JP4346478B2 - コンテナ貨物の検査装置および検査方法 - Google Patents

コンテナ貨物の検査装置および検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4346478B2
JP4346478B2 JP2004070883A JP2004070883A JP4346478B2 JP 4346478 B2 JP4346478 B2 JP 4346478B2 JP 2004070883 A JP2004070883 A JP 2004070883A JP 2004070883 A JP2004070883 A JP 2004070883A JP 4346478 B2 JP4346478 B2 JP 4346478B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
cargo
inspection
rail
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004070883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005255362A (ja
Inventor
藤原  潔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd, Mitsui E&S Holdings Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2004070883A priority Critical patent/JP4346478B2/ja
Publication of JP2005255362A publication Critical patent/JP2005255362A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4346478B2 publication Critical patent/JP4346478B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V5/00Prospecting or detecting by the use of ionising radiation, e.g. of natural or induced radioactivity
    • G01V5/20Detecting prohibited goods, e.g. weapons, explosives, hazardous substances, contraband or smuggled objects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geophysics (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

本発明は、コンテナ貨物の検査装置および検査方法に係り、特に船舶から荷降ろしされたコンテナ内の貨物または船舶へ積込みされるコンテナ内の貨物を開梱することなく、コンテナの外部から放射線によって検査するようにしたコンテナ貨物の検査装置および検査方法に関する。
近年、コンテナ内に収容されてくる輸入貨物若しくは輸出貨物の中には、銃器、麻薬等の社会悪物品や荷主の申告とは異なる不正物品が隠されていることが多くなってきている。これらの物品を摘発するために輸出入貨物を取り扱う港湾では、コンテナ貨物の検査が重要になっている。コンテナ貨物を検査する装置としては例えば遮蔽室内にX線装置を配置し、このX線検査装置に対してコンテナを搭載した車両を通過させることにより、コンテナ貨物をX線検査するというものがある(特許文献1)。
また、コンテナを搬送する船舶は近年大型化が進み、船舶からコンテナを荷降ろししたり、船舶へコンテナを積込みしたりすることに、相当な時間がかかることが懸念されている。港湾では、この荷降ろし、積込み等の荷役作業の効率化を図るため、岸壁クレーンからコンテナ搬送車両へコンテナを引き渡す際の中継手段として仮置台を使用するというものがある(特許文献2)。
特開2003−287507号公報 特開2003−276984号公報
上記のように船舶の大型化、コンテナの大量入荷に伴い、荷役作業の効率化が図られるようになった。しかし、上記のような搬出入コンテナの検査体制では、コンテナの検査割合は低下する一方となってしまう。そこで考えられることが、コンテナの荷役作業中に検査を行うことである。しかし、通常の仮置台は、コンテナが仮置きされた後、岸壁クレーンのコンテナ搬送方向の延長線上にコンテナを移動させてコンテナ搬送車両にコンテナを引き渡すようにしている。また、岸壁クレーンが配備される岸壁の幅は一般に30m程度である。ここにコンテナ検査装置を備えた仮置台を配備した場合、コンテナ貨物の検査効率は向上するものと考えられるが、仮置台は大型化し、コンテナ搬送車両の走行レーンを複数にわたって使用することとなる。このため、船舶が大型となり、1つの船舶に対して複数の岸壁クレーンを用いてコンテナ貨物の検査を行うような場合には、前記仮置台がコンテナ搬送車両の走行レーンを塞いでしまうという事態が起こる可能性がある。
そこで、本発明では、コンテナの荷役作業の段階でコンテナ貨物の検査を行い、コンテナ検査の効率化を図り、かつコンテナ搬送車両の走行レーンを確保して荷物の搬出入の効率化を図ることが可能なコンテナ貨物の検査方法および検査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るコンテナ貨物の検査装置は、岸壁クレーンによって船舶から荷降ろしされたコンテナ内の貨物や岸壁クレーンによって船舶へ積込みされるコンテナ内の貨物を放射線検査するコンテナ貨物の検査装置であって、中間フレームによって隔てられ、コンテナ搬送車両が待機・通過する床下空間と、コンテナを仮置きして検査を行う床上空間とを有し、前記床下空間には、検査装置の長手方向が前記岸壁クレーンのコンテナ搬送方向と交差する方向であってコンテナ搬送車両の車両走行レーンに沿う方向となるように配置するための自走可能な車輪が備えられ、前記床上空間には、仮置きされたコンテナを前記車両走行レーンに沿って搬送するコンテナ搬送手段と、前記コンテナ搬送手段のコンテナ搬送ルートに沿って設けられるコンテナ検査手段と、前記コンテナ搬送手段と前記コンテナ搬送車両との間で前記コンテナの受け渡しを行うコンテナ中継手段とが備えられることを特徴とする。また、前記検査装置のフレームは、単一の車両走行レーンの幅に対応した幅に構成されると良い。
また、前記コンテナ搬送手段は台車あるいはコンベアとすると良い。また、前記台車はレール上を移動し、前記レールは搬送レールと帰還レールとによって構成され、前記台車が循環走行することを可能とするために各レールの端部にはレール変更手段が設けられるようにすると良い。
上記目的を達成するために本発明に係るコンテナ貨物の検査方法は、岸壁クレーンによって船舶から荷降ろしされたコンテナ内の貨物や岸壁クレーンによって船舶へ積込みされるコンテナ内の貨物を放射線検査するコンテナ貨物の検査方法であって、岸壁クレーンによるコンテナ搬送方向と交差する方向であってコンテナ搬送車両の車両走行レーンに沿った方向へ仮置台の長手方向を向けて配置し、岸壁クレーンによって船舶へ荷積み/船舶から荷降ろしされるコンテナの検査を仮置台の床上空間において前記コンテナを前記車両走行レーンに沿った方向へ移動させて行う工程と検査対象としてのコンテナを床下空間で待機するコンテナ搬送車両との間で受け渡しする工程とを有することを特徴とする。
上記のようなコンテナ貨物の検査装置において、岸壁クレーンのコンテナ搬送方向と交差する方向であってコンテナ搬送車両の車両走行レーンに沿う方向に仮置台を設け、前記仮置台には、当該仮置台の一端部に仮置きされるコンテナを前記車両走行レーンに沿って搬送するコンテナ搬送手段と、前記コンテナ搬送手段のコンテナ搬送ルートに沿って設けられるコンテナ検査手段と、検査対象としてのコンテナを前記仮置台と車両走行レーンで待機するコンテナ搬送車両との間で受け渡しするコンテナ中継手段と、を備えることを特徴とすることにより、岸壁クレーンのコンテナ搬送方向に対する仮置台の幅を狭くすることができ、仮置台が複数の車両走行レーンを塞ぐということが無くなる。また、コンテナを荷役作業の段階で検査することができるため、コンテナ検査の効率化を図ることができる。
また、上記のようなコンテナ貨物の検査方法において、岸壁クレーンによって船舶へ荷積み/船舶から荷降ろしされるコンテナの検査と、検査対象としてのコンテナのコンテナ搬送車両に対する受け渡しと、を岸壁クレーンの搬送方向と交差する方向であってコンテナ搬送車両の車両走行レーンに沿った方向へコンテナを移動させて行うことにより、岸壁クレーンのコンテナ搬送方向に沿ったコンテナの仮置き・検査領域を縮小させることができ、複数の車両走行レーンを跨ぐことなくコンテナ貨物の検査を行うことができる。
以下本発明のコンテナ貨物の検査方法および検査装置に係る実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明に係る実施形態の一つであり、本発明は以下の実施形態のみに限定されるものではない。
図1は本発明のコンテナ貨物の検査方法および検査装置に係る実施形態の斜視図を示し、図2は図1のA−A断面を示し、図3は図1のB−B断面を示す。また、図4は、本発明に係る検査装置が使用される岸壁エリアの正面説明図であり、図5は同平面説明図である。
図4および図5において、港湾の岸壁10の海側にはコンテナ船12が係留し、コンテナ船12には多数のコンテナ14が段積みされている。岸壁10の陸側には、岸壁クレーン16がコンテナ船12の荷降ろし位置に横付けされている。岸壁クレーン16の下部架構部内には本発明に係るコンテナ貨物の検査装置(仮置台)20が配置されている。岸壁クレーン16のスプレッダ18によって吊り上げられたコンテナ14は矢印Aの経路で荷降ろしされ、検査装置20に設定された仮置位置に仮置きされる。検査装置20で検査を終えたコンテナ14はコンテナ搬送車両70に引き渡され、目的エリアに搬送される。
以下、図1、図2および図3を参照し、検査装置20の実施形態について具体的な構成および使用状態の説明をする。検査装置20は高床式のフレーム21を有し、矩形の中間フレーム22によって床下空間と床上空間とに隔てられている。前記床下空間はコンテナ搬送車両70が待機・通過する空間となっており、前記床上空間(上部空間)はコンテナ貨物の放射線検査を行う空間として構成されている。床下空間と床上空間とを隔てる中間フレーム22は8本の主脚(柱)24によって支持されており、当該主脚24の下端には車輪26が取り付けられている。検査装置20は、このような構造のフレーム21を有することにより、移動自在とされる。なお、前記車輪26はコンテナ14の検査を行う際には、ロックされる構造とすると良い。
前記フレーム21は、図5に示すように岸壁クレーンによるコンテナ14の搬送方向に交差する方向であって、コンテナ搬送車両の車両走行レーン72に沿った方向が、長手方向となるように(岸壁と平行に)配置される。
また、当該フレーム21の上部空間には、コンテナ14の仮置位置28と搬出位置30とが前記フレーム21の長手方向両端部に各々設定されている。
前記仮置位置28と搬出位置30との間には、コンテナ14を載置して両者間を走行するコンテナ搬送手段としての台車(トラバーサ)32が備えられている。前記台車32は、中間フレームの上部であって、仮置位置28と搬出位置30の間の範囲に敷設された帰還レール48と、帰還レール48の上部に離間して敷設された搬送レール46との上面および仮置位置28と搬出位置30とに敷設された可動レール50、52の上面を走行する。可動レール50、52は、図2、図3に詳細を示すように、シリンダ機構54によって支持されており、搬送レール46と帰還レール48との間のスライド移動を可能にしているレール変更手段である。このような構造のレールを走行する台車32は、可動レール50から搬送レール46を走行し、可動レール52へ到り、帰還レール48を走行して可動レール50へ帰還する。
前記搬出位置30の上部には、主脚24が延設され、その上部に梁38が備えられている。梁38にはコンテナ中継手段としての巻上げ機構40が備えられる。当該巻上げ機構40は複数の巻上げドラムを有し、ワイヤ42を介して接続された、コンテナ14を吊り上げるための接続具であるスプレッダ44を巻上げ可能とする。
また、前記仮置位置28と搬出位置30との間には、コンテナ検査手段としての放射線検査器34が備えられている。前記放射線検査器34は、線源と検出器とから構成され、線源から放射される放射線を検出器が検出する。両者は台車32によって仮置位置28から搬出位置30へ搬送されるコンテナ14の側面となる位置に、互いに離間して配置され、搬送されるコンテナ14を長手方向に沿って検査する。
また、前記放射線検査器34の設置位置周辺の側面および上下面には、必要に応じて放射線の漏洩を防止するケーシング36を設けるようにすると良い。前記ケーシング36は、鉛やタングステンといった比重の高い金属や鉄、若しくはそれらの合金等の放射線遮蔽材料で構成すれば良い。
上記構成の検査装置20ではまず、当該検査装置20を自走させて岸壁クレーン16の下部架構部内に配備する。この際、検査装置20の長手方向がコンテナ搬送車両の車両走行レーン72に沿うようにする。次に、岸壁クレーン16によって吊り上げられたコンテナ14が仮置位置28で待機する台車32へ仮置きされる。コンテナ14を仮置きした後、台車32には搬送レール46上を搬出位置30まで移動させる。これにより、コンテナ14は岸壁クレーン16によって搬送された方向と直交する方向へ搬送されることとなる。
コンテナ14を搬送する過程において、コンテナ14は放射線検査器34の線源と検出器との間を通過する。この際、前記放射線検査器34はコンテナ14を長手方向に沿って検査することとなる。すなわち放射線検査器34の線源からコンテナ14に向けて放射線が放射される。放射線がコンテナ14の外郭及びコンテナ内の貨物を透過する過程で減衰し、減衰した透過放射線の線量が検出器によって検出される。検出器は、検出した放射線を電気信号に変換し、図示しない画像処理装置に出力する。前記画像処理装置は前記電気信号を処理してコンテナ14内の貨物に関する画像を図示しないモニタに表示する。モニタに表示された画像は、オペレータによって、コンテナ14の荷主が申告した貨物リストと明らかに違うものが無いかをチェックされる。
上記貨物のチェックは以下のような方法でも行うことができる。すなわち、放射線検査器にデータベースを保有させ、検査対象となったコンテナ14の貨物に対応した透過放射線の予想量を設定しておく。このような放射検査器によって検査されたコンテナ14では、透過放射線の線量が予想量と大きく異なる場合には、警報等を鳴らすようにする。警報が鳴ったコンテナ14は、別途詳細な検査にまわされる。これにより、人的労力を費やすことが少なくなり、検査速度も向上する。
上記検査が終了し、搬出位置30までコンテナが搬送されると、巻上げ機構40によって垂下されたスプレッダ44がコンテナ14の上部に接続される。その後、可動レール52を支持するシリンダ機構54を短縮させ、可動レール52を帰還レール48の高さと一致させる。次に、台車32は、帰還レール48上を走行して仮置位置28へ到る。仮置位置28では、搬送位置30と同じく可動レール50を支持するシリンダ機構54を短縮させて可動レール50と帰還レール48との高さを一致させて台車32を受け入れる。台車32が可動レール50上に移動した後、前記シリンダ機構54を伸長させて可動レール50を搬送レール46の高さと一致させる。
台車32が帰還することにより、開口状態となった搬出位置30では、巻上げ機構40によって吊り上げられた状態となったコンテナ14が巻き下げられ、中間フレーム22の下部(床下空間)で待機するコンテナ搬送車両70へ引き渡される。
なお、放射線検査によって正常が確認されたコンテナと、異常が確認されたコンテナとでは、当然にコンテナ搬送車両70による搬送以降の工程が異なる。
上記のようなコンテナ貨物の検査装置20では、コンテナ船12からの荷降ろし速度との関係を踏まえた効率の良いコンテナ貨物の検査を行うことができる。すなわち、通常岸壁クレーン16によって荷降ろしされるコンテナをコンテナ搬送車両70に引き渡す際には、双方のタイミングが合致しないことが少なくない。こういった場合に前記岸壁クレーン16はコンテナを吊ったまま待機せざるを得ないこととなる。本発明の検査装置20では、台車32にコンテナを仮置きすることができるので、前記双方のタイミングが合致しない場合であっても岸壁クレーン16は次のコンテナを吊りに行くことができる。また、コンテナ搬送手段を台車32にしたことにより、台車の数量を変えることで、仮置きしておけるコンテナを増やすことができるため、コンテナの検査と、コンテナ搬送車両70と岸壁クレーンとの互いのタイミングのズレが大きくなったとしても対応することができ、効率良く検査、コンテナの引き渡しを行うことができる。
さらに台車32の走行レールを搬送レール46と帰還レール48との上下二段にしたことにより、台車を循環走行させることができ、より効率の良いコンテナ検査を行うことができる。
上記のようなコンテナ貨物の検査方法によって、岸壁クレーン16のコンテナ搬送方向に沿ってコンテナの仮置き・検査領域を車両走行レーン72の幅に近似させることで、複数の車両走行レーン72を跨ぐことなくコンテナ貨物の検査を行うことができる。
上記実施形態の放射線検査器34では、使用する放射線として、X線を採用している。X線は透過力が大きく、コンテナの外郭鉄板を透過させることを必須とする本発明では特に有効であり、好ましくは6〜9MeV程度の高エネルギのX線を用いると良い。しかしながら、本発明に用いる放射線としては、γ線等であっても良い。
また、上記実施形態では、コンテナ中継手段として巻上げ機構40を用いる旨記載した。しかしながら、本発明に係るコンテナ中継手段は、他の吊下げ手段や、コンテナを搬出位置からコンテナ搬送車両に引き渡すことができるものであれば、フォークリフトのような物でも良い。この場合は、コンテナ下部に設けられた、図示しないフォークポケットを利用することが好適である。
また、実施形態では、コンテナ搬送手段として台車32を使用したが、コンベアを使用するようにしても良い。この場合、搬出位置30は開口状態のままにしておき、コンテナ中継手段をクレーン等の横行手段を備えた吊り上げ具とすると良い。これにより、コンベアの端部(搬出位置)まで搬送されたコンテナを吊り上げ、吊り上げ状態で開口上部まで移動し、コンテナ搬送車両へ引き渡すことが可能となる。また、仮置きしたコンテナを天井クレーンで移動させるようにしても良い。
なお、上記実施形態は、本発明のコンテナ貨物の検査装置に係る好適な実施形態の一態様であって、発明の主要部を変更しない限りにおいて様々な形態を採ることができる。すなわち、検査装置20は8本の主脚24を有する高床式の構造物としたが、主脚の数はもちろん、コンテナ14を仮置きし、車両走行レーン72に沿って搬送し、検査し、搬送車両に引き渡すという構成をとれるものであれば、種々の構成を含むものとする。
また、上記実施形態では、コンテナを船舶から荷降ろしする場合についてのみ記載したが、工程を逆転させることにより、コンテナを船舶へ積込む際にも適用することができる。すなわち、コンテナ搬送車両70によって搬送されたコンテナ14をスプレッダ44を介して吊り上げる。帰還レール48を介して搬出位置30へ帰還した台車32へ前記コンテナ14を載置する。コンテナ14を載置した台車32を搬送レール46上を移動させ、検査装置20によって前記コンテナ14を検査する。検査を終了したコンテナ14は岸壁クレーン16への引渡し位置である仮置位置28へ搬送される。その後前記台車は帰還レール48を介して搬出位置30に戻る。
本発明のコンテナ貨物の検査装置に係る実施形態の斜視図である。 図1のA―A断面を示す図である。 図2のB―B断面を示す図である。 本発明のコンテナ貨物の検査装置が使用される港湾の正面説明を示す正面図である。 本発明のコンテナ貨物の検査装置が使用される港湾の平面説明を示す正面図である。
符号の説明
10………岸壁、12………コンテナ船、14………コンテナ、16………岸壁クレーン、18………スプレッダ、20………検査装置、21………フレーム、22………中間フレーム、24………主脚(柱)、26………車輪、28………仮置位置、30………搬出位置、32………台車(トラバーサ)、34………放射線検査器、36………ケーシング、38………梁、40………巻上げ機構、42………ワイヤ、44………スプレッダ、46………搬送レール、48………帰還レール、50、52………可動レール、54………シリンダ機構、70………コンテナ搬送車両、72………車両走行レーン。

Claims (5)

  1. 岸壁クレーンによって船舶から荷降ろしされたコンテナ内の貨物や岸壁クレーンによって船舶へ積込みされるコンテナ内の貨物を放射線検査するコンテナ貨物の検査装置であって、
    中間フレームによって隔てられ、コンテナ搬送車両が待機・通過する床下空間と、コンテナを仮置きして検査を行う床上空間とを有し、
    前記床下空間には、検査装置の長手方向が前記岸壁クレーンのコンテナ搬送方向と交差する方向であってコンテナ搬送車両の車両走行レーンに沿う方向となるように配置するための自走可能な車輪が備えられ、
    前記床上空間には、仮置きされたコンテナを前記車両走行レーンに沿って搬送するコンテナ搬送手段と、前記コンテナ搬送手段のコンテナ搬送ルートに沿って設けられるコンテナ検査手段と、前記コンテナ搬送手段と前記コンテナ搬送車両との間で前記コンテナの受け渡しを行うコンテナ中継手段とが備えられることを特徴とするコンテナ貨物の検査装置。
  2. 前記検査装置のフレームは、単一の車両走行レーンの幅に対応した幅に構成されることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ貨物の検査装置。
  3. 前記コンテナ搬送手段は台車あるいはコンベアであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンテナ貨物の検査装置。
  4. 前記台車はレール上を移動し、前記レールは搬送レールと帰還レールとによって構成され、前記台車が循環走行することを可能とするために各レールの端部にはレール変更手段が設けられてなることを特徴とする請求項3に記載のコンテナ貨物の検査装置。
  5. 岸壁クレーンによって船舶から荷降ろしされたコンテナ内の貨物や岸壁クレーンによって船舶へ積込みされるコンテナ内の貨物を放射線検査するコンテナ貨物の検査方法であって、
    岸壁クレーンによるコンテナ搬送方向と交差する方向であってコンテナ搬送車両の車両走行レーンに沿った方向へ仮置台の長手方向を向けて配置し、
    岸壁クレーンによって船舶へ荷積み/船舶から荷降ろしされるコンテナの検査を仮置台の床上空間において前記コンテナを前記車両走行レーンに沿った方向へ移動させて行う工程と
    検査対象としてのコンテナを床下空間で待機するコンテナ搬送車両との間で受け渡しする工程とを有することを特徴とするコンテナ貨物の検査方法。
JP2004070883A 2004-03-12 2004-03-12 コンテナ貨物の検査装置および検査方法 Expired - Fee Related JP4346478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070883A JP4346478B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 コンテナ貨物の検査装置および検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070883A JP4346478B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 コンテナ貨物の検査装置および検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005255362A JP2005255362A (ja) 2005-09-22
JP4346478B2 true JP4346478B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=35081472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004070883A Expired - Fee Related JP4346478B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 コンテナ貨物の検査装置および検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4346478B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7753637B2 (en) * 2007-03-01 2010-07-13 Benedict Charles E Port storage and distribution system for international shipping containers
CN101441183B (zh) 2007-11-20 2011-08-24 同方威视技术股份有限公司 一种拖车安全检查系统
KR101741636B1 (ko) 2015-05-29 2017-05-30 한국해양과학기술원 컨테이너 검색 시스템
CN108490495A (zh) * 2018-04-04 2018-09-04 同方威视技术股份有限公司 集装箱检查系统、转运方法及港口设施
CN108318930A (zh) * 2018-04-04 2018-07-24 同方威视技术股份有限公司 集装箱检查系统及其检测方法和港口设施

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005255362A (ja) 2005-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3970315B2 (ja) コンテナ検査荷役方法およびコンテナ検査荷役システム
JP6048686B2 (ja) 一時保管装置と搬送システム及び一時保管方法
JP2005514288A (ja) クレーン装置での非接触積荷チェックのための装置と方法
WO2012133278A1 (ja) コンテナターミナルとその制御方法
KR20070027735A (ko) 향상된 카고 컨테이너 스캐닝 크레인
WO2016047260A1 (ja) パージ装置及びパージ方法
CA2973384A1 (en) Method and container transfer installation for placing containers into and removing containers from container storage areas
KR20060058714A (ko) 이동식 카고 컨테이너 스캐닝 크레인
WO2019214357A1 (zh) 集装箱检查系统、港口设施及集装箱检查方法
US11377313B2 (en) Shipping container handling systems and methods
JP4346478B2 (ja) コンテナ貨物の検査装置および検査方法
EP3786099A1 (en) Container inspection system, port facility, and container inspection method
JP2002068481A (ja) コンテナの段積貯蔵装置
JP4274980B2 (ja) コンテナ貨物の検査装置
JP4252481B2 (ja) コンテナ貨物の検査装置および方法
EP2743217B1 (en) Loading and unloading system for containers at quayside
JP2004203622A (ja) コンテナ検査システム、コンテナ検査方法、コンテナ検査装置
JP4252479B2 (ja) コンテナ貨物の検査装置
US20150219786A1 (en) System for the contactless inspection of containers, particularly iso containers, within a loading and unloading plant
FI62995B (fi) Anordning foer transport foervaring och sortering av foeremaol
JP4274981B2 (ja) コンテナ内貨物の検査装置
JP4252480B2 (ja) コンテナ貨物の検査装置
JP4420188B2 (ja) コンテナ貨物運搬装置
JP3729267B2 (ja) X線コンテナ検査船
EP3779519A1 (en) Container inspection system, port facility, and container inspection method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140724

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees