JP4346460B2 - コンテナターミナルの受付けシステム - Google Patents

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Description

本発明は、コンテナを搬送する車両のコンテナターミナルのゲートにおける受付け手続を行なうのに好適なコンテナターミナルの受付けシステムに関する。
港湾におけるコンテナターミナルなどは、非常に広い敷地を有している。したがって、コンテナを搬送するトレーラなどのコンテナ搬送車両の乗務員には、貨物を積載したコンテナをコンテナターミナルに搬入する場合、コンテナターミナルのどこに降ろせばよいのかわからない。また、コンテナターミナルからコンテナを搬出する場合も同様で、コンテナ搬送車両の乗務員は、コンテナターミナルのどこに行ってコンテナを受け取ればよいのかわからないのが普通である。このため、コンテナターミナルにおいては、一般に、コンテナターミナルに入場するゲートにおいてトレーラなどの受付けを行ない、係員が搬送車両の乗務員にコンテナターミナル内の行き先を指示するようになっている。
従来、コンテナターミナルにコンテナを搬入する場合、コンテナ搬送車両の乗務員が搬入するコンテナに関する情報を記載した搬入票を持参して入場ゲートの係員に渡し、係員が搬入票の内容をゲートの端末から入力する。この端末に入力する情報には、搬送車両の乗務員が所属する会社名なども含まれる。そして、係員は、コンテナを降ろすべき場所、クレーンのオペレータに知らせる作業識別番号などを紙(いわゆるプラカード)に印字し、これを車両の乗務員に手渡して行くべき場所を指示していた。
また、従来は、コンテナターミナルからコンテナを搬出する場合、コンテナ搬送車両の乗務員が持参した引取り票の内容、乗務員の所属する会社名などを入場ゲートの係員が端末に入力し、コンテナターミナル内のコンテナを受け取るべき場所、クレーンのオペレータに知らせる作業識別番号などをプラカードに印刷して乗務員に手渡している。
しかしながら、従来の上記した方法では、紙の消費量が多いばかりでなく、頻繁にコンテナの搬入、搬出を行なう業者(搬送車両の乗務員)であっても、毎回ゲートにおいて係員が多くの情報をゲートの端末から入力する必要がある。このため、入・出場のゲートに多くの係員を配置する必要がある。また、多くの情報を手作業で入力するため、ゲートにおける受付け時間が長くなり、コンテナターミナル周辺の道路における交通渋滞の原因となったりする。しかも、引取り票さえ持ってさえいれば、誰でもコンテナを引き取ることができるため、セキュリティ上の問題がある。
そこで、プラカードを廃止し、荷扱いに要する労力の軽減などを目的として、特許文献1に次のようなコンテナ管理装置が開示してある。このコンテナ管理装置は、パーソナルコンピュータなどの書込み装置を用いて荷役情報を入力し、入力した情報を無線によってICチップからなるデータキャリアに荷役情報を書き込み、コンテナ搬送車両の乗務員に渡す。乗務員は、コンテナ搬送車両を荷役機器であるクレーンのシャーシレーンに乗り入れ、持参したデータキャリアに書き込まれた荷役情報を、無線によってクレーンに設けた読出し装置に送信し、運転室に設置した表示装置に荷役情報の内容を表示する。
特開平10−181885号公報
しかし、上記特許文献1に記載されているコンテナ管理装置(従来のコンテナ管理装置)は、引取り票を持参したものがコンテナを受取ることができるため、コンテナの受け渡しについてのセキュリティに問題がある。そして、従来のコンテナ管理装置は、コンテナ搬送車両の乗務員が持参した搬入票または引取り票に記載されている多くの情報を、コンテナターミナルのゲートの係員が書込み装置に入力する必要がある。このため、受付けをする係員を削減することができないだけでなく、受付け時間を短縮することができず、交通渋滞の原因を解消することができない。しかも、頻繁にコンテナの搬入、搬出を行なう業者(搬送車両の乗務員)であっても、毎回ゲートにおいて多くの情報の入力を行なう受付け手続をする必要があり、効率的でない。また、従来のコンテナ管理装置は、ゲートの係員が多くの情報を入力する必要があるため、入力ミスを生じやすい。さらに、コンテナ搬送車両の乗務員は、係員に行き場所を告げられてそれを記憶しているか、あるいは紙にメモしておく必要があり、間違いを生じやすい。
本発明は、上記の欠点を解消するためになされたもので、セキュリティの向上を図れるようにすることを目的としている。
また、本発明は、コンテナターミナルのゲートにおける受付けを容易、迅速に行なえるようにすることを目的としている。
また、本発明は、受付け作業に必要な係員の数を大幅に削減できるようにすることを目的としている。
さらに、本発明は、荷役機器との連携が図れ、荷役機器による荷役作業を間違いなく迅速に行なえるようにすることを目的としている。
また、本発明は、受付け作業におけるミスを削減できるようにすることを目的としている。
さらに、本発明は、紙の使用量を削減することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明に係るコンテナターミナルの受付けシステムは、コンテナターミナルへの入場を可能にする識別情報を記憶した記憶部と、前記コンテナターミナル内の荷役作業場所を表示可能な表示部とを備えた記録媒体と、前記コンテナターミナルのゲート部に設けられ、搬入または搬出するコンテナについてのコンテナ情報の入力と複数の作業情報から所望の作業情報を選択して入力が可能な入力部を有するとともに、装填された前記記録媒体の前記記憶部に記憶されている前記識別情報を読み出し、前記表示部に荷役作業場所を表示する入出力手段と、前記記録媒体の前記記憶部に記憶させた前記識別情報を格納した登録手段と、輸送手段へのコンテナの積込み予定に対応した前記コンテナの受入れ作業場所、および輸送手段から積み降ろしたコンテナを引き渡す払出し作業場所を記憶した作業予定記憶手段と、前記入出力手段が前記記録媒体から読み出した前記識別情報と前記登録手段に格納してある前記識別情報とに基づいて、前記ゲート部の通過を許可するとともに、前記入出力手段の前記入力部から入力された前記作業情報と前記作業予定記憶手段に記憶されている荷役作業の情報とに基づいて、前記入出力手段を介して前記記録媒体の前記表示部に前記荷役作業場所を表示する受付け端末と、を有することを特徴としている。記録媒体は、携帯が容易なリライトカードであってよい。この場合、入出力手段は、リライトカード端末(カードリーダ・ライタ)を用いることができる。そして、情報の選択などが容易にできるように、いわゆるタッチパネルを併用できる。
そして、前記作業予定記憶手段は、通信回線を介して予め入力された前記コンテナ情報と作業情報とに基づいて、搬入予定または搬出予定のコンテナについての前記コンテナ情報を、前記記録媒体に記憶させた前記識別情報と前記荷役作業場所と対応させて記憶するようにでき、前記受付け端末は、前記記録媒体に記憶されている前記識別情報に基づいて前記作業予定記憶手段を検索し、前記入出力手段を介して前記荷役作業場所を前記記録媒体に表示できるようにすることが望ましい。また、前記受付け端末は、前記記録媒体の所有者の入場を許可したときに、前記記録媒体の前記表示部に表示した荷役作業場所の荷役機器に設けた表示手段に、前記識別情報と前記コンテナ情報とを表示するようにできる。さらに、前記入出力手段の一部は、いわゆるタッチパネルなどで入場者自身によって操作可能であることが望ましい。そして、搬入されるコンテナの疵などをチェックするゲートの係員は、無線通信機能を有する携帯型の入力装置を使用することが望ましい。
上記のようになっている本発明は、コンテナ搬送車両の乗務員が携帯している記録媒体をコンテナターミナルのゲート部に設けた入出力手段に装填すると、受付け端末が記録媒体に記憶されている識別情報に基づいて、入場の許可、不許可を判定するため、関係のない者の入場を防ぐことができ、セキュリティの向上を図ることができる。
また、本発明は、記録媒体の入出力手段への装填と同時に、上記識別情報に基づいて入場者の情報を自動取得し、さらに、その識別情報にリンクするコンテナ情報と作業情報とが通信回線を介して予め入力されている場合は、それらの情報も自動取得できるため、ゲートにおける係員による入力項目を大幅に削減することができ、受付け作業の省力化となり、入力ミスを減少させる効果とともに、受付け時間が短縮され、コンテナターミナル周囲における交通渋滞を緩和することができる。
さらに本発明においては、受付け時に従来紙に印字していたコンテナターミナル内の行き先場所を記録媒体自体に印字して表示するため、紙の消費量を大幅に削減することが可能となる。
なお、通信回線を介したコンテナ情報と作業情報とが存在する場合、従来、ゲートにおける受付けで必要であった搬入票や引取り票も不要となる。また、係員によるコンテナ外観の確認作業が不要なコンテナ搬出作業の受付けにおいては、コンテナ搬送車両の乗務員のみで手続を完了させることができ、係員の人員削減が可能となる。
また、本発明においては、受付け端末が記録媒体に基づいて受付けを終了すると、識別情報とコンテナ情報と荷役作業情報とを、行き先場所の荷役機器に設けた表示手段に表示するため、入場の受付け作業の荷役機器との連係が図れ、荷役機器のオペレータは、間違うことなく迅速に荷役作業を行なうことができる。さらに、本発明は、入力出力手段の一部が、入場者(コンテナ搬送車両の乗務員)によって操作可能となっているため、コンテナや作業についての確認などを確実に行なうことができるとともに、作業に必要な情報の入力などを行なうことができ、荷役作業の円滑化が図れる。
本発明に係るコンテナターミナルの受付けシステムの好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテナターミナルの受付けシステムの概略構成図である。図1において、受付けシステム10は、コンテナターミナル12の管理センタなどに設置したサーバ14を備えている。サーバ14には、インターネット(通信回線)16や、専用の通信回線18を介して海運貨物取扱業者(海貨業者)や陸運業者、一般の荷主などの複数の利用者端末22(22a、22b、………、22n)が接続可能となっている。これらの利用者端末22は、通信回線16、18を介してサーバ14との間で情報の授受ができるようになっている。
コンテナターミナル12には、入場ゲートや出場ゲートなどに設けた受付け端末24を有している。この受付け端末24は、パーソナルコンピュータなどからなっていて、LANなどの通信回線を介してサーバ14に接続してあるとともに、図示しないゲート部に設けた入出力手段26に接続してある。入出力手段26は、実施形態の場合、リライトカード端末から構成してあって、表示部を有するとともに、複数の荷役作業(荷役情報)から任意の荷役作業を選択して入力することができる入力部を有している。ここで、表示部と入力部は、両方の機能を併せ持つタッチパネル方式とすることにより、操作性を向上することができる。そして、入出力手段26は、コンテナ28をコンテナターミナル12に搬入、または、コンテナターミナル12から搬出するコンテナ搬送車両30の乗務員(図示せず)が携帯する記録媒体であるリライトカード32を装填できるようになっている。また、受付け端末24は、トランステナーなどの荷役機器34の運転室36に設置した車載端末(図示せず)と通信が可能であり、車載端末の表示装置に後述するコンテナ情報や識別情報、荷役作業情報などを表示できるようになっている。
リライトカード32は、図2に示したように、書替え可能な表示部40を有しており、裏面に図示しない磁気記録部(記憶部)が設けてある。表示部40は、感熱性の特殊な樹脂を塗布して形成してあって、印字と、印字の消去とを繰り返しできるようになっている。そして、リライトカード32は、表示部40の上部にはヘッドID42が印字してある。このヘッドID42は、リライトカード32を携帯した車両のコンテナターミナル12への入場を許可する識別情報であって、リライトカード32の裏面に設けた磁気記録部に暗号化して書き込んであり、リライトカード32に固有なものとなっていて、書き替えられないようにしてある。また、ヘッドID42は、図1に示したように、コンテナ搬送車両30の運転席の屋根部38にも表示してあり、荷役機器34のオペレータが作業の際に容易に視認できるようにしてある。これにより、荷役機器34のオペレータは、車両やコンテナを取り違えることなく所定の荷役作業を行なうことができる。なお、コンテナ28をコンテナターミナル12に搬入する場合、係員(チェッカ)35がコンテナ28の瑕や凹凸の有無などをチェックし、チェックの結果をハンディタイプの係員入力端末37を用いて入出力手段26に送信するようになっている。
リライトカード32の表示部40には、さらに、作業内容44とコンテナ情報であるコンテナ番号46とが印字されるとともに、コンテナターミナル12内の行き先場所48、すなわち荷役作業を行なう場所が表示される。例えば、行き先場所48の表示が「A105」と印字された場合、行き先が「A1ブロック」の「5番ベイ」であることを示している。
サーバ14は、データベースが構築されていて、図3に示したように、マスタ部50とコンテナ情報部51と作業予定記憶部52とを有している。マスタ部50は、リライトカード32の記憶部(磁気記録部)に記憶させてある識別情報(ヘッドID)を会社名や連絡先、電話番号、メールアドレス、担当者名などと対応させて書き込まれている。また、コンテナ情報部51は、輸送手段であるコンテナ船から積み降ろしたコンテナ28や、コンテナターミナル12に搬入される予定のコンテナ28のコンテナ情報(コンテナ番号、蔵置場所など)を記憶している。
また、各利用者端末22からは、コンテナターミナル12に搬入するコンテナ28、またはコンテナターミナル12から搬出するコンテナ28に関する情報を、リライトカード32に記憶させてあるヘッドIDとともに、通信回線16、18を介して事前にサーバ14に入力できるようになっている。サーバ14は、事前に入力されたコンテナ28に関する情報を作業予定記憶部52に書き込む。
受付け端末24には、図3に示したように、入出場許可判定部54、と作業確認部56とを有している。入出場許可判定部54は、サーバ14に設けたマスタ部50を検索し、入出力手段26に装填されたリライトカード32の所持者(コンテナ搬送車両30)がゲートを通過してよいか否かを判定する。また、作業確認部56は、入出力手段26に装填されたリライトカード32の識別情報に対応したコンテナ28がサーバ14の作業予定記憶部52に登録されているか否かを確認し、登録されている場合は、入出力手段26にコンテナ番号、コンテナサイズ、コンテナの種類、高さ、搬出先などの確認事項を表示してリライトカード32の所持者に確認を促す。また、登録されていない場合は、入出力手段26に受付けに必要な情報の入力を促す画面を表示する。確認、あるいは、入力が完了すると、入出力手段26を介してリライトカード32にコンテナ搬送車両30の行き先場所を、リライトカード32の表示部40に印字させる。
このようになっている実施形態の作用を、コンテナターミナル12にコンテナ28を搬入する場合を例にして以下に説明する。まず、コンテナ28を積載したコンテナ搬送車両30の乗務員(図示せず)は、コンテナやコンテナターミナル12の入場ゲートにコンテナ搬送車両30を乗り入れる。そして、乗務員は、コンテナ搬送車両30に乗車したまま、図4のステップ60に示したように、持参したリライトカード32を入出力手段26に装填する。入出力手段26は、ステップ62に示したように、リライトカード32の磁気記録部(記憶部)に記憶させてある識別情報であるヘッドID42を読み出し、受付け端末24に転送する。
受付け端末24の入出場許可判定部54は、サーバ14のマスタ部50を検索し、入出力手段26から転送されてきたヘッドID42がマスタ部50に登録されているか否かを調べ、コンテナターミナル12への入場を許可できるか否かを判定する(ステップ64、66)。そして、入出場許可判定部54は、リライトカード32に記憶させてあるヘッドID42がマスタ部50に登録されていない場合、ステップ68に示したように、入出力手段26の表示部に入場を許可できない旨を表示し、受付け手続の処理を終了する。
一方、受付け端末24は、ステップ66において入場を許可できると判断した場合、入場を許可した旨の信号を、作業確認部56に出力するとともに、ゲート制御装置(図示せず)に出力する。作業確認部56は、入場許可の信号が入力されると、サーバ14の作業予定記憶部52を検索し、入出力手段26に装填されたリライトカード32のヘッドID42が作業予定記憶部52に登録(記憶)されているか否かを調べる(ステップ70、72)。
作業確認部56は、ヘッドID42が既に作業予定記憶部52に登録されている場合、作業予定記憶部52からは作業内容を、また、コンテナ情報部51からは対応するコンテナ情報(コンテナ番号)、コンテナターミナル12内の行き先場所を読み出す。また、受付け端末24の作業確認部56は、読み出したヘッドIDとコンテナ番号と作業内容などを、コンテナ搬送車両30の行き先場所の荷役機器34の運転室36に設けた車載端末に送信し、車載端末の表示装置に表示する。
これにより、コンテナ搬送車両30の乗務員は、係員35によるコンテナ28のチェックを受けたのち、コンテナターミナル12への入場の受付け手続きが終了し、行き先場所を印字されたリライトカード32を入出力手段26から抜き取り、コンテナターミナル12内に入場し、リライトカード32の表示部40に印字された行き先場所に行く。行き先場所の荷役機器34のオペレータは、コンテナ搬送車両30の屋根部38に表示されているヘッドIDと、車載端末の表示装置に作業内容とともに表示されたヘッドIDとを照合し、コンテナ搬送車両30に積載されているコンテナ28を所定の場所に積み降ろす。
一方、作業確認部56は、作業予定記憶部52にヘッドIDが記憶されておらず、ステップ72において作業が予約されていないと判断した場合、ステップ80に進んで、入出力手段26の表示部に、コンテナ搬送車両30の乗務員に対して情報の入力を行なうよう表示する。乗務員は、入出力手段26に表示された内容に基づいて、入出力手段26の入力部を操作し、入出力手段26の表示部に表示された作業メニューに含まれている複数の作業項目から、所望の作業項目を選択したのち(ステップ82)、係員35が係員入力端末37よりコンテナターミナル12に搬入するコンテナ28のコンテナ情報(コンテナ番号、サイズなど)を入力する。
作業確認部56は、入力されたコンテナ情報を元に、コンテナ情報部51を照会して搬入されるコンテナ28を積み降ろす荷役作業場所を決定し、入出力手段26に転送する(ステップ74、76)。同時に、係員35は、搬入するコンテナ28の外観を検査し、瑕、凹凸等の情報を入出力手段26と通信で接続された係員入力端末37より入力する。その作業が終了したのちに、入出力手段26は、受付け端末24から転送されてきたデータ(情報)をリライトカード32の表示部40に印字する(ステップ78)。以下前記と同様の手続きが行なわれる。また、コンテナ28をコンテナターミナル12から搬出する場合における入場の受付け手続もほぼ同様にして行なわれる。なお、搬出の場合、ステップ82において入力されたコンテナが作業予定記憶部52において別のヘッドIDで予約済みの場合は、受付けを拒否する。これにより、コンテナの盗難を防ぐことができる。
また、搬出受付の場合は、係員35によるコンテナ28の外観チェックが不要であるため、乗務員による入出力手段26へのコンテナ番号と搬出先程度の入力のみで受付が終了するため、係員35の人員削減が可能となる。
このように、実施の形態においては、ヘッドID42を記録したリライトカード32を入出力手段26に装填して入場または出場の受付け手続を行なうため、セキュリティを向上することができる。またヘッドIDからの引取り者情報の自動取得、さらには、通信回線を介して予約される作業予約情報の反映により、ゲートにおける搬入票、引取り票に記載された内容を係員が端末に入力する手間を削減することができ、受付け作業の処理に要する時間を大幅に短縮することができ、コンテナターミナル12の周囲における交通渋滞を緩和ないしなくすことができる。また、入力項目の減少により、入力ミスの可能性も小さくなる。さらには、乗務員自身が入出力手段26を操作して受付けを行なう形態の効果もあり、係員の人員削減が可能となる。しかも、リライトカード32に行き先場所が印字されるため、従来のプラカードを廃止することができ、紙の使用量を大幅に削減できる。
また、受付け端末24は、入場ゲートにおける受付けを終了すると、コンテナ搬送車両30が向かう荷役機器34の端末にヘッドIDを転送するため、ゲートにおける受付けと荷役機器34との連携が図れ、荷役機器34のオペレータは、コンテナ搬送車両30の屋根部38に記載されたヘッドIDと端末の表示装置に表示されたヘッドIDとを照合することにより、荷役作業を迅速に間違いなく行なうことができる。
なお、前記実施形態においては、港湾のコンテナターミナルにおける受付け手続について説明したが、空港や鉄道のコンテナターミナルについても適用することができる。
本発明の実施の形態に係るコンテナターミナルの受付けシステムの説明図である。 実施の形態に係るリライトカードの説明図である。 実施の形態に係るサーバと受付け端末との要部のブロック図である。 実施の形態に係る受付けシステムの作用を説明するフローチャートである。
符号の説明
10………受付けシステム、12………コンテナターミナル、14………サーバ、16、18………通信回線、24………受付け端末、26………入出力手段、28………コンテナ、30………コンテナ搬送車両、32………記録媒体(リライトカード)、34………荷役機器、40………表示部、42………識別情報(ヘッドID)、46………コンテナ情報(コンテナ番号)、48………行き先場所、50………マスタ部、51………コンテナ情報部、52………作業予定記憶部、54………入出場許可判定部、56………作業確認部。

Claims (3)

  1. コンテナターミナルへの入場を可能にする識別情報を記憶した記憶部と、前記コンテナターミナル内の荷役作業場所を表示可能な表示部とを備えた記録媒体と、
    前記コンテナターミナルのゲート部に設けられ、搬入または搬出するコンテナについてのコンテナ情報の入力と複数の作業情報から所望の作業情報を選択して入力が可能な入力部を有するとともに、装填された前記記録媒体の前記記憶部に記憶されている前記識別情報を読み出し、前記表示部に荷役作業場所を表示する入出力手段と、
    前記記録媒体の前記記憶部に記憶させた前記識別情報を格納した登録手段と、
    輸送手段へのコンテナの積込み予定に対応した前記コンテナの受入れ作業場所、および輸送手段から積み降ろしたコンテナを引き渡す払出し作業場所を記憶した作業予定記憶手段と、
    前記入出力手段が前記記録媒体から読み出した前記識別情報と前記登録手段に格納してある前記識別情報とに基づいて、前記ゲート部の通過を許可するとともに、前記入出力手段の前記入力部から入力された前記作業情報と前記作業予定記憶手段に記憶されている荷役作業の情報とに基づいて、前記入出力手段を介して前記記録媒体の前記表示部に前記荷役作業場所を表示する受付け端末と、を有するとともに、
    前記作業予定記憶手段は、通信回線を介して予め入力された前記コンテナ情報と作業情報とに基づいて、搬入予定または搬出予定のコンテナについての前記コンテナ情報を、前記記録媒体に記憶させた前記識別情報と前記荷役作業場所と対応させて記憶しており、
    前記受付け端末は、前記記録媒体に記憶されている前記識別情報に基づいて前記作業予定記憶手段を検索し、前記入出力手段を介して前記荷役作業場所を前記記録媒体に表示する、
    ことを特徴とするコンテナターミナルの受付けシステム。
  2. 請求項1記載のコンテナターミナルの受付けシステムにおいて、
    前記受付け端末は、前記記録媒体の所有者の入場を許可したときに、前記記録媒体の前記表示部に表示した荷役作業場所の荷役機器に設けた表示手段に、前記識別情報と前記コンテナ情報とを表示することを特徴とするコンテナターミナルの受付けシステム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコンテナターミナルの受付けシステムにおいて、
    前記入出力手段の一部は、入場者自身により操作可能であることを特徴とするコンテナターミナルの受付けシステム。
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