JP5101211B2 - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5101211B2
JP5101211B2 JP2007212861A JP2007212861A JP5101211B2 JP 5101211 B2 JP5101211 B2 JP 5101211B2 JP 2007212861 A JP2007212861 A JP 2007212861A JP 2007212861 A JP2007212861 A JP 2007212861A JP 5101211 B2 JP5101211 B2 JP 5101211B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens block
image reading
pair
reading apparatus
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007212861A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009047844A (ja
Inventor
弘 楠本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007212861A priority Critical patent/JP5101211B2/ja
Publication of JP2009047844A publication Critical patent/JP2009047844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5101211B2 publication Critical patent/JP5101211B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、画像読取装置および画像形成装置に関し、例えば、結像レンズと撮像部とを規定の位置関係に配置したレンズブロックを備えたスキャナ装置等の画像読取装置およびこの画像読取装置を備えたファクシミリ装置、複写機、複合機等の画像形成装置に関する。
一般に、ファクシミリ装置、複写機、複合機等の画像読取装置にあっては、光源からの光を原稿に照射し、原稿からの反射光を複数のミラーで折り返して、折り返された反射光を結像レンズにより結像してCCDラインセンサ等の撮像部で撮像するようにしている。
このような画像読取装置にあっては、結像レンズと撮像部とを専用の調整機を用いて、設計上の規定の位置関係となるように調整して一つのレンズブロックとしてユニット化することにより、レンズブロックの交換時のメンテナンスの容易化を図っている。このユニット化されたレンズブロックは、レンズブロックを両側から支持する一対のレンズブロック支持体により画像読取装置内の一対の支持レール上に固定される。この場合、装置各部の寸法精度に誤差が生じると、レンズブロックが僅かに傾いた状態、または高さ方向または副走査方向に位置ズレした状態で一対の支持レール上に固定されるため、撮像部で撮像した読取画像に歪やズレが生じ、レンズブロックの固定角度や固定位置を位置調整するといった対応が必要となる。特に、コストが安価な板金加工により、レンズブロックを形成する場合には、十分な加工精度が得られず、寸法精度の誤差が生じやすいという問題があった。
従来のレンズブロックを位置調整する方法としては、支持レールとレンズブロック支持体との間にスペーサを挿入して、レンズブロック支持体に支持されたレンズブロックの固定角度や固定位置を位置調整する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−215637号公報
しかしながら、特許文献1に示す位置調整にあっては、スペーサの厚みによる段階的な調整しかできないため、レンズブロックを精度良く調整したい場合には、予め複数種類の厚みの異なるスペーサを用意しておき、支持レールとレンズブロック支持体との間に、厚みの異なるスペーサを選択的に挿入してレンズブロックの固定角度や固定位置を位置調整する必要があり、作業者にとって煩わしい調整作業となっていた。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、結像レンズおよび撮像部の配置を変更することなく、容易に原稿画像の歪やズレを防止することができる画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像読取装置は、原稿に光を照射して、前記原稿からの反射光を撮像することにより原稿画像を読み取る画像読取装置であって、前記原稿からの反射光を導く光学部材と、前記光学部材を搭載し、副走査方向に走行する走行体と、前記副走査方向に延在するようにして主走査方向に離隔して配置され、前記走行体を走行自在に支持する一対の支持レールと、前記光学部材を介して入射される反射光を結像する結像レンズと前記結像レンズにより結像された反射光を撮像する撮像部とを規定位置に配置したレンズブロックと、前記レンズブロックを前記一対の支持レールに着脱可能に固定する一対のレンズブロック支持体とを備え、前記レンズブロック支持体が、前記支持レールに固定される第1部材と、前記レンズブロックに固定される第2部材と、前記反射光の基準光軸に対して前記レンズブロックを位置調整するように、前記第1部材と前記第2部材との相対的な位置関係を調整し、調整後に前記第1部材と前記第2部材とを固定する調整手段とを有するよう構成されている。
この構成により、装置各部の寸法誤差により、レンズブロックが一対の支持レール上に傾いた状態、高さ方向または副走査方向に位置ズレした状態で固定される場合に、設計寸法と寸法誤差に基づいてレンズブロック支持体の第1部材と第2部材との相対的な位置関係を調整し、調整後の位置関係で第1部材と第2部材とを固定することにより、反射光の基準光軸に対してレンズブロックの固定角度や固定位置を適切に位置調整することができる。この結果、レンズブロックの撮像部により歪やズレを生じさせることなく原稿画像を読み取ることができる。また、結像レンズおよび撮像部を設計上の規定位置に配置した状態のままレンズブロックを調整することができるため、レンズブロックの交換作業を容易に行うことができる。
また、これに加えて、レンズブロック支持体が、第1部材および第2部材の2部材を有し、第1部材と第2部材との相対的な位置関係を調整することによりレンズブロックを位置調整するため、1部材で構成されたレンズブロック支持体と支持レールとの間に厚みの異なるスペーサを選択的に挿入する方法と比べて容易に位置調整することができる。このように、結像レンズおよび撮像部の配置を変更することなく、容易に読取画像の歪やズレを防止することができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記調整手段が、ネジと、前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方に形成された前記ネジが遊貫する通し孔と、前記第1部材および前記第2部材のいずれか他方に形成された前記ネジが固定されるネジ穴とから構成されている。
この構成により、第1部材と第2部材とがネジ止めにより固定されるため、第1部材と第2部材とを一度固定した後に、ネジを緩めて第1部材と第2部材との位置関係を調整し直すことができる。また、通し孔は、ネジが遊貫するよう形成されているため、通し孔に遊貫されているネジの軸部が通し孔の周面に規制される範囲内で第1部材と第2部材との位置関係を調整することができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記通し孔が、高さ方向に延在するよう構成されている。
この構成により、通し孔が高さ方向に延在するように形成されているため、高さ方向において第1部材と第2部材との位置関係を大きく調整することができる。このため、装置各部の寸法誤差によりレンズブロックが一対の支持レール上に、反射光の基準光軸の光軸回りに傾いた状態で固定される場合や、反射光の基準光軸に対して高さが位置ズレした状態で固定される場合に、各レンズブロック支持体の第1部材と第2部材との位置関係を高さ方向に調整してレンズブロックの位置調整することができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記通し孔および前記ネジ穴が副走査方向に2箇所以上設けられていることが好ましい。
この構成により、第1部材と第2部材とを安定して固定することができ、ネジの緩みによりレンズブロックが基準光軸の光軸方向に対して傾くことを防止することができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記調整手段が、前記第1部材と前記第2部材とを接着する接着部材を有することが好ましい。
この構成により、接着部材により第1部材と第2部材とを接着することにより、第1部材と第2部材との剛性が高まり、振動による前記第1部材と前記第2部材との位置ズレを防止することができる。また、部品点数を削減することができる。なお、本発明に係る接着部材とは、接着剤や溶接に用いられる母材をいう。
また、本発明の画像読取装置は、前記第1部材と前記第2部材とをカシメ固定するカシメ部を有することが好ましい。
この構成により、第1部材と第2部材とをカシメ固定することにより、第1部材と第2部材とを短時間に固定することができ、生産性を向上させることができる。また、第1部材と第2部材との剛性が高まり、振動による前記第1部材と前記第2部材との位置ズレを防止することができる。さらに、部品点数を削減することができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記支持レールおよび前記第1部材のいずれか一方には第1位置決め凸部が形成され、前記支持レールおよび前記第1部材のいずれか他方には第1位置決め凹部が形成されており、前記レンズブロックおよび前記第2部材のいずれか一方には第2位置決め凸部が形成され、前記レンズブロックおよび前記第2部材のいずれか他方には第2位置決め凹部が形成されており、前記第1位置決め凸部と前記第1位置決め凹部とが係合することにより、前記支持レールと前記第1部材とが位置決めされ、前記第2位置決め凸部と前記第2位置決め凹部とが係合することにより、前記レンズブロックと前記第2部材とが位置決めされるよう構成されている。
この構成により、支持レールと第1部材とが位置決めされることにより、支持レールに対して第1部材を精度よく固定することができる。また、レンズブロックと第2部材とが位置決めされることにより、レンズブロックに対して第2部材を精度よく固定することができる。この結果、一対の支持レールにレンズブロック支持体を介してレンズブロックを精度よく固定することができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記第1部材には、高さ方向に延在する第1の長孔が形成され、前記第2部材には、高さ方向に延在する第2の長孔が形成されていることが好ましい。
この構成により、例えば、第1部材と第2部材との相対的な位置関係が調整冶具によって調整されるものであり、調整冶具が第1部材と第2部材との相対的な位置関係を調整する調整部と、第1の長孔および第2の長孔をスライド自在に係合する係合ピンと、を有する場合には、高さ方向に延在する第1の長孔および第2の長孔を係合ピンで係合した状態で、第1部材と第2部材との位置関係を変更するため、副走査方向にずれることなく、長孔の延在方向である高さ方向において第1部材と第2部材との固定位置を調整することができる。また、係合ピンを中心として第1部材と第2部材とを相対的に回動させることにより、第1部材に対する第2部材の固定角度を調整することができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記第1部材には、高さ方向に延在する第1の長孔と、前記第1の長孔に対して副走査方向に離隔して、高さ方向に延在する第2の長孔とが形成され、前記第2部材には、前記第1の長孔と同軸上の位置に、高さ方向に延在する第3の長孔と、前記第3の長孔に対して副走査方向に離隔して、前記第2の長孔と同軸上の位置に、高さ方向に延在する第4の長孔とが形成され、前記第1の長孔の幅が、前記第3の長孔の幅よりも大きく、前記第2の長孔の幅が、前記第4の長孔の幅よりも小さいことが好ましい。
この構成により、例えば、第1部材と第2部材との相対的な位置関係が調整冶具によって調整されるものであり、調整冶具が第1部材と第2部材との相対的な位置関係を調整する調整部と、第1の長孔に遊貫し第3の長孔にスライド自在に係合する第1係合ピンと第2の長孔にスライド自在に係合し第4の長孔に遊貫する第2係合ピンとを配置変更可能に突設した係合部と、を有する場合には、高さ方向に延在する第3の長孔に第1係合ピンが係合し、高さ方向に延在する第2の長孔に第2係合ピンが係合した状態で、第1部材と第2部材との位置関係を調整するため、副走査方向にずれることなく長孔の延在方向である高さ方向において第1部材と第2部材との固定位置を調整することができる。
また、第1係合ピンと第2係合ピンとが、副走査方向に配置変更可能に突設されているため、第1の長孔の幅と第3の長孔の幅との差分または第2の長孔の幅と第4の長孔の幅との差分だけ第1係合ピンと第2係合ピンとの配置間隔を変更することができる。この結果、第1部材と第2部材との位置関係を副走査方向に調整し、原稿からの反射光がレンズブロックの結像レンズに到達するまでの光路長を変更することができるため、撮像部で撮像した読取画像の倍率を調整することができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記第1部材および前記第2部材の材質が、金属であることが好ましい。
この構成により、前記第1部材および前記第2部材が金属で成形されているため、他の電子機器から放射される電波から画像読取装置内の電子機器を防御することができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記第1部材および前記第2部材の材質が、樹脂であることが好ましい。
この構成により、前記第1部材および前記第2部材が樹脂で成形されているため、第1部材および第2部材で振動を吸収してレンズブロックに配置された撮像部の撮像ブレを防止することができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記第1部材および前記第2部材が、板金加工により形成された板金であることが好ましい。
この構成により、第1部材および第2部材を安価に形成することができ、生産コストを低減することができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記の画像読取装置を備えるよう構成されている。
この構成により、結像レンズおよび撮像部の配置を変更することなく、容易に読取画像の歪やズレを防止することができ、記録媒体に良好な画像を形成することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明では、結像レンズおよび撮像部の配置を変更することなく、容易に読取画像の歪やズレを防止することができる画像読取装置および画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。なお、本実施の形態は、画像形成装置を複写機1に適用している。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、複写機1は、自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)2と、給紙部3と、画像読取装置としての画像読取部4と、画像形成部5と、から構成されている。
ADF2は、原稿トレイ11と、ピックアップローラやレジストローラ等の各種ローラからなる原稿搬入部12と、搬送ベルト13と、各種排紙ローラからなる原稿搬出部14とを有している。ADF2は、原稿搬入部12により原稿トレイ11に載置された原稿をコンタクトガラス16上に搬送し、画像読取部4により読み取りが終了した原稿を、搬送ベルト13によりコンタクトガラス16上を通過させた後、原稿搬出部14により排紙トレイ17に排紙するようになっている。
また、原稿の両面を読み取る場合には、原稿搬出部14に設けられた分岐機構および搬送ベルト13によって原稿をコンタクトガラス16上に返送して原稿の未読取面の読み取りを行うようになっている。
給紙部3は、用紙サイズの異なる記録紙を収納する給紙カセット21、22と、給紙カセット21、22に収納された記録紙を画像形成部5の画像形成位置まで搬送する各種ローラからなる給紙手段23とを有している。
画像読取部4は、詳細は後述するが、光源およびミラー部材を搭載した第1キャリッジ31と、ミラー部材を搭載し、走行体としての第2キャリッジ32と、結像レンズ47および撮像部を有するレンズブロック33とを備えている。画像読取部4は、第1キャリッジ31に搭載された光源によりコンタクトガラス16上の原稿に光を照射し、第1キャリッジ31および第2キャリッジ32に搭載された各ミラー部材により原稿からの反射光を折り返させ、その反射光をレンズブロック33の結像レンズ47により結像して撮像部で読み取らせるようになっている。
画像形成部5は、露光装置25と、感光体ドラム26と、現像装置27、転写ベルト28と、定着装置29とを有している。画像形成部5は、撮像部に読み取られた読取画像に基づいて、露光装置25により感光体ドラム26を露光して感光体ドラム26に潜像を形成し、現像装置27により感光体ドラム26に異なる色のトナーを供給して潜像を現像するようになっている。そして、画像形成部5は、転写ベルト28により感光体ドラム26に現像された像を給紙部3から供給された記録紙に転写した後、定着装置29により記録紙に転写されたトナー画像のトナーを溶融して、記録紙にカラー画像を定着するようになっている。
図2(a)、(b)を参照して画像読取部4について詳細に説明する。図2(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取部4の概略構成図であり、図2(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取部4の駆動ワイヤ37の掛渡し状態を示す図である。
図2(a)に示すように、画像読取部4は、本体フレーム34と、第1キャリッジ31と、第2キャリッジ32と、レンズブロック33と、図外の一対のレンズブロック支持体35と、駆動軸36と、一対の駆動ワイヤ37とを有している。
本体フレーム34は、上部にコンタクトガラス16を載置してボックス状に形成されており、主走査方向の対向壁には、図示しない一対の第1支持レールが副走査方向に延在するように設けられ、一対の第1支持レールの下方には、支持レールとしての一対の第2支持レール39が副走査方向に延在するように設けられている。
一対の第1支持レールは、第1キャリッジ31の両端を副走査方向に走行自在に支持し、一対の第2支持レール39は、第1支持レールの下方において第2キャリッジ32の両端を副走査方向に走行自在に支持している。
また、本体フレーム34の副走査方向の対向壁の主走査方向両端部には、本体フレーム34内側に向けて図示しない支持部材が設けられており、この支持部材に、駆動ワイヤ37が掛け渡されるアイドラプーリ38が回転可能に支持されている。
第1キャリッジ31は、主走査方向に延在するように形成され、長手方向両端部が一対の駆動ワイヤ37に固定されて、一対の駆動ワイヤ37の移動により一対の第1支持レール上を副走査方向に往復走行するようになっている。また、第1キャリッジ31には、光源としての複数の発光ダイオード42と、ミラー部材としての第1ミラー41とが搭載されている。なお、発光ダイオード42に代えてキノセンランプを光源として使用する構成としてもよい。
発光ダイオード42は、第1キャリッジ31の延在方向に沿って複数搭載されており、発光制御を行う図示しない回路基板に接続されている。発光ダイオード42から光が原稿に照射されると、原稿からの反射光が第1ミラー41に入射されるようになっている。
第1ミラー41は、第1キャリッジ31の延在方向に沿って長方形状に形成されており、原稿からの反射光を第2キャリッジ32に向けて水平に反射する角度で第1キャリッジ31に固定されている。
第2キャリッジ32は、主走査方向に延在するように形成され、長手方向両端部に一対のキャリッジプーリ43が設けられている。キャリッジプーリ43は、内側および外側の2つのプーリが一体形成されており、第2キャリッジ32は、キャリッジプーリ43の内側および外側に掛け渡された駆動ワイヤ37により、第1キャリッジ31の走行に合わせて一対の第2支持レール39上を副走査方向に往復走行するようになっている。また、第2キャリッジ32には、ミラー部材として上部に第2ミラー44、下部に第3ミラー45が搭載されている。
第2ミラー44は、第2キャリッジ32の延在方向に沿って長方形状に形成されており、第1ミラー41から水平に反射された反射光を下方に向けて反射する角度で第2キャリッジ32に固定されている。
第3ミラー45は、第2キャリッジ32の延在方向に沿って長方形状に形成されており、第2ミラー44から下方に反射された反射光をレンズブロック33に向けて水平に反射する角度で第2キャリッジ32に固定されている。
レンズブロック33は、ベース板46上の設計上の規定位置に、結像レンズ47と撮像部としてのCCDラインセンサ48とを精度よく配置して構成されている。このように、レンズブロック33は、ベース板46上に結像レンズ47とCCDラインセンサ48とを精度よく配置して構成しているため、複写機1毎に個々に結像レンズ47とCCDラインセンサ48との位置関係を調整する必要がなく、レンズブロック33の交換作業を容易にすることができるようになっている。
結像レンズ47は、第2キャリッジ32の第3ミラー45に反射された反射光を結像するようになっており、反射光の結像位置にCCDラインセンサ48が配置されている。
CCDラインセンサ48は、主走査方向に多数の素子を配列して構成されており、結像レンズ47により結像された反射光を各素子において受光して電気信号に変換し、図示しない回路基板を介して画像形成部5に出力するようになっている。つまり、CCDラインセンサ48は、原稿の主走査方向の横一列を、配列された素子数分の電気信号に変換して読み取るようになっている。
このように、画像読取部4による読み取りは、第1キャリッジ31の発光ダイオード42により原稿の主走査方向の横一列を照射し、その反射光を第1ミラー41、第2キャリッジ32の第2ミラー44および第3ミラー45により折り返して、レンズブロック33の結像レンズ47により結像してCCDラインセンサ48により読み取るようになっている。
一対のレンズブロック支持体35は、詳細は後述するが、一対の第2支持レール39上にレンズブロック33を着脱可能に固定するようになっている。
駆動軸36は、図示しない動力伝達ベルトを介して図示しないステッピングモータから動力が伝達されるようになっており、両端部には駆動ワイヤ37の途中部分が巻回される一対のワイヤ駆動プーリ49が取り付けられている。
図2(b)に示すように、一対の駆動ワイヤ37は、一端が本体フレーム34の図示左側の側壁に固定され、他端が張力スプリング51を介して図示右側の図示しない支持部材に固定されている。ワイヤ駆動プーリ49から一端側に伸びる駆動ワイヤ37は、図示左側のアイドラプーリ38に折り返され、さらに第2キャリッジ32の両端に設けられたキャリッジプーリ43の内側のプーリに折り返された後、本体フレーム34の図示左側の側壁に固定されている。
一方、ワイヤ駆動プーリ49から他端側に伸びる駆動ワイヤ37は、図示右側のアイドラプーリ38に折り返され、途中で第1キャリッジ31の端部を固定し、さらにキャリッジプーリ43の外側のプーリに折り返された後、張力スプリング51を介して図示右側の図示しない支持部材に固定されている。
すなわち、ステッピングモータを駆動して駆動軸36を反時計回りに回転させた場合には、ワイヤ駆動プーリ49が反時計回りに回転し、ワイヤ駆動プーリ49が他端側から駆動ワイヤ37を巻き取るとともに、一端側に駆動ワイヤ37を繰り出し、第1キャリッジ31および第2キャリッジ32が図示右側に向けて走行するようになっている。
逆に、駆動軸36を時計回りに回転させた場合には、ワイヤ駆動プーリ49が時計回りに回転し、ワイヤ駆動プーリ49が一端側から駆動ワイヤ37を巻き取るとともに、他端側に駆動ワイヤ37を繰り出し、第1キャリッジ31および第2キャリッジ32が図示左側に向けて走行するようになっている。
また、図示左側には、図示しないホームポジションセンサが設けられており、第1キャリッジ31がホームポジションセンサを通過すると、ホームポジションセンサから駆動停止信号が出力されるようになっている。駆動停止信号が出力されると、ステッピングモータが駆動を停止し、駆動軸36への動力伝達が停止されてワイヤ駆動プーリ49の回転が停止され、その結果、第1キャリッジ31および第2キャリッジ32がともに停止するようになっている。
この第1キャリッジ31および第2キャリッジ32が、それぞれ停止した位置が第1キャリッジ31および第2キャリッジ32のホームポジションとなり、原稿の読み取りが終了したときには第1キャリッジ31および第2キャリッジ32は、常にホームポジションに復帰するようになっている。
また、第2キャリッジ32は、第2ミラー44および第3ミラー45による反射光の折り返しに伴う光路長の重複分を相殺するように、第1キャリッジ31の半分の速度で第1キャリッジと同方向に走行するようになっている。
詳述すると、第1キャリッジ31と第2キャリッジ32とが初期状態から距離L離れると、光路長は、第2キャリッジ32による反射光の折り返しにより距離2L長くなるため、第1キャリッジ31が速度Vで距離L走行すると、第2キャリッジ32が第1キャリッジ31の半分の速度V/2で距離L/2分走行するようになっている。この走行速度の関係により、第1キャリッジ31および第2キャリッジ32が走行しても、原稿面からレンズブロック33までの光路長が変化しないようになっている。
図3(a)、(b)および図4を参照してレンズブロック支持体35について詳細に説明する。図3(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るレンズブロック33と第2支持レール39とを固定した状態におけるレンズブロック支持体35の斜視図であり、図3(b)は、本発明の第1の実施の形態に係るレンズブロック33と第2支持レール39とを固定した状態におけるレンズブロック支持体35の正面図である。また、図4は、本発明の第1の実施の形態に係るレンズブロック支持体35の分解斜視図である。
図3(a)、(b)および図4に示すように、レンズブロック支持体35は、第2支持レール39に固定される第1部材55と、レンズブロック33に固定される第2部材56とを有している。また、第1部材55および第2部材56は、鉄やアルミニウム等の金属を材料として形成されており、他の電子機器から放射される電波から複写機1内の電子機器を防御するようになっている。
第1部材55は、副走査方向に延在し、板金加工により側面視L字形になるように屈曲形成されている。第1部材55の上壁には、第1部材55を第2支持レール39にネジ止めするための一対の通し孔61が延在方向に離隔して貫通形成され、一対の通し孔61の間には、第1位置決め凹部62が形成されている。また、第2支持レール39における第1部材55が固定される固定位置は、第2キャリッジ32の走行範囲外となっており、一対の通し孔61に対応する位置に一対のネジ穴63が形成され、一対のネジ穴63の間には、第1位置決め凹部62に対応する位置に第1位置決め凸部64が突出形成されている。
そして、第1部材55の第1位置決め凹部62が第2支持レール39の第1位置決め凸部64に係合することにより、第2支持レール39に対して第1部材55を精度よく位置決めできるようになっている。第1部材55と第2支持レール39とが位置決めされると、一対のネジ58が一対の通し孔61を介して一対のネジ穴63に螺合されることにより第1部材55と第2支持レール39とが固定される。
なお、第1部材55に第1位置決め凹部62、第2支持レール39に第1位置決め凸部64を形成する構成に代えて、第1部材55に第1位置決め凸部64、第2支持レール39に第1位置決め凹部62を形成する構成としてもよい。
第1部材55の側壁には、第1部材55の延在方向に離隔して一対のネジ穴65が形成されている。
第2部材56は、副走査方向に延在し、板金加工により側面視L字形になるように屈曲形成されている。第2部材56の底壁には、第2部材56をレンズブロック33にネジ止めするための一対のネジ穴66が延在方向に離隔して形成され、一対のネジ穴66の間には、第2位置決め凸部67が突出形成されている。また、レンズブロック33のベース板46の主走査方向の両端部には、一対のネジ穴66に対応する位置に一対の通し孔68が形成され、一対の通し孔68の間には、第2位置決め凸部67に対応する位置に第2位置決め凹部69が形成されている。
そして、第2部材56の第2位置決め凸部67がベース板46の第2位置決め凹部69に係合することより、第2部材56に対してレンズブロック33を精度よく位置決めできるようになっている。第2部材56とレンズブロック33とが位置決めされると、一対のネジ59が一対の通し孔68を介して一対のネジ穴66に螺合されることにより第2部材56とレンズブロック33とが固定される。
なお、第2部材56に第2位置決め凸部67、レンズブロック33に第2位置決め凹部69を形成する構成に代えて、第2部材56に第2位置決め凹部69、レンズブロック33に第2位置決め凸部67を形成する構成としてもよい。
第2部材56の側壁には、第1部材55の側壁に形成された一対のネジ穴65に対応する位置に、高さ方向に延在する一対の通し長孔71が形成されている。この通し長孔71は、ネジ穴65と比較して、僅かに幅広に形成されており、固定ネジ72は、この第2部材56の側壁に形成された通し長孔71を遊貫して第1部材55の側壁に形成されたネジ穴65に螺合する。
すなわち、第1部材55と第2部材56との位置関係の調整は、通し長孔71の延在方向に沿った高さ方向のみならず、固定ネジ72の軸部が通し長孔71の周面に規制される範囲内で副走査方向にも微調整することができるようになっている。また、第2部材56の一対の通し長孔71の下方には、後述する調整冶具75の一対の駆動ピン76が挿入される一対の窓部73が形成されている。
このように、第1部材55と第2部材56とがネジ止めにより固定されるため、第1部材55の側壁と第2部材56の側壁とを一度固定した後に、固定ネジ72を緩めて第1部材55と第2部材56との位置関係を調整し直すことができるようになっている。
また、このように、副走査方向に2箇所において固定ネジ72により固定されるため、第1部材55と第2部材56とを安定して固定することができ、固定ネジ72の緩みによりレンズブロック33が反射光の基準光軸に対して傾くことを防止することができるようになっている。なお、本実施の形態では、第1部材55と第2部材56とを2箇所で固定ネジ72により固定したが、これに限らず、1箇所で固定してもよいし、3箇所以上で固定してもよい。
さらに、第1部材55と第2部材56とが板金加工により加工されているため、第1部材55および第2部材56を安価に形成することができ、生産コストを低減することができるようになっている。
ここで、レンズブロック33の位置調整について説明する前に、図5(a)、(b)を参照して、本実施の形態に係る調整冶具75について説明する。図5(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る調整冶具75の上面模式図であり、図5(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る調整冶具75上に第1部材55と第2部材56とを載置した上面模式図である。
図5(a)、(b)に示すように、調整冶具75は、第2支持レール39と同幅のレール状に形成され、上面には第2部材56に形成された一対の窓部73と対応する位置に一対の駆動ピン76が配置されている。一対の駆動ピン76は、幅方向に移動可能であり、第1部材55と第2部材56との位置関係を高さ方向に調整することができるようになっている。また、一対の駆動ピン76の移動量は側部に設けたマイクロメータ77により調整されるようになっている。
また、調整冶具75の上面には、第1部材55に形成された一対のネジ穴65および第2部材56に形成された一対の通し長孔71に対応する位置に一対の逃し穴78が形成されている。この逃し穴78は、十分な深さを有しており、第1部材55と第2部材56とを重ねて調整冶具75上に載置した状態で、ネジ止めを行っても、ネジの先端が調整冶具75の上面に当接して第1部材55および第2部材56を調整冶具75の上面から浮かすことなく固定できるようになっている。
調整冶具75上に第1部材55と第2部材56とを載置する場合には、図5(b)に示すように、調整冶具75の一対の逃し穴78、第1部材55の一対のネジ穴65、第2部材56の一対の通し長孔71を目安にして位置合わせを行い、第1部材55および第2部材56を調整冶具75上に載置するようになっている。
次に、本発明の第1の実施の形態に係るレンズブロック33の位置調整について説明する。
まず、作業員は、位置調整の前に複写機1の一対の第2支持レール39の水平度や配置高さを計測し、計測した計測値と設計値と比較して寸法誤差を把握する。そして、作業員は、第1部材55の上壁を調整冶具75の側面、第1部材55の側壁を調整冶具75の上面に合わせ、第1部材55のネジ穴65の中心に逃し穴78の中心を一致させるようにして第1部材55を調整冶具75の上面に載置する。
次に、作業員が、第2部材56の底壁を上に向けて、第2部材56の一対の窓部73を駆動ピン76に挿入し、第2部材56の側壁を第1部材55の側壁の上に重ねて載置する。つまり、第1部材55と第2部材56とが、側面視クランク状になるように調整冶具75の上に載置される。
そして、作業員がマイクロメータ77により、一対の駆動ピン76を幅方向に平行に移動させて第1部材55に対して第2部材56を高さ方向に移動する。このときのマイクロメータ77の移動量を調整することにより、第1部材55と第2部材56との相対的な位置関係が設計値の許容範囲内に収まるように調整される。
なお、一対の駆動ピン76は、個々に移動することができるようになっており、各駆動ピン76の移動量を変更することにより、第1部材55に対する第2部材56の固定角度が調整される。
第1部材55と第2部材56との位置関係が調整されると、作業員が、この位置関係を維持した状態で、一対の固定ネジ72により第1部材55の側壁と第2部材56の側壁とを固定する。このようにして、側面視クランク状のレンズブロック支持体35が組み立てられる。
作業員が、組み立てられたレンズブロック支持体35の第2部材56の第2位置決め凸部67にレンズブロック33に形成された第2位置決め凹部69を係合させて位置決めを行い、レンズブロック33にレンズブロック支持体35を固定する。
レンズブロック33の主走査方向の両端部に一対のレンズブロック支持体35が固定されると、作業員が、一対の第2支持レール39に形成された各第1位置決め凸部64に、各レンズブロック支持体35の第1部材55に形成された各第1位置決め凹部62を係合させて、一対の第2支持レール39に対してレンズブロック33を位置決めして固定する。
このように、本実施の形態では、結像レンズ47と撮像部48とを規定位置に配置したレンズブロック33と、レンズブロック33を一対の第2支持レール39に着脱可能に固定する一対のレンズブロック支持体35とを備え、レンズブロック支持体35が、第2支持レール39に固定される第1部材55と、レンズブロック33に固定される第2部材56と、反射光の基準光軸に対してレンズブロック33を位置調整するように、第1部材55と第2部材56との相対的な位置関係を調整し、調整後に第1部材と第2部材とを固定する構成を有している。
したがって、装置各部の寸法誤差により、レンズブロック33が一対の第2支持レール39上に傾いた状態、高さ方向または副走査方向に位置ズレした状態で固定される場合に、設計寸法と寸法誤差に基づいてレンズブロック支持体35の第1部材55と第2部材56との相対的な位置関係を調整することにより、反射光の基準光軸に対してレンズブロック33の固定角度や固定位置を適切に位置調整することができる。この結果、レンズブロック33のCCDラインセンサ48により歪やズレを生じさせることなく読取画像を読み取ることができる。
これに加えて、レンズブロック支持体35が、第1部材55および第2部材56の2部材を有し、第1部材55と第2部材56との相対的な位置関係を調整することによりレンズブロック33を位置調整するため、1部材で構成されたレンズブロック支持体35と第2支持レール39との間に厚みの異なるスペーサを選択的に挿入する方法と比べて容易に位置調整することができる。このように、結像レンズ47およびCCDラインセンサ48の配置を変更することなく、容易に読取画像の歪やズレを防止することができる。
(第2の実施の形態)
図6を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態に係るレンズブロック支持体135の分解斜視図である。なお、第1の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。
図6に示すように、第1部材155の側壁には、一対のネジ穴65の間に、高さ方向に延在し、第1の長孔としての第1長孔81が形成され、第2部材156の側壁には、一対の通し長孔71の間に、高さ方向に延在し、第2の長孔としての第2長孔82が形成されている。第1長孔81および第2長孔82は、第1部材155の一対のネジ穴65および第2部材156の一対の通し長孔71を重ね合わせた場合に、第1長孔81の中心と第2長孔82の中心とが一致するようになっている。
図7(a)、(b)を参照して、本実施の形態に係る調整冶具175について説明する。図7(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る調整冶具175の上面模式図であり、図7(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る調整冶具175上に第1部材155と第2部材156とを載置した上面模式図である。
図7(a)、(b)に示すように、本実施の形態に係る調整冶具175の上面には、一対の逃し穴78の間に第1長孔81および第2長孔82にスライド自在に係合する係合ピン83が突設されている。この係合ピン83の突出長は、第1部材155と第2部材156とを重ね合わせた厚み以上であり、係合ピン83が第1長孔81および第2長孔82を貫通することにより係合するようになっている。
調整冶具175上に第1部材155と第2部材156とを載置する場合には、図7(b)に示すように、第1長孔81および第2長孔82を係合ピン83に挿入して、係合ピン83をガイドにして調整冶具175の一対の逃し穴78、第1部材155の一対のネジ穴65、第2部材156の一対の通し長孔71を目安にして位置合わせを行い、第1部材155および第2部材156を調整冶具175上に載置するようになっている。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るレンズブロック33の位置調整について説明する。
まず、作業員は、位置調整の前に複写機1の一対の第2支持レール39の水平度や配置高さを計測し、計測した計測値と設計値と比較して寸法誤差を把握する。そして、作業員は、第1部材155の上壁を調整冶具175の側面に合わせ、第1部材155の側壁の第1長孔81を調整冶具175の上面に突設した係合ピン83に挿入し、第1部材155のネジ穴65の中心に逃し穴78の中心を一致させるようにして第1部材155を調整冶具175の上面に載置する。
次に、作業員が、第2部材156の底壁を上に向けて、第2部材156の側壁の一対の窓部73を駆動ピン76、第2長孔82を係合ピン83に挿入し、第2部材156の側壁を第1部材155の側壁の上に重ねて載置する。つまり、第1部材155と第2部材156とが、側面視クランク状になるように調整冶具175の上に載置される。
そして、調整冶具175のマイクロメータ77により、一対の駆動ピン76を幅方向に平行に異動させて第1部材155に対して第2部材156を高さ方向に移動する。このときのマイクロメータ77の移動量を調整することにより、第1部材155と第2部材156との相対的な位置関係が設計値の許容範囲内に収まるように調整される。
この場合、係合ピン83が第1長孔81および第2長孔82に係合した状態で、第1部材155と第2部材156とが位置調整されるため、副走査方向に位置ズレすることなく、長孔の延在方向である高さ方向において第1部材155と第2部材156との位置関係を調整することができる。
なお、一対の駆動ピン76は個々に調整することができるようになっており、係合ピン83を中心として第1部材155と第2部材156とを相対的に回動させることにより、第1部材155に対する第2部材156の固定角度が調整される。
第1部材155と第2部材156との位置関係が調整されると、作業員が、この位置関係を維持した状態で、一対の固定ネジ72により第1部材155の側壁と第2部材156の側壁とを固定する。このようにして、側面視クランク状のレンズブロック支持体135が組み立てられる。
作業員が、組み立てられたレンズブロック支持体135の第2部材156の第2位置決め凸部67にレンズブロック33に形成された第2位置決め凹部69を係合させて位置決めを行い、レンズブロック33にレンズブロック支持体135を固定する。
レンズブロック33の主走査方向の両端部に一対のレンズブロック支持体135が固定されると、作業員が、一対の第2支持レール39に形成された各第1位置決め凸部64に、各レンズブロック支持体135の第1部材155に形成された各第1位置決め凹部62を係合させて、一対の第2支持レール39に対してレンズブロック33を位置決めして固定する。
このように、本実施の形態では、第1部材155には、高さ方向に延在する第1長孔81が形成され、第2部材156には、高さ方向に延在する第2長孔82が形成されているので、第1長孔81および第2長孔82を調整冶具175の係合ピン83で係合した状態で、調整冶具175により第1部材155と第2部材156との位置関係を変更するため、副走査方向にずれることなく、長孔の延在方向である高さ方向において第1部材155と第2部材156との固定位置を調整することができる。
(第3の実施の形態)
図8を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。図8は、本発明の第3の実施の形態に係るレンズブロック支持体235の分解斜視図である。なお、第1の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。
図8に示すように、第1部材255の側壁には、一対のネジ穴65の間に、高さ方向に延在し、第1の長孔としての第1幅広長孔85と第2の長孔としての第1幅狭長孔86とが副走査方向に離隔して形成されている。また、第2部材256の側壁には、第1の実施の形態に係る通し長孔71の幅よりも大きな一対の幅広通し長孔89が形成され、この一対の幅広通し長孔89の間に、高さ方向に延在し、第3の長孔としての第2幅狭長孔87と第4の長孔としての第2幅広長孔88とが形成されている。
第1幅広長孔85の幅は、第2幅狭長孔87の幅より大きく形成され、第1幅狭長孔86の幅は、第2幅広長孔88の幅より小さく形成されている。第1幅広長孔85、第1幅狭長孔86、第2幅広長孔88および第2幅狭長孔87は、第1部材255の一対のネジ穴65に第2部材256の一対の幅広通し長孔89を合わせた場合に、第1幅広長孔85の中心と第2幅狭長孔87の中心とが一致し、第1幅狭長孔86の中心と第2幅広長孔88の中心とが一致するようになっている。
図9(a)、(b)、(c)を参照して、本実施の形態に係る調整冶具275について説明する。図9(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る調整冶具275の上面模式図であり、図9(b)は、本発明の第3の実施の形態に係る調整冶具275上に第1部材255と第2部材256とを載置した上面模式図であり、図9(c)は、本発明の第3の実施の形態に係る調整冶具275上の第1部材255と第2部材256とを副走査方向にずらした上面模式図である。
図9(a)、(b)、(c)に示すように、本実施の形態に係る調整冶具275の上面には、一対の逃し穴78の間に第2幅狭長孔87にスライド係合する第1係合ピン91と第1幅狭長孔86にスライド係合する第2係合ピン92とが突設されている。この第1係合ピン91および第2係合ピン92の突出長は、第1部材255と第2部材256とを重ね合わせた厚み以上であり、第1係合ピン91は、第1幅広長孔85を遊貫して第2幅狭長孔87に係合し、第2係合ピン92は、第1幅狭長孔86に係合して第2幅広長孔88に遊貫するようになっている。
調整冶具275上に第1部材255と第2部材256とを載置する場合には、図9(b)に示すように、第1幅広長孔85および第2幅狭長孔87を第1係合ピン91に挿入し、第1幅狭長孔86および第2幅広長孔88を第2係合ピン92に挿入して、第1係合ピン91および第2係合ピン92をガイドにして調整冶具275の一対の逃し穴78、第1部材255の一対のネジ穴65、第2部材256の一対の幅広通し長孔89を目安にして位置合わせを行い、第1部材255および第2部材256を調整冶具275上に載置するようになっている。
第1係合ピン91および第2係合ピン92は、調整冶具275の上面において副走査方向に配置変更可能になっており、第1係合ピン91と第2係合ピン92との配置間隔は、第1幅広長孔85の幅と第2幅狭長孔87の幅との差分または第1幅狭長孔86の幅と第2幅広長孔88の幅との差分だけ第1係合ピン91と第2係合ピン92の配置間隔を変更することができるようになっている。
図9(c)に示すように、第1係合ピン91と第2係合ピン92との配置間隔を変更して、第1部材255と第2部材256とを副走査方向にずらして載置することにより、第1部材255と第2部材256との位置関係を副走査方向に調整することができる。この結果、原稿から反射光がレンズブロック33に到達するまでの光路長を調整することができるため、CCDラインセンサ48で撮像した読取画像の倍率を調整することができるようになっている。
なお、このように、第1部材255と第2部材256とを副走査方向にずらして調整した場合でも、第2部材256の一対の幅広通し長孔89の幅が大きく形成されているため、この幅広通し長孔89を介して第1部材255のネジ穴65にネジ止めすることができるようになっている。
次に、本発明の第3の実施の形態に係るレンズブロック33の位置調整について説明する。
まず、作業員は、位置調整の前に複写機1の一対の第2支持レール39の水平度や配置高さを計測し、計測した計測値と設計値と比較して寸法誤差を把握する。次に、作業員は、第1係合ピン91および第2係合ピン92の副走査方向における突設位置を変更して第1係合ピン91と第2係合ピン92との配置間隔を調整する。
そして、作業員は、第1部材255の上壁を調整冶具275の側面に合わせ、第1部材255の側壁の第1幅広長孔85を第1係合ピン91、第1幅狭長孔86を第2係合ピン92にそれぞれ挿入し、第1部材255のネジ穴65の中心に逃し穴78の中心を一致させるようにして第1部材255を調整冶具275の上面に載置する。
次に、作業員が、第2部材256の底壁を上に向けて、第2部材256の側壁の一対の窓部73を駆動ピン76、第2幅狭長孔87を第1係合ピン91、第2幅広長孔88を第2係合ピン92にそれぞれ挿入し、第2部材256の側壁を第1部材255の側壁の上に重ねて載置する。つまり、第1部材255と第2部材256とが、側面視クランク状になるように調整冶具275の上に載置される。
そして、調整冶具275のマイクロメータ77により、一対の駆動ピン76を幅方向に平行に異動させて第1部材255に対して第2部材256を高さ方向に移動する。このときのマイクロメータ77の移動量を調整することにより、第1部材255と第2部材256との相対的な位置関係が設計値の許容範囲内に収まるように調整される。
この場合、第1係合ピン91が第2幅狭長孔87、第2係合ピン92が第1幅狭長孔86に係合した状態で、第1部材255と第2部材256とが位置調整されるため、副走査方向に位置ズレすることなく、長孔の延在方向である高さ方向において第1部材255と第2部材256との位置関係を調整することができる。
第1部材255と第2部材256との位置関係が調整されると、作業員が、この位置関係を維持した状態で、一対の固定ネジ72により第1部材255の側壁と第2部材256の側壁とを固定する。このようにして、側面視クランク状のレンズブロック支持体235が組み立てられる。
作業員が、組み立てられたレンズブロック支持体235の第2部材256の第2位置決め凸部67にレンズブロック33に形成された第2位置決め凹部69を係合させて位置決めを行い、レンズブロック33にレンズブロック支持体235を固定する。
レンズブロック33の主走査方向の両端部に一対のレンズブロック支持体235が固定されると、作業員が、一対の第2支持レール39に形成された各第1位置決め凸部64に、各レンズブロック支持体235の第1部材255に形成された各第1位置決め凹部62を係合させて、一対の第2支持レール39に対してレンズブロック33を位置決めして固定する。
このように、本実施形態では、第1部材255には、高さ方向に延在する第1幅広長孔85と、第1幅広長孔85に対して副走査方向に離隔して、高さ方向に延在する第1幅狭長孔86とが形成され、第2部材256には、第1幅広長孔85と同軸上の位置に、高さ方向に延在する第2幅狭長孔87と、第2幅狭長孔87に対して副走査方向に離隔して、第1幅狭長孔86と同軸上の位置に、高さ方向に延在する第2幅広長孔88とが形成され、第1幅広長孔85の幅が、第2幅狭長孔87の幅よりも大きく、第1幅狭長孔86の幅が、第2幅広長孔88の幅よりも小さい構成を有している。
したがって、高さ方向に延在する第1幅狭長孔86に第1係合ピン91が係合し、高さ方向に延在する第2幅狭長孔87に第2係合ピン92が係合した状態で、第1部材255と第2部材256との位置関係を調整するため、副走査方向にずれることなく長孔の延在方向である高さ方向において第1部材255と第2部材256との固定位置を調整することができる。
また、第1係合ピン91と第2係合ピン92とが、副走査方向に配置変更可能に突設されているため、第1幅広長孔85の幅と第2幅狭長孔87の幅との差分または第2幅広長孔88の幅と第1幅狭長孔86の幅との差分だけ第1係合ピン91と第2係合ピン92との配置間隔を変更することができる。
この結果、第1部材255と第2部材256との位置関係を副走査方向に調整して、原稿からの反射光がレンズブロック33の結像レンズ47に到達するまでの光路長を調整することができるため、CCDラインセンサ48で撮像した読取画像の倍率を調整することができる。
なお、上記の各実施の形態では、ネジ止めにより第1部材と第2部材とを固定しているが、これに代えて、第1部材と第2部材とを接着固定してもよいし、第1部材と第2部材とをカシメ固定してもよい。
第1部材と第2部材とを接着固定する場合には、固定ネジ72の代わりに、接着部材としての接着剤を用いて、第1部材と第2部材とを接着固定する。この構成により、第1部材と第2部材との剛性が高まり、振動による位置ズレを防止することができる。また、ネジが不要となるので部品点数を削減することができる。
また、溶接により接着固定する場合には、接着部材として溶接用の母材を溶融して、第1部材と第2部材とを接着固定する。この構成により、より堅固に第1部材と第2部材とを接着固定することができる。
第1部材と第2部材とをカシメ固定する場合には、第1部材または第2部材の中央をカシメ部として、カシメ固定する。上記の溶接や接着剤による固定時の効果に加えて、短時間で第1部材と第2部材とを固定することができ、生産性を向上させることができる。
また、上記の各実施の形態では、第1部材と第2部材とを鉄やアルミニウム等の金属を材料として形成したが、ガラス繊維入りのポリカーボネイト等の樹脂により形成してもよい。これにより、振動を吸収してCCDラインセンサ48による撮像ブレを防止することができる。
さらに、上記の各実施の形態では、調整冶具により第1部材と第2部材との位置関係を調整する構成としたが、複写機1にレンズブロック支持体を固定した状態で、手動により第1部材と第2部材との位置関係を調整する構成としてもよい。
以上、説明したように、本発明は、結像レンズおよび撮像部の配置を変更することなく、容易に読取画像の歪やズレを防止することができる画像読取装置に読み取られた読取画像を形成する画像形成装置を提供することができるという効果を有し、結像レンズと撮像部とを規定の位置関係に配置したレンズブロックを備えたスキャナ装置等の画像読取装置およびこの画像読取装置を備えたファクシミリ装置、複写機、複合機等の画像形成装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る複写機の概略構成図である。 (a)は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取部の概略構成図であり、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取部の駆動ワイヤの掛渡し状態を示す図である。 (a)は、本発明の第1の実施の形態に係るレンズブロックと第2支持レールとを固定した状態におけるレンズブロック支持体の斜視図であり、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係るレンズブロックと第2支持レールとを固定した状態におけるレンズブロック支持体の正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るレンズブロック支持体の分解斜視図である。 (a)は、本発明の第1の実施の形態に係る調整冶具の上面模式図であり、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る調整冶具上に第1部材と第2部材とを載置した上面模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係るレンズブロック支持体の分解斜視図である。 (a)は、本発明の第2の実施の形態に係る調整冶具の上面模式図であり、(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る調整冶具上に第1部材と第2部材とを載置した上面模式図である。 本発明の第3の実施の形態に係るレンズブロック支持体の分解斜視図である。 (a)は、本発明の第3の実施の形態に係る調整冶具の上面模式図であり、(b)は、本発明の第3の実施の形態に係る調整冶具上に第1部材と第2部材とを載置した上面模式図であり、(c)は、本発明の第3の実施の形態に係る調整冶具上の第1部材と第2部材とを副走査方向にずらした上面模式図である。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
2 ADF
3 給紙部
4 画像読取部(画像読取装置)
5 画像形成部
11 原稿トレイ
12 原稿搬入部
13 搬送ベルト
14 原稿搬出部
16 コンタクトガラス
17 排紙トレイ
21、22 給紙カセット
23 給紙手段
25 露光装置
26 感光体ドラム
27 現像装置
28 転写ベルト
29 定着装置
31 第1キャリッジ
32 第2キャリッジ(走行体)
33 レンズブロック
34 本体フレーム
35、135、235 レンズブロック支持体
36 駆動軸
37 駆動ワイヤ
38 アイドラプーリ
39 第2支持レール(支持レール)
41 第1ミラー
42 発光ダイオード
43 キャリッジプーリ
44 第2ミラー
45 第3ミラー
46 ベース板
47 結像レンズ
48 CCDラインセンサ(撮像部)
49 ワイヤ駆動プーリ
51 張力スプリング
55、155、255 第1部材
56、156、256 第2部材
61 通し孔
62 第1位置決め凹部
64 第1位置決め凸部
65 ネジ穴
67 第2位置決め凸部
69 第2位置決め凹部
71 通し長孔(通し孔)
72 固定ネジ(ネジ)
73 窓部
75、175、275 調整冶具
76 駆動ピン
77 マイクロメータ
78 逃し穴
81 第1長孔
82 第2長孔
83 係合ピン
85 第1幅広長孔
86 第1幅狭長孔
87 第2幅狭長孔
88 第2幅広長孔
89 幅広通し長孔
91 第1係合ピン
92 第2係合ピン

Claims (13)

  1. 原稿に光を照射して、前記原稿からの反射光を撮像することにより原稿画像を読み取る画像読取装置であって、
    前記原稿からの反射光を導く光学部材と、
    前記光学部材を搭載し、副走査方向に走行する走行体と、
    前記副走査方向に延在するようにして主走査方向に離隔して配置され、前記走行体を走行自在に支持する一対の支持レールと、
    前記光学部材を介して入射される反射光を結像する結像レンズと前記結像レンズにより結像された反射光を撮像する撮像部とを規定位置に配置したレンズブロックと、
    前記レンズブロックを前記一対の支持レールに着脱可能に固定する一対のレンズブロック支持体とを備え、
    前記レンズブロック支持体が、
    前記支持レールに固定される第1部材と、
    前記レンズブロックに固定される第2部材と、
    前記反射光の基準光軸に対して前記レンズブロックを位置調整するように、前記第1部材と前記第2部材との相対的な位置関係を調整し、調整後に前記第1部材と前記第2部材とを固定する調整手段とを有し、
    前記調整手段は、前記第1部材と前記第2部材との相対的な位置関係の調整時において、前記第1部材および前記第2部材の高さ方向に平行に移動する駆動ピンと、前記駆動ピンの移動量を予め設定するマイクロメータとを備えた冶具が挿入される開口部を有し、
    前記調整手段は、前記開口部に前記冶具を挿入した状態において、前記駆動ピンを移動させることにより前記第1部材と前記第2部材との高さ方向の位置関係を調整することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記調整手段が、ネジと、前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方に形成された前記ネジが遊貫する通し孔と、前記第1部材および前記第2部材のいずれか他方に形成された前記ネジが固定されるネジ穴とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記通し孔が、高さ方向に延在することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記通し孔および前記ネジ穴が副走査方向に2箇所以上設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記調整手段が、前記第1部材と前記第2部材とを接着する接着部材を有することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 前記調整手段が、前記第1部材と前記第2部材とをカシメ固定するカシメ部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  7. 前記支持レールおよび前記第1部材のいずれか一方には第1位置決め凸部が形成され、前記支持レールおよび前記第1部材のいずれか他方には第1位置決め凹部が形成されており、
    前記レンズブロックおよび前記第2部材のいずれか一方には第2位置決め凸部が形成され、前記レンズブロックおよび前記第2部材のいずれか他方には第2位置決め凹部が形成されており、
    前記第1位置決め凸部と前記第1位置決め凹部とが係合することにより、前記支持レールと前記第1部材とが位置決めされ、前記第2位置決め凸部と前記第2位置決め凹部とが係合することにより、前記レンズブロックと前記第2部材とが位置決めされることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1の請求項に記載の画像読取装置。
  8. 前記第1部材には、高さ方向に延在する第1の長孔が形成され、
    前記第2部材には、高さ方向に延在する第2の長孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1の請求項に記載の画像読取装置。
  9. 前記第1部材には、高さ方向に延在する第1の長孔と、前記第1の長孔に対して副走査方向に離隔して、高さ方向に延在する第2の長孔とが形成され、
    前記第2部材には、前記第1の長孔と同軸上の位置に、高さ方向に延在する第3の長孔と、前記第3の長孔に対して副走査方向に離隔して、前記第2の長孔と同軸上の位置に、高さ方向に延在する第4の長孔とが形成され、
    前記第1の長孔の幅が、前記第3の長孔の幅よりも大きく、
    前記第2の長孔の幅が、前記第4の長孔の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1の請求項に記載の画像読取装置。
  10. 前記第1部材および前記第2部材の材質が、金属であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1の請求項に記載の画像読取装置。
  11. 前記第1部材および前記第2部材の材質が、樹脂であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1の請求項に記載の画像読取装置。
  12. 前記第1部材および前記第2部材が、板金加工により形成された板金であることを特徴とする請求項10に記載の画像読取装置。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれか1の請求項に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2007212861A 2007-08-17 2007-08-17 画像読取装置および画像形成装置 Expired - Fee Related JP5101211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007212861A JP5101211B2 (ja) 2007-08-17 2007-08-17 画像読取装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007212861A JP5101211B2 (ja) 2007-08-17 2007-08-17 画像読取装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009047844A JP2009047844A (ja) 2009-03-05
JP5101211B2 true JP5101211B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=40500141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007212861A Expired - Fee Related JP5101211B2 (ja) 2007-08-17 2007-08-17 画像読取装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5101211B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6152367B2 (ja) * 2014-07-29 2017-06-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置の取付構造およびこれを備える画像形成装置
JP7190298B2 (ja) * 2018-09-18 2022-12-15 キヤノン株式会社 位置決め装置および露光装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5930888Y2 (ja) * 1979-09-13 1984-09-03 松下電器産業株式会社 光学系
JPH0734575B2 (ja) * 1987-07-24 1995-04-12 キヤノン株式会社 原稿読取装置
JP3141183B2 (ja) * 1993-02-09 2001-03-05 京セラミタ株式会社 原稿読取装置におけるイメージセンサ位置調整機構
JPH10210215A (ja) * 1997-01-20 1998-08-07 Toshiba Corp 画像読取装置、画像読取方法および画像形成装置
JP2001215637A (ja) * 2000-02-01 2001-08-10 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及びそのレンズブロック傾き調整方法
JP2002135535A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Ricoh Co Ltd 画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009047844A (ja) 2009-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8462398B2 (en) Image scanning device
JP3885088B2 (ja) イメージセンサーユニット及び画像読取装置
JP4754409B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
US8339682B2 (en) Lighting device for use in an optical scanning unit, of an image reader
JP5353084B2 (ja) 画像読取装置および画像読取装置を備えた画像形成装置
JP5699808B2 (ja) 導光部材、原稿照明装置、画像読取装置および画像形成装置
JP5101211B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP5906697B2 (ja) 光照射装置、画像読取装置および画像形成装置
JP3789287B2 (ja) 機能装置の筐体構造及びその組立て方法
JP2008129247A (ja) 光照射装置、画像読取装置および画像形成装置
JP5069552B2 (ja) 光学ユニットおよび画像読取装置ならびに画像形成装置
JP2007306054A (ja) 画像読取装置
JP2002300351A (ja) 画像読取装置の光源ランプ構造
JP5724374B2 (ja) 原稿照明装置、画像読取装置および画像形成装置
JP4527034B2 (ja) 画像読取装置および画像読取装置を備えた画像形成装置
JP4500028B2 (ja) スキャナ装置及び画像形成装置
JP2011087122A (ja) 原稿照明装置、走査光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置
JP2012220566A (ja) 原稿照明装置、走査光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置
JP2008205843A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP4877908B2 (ja) 画像読取装置および画像読取装置を備えた画像形成装置
JP3717061B2 (ja) 画像読取り装置のフレーム構造
JP6212916B2 (ja) 原稿照明装置、走査光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置
JP2005173096A (ja) 画像読取装置
JP2010016498A (ja) 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2002287273A (ja) 原稿読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5101211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees