JP2006160358A - コンテナダメージチェックシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 空コンテナの搬入ゲート通過時に自動的にコンテナ上面のダメージを検知するコンテナダメージチェックシステムを提供する。
【解決手段】 コンテナ12の底には光センサ16が設けられ、コンテナ12の上面が何らかの理由でダメージを受け、上面を貫通する穴14が発生した場合には穴14から漏れる光を検出し、ケーブル18を通じて送信機20へと検出信号を送る。送信機20は光センサ16より送られた検出信号を電波に変えて送信し、搬入ゲート10に設けられたブース5のアンテナ22がこれを受信する。アンテナ22にて受信された検出信号はPC24へ送られ、図2(b)に示すようにコンテナ12へのダメージ発生を作業者に知らせる。
【選択図】 図2
【解決手段】 コンテナ12の底には光センサ16が設けられ、コンテナ12の上面が何らかの理由でダメージを受け、上面を貫通する穴14が発生した場合には穴14から漏れる光を検出し、ケーブル18を通じて送信機20へと検出信号を送る。送信機20は光センサ16より送られた検出信号を電波に変えて送信し、搬入ゲート10に設けられたブース5のアンテナ22がこれを受信する。アンテナ22にて受信された検出信号はPC24へ送られ、図2(b)に示すようにコンテナ12へのダメージ発生を作業者に知らせる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、コンテナダメージチェックシステムに関し、特にコンテナ内部から漏光を検出しダメージを検知するコンテナダメージチェックシステムに関する。
コンテナに積載する貨物は電子機器や粉剤など、雨水や日光を嫌うものが多いため、コンテナターミナルに空コンテナが搬入される際、搬入ゲートを通過する時に空コンテナの上面がダメージを受け、孔が開いていないかを1台ずつチェックする必要がある。
従来は搬入ゲート通過の際に係員がコンテナ内に入り、ゲート上部の屋根に設けられた照明を利用して漏光の有無を肉眼でチェックし、コンテナ上面のダメージの有無を確認していた。この方法では毎回、係員がコンテナ内に入り扉を閉める必要があるため時間と手間が掛かり、危険もあるため問題となっている。
搬入されるコンテナの上面をカメラで撮影し、ダメージの有無をチェックするシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし上記のシステムでも最終的には人間が画像を判断する必要があり、画像処理装置とビデオカメラ、コンピュータを含んだ高価なシステムを用いながら作業者の負担は軽減されておらず、チェックの自動化も行われていない。
特開2002−170099号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、空コンテナの搬入ゲート通過時に自動的にコンテナ上面のダメージを検知することを目的とする。
請求項1に記載のコンテナダメージチェックシステムは、コンテナ内に設けられた光検出手段と、前記コンテナ内に設けられ前記光検出手段からの検出信号を電波に変えて発信する発信手段と、前記発信手段からの前記検出信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記検出信号を作業者に知らせる警告手段と、を備えたことを特徴とする。
上記構成の発明では、コンテナ上面などにダメージによる孔が開いた場合、漏光を光検出手段によって検出し、漏光を検出した場合は検出信号を電波に変えて搬入ゲートに送信し、受信した検出信号をゲートの作業者に知らせることで、作業者がコンテナ内に入らずにコンテナのダメージを検知することができる。
請求項2に記載のコンテナダメージチェックシステムは、前記光検出手段を前記コンテナ内の床部に設けたことを特徴とする。
上記構成の発明では、コンテナの上面にダメージを受けた際にもっとも漏光を検出しやすい位置であるコンテナ内の床部に光検出手段を設けたことで検出精度の高いコンテナダメージチェックシステムとすることができる。
請求項3に記載のコンテナダメージチェックシステムは、前記光検出手段を前記コンテナ内に複数設けたことを特徴とする。
上記構成の発明では、ダメージの位置によって漏光の箇所が様々に変化しても検出漏れがなく、また検出信号の強度によってダメージ箇所を略特定可能なコンテナダメージチェックシステムとすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、空コンテナの搬入ゲート通過時に自動的にコンテナ上面のダメージを検知するコンテナダメージチェックシステムを提供することができる。
図1には、典型的なコンテナターミナルが示されている。
図1に示すように、コンテナターミナル1にはコンテナ12が裁置されてコンテナヤード2を形成し、着岸した本船Sから陸揚げされたコンテナ12、あるいは本船Sに積み込まれるコンテナ12の一時保管が行われる。
コンテナターミナル1から外部へコンテナ12を搬出するトラックTo、コンテナターミナル1にコンテナ12を搬入するトラックTiともにコンテナターミナル1の入口を形成する搬入ゲート10を通過することでコンテナ12の搬入・搬出の管理を行っている。
図2には、本発明に係るコンテナダメージチェックシステムが示されている。
図2(a)に示すように、搬入ゲート10には天井部3の下面に照明4が設けられ、悪天候時でもコンテナ12の上面を明るく照らすことができる。加えて空のコンテナ12の搬入は通常、昼間に行われるためダメージのチェックに支障を来すことはない。
トラックTiに搭載されたコンテナ12内部は本来であれば不透明な部材で密閉されているため暗黒であり、コンテナ12内部で光が検出されれば光密が破られた、すなわち部材の何れかに穴が開いている状態を示す。
コンテナ12の底には光センサ16が設けられ、上記のようにコンテナ12の上面が何らかの理由でダメージを受け、上面を貫通する穴14が発生した場合には穴14から漏れる光を検出し、ケーブル18を通じて送信機20へと検出信号を送る。
光センサ16はコンテナ12の底部すなわち床に、検出面を上に向けて設置される。コンテナ12がダメージを受けて貫通穴が開いた場合、前述のように雨水や日光などの影響があるのはコンテナ12の上面に穴14が開いた場合であって、このとき漏光はコンテナ12の床において最も検出されやすいため、光センサ16の設置場所としてはコンテナ12の床部分が最も望ましい。このとき、コンテナ12の床に凹部を設け、光センサ16を埋め込む形で設置し、貨物の搬入・搬出時に干渉しないようにするのは当然であるが、更に光センサ16を硬質の透明樹脂部材などでカバーし、衝撃に備えれば更によい。
送信機20は光センサ16より送られた検出信号を電波に変えて送信し、搬入ゲート10に設けられたブース5のアンテナ22がこれを受信する。アンテナ22にて受信された検出信号はPC24へ送られ、図2(b)に示すようにコンテナ12へのダメージ発生を作業者に知らせる。
これにより従来、作業者が1台ごとにコンテナ12の中に入り、扉を閉めて中を暗黒状態にすることで穴14を目視により検知していた方法に比較して以下のように優位な点がある。
すなわち、コンテナ12の扉を開ける必要がないので検査に要する時間を削減できる。また、コンテナ12内部に作業者が立ち入る必要がないので更に検査に要する時間を削減でき、トラックTiの走行レーンに作業者が入る必要がないので安全性が高い。
あるいはコンテナ12の漏光検査を通常は無人とし、コンテナターミナル1の一画に設けられた制御室6にて複数の搬入ゲート10の漏光検査を一括管理し、光センサ16にて異常が検出された場合のみ作業員が実際にコンテナ12を検査するようにしてもよい。
また、コンテナ12内の光センサ16は複数設けてもよく、穴14の場所によっては検出しにくくなる可能性を排除することができる。さらに、複数設けられた光センサ16の信号強度を比較することによって、穴14の場所をある程度まで特定し、目視による穴14の確認作業の補助とすることもできる。
また、本実施形態ではアンテナ22にて受信された検出信号はPC24へ送られ、図2(b)に示すようにコンテナ12へのダメージ発生を作業者に知らせるが、これに限らず例えばブース5内部に設けられた赤ランプが点灯し警告ブザーが鳴る等の簡便な方法で作業者に注意を促してもよく、この場合はPC24を必要としない分のコストを削減することができる。
光センサ16、発信器20はコンテナ12にバッテリを搭載し、バッテリにより駆動してもよいが、盗難防止用のIDタグのように搬入ゲート10側から電波を送り、これを電流に変換して電源としてもよい。本システムに必要とされる電力は微弱であり、かつ搬入ゲート10に設けられたアンテナ22と発信器20は、本用途においては極めて接近した状態での使用を前提としているので電力の供給に支障はない。
次に本システムにおける検査手順を図3のフローチャートで説明する。
図3には、本発明に係るコンテナダメージチェックシステムの作業手順が示されている。
先ずステップ50で空のコンテナ12を積載したトラックTiが搬入ゲート10に到着し、光センサ16が作動する。ここで光センサ50が漏光を検出しない場合はコンテナ12上面に穴14がないため内部に漏光がないものと判断する。
ステップ50で光センサ16が漏光を検出した場合はステップ52へと進み、作業員がコンテナ12内部に入り扉を閉める、従来通りの点検を行う。
ここで異常が発見されなければ光センサ16の誤検出と判断し、コンテナ12に異常はないものとする。
ステップ52で作業者が穴14を発見すれば、そのコンテナ12はダメージを受けており使用不能と判断される。ここで作業員はダメージの発生位置、ダメージの種類、ダメージの等級を決定し、そのダメージに関するデータをコンテナ所有者へ提出するダメージ伝票、損害保険請求用の伝票作成などに用いる。
10 搬入ゲート
12 コンテナ
14 穴
16 光センサ
18 ケーブル
20 発信器
22 アンテナ
24 PC
T トラック
12 コンテナ
14 穴
16 光センサ
18 ケーブル
20 発信器
22 アンテナ
24 PC
T トラック
Claims (3)
- コンテナ内に設けられた光検出手段と、
前記コンテナ内に設けられ前記光検出手段からの検出信号を電波に変えて発信する発信手段と、
前記発信手段からの前記検出信号を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記検出信号を作業者に知らせる警告手段と、
を備えたことを特徴とするコンテナダメージチェックシステム。
- 前記光検出手段を前記コンテナ内の床に設置したことを特徴とする請求項1に記載のコンテナダメージチェックシステム。
- 前記光検出手段を前記コンテナ内に複数設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンテナダメージチェックシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004358838A JP2006160358A (ja) | 2004-12-10 | 2004-12-10 | コンテナダメージチェックシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004358838A JP2006160358A (ja) | 2004-12-10 | 2004-12-10 | コンテナダメージチェックシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006160358A true JP2006160358A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36662806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004358838A Pending JP2006160358A (ja) | 2004-12-10 | 2004-12-10 | コンテナダメージチェックシステム |
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009143580A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | コンテナターミナルゲートにおけるコンテナ状態確認システム |
CN109949526A (zh) * | 2017-12-20 | 2019-06-28 | 上海箱箱物流科技有限公司 | 物流器具及其防拆卸方法 |
JP2020027067A (ja) * | 2018-08-15 | 2020-02-20 | 株式会社三井E&Sマシナリー | コンテナ損傷検査装置およびコンテナ損傷検査方法 |
JP6970320B1 (ja) * | 2021-07-30 | 2021-11-24 | 功 渡邊 | 輸送方法 |
-
2004
- 2004-12-10 JP JP2004358838A patent/JP2006160358A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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