいて、前記第一距離は、前記タービン動翼の翼高さに対して10%以下とされていてもよい。
このように構成することで、第一傾斜面によって、境界層の発達を抑制して、内筒の外周面から流れが剥離することを抑制できる。
また、例えば、第一距離が翼高さの10%を超える場合には、プラットフォームの延長線と第一頂部とのオフセット量が過大になり、内筒の外周面に沿う流れの向きが径方向外側を向き過ぎて剥離等を生じさせる可能性が有る。しかし、第一距離を翼高さの10%以下とすることで、上記の流れの向きに起因する剥離を抑制しつつ、ディフューザの内筒の外周面に沿って形成される境界層の厚さを抑制できる。
さらに、上記シールガス流入口を備えディフューザの入口においてシールガスが流入する場合であっても、内筒の外周面近傍の流れの速度が低下することを抑制できる。そのため、シールガスの流入によって境界層が発達し易い条件下にあっても、内筒の外周面に沿う境界層が下流側に向かって発達して境界層の流れが剥離してしまうことを抑制できる。
この発明の第態様によれば、第態様に係る第一距離は、前記翼高さに対して5%以下とされていてもよい。
このように構成することで、より一層、流れの向きに起因する剥離を抑制することができる。
この発明の第態様によれば、第態様に係る第一距離は、前記翼高さに対して3%以下とされていてもよい。
このように構成することで、より一層、流れの向きに起因する剥離を抑制することができる。
この発明の第態様によれば、第から第態様の何れか一つの態様に係る第一距離は、0%よりも大きくてもよい。
このように構成することで、延長線から第一頂部が径方向外側に配置される分だけ、排気ガスの主流の全圧を高めて、ディフューザの内筒の外周面に沿って形成される境界層の厚さを抑制できる。
この発明の第態様によれば、第から第態様の何れか一つの態様に係る第一頂部は、前記軸線方向における前記プラットフォームの他方側の縁部よりも前記径方向の外側に配置されていてもよい。
このように構成することで、タービン動翼出口における境界層の厚さよりも、ディフューザの第一頂部の位置における境界層の厚さを減少させることができる。そのため、ディフューザの下流側に向かって境界層が発達することを抑制できる。
この発明の第十態様によれば、第五から第九態様の何れか一つの態様に係る前記第二距離は、前記タービン動翼の翼高さに対して10%以下とされていてもよい。
このように構成することで、第二傾斜面によってディフューザの流路断面積を径方向内側に向かって拡大することができる。さらに、第二頂部がタービン動翼の翼高さに対して10%以下であるため、流れが第二頂部を超える際に、第二傾斜面の傾斜よって流れが剥離してしまうことを抑制できる。
この発明の第十一態様によれば、第態様に係る第二距離は、前記翼高さに対して5%以下とされていてもよい。
このように構成することで、より一層、剥離を抑制することができる。
この発明の第十二態様によれば、第態様に係る第二距離は、前記翼高さに対して3%以下とされていてもよい。
このように構成することで、より一層、剥離を抑制することができる。
この発明の第十三態様によれば、第から第十二態様の何れか一つの態様に係る第二距離は、0%よりも大きくてもよい。
このように構成することで、延長線から第二頂部が径方向外側に配置される分だけ、排気ガスの主流の全圧を高めて、ディフューザの内筒の外周面に沿って形成される境界層の厚さを抑制できる。
この発明の第十四態様によれば、第十から第十三態様の何れか一つの態様に係るタービンにおいて、前記第一頂部と前記第二頂部とを接続する接続面を備えてもよい。
このように構成することで、第一傾斜面と接続面との角度差、接続面と第二傾斜面との角度差をそれぞれ小さくすることができる。その結果、第一傾斜面と接続面との間、及び接続面と第二傾斜面との間でそれぞれ流れが剥離することを抑制できる。
この発明の第十五態様によれば、第五から第十四態様の何れか一つの態様に係るディフューザは、前記内筒と前記外筒とを接続するストラットを備え、前記内筒は、前記軸線方向で前記ストラットが配置されている範囲内に、前記軸線に対する傾斜角度が変化する変化点を備え、前記軸線方向における前記内筒の入口から前記変化点までの範囲で、前記延長線とこの延長線よりも前記径方向の外側に配置される前記内筒の外周面との前記軸線方向の同一位置における距離のうち最も大きい値となる第三距離が、前記タービンの動翼の翼高さに対して10%以下とされていてもよい。
ストラットの下流側においては、流路断面積が拡大して境界層が発達し易い。これに対して、第三距離をタービンの動翼の翼高さに対して10%以下とすることで、動翼からストラットの位置で流れの剥離が生じることを抑制しつつ、境界層の発達も抑制できる。そのため、ディフューザの性能を向上できる。
この発明の第十六態様によれば、第十五態様に係る第三距離は、前記翼高さに対して5%以下とされていてもよい。
このように構成することで、より一層、ストラットよりも上流側で剥離が生じることを抑制できる。
この発明の第十七態様によれば、第十五態様に係る第三距離は、前記翼高さに対して3%以下とされていてもよい。
このように構成することで、より一層、ストラットよりも上流側で剥離が生じることを抑制できる。
この発明の第十八態様によれば、第十五から第十七態様の何れか一つの態様に係る第三距離は、0%よりも大きくてもよい。
このように構成することで、延長線よりも径方向外側に内筒の外周面が配置される分だけ、排気ガスの主流の全圧を高めて、ディフューザの内筒の外周面に沿って形成される境界層の厚さを抑制できる。
この発明の第十九態様によれば、第五から第十四態様の何れか一つの態様に係るディフューザは、前記内筒と前記外筒とを接続するストラットを備え、前記内筒は、前記軸線方向で前記ストラットが配置されている範囲内に、前記軸線に対する傾斜角度が変化する変化点が形成されておらず、前記軸線方向における前記内筒の入口から前記ストラットの中央位置までの範囲で、前記延長線と前記内筒の外周面との前記軸線方向の同一位置における距離のうち最も大きい値となる第四距離が、前記タービンの動翼の翼高さに対して10%以下とされていてもよい。
ストラットの下流側においては、流路断面積が拡大して境界層が発達し易い。これに対して、第四距離をタービンの動翼の翼高さに対して10%以下とすることで、動翼からストラットの位置まで流れの剥離が生じることを抑制しつつ、境界層の発達も抑制できる。そのため、ディフューザの性能を向上できる。
この発明の第二十態様によれば、第十九態様に係る第四距離は、前記翼高さに対して5%以下とされていてもよい。
このように構成することで、より一層、ストラットよりも上流側で剥離が生じることを抑制できる。
この発明の第二十一態様によれば、第十九態様に係る第四距離は、前記翼高さに対して3%以下とされていてもよい。
このように構成することで、より一層、ストラットよりも上流側で剥離が生じることを抑制できる。
この発明の第二十二態様によれば、第十九から第二十一態様の何れか一つの態様に係る第四距離は、0%よりも大きくてもよい。
このように構成することで、延長線よりも径方向外側に内筒の外周面が配置される分だけ、排気ガスの主流の全圧を高めて、ディフューザの内筒の外周面に沿って形成される境界層の厚さを抑制できる。
この発明の第二十三態様によれば、ガスタービンは、空気を圧縮した圧縮空気を生成する圧縮機と、前記圧縮空気に燃料を混合させて燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼ガスにより駆動される第一から第二十二態様の何れか一つの態様に係るタービンと、を備える。
このように構成することで、タービンのディフューザにおける圧力回復を効率よく行うことができるため、性能向上を図ることができる。
上記タービン及びガスタービンによれば、ディフューザの排気性能を向上させてガスタービン全体の効率向上を図ることができる。
この発明の第一実施形態のガスタービンの概略構成を示す構成図である。 この発明の第一実施形態におけるディフューザの軸線に沿う断面図である。 この発明の第一実施形態におけるディフューザ入口を拡大した概略図である。 この発明の第二実施形態における図3に相当する図である。 この発明の第三実施形態における図3に相当する図である。
(第一実施形態)
次に、この発明の第一実施形態におけるタービン及びガスタービンを図面に基づき説明する。
図1は、この発明の第一実施形態のガスタービンの概略構成を示す構成図である。
図1に示すように、この第一実施形態に係るガスタービン100は、圧縮機1と、燃焼器3と、タービン2Aと、を備えている。
圧縮機1は、高圧空気を生成する。圧縮機1は、圧縮機ロータ11と、圧縮機ケーシング12と、を備えている。圧縮機ケーシング12は、圧縮機ロータ11を外周側から覆っており、軸線Amに沿って延びている。
圧縮機ロータ11の外周面には、軸線Am方向に間隔をあけて配列された複数の圧縮機動翼段13が設けられている。これら圧縮機動翼段13は、複数の圧縮機動翼14をそれぞれ備えている。各圧縮機動翼段13の圧縮機動翼14は、圧縮機ロータ11の外周面上で軸線Amの周方向に間隔をあけて配列されている。
圧縮機ケーシング12の内周面には、軸線Am方向に間隔をあけて配列された複数の圧縮機静翼段15が設けられている。これら圧縮機静翼段15は、軸線Am方向で上記圧縮機動翼段13と交互に配置されている。これら圧縮機静翼段15は、複数の圧縮機静翼16をそれぞれ備えている。各圧縮機静翼段15の圧縮機静翼16は、圧縮機ケーシング12の内周面上で軸線Amの周方向に間隔をあけて配列されている。
燃焼器3は、圧縮機1で生成された高圧空気に燃料を混合して燃焼させることで燃焼ガスを生成する。燃焼器3は、圧縮機ケーシング12とタービン2Aのタービンケーシング22との間に設けられている。この燃焼器3によって生成された燃焼ガスは、タービン2Aに供給される。
タービン2Aは、燃焼器3で生成された燃焼ガスによって駆動する。このタービン2Aは、タービンロータ21と、タービンケーシング22と、ディフューザ4Aと、を有している。
タービンロータ21は、軸線Amに沿って延びている。このタービンロータ21の外周面には、軸線Am方向に間隔をあけて配列された複数のタービン動翼段23が設けられている。これらタービン動翼段23は、複数のタービン動翼24をそれぞれ備えている。各タービン動翼段23のタービン動翼24は、タービンロータ21の外周面上で軸線Amの周方向に間隔をあけて配列されている。
タービンケーシング22は、タービンロータ21を外周側から覆っている。このタービンケーシング22の内周面には、軸線Am方向に間隔をあけて配列された複数のタービン静翼段25が設けられている。タービン静翼段25は、軸線Am方向で上記タービン動翼段23と交互に配置されている。これらタービン静翼段25は、複数のタービン静翼26をそれぞれ備えている。各タービン静翼段25のタービン静翼26は、タービンケーシング22の内周面上で軸線Amの周方向に間隔をあけて配列されている。
圧縮機ロータ11とタービンロータ21とは、軸線Am方向に一体に接続されている。これら圧縮機ロータ11とタービンロータ21とによって、ガスタービンロータ91が構成されている。同様に、圧縮機ケーシング12とタービンケーシング22とは、軸線Amに沿って一体に接続されている。これら圧縮機ケーシング12とタービンケーシング22とによってガスタービンケーシング92が構成されている。
ガスタービンロータ91は、ガスタービンケーシング92の内部で軸線Am回りに一体に回転可能とされている。
ガスタービン100を運転するに当たっては、まず外部の駆動源によって圧縮機ロータ11(ガスタービンロータ91)を回転駆動する。圧縮機ロータ11の回転に伴って外部の空気が順次圧縮され、高圧空気が生成される。この高圧空気は、圧縮機ケーシング12を通じて燃焼器3内に供給される。燃焼器3内では、燃料がこの高圧空気に混合されて燃焼し、高温高圧の燃焼ガスが生成される。燃焼ガスはタービンケーシング22を通じてタービン2A内に供給される。タービン2A内では、タービン動翼段23、及びタービン静翼段25に燃焼ガスが順次衝突することで、タービンロータ21(ガスタービンロータ91)に対して回転駆動力が与えられる。この回転エネルギーは、例えば、軸端に連結された発電機G等の駆動に利用される。タービン2Aを駆動した燃焼ガスは、排気ガスとしてディフューザ4Aを通過する際に圧力(静圧)が高められた後、外部に排出される。
図2は、この発明の第一実施形態におけるディフューザの軸線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように、ディフューザ4Aは、タービンケーシング22(ガスタービンケーシング92)に一体に設けられている。このディフューザ4Aは、内筒41と、外筒42と、ストラット43,44と、を備えている。
内筒41は、軸線Amに沿って延びる筒状に形成されている。この内筒41の内側には、ガスタービンロータ91の軸端部91Aを回転可能に支持する軸受装置等が設けられている。
外筒42は、内筒41を外周側から覆う筒状に形成されている。外筒42は、内筒41との間に、タービン2Aから排出された排気ガスが流れる排気流路Cを形成している。外筒42と内筒41との間に形成されている排気流路Cの断面積(軸線Amに直交する断面積)は、軸線Am方向一方側から他方側に向かって、徐々に拡大している。このように排気流路Cの断面積が次第に拡大することで、排気流路C内を流れる排気ガスの運動エネルギーが、漸次圧力エネルギーに変換(圧力回復)される。
ストラット43,44は、排気流路Cの中に配置され、内筒41と外筒42とを接続している。これらストラット43,44によって内筒41に対して外筒42が固定・支持されている。ストラット43は、複数のタービン動翼段23のうちで軸線Am方向の最も他方側に位置する最終段のタービン動翼段23に対して、軸線Am方向で隣り合うように配置されている。
ストラット44は、ストラット43から軸線Am方向他方側に離間した位置に設けられている。なお、この第一実施形態におけるストラット43,44は、排気ガスに対する形状抵抗を低減可能な形状となっている。排気ガスに対する形状抵抗を低減可能な形状としては、例えば、排気ガスの流れる方向に長い断面長円形状や、排気ガスの流れる方向に翼弦が延びる翼型を例示できる。
図3は、この発明の第一実施形態におけるディフューザ入口を拡大した概略図である。
図3に示すように、ガスタービン100は、ディフューザ4Aの入口に、シールガス流入口50を備えている。このシールガス流入口50は、例えば、圧縮機1により生成した圧縮空気の一部等をシールガスとして、上述したディフューザ4Aの内筒41と、タービンロータ21との隙間から、排気流路Cの内側に向かって流入させている。
内筒41の外周面41Aは、第一傾斜面51と第二傾斜面52と、接続面53と、を備えている。
第一傾斜面51は、軸線Am方向の一方側であるタービンロータ21側から他方側であるディフューザ4Aの出口側に向かうに従って軸線Amを中心とする径方向の内側から外側に向かうように延びている。この図3で示す断面における第一傾斜面51は、タービンロータ21側ほど軸線Amに一定の傾斜角度で近づく傾斜面である場合を例示している。しかし、第一傾斜面51は、一定の傾斜角度である場合に限られない。例えば、図3の断面において、軸線Am方向の一方側から他方側に向かうに従って軸線Amを中心とする径方向の内側から外側に向かう凸曲面状や凹曲面状としても良い。この凸曲面状や凹曲面状の曲率半径は、例えば、軸線Am方向における第一傾斜面51の長さよりも長くすることが好ましい。また、第一傾斜面51は、上記の凸曲面や凹曲面を組み合わせて形成しても良い。
第一傾斜面51は、軸線Amを含む断面視で、最も下流側に配置されたタービン動翼段23のタービン動翼24のプラットフォーム54を軸線Am方向の他方側に延長した延長線55(図3中、破線で示す)と交差するように配置されている。言い換えれば、第一傾斜面51の軸線Am方向における一方側の前縁部56aは、延長線55よりも軸線Amを中心とする径方向の内側に配置されている。さらに、第一傾斜面51の軸線Am方向における他方側の後縁部56bは、延長線55よりも軸線Amを中心とする径方向の外側に配置されている。この第一実施形態における、軸線Amを含む断面における第一傾斜面51と延長線55とのなす角のうち、径方向内側の角の角度θは、鋭角(例えば、15度程度)となっている。なお、第一傾斜面51が曲面である場合には、上記断面における曲面の接線と延長線55とのなす角度θが鋭角となる。
第一傾斜面51は、内筒41において、軸線Am方向の最も一方側に形成されている。この第一実施形態における第一傾斜面51は、梁部57に形成されている。この梁部57は、シールガス流入口50の軸線Am方向他方側の内壁58から、軸線Am方向一方側に向かって片持ち梁の如く延びている。この第一実施形態における梁部57は、径方向内側に上記第一傾斜面51と平行な下面59を有している場合を例示している。しかし、下面59は、第一傾斜面51と平行な形状に限られるものではない。
第二傾斜面52は、第一傾斜面51よりも軸線Am方向の他方側に配置されている。この第二傾斜面52は、延長線55よりも径方向の外側に配置されている。
この図3で示す断面における第二傾斜面52は、ディフューザ4Aの出口に向かうにつれて軸線Amに一定の傾斜角度で近づく傾斜面である場合を例示している。しかし、第二傾斜面52は、第一傾斜面51と同様に、一定の傾斜角度である場合に限られない。例えば、第二傾斜面52は、第一傾斜面51と同様に、図3の断面において、軸線Am方向の一方側から他方側に向かうに従って軸線Amを中心とする径方向の外側から内側に向かう凸曲面状や凹曲面状としても良い。この凸曲面状や凹曲面状の曲率半径は、例えば、軸線Am方向における第二傾斜面52の長さよりも長くすることができる。また、第二傾斜面52は、上記の凸曲面や凹曲面を組み合わせて形成しても良い。
接続面53は、第一傾斜面51と第二傾斜面52とを接続している。より具体的には、接続面53は、第一傾斜面51のうち最も軸線Am方向の他方側に配置された第一頂部61と、第二傾斜面52のうち最も軸線Am方向の一方側に配置された第二頂部62とを接続している。この第一実施形態における第一傾斜面51と接続面53との間、接続面53と第二傾斜面52との間は、それぞれ角が形成されないように曲面状に接続されている場合を例示している。この接続面53は、図3に示す断面において直線状に形成される場合に限られない。接続面53は、上述した直線状に形成される場合と比較して、流れの剥離が生じない範囲で僅かに湾曲していても良い。
第一頂部61は、第一傾斜面51のうち最も延長線55から径方向外側に離間している箇所である。この第一頂部61は、軸線Am方向におけるプラットフォーム54の他方側の縁部54Aよりも径方向の外側に配置されている。
同様に第二頂部62は、第二傾斜面52のうち最も延長線55から径方向外側に離間している箇所である。この第二頂部62も、軸線Am方向におけるプラットフォーム54の他方側の縁部54Aよりも径方向の外側に配置されている。
軸線Am方向の同一位置における第一頂部61と延長線55との第一距離L1は、同じく第二頂部62と延長線との距離である第二距離L2よりも僅かに短くなっている。これにより、接続面53は、軸線Amと平行な面又は軸線Amに平行な面に近似した形状となっている。
第一距離L1は、最も下流側のタービン動翼段23を構成するタービン動翼24の翼高さに対して0%よりも大きく10%以下とすることができる。ここで、第一距離L1は、0%よりも大きく5%以下としても良い。さらに、第一距離L1は、0%よりも大きく3%以下としても良い。
第二距離L2は、第一距離L1と同様に、最も下流側のタービン動翼段23を構成するタービン動翼24の翼高さに対して0%よりも大きく10%以下とすることができる。さらに、第二距離L2は、0%よりも大きく5%以下としても良い。さらに、第二距離L2は、0%よりも大きく3%以下としても良い。
図3において、太い実線で示しているのは、軸線Am方向における排気ガスの速度分布である。この速度分布において、プラットフォーム54付近においては、流れがプラットフォーム54に接することで、流速が低下していることを示している。この流速の低下する範囲が径方向外側に増加することが、境界層の発達を意味する。
図3に示すように、最下流のタービン動翼段23の下流側における排気ガスの主流は、プラットフォーム54に沿って境界層を形成する。ここで、図3においては、プラットフォーム54よりも径方向外側に示す破線Hの位置がプラットフォーム54で形成された境界層の最も径方向外側の位置を意味している。ここで示すプラットフォーム54の境界層の厚さは、一例でありこの厚さに限られない。この境界層は、通常、下流に向かって徐々に発達して、図3中二点鎖線で示す速度分布のように、流速が低下する。
これに対して、上述した第一実施形態のタービン2Aは、第一傾斜面51を有している。そのため、流れが第一傾斜面51に衝突し、境界層の発達を抑制する。
ここで、第一頂部61における第一距離L1の値が大きすぎると、排気ガスの主流に対して第一傾斜面51によって案内された流れの角度が大きくなりすぎる場合がある。このように流れの角度が大きくなりすぎると、流れが第一頂部61を超えたところで剥離する可能性が有る。
しかし、上述した第一実施形態によれば、第一頂部61における第一距離L1が10%以下とされている。そのため、上記の流れの向きに起因する剥離を抑制しつつ、ディフューザ4Aの内筒41の外周面41Aに沿って形成される境界層の厚さを抑制できる。
第一距離L1をタービン動翼24の翼高さに対して5%以下とした場合は、10%以下とした場合よりも流れの向きに起因する剥離を抑制することができる。
第一距離L1をタービン動翼24の翼高さに対して3%以下とした場合は、5%以下とした場合よりも、より一層流れの向きに起因する剥離を抑制することができる。
また、第一距離L1は、タービン動翼24の翼高さに対して0%よりも大きく設定されているため、延長線55から第一頂部61が径方向外側に配置される分だけ、排気ガスの主流の全圧を高めて、ディフューザ4Aの内筒41の外周面41Aに沿って形成される境界層の厚さを抑制できる。
さらに、第一頂部61は、軸線Am方向におけるプラットフォーム54の他方側の縁部54Aよりも径方向の外側に配置されている。そのため、タービン動翼24の出口における境界層の厚さよりも、ディフューザ4Aの第一頂部61の位置における境界層の厚さを減少させることができる。その結果、ディフューザ4Aの境界層が発達することを抑制できる。また、第一傾斜面51よりも軸線Am方向他方側の内筒41の外周面41Aが径方向外側に配置されることにより、主流の全圧を高めることができる。そのため、主流の全圧が高まる分だけ、境界層の発達を低減することができる。
さらに、内筒41が、第一傾斜面51よりも軸線Am方向の他方側に配置されるとともに、延長線55よりも径方向の外側に配置されて、軸線Am方向の一方側から他方側に向かうに従って径方向の外側から内側に向かって延びる第二傾斜面52を備えている。そのため、ディフューザ4Aの排気流路を内筒41側に広げることができ、ディフューザ4Aの性能を向上することができる。
また、第二距離L2が、タービン動翼24の翼高さに対して10%以下とされていることで、流れが第二頂部62を超える際に、第二傾斜面52の傾斜よって流れが剥離してしまうことを抑制できる。
ここで、タービン動翼24の出口の流れは、境界層を有しており、10%程度の段差を設けることで、その全て又はその一部を切り取ることができる。そのため、境界層の厚さを低減できる。
第二距離L2をタービン動翼24の翼高さに対して5%以下とした場合は、境界層の厚さを低減しつつ、10%以下とした場合よりも流れの向きに起因する剥離を抑制することができる。
第二距離L2をタービン動翼24の翼高さに対して3%以下とした場合は、5%以下とした場合よりも、より一層、流れの剥離を抑制することができる。
また、第二距離L2は、タービン動翼24の翼高さに対して0%よりも大きく設定されているため、延長線55から第二頂部62が径方向外側に配置される分だけ、排気ガスの主流の全圧を高めて、ディフューザ4Aの内筒41の外周面41Aに沿って形成される境界層の厚さを抑制できる。
また、接続面53が形成されていることで、第一傾斜面51と接続面53との角度差、接続面53と第二傾斜面52との角度差をそれぞれ小さくすることができる。その結果、第一傾斜面51と接続面53との間、及び接続面53と第二傾斜面52との間でそれぞれ流れが剥離することを抑制できる。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態におけるタービンを図面に基づき説明する。この第二実施形態は、上述した第一実施形態に対して、内筒41の外周面41Aと延長線55との距離が異なるだけである。そのため、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図4は、この発明の第二実施形態における図3に相当する図である。
図4に示すように、この第二実施形態のタービン2Bのディフューザ4Bは、内筒141と、外筒42(図示せず)と、ストラット43(ストラット44は図示せず)と、を備えている。
このディフューザ4Bは、上述した第一実施形態のディフューザ4Aと同様に、内筒141と、外筒42との間に排気流路Cを形成している。
内筒141の外周面141Aは、第一傾斜面51と第二傾斜面152と、接続面53と、第三傾斜面70と、を備えている。
第一傾斜面51は、上述した第一実施形態と同様に、軸線Am方向の一方側であるタービンロータ21側から他方側であるディフューザ4Bの出口側に向かうに従って軸線Amを中心とする径方向の内側から外側に向かうように延びている。そして、第一傾斜面51は、図4に示す軸線Amを含む断面視で、最も下流側に配置されたタービン動翼段23のタービン動翼24のプラットフォーム54を軸線Am方向の他方側に延長した延長線55(図4中、破線で示す)と交差するように配置されている。また、第一傾斜面51は、内筒141において、軸線Am方向の最も一方側に形成されている。
第二傾斜面152は、上述した第一実施形態の第二傾斜面52と同様に、第一傾斜面51よりも軸線Am方向の他方側に配置されている。この第二傾斜面152は、延長線55よりも径方向の外側に配置されている。この第二傾斜面152の軸線Am方向の他方側の縁部152Aは、軸線Am方向でストラット43と重なる位置に配置されている。
接続面53は、第一実施形態と同様に、第一傾斜面51と第二傾斜面152とを接続している。つまり、接続面53は、第一傾斜面51のうち最も軸線Am方向の他方側に配置された第一頂部61と、第二傾斜面152のうち最も軸線Am方向の一方側に配置された第二頂部62とを接続している。
第三傾斜面70は、第二傾斜面152の軸線Am方向の他方側の縁部152Aからディフューザ4Bの出口に向かって延びている。第三傾斜面70は、延長線55に対する第二傾斜面152の傾きとは反対方向の傾きとなるように形成されている。この第二実施形態で例示する第三傾斜面70は、軸線Am方向の一方側から他方側に向かうにつれて、延長線55から徐々に離間するように傾斜している。さらに言い換えれば、内筒41は、軸線Am方向でストラット43が配置されている範囲内に、軸線Amに対する傾斜角度が変化する変化点Pを備えている。ここで、軸線Amに対する傾斜角度とは、軸線Amを含む断面(例えば、図4に示す断面)において軸線Amを基準とした内筒41の傾斜角度と称することもできる。また、傾斜角度が変化するとは、傾斜角度が予め設定された閾値以上変化することを意味する。
例えば、軸線Amを含む断面視で第二傾斜面152、第三傾斜面70が凸曲面や凹曲面を含む場合、変化点Pは、これら第二傾斜面152の接線の傾きに対して、第三傾斜面70の接線の傾きが、プラスからマイナス(図4では、右肩上がりから右肩下がり)、又はマイナスからプラス(例えば、右肩下がりから右肩上がり)に変化する箇所である。さらに言い換えれば、変化点Pは、谷折り又は山折りの如く形成されている箇所を意味している。つまり、この第二実施形態においては、変化点Pを挟んで、内筒41が軸線Am方向一方側から他方側に向かって縮径から拡径に移行している場合を例示したが、これに限られるものではない。
ここで、延長線55に対する第一傾斜面51、第二傾斜面152及び接続面53の傾斜角度又は傾斜の向きは、それぞれ異なっている。そのため、軸線Am方向の同一位置における延長線55と、内筒141の外周面141Aとの距離は、第一傾斜面51、第二傾斜面152、接続面53の形状に応じて変化する。
このような内筒141の外周面141Aとの距離のうち、軸線Am方向における内筒141の入口から変化点Pまでの範囲で最も大きい値となる距離を第三距離L3とすると、この第三距離L3は、最も下流側(言い換えれば、軸線Am方向の他方側)に配置されたタービン動翼段23のタービン動翼24の翼高さに対して10%以下とされている。なお、この第二実施形態の図4で示す第三距離L3は、第二傾斜面152のうち最も軸線Am方向の一方側の箇所と延長線55との距離(第一実施形態の第二距離L2)となっているが、第一傾斜面51、第二傾斜面152、接続面53の形状によって、第三距離L3の位置は変化する。
上述した第三距離L3は、最も下流側のタービン動翼段23を構成するタービン動翼24の翼高さに対して、0%よりも大きく5%以下としても良い。さらに、第三距離L3は、0%よりも大きく3%以下としても良い。
排気流路Cは、ストラット43の下流側において、流路断面積が拡大して境界層が発達し易い。
そこで、上述した第二実施形態では、第三距離L3をタービン動翼24の翼高さに対して10%以下としている。このように構成することで、流れの向きに起因する剥離が生じることを抑制できる。そのため、タービン動翼24からストラット43の位置まで、流れに剥離が生じることを抑制しつつ、境界層の発達も抑制できる。その結果、ディフューザ4Bの性能を向上できる。
これに対して第三距離L3をタービン動翼24の翼高さに対して10%よりも大きくすると、流れの向きが径方向外側を向き過ぎてしまう。そのため、流れの向きに起因する剥離が生じることを助長してしまい、ストラット43の下流側で、流れが剥離してしまう可能性がある。
第三距離L3をタービン動翼24の翼高さに対して5%以下とした場合は、境界層の厚さを低減しつつ、10%以下とした場合よりも更に流れの向きに起因する剥離を抑制することができる。
第三距離L3をタービン動翼24の翼高さに対して3%以下とした場合は、5%以下とした場合よりも、より一層、流れの向きに起因する剥離を抑制することができる。
また、第三距離L3は、タービン動翼24の翼高さに対して0%よりも大きく設定されているため、延長線55から内筒141の外周面141Aが径方向外側に配置される分だけ、排気ガスの主流の全圧を高めて、外周面141Aに沿って形成される境界層の厚さを抑制できる。
その結果、ストラット43よりも軸線Am方向の他方側で排気流路Cの流路断面積が拡大しても、流れが剥離するほど境界層が発達することを抑制できる。
(第三実施形態)
次に、この発明の第三実施形態におけるタービンを図面に基づき説明する。この第三実施形態は、上述した第二実施形態に対して、軸線Am方向でストラット43の形成される位置に変化点Pを備えていない点で相違する。そのため、第二実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図5は、この発明の第三実施形態における図3に相当する図である。
図5に示すように、この第三実施形態のタービン2Cのディフューザ4Cは、内筒241と、外筒42(図示せず)と、ストラット43(ストラット44は図示せず)と、を備えている。
このディフューザ4Cは、上述した第一実施形態のディフューザ4Aと同様に、内筒241と、外筒42との間に排気流路Cを形成している。
内筒241の外周面241Aは、第一傾斜面51と第二傾斜面252と、接続面53と、を備えている。
第一傾斜面51は、上述した第一実施形態と同様に、軸線Am方向の一方側であるタービンロータ21側から他方側であるディフューザ4Cの出口側に向かうに従って軸線Amを中心とする径方向の内側から外側に向かうように延びている。そして、第一傾斜面51は、図5に示す軸線Amを含む断面視で、最も下流側に配置されたタービン動翼段23のタービン動翼24のプラットフォーム54を軸線Am方向の他方側に延長した延長線55(図5中、破線で示す)と交差するように配置されている。また、第一傾斜面51は、内筒241において、軸線Am方向の最も一方側に形成されている。
第二傾斜面252は、上述した第一実施形態の第二傾斜面52と同様に、第一傾斜面51よりも軸線Am方向の他方側に配置されている。この第二傾斜面252は、延長線55よりも径方向の外側に配置されている。
接続面53は、第一実施形態と同様に、第一傾斜面51と第二傾斜面252とを接続している。つまり、接続面53は、第一傾斜面51のうち最も軸線Am方向の他方側に配置された第一頂部61と、第二傾斜面252のうち最も軸線Am方向の一方側に配置された第二頂部62とを接続している。
この第三実施形態における内筒241は、軸線Am方向において、ストラット43の配置されている範囲内に第二実施形態で説明した変化点P(図4参照)が形成されていない。
この第三実施形態においては、軸線Amを含む断面視で、内筒241が一定の割合で縮径するように、第二傾斜面252がストラット43の軸線Am方向一方側から、ストラット43の軸線Am方向他方側まで一直線状に延びている場合を例示している。
ここで、延長線55に対する第一傾斜面51、第二傾斜面252及び接続面53の傾斜角度又は傾斜の向きは、それぞれ異なっている。そのため、軸線Am方向の同一位置における延長線55と、内筒241の外周面241Aとの距離は、第一傾斜面51、第二傾斜面252、接続面53の形状に応じて変化する。
このような内筒241の外周面241Aと延長線55との距離のうち、軸線Am方向における内筒241の入口からストラット43の軸線Am方向の中心位置Pcまでの範囲で最も大きい値となる距離を第四距離L4とすると、この第四距離L4は、最も下流側に配置されたタービン動翼段23のタービン動翼24の翼高さに対して10%以下とされている。なお、この第三実施形態の図5で示す第四距離L4は、第二傾斜面252のうち最も軸線Am方向の一方側の箇所と延長線55との距離(第一実施形態の第二距離L2)となっているが、第一傾斜面51、第二傾斜面252、接続面53の形状によって、第四距離L4の位置は変化する。
上述した第四距離L4は、最も下流側のタービン動翼段23を構成するタービン動翼24の翼高さに対して、0%よりも大きく5%以下としても良い。さらに、第四距離L4は、0%よりも大きく3%以下としても良い。
上述した第三実施形態では、第四距離L4をタービン動翼24の翼高さに対して10%以下としていることで、流れの向きに起因する剥離が生じることを抑制できる。そのため、ストラット43の出口で境界層が発達したとしても、流れが剥離することを抑制でき、ディフューザ4Cの性能を向上できる。これに対して第四距離L4をタービン動翼24の翼高さに対して10%よりも大きくすると、流れの向きが径方向外側を向き過ぎることになり、流れの向きに起因する剥離が生じることを助長する。そのため、ストラット43の下流側で流れが剥離してしまう可能性がある。
また、第四距離L4をタービン動翼24の翼高さに対して5%以下とした場合は、10%以下とした場合よりも更に流れの剥離を抑制することができる。
さらに、第四距離L4をタービン動翼24の翼高さに対して3%以下とした場合は、5%以下とした場合よりも、より一層流れの向きに起因する剥離を抑制することができる。
また、第四距離L4は、タービン動翼24の翼高さに対して0%よりも大きく設定されているため、延長線55から内筒241の外周面241Aが径方向外側に配置される分だけ、排気ガスの主流の全圧を高めて、外周面241Aに沿って形成される境界層の厚さを抑制できる。
この発明は上述した各実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
例えば、上述した接続面53や第二傾斜面52,152,252の延長線55に対する傾斜角度や傾斜向きは一例であってこの構成に限られない。また、接続面53は、必要に応じて設ければ良く、省略しても良い。
さらに、第一傾斜面51が延長線55と交差する位置に配置される場合について説明したが、延長線55よりも径方向外側に配置されていても良い。
1 圧縮機
2A,2B,2C タービン
3 燃焼器
4A,4B ディフューザ
11 圧縮機ロータ
12 圧縮機ケーシング
13 圧縮機動翼段
14 圧縮機動翼
15 圧縮機静翼段
16 圧縮機静翼
21 タービンロータ
22 タービンケーシング
23 タービン動翼段
24 タービン動翼
25 タービン静翼段
26 タービン静翼
41,141,241 内筒
41A,141A,241A 外周面
42 外筒
43 ストラット
44 ストラット
50 シールガス流入口
51 第一傾斜面
52,152,252 第二傾斜面
53 接続面
54 プラットフォーム
55 延長線
56a 前縁部
56b 後縁部
57 梁部
58 内壁
59 下面
61 第一頂部
62 第二頂部
70 第三傾斜面
91 ガスタービンロータ
91A 軸端部
92 ガスタービンケーシング
100 ガスタービン
152A 縁部
Am 軸線
C 排気流路
G 発電機
P 変化点

Claims (23)

  1. 軸線に沿って延びるとともに前記軸線回りに回転可能なタービンロータと、
    前記タービンロータを外周側から覆うタービンケーシングと、
    前記タービンロータの外周面上で前記軸線の周方向に配列された複数のタービン動翼と、
    前記タービンケーシングの内周面上で前記タービン動翼に対して前記軸線方向の一方側に隣り合うように設けられるとともに、周方向に配列された複数のタービン静翼と、
    前記タービン動翼の軸線方向の他方側に設けられ、軸線方向の一方側から他方側に向かって排気ガスが流れる排気流路を形成するディフューザと、
    を備え、
    前記ディフューザは、
    前記軸線に沿って延びる内筒と、
    前記内筒を外周側から覆うとともに、前記内筒との間に前記排気流路を形成する外筒と、を備え、
    前記内筒は、
    前記軸線方向の一方側から他方側に向かうに従って前記軸線を中心とする径方向の内側から外側に向かって延びる第一傾斜面と、
    前記第一傾斜面よりも前記軸線方向の他方側に配置されるとともに、前記軸線方向の一方側から他方側に向かうに従って前記径方向の外側から内側に向かって延びる第二傾斜面と、を備え、
    前記第一傾斜面は、
    前記軸線を含む断面視で、前記複数のタービン動翼のプラットフォームを前記軸線方向の他方側に延長した延長線と交差するように配置され
    前記第二傾斜面は、前記延長線よりも前記径方向の外側に配置され、
    前記延長線と、前記第二傾斜面のうち最も前記径方向外側に配置された第二頂部との前記軸線方向の同一位置における距離である第二距離は、
    前記延長線と、前記第一傾斜面のうち最も前記径方向の外側に配置された第一頂部との前記軸線方向の同一位置における距離である第一距離よりも長いタービン。
  2. 前記内筒は、
    前記軸線方向の最も一方側に前記第一傾斜面を備える請求項1に記載のタービン。
  3. 前記内筒と、前記プラットフォームとの間には、前記排気流路へシールガスを流入させるためのシールガス流入口を備える請求項1又は2に記載のタービン。
  4. 前記内筒は、
    前記第一傾斜面よりも前記軸線方向の他方側の外周面が、前記延長線よりも前記径方向の外側に配置されている請求項1から3の何れか一項に記載のタービン。
  5. 記第一距離は、前記タービン動翼の翼高さに対して10%以下とされている請求項1から4の何れか一項に記載のタービン。
  6. 前記第一距離は、前記翼高さに対して5%以下とされている請求項5に記載のタービン。
  7. 前記第一距離は、前記翼高さに対して3%以下とされている請求項5に記載のタービン。
  8. 前記第一距離は、前記翼高さに対して0%よりも大きい請求項5から7の何れか一項に記載のタービン。
  9. 前記第一頂部は、前記軸線方向における前記プラットフォームの他方側の縁部よりも前記径方向の外側に配置されている請求項5から8の何れか一項に記載のタービン。
  10. 記第二距離は、前記タービン動翼の翼高さに対して10%以下とされている請求項5から9の何れか一項に記載のタービン。
  11. 前記第二距離は、前記翼高さに対して5%以下とされている請求項10に記載のタービン。
  12. 前記第二距離は、前記翼高さに対して3%以下とされている請求項10に記載のタービン。
  13. 前記第二距離は、前記翼高さに対して0%よりも大きい請求項10から12の何れか一項に記載のタービン。
  14. 前記第一頂部と前記第二頂部とを接続する接続面を備え請求項10から13の何れか一項に記載のタービン。
  15. 前記ディフューザは、前記内筒と前記外筒とを接続するストラットを備え、
    前記内筒は、
    前記軸線方向で前記ストラットが配置されている範囲内に、前記軸線に対する傾斜角度が変化する変化点を備え、
    前記軸線方向における前記内筒の入口から前記変化点までの範囲で、前記延長線とこの延長線よりも前記径方向の外側に配置される前記内筒の外周面との前記軸線方向の同一位置における距離のうち最も大きい値となる第三距離が、前記タービンの動翼の翼高さに対して10%以下とされている請求項5から14の何れか一項に記載のタービン。
  16. 前記第三距離は、前記翼高さに対して5%以下とされている請求項15に記載のタービン。
  17. 前記第三距離は、前記翼高さに対して3%以下とされている請求項15に記載のタービン。
  18. 前記第三距離は、前記翼高さに対して0%よりも大きい請求項15から17の何れか一項に記載のタービン。
  19. 前記ディフューザは、前記内筒と前記外筒とを接続するストラットを備え、
    前記内筒は、
    前記軸線方向で前記ストラットが配置されている範囲内に、前記軸線に対する傾斜角度が変化する変化点が形成されておらず、
    前記軸線方向における前記内筒の入口から前記ストラットの中央位置までの範囲で、前記延長線と前記内筒の外周面との前記軸線方向の同一位置における距離のうち最も大きい値となる第四距離が、前記タービンの動翼の翼高さに対して10%以下とされている請求項5から14の何れか一項に記載のタービン。
  20. 前記第四距離は、前記翼高さに対して5%以下とされている請求項19に記載のタービン。
  21. 前記第四距離は、前記翼高さに対して3%以下とされている請求項19に記載のタービン。
  22. 前記第四距離は、前記翼高さに対して0%よりも大きい請求項19から21の何れか一項に記載のタービン。
  23. 空気を圧縮した圧縮空気を生成する圧縮機と、
    前記圧縮空気に燃料を混合させて燃焼ガスを生成する燃焼器と、
    前記燃焼ガスにより駆動される請求項1から22の何れか一項に記載のタービンと、を備えるガスタービン。
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