JP5119893B2 - 車両用エアバッグの収納構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用エアバッグの収納構造に関し、さらに詳しくは、車室内の側面に沿ってカーテン状に展開するカーテンエアバッグを収納する車両用エアバッグの収納構造に関する。
自動車等の車両には、車体側部にカーテン式のエアバッグ装置を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1においては、車両前後方向に延設されたルーフサイドレールに、ブラケットを締結し、該ブラケットの下面にエアバッグ袋体を取り付け、これらのブラケット及びエアバッグ袋体を室内側から覆うようにヘッドライニングを配設している。前記ヘッドライニングの端部は、ウエザストリップに保持されている。
そして、車両衝突時には、エアバッグ袋体が膨出し、ヘッドライニングを下方に押し広げて車体側面に展開するように構成されている。
特開2002−53003公報
しかしながら、前記背景技術に示したエアバッグ装置においては、前記ヘッドライニングはブラケット等に支持されていないため、エアバッグ袋体が膨出した場合に、ヘッドライニングが開く起点となる位置がばらつくおそれがあった。このため、エアバッグ袋体の展開方向や展開速度等が一定しないという問題があった。
そこで、本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、エアバッグの展開方向や展開速度等が一定になる車両用エアバッグの収納構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る車両用エアバッグの収納構造は、車体上部の左右両端部に延設された一対のルーフサイドレールと、該ルーフサイドレールの車室内側に固定されたエアバッグ用取付部材と、該エアバッグ用取付部材に保持されたエアバッグと、該エアバッグを車室内側から覆うようにして前記エアバッグ用取付部材に固定され、可撓性を有するヘッドライニングと、前記ヘッドライニングおよびエアバッグ用取付部材に車室内側から取り付けられたオーバーヘッドコンソールとを備え、車体に衝撃荷重が入力されたときに、前記エアバッグが膨出して前記ヘッドライニングを押し開くことによって、車室側面に下方に向けて展開するように構成したことを特徴とする。
本発明に係る車両用エアバッグの収納構造によれば、ヘッドライニングがエアバッグ用取付部材に取り付けられているため、エアバッグが膨出して展開するときに、エアバッグの展開方向や展開速度等が一定になる。また、オーバーヘッドコンソールがヘッドライニングおよびエアバッグ用取付部材を覆っているため、車室内の美観が向上する。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第実施形態による車両用エアバッグの収納構造を適用した車室内の側部を示す側面図である。
車両室内には、前部にフロントシート1が配設され、後部にリヤシート3が配設されている。また、車体側部には、室内の後部から前部にかけてエアバッグ装置が配設されている。該エアバッグ装置は、後端部に設けられたインフレータ5と、該インフレータ5に接続されてルーフサイドレール7に沿って車両前方に延びる配管9と、該配管9に設けられたエアバッグ11とから構成されている。そして、フロントシート1の上方には、オーバーヘッドコンソール13が配設され、該オーバーヘッドコンソール13の後方には、内装材15が配設されている。
図2は図1のA−A線による断面図、図3は本発明の実施形態によるエアバッグ用取付ブラケットを示す斜視図である。
図2に示すように、車体上部の車幅方向端部には、閉断面構造のルーフサイドレール7が車両前後方向に沿って配設されている。該ルーフサイドレール7は、車室外側(車幅方向外側)に配設されたアウターパネル17と、車室内側(車幅方向内側)に配設されたインナーパネル18とが、互いの端部に形成された接合フランジ19,21を接合することによって閉断面構造に形成されている。このインナーパネル18の車室内側には、エアバッグ用取付部材である取付ブラケット23がボルト25を介して締結されている。
また、図2に示すように、ルーフサイドレール7のアウターパネル17とインナーパネル18との下側の接合フランジ21には、ゴム等の弾性体からなるウェルト27が嵌合されている。
また、取付ブラケット23は、図3に示すように、ルーフサイドレール7に取り付けられた状態においては、車両前後方向となる長手方向に沿って延びている。この取付ブラケット23は、上部側の本体部29と、該本体部29の下端から車幅方向外側に折れ曲がって斜め下方に延びるエアバッグ取付部31と、本体部29の下端から車幅方向内側に斜め下方に折れ曲がって延びる脚部33と、該脚部33の先端から更に上方に屈曲して延びる逃げ部35とから一体に形成されている。
図3に示すように、前記本体部29から逃げ部35に至るまで車幅方向に沿って連続して延びる断面略半円状のビード37が前後一対に形成されている。また、本体部29は上下方向に延び、ボルト25を挿通する挿通孔39が前後方向に沿って所定間隔をおいて3つ穿設されている。一方、逃げ部35には、オーバーヘッドコンソール13の係止クリップ41を係止させる係止孔43が前後一対に穿設されている。
そして、図2に示すように、ヘッドライニング45の車幅方向内側の基部47は、取付ブラケット23の逃げ部35とオーバーヘッドコンソール13の車幅方向外側の端部との間に挟持されている。具体的には、オーバーヘッドコンソール13の車幅方向外側の端部には、上方に延びる係止クリップ41が一体形成されており、ヘッドライニング45を取付ブラケット23の逃げ部35とオーバーヘッドコンソール13の端部との間に配置した状態でオーバーヘッドコンソール13を上昇させて係止クリップ41を逃げ部35の係止孔43に嵌合させている。また、ヘッドライニング45は、前記取付ブラケット23およびエアバッグ11を車室内側から覆うように配設され、車幅方向外側の端部49は前記ウェルト27の舌片51に係止されている。
なお、エアバッグ11は、図2に示すように、複数回に亘って折り畳まれた状態で、取付ブラケット23のエアバッグ取付部31に保持されている。
図4は、図2の要部を拡大した断面図である。
取付ブラケット23には、前述したように、車幅方向内側に向けて斜め下方に屈曲して延びる脚部33が設けられ、該脚部33の端部には、斜め上方に屈曲する段差部53を介して車幅方向内側に略水平方向に延びる逃げ部35が設けられている。
ここで、脚部33に沿って斜め下方に向けて延長線L(一点鎖線で示す)を引くと、この延長線Lよりも内方側、即ち、延長線Lに対してエアバッグ側は、該エアバッグ11の展開領域aとなる。そして、前記オーバーヘッドコンソール13は、前記延長線Lの外方側の部位bに配置されており、オーバーヘッドコンソール13の端縁55は、取付ブラケット23の逃げ部35に対応する部位にまで延設されている。
図5は、本発明の実施形態によるエアバッグが展開する途中段階を示す断面図である。
車両が衝突を検知すると、図1に示すインフレータ5からガスが噴出し、配管9を通ってエアバッグ11に至る。このエアバッグ11は、ガスの流入によって膨出する。
通常状態では、図2に示すように、ヘッドライニング45の車幅方向外側の端部49がウェルト27の舌片51に係止されているが、図5に示すように、エアバッグ11が膨出すると、ヘッドライニング45の端部49がウェルト27から外れてヘッドライニング45を押し開き、エアバッグ11が展開する。
ここで、ヘッドライニング45の基部47は、オーバーヘッドコンソール13と取付ブラケット23によって挟持されているため、ヘッドライニング45はオーバーヘッドコンソール13の端縁55(図4参照)を中心に、側面視で半時計回りに回動することによって開く。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
前記ヘッドライニング45を、前記取付ブラケット(エアバッグ用取付部材)23とオーバーヘッドコンソール13とで挟持して固定しているため、ヘッドライニング45の取付作業が簡単にできると共に、オーバーヘッドコンソール13とヘッドライニング45との間に隙間が生じることがないので、美観が向上する。
前記オーバーヘッドコンソール13の車幅方向端部を、ヘッドライニング45および取付ブラケット(エアバッグ用取付部材)23に取り付けているため、オーバーヘッドコンソール13と取付ブラケット23によるヘッドライニング45の挟持をさらに確実に行うことができる。
前記取付ブラケット(エアバッグ用取付部材)23に車室内に向けて延びる脚部33を形成し、該脚部33の延長線Lに対して、エアバッグ11の展開領域aの外方側の部位bに前記オーバーヘッドコンソール13を配置しているため、エアバッグ11が膨出したときに、エアバッグ11がオーバーヘッドコンソール13に当たることなく、スムーズに展開する。
前記取付ブラケット(エアバッグ用取付部材)23の脚部33の端部を、エアバッグ11の展開領域aの外方側に向けて屈曲させて逃げ部35を形成し、前記オーバーヘッドコンソール13の端縁55をこの逃げ部35まで延設している。
従って、エアバッグ11が膨出する際に、オーバーヘッドコンソール13の端縁55を中心にしてヘッドライニング45が開くため、ヘッドライニング45の回動中心が一定になり、エアバッグ11の展開軌跡のばらつきを抑制することができる。
本発明の第実施形態による車両用エアバッグの収納構造を適用した車室内の側部を示す側面図である。 図1のA−A線による断面図である。 本発明の実施形態によるエアバッグ用取付ブラケットを示す斜視図である。 図2の要部を拡大した断面図である。 本発明の実施形態によるエアバッグが展開する途中段階を示す断面図である。
符号の説明
L…延長線
a…展開領域
7…ルーフサイドレール
11…エアバッグ
13…オーバーヘッドコンソール
23…取付ブラケット(エアバッグ用取付部材)
33…脚部
35…逃げ部
45…ヘッドライニング
55…端縁

Claims (5)

  1. 車体上部の車幅方向端部に車両前後方向に沿って延設されたルーフサイドレールと、該ルーフサイドレールの車室内側に固定されたエアバッグ用取付部材と、該エアバッグ用取付部材に保持されたエアバッグと、該エアバッグを車室内側から覆うようにして前記エアバッグ用取付部材に取り付けられ、可撓性を有するヘッドライニングと、前記ヘッドライニングおよびエアバッグ用取付部材に車室内側から取り付けられたオーバーヘッドコンソールとを備え、
    車体に衝撃荷重が入力されたときに、前記エアバッグが膨出して前記ヘッドライニングを押し開くことによってエアバッグが展開するように構成したことを特徴とする車両用エアバッグの収納構造。
  2. 前記ヘッドライニングを、前記エアバッグ用取付部材とオーバーヘッドコンソールとで挟持して固定したことを特徴とする請求項1に記載の車両用エアバッグの収納構造。
  3. 前記オーバーヘッドコンソールの車幅方向端部を、ヘッドライニングおよびエアバッグ用取付部材に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用エアバッグの収納構造。
  4. 前記エアバッグ用取付部材に車室内に向けて延びる脚部を形成し、該脚部の延長線に対して、エアバッグの展開領域の外方側の部位に前記オーバーヘッドコンソールを配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用エアバッグの収納構造。
  5. 前記エアバッグ用取付部材の脚部の端部を、エアバッグの展開領域の外方側に向けて屈曲させて逃げ部を形成し、前記オーバーヘッドコンソールの端縁をこの逃げ部まで延設したことを特徴とする請求項4に記載の車両用エアバッグの収納構造。
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