JP2002287273A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP2002287273A
JP2002287273A JP2001086064A JP2001086064A JP2002287273A JP 2002287273 A JP2002287273 A JP 2002287273A JP 2001086064 A JP2001086064 A JP 2001086064A JP 2001086064 A JP2001086064 A JP 2001086064A JP 2002287273 A JP2002287273 A JP 2002287273A
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Japan
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unit
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scanning
light
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Application number
JP2001086064A
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English (en)
Inventor
Makoto Masuda
麻言 増田
Yasuhiro Ono
泰宏 小野
Hisashi Yamanaka
久志 山中
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学部材保持部を案内駆動部から外すことが
できるとともに、取外した光学部材保持部を走査方向に
傾くことなく取付けることができる画像読取装置を提供
すること。 【解決手段】 第2走査ユニット32においては、光学
部材保持部32aは案内駆動部32bに対して着脱可能
に設けられるとともに、案内駆動部32bは、光学部材
保持部32aに対して走査方向に直交する方向の両端に
一対設けられ、取外した光学部材保持部32aを取付け
る際に、光学部材保持部32aの走査方向の位置ずれを
防止する位置ずれ防止手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ装置等の画像形成装置と組合せて使用したり、単体
で使用したりする原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿読取装置は、たとえば特開平10−
239935号公報に開示されるような画像形成システ
ムに用いられる。この画像形成システムは、プリンタ、
原稿読取装置、自動原稿搬送装置、多段給紙ユニットお
よび中継搬送ユニットから構成されている。原稿読取装
置は、その上に配置された自動原稿搬送装置とともにシ
ステムラック上に支持されている。この画像システムで
は、自動原稿搬送装置によってプラテン上に搬送された
原稿は、原稿読取装置の走査ユニットによって走査され
原稿画像が結像レンズを介してCCDで読取られる。読
取られた画像データはプリンタに送られ、多段給紙ユニ
ットから搬送された用紙上に顕像化される。
【0003】原稿読取装置としては、特開平7−438
40号公報、特開平10−111594号公報および特
開平10−239781号公報に示されるようなものが
ある。これら公報に示される原稿読取装置は、第1走査
ユニットと第2走査ユニットとを備えている。第1走査
ユニットは、原稿載置台に載せられた原稿にスリット光
を照射する露光ランプと、原稿を反射したスリット光を
受けてその光を反射し偏向する第1反射ミラーとを含ん
で構成され、第2走査ユニットは、第1反射ミラーで偏
向された光を受けて反射・偏向し結像レンズへ入射させ
るために、反射面が互いに直角を成して配置される第2
反射ミラーおよび第3反射ミラーを含んで構成されてい
る。
【0004】これら第1走査ユニットと第2走査ユニッ
トはそれぞれ、走査方向に対して直交する方向、すなわ
ちこれら走査ユニットの幅方向一端部が、取付部材に位
置決め固定されている。取付部材は、走査ユニットを走
査方向に案内駆動するためのスライダやプーリを一体的
に形成したものである。プーリには、ワイヤ駆動プーリ
とともにワイヤが巻掛けられており、駆動モータからワ
イヤを介して駆動力が付与され、その結果、走査ユニッ
トは走査方向に駆動される。また、スライダは原稿読取
装置の筺体に走査方向に沿って形成されたガイド手段上
を移動するように設けられている。
【0005】このような構成によって、第1走査ユニッ
トと第2走査ユニットは原稿読取装置内の取付部材に位
置決め固定することにより装着が完了する。一方、これ
ら走査ユニットの反射ミラーの破損や露光ランプの故障
があったときは、取付部材から外すことによって走査ユ
ニットを原稿読取装置から取出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】取付部材が走査ユニッ
トの幅方向一端部に設けられている場合は、上記方法で
走査ユニットの脱着は容易である。しかし、取付部材が
走査ユニットの幅方向両端部に設けられている場合は、
走査ユニットを取外した後、ワイヤが巻掛けてあるプー
リが走査方向に動きやすくなり、その結果、一端部のプ
ーリの走査方向位置と他端部のプーリの走査方向位置と
がずれることがある。この状態で走査ユニットを取付け
ると、正しい取付位置に対して走査方向に傾斜した状態
で取付けられるという問題が発生する。
【0007】本発明の目的は、光学部材保持部を案内駆
動部から外すことができるとともに、取外した光学部材
保持部を走査方向に傾くことなく取付けることができる
画像読取装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿を読取り
可能に載置する原稿載置台と、原稿の走査方向に移動可
能に設けられ、前記原稿載置台に載置された原稿に光を
照射するとともに、照射された原稿部分から反射した光
を光路下流側に導く走査手段と、前記走査手段から導か
れた光を結像し、検出する結像検出手段と、前記原稿載
置台、前記走査手段および前記結像検出手段を所定位置
に保持する筺体とを備え、前記走査手段は、光源や反射
部材などの光学部材を含む走査ユニットを備えて構成さ
れ、前記走査ユニットは、前記光学部材を保持する光学
部材保持部と、前記光学部材保持部を走査方向に案内駆
動する案内駆動部とを備えて構成される原稿読取装置で
あって、前記走査ユニットにおいては、前記光学部材保
持部は前記案内駆動部に対して着脱可能に設けられると
ともに、前記案内駆動部は、前記光学部材保持部に対し
て走査方向に直交する方向の両端に一対設けられ、取外
した前記光学部材保持部を取付ける際に、前記光学部材
保持部の走査方向の位置ずれを防止する位置ずれ防止手
段を有することを特徴とする原稿読取装置である。
【0009】また本発明は、原稿を読取り可能に載置す
る原稿載置台と、原稿の走査方向に移動可能に設けら
れ、前記原稿載置台に載置された原稿に光を照射すると
ともに、照射された原稿部分から反射した光を光路下流
側に導く走査手段と、前記走査手段から導かれた光を結
像し、検出する結像検出手段と、前記原稿載置台、前記
走査手段および前記結像検出手段を所定位置に保持する
筺体とを備え、前記走査手段は、原稿に光を照射するた
めの光源と、原稿を反射した光が入射されてその光を偏
向させる第1反射部材とを含む第1走査ユニットと、前
記第1反射部材を反射した光が入射されてその光を偏向
させる第2反射部材と、前記第2反射部材を反射した光
が入射されてその光を偏向させて前記結像検出手段に入
射される第3反射部材とを含む第2走査ユニットとを備
えて構成され、前記第1走査ユニットは、前記光源およ
び前記第1反射部材を保持する光学部材保持部と、前記
光学部材保持部を走査方向に案内駆動する案内駆動部と
を備えて構成され、前記第2走査ユニットは、前記第2
反射部材および前記第3反射部材を保持する光学部材保
持部と、前記光学部材保持部を走査方向に案内駆動する
案内駆動部とを備えて構成される原稿読取装置であっ
て、前記第1走査ユニットおよび前記第2走査ユニット
のうち少なくとも前記第2走査ユニットにおいては、前
記光学部材保持部は前記案内駆動部に対して着脱可能に
設けられるとともに、前記案内駆動部は、前記光学部材
保持部に対して走査方向に直交する方向の両端に一対設
けられ、取外した前記光学部材保持部を取付ける際に、
前記光学部材保持部の走査方向の位置ずれを防止する位
置ずれ防止手段を有することを特徴とする原稿読取装置
である。
【0010】本発明に従えば、光学部材保持部が取外さ
れて再度取付けるときにも位置ずれ防止手段によって走
査方向の位置ずれを防止するので、光学部材保持部が傾
いて案内駆動部に固定されることがない。
【0011】また本発明の前記位置ずれ防止手段は、前
記案内駆動部と前記筺体とを連結して前記案内駆動部を
固定する固定部材を備えることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、光学部材保持部を取外す
前に固定部材によって案内駆動部を筺体に固定するの
で、案内駆動部の位置がずれることはなく、再度光学部
材保持部を案内駆動部に取付ける際にも光学部材保持部
が傾いて取付けられることがない。
【0013】また本発明の前記固定部材は、前記案内駆
動部と前記筺体とを貫通するピンであることを特徴とす
る。
【0014】本発明に従えば、固定部材を案内駆動部と
筺体とに貫通するピンによって構成したので、簡単な構
成で光学部材保持部が傾いて取付けられることを防ぐこ
とができる。
【0015】また本発明の前記位置ずれ防止手段は、前
記一対の案内駆動部の位置関係を固定して連結する固定
連結部材を備えることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、固定連結部材によって一
対の案内駆動部がその位置関係を固定しながら連結され
るので、光学部材保持部を再度案内駆動部に取付ける際
にも光学部材保持部が傾いて取付けられることがない。
【0017】また本発明の前記固定連結部材は、前記案
内駆動部と一体的に形成される板状連結部であることを
特徴とする。
【0018】本発明に従えば、板状連結部によって案内
駆動部が一体的に形成されるので、簡単な構成で光学部
材保持部が傾いて取付けられることを防ぐことができ
る。
【0019】また本発明の前記位置ずれ防止手段は、前
記一対の案内駆動部の各々に突出して設けられる突起部
材と、前記突起部材に対応して前記光学部材保持部に一
対設けられるとともにそれらの距離が固定して設けられ
て、前記突起部材と嵌め合うことによって前記光学部材
保持部の傾き方向の位置決めを行う位置決め部材とを備
えることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、光学部材保持部の案内駆
動部への脱着前後における位置決め部材の位置関係は変
化しないので、一対の案内駆動部が走査方向に位置変化
しても、案内駆動部の突起部材と光学部材保持部の位置
決め部材と嵌め合うことによって、光学部材保持部の傾
き方向の位置を元の状態に戻すことができる。
【0021】また本発明の前記突起部材は、ピンである
ことを特徴とする。本発明に従えば、突起部材としてピ
ンを用いたので、簡単な構成で光学部材保持部が傾いて
取付けられることを防ぐことができる。
【0022】また本発明の前記位置決め部材は、長孔で
あることを特徴とする。本発明に従えば、一対の案内駆
動部に対応して光学部材保持部に位置決め部材としての
長孔が一対設けられるとともに、長孔間の距離は固定さ
れているので、突起部材、詳しくはピンと嵌め合うこと
によって案内駆動部の位置ずれを補正するとともに、光
学部材保持部の傾き方向の位置を元の状態に戻すことが
できる。
【0023】また本発明の前記位置決め部材は、切欠け
溝部であることを特徴とする。本発明に従えば、一対の
案内駆動部に対応して光学部材保持部に位置決め部材と
しての切欠け溝部が一対設けられるとともに、切欠け溝
部間の距離は固定されているので、突起部材、詳しくは
ピンと嵌め合うことによって案内駆動部の位置ずれを補
正するとともに、光学部材保持部の傾き方向の位置を元
の状態に戻すことができる。
【0024】また本発明の前記位置ずれ防止手段は、前
記光学部材保持部を案内駆動部に固定する光学部材保持
部固定手段を備えることを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、光学部材保持部と案内駆
動部との位置ずれをなくした後、光学部材保持部固定手
段によって光学部材保持部を案内駆動部に固定するの
で、固定後に位置ずれが生じることがない。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態である原稿
読取装置について図1〜図8を参照して以下に説明す
る。
【0027】(原稿読取装置の概略説明)原稿読取装置
であるスキャナ装置3は、図9に示すようにシート物の
原稿を自動原稿搬送装置4によって自動的に供給して1
枚ずつ順次露光走査して原稿画像を読取る自動読取りモ
ードと、ブック物の原稿、もしくは自動原稿搬送装置4
による自動供給が不可能なシート物の原稿をマニュアル
操作によってセットして原稿画像を読取る手動読取りモ
ードとを備えている。
【0028】透明な原稿載置台30上にセットされた原
稿は、従来と同様に走査手段としての第1走査ユニット
31と第2走査ユニット32で原稿画像が走査される。
原稿面からの反射光である画像データを結像検出手段と
しての結像レンズ33等の光学部品に入射させ、最後に
光電変換素子(たとえば、CCD)34上に結像させる
ことによって、画像データは電気的信号に変換される。
この電気的信号は、プリンタへ送信されて用紙に顕像化
される。
【0029】以下、図1〜図5を参照してスキャナ装置
3の構成を詳細に説明する。図1は、スキャナ装置3の
主要部を示す斜視図である。図2は、スキャナ装置3に
内蔵されている第1走査ユニット31の平面図である。
図3は、第1走査ユニット31の主要部を示す断面図で
ある。図4は、第1走査ユニット31のワイヤ固定手段
316の断面図である。図5(a)は、第1走査ユニッ
ト31のワイヤ固定手段316の平面図であり、図5
(b)は、第1走査ユニット31のワイヤ固定手段31
6の断面図である。
【0030】(走査ユニットの構成)図1に示すよう
に、第1走査ユニット31および第2走査ユニット32
は、原稿の走査方向に対して直交する方向(以降、単に
装置の幅方向という)に延びるように設けられ、各走査
ユニット31,32は、光源、反射ミラー等の光学部品
を保持する光学部材保持部31a,32aと、光学部材
保持部31a,32aの長手方向両側に設けられて光学
部材保持部31a,32aを走査方向に案内駆動する案
内駆動部31b,32bとから構成されている。各案内
駆動部31b,32bには、スライダ317(図2を参
照)が設けられている。第1走査ユニット31のスライ
ダ317は、装置本体の筺体35(図1中の2点鎖線)
の内壁に設けられた第1ガイド手段36上を走査方向S
に沿って摺動するように設けられ、第2走査ユニット3
2のスライダは、装置本体の筺体35の内壁に設けられ
た第2ガイド手段37上を走査方向Sに摺動するように
設けられる。第1および第2ガイド手段36,37に対
して装置の幅方向外側でかつ走査方向端部近傍には、第
1走査ユニット31および第2走査ユニット32の駆動
源であるステッピングモータ38が取付けられている。
ステッピングモータ38の出力軸には、出力ギヤが設け
られている。出力ギヤは、筺体35の内壁に固設された
回転軸に回転自在に配置されたギヤ/プーリ(ギヤとプ
ーリが一体成形されている)のギヤ部と噛合している。
【0031】ステッピングモータ38に対して走査方向
Sの外側には、軸方向が装置の幅方向に沿うように設け
られるとともに、図示しない軸受を介して筺体35に回
転自在に支持される駆動軸43が設けられている。この
駆動軸43には、プーリ44と軸方向両端部近傍に設け
られた2個のワイヤ駆動プーリ39,39が固定されて
いる。駆動軸43のプーリ44とギヤ/プーリのプーリ
部との間には、タイミングベルトが巻掛けられており、
ステッピングモータ38からの駆動力が出力ギヤ、ギヤ
/プーリ、タイミングベルトおよび駆動軸43のプーリ
44を介して駆動軸43に伝達されるようになってい
る。
【0032】駆動軸43の軸方向両端部近傍に設けられ
たワイヤ駆動プーリ39,39の各々に巻掛けられたワ
イヤ45,45はそれぞれ、その一端が筺体35の底部
から切り起こされて設けられた第1の固定部46,46
に固定され、その他端が筺体35の走査方向側内壁に設
けられた第2の固定部47,47に張力付与用の引張り
ばね48を介して固定されている。これらのワイヤ45
は、第1の固定部46から順次、第2走査ユニット32
に回転自在に設けられた2連プーリ49の装置幅方向内
側、駆動軸43のワイヤ駆動プーリ39、第2の固定部
47近傍でかつ筺体35の装置幅方向内壁に回転自在に
設けられた固定プーリ55、2連プーリ49の装置幅方
向外側、固定プーリ55に同軸上に設けられるととも
に、固定プーリ55に対して装置幅方向内側に設けられ
る補助プーリ56に巻掛けられ、最後にワイヤ45の他
端が第2の固定部47に固定される。また、ワイヤ45
はワイヤ駆動プーリ39に多数回巻掛けられている。こ
のワイヤ45の多数回巻掛けられた部分のうち、第1走
査ユニット31および第2走査ユニット32が図中の走
査方向両端部に移動したときでもワイヤ駆動プーリ39
に巻かれた部分は、固定ねじによってワイヤ駆動プーリ
39に固定されており、ワイヤ45がワイヤ駆動プーリ
39に対して周方向に滑らないようにして駆動力が的確
に伝達できるように構成されている。
【0033】第1走査ユニット31は、このように巻掛
けられたワイヤ45のうちのワイヤ駆動プーリ39と2
連プーリ49との間の部分に、後述するワイヤ固定手段
316で固定される。第1の固定部46では、ワイヤ4
5の端部に設けた固定金具が、筺体35の切り起こし部
にビスで固定されることによってワイヤ45の端部を固
定するように構成されている。また、第2の固定部47
では、ワイヤ45の端部に設けた固定金具がばね48の
一端に係合され、ばね48の他端が筺体35の切り曲げ
部に係止されるように構成されている。補助プーリ56
は、ワイヤ45の端部をばね48を介して係止するにあ
たって、筺体35の底面から上面側にワイヤ45を曲げ
ることで、筺体35が走査方向Sに大きくなるのを防止
している。
【0034】上記構成によって、ステッピングモータ3
8が正転または逆転すると、第1走査ユニット31およ
び第2走査ユニット32は、第1ガイド手段36および
第2ガイド手段37に案内されて走査方向Sに往復移動
する。この移動の際、ワイヤ45の巻掛けの作用によっ
て第1走査ユニット31の移動速度は、第2走査ユニッ
ト32の移動速度の2倍となる。
【0035】(第1走査ユニットの構成)次に、第1走
査ユニット31に関して、図2および図3を用いて詳細
に説明する。図2および図3に示すように、第1走査ユ
ニットキャリッジ311には、原稿を照射するための光
源であるキセノンランプ(低発熱ランプ、照射光源)3
10、原稿からの反射光を所定の範囲に限定して他の光
学部品に導くためのスリット312、光源からの光を原
稿に向かって反射するリフレクタ313、第1反射部材
としての第1反射ミラー314、光源の駆動回路基板3
15、駆動回路基板315を第1走査ユニットキャリッ
ジ311に固定する駆動回路基板固定ビス315aから
成る光学部材保持部31aと、第1走査ユニット31を
ワイヤ45に固定するためのワイヤ固定手段316、上
述した第1ガイド手段36上で第1走査ユニット31が
スライドするためのスライダ317等から成る案内駆動
部31bとが一体的に設けられている。以下にこれらの
各構成部品の作用に関して説明する。
【0036】(第1走査ユニット31の作用)光学部材
保持部31aに保持されたキセノンランプ310には蛍
光体が塗布されている部分と蛍光体が塗布されていない
部分があり、蛍光体が塗布されていない部分はランプ内
部からの光が放射されるので、アパーチャとしての作用
をする。キセノンランプ310から放射された光は、原
稿載置台上に載置された原稿Gに照射される。さらにキ
セノンランプ310から放射された光の一部はリフレク
タ313に到達し、リフレクタ313を反射した光が原
稿載置台の原稿Gに照射される。
【0037】原稿Gを反射した反射光は、キセノンラン
プ310とリフレクタ313との間を通過し、光学部材
保持部31aの底面に形成されたスリット312を通過
した後に、光学部材保持部31aのミラー保持部によっ
て保持された第1反射ミラー314に照射される。第1
反射ミラー314は入射した光を直角方向に偏向させる
ために設けられており、垂直方向上方から第1反射ミラ
ー314に入射した光は反射して水平方向に光路を偏向
されて、後述する第2走査ユニット32に設けられる第
2反射ミラー321へ入射される。
【0038】なおリフレクタ313は、読取り領域の中
央部の光量を高くするために設けられている。つまり、
キセノンランプ310からの直接光だけでは、キセノン
ランプ310の総光量の有効利用、読取り領域での光量
分布の調整の簡素化、原稿のエッジが影となって読込ま
れることの防止等が行えないからである。
【0039】本実施形態では、リフレクタ313を用い
た構成とするが、装置構成を簡素化して低価格化を実現
する場合は、リフレクタ313を用いない構成でもよ
い。
【0040】(ワイヤ固定手段316の構成および光学
部材交換手順)第1走査ユニット31をワイヤ45に固
定するワイヤ固定手段316に関して、図2、図4およ
び図5を用いて詳細に説明する。
【0041】図2に示すように、案内駆動部31bの各
々にはワイヤ固定手段316が設けられ、ワイヤ45を
挟持することによって第1走査ユニット31とワイヤ4
5を連結する。案内駆動部31bには開口320が設け
られており、その開口320の下方には、ワイヤ保持板
316a、ワイヤ固定板316bおよびワイヤ固定ビス
316cで構成されたワイヤ固定手段316が設けられ
ている。ワイヤ保持板316aの一端は、図4および図
5に示すように固定ビス316dによって案内駆動部3
1bの底面に固定されている。ワイヤ保持板316a上
に設けたワイヤ45は、ワイヤ保持板316aとワイヤ
固定板316bとで挟まれた状態で、ワイヤ固定ビス3
16cをワイヤ固定板316bに設けた小孔を通してワ
イヤ保持板316aに設けたねじ孔にねじ込むことで、
固定できるようになっている。作業者は、ワイヤ固定ビ
ス316cをねじ込む場合は、開口320の上方から開
口320にドライバを挿通させ、その先端をワイヤ固定
ビス316cの溝に嵌めて回転させることによってねじ
込むことができる。
【0042】光学部材が破損するなどして取換えなけれ
ばならないとき、作業者はワイヤ固定手段316のワイ
ヤ固定ビス316cをドライバで緩め、ワイヤ保持板3
16aとワイヤ45を分離させる。その後、一体的に形
成された光学部材保持部31aと案内駆動部31bとか
ら成る第1走査ユニット31を筺体内部から取外して、
装置外部で交換すべき光学部材を交換する。光学部材の
交換が完了した第1走査ユニット31は、上記組立手順
に従い組立てられる。
【0043】上記説明では、光学部材保持部31aと案
内駆動部31bとが一体的に形成された態様について述
べたが、それに限らず後述する第2走査ユニット32と
同様に、光学部材保持部31aと案内駆動部31bが別
体で形成された態様であってもよい。
【0044】(第2走査ユニット32の構成)第2走査
ユニット32の構成を図1、図6〜図8を参照して以下
に説明する。第2走査ユニット32は、以下に述べる光
学部材保持部32aと案内駆動部32bとが別体で形成
されており、光学部材が破損するなどして交換が必要な
場合は、光学部材保持部32aを案内駆動部32bから
取外して光学部材を交換する方法を採る。
【0045】(1)光学部材保持部 光学部材保持部32aは、第2反射部材である第2反射
ミラー321と、第3反射部材である第3反射ミラー3
22とを保持している。第2反射ミラー321は、第1
走査ユニット31の第1反射ミラー314を反射した光
が入射し、入射した光を略直角方向に偏向させるように
反射させ、第3反射ミラー321は、第2反射ミラー3
21を反射した光が入射し、入射した光を略直角方向に
偏向させるように反射させる。第2反射ミラー321と
第3反射ミラー322とは、その反射面が直角を成して
配置されている。さらに、第3反射ミラー322を反射
した光の光軸が、第1反射ミラー314を反射した光の
光軸と向きが反対であるが略平行になるように、第2反
射ミラー321と第3反射ミラー322の位置が設定さ
れている。
【0046】(2)案内駆動部 案内駆動部32bは図6に示すように、光学部材保持部
32aの長手方向両端に設けられている。各案内駆動部
32bはそれぞれ、フレーム部材323と、フレーム部
材323の底面に設けられて第2ガイド手段37と摺接
してフレーム部材323を走査方向Sへ移動しやすくす
るスライダ(図示せず)と、フレーム部材323に立設
して設けられ、光学部材保持部32aのフランジ部32
4に設けられた位置ずれ防止手段としての切欠け溝部3
25に係合して光学部材保持部32aの位置決めをする
ための位置ずれ防止手段としての位置決めピン326
と、光学部材保持部32aの位置決めをした後、光学部
材保持部32aの貫通孔327を貫通した光学部材保持
部固定手段としてのねじ328と螺合する雌ねじ部32
9と、フレーム部材323の幅方向中間部から立設して
設けられる縦壁部330と、縦壁部330に回転自在に
軸支される前述の2連プーリ49とから構成されてい
る。上述のように、2連プーリ49にはワイヤ45が巻
掛けられているが、光学部材保持部32aのフランジ部
324はフレーム部材323に取付けられた状態でワイ
ヤ45と干渉しないように構成されるとともに、フラン
ジ部324とフレーム部材323とを固定するねじ32
8の着脱時にもねじ328やドライバがワイヤ45と干
渉しないように雌ねじ部324の位置やねじ328の大
きさが設定されている。
【0047】なお、案内駆動部32bは図6に示すよう
に光学部材保持部32aの両側に、独立して設けられて
いる態様と、光学部材保持部32aの下方で連結して一
体的に形成されている態様(図7および図8参照)とが
ある。各態様における光学部材保持部32aの着脱手順
については、以下に詳しく述べる。
【0048】(第2走査ユニット32の作用)第1走査
ユニット31の第1反射ミラー314を反射した光は、
第2走査ユニット32の第2反射ミラー321に入射
し、入射後、光路を直角方向に偏向して反射する。第2
反射ミラー321を反射した光は、第3反射ミラー32
2に入射し、光路を直角方向に偏向して反射する。反射
した光は、結像レンズ33に入射して集光され、焦点位
置に配置されたCCD34上に結像する。
【0049】(光学部材保持部32aおよび案内駆動部
32bの位置決め固定構造および手順) (1)案内駆動部32bが分離独立して設けられている
態様の場合 図6に示すように案内駆動部32bが分離独立して設け
られている態様において、第2走査ユニット32の光学
部材保持部32aに保持されている第2および第3反射
ミラー321,322が破損等で交換しなければならな
いときは、光学部材保持部32aを貫通して案内駆動部
32bに螺合している光学部材保持部固定手段としての
ねじ328を外し、光学部材保持部32aを走査方向S
にスライドさせる。これによって位置決め部材としての
切欠け溝部325と位置決めピン326との係合が解除
され、光学部材保持部32aを案内駆動部32bから取
外すことができる。装置外部で光学部材の交換が終了す
ると、フランジ部324にワイヤ45が当たらないよう
に光学部材保持部32aをフレーム部材323の上面に
接触させ、その状態で切欠け溝部325と位置決めピン
326とが係合するようにスライドさせる。切欠け溝部
325は光学部材保持部32aの長手方向両端に設けら
れており、位置決めピン326もそれに対応して各案内
駆動部32bのフレーム部材323に設けられている。
これら一対の切欠け溝部325と位置決めピン326と
によって、光学部材保持部32aの長手方向の位置決め
が行われる。さらに、ねじ328をフランジ部324の
貫通孔327に貫通させてからフレーム部材323の雌
ねじ部329に螺合して、フランジ部324をフレーム
部材323に固定する。この螺合によって、光学部材保
持部32aの傾き方向の位置決めも行われる。
【0050】なお、案内駆動部32bが分離・独立して
設けられている態様では、光学部材保持部32aを取外
した後、左右の案内駆動部32bが走査方向Sに位置ず
れを起こすことがあり、再組立したときに光学部材保持
部32aが傾いて取付けられたり、取付作業が煩雑にな
ったりすることが考えられる。これらの問題点を解消す
るために、フレーム部材323と第2ガイド手段37と
が接触できる部分でかつ走査方向端部近傍に、フレーム
部材323と第2ガイド手段37とにそれぞれ貫通孔を
設け、光学部材保持部32aを取外すときに、それらの
貫通孔が重なる位置に第2走査ユニット32を移動さ
せ、それらの貫通孔に案内駆動部32bを固定するため
の位置ずれ防止手段であるとともに固定部材であるピン
を差込む。その後、上記のように光学部材保持部32a
を取外せば、再度取付けるときに光学部材保持部32a
が傾くことがない。
【0051】(2)案内駆動部32bが一体的に設けら
れる態様の場合 本態様に係る光学部材交換手順について図7および図8
を参照して説明する。図7に示される態様は、要部が図
6に示される構成と同一であるが、光学部材保持部32
aの両側に設けられた案内駆動部32bが、位置ずれ防
止手段であるとともに、固定連結部材である板状連結部
331で連結されている点が異なる。図8に示す態様
は、フランジ部324が光学部材保持部32aに対して
上方に位置した態様である。図7に示す態様の取付手順
については既に述べた図6の態様と同様であるので説明
を省略し、図8の態様について説明する。
【0052】図8の態様では、光学部材保持部32aの
フランジ部324が光学部材保持部32aの上面から長
手方向両方向に突出するように設けられている。さらに
各フランジ部324には、幅方向一端部近傍に走査方向
Sに長径な位置ずれ防止手段であるとともに位置決め部
材である長孔332と、幅方向他端部近傍に光学部材保
持部固定手段としてのねじ328のねじ部が貫通するた
めの貫通孔327とが形成されている。フレーム部材3
23は断面が略U字状に形成され、両端部にはフランジ
部324と面接触して光学部材保持部32aを位置決め
保持するための位置ずれ防止手段としての位置決め保持
部333が設けられている。フレーム部材323は、光
学部材保持部32aを固定しているときは、光学部材保
持部32aを所定距離あけて囲むように配置される。位
置決め保持部333には、光学部材保持部32aの取付
時に長孔332の位置と対応する位置に位置ずれ防止手
段であり突起部材である位置決めピン326が立設され
ている。さらにフランジ部324の貫通孔327に対応
する位置には、ねじ328が螺合する雌ねじ部329が
形成されている。
【0053】第2および第3反射ミラー321,322
が破損等で交換しなければならないとき、光学部材保持
部32aを貫通して案内駆動部32bに螺合しているね
じ328を外し、光学部材保持部32aを上方に移動さ
せることにより、長孔332と位置決めピン326との
係合が解除され、光学部材保持部32aを案内駆動部3
2bから取外すことができる。装置外部で光学部材の交
換が終了すると、光学部材保持部32aの長孔332を
位置決めピン326の位置に合わせて嵌め込むとともに
位置決め保持部333とフランジ部324を接触させ
る。次にその状態で位置決めピン326が長孔332の
長径方向に移動するように、フランジ部324を走査方
向Sに移動させてフランジ部324の貫通孔327の中
心とフレーム部材323の雌ねじ部329の中心を合わ
せ、その後、ねじ328をフランジ部324の貫通孔3
27に貫通させてからフレーム部材323の雌ねじ部3
24に螺合して、フランジ部324をフレーム部材32
3に固定する。この螺合によって、光学部材保持部32
aが案内駆動部32bに位置決め固定される。
【0054】上記光学部材交換手順では、特定の態様に
ついて述べたが、これに限らず、光学部材保持部32a
を再組立するときに傾いて取付けられるのを防ぐ構成で
あればいかなる構成であっても対応可能である。さら
に、案内駆動部32bが分離独立して設けられている態
様において、光学部材保持部32aを取外した後、左右
の案内駆動部32bが走査方向に位置ずれを起こすのを
防ぐ構成は、上記態様に限らず、左右の案内駆動部32
bが走査方向に位置ずれを起こさない構成であればいか
なる構成であっても対応可能である。
【0055】以上のように本実施形態によれば、光学部
材保持部32aのフランジ部324の案内駆動部32b
のフレーム部材323に位置ずれ防止手段を設けたの
で、第2走査ユニット32のミラー321,322の破
損等があったとき、光学部材保持部32aを案内駆動部
32bから着脱可能でかつ、再取付時にも光学部材保持
部32aが傾いて案内駆動部32bに固定されることが
ない。さらに、案内駆動部32bが光学部材保持部32
aの長手方向両端部に分離独立して設けられて、第2走
査ユニット取外し時に走査方向Sに移動可能であって
も、位置ずれ防止手段としての固定部材によってずれず
に光学部材保持部32bを再取付けできる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光学部材
保持部が取外されて再度取付けられるときにも位置ずれ
防止手段によって走査方向の位置ずれを防止するので、
光学部材保持部が傾いて案内駆動部に固定されることが
ない。
【0057】また本発明によれば、光学部材保持部を取
外す前に固定部材によって案内駆動部を筺体に固定する
ので、案内駆動部の位置がずれることはなく、再度光学
部材保持部を案内駆動部に取付ける際にも光学部材保持
部が傾いて取付けられることがない。
【0058】また本発明によれば、固定部材を案内駆動
部と筺体とに貫通するピンによって構成したので、簡単
な構成で光学部材保持部が傾いて取付けられることを防
ぐことができる。
【0059】また本発明によれば、固定連結部材によっ
て一対の案内駆動部がその位置関係を固定しながら連結
されるので、光学部材保持部を再度案内駆動部に取付け
る際にも光学部材保持部が傾いて取付けられることがな
い。
【0060】また本発明によれば、板状連結部によって
案内駆動部が一体的に形成されるので、簡単な構成で光
学部材保持部が傾いて取付けられること防ぐことができ
る。
【0061】また本発明によれば、光学部材保持部の案
内駆動部への脱着前後における位置決め部材の位置関係
は変化しないので、一対の案内駆動部が走査方向に位置
が変化しても、案内駆動部の突起部材と光学部材保持部
の位置決め部材と嵌め合うことによって、光学部材保持
部の傾き方向の位置を元の状態に戻すことができる。
【0062】また本発明によれば、突起部材としてピン
を用いたので、簡単な構成で光学部材保持部が傾いて取
付けられることを防ぐことができる。
【0063】また本発明によれば、一対の案内駆動部に
対応して光学部材保持部に位置決め部材としての長孔が
一対設けられるとともに、長孔間の距離は固定されてい
るので、突起部材、詳しくはピンと嵌め合うことにより
案内駆動部の位置ずれを補正するとともに、光学部材保
持部の傾き方向の位置を元の状態に戻すことができる。
【0064】また本発明によれば、一対の案内駆動部に
対応して光学部材保持部に位置決め部材としての切欠け
溝部が一対設けられるとともに、切欠け溝部間の距離は
固定されているので、突起部材、詳しくはピンと嵌め合
うことにより案内駆動部の位置ずれを補正するととも
に、光学部材保持部の傾き方向の位置を元の状態に戻す
ことができる。
【0065】また本発明によれば、光学部材保持部と案
内駆動部との位置ずれをなくした後、光学部材保持部固
定手段によって光学部材保持部を案内駆動部に固定する
ので、固定後に位置ずれが生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるスキャナ装置3の
主要部を示す斜視図である。
【図2】第1走査ユニット31の平面図である。
【図3】第1走査ユニット31の主要部を示す断面図で
ある。
【図4】第1走査ユニット31のワイヤ固定手段316
の断面図である。
【図5】(a)はワイヤ固定手段316の平面図であ
り、(b)は断面図である。
【図6】第2走査ユニット32の分解斜視図である。
【図7】第2走査ユニット32の分解斜視図である。
【図8】第2走査ユニット32の分解斜視図である。
【図9】スキャナ装置3の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
3 スキャナ装置 31 第1走査ユニット 32 第2走査ユニット 35 筺体 36 第1ガイト手段 37 第2ガイト手段 321 第2反射ミラー 322 第3反射ミラー 323 フレーム部材 324 フランジ部 325 切欠け溝部 326 位置決めピン 327 貫通孔 328 ねじ 329 雌ねじ部 330 縦壁部 331 板状連結部 332 長孔 333 位置決め保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 久志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H109 AA02 AA33 AA66 AA69 DA11 DA31 DA35 5C072 AA01 CA02 DA04 EA05 LA02 MA05 XA01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読取り可能に載置する原稿載置台
    と、 原稿の走査方向に移動可能に設けられ、前記原稿載置台
    に載置された原稿に光を照射するとともに、照射された
    原稿部分から反射した光を光路下流側に導く走査手段
    と、 前記走査手段から導かれた光を結像し、検出する結像検
    出手段と、 前記原稿載置台、前記走査手段および前記結像検出手段
    を所定位置に保持する筺体とを備え、 前記走査手段は、光源や反射部材などの光学部材を含む
    走査ユニットを備えて構成され、 前記走査ユニットは、前記光学部材を保持する光学部材
    保持部と、前記光学部材保持部を走査方向に案内駆動す
    る案内駆動部とを備えて構成される原稿読取装置であっ
    て、 前記走査ユニットにおいては、前記光学部材保持部は前
    記案内駆動部に対して着脱可能に設けられるとともに、
    前記案内駆動部は、前記光学部材保持部に対して走査方
    向に直交する方向の両端に一対設けられ、 取外した前記光学部材保持部を取付ける際に、前記光学
    部材保持部の走査方向の位置ずれを防止する位置ずれ防
    止手段を有することを特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿を読取り可能に載置する原稿載置台
    と、 原稿の走査方向に移動可能に設けられ、前記原稿載置台
    に載置された原稿に光を照射するとともに、照射された
    原稿部分から反射した光を光路下流側に導く走査手段
    と、 前記走査手段から導かれた光を結像し、検出する結像検
    出手段と、 前記原稿載置台、前記走査手段および前記結像検出手段
    を所定位置に保持する筺体とを備え、 前記走査手段は、原稿に光を照射するための光源と、原
    稿を反射した光が入射されてその光を偏向させる第1反
    射部材とを含む第1走査ユニットと、 前記第1反射部材を反射した光が入射されてその光を偏
    向させる第2反射部材と、前記第2反射部材を反射した
    光が入射されてその光を偏向させて前記結像検出手段に
    入射される第3反射部材とを含む第2走査ユニットとを
    備えて構成され、 前記第1走査ユニットは、前記光源および前記第1反射
    部材を保持する光学部材保持部と、前記光学部材保持部
    を走査方向に案内駆動する案内駆動部とを備えて構成さ
    れ、前記第2走査ユニットは、前記第2反射部材および
    前記第3反射部材を保持する光学部材保持部と、前記光
    学部材保持部を走査方向に案内駆動する案内駆動部とを
    備えて構成される原稿読取装置であって、 前記第1走査ユニットおよび前記第2走査ユニットのう
    ち少なくとも前記第2走査ユニットにおいては、前記光
    学部材保持部は前記案内駆動部に対して着脱可能に設け
    られるとともに、前記案内駆動部は、前記光学部材保持
    部に対して走査方向に直交する方向の両端に一対設けら
    れ、 取外した前記光学部材保持部を取付ける際に、前記光学
    部材保持部の走査方向の位置ずれを防止する位置ずれ防
    止手段を有することを特徴とする原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 前記位置ずれ防止手段は、前記案内駆動
    部と前記筺体とを連結して前記案内駆動部を固定する固
    定部材を備えることを特徴とする請求項1または2記載
    の原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 前記固定部材は、前記案内駆動部と前記
    筺体とを貫通するピンであることを特徴とする請求項3
    記載の原稿読取装置。
  5. 【請求項5】 前記位置ずれ防止手段は、前記一対の案
    内駆動部の位置関係を固定して連結する固定連結部材を
    備えることを特徴とする請求項1または2記載の原稿読
    取装置。
  6. 【請求項6】 前記固定連結部材は、前記案内駆動部と
    一体的に形成される板状連結部であることを特徴とする
    請求項5記載の原稿読取装置。
  7. 【請求項7】 前記位置ずれ防止手段は、前記一対の案
    内駆動部の各々に突出して設けられる突起部材と、前記
    突起部材に対応して前記光学部材保持部に一対設けられ
    るとともにそれらの距離が固定して設けられて、前記突
    起部材と嵌め合うことによって前記光学部材保持部の傾
    き方向の位置決めを行う位置決め部材とを備えることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の原稿読取装
    置。
  8. 【請求項8】 前記突起部材は、ピンであることを特徴
    とする請求項7記載の原稿読取装置。
  9. 【請求項9】 前記位置決め部材は、長孔であることを
    特徴とする請求項7または8記載の原稿読取装置。
  10. 【請求項10】 前記位置決め部材は、切欠け溝部であ
    ることを特徴とする請求項7または8記載の原稿読取装
    置。
  11. 【請求項11】 前記位置ずれ防止手段は、前記光学部
    材保持部を案内駆動部に固定する光学部材保持部固定手
    段を備えることを特徴とする請求項1,2,5〜10の
    いずれかに記載の原稿読取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007271826A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Kyocera Mita Corp 画像読み取り装置における走行枠の姿勢調整機構
KR20080067830A (ko) * 2007-01-17 2008-07-22 삼성전자주식회사 화상독취유닛

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JP2007271826A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Kyocera Mita Corp 画像読み取り装置における走行枠の姿勢調整機構
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