JP5144239B2 - コンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システム - Google Patents

コンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システム Download PDF

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この発明は、海上輸送に利用されるコンテナを保管するコンテナターミナルに搬入、あるいはコンテナターミナルから搬出されるコンテナに生じている損傷の有無等のコンテナ状態を、コンテナターミナルゲートで確認するコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムに関する。
コンテナターミナルは海上輸送と陸上輸送との異種輸送手段間の接点となる施設で、これら異種輸送手段間でコンテナの積み込み、積み卸し等を行うことを主たる機能としている。このため、積み込み、積み卸しに待機するコンテナを一時的に保管するコンテナヤードを備えている。すなわち、コンテナヤードには、岸壁に接岸したコンテナ船に積み込み、コンテナ船から積み卸しされた、及び陸上輸送のシャーシに積み込み、シャーシから積み卸しされたコンテナが保管されている。
コンテナヤードに保管されたコンテナには、コンテナ船から積み卸しされた輸入貨物が収容されて、荷主により搬出される搬出コンテナと、輸出貨物が収容されて、荷主により搬入された搬入コンテナ、貨物を収容していない空コンテナがある。これらのうち、搬出コンテナと搬入コンテナとは、確実に輸入元の荷主に搬送され、確実に輸出国行きのコンテナ船に積み込まれなければならないから、搬出又は搬入のためにコンテナターミナルに来構した外来シャーシに対して、誤ったコンテナを搬出したり、誤った位置にコンテナを搬入することがないよう、入口ゲートで外来シャーシが向かうべき蔵置位置が指定される等の受付手続を行う必要がある。
他方、コンテナは、一般的に海運会社が所有するものであり、コンテナターミナルではこのコンテナを預かり保管することになるもので、コンテナターミナルで一時保管するコンテナが保管時に損傷しては不都合であるから、保管するコンテナの損傷の有無等を確認する作業を行うことが要求される。
例えば、特許文献1には、空コンテナの搬入ゲート通過時に自動的にコンテナ上面のダメージを検知するコンテナダメージチェックシステムが開示されており、特許文献2には、損傷を受けてコンテナに形成されたピンホールの有無及び位置を検出するコンテナの損傷検出装置が開示されている。これらはいずれも、損傷により生じたピンホール等からコンテナ内部に差し込んだ光の有無により損傷の有無等を確認するものである。
コンテナの状態の確認は、損傷により生じた透孔の有無のみではなく、壁体や天井、各部の凹凸や傷等の損傷の有無や塗装の損傷、錆の発生状況等についても行う必要がある。これらの確認作業は、確認のための作業員、いわゆるチェッカーが視認することによって行われている。
特開2006−160358 特開2006−220543
上述したように、コンテナの外観に関する損傷の有無等の確認作業は、チェッカーにより行われているが、この確認作業の際には、チェッカーが所持する携帯端末と管理サーバーとの間でコンテナに関する情報が交換され、この携帯端末にコンテナの状態を入力することにより、損傷等に関するコンテナ状態情報を管理サーバーに送信する手段が用いられる。このとき、通常一つのコンテナに対するコンテナ状態情報の入力を行う携帯端末は一台に固定され、複数の携帯端末で一つのコンテナに対して同時にコンテナ状態情報の入力を行うことができない状況となっている。すなわち、コンテナ毎に担当するチェッカーが選任されて、該選任されたチェッカーのみが当該コンテナの状態の確認作業を行っており、手が空いている他のチェッカーが存していても、その確認作業を手伝うことができない状況となっている。
例えば、コンテナ状態の確認作業は、一人のチェッカーがコンテナの周りを一周してコンテナの前後左右の側壁について損傷等の有無を確認すると共に、底面の損傷等を確認している。また、天井面についてはコンテナターミナルゲートの上方に配置された架橋で待機するチェッカーによって確認作業が行われる。このとき、通常コンテナの周りを確認するチェッカーが携帯端末を持つことになるので、天井面を確認したチェッカーはコンテナの周りを確認するチェッカーに声を発するなどの方法で結果を伝達して入力を依頼するしかない。また、コンテナターミナルの入り口には適宜数のチェッカーが待機しているが、手空きのチェッカーが居る場合であっても別のチェッカーが確認しているコンテナの入力作業を手伝うことができない。このため、コンテナ状態の確認作業に相当時間を要し、コンテナに関するゲートでの受付手続の迅速化の支障となっている。
そこで、この発明は、一のコンテナの状態確認作業を複数のチェッカーによって行うことができるようにして、確認作業に要する時間を短縮できるようにし、ゲートにおける受付手続を円滑に行えるようにしたコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するための技術的手段として、この発明に係るコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムは、ゲートを通過するシャーシに積載されたコンテナの外観について、凹凸や穴、錆等の損傷の有無をチェッカーがゲートにて確認するコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムにおいて、複数人の前記チェッカーがそれぞれ所持する携帯端末手段と、コンテナの状態に関する情報を管理すると共に、前記携帯端末手段とコンテナの状態に関する情報を交換するコンテナ管理サーバーとからなり、前記コンテナ管理サーバーは、状態を確認すべきコンテナの確認対象部分を適宜数に分割して、それぞれの部分について確認部分データを作成し、コンテナがゲートを通過するに際して、前記コンテナ管理サーバーから前記携帯端末手段へ状態を確認すべきコンテナの情報を提供し、コンテナの情報を提供された携帯端末手段を所持するチェッカーであって、作業に支障のない適宜数のチェッカーのそれぞれが任意の確認対象部分についてコンテナ状態を確認し、前記それぞれのチェッカーは確認対象部分についての確認情報を前記コンテナ管理サーバーに送出し、前記コンテナ管理サーバーは送出された確認情報によって、当該コンテナ状態についての状態データを作成すると共に、確認の完了を前記各携帯端末に通知することを特徴としている。
損傷等の状態を確認すべきコンテナの情報を、前記携帯端末手段を介してチェッカーが受領した場合、手空きのチェッカーであって当該コンテナに近い位置に存して、迅速に着手できるチェッカーがその確認作業を担当することになる。このとき、担当するチェッカーは当該コンテナを担当する旨を前記コンテナ管理サーバーに送出する。これにより、コンテナ管理サーバーは当該コンテナに関して確認作業が着手されたと判断できる。チェッカーは当該コンテナについて分割された確認対象部分毎に確認作業を行い、確認作業の結果と完了をコンテナ管理サーバーに送出する。このとき、複数のチェッカーが当該コンテナの確認作業を担当することができ、それぞれのチェッカーが確認対象部分について確認作業を行って、その結果と完了とをコンテナ管理サーバーに送出する。コンテナ管理サーバーでは、当該コンテナについて全ての確認対象部分について確認作業の結果と完了とを受領したならば、その結果に基づいて当該コンテナの状態データを作成して保存すると共に、当該コンテナについて確認作業の完了を各携帯端末手段に送出して、当該コンテナに関しての状態の確認作業を終了する。
前記確認対象部分の分割数は希望する位置精度のレベルによって決定する。すなわち、分割された領域単位に損傷の状態の入力を行うため、領域の位置がすなわち損傷の位置を表すことになる。たとえば、側面や天井面のような広い面は6分割に、側面や天井面より狭い背面は4分割にすることが考えられる。この分割数は各面単位でサーバ側で設定できるようにしておくと便利である。また、チェッカーは携帯端末より領域を選択して状態を入力するが、全領域に対して入力を行うのは損傷が無い領域が大半であるため面倒である。そこで、損傷の存在する領域のみ入力し、その後、残りの領域を損傷無しという状態で完了できる機能を面単位に用意しておくのも便利である。
すなわち、ターミナルゲートには複数本のレーンが並設されており、それぞれのレーンをコンテナが通過することになる。また、チェッカーはレーンと連繋して待機することになる。このため、一人のチェッカーが隣接するレーンを通過するコンテナについての確認作業を担当することが効率的となる。しかも、待機しているチェッカーが担当する確認対象部分を、該チェッカーが臨んでいる壁面としてあれば、確認作業のためにチェッカーが移動する範囲が少なくなり、より効率的となる。1つのコンテナを複数人で入力する際には面単位で担当が分かれるようにする。すなわち、携帯端末より面を選択できるようにし、あるチェッカーが選択した面は「選択済」の状態となり他のチェッカーは選択できないようにする。こうすることで1つのコンテナに対して複数のチェッカーが適宜面を選択して状態を入力することが可能となる。なお、自由に選択はできるが基本的な担当面を決めておくのが望ましい。例えば、あるコンテナの左側面と隣のコンテナの右側面と背面をそれぞれ担当することで、チェッカーは1つのコンテナ全体を担当するよりも移動距離が少なく効率が上がる。
また、請求項2の発明に係るコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムは、所定時間が経過した場合であっても、全ての確認対象部分についての前記確認情報を受領していないコンテナが存する場合には、前記コンテナ管理サーバーは、当該コンテナに関する情報をそれぞれの携帯端末手段に送出して、それぞれの携帯端末手段がチェッカーに警告を発することを特徴としている。
コンテナ管理サーバーから確認作業に供するコンテナの情報を携帯端末手段に送出した後、所定時間が経過した場合にも、、全ての確認対象部分についての確認情報を受領していない場合には、当該コンテナについての確認作業が行われていない場合と考えられる。そのため、当該コンテナについての確認作業を迅速に行うようチェッカーに知らしめるよう、警告を発するようにしたものである。なお、警告としては、携帯端末手段を利用して、その表示部を点滅させて該当するコンテナを特定したり、警報を発したりする。また、チェッカーが確認作業を完了した場合でその確認情報を送出していない場合にも、警告が発せられる。そして、この警告が全ての携帯端末手段に発するようにしてあれば、いずれかの手空きのチェッカーが該当する確認対象部分について確認作業を行うことができる。またこの場合、例えば携帯端末手段のそれぞれについて担当すべき1つまたは複数のレーンが予め設定してあれば、前記警告は該当する携帯端末手段にのみ発するようにしても構わない。
また、請求項3の発明に係るコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムは、前記コンテナ管理サーバーは、前記確認の完了を携帯端末手段に通知した後に、当該コンテナを積載したシャーシに対してゲートの通過を許可することを特徴としている。
全ての確認対象部分に関するコンテナ状態の確認作業が完了していない場合にシャーシが走行を開始しては、未だ確認作業を行っているチェッカーにとって不都合である。このため、コンテナ管理サーバーは、それぞれのチェッカーからの確認作業の結果と完了を受領することにより、当該コンテナ状態の確認作業の完了を判断する。全ての確認対象部分について確認作業が完了していれば、確認作業の完了をチェッカーに通知して、シャーシが走行を開始することをそれぞれのチェッカーに知らしめた後、シャーシにゲートの通過の許可を与えるようにしたものである。例えば、ゲートへの進入を制限するのに遮断機が設置されている場合では、コンテナ状態の確認作業が完了し、例えばコンテナの蔵置位置等に関する帳票等が受付装置から出力されて、前記遮断機が開いてシャーシの進入を許可するようにしたものである。
この発明に係るコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムによれば、ゲートを通過するコンテナの損傷等の状態を確認する作業を、複数のチェッカーで行うことができるから、確認作業に要する時間を短縮することができる。したがって、ゲートにおけるコンテナの受付手続の円滑化を図ることができる。
また、請求項2の発明に係るコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムによれば、確認作業に供されずに放置されるコンテナが存することがなく、ゲートを通過するコンテナの状態を確実に確認できると共に、ゲートの通過を円滑に行うことができる。
また、請求項3の発明に係るコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムによれば、コンテナの確認作業が完了して当該コンテナを積載したシャーシが走行を開始することをチェッカーが認識した後でなければ、シャーシは走行できないから、コンテナの確認作業が未完でチェッカーが確認作業中であるにも拘わらず誤って走行を開始したり、シャーシの走行域にチェッカーが存しているにも拘わらずシャーシが走行を開始してしまうことを極力防止できる。
以下、図示した好ましい実施の形態に基づいてこの発明に係るコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムを具体的に説明する。
図1はこの発明に係るコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムの構成を説明する図であり、コンテナターミナルゲート1を中心として示している。また、図2はコンテナターミナルゲート1を示す平面図である。コンテナターミナルゲート1には、コンテナターミナルの規模に応じた数のレーン11が備えられており、外来シャーシ2は来構目的に応じて指定されたレーン11を通過する。なお、図2には8本のレーンを示してあり、それぞれにa〜hの添え字を付してある。各レーン11は外来シャーシ2が進入する通路12と、該通路12の側方であって外来シャーシ2の運転席側に配されたプラットホーム13とが設けられている。プラットホーム13には、レーン11内の所定の位置で停車した外来シャーシ2のキャブの近傍に臨んでゲート受付装置14が設けられている。なお、該ゲート受付装置14を運転席に臨んだ状態に設けて、運転者が降車することなく、運転席に座った状態で操作して諸手続を行えるようにしたものもある。
前記ゲート受付装置14には、コンテナターミナルの管理運用システムに応じて種々の形式のものがあり、例えば、搬出するコンテナに関する情報が記載された搬出依頼票をセットする帳票読取用書画台と、運転者が所定事項を入力するタッチパネル、搬出依頼票やタッチパネルで入力された所定事項から搬出されるコンテナの蔵置位置を指示した帳票やコンテナヤードにおける荷役機械の操作者に該外来シャーシ2の来構目的を提示するプラカード等を出力する出力装置、あるいは外来シャーシ2の運転者が持参した搬出に係るコンテナ3に関する情報が書き込まれており、受付後に搬出されるコンテナの蔵置位置を印字して運転者に指示するリライトカード用のリーダライタなどが備えられている。さらに、管理センターに待機しているクラークと会話をするためのインターホンが備えられている。なお、このゲート受付装置14は各レーン11のそれぞれに配されているものと、複数のレーン11に共通のものが複数台設置されたものがある。
前記コンテナターミナルゲート1には、図1に示すように、適宜数の作業員であるチェッカー4が配置されており、これらチェッカー4のそれぞれは携帯端末手段である携帯端末5を所持している。この携帯端末5は、無線機6により無線回線を介してゲートサーバー7と種々の情報の交換を行うことができる。ゲートサーバー7は、コンテナターミナルの管理を行う管理サーバーのうち、ゲート1を通過するシャーシ2とコンテナ3等の管理を行っており、このゲートサーバー7の一部にコンテナ管理サーバーが含まれている。このゲートサーバー7はゲート1の通過処理のためのデータベース7aを備えており、このデータベース7aにコンテナ3の損傷等の状態に関する情報が記録される。このゲートサーバー7と前記ゲート受付装置14とが接続されて、ゲート1における受付手続に関する情報が交換されている。
以上により構成されたこの発明に係るコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムの作用を、図3に示すコンテナ状態確認システムの作業手順を説明する概略のフローチャートを参照して説明する。
コンテナ3を積載したシャーシ2がコンテナターミナルに来構してコンテナターミナルゲート1を通過しようとする際には(ステップ301)、コンテナ3のコンテナターミナルにおける蔵置位置などの指示を受けるために、受付手続を受ける必要がある。このため、シャーシ2がレーン11に進入したならば、例えばシャーシ2の運転者が前記ゲート受付装置14で所定の手続を行って受付開始を依頼する(ステップ302)。ゲート受付装置14でシャーシ2の来構が受け付けられると、ゲート受付装置14から前記ゲートサーバー7に来構したシャーシ2と積載されたコンテナ3に関する情報が送出される。この情報に基づいて、ゲートサーバー7でコンテナ3に関する情報を参照すると共に、受け付けたコンテナの一覧を無線回線を介して前記携帯端末5に送出する(ステップ303)。次いで、ゲートサーバー7は所定時間の計時を開始する(ステップ304)。チェッカー4は状態の確認作業を担当するコンテナを選択して(ステップ305)、確認作業に着手する(ステップ306)。チェッカー4は確認作業が完了した確認対象部分について作業結果をゲートサーバー7に送出する。このときの確認対象部分は、チェッカーが作業効率等を考慮して任意に選択した部分であって構わないが、予めそれぞれのチェッカーの担当する部分を設定しても構わない。例えば、図4に示すように、レーン11の間のプラットホーム13で待機するチェッカー4bは両側のレーン11に進入したコンテナ3のシャーシ2の走行方向に沿った側面であって、同図上矢標Pに至る破線で示す、当該チェッカー4bが臨んでいる側面について確認作業を行うようにしたり、コンテナ3の天井面を担当するチェッカー4cは、コンテナターミナルゲート1の上方に配置されている図示しない架橋で待機して天井面の専属とする等とする。なお、隣接したプラットホームで待機しているチェッカー4aはコンテナ3の矢標Qに至る実線で示す側面の確認を担当する。確認作業が完了したならば、チェッカー4は完了した確認対象部分について作業結果を、携帯端末5からゲートサーバー7に送出する。
ゲートサーバー7は、コンテナ3の確認対象部分の全域について確認作業が完了したか否か判断する(ステップ308)。確認作業が完了した場合には(ステップ308/YES)、ゲートサーバー7はそれぞれの携帯端末5に確認作業の完了を通知する(ステップ309)。次いで、ゲートサーバー7はシャーシ2に対して、例えば、シャーシ2を停止させる遮断機を開く等によって、シャーシ2がゲートを通過することを許可する。
前記ステップ308において、コンテナ3についての確認作業が完了していないと判断される場合には(ステップ308/NO)、ステップ321に進んで、前記計時が開始された所定時間が経過しているか否かを判断する。経過していない場合には(ステップ321/NO)、ステップ308に戻って確認作業の完了を待つことになる。前記所定時間が経過していると判断される場合には(ステップ321/YES)、コンテナ3について確認作業に供されずに放置されている確認対象部分が存していると判断して、警告を発することになる(ステップ322)。この警告は、例えばそれぞれのチェッカー4が所持している携帯端末5の表示部を点滅させたり、それぞれの携帯端末5から警報音を発したりすることができる。この警報を発した後、前記ステップ304に戻って、再度計時を開始する。
前記チェッカー4から送出された作業結果(ステップ307)に基づいて、ゲートサーバー7はコンテナ3の状態について状態データを作成してデータベース7aに記憶させる。なお、前記ステップ303においてゲートサーバー7から送出された一覧からチェッカー4が選択されたコンテナ3の情報には、前記記憶された状態データが含まれる。
図5は、携帯端末5の一例を示す外観と表示内容とを示すもので、(a)に外観を、(b)〜(d)に表示部51の表示内容を示している。なお、携帯端末5は、前記表示部51とキーボタンによる入力部52や図示しないタッチペンとを備えて、表示部51を視認しながら入力部52やタッチペンを操作することにより、所望の情報の入力を行える。図5(b)〜(d)は異なるチェッカー4が所持する携帯端末5の表示内容を例示している。確認作業を担当するチェッカー4が所持する携帯端末5の表示部51には、状態を確認すべきコンテナ3の登録番号等の特定情報51aとコンテナ3の確認対象部分のイメージ画像51bが表示されており、チェッカー4が作業を行おうとする確認対象部分に応じてイメージ画像51bの表示内容が異なっている。そして、担当した確認対象部分についての凹凸等の変形や穴の有無、さび等についての損傷の有無について前記入力部52、あるいは前記表示部51にタッチパネル機能が備えられている場合には、該表示部51から入力し、その結果を前記ゲートサーバー7に送出することになる。結果としては、例えば損傷が有る部分をマーキング53を付する等、イメージ画像51bに重ねて表示するようにしてある。このとき、ゲートサーバー7に送出するコンテナ状態の確認結果は、例えば、コンテナ3の6面の各面毎等のように、状態データとして保存し、整理しやすい部分毎に送出すれば好ましい。また、これらを状態データを保存する面に含まれる確認対象部分について一括して確認結果を送出するよう操作できるようにすることが便利となって好ましい。なお、図5(a)に示すイメージ画像51bはコンテナ3の背面と右側面、天井面を斜視したものであり、同図(b)は同じく前面と左側面、底面とを斜視したものであり、(c)は背面の扉体を開放して内部を斜視したものを示している。また、表示する内容は斜視によるイメージ画像51bに限られず、例えば、二次元画像によりそれぞれの確認対象部分を表示するようにしても構わない。
この発明に係るコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムでは、一つのコンテナについて複数のチェッカーが担当することにより、該コンテナの損傷等の状態に関する確認作業の円滑化を図り、コンテナターミナルゲートにおける受付手続の円滑化に寄与する。
この発明に係るコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムの概略の構成を説明する図である。 この発明に係るコンテナ状態確認システムを装備するのに適したコンテナゲートを例示する平面図である。 この発明に係るコンテナ状態確認システムによる確認作業の手順を説明する概略のフローチャートである。 複数のチェッカーによる確認作業を行う状況を説明する概略図である。 携帯端末の一例を示す図で、(a)は外観図を、(b)〜(d)は異なるチェッカーが所持している携帯端末の表示内容を示す図である。
符号の説明
1 コンテナターミナルゲート
2 シャーシ
3 コンテナ
4 チェッカー
5 携帯端末(携帯端末手段)
6 無線機
7 ゲートサーバー(コンテナ管理サーバー)
51 表示部
52 入力部
53 マーキング
11 レーン
12 通路
13 プラットホーム
14 ゲート受付装置

Claims (3)

  1. ゲートを通過するシャーシに積載されたコンテナの外観について、凹凸や穴、錆等の損傷の有無をチェッカーがゲートにて確認するコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システムにおいて、
    複数人の前記チェッカーがそれぞれ所持する携帯端末手段と、
    コンテナの状態に関する情報を管理すると共に、前記携帯端末手段とコンテナの状態に関する情報を交換するコンテナ管理サーバーとからなり、
    前記コンテナ管理サーバーは、状態を確認すべきコンテナの確認対象部分を適宜数に分割して、それぞれの部分について確認部分データを作成し、
    コンテナがゲートを通過するに際して、前記コンテナ管理サーバーから前記携帯端末手段へ状態を確認すべきコンテナの情報を提供し、
    コンテナの情報を提供された携帯端末手段を所持するチェッカーであって、作業に支障のない適宜数のチェッカーのそれぞれが任意の確認対象部分についてコンテナ状態を確認し、
    前記それぞれのチェッカーは確認対象部分についての確認情報を前記コンテナ管理サーバーに送出し、
    前記コンテナ管理サーバーは送出された確認情報によって、当該コンテナ状態についての状態データを作成すると共に、確認の完了を前記各携帯端末に通知することを特徴とするコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システム。
  2. 所定時間が経過した場合であっても、全ての確認対象部分についての前記確認情報を受領していないコンテナが存する場合には、前記コンテナ管理サーバーは、当該コンテナに関する情報をそれぞれの携帯端末手段に送出して、それぞれの携帯端末手段がチェッカーに警告を発することを特徴とする請求項1に記載のコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システム。
  3. 前記コンテナ管理サーバーは、前記確認の完了を携帯端末手段に通知した後に、当該コンテナを積載したシャーシに対してゲートの通過を許可することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システム。
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