JP4317066B2 - 自動車の側突用エアバッグ装置 - Google Patents

自動車の側突用エアバッグ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4317066B2
JP4317066B2 JP2004098650A JP2004098650A JP4317066B2 JP 4317066 B2 JP4317066 B2 JP 4317066B2 JP 2004098650 A JP2004098650 A JP 2004098650A JP 2004098650 A JP2004098650 A JP 2004098650A JP 4317066 B2 JP4317066 B2 JP 4317066B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
base member
clip
automobile
insertion piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004098650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005280530A (ja
Inventor
富男 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP2004098650A priority Critical patent/JP4317066B2/ja
Publication of JP2005280530A publication Critical patent/JP2005280530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4317066B2 publication Critical patent/JP4317066B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Description

本発明は、自動車の側突用エアバッグ装置に関するものである。
自動車の車体における乗員頭部よりも高い位置にはサイドルーフレールが配され、このサイドルーフレールに沿って、側面衝突時における乗員保護用のエアバッグが設けられている。このエアバッグは、センタピラーを越えて前後方向に延びる前後長さを有し、上下方向で折りたたまれた状態で、前記サイドレールに対して、その上端部がボルト手段により固定されている。
そして、自動車の側面衝突時に、インフレータのガスがエアバッグ内に噴射されることにより、エアバッグがヘッドライニングの下端部を車室内側へ押し開きながら下方へ向けてカーテン状に展開し、乗員の頭部を保護するようになっている。
但し、センタピラーの車室内側には、内装材としてセンタピラーガーニッシュが取付けられており、このセンタピラーガーニッシュが自動車の側面衝突時に車室内側に押し出されるため、エアバッグが車室内側へ展開せずに、このセンタピラーガーニッシュと車体との隙間へ入り込んでしまうおそれがある。そのため、従来は、センタピラーガーニッシュの上端部に、エアバッグがセンタピラーガーニッシュと車体との間へ侵入するのを防止するためのガイド壁を形成し、このガイド壁によりエアバッグの展開方向を車室内側へ導いている(例えば、特許文献1。)。
特許第3125729号公報(図5、図6図)
しかしながら、このような従来の技術にあっては、エアバッグがセンタピラーガーニッシュと車体との間に侵入するのを防止するために、センタピラーガーニッシュの上端部にガイド壁を形成しているため、センタピラーガーニッシュの構造が複雑になり、センタピラーガーニッシュの成形が難しくなると共に、ガイド壁を形成したことにより、センタピラーガーニッシュの表面にヒケや歪みが生じ、内装材としてのセンタピラーガーニッシュの外観品質にも悪影響を与えている。
また、折りたたまれた状態のエアバッグの上端部がボルト手段よりサイドルーフレールに固定されるため、エアバッグ膨張時の車体に対する取付強度は高いが、エアバッグを最初に車体に対して取付ける作業や、メンテナンスのためにエアバッグを車体から取外す際の作業が面倒である。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、ガーニッシュにガイド壁を形成せずに、エアバッグを確実に車室内側へ展開させることができると共に、エアバッグの車体への取付け作業や取外し作業が容易な自動車の側突用エアバッグ装置を提供するものである。
請求項1記載の発明は、車体側に位置する剛性を有するベース部材と、ベース部材の車室内側に取付けられた可撓性を有するカバー部材との間に、折りたたみ状態のエアバッグを収納し、センタピラーガーニッシュを越えて前後方向に延びる長さを有するエアバッグモジュールを形成し、該エアバッグモジュールを、ベース部材の長手方向に複数設置されたクリップを車体内壁の開口に係合させることにより車体内壁に対して着脱自在に取付け、自動車の側面衝突時に膨張したエアバッグがカバー部材を押し開きながら下方へ向けてカーテン状に展開する自動車の側突用エアバッグ装置であって、前記クリップは複数に分割された部分を外側に拡開変形自在な構造で、且つエアバッグの端部には膨出状の頭部を有する挿入片が結合され、該挿入片がベース部材を貫通した状態でクリップの内側へ挿入されていると共に、クリップの開口内へ係合される部分の対向面に、エアバッグ膨張時の反発力によりエアバッグごと車室内側に引き出される挿入片の頭部と当接してクリップの拡開変形を起こさせる拡開作用点が形成され、該拡開作用点と挿入片の頭部との間に、エアバッグの非膨張状態において所定のストローク幅が確保されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、ベース部材に挿入片を貫通させる挿通孔を形成し、ベース部材の挿通孔部分に、ベース部材とは別体のクリップをベース部材の表面に沿った状態でスライドさせて保持する保持部が、形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、クリップがベース部材に一体成形されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、ヒンジを介して連結された2枚のパネルでエアバッグの端部を挟持し、該パネルの一方に挿入片を形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、拡開作用点と挿入片の頭部との間に確保されたストローク幅分だけ、エアバッグの膨張時の反発力により、エアバッグが車室内側に引き出されるため、従来よりも車室内側に変位した位置からエアバッグが下方へ展開することとなり、エアバッグがセンタピラーガーニッシュと車体との隙間に入り込むことはなく、車室内側において確実に下方へ展開する。エアバッグの非膨張状態では、クリップは拡開しないので、このクリップを車体内壁の開口へ係合させることにより、エアバッグモジュールを取付けることができ、クリップを開口から抜くことにより、エアバッグモジュールをメンテナンスのために取外すことができる。また、エアバッグが車室内側に引き出されて、挿入片の頭部がクリップの拡開作用点を押し開くと、クリップが拡開変形して、クリップの開口に対する係合力が増加し、クリップの開口からの抜けを確実に防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、クリップをベース部材とは別体にしたため、ベース部材の形状の複雑化を回避でき、ベース部材の成形が容易になる。
請求項3記載の発明によれば、クリップをベース部材と一体成形したため、クリップの取付強度が別体の場合よりも向上する。
請求項4記載の発明によれば、2枚のパネルでエアバッグの端部を挟持し、そのパネルの一方に挿入片を形成したため、エアバッグと挿入片との結合力が高い。
ガーニッシュにガイド壁を形成せずに、エアバッグを確実に車室内側へ展開させることができると共に、エアバッグの車体への取付け作業や取外し作業が容易な自動車の側突用エアバッグ装置を提供する、という目的を、エアバッグモジュールにおいて、ベース部材に複数設置されたクリップは複数に分割された部分を外側に拡開変形自在な構造で、エアバッグの端部には膨出状の頭部を有する挿入片が結合され、該挿入片がベース部材を貫通した状態でクリップの内側へ挿入されていると共に、クリップの開口内へ係合される部分の対向面に、エアバッグ膨張時の反発力によりエアバッグごと車室内側に引き出される挿入片の頭部と当接してクリップの拡開変形を起こさせる拡開作用点が形成され、該拡開作用点と挿入片の頭部との間に、エアバッグの非膨張状態において所定のストローク幅が確保されていることにより、実現した。以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図11は、本発明の第1実施例を示す。図1は、自動車の上部を車室内側から見た図で、エアバッグ1が展開した状態を示している。車体の上部には、前後方向に沿って、「車体内壁」としてのサイドルーフレール2が形成されている。サイドルーフレール2には、前後方向に沿って複数の開口3が形成されている。
このサイドルーフレール2に沿った状態で、ポリプロピレン製の剛性を有するベース部材4が取付けられる。ベース部材4には、前後方向における複数箇所に挿通孔5が形成され、その周辺に、一辺を入口とした保持部6が形成されている。
この保持部6に対して、ベース部材4とは別体のクリップ7を、一方側からスライドさせて収納している。クリップ7をベース部材4とは別体にしたため、ベース部材4の形状の複雑化を回避でき、ベース部材4の成形が容易になる。
クリップ7(係合片7a)は互いに対向する2枚構造で、周囲にはフランジ8が形成されている。フランジ8よりも先端側がサイドルーフレール2の開口3内に係合される。クリップ7の開口3内へ係合される部分の対向面には拡開作用点Pが設定されている。この拡開作用点Pの間に他の物が入り込み、その部分を押し開くことにより、クリップ7(係合片7a)の先端側が離反方向に開いた拡開状態となる。
このベース部材4には下側が開放された凹部9が前後方向に形成されている。また、挿通孔5はこの凹部9内に形成されている。この凹部9の後端はベース部材4の後端と一致しており、そのまま後方へ開放されている。
エアバッグ1は全体が上下で折りたたみまれ、その上端部には支持片10(図5参照)が複数形成されている。エアバッグ1の後端はガス導入口11となっており、そこにインフレータ12が接続されている。
エアバッグ1の支持片10は、ヒンジ13を介して連結された2枚の樹脂製のパネル14間に接着剤を介して挟持されている。また、このパネル14の内面には複数の突起が形成され、支持片10の抜け落ちを防止している。2枚のパネル14のうちの車外側の方には、樹脂製の挿入片15が一体形成されている。この挿入片15の先端には膨出状の頭部16が形成されている。2枚のパネル14でエアバッグ1の支持片10を挟持し、そのパネル14の一方に挿入片15を形成したため、エアバッグ1と挿入片15との結合力が高い。
エアバッグ1の上端部に結合された挿入片15は、ベース部材4の挿通孔5に挿入され、クリップ7の間(2枚の係合片7aの間)を通過して、クリップ7(係合片7a)の先端側へ突出している。挿入片15は十分な長さを有し、クリップ7間に挿入した状態で、その頭部16と、クリップ7の拡開作用点Pとの間には所定のストローク幅幅Sが確保されている。
ベース部材4の凹部9は、この折りたたみ状態のエアバッグ1に相応するサイズで、折りたたみ状態のエアバッグ1は、凹部9の開放された後端から挿入することにより、凹部9内にセットされる。
次に、このようなエアバッグ1がセットされたベース部材4に対して、車室内側からカバー部材17が取付けられる。カバー部材17はベース部材4に相応する形状を有し、凹部9以外の部分はベース部材4と重合した状態で接着される。このカバー部材17は、布の裏面に発泡ウレタン層とバッキング層(熱可塑性オレフィン系エラストマー/TPO)を積層した構造で、全体として可撓性を有している。尚、可撓性を有していれば、積層を構成する各材料の単独或いは他の組み合わせで、カバー部材17を形成しても良い。布や軟質発泡樹脂のように保形性の低い材料のみでカバー部材17を形成しても、カバー部材17がベース部材4の凹部9以外の部分に重合されるため問題ない。
カバー部材17の下端には爪部18が形成され、この爪部18をベース部材4の下端に係合させている。爪部18が形成されたカバー部材17の下端には、ウエザストリップ19のリップが下側から当接している。また、このカバー部材17はルーフトリム20と連続した曲率の加飾表面を有し、外観的にカバー部材17がルーフトリム20の端部を形成した状態になっている。
カバー部材17の略前後中間位置には、車体のセンタピラーに対して車室内側から取付けられるセンタピラーガーニッシュ21の上端が近接状態で配置されている。カバー部材17の下端部におけるセンタピラーガーニッシュ21の上端部に対応する部分は、センタピラーガーニッシュ21との干渉を回避するために、一部切り欠かれ、爪部18が省略されている。
このようなカバー部材17とベース部材4との間にエアバッグ1を収納することにより、表面が前述のようにルーフトリム20と連続した状態のエアバッグモジュールMが形成される。
次に、第1実施例の作用を説明する。図6に示すように、ベース部材4の裏面にクリップ7が設けられているため、ベース部材4とカバー部材17との間にエアバッグ1を収納したエアバッグモジュールMを、ベース部材4のクリップ7(係合片7a)により、サイドルーフレール2の開口3に対して容易に取付けることができ、取付作業性が良い。挿入片15の頭部16は、クリップ7の先端側へ突出した状態となっており、クリップ7(係合片7a)の係合幅に何ら影響を与えないため、クリップ7(係合片7a)を開口3へ容易に係合させることができる。
取付け後においては、カバー部材17の加飾表面がルーフトリム20に連続した状態になっているため、車室内側からの見映えが良い。カバー部材17が可撓性を有しているため、乗員が車室内側から触れた場合の触感(緩衝性)も良い。更に、この実施例のカバー部材17では、バッキング層としてTPOを使用しているため、低温衝撃性にも優れ、低温時おける破損も防止される。
そして、メンテナンス等のために、エアバッグモジュールMを取外す必要の生じた場合は、エアバッグモジュールMをそのまま車室内R側へ引くことにより、取付け時と同程度の抵抗で、取外すことができる。すなわち、クリップ7(係合片7a)の係合力は未だ挿入片15の頭部16による影響を何ら受けていないからである。
次に、車両の側面衝突時の状態を説明する。図4、図7、図8はセンタピラーガーニッシュ21以外の部分におけるエアバッグ1の展開状態を示す図で、図9、図10、図11は、センタピラーガーニッシュ21部分におけるエアバッグ1の展開状態を示す図である。
まず、車両の側面衝突時には、インフレータ12のガスがエアバッグ1内に噴射され、エアバッグ1が膨張する。その膨張力より、エアバッグ1はベース部材4の内面を強く押した後、その反発で全体が車室内R側へ移動する。そして、カバー部材17の下端の爪部18がベース部材4から離脱し、そのまま車室内R側に押し開かれる。
この時、カバー部材17が可撓性を有しているため、カバー部材17が全体的に回動するのではなく、カバー部材17の下側部分だけが車室内R側へ変形して、エアバッグ1が下方へ向けてカーテン状に展開するのを許容する。従って、エアバッグ1が下方へ展開する際の展開抵抗が小さく、通常の出力のインフレータ12であっても、エアバッグ1の早期展開が可能となる。
エアバッグ1が反発により車室内R側へ移動する量は、挿入片15の頭部16と、クリップ7の拡開作用点Pとの間に設定されたストローク幅Sにより決定される。エアバッグ1の車室内R側への移動により、挿入片15の頭部16がクリップ7の内部(2枚の係合片7aの間)へ引き込まれると、頭部16が拡開作用点Pに当接してクリップ7(2枚の係合片7a)を押し開き、クリップ7(係合片7a)が拡開変形する。その時点で、挿入片15の引き込みは停止するため、ストローク幅S分だけエアバッグ1が車室内R側へ移動することになる。挿入片15の頭部16が拡開作用点Pを押し開いて、クリップ7(2枚の係合片7a)を拡開変形させることにより、クリップ7(係合片7a)の開口3に対する係合力が増加して、クリップ7の開口3からの抜けが確実に防止される。
このように、ストローク幅S分だけ、エアバッグ1が車室内R側に引き出されるため、従来よりも車室内R側に変位した位置から下方へ展開することとなり、特にセンタピラーガーニッシュ21が存在する部分において、エアバッグ1がセンタピラーガーニッシュ21と車体との隙間に入り込むことはなく、車室内R側において確実に下方へ展開する。
図12は、本発明の第2実施例を示す図である。この第2実施例では、ベース部材23に挿入片15を貫通させる挿通孔5を形成し、ベース部材23の挿通孔5からクリップ係合片22をベース部材23と一体成形した。そして、クリップ係合片22の周囲にスペーサ24を介在させた。クリップ係合片22がベース部材23と一体のため、別体の場合よりも、クリップ係合片22の取付強度が向上する。
図13は、本発明の第3実施例を示す図である。第3実施例では、挿入片25と、ヒンジ26にて連結された2枚のパネル27を、金属板による折り曲げ成形品とした。2枚のパネル27は金属製のフック28により結合されている。挿入片25等を金属板により折り曲げて成形したため、樹脂による射出成形のような高価な金型を製造する必要がなく、特に少数製造の場合に、コスト的に有利である。
尚、以上の各実施例では、カバー部材17をベース部材4に対して、接着で結合する例を示したが、これに限定されず、溶着、係合などの結合手段を用いても良い。
本発明の第1実施例に係るエアバッグが下向きに展開した状態を示す車室内側面図。 エアバッグの展開前の状態を示す図1相当の車室内側面図。 図1のエアバッグモジュールを示す分解斜視図。 図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。 図4のクリップの周辺構造を示す分解斜視図。 エアバッグモジュールの取付け及び取外し状態を示す図4相当の断面図。 エアバッグが反発により車室内側に移動した状態を示す図4相当の断面図。 図7のエアバッグが下方へ展開した状態を示す断面図。 図2中矢示SB−SB線に沿う断面図。 エアバッグが反発により車室内側に移動した状態を示す図9相当の断面図。 エアバッグが下方へ展開した状態を示す図9相当の断面図。 本発明の第2実施例を示す図4相当の断面図。 本発明の第3実施例を示す挿入片及びパネルの斜視図。
符号の説明
1 エアバッグ
2 サイドルーフレール(車体内壁)
3 開口
4、23 ベース部材
7、22 クリップ
13、26 ヒンジ
14、27 パネル
15、25 挿入片
16 頭部
17 カバー部材
21 センタピラーガーニッシュ
M エアバッグモジュール
P 拡開作用点
S ストローク幅
R 車室内

Claims (4)

  1. 車体側に位置する剛性を有するベース部材と、該ベース部材の車室内側に取付けられた可撓性を有するカバー部材との間に、折りたたみ状態のエアバッグを収納し、センタピラーガーニッシュを越えて前後方向に延びる長さを有するエアバッグモジュールを形成し、
    該エアバッグモジュールを、ベース部材の長手方向に複数設置されたクリップを車体内壁の開口に係合させることにより車体内壁に対して着脱自在に取付け、
    自動車の側面衝突時に膨張したエアバッグがカバー部材を押し開きながら下方へ向けてカーテン状に展開する自動車の側突用エアバッグ装置であって、
    前記クリップは複数に分割された部分を外側に拡開変形自在な構造で、且つエアバッグの端部には膨出状の頭部を有する挿入片が結合され、該挿入片がベース部材を貫通した状態でクリップの内側へ挿入されていると共に、
    クリップの開口内へ係合される部分の対向面に、エアバッグ膨張時の反発力によりエアバッグごと車室内側に引き出される挿入片の頭部と当接してクリップの拡開変形を起こさせる拡開作用点が形成され、
    該拡開作用点と挿入片の頭部との間に、エアバッグの非膨張状態において所定のストローク幅が確保されていることを特徴とする自動車の側突用エアバッグ装置。
  2. 請求項1記載の自動車の側突用エアバッグ装置であって、
    ベース部材に挿入片を貫通させる挿通孔を形成し、
    ベース部材の挿通孔部分に、ベース部材とは別体のクリップをベース部材の表面に沿った状態でスライドさせて保持する保持部が、形成されていることを特徴とする自動車の側突用エアバッグ装置。
  3. 請求項1記載の自動車の側突用エアバッグ装置であって、
    クリップがベース部材に一体成形されていることを特徴とする自動車の側突用エアバッグ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動車の側突用エアバッグ装置であって、
    ヒンジを介して連結された2枚のパネルでエアバッグの端部を挟持し、該パネルの一方に挿入片を形成したことを特徴とする自動車の側突用エアバッグ装置。
JP2004098650A 2004-03-30 2004-03-30 自動車の側突用エアバッグ装置 Expired - Fee Related JP4317066B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004098650A JP4317066B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 自動車の側突用エアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004098650A JP4317066B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 自動車の側突用エアバッグ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005280530A JP2005280530A (ja) 2005-10-13
JP4317066B2 true JP4317066B2 (ja) 2009-08-19

Family

ID=35179377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004098650A Expired - Fee Related JP4317066B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 自動車の側突用エアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4317066B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101114050B1 (ko) * 2009-11-09 2012-02-22 현대자동차주식회사 측면에어백의 센터 필라 트림 구조

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4852501B2 (ja) * 2007-09-10 2012-01-11 本田技研工業株式会社 車両用内装部材
JP4623100B2 (ja) 2008-02-04 2011-02-02 トヨタ自動車株式会社 カーテンシールドエアバッグ取付構造
KR101162358B1 (ko) 2010-10-21 2012-07-04 쌍용자동차 주식회사 자동차의 커튼에어백 후크 브라켓 장착구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101114050B1 (ko) * 2009-11-09 2012-02-22 현대자동차주식회사 측면에어백의 센터 필라 트림 구조

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005280530A (ja) 2005-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070241542A1 (en) Air Bag Deployment Ramp
JPWO2009157300A1 (ja) 車両用カーテンエアバッグ装置
JP3879553B2 (ja) 車両用乗員保護装置
JP2003137054A (ja) エアバッグドアのインサート部材
JP4317066B2 (ja) 自動車の側突用エアバッグ装置
JP5582767B2 (ja) 車両用ピラーガーニッシュ部材
JP3937308B2 (ja) 車両内装部材
JP4134882B2 (ja) カーテンエアバッグ装置
JP4379287B2 (ja) エアバッグ装置のカバー体
JP6417028B2 (ja) カーテンエアバッグ用ストラップの保持部材、カーテンエアバッグ装置、並びに車両用カーテンエアバッグの設置構造
WO2013094338A1 (ja) エアバッグ装置及びそのモジュールカバー
JP4259197B2 (ja) 頭部エアバッグ装置の配設部構造
JP4112412B2 (ja) カーテンエアバッグ装置
JP2005219524A (ja) 自動車の側突用エアバッグ装置
JP3417295B2 (ja) エアバッグドア部を有する車両用内装部材
JP5568452B2 (ja) 助手席用エアバッグ装置
JP2010006101A (ja) 車両の内装構造
JP4478829B2 (ja) エアバッグドア
JP3893536B2 (ja) エアバッグドア
JP4802972B2 (ja) 車両の内装構造
JP4561264B2 (ja) 自動車用内装パネル構造
JP4258652B2 (ja) ルーフヘッドライニング取付構造
JP3992584B2 (ja) エアバッグ装置
JP5119893B2 (ja) 車両用エアバッグの収納構造
JP4113802B2 (ja) 自動車の側突用エアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees