JP2008056405A - コンテナ搬送用装置、コンテナ管理システムおよびコンテナ管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ゲート等でのコンテナ受け渡し時における損傷状態の検査を省略でき、その通過時間を短縮できるコンテナ搬送用装置を提供する。
【解決手段】 コンテナ7を搬送するシャーシ49(トレーラ11)であって、コンテナ7の損傷を推定する加速度センサ51と、加速度センサ51の検出情報が書き込み可能とされるRFIDタグ53と、が備えられていることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、コンテナ搬送用装置、コンテナ管理システムおよびコンテナ管理方法に関する。
コンテナは通常船会社の所有物であり、荷主がバンプール(コンテナターミナルと別の場所にある場合は、オフドックバンプールと呼ばれる。)と呼ばれる空コンテナの置き場に行ってコンテナを借り、荷を詰め込んでコンテナターミナルに搬入し、あるいは、荷降しを行った後バンプールに空コンテナを返却している。
コンテナターミナルでは、ゲートで出入りするコンテナの受付およびコンテナの損傷状態の確認をしている。なお、出て行くコンテナの損傷状態については、コンテナ船からの荷揚げ時に損傷状態を確認する場合もある。
このように、ゲート等でコンテナの損傷状態を確認するのは、上述のようにコンテナを管理する主体が変化するので、損傷の責任が誰にあるかを明確にさせるためである。
従来は、この損傷状態を確認するのに検査員が目視検査をしていたため、時間および人手が多くかかっていた。このため、受付が電子化処理をして処理時間が短縮できるにも拘わらず、損傷状態の確認に時間がかかるので、1個のコンテナがゲートを通過する時間が依然として短縮できておらず、甚だしい場合にはゲートの通過に渋滞が発生している。
これを解消するものとして、例えば、特許文献1に示されるように損傷状態の確認を自動化しようとするものが提案されている。
これは、コンテナの上面、両側面を覆うように光あるいは音を用いた検知器群を配置し、コンテナあるいは検知器群を移動させてコンテナの損傷状態を検査するものである。
特開平8−219998号公報
しかしながら、特許文献1に示されるものは、検知器とコンテナとの距離を所定値に調整する必要があり、かつ、コンテナあるいは検知器群を移動させる必要があるので、検査時間の短縮は十分とはいえないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、ゲート等でのコンテナ受け渡し時における損傷状態の検査を省略でき、その通過時間を短縮できるコンテナ搬送用装置、コンテナ管理システムおよびコンテナ管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明にかかるコンテナ搬送用装置は、コンテナを搬送するコンテナ搬送用装置であって、前記コンテナの損傷を推定する損傷検出用センサと、該損傷検出用センサの検出情報が書き込み可能とされるIDタグと、が備えられていることを特徴とする。
本発明にかかるコンテナ搬送用装置は、コンテナ搬送中にコンテナの損傷を推定される事態が発生した場合に、損傷検出用センサがそれを検出し、その検出信号をIDタグに書き込むことになる。
したがって、コンテナ搬送用装置が、例えば、コンテナターミナルのゲート等でコンテナの受け渡しを行う際には、IDタグに損傷の可能性があるかないかの情報が既に格納されていることになる。
したがって、ゲート等では、IDタグの情報を読み取るだけで、損傷の可能性の有無を確認することができる。
この場合、損傷の可能性がない場合には、そのまま通過できるし、損傷の可能性がある場合には、別途、詳細にチェックすることになる。
このように、コンテナ搬送用装置が、例えば、コンテナターミナルのゲート等でコンテナの受け渡しを行う際には、移動中に検出された損傷の可能性の有無をチェックするだけであるので、ゲート等の通過時間を短縮することができ、渋滞等の発生を防止することができる。
また、損傷検出用センサおよびIDタグはコンテナを搬送するコンテナ搬送用装置に取り付けられるので、コンテナに取付けるのに比較して格段に取付け個数を減少させることができる。
また、上記発明では、前記損傷検出用センサは、作用する加速度の大きさを検出する加速度計であることが好適である。
コンテナが損傷する最大要因は、衝撃荷重、すなわち、大きな加速度が作用する場合である。
したがって、加速度計で、所定値よりも大きな加速度が検出されると、コンテナが損傷している可能性があるので、加速度がこの所定値を超える大きさとなった場合、コンテナが損傷したと推定してIDタグに検出信号を発信することになる。
また、本発明にかかるコンテナ管理システムは、搬送するコンテナの損傷を推定する損傷検出用センサおよび該損傷検出用センサの検出情報が書き込み可能とされるIDタグが取り付けられたコンテナ搬送用装置と、該コンテナ搬送用装置に前記コンテナを受け渡す際、前記IDタグに前記コンテナの状態を書き込む書込手段と、前記コンテナ搬送用装置から前記コンテナを受け取る際、前記IDタグに記録された情報を読み取る読取手段と、が備えられていることを特徴とする。
本発明にかかるコンテナ管理システムでは、コンテナ搬送用装置にコンテナを受け渡す際、書込手段によって、その時のコンテナの状態、すなわち、損傷の有無をIDタグに書き込む。そして、コンテナ搬送用装置がコンテナを搬送している間にコンテナの損傷を推定される事態が発生した場合に、損傷検出用センサがそれを検出し、その検出信号をIDタグに書き込むことになる。
したがって、コンテナ搬送用装置が、例えば、コンテナターミナルのゲート等でコンテナの受け渡しを行う際には、IDタグに損傷の可能性があるかないかの情報が既に格納されていることになる。
そして、コンテナ搬送用装置が、例えば、コンテナターミナルのゲート等でコンテナの受け渡しを行う際、読取手段がIDタグに記録された情報を読み取るので、その時点での損傷の可能性の有無を確認することができる。
この場合、損傷の可能性がない場合には、そのまま通過できるし、損傷の可能性がある場合には、別途、詳細にチェックすることになる。
このように、コンテナ搬送用装置が、例えば、コンテナターミナルのゲート等でコンテナの受け渡しを行う際には、読取手段がIDタグに格納された移動中に検出された損傷の可能性の有無をチェックするだけであるので、ゲート等の通過時間を短縮することができ、渋滞等の発生を防止することができる。
また、損傷検出用センサおよびIDタグはコンテナを搬送するコンテナ搬送用装置にとりつけられるので、コンテナに取付けるのに比較して格段に取付け個数を減少させることができる。
また、本発明にかかるコンテナ管理方法は、搬送するコンテナの損傷を推定する損傷検出用センサおよび該損傷検出用センサの検出情報が書き込み可能とされるIDタグが取り付けられたコンテナ搬送用装置を用いて前記コンテナを搬送するコンテナ管理方法であって、前記コンテナ搬送用装置に前記コンテナを受け渡す際、前記IDタグに前記コンテナの状態を書き込む書込工程と、前記コンテナ搬送用装置から前記コンテナを受け取る際、前記IDタグに記録された情報を読み取る読取工程と、が備えられていることを特徴とする。
本発明にかかるコンテナ管理システムでは、コンテナ搬送用装置にコンテナを受け渡す際、その時のコンテナの状態、すなわち、損傷の有無をIDタグに書き込む。
そして、コンテナ搬送用装置がコンテナを搬送している間にコンテナの損傷を推定される事態が発生した場合に、損傷検出用センサがそれを検出し、その検出信号をIDタグに書き込むことになる。
コンテナ搬送用装置が、例えば、コンテナターミナルのゲート等でコンテナの受け渡しを行う際には、損傷の可能性があるかないかの情報がIDタグに既に格納されていることになる。
そして、コンテナ搬送用装置が、例えば、コンテナターミナルのゲート等でコンテナの受け渡しを行う際、IDタグに記録された情報を読み取るので、その時点での損傷の可能性の有無を確認することができる。
この場合、損傷の可能性がない場合には、そのまま通過できるし、損傷の可能性がある場合には、別途、詳細にチェックすることになる。
このように、コンテナ搬送用装置が、例えば、コンテナターミナルのゲート等でコンテナの受け渡しを行う際には、読取手段がIDタグに格納された移動中に検出された損傷の可能性の有無をチェックするだけであるので、ゲート等の通過時間を短縮することができ、渋滞等の発生を防止することができる。
また、損傷検出用センサおよびIDタグはコンテナを搬送するコンテナ搬送用装置にとりつけられるので、コンテナに取付けるのに比較して格段に取付け個数を減少させることができる。
以上説明した本発明のコンテナ搬送用装置、コンテナ管理システムおよびコンテナ管理方法では、コンテナ搬送用装置は、コンテナ搬送中にコンテナの損傷を推定される事態が発生した場合に、損傷検出用センサがそれを検出し、その検出信号をIDタグに書き込むことになるので、例えば、コンテナターミナルのゲート等でコンテナ搬送用装置からコンテナの受け渡しを行う際にはそれを確認するだけで、その時点での損傷の可能性の有無を確認することができる。
このため、ゲート等の通過時間を短縮することができ、渋滞等の発生を防止することができる。
次に、本発明の一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
図1は、本実施形態にかかるコンテナ管理システムを用いたコンテナターミナル1を示す斜視図である。
コンテナターミナル1には、コンテナ船3が接岸する岸壁5と、コンテナ7を所定位置に積み付け保管する複数の蔵置エリア9と、コンテナ7を運ぶトレーラ(コンテナ搬送用装置)11が受け付けられるゲート13と、コンテナターミナル1を管理するターミナルビル15と、空コンテナを保管するバンプール17と、が備えられている。
岸壁5には、コンテナ船3に対してコンテナ7の荷役を行う岸壁クレーンとしてのコンテナクレーン19が複数台備えられている。
図2は、図1のX視図であり、コンテナクレーン19の概略構成を示している。
コンテナクレーン19には、岸壁3に沿って敷設されたレールの上を移動する一対の海側脚21および一対の陸側脚23と、これら海側脚21および陸側脚23を連結する連結梁25と、これら海側脚21および陸側脚23の上部に支持されたメインガーダ27と、メインガーダ27の後部に支持された機械室29と、メインガーダ27の先端部に回動可能に支持された起伏ガーダ31と、マスト33と、コンテナ7を着脱可能に保持するスプレッダ35とが備えられている。
スプレッダ35は、メインガーダ27および起伏ガーダ31に沿って走行する図示しないトロリに昇降可能に支持されており、機械室29に格納された図示しないウインチによってコンテナ船3と岸壁5との間を往復動するとともに上下方向に移動するように構成されている。
海側脚21の下部には、上下方向に間隔を空けて2台の撮影カメラ37,39が取り付けられている。
撮影カメラ37は斜め下方に、撮影カメラ39は斜め上方に向くように取り付けられており、岸壁5上を上下方向に移動するコンテナ7の上面、海側側面および下面を撮影するように構成されている。
撮影カメラ41は、陸側脚23の下部に、略水平方向に向くように取り付けられ、コンテナ7の陸側側面を撮影するように構成されている。
コンテナクレーン19と蔵置エリア9との間には、コンテナ3の搬送を行う複数のヤードトレーラ43がそれぞれ所要のルートに沿って走行するようにそなえられている。
蔵置エリア9には、蔵置エリア9内のコンテナ7を外来するトレーラ11に搭載したり、ヤードトレーラ43上のコンテナ7を蔵置エリア9内の所定位置に積み付けたりするRTG(Rubber Tired Gantry crane)45が設置されている。なお、これはRTG45に限定でなくても、RMG(Rail Mounted Gantry crane)でも、ストラドルキャリアでもよい。
図3は、コンテナ7を積載したトレーラ11を示す側面図である・
トレーラ11には、駆動用のエンジンおよび運転席が備えられた駆動部47と、一端が駆動部47に着脱可能に取り付けられ、コンテナ7を積載するシャーシ(コンテナ搬送用装置)49とが備えられている。
シャーシ49の長手方向のほぼ中央部下側には、加速度センサ(損傷検出用センサ、加速度計)51と、RFIDタグ(IDタグ)53とが取り付けられている。
加速度センサ51は、所定値を超える加速度を検出したら、検出信号をRFIDタグ53に伝送し、RFIDタグ53はそれを記録する。ここで加速度センサ51はシャーシ49の中央部下側の代わりに、シャーシの両端下部に取り付けるなど数と位置を変更してもよい。
なお、損傷検出用センサとしては、加速度センサ51以外に、例えば、腐食ガスを検出するガスセンサ等適宜なものを用いてもよい。
ゲート13は、コンテナターミナル1に出入りするコンテナ7の受付、すなわち、外部とコンテナターミナル1とのコンテナ7の受け渡し、言い換えると、コンテナ7の管理責任を受け渡すところである。
ゲート13は、複数のブースに区分されており、各ブースでコンテナ7の受付を行うように構成されている。
ゲート13の各ブースには、損傷判断部55が備えられている。損傷判断部55には、入出力部57と、処理部59と、書込部(書込手段)61と、読取部(読取手段)63とが備えられている。(図4参照)
入出力部57は、ターミナルビル15に備えられたコンテナターミナル1を管理するターミナル管理システムとの間で、情報を伝送しあうものである。
入出力部57は、ターミナル管理システムから、例えば、予め記憶されている対象とするコンテナ7の損傷状況等のデータを受け取り、あるいは、トレーラ11で搬送中のコンテナの損傷の可能性に関する情報を送信する。
処理部59は、入出力部57、書込部61および読取部63とのデータのやり取りおよびそれらに基づく判断を行う機能を奏する。
書込部61は、処理部59の指示によって入出力部57で受け取った予め記憶されている対象とするコンテナ7の損傷状況等のデータをRFIDタグ53へ無線通信して、そのデータをRFIDタグ53に書き込むものである。
読取部63は、処理部59の指示によって、RFIDタグ53に格納された情報を無線通信で読み取るものである。
バンプール17は、空のコンテナ7を保管するところであり、コンテナ7の所有者である船会社毎に管理されている。
バンプール17に保管された空のコンテナ7は荷主に貸し出されるが、この場合には、コンテナ7はゲート13を経由して荷主のところに送られる。
一方、コンテナターミナル1に場所が取れない、あるいは荷主の便をはかるため、コンテナターミナル1から離れた、例えば、荷主に近いところにオフドックバンプール65が設置されている。(図5参照)
オフドックバンプール65には、コンテナターミナル1と同様に受付を行うゲート67が備えられている。
ゲート67には、ゲート13と同様に損傷判断部55が備えられている。
また、空のコンテナ7を扱うので、荷役手段としては大型のフォークリフト69が用いられることが多い。

以上説明した構成を備える本実施形態にかかるコンテナ管理システムを用いたコンテナターミナル1における損傷を中心としたコンテナ7の管理動作について図6および図7に基づいて説明する。
コンテナ7には、コンテナターミナル1からコンテナ船3に船積みする、いわゆる輸出コンテナ7と、コンテナ船3からコンテナターミナル1に荷降しされる、いわゆる輸入コンテナ7とがある。
まず、対象となるコンテナ7が、輸出コンテナ7であるか判断する(ステップS1)。
輸出コンテナ7である(Yes)場合、空のコンテナ7を荷主へ貸し出すかを判断する(ステップS2)。
荷主に貸し出す(Yes)場合、コンテナターミナル1内のバンプール17あるいはオフドックバンプール65で、貸し出す対象コンテナ7の損傷状態を確認する(ステップS3)。この場合、異常無しのコンテナ7のみを貸し出すことにしている。
選択した損傷の無いコンテナ7をバンプール17あるいはオフドックバンプール65で、トレーラ11のシャーシ49へ載せ、ゲート13あるいはゲート67へ搬入する。
ここで、損傷判断部55の書込部61がシャーシ49に取り付けられたRFIDタグ53に無線通信によって「損傷無し」と書き込む(ステップS4:書込工程)。
コンテナ7を荷主のところに輸送し(ステップS5)、荷主がバンニング(荷詰め)する(ステップS6)。
バンニングされた後、トレーラ11はコンテナ7をコンテナターミナル1へ輸送する(ステップS7)。
この間、加速度センサ51は、加速度を検出しており、加速度の検出値が所定値を超える場合には、RFIDタグ53に異常信号を発信する。RFIDタグ53は、この異常信号が発信されたらそれを情報として格納する。
したがって、加速度センサ51の検出値が所定値を超えない場合には、RFIDタグ53は何の情報も格納しないことになる。
一方、ステップS2で荷主に貸し出さない(No)場合、そのコンテナ7はオフドックバンプール65に保管されているものかを判断する(ステップS8)。
そして、コンテナ7がオフドックバンプール65でない(No)場合、すなわちターミナル内に保管されている場合は、ヤードトレーラ43によって搬送され、コンテナ船3に積み込む(ステップS9)。
また、ステップS8で、コンテナ7がオフドックバンプール65である(Yes)場合、コンテナ7をトレーラ11に積み替え、ゲート67において、コンテナ7の状態をRFIDタグ53に記録する。
すなわち、損傷判断部55の書込部61がシャーシ49に取り付けられたRFIDタグ53に無線通信によって「損傷無し」と書き込む(ステップS10:書込工程)。
この後、トレーラ11はコンテナ7をコンテナターミナル1へ輸送する(ステップS11)。
この間、加速度センサ51は、加速度を検出しており、加速度の検出値が所定値を超える場合には、RFIDタグ53に異常信号を発信する。RFIDタグ53は、この異常信号が発信されたらそれを情報として格納する。
したがって、加速度センサ51の検出値が所定値を超えない場合には、RFIDタグ53は何の情報も格納しないことになる。
ステップS7およびステップS11で、コンテナターミナル1に輸送されたコンテナは、ゲート13で受け付けられる。
このとき、損傷判断部55の読取部63がシャーシ49に取り付けられたRFIDタグ53に格納された異常信号の有無を無線通信によって読み取る(ステップS12:読取工程)。
処理部57は、読取部63が読み取ったRFIDタグ53の情報に異常信号が記録されているかを判断する(ステップS13)。
RFIDタグ53に異常信号が記録されていない(No)場合、そのままゲート13を通過させ(ステップS14)、コンテナ7は所定の蔵置エリア9に蔵置される(ステップS15)。
RFIDタグ53に異常信号が記録されている(Yes)場合には、例えば、目視検査でコンテナ7の異常個所を確認する(ステップS16)。目視検査で異常が無かった場合には、ステップ15に戻り、コンテナ7は所定の蔵置エリア9に蔵置される。
目視検査で異常が見つかった場合には、荷主あるいは運送業者に輸送状況を確認する(ステップS17)。
一方、ステップS1で対象コンテナ7が輸入コンテナ7である(No)場合、コンテナ船3からの陸揚げ時にコンテナ7の外観を検査する(ステップ21)。
すなわち、図2に示されるように、コンテナ7をコンテナクレーン19からヤードトレーラ43に移載する時、コンテナ7が降下する過程で、撮影カメラ37,39,41によってコンテナ7の両側面および上下面を撮影し、ターミナルビル15で画面を見て損傷の有無をチェックする。
なお、この場合、岸壁5に人がいるような状態であれば、目視検査としてもよい。
そして、チェックした結果を、ターミナル管理システムに記録する(ステップS22)。
次に、そのコンテナ7が実入りコンテナ7、すなわち、荷詰めされたコンテナ7か否か判断する(ステップS23)。
実入りコンテナ7である(Yes)場合、ヤードトレーラ43に移載されたコンテナ7は、所定の蔵置エリア9に蔵置される。
その後、荷主あるいは運送会社が引き取りに来た場合、蔵置エリア9でシャーシ49(トレーラ11)に移載され、ゲート13に移動する。
ゲート13では、損傷判断部55の書込部61がターミナル管理システムから入出力部57に送られた検査結果をシャーシ49に取り付けられたRFIDタグ53に無線通信によって書き込む(ステップS24:書込工程)。
トレーラ11はコンテナ7を荷主のところに輸送し(ステップS25)、荷主がデバンニング(荷降し)する(ステップS26)。
デバンニングされた後、トレーラ11は空のコンテナ7をコンテナターミナル1あるいはオフドックバンプール65へ輸送する(ステップS27)。
この間、加速度センサ51は、加速度を検出しており、加速度の検出値が所定値を超える場合には、RFIDタグ53に異常信号を発信する。RFIDタグ53は、この異常信号が発信されたらそれを情報として格納する。
したがって、加速度センサ51の検出値が所定値を超えない場合には、RFIDタグ53は何の情報も格納しないことになる。
コンテナターミナル1あるいはオフドックバンプール65に輸送されたコンテナ7は、ゲート13あるいはゲート67で受け付けられる。
このとき、損傷判断部55の読取部63がシャーシ49に取り付けられたRFIDタグ53に格納された異常信号の有無を無線通信によって読み取る(ステップS28:読取工程)。
一方、ステップS23において実入りコンテナ7でない(No)、すなわち空のコンテナ7である場合、戻す先がオフドックバンプール65かを判断する(ステップS29)。
戻す先がバンプール17である(No)場合、ターミナル管理システムに記録された陸揚げ時の検査結果に異常があるか判断する(ステップS30)。
異常がない(No)場合、バンプール17に蔵置して保管する(ステップS31)。
異常がある(Yes)場合、そのコンテナ7を修理する(ステップS32)。
戻す先が、オフドックバンプール65である(Yes)場合、コンテナ7をシャーシ49(トレーラ11)に移載し、ゲート13に搬入する。
ゲート13では、損傷判断部55の書込部61がターミナル管理システムから入出力部57に送られた検査結果をシャーシ49に取り付けられたRFIDタグ53に無線通信によって書き込む(ステップS33:書込工程)。
トレーラ11はコンテナ7をオフドックバンプール65に輸送する(ステップS34)。
この間、加速度センサ51は、加速度を検出しており、加速度の検出値が所定値を超える場合には、RFIDタグ53に異常信号を発信する。RFIDタグ53は、この異常信号が発信されたらそれを情報として格納する。
したがって、加速度センサ51の検出値が所定値を超えない場合には、RFIDタグ53は何の情報も格納しないことになる。
オフドックバンプール65に輸送されたコンテナ7は、ゲート67で受け付けられる。
このとき、損傷判断部55の読取部63がシャーシ49に取り付けられたRFIDタグ53に格納された異常信号の有無を無線通信によって読み取る(ステップS35:読取工程)。
処理部57は、読取部63が読み取ったRFIDタグ53の情報に輸送中の異常信号が記録されているかを判断する(ステップS36)。
RFIDタグ53に輸送中の異常信号が記録されていない(No)場合、書込部61が書き込んだターミナル管理システムに記録された陸揚げ時の検査結果に異常があるか判断する(ステップS37)。
これに異常がない(No)場合、そのままゲート13あるいはゲート67を通過させ(ステップS38)、バンプール17あるいはオフドックバンプール65に蔵置される(ステップS39)。
ステップS36でRFIDタグ53に輸送中の異常信号が記録されている(Yes)場合あるいはステップS37で陸揚げ時の異常がある(Yes)場合には、例えば、目視検査でコンテナ7の異常個所を確認し(ステップS40)、必要があれば修理する(ステップS41)。
また、ステップS36でRFIDタグ53に輸送中の異常信号が記録されている(Yes)場合には、荷主あるいは運送業者に輸送状況を確認する(ステップS42)。
このように、本実施形態では、コンテナ7を積載したシャーシ49(トレーラ11)がゲート13あるいはゲート67を通って出て行く際、書込部61によって、その時のコンテナ7の状態、すなわち、損傷の有無をRFIDタグ53に書き込む。そして、シャーシ49(トレーラ11)がコンテナ7を搬送している間に、シャーシ49にかかる加速度が所定値を越える事態が発生した場合に、加速度センサ51がそれを検出し、その検出信号をRFIDタグ53に書き込むことになる。
したがって、シャーシ49(トレーラ11)が、例えば、コンテナターミナル1のゲート13で受付される際には、RFIDタグ53に損傷の可能性があるかないかの情報が既に格納されていることになる。
そして、シャーシ49(トレーラ11)が、例えば、コンテナターミナル1のゲート13でコンテナ7の受け渡しを行う際、読取部63がRFIDタグ53に記録された情報を読み取るので、その時点での損傷の可能性の有無を確認することができる。
この場合、損傷の可能性がない場合には、そのまま通過できるし、損傷の可能性がある場合には、別途、目視検査等によってチェックすることになる。
このように、シャーシ49(トレーラ11)が、例えば、コンテナターミナル1のゲート13でコンテナ7の受け渡しを行う際には、読取部63がRFIDタグ53に格納された移動中に検出された損傷の可能性の有無をチェックするだけであるので、ゲート13の通過時間を短縮することができ、渋滞等の発生を防止することができる。
また、加速度センサ51およびRFIDタグ53はコンテナ7を搬送するシャーシ49(トレーラ11)に取り付けられるので、コンテナ7に取付けるのに比較して格段に取付け個数を減少させることができる。
なお、以上説明した本実施形態におけるコンテナ管理システムは、これに限定解釈されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形を行ってもよい。
本発明の位置実施形態が適用されるコンテナターミナルを示す斜視図である。 図1のX視図である。 本発明の一実施形態にかかるトレーラを示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる損傷判断部の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかるオフドックバンプールを示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかるコンテナ管理システムのフロー図である。 本発明の一実施形態にかかるコンテナ管理システムのフロー図である。
符号の説明
7 コンテナ
11 トレーラ
49 シャーシ
51 加速度センサ
53 RFIDタグ
61 書込部
63 読取部

Claims (4)

  1. コンテナを搬送するコンテナ搬送用装置であって、
    前記コンテナの損傷を推定する損傷検出用センサと、
    該損傷検出用センサの検出情報が書き込み可能とされるIDタグと、
    が備えられていることを特徴とするコンテナ搬送用装置。
  2. 前記損傷検出用センサは、作用する加速度の大きさを検出する加速度計であることを特徴とする請求項1に記載されたコンテナ搬送用装置。
  3. 搬送するコンテナの損傷を推定する損傷検出用センサおよび該損傷検出用センサの検出情報が書き込み可能とされるIDタグが取り付けられたコンテナ搬送用装置と、
    該コンテナ搬送用装置に前記コンテナを受け渡す際、前記IDタグに前記コンテナの状態を書き込む書込手段と、
    前記コンテナ搬送用装置から前記コンテナを受け取る際、前記IDタグに記録された情報を読み取る読取手段と、
    が備えられていることを特徴とするコンテナ管理システム。
  4. 搬送するコンテナの損傷を推定する損傷検出用センサおよび該損傷検出用センサの検出情報が書き込み可能とされるIDタグが取り付けられたコンテナ搬送用装置を用いて前記コンテナを搬送するコンテナ管理方法であって、
    前記コンテナ搬送用装置に前記コンテナを受け渡す際、前記IDタグに前記コンテナの状態を書き込む書込工程と、
    前記コンテナ搬送用装置から前記コンテナを受け取る際、前記IDタグに記録された情報を読み取る読取工程と、
    が備えられていることを特徴とするコンテナ管理方法。
JP2006234148A 2006-08-30 2006-08-30 コンテナ搬送用装置、コンテナ管理システムおよびコンテナ管理方法 Withdrawn JP2008056405A (ja)

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