JP3533070B2 - レーザーユニット、光書込装置、画像形成装置 - Google Patents

レーザーユニット、光書込装置、画像形成装置

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JP3533070B2
JP3533070B2 JP18365297A JP18365297A JP3533070B2 JP 3533070 B2 JP3533070 B2 JP 3533070B2 JP 18365297 A JP18365297 A JP 18365297A JP 18365297 A JP18365297 A JP 18365297A JP 3533070 B2 JP3533070 B2 JP 3533070B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザーユニッ
ト、光書込装置、画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、表面
が帯電された感光体の表面に静電潜像を形成するために
光書込装置が用いられている。この種の光書込装置とし
ては、例えば、特許公報第2607645号に記載され
ているように、「レーザ光走査装置」なる名称をもって
出願された光書込装置がある。この公報には、回路基板
に、レーザ光出力素子と光検知素子とを直接取り付ける
ことにより、専用の回路基板やコネクタ等の配線部品を
省略し、光検知素子をリードを介して基板に接続し、装
置本体に形成した凹部で光検知素子を位置決めすること
が記載されている。
【0003】ここに記載されたレーザ光走査装置では、
レーザ出力素子から出射された光をポリゴンミラー等の
偏向器により偏向走査して感光体に照射することにより
静電潜像を形成している。この場合、1ラインの静電潜
像の書込開始位置は、偏向器により走査される走査光の
うち、書込領域外に走査される走査光を同期検知器とし
ての光検知素子により受光し、この光検知素子の受光信
号に同期させて感光体への静電潜像の書込開始位置を設
定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザーダ
イオード等のレーザ光出力素子、同期検知器として光検
知素子は基板上の回路に半田接続されるが、両者の相対
位置を基板上で±0.1mmの範囲に位置決めすること
は至難である。また、上記公報によれば光検知素子を装
置本体に設けた凹部(具体的には溝)により位置決めし
ているが、この例での位置決め構造では、光軸方向の位
置決めは可能でも走査光の走査方向における位置を規制
するものであるとは考えにくい。さらに、レーザ光出力
素子は放熱箱を介して装置本体に支持されているので、
放熱箱に対するレーザ光出力素子の取り付け位置のバラ
ツキ、装置本体に対する放熱箱の取り付け位置のバラツ
キにより、装置本体上においてもレーザ光出力素子と光
検知素子との相対位置を±0.1mmの範囲に位置決め
することは至難であると思われる。これにより、光検知
素子が走査光を受光するタイミングが一定しない。
【0005】このようなことを解決するために、光検知
素子が走査光を受光したときの出力を基準に、画像信号
出力までの時間(クロック)をディップスイッチ等の操
作により調整することが行われているが、この操作は極
めて煩わしく、また、特別な調整手段を必要とするため
構造及び組立作業が複雑化する問題がある。
【0006】また、光検知素子が走査光を受光するタイ
ミングが一定しない問題を解決するために、レーザーダ
イオードを支持する支持体に、偏向器からの走査光を通
す開口部をレーザーダイオードとの相対位置を正確に定
めて形成し、その開口部のエッジの裏側に受光面積の広
い光検知素子の中心部を位置させ、レーザーダイオード
から出射された光が偏向器により走査され開口部のエッ
ジを通り過ぎて光検知素子に到達するまでの時間を一定
にする方法がある。この方法によれば、受光面積の広い
光検知素子を用いることで基板に対する光検知素子の位
置のバラツキを許容することができるが、光検知器は受
光面の面積が広くなるに従い高価となるため、コストダ
ウンの要望に反する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のレーザー
ユニットは、基板に接続されたレーザーダイオードと、
基板に接続されるとともに前記レーザーダイオードから
出射され偏向器により偏向された走査光を受光する同期
検知器と、前記レーザーダイオードを挿入する貫通孔と
前記同期検知器を位置決めするガイドとを前記走査光の
走査方向において相対位置を定めて形成した支持体とを
備える。具体的には、ガイドは、支持体に形成されて偏
向器により走査される走査光を通す窓孔の両側に形成さ
れている(請求項2)。したがって、基板上ではレーザ
ーダイオードと同期検知器との相対位置にバラツキが生
じても、レーザーダイオードと同期検知器との少なくと
も何れか一方のリード線を曲げてレーザーダイオードと
同期検知器との相対位置を調整しながら、レーザーダイ
オードを貫通孔に挿入するとともに同期検知器をガイド
に挿入することで、支持体上でレーザーダイオードと同
期検知器との相対位置が一定に維持される。
【0008】請求項3記載のレーザーユニットは、請求
項1又は2記載の発明において、ガイドは、走査光の走
査方向と直交する方向における同期検知器の移動を許容
する。したがって、走査光の走査方向と直交する方向に
おける基板に対する同期検知器の位置の許容幅が広が
る。
【0009】請求項4記載のレーザユニットは、請求項
1ないし3の何れか一記載の発明において、同期検知器
は表面実装型である。したがって、表面実装型の同期検
知器は、スルーホール挿入型の同期検知器に比して基板
上の位置のバラツキが大きく、且つ、接続後は基板上で
の位置をずらすことはできないが、レーザーダイオード
のリード線を曲げてレーザーダイオードと同期検知器と
の相対位置を調整しながら、レーザーダイオードを貫通
孔に挿入するとともに同期検知器をガイドに挿入するこ
とで、支持体上でレーザーダイオードと同期検知器との
相対位置が一定に維持される。
【0010】請求項5記載の光書込装置、請求項6記載
の画像形成装置は、請求項1ないし4の何れか一記載の
レーザーユニットを用いている。したがって、基板上で
はレーザーダイオードと同期検知器との相対位置にバラ
ツキが生じても、レーザーダイオードと同期検知器との
少なくとも何れか一方のリード線を曲げてレーザーダイ
オードを貫通孔に挿入するとともに同期検知器をガイド
に挿入することで、支持体上でレーザーダイオードと同
期検知器との相対位置が一定に維持される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。まず、画像形成装置の構造について説
明する。図6において、1は装置本体である。この装置
本体1の上部には原稿の画像を読み取る画像読取装置2
が装着され、内部にはプロセスカートリッジ3が設けら
れている。このプロセスカートリッジ3の下方には用紙
を案内する用紙搬送路4が形成されている。
【0012】前記画像読取装置2は、原稿画像を読み取
る読取部5と、この読取部5に供給する原稿を載置する
原稿トレイ6とを有し、この原稿トレイ6は、支点軸7
を中心に水平位置から仮想線Bで示す位置まで上方に回
動し得るように支持されている。なお、原稿トレイ6は
図示しないストッパにより水平位置と仮想線Bで示す位
置とで安定するように構成されている。
【0013】前記プロセスカートリッジ3は、ケース状
に形成されたユニット本体8に、感光体9を回転自在に
設けるとともに、帯電器10と現像部11とを感光体9
の周囲に配置して取り付けることにより形成されてい
る。感光体9の下方には用紙搬送路4を間にして転写部
12が対向配置されている。現像部11は、ユニット本
体8に一体に形成された現像剤容器13と、この現像剤
容器13の内部に収納された現像剤を撹拌する回転自在
の撹拌器14と、感光体9に接触する現像ローラ15
と、この現像ローラ15に現像剤を供給する供給ローラ
16と、現像ローラ15に接触されたブレード17とを
有する。さらに、プロセスカートリッジ3の上部には、
画像信号に基づいて変調されたレーザ光を感光体9の帯
電部分に走査することにより静電潜像を形成する光書込
装置18が設けられている。
【0014】また、装置本体1の一側には、画像読取装
置2により読み取られた原稿を支持するとともに、用紙
Sを斜めに載置状態で支えるトレイ19が設けられ、こ
のトレイ19の下方には、回転駆動される給紙ローラ2
0と、一方向に付勢されてトレイ19上の用紙Sを給紙
ローラ20に圧接する押圧板21と、それぞれ給紙ロー
ラ20に弾性的に接触することにより用紙Sの重送を阻
止する分離パッド22及びピンチローラ23とが設けら
れている。
【0015】給紙ローラ20、分離パッド22、ピンチ
ローラ23は用紙搬送路4の入口側に配置されている。
この用紙搬送路4には、給紙ローラ20よりも下流側に
位置するボトムパス24が連通されている。さらに、用
紙搬送路4の下流側には、用紙S上に転写された画像を
定着する定着部25が配置されている。
【0016】さらに、装置本体1には、定着部25の上
方と原稿トレイ6との間に配置された用紙スタッカ26
が形成されている。この用紙スタッカ26は、原稿トレ
イ6を仮想線B上に回動させたときに、その原稿トレイ
6の延長面上に位置して用紙Sを支える受け板27を有
している。さらに、トレイ19とは反対側の装置本体1
の側面付近には、定着部25から排紙された用紙Sを水
平方向に排紙する排紙口28と、定着部25から排紙さ
れた用紙Sを反転させて用紙スタッカ26に導く反転排
紙路29とが形成されている。この反転排紙路29の上
部と下部とには、それぞれ対をなす排紙ローラ30が配
置され、また、反転排紙路29と排紙口28との分岐点
には、用紙Sの排出方向を切り替える切替爪31が回動
自在に設けられている。
【0017】次に、画像読取動作と印刷動作について説
明する。原稿の画像を読み取る場合には、図6に実線で
示すように、原稿トレイ6を水平状態に維持して原稿を
読取部5に供給する。供給された原稿は読取部5により
画像が読み取られ、トレイ19の上部に立てかけ状態で
支持される。このようにして読み取った画像は、外部に
送信(ファクシミリの送信モードとしての使用形態)
し、或いは、トレイ19から用紙Sを給紙してこの用紙
Sに読取画像を印刷(複写機としての使用形態)するこ
とができる。或いは、外部から送信された画像を用紙S
に印刷(ファクシミリの受信モードとしての使用形態)
することができる。
【0018】印刷の場合は、図6において、感光体9を
時計方向に回転させる過程でその表面が帯電器10によ
り帯電され、この帯電部分に原稿の読取画像又は外部か
ら受信した画像に基づいて光書込装置18が光を走査す
ることによって感光体9の帯電部分に静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は現像部11により現像される。こ
の現像画像は、給紙ローラ20によりトレイ19から給
紙された用紙Sに転写される。画像が転写された用紙S
は定着部25を通過するときに定着され、切替爪31の
向きによって排紙口28又は用紙スタッカ26に排紙さ
れる。
【0019】次に、光書込装置18の構成について説明
する。まず、光書込装置18に用いるレーザーユニット
の構成を図1ないし図3に基づいて説明する。図1はレ
ーザーユニット180の分解斜視図、図2はレーザーユ
ニット180の水平断面図、図3はアパーチャ195を
断面にしてこのアパーチャ195の支持構造を示す一部
の平面図である。図1及び図2に示すように、基板18
1と対向する壁面182と取付面183とを有する支持
体である合成樹脂製のレーザーベース184が設けられ
ている。取付面183には光書込装置18のケース(後
述する)に螺子185aによって取り付けるための複数
のU字形の取付孔185が形成されている。
【0020】螺子186によりレーザーベース184の
壁面182の背面に取り付けられる基板181の配線パ
ターン(図示せず)には、レーザーダイオード187の
リード線188が半田により接続されているとともに、
表面実装型の同期検知器(受光素子)189のリード線
190が半田により接続されている。図示しないが、基
板181の背面には表面側の回路を外部回路に接続する
ためのコネクタ181a(図5参照)が接続されてい
る。
【0021】レーザーベース184の壁面182には、
レーザーダイオード187を背面側から挿通する貫通孔
191と、同期検知器189に対向する窓孔192と、
この窓孔192の開口縁の両側から基板181側に突出
されて同期検知器189の両側を保持するガイドである
突片193とが形成されている。さらに、円筒形状のコ
リメータレンズ194と金属板により形成された板状の
アパーチャ195が設けられている。このアパーチャ1
95には、コリメータレンズ194の端面に対向する投
光部であるスリット196と、下縁に切り欠かれた切欠
197と、この切欠197の両側に配設された円孔19
8及び長孔199が形成されている。
【0022】そして、レーザーベース184の取付面1
83には、コリメータレンズ194をレーザーダイオー
ド187の光軸上に位置させてその外周の下部を支える
レンジ支持片200と、アパーチャ195を支持する支
持部201とが形成されている。この支持部201は、
アパーチャ195に形成された円孔198又は長孔19
9に係合されてこのアパーチャ195をコリメータレン
ズ194の出射面に対向する位置に位置決めする係止部
である円形のボス202,203と、アパーチャ195
を弾性的に挾持する複数の支柱204,205とにより
形成されている。この場合、ボス202の直径はアパー
チャ195の円孔198の内径に一致され、ボス203
の直径はアパーチャ195の長孔199の短径と一致さ
れている。また、ボス202,203が立設された取付
面183の端面と支柱204の一面とは同一面である
が、その面と他方の支柱205の一面との間隔は、アパ
ーチャ195の板厚よりもやや狭い間隔に定められてい
る。
【0023】ここで、基板181上のレーザーダイオー
ド187と同期検知器189との相対位置は半田接続の
際に多少変動することがあるが、貫通孔191と、窓孔
192及び突片193とは、共通のレーザーベース18
4に形成されて両者の相対位置が正確に定められている
ので、同期検知器189を窓孔192の開口縁に連続す
る突片193の間に挿入し、必要に応じてリード線18
8を曲げながらレーザーダイオード187を貫通孔19
1に挿入した状態で、螺子186によりレーザーベース
184の壁面182の背面に基板181を固定すること
により、レーザーダイオード187と同期検知器189
との相対位置が正確に定められる。
【0024】この状態で、レーザーベース184を治具
(図示せず)にセットし、この治具に設けた把持部材で
コリメータレンズ194の外周をレンズ支持片200の
両側から把持し、コリメータレンズ194からの出射光
を測定しながら治具の把持部材をコリメータレンズ19
4の光軸方向に移動させることにより、コリメータレン
ズ194の光軸方向の位置を調整する。この調整により
所望の位置でコリメータレンズ194の外周とレンズ支
持片200との間に紫外線硬化型の接着剤を充填し、紫
外線を照射することにより接着剤を硬化させてレンズ支
持片200にコリメータレンズ194を固定する。
【0025】続いて、アパーチャ195の円孔198及
び長孔199とレーザーベース184のボス202,2
03とを係合させながら、アパーチャ195を支柱20
4,205の間に差し込むことにより、アパーチャ19
5がレーザーベース184に支持される。この際、アパ
ーチャ195は中間部が支柱205により壁面182側
に脹らむように反らされ、ボス202,203が立設さ
れた取付面183の端面及び一方の支柱204と、他方
の支柱205との間で弾性的に挾持される。この場合、
アパーチャ195の切欠197は支柱205の基部との
干渉を避けるために形成されている。
【0026】ここで、アパーチャ195を断面にしてこ
のアパーチャ195の支持構造の他の例を図4に示す。
この例は、アパーチャ195に当接されてこのアパーチ
ャ195を板厚方向に弾性的に反らせる突部206をレ
ーザーベース184に一体に形成した例である。この突
部206は、アパーチャ195のスリット196から離
れた位置(図2に示すコリメータレンズ194からの出
射光路から離れた位置)に当接するようにボス203の
近傍に形成されている。
【0027】次に、これまで説明したレーザーユニット
180を備えた光書込装置18の構成を図5及び図6に
基づいて説明する。図5に示すように、光書込装置18
は、上面がカバー(図示せず)により覆われる上面開口
のケース207を備えている。このケース207には、
レーザーユニット180と、このレーザーユニット18
0レーザーダイオード187からの出射光の副走査方向
の光束を補正するシリンドリカルレンズ208と、この
シリンドリカルレンズ208を通る光を偏向走査する偏
向器であるポリゴンミラー209と、このポリゴンミラ
ー209により偏向走査された走査光を補正する走査レ
ンズ210と、この走査レンズ210から出射された走
査光を感光体9(図6参照)に向けて反射するミラー2
11,212と、ポリゴンミラー209から反射された
光をレーザーユニット180の同期検知器189に結像
する同期レンズ213とが設けられている。図6に示す
ように、ポリゴンミラー209はポリゴンモータ214
に連結されている。
【0028】このような構成において、レーザーダイオ
ード187を駆動し、ポリゴンミラー209を回転させ
ると、レーザーダイオード187からの出射光がポリゴ
ンミラー209により偏向走査され、一走査の度にポリ
ゴンミラー209からの反射光が同期検知器189によ
り受光される。このときの同期検知器189からの検知
信号の出力に同期させて画像信号に基づいて変調された
光信号をレーザーダイオード187から出射させること
により、その光信号がポリゴンミラー209により偏向
走査され、走査レンズ210を通りミラー211,21
2により感光体9に照射され、これにより感光体9に静
電潜像が形成される。
【0029】このような光書込装置18のレーザーユニ
ット180において、コリメータレンズ194は外周の
一部がレンズ支持片200により支持されているため、
コリメータレンズ194の周囲を開放することができ
る。これにより、レンズ支持片200上における光軸方
向の位置調整を容易にすることができる。また、アパー
チャ195は板状の形状に形成されているので、プレス
加工により一工程で容易に製作することができる。
【0030】また、アパーチャ195の円孔198及び
長孔199をレーザーベース184のボス202,20
3に嵌合することでコリメータレンズ194の出射面に
対する相対位置を位置決めすることができ、この位置決
めした状態でアパーチャ195を螺子を用いることなく
支柱204,205により挾持状態で支持することがで
きる。さらに、アパーチャ195を板厚方向に反らした
状態で支柱204,205によって挾持することができ
るので、アパーチャ195の板厚に対応する支柱20
4,205の対向間隔を厳密に定めなくても、ポリゴン
モータ214等の振動を受けることによるアパーチャ1
95の振動を防止することができる。これにより、レー
ザーダイオード187から出射される光束が光軸と直交
する方向に振れることがない。しかも、図4に示すよう
に、アパーチャ195をスリット196から離れた位置
で突部206に当接させて板厚方向に弾性的に反らせる
ことにより、光路上でのアパーチャ195の光軸方向で
の位置に影響を及ぼすことのない状態で、アパーチャ1
95の振動を防止することができる。したがって、画像
信号を忠実に再生することができる。
【0031】本実施の形態において、レーザーダイオー
ド187はリード線188を基板181のスルーホール
(図示せず)に挿入して半田接続するスルーホール挿入
型を用い、同期検知器189はリード線190が基板1
81上の導電性のパッド(図示せず)に半田接続される
表面実装型を用いている。表面実装型の同期検知器18
9は基板181上での位置のバラツキが大きいが、レー
ザーダイオード187を挿入する貫通孔191と同期検
知器189を挿入する突片193とを走査光の走査方向
において相対位置を定めて形成したレーザーベース18
4を備えるので、レーザーダイオード187のリード線
188を曲げて同期検知器189に対するレーザーダイ
オード187の位置を調整しながら、レーザーダイオー
ド187を貫通孔191に挿入するとともに同期検知器
189を突片193に挿入することで、レーザーベース
184上でレーザーダイオード187と同期検知器18
9との相対位置を一定に維持することができる。これに
より、特別な補正手段を付加することなく、同期検知器
189が走査光を受光するタイミングを一定にし、感光
体9に対する1ラインのデータの書込開始位置を揃える
ことができる。このようなことは、受光面積の小さい安
価な同期検知器189を用いても得ることができる。
【0032】また、ガイド193は、走査光の走査方向
における同期検知器189の位置を規制するが、走査光
の走査方向と直交する方向における同期検知器189の
動きを許容するので、走査光の走査方向と直交する方向
における基板181に対する同期検知器189の位置の
許容幅を広げることができ、これにより、組立作業性を
向上させることができる。
【0033】なお、図7に示すように、先端にαなる角
度をもってテーパーが形成された同期検知器189を用
い、これに合わせて突片193の内面にαなる角度をも
ってテーパーを形成することにより、突片193の対向
間隔の許容幅を広げても、同期検知器189と窓孔19
2との中心を一致させることができる。
【0034】請求項1及び2記載の発明によれば、基板
に接続されたレーザーダイオードを挿入する貫通孔と同
期検知器を位置決めするガイドとを走査光の走査方向に
おいて相対位置を定めて形成した支持体を備えるので、
基板上ではレーザーダイオードと同期検知器との相対位
置にバラツキが生じても、レーザーダイオードと同期検
知器との少なくとも何れか一方のリード線を曲げてレー
ザーダイオードと同期検知器との相対位置を調整しなが
らレーザーダイオードを貫通孔に挿入するとともに同期
検知器をガイドに挿入することで、支持体上でレーザー
ダイオードと同期検知器との相対位置を一定に維持する
ことができる。これにより、特別な調整手段を付加する
ことなく、同期検知器が走査光を受光するタイミングを
一定にし、感光体に対する1ラインのデータの書込開始
位置を揃えることができる。このようなことは、受光面
積の小さい安価な同期検知器を用いても得ることができ
る。
【0035】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明において、ガイドは、走査光の走査方向
と直交する方向における同期検知器の移動を許容するの
で、走査光の走査方向と直交する方向における基板に対
する同期検知器の位置の許容幅を広げることができ、こ
れにより、組立作業性を向上させることができる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、請求項1な
いし3の何れか一記載の発明において、同期検知器は表
面実装型を用いているので、表面実装型の同期検知器
は、スルーホール挿入型の同期検知器に比して基板上の
位置のバラツキが大きく、且つ、接続後は基板上での位
置をずらすことはできないが、レーザーダイオードのリ
ード線を曲げてレーザーダイオードと同期検知器との相
対位置を調整しながらレーザーダイオードを貫通孔に挿
入するとともに同期検知器をガイドに挿入することで、
支持体上でレーザーダイオードと同期検知器との相対位
置を一定に維持することができる。
【0037】請求項5記載の発明によれば、光書込装置
は、請求項1ないし4の何れか一記載のレーザーユニッ
トを用いているので、請求項1ないし4記載の発明と同
様の効果を得ることができる。
【0038】請求項6記載の発明によれば、画像形成装
置は、請求項1ないし4の何れか一記載のレーザーユニ
ットを用いた光書込装置を備えるので、請求項1ないし
4記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるレーザーユニッ
トの構成を示す分解斜視図である。
【図2】レーザーユニットの構成を示す水平断面図であ
る。
【図3】アパーチャを断面にしてアパーチャの支持構造
を示す一部の平面図である。
【図4】アパーチャを断面にしてアパーチャの他の支持
構造を示す一部の平面図である。
【図5】光書込装置の平面図である。
【図6】画像形成装置の内部構造を示す縦断側面図であ
る。
【図7】同期検知器とガイドとの変形例を示す一部の水
平断面図である。
【符号の説明】
9 感光体 11 現像部 12 転写部 18 光書込装置 25 定着部 180 レーザーユニット 181 基板 184 支持体 187 レーザーダイオード 189 同期検知器 191 貫通孔 192 窓孔 193 ガイド 209 偏向器 210 走査レンズ S 用紙
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/10 H04N 1/113

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に接続されたレーザーダイオード
    と、基板に接続されるとともに前記レーザーダイオード
    から出射され偏向器により偏向された走査光を受光する
    同期検知器と、前記レーザーダイオードを挿入する貫通
    孔と前記同期検知器を位置決めするガイドとを前記走査
    光の走査方向において相対位置を定めて形成した支持体
    とを備えることを特徴とするレーザーユニット。
  2. 【請求項2】 ガイドは、支持体に形成されて偏向器に
    より走査される走査光を通す窓孔の両側に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のレーザーユニット。
  3. 【請求項3】 ガイドは、走査光の走査方向と直交する
    方向における同期検知器の移動を許容することを特徴と
    する請求項1又は2記載のレーザーユニット。
  4. 【請求項4】 同期検知器は表面実装型であることを特
    徴とする請求項1ないし3の何れか一記載のレーザーユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 少なくとも請求項1ないし4の何れか一
    記載のレーザーユニットと、このレーザーユニットから
    出射された出射光を偏向走査する偏向器と、この偏向器
    により偏向走査された走査光を補正する走査レンズとを
    備えることを特徴とする光書込装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光書込装置と、この光書
    込装置により感光体に形成された静電潜像を現像する現
    像部と、前記感光体上の現像画像を用紙に転写する転写
    部と、用紙に転写された転写画像を定着する定着部とを
    具備することを特徴とする画像形成装置。
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