JP2002277782A - 光学部品の取付構造 - Google Patents

光学部品の取付構造

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JP2002277782A
JP2002277782A JP2001075475A JP2001075475A JP2002277782A JP 2002277782 A JP2002277782 A JP 2002277782A JP 2001075475 A JP2001075475 A JP 2001075475A JP 2001075475 A JP2001075475 A JP 2001075475A JP 2002277782 A JP2002277782 A JP 2002277782A
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Toshiro Mukai
俊郎 向井
Kenzo Okubo
憲造 大久保
Tetsuya Nishiguchi
哲也 西口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 fθレンズ等の光学部品を取付台に取り付け
る際に、接着剤が取付台の接着面全面に広がるようにし
て、接着性を高める。 【解決手段】 fθレンズ48の長手方向に沿って設け
られた取付台53の接着面55に、長手方向に延伸され
た溝57を形成する。溝57から盛り上がるように接着
剤Aを塗布して、fθレンズ48を接着面55に載せて
押圧することにより、接着剤Aを幅方向に拡散させ、接
着面55全面に広げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる
光走査装置における、レンズ、ミラーなどの光学部品を
フレームに取り付けるための取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等で使用される光走査装置においては、レンズ、ミラ
ーなど種々の光学部品が多く用いられている。この光学
部品の取付方法としては、特開平5−203899号公
報や特開平7−175000号公報に開示されているよ
うに接着剤による取り付けが一般的に行われている。例
えば、図16に示すように、光学部品1の取付位置に対
応して、本体フレーム2に取付台3を設け、取付台3に
接着剤Aを塗布しておき、その上に光学部品1を載せ、
接着剤Aを硬化させることによって固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光走査装置の小型化に
より、光学部品1が取り付けられる取付台3の接着面4
のスペースが小さくなっている。接着力を高めるために
は、多量の接着剤Aを使用しなければならない。
【0004】ところが、多量の接着剤Aを使用したとし
ても、図17(a)に示すように、取付台3の接着面4
に接着剤Aを光学部品1の長手方向に沿って塗布し、光
学部品1を載せて押圧した場合、同図(b)に示すよう
に、接着剤Aが取付台3の接着面4の全面に広がり難
い。そのため、接着剤Aの塗布むらが生じ、充分な接着
力が得られない。また、図16に示すように、押圧され
たとき余剰の接着剤Aが光学部品1の入射面あるいは出
射面に回り込み、これによって光路の一部を遮ることが
ある。
【0005】本発明は、上記に鑑み、光走査装置におけ
るレンズ、ミラーなどの光学部品を取付台に接着剤によ
って取り付けるとき、確実な接着力が得られるととも
に、光学部品の接着作業を確実かつ容易に行える光学部
品の取付構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、光走査装置における光学部品、特に一方向に長く
形成された光学部品を取付台に接着して固定するとき
に、取付台の接着面に、凹部を形成して、接着剤を塗布
しやすくしたものである。
【0007】凹部に対して接着剤を塗布することによ
り、不要な箇所に接着剤を塗布することがなくなり、接
着剤の使用量を低減できるとともに、接着時の作業が容
易になる。そして、凹部に接着剤が盛り上がるように集
中的に塗布されるが、凹部を取付台の接着面に適切に配
置しておけば、光学部品を取付台に押し付けたときに接
着剤が接着面上をむらなく拡散して広がる。その結果、
接着剤は接着面全面に行き渡り、接着面全面を有効に利
用して接着することができ、取付スペースが小さくても
十分な接着力が得られる。
【0008】この凹部の一種である溝を設ける場合は、
光学部品の長手方向に沿って形成するとよい。このよう
な溝は、一方向に長く形成された光学部品を接着するの
に適している。なお、取付台も長手方向に沿って配置し
ておくことが、接着力を高めるためには好ましい。凹部
は溝形状に限らず、独立した複数の凹みを並べたもので
もよく、さらに各凹みを連ねて、1つにしたものであっ
てもよい。
【0009】取付台の接着面に、凹部から分岐したガイ
ド溝を形成すると、ガイド溝に接着時に凹部内の接着剤
が流れ込み、接着剤の拡散を所望の方向に制御すること
が可能となる。例えば、光学部品の長手方向に沿って凹
部が形成されている場合、ガイド溝を長手方向と直交す
る方向である幅方向に形成すると、より均等に接着剤を
接着面全面に広げることができる。
【0010】ここで、余剰な接着剤が生じたときの対策
として、凹部およびガイド溝を取付台の端面に達するよ
うに形成しておけば、余剰の接着剤が凹部およびガイド
溝に導かれて、取付台の外に流れ出す。そのため、接着
剤が光学部品の入射面や出射面に回り込んで付着するこ
とはない。
【0011】他の対策として、取付台の内部に凹部に連
通する空間を形成しておけば、この空間に、接着時に光
学部品によって接着剤の一部が押し込まれて侵入する。
したがって、余剰な接着剤は光学部品から遠ざかる方向
に送られるので、接着剤が光学部品に付着することを防
止できる。
【0012】空間としては、取付台の外面に向かって開
放したもの、あるいは閉じたものである。ただし、接着
剤を塗布したとき、この空間に侵入しないように、凹部
に連通する空間の入口は狭くしておく必要がある。開放
した空間の一例としては、凹部の底から取付台の厚さ方
向に延びた貫通孔があげられる。この方向に貫通孔が延
びていれば、接着剤は取付台の裏面側に押し出されるの
で表面側の光学部品に付着することは起こり得ない。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の光走査装置を備えたデジ
タル画像形成装置の全体構成を図1に示す。本画像形成
装置は、キャビネット10上部に原稿台11を有し、キ
ャビネット10内に原稿台11上に置かれた原稿の画像
を読み取るためのスキャナ装置12と、スキャナ装置1
2によって読み取った原稿画像に対応したトナー画像を
形成するためのプリンタ装置13と、プリンタ装置13
で形成されたトナー画像が転写される用紙を給紙するた
めの給紙装置14とを備えている。
【0014】スキャナ装置12の原稿台11の上部に
は、原稿を原稿台11に搬送するための自動原稿送り装
置(ADF)15が開閉自在に設けられている。スキャ
ナ装置12には、原稿台11の下面に沿って平行に往復
移動する原稿走査装置16、光学レンズ17、光電変換
素子であるCCDラインセンサー18が設けられてい
る。
【0015】原稿走査装置16は、原稿台11に載置さ
れた原稿の表面を露光する露光ランプおよび原稿からの
反射光像を所定の方向に向かって偏向する第1ミラーを
有し、原稿台11の下面に対して一定の距離を保ちなが
ら所定の走査速度で平行に往復移動する第1走査ユニッ
ト19と、第1走査ユニット19の第1ミラーにより偏
向された原稿からの反射光像を所定の方向に向かって偏
向させる第2ミラーおよび第3ミラーとを有し、第1走
査ユニット19と一定の速度関係を保ちながら平行に往
復移動する第2走査ユニット20とから構成され、両走
査ユニット19、20はモータ等の駆動装置によって互
いに連動して走行する。
【0016】光学レンズ17は、第2走査ユニット20
により偏向された原稿からの反射光像を縮小し、CCD
ラインセンサー18上の所定位置に結像させる。CCD
ラインセンサー18は、読み取った画像を電気信号に変
換して、プリンタ装置13に送る。
【0017】給紙装置14は、用紙を積載収納した複数
の給紙カセット21と、給紙カセント21内の用紙を1
枚ずつ分離して供給する給紙ローラ22と、供給された
用紙を搬送路を通じて搬送する搬送ローラ23とから構
成されている。給紙カセット21に収納されている用紙
は、給紙ローラ22により1枚ずつ供給され、搬送ロー
ラ23によりレジストローラ24まで送られる。ここで
一時停止された用紙は、所定のタイミングに合わせて回
転制御されるレジストローラ24によりプリンタ装置1
3に送られる。
【0018】プリンタ装置13には、電子写真プロセス
によって表面にトナー像が形成される像担持体としての
感光体ドラム25が設けられている。図2に示すよう
に、感光体ドラム25の周囲には、電子写真プロセス用
のプロセスユニット26が設けられている。すなわち、
感光体ドラム30を帯電する帯電装置31、原稿画像に
対応する静電潜像を形成するための光ビームを形成する
光走査装置32、感光体ドラム30に形成された静電潜
像を現像する現像装置33、現像された感光体ドラム3
0上のトナー像をレジストローラ24から送られて来る
用紙に転写する転写装置34、感光体ドラム30上に残
留するトナーを除去するクリーニング装置35が、感光
体ドラム30の回転方向に沿って順に配置されている。
【0019】これにより、感光体ドラム30の表面は、
帯電装置31により所定の電位に帯電され、帯電された
感光体ドラム30に、光走査装置32により原稿画像に
対応した光ビームが照射されると、感光体ドラム30の
表面には静電潜像が形成される。ついで、静電潜像に現
像装置33からトナーが付与され、トナー像が形成され
る。トナー像は、レジストローラ24からトナー像の形
成タイミングに合わせて送られて来る用紙に転写装置3
4によって転写される。その後、トナー像が転写された
用紙は、感光体ドラム30の表面から剥離され、搬送路
の下流に設けられた定着装置36に送られ、トナー像が
定着された後、排紙トレイ37上に排出される。
【0020】次に、光走査装置32について図3に基づ
いて説明する。光走査装置32は、スキャナ装置12で
読み取られた画像データに応じた光ビームを出力する半
導体レーザー40と、駆動モータ41により高速回転さ
れ、複数の反射面によって光ビームを反射して感光体を
走査する回転多面鏡(ポリゴンミラー)42と、半導体
レーザー40から回転多面鏡42までの光路(以下、入
射ビーム光路という)および回転多面鏡42から感光体
ドラム30までの光路(以下、出射ビーム光路という)
にそれぞれ配された種々の光学部品とから構成されてい
る。
【0021】光走査装置32では、半導体レーザー40
から射出された光ビーム(以下、入射ビームという)を
回転多面鏡42に照射し、照射された入射ビームを回転
多面鏡42の反射面で反射して光ビーム(以下、出射ビ
ームという)を形成し、被走査体である感光体ドラム3
0を走査して、原稿画像に対応した静電潜像を形成す
る。
【0022】ここで、入射ビーム光路に配置されている
光学部品を入射光学系部品、出射ビーム光路に配置され
ている光学部品を出射光学系部品とする。入射光学系部
品は、半導体レーザー40から射出された入射ビームを
回転多面鏡42に導くと共に、入射ビームの断面形状が
回転多面鏡42の反射面の幅よりも広い幅の矩形状とな
るように入射ビームを成形する。入射光学系部品として
は、入射ビーム光路中に半導体レーザー40から回転多
面鏡42に向かって順に、射出された光ビームを平行ビ
ームに変換するコリメーターレンズ43、入射された光
ビームを走査方向に拡大する凹レンズ44、略中央部に
矩形状の開口が形成された板状部材からなる開口板4
5、シリンドリカルレンズ46、第1ミラー47、1組
のレンズで構成されたfθレンズ48が配設されてい
る。
【0023】出射光学系部品は、回転多面鏡42の反射
面により反射された出射ビームを感光体ドラム30に導
くと共に、入射ビームが感光体ドラム30上を照射した
際のビームスポットを所定の大きさにして、感光体ドラ
ム30上を等速度で走査するように作用させる。
【0024】出射光学系部品としては、出射ビーム光路
中に回転多面鏡42から感光体ドラム30に向かって順
に、前記fθレンズ48、第2ミラー49、回転多面鏡
42の面倒れ補正を行うシリンドリカルミラー50、レ
ンズ51が配設されている。
【0025】入射ビームは、第1ミラー47により進行
方向が変えられ、fθレンズ48の端部を斜め下方から
上方に向かって通過して、高速回転している回転多面鏡
42の反射面の高さ方向中央域に照射される。回転多面
鏡42の反射面によって反射された出射ビームは、fθ
レンズ48に斜め下方から上方に向かって通過して、第
2ミラー49とシリンドリカルミラー50を介して感光
体ドラム30表面に導かれる。これにより、スキャナ装
置12によって読み取られた画像データに対応した静電
潜像が感光体ドラム30表面に形成される。
【0026】光走査装置32に使用されるfθレンズ4
8、シリンドリカルミラー50、第2ミラー49などの
一方向に長く形成された大型の光学部品は、本体フレー
ム52の所定の取付位置に固定される。これら光学部品
の取付構造としては、例えばfθレンズ48では、図
4、5に示すように、取付位置に対応して本体フレーム
52に一対の取付台53および一対の位置決め部材54
a、54bを設け、取付台53の光学部品と対向する接
着面55に光硬化性あるいは熱硬化性接着剤Aを塗布
し、その上に位置決め部材54a、54bにより位置決
めしたfθレンズ48を載せて押圧し、光または熱を加
えることにより接着剤Aを硬化させて、fθレンズ48
を取り付けている。他の大型のミラー49、50でも同
じような取付構造とされる。なお、図中、56は光学部
品の基準レベルを出すための支持台であり、平坦な支持
面に光学部品の下面を載置する。
【0027】また、他のレンズ、ミラー等の小型の光学
部品は、所定の取付位置に設置されたホルダーに保持さ
れることにより、本体フレーム52に対して位置決め固
定される。
【0028】取付台53は、図5、6に示すように、光
学部品の長手方向に沿って細長く形成され、長手方向に
おいて支持台56を挟んで両側に配置される。光学部品
と対向する取付台53の平坦な表面が接着面55とさ
れ、この接着面55に、長手方向と直交する幅方向の中
央にV字状の溝57が形成され、長手方向の一端から他
端まで貫通している。
【0029】大型の光学部品であるfθレンズ48を取
り付けるとき、図7に示すように、まず粘度の高い接着
剤Aを収容した容器58あるいはディスペンサのノズル
先端を取付台53の凹部である溝57に沿って矢印a方
向に移動させながら、図8、9に示すように、溝57内
に接着剤Aを盛り上がるように塗布する。したがって、
接着剤Aを溝57に沿って流し込むだけで接着剤Aの塗
布を容易に行うことができ、作業性が非常に向上する。
【0030】その後、取付台53の上方から、fθレン
ズ48を載せ、押圧する。このとき、溝57が接着面5
5の幅方向中央に形成されているため、溝57に沿って
塗布された接着剤Aは、fθレンズ48により押圧され
ることにより溝57を中心として幅方向に均等に拡散さ
れ、接着面の全面に広げられる。これによって、fθレ
ンズ48は、接着面55の全面に広げられた接着剤Aの
接着力によって、確実に取付台53に取り付けられ、固
定される。
【0031】接着剤Aの一部は、塗布したとき溝57の
底と接着剤Aとの間に形成される隙間に押し込まれる。
さらに、長手方向に押し出された接着剤Aは、溝57を
伝って長手方向両端に向かって流れていき、溝57から
取付台53の外部に流れ落ちていく。したがって、余剰
な接着剤Aは、溝57によって吸収されることになり、
接着剤Aがfθレンズ48の入射面や出射面に回り込ん
で付着するといったことを防止できる。
【0032】また、接着剤Aを接着面55全体により確
実に拡散させるために、図10に示すように、長手方向
の溝57に対して幅方向にガイド溝60を形成する。ガ
イド溝60は、溝57よりも浅く、取付台53の幅方向
端縁に向かって溝57から分岐して形成され、長手方向
に等間隔に並設される。
【0033】これにより、溝57に塗布された接着剤A
がfθレンズ48により押圧されると、図11に示すよ
うに、ガイド溝60に案内されながら幅方向端縁に向け
送られるとともに、接着面55全面に広げられる。した
がって、取付台53の接着面55の端縁まで十分に接着
剤Aが行き渡り、接着性が高まり、fθレンズ48を確
実に接着固定できる。
【0034】また、他の実施形態として、図12に示す
ように、取付台53の内部に、溝57の底部から取付台
53の裏面まで貫通するスリット状の貫通孔61を設け
る。貫通孔61は、取付台53の厚さ方向にテーパ状に
広がるように形成され、溝57に連通する入口62が最
も狭い狭隘部となる。このような貫通孔61は長手方向
に複数個設けるとよい。
【0035】これによって、溝57内に塗布された接着
剤Aがfθレンズ48により押圧されるとき、接着剤A
は貫通孔61から取付台53の裏面に向けてfθレンズ
48から遠ざかるように送り出される。したがって、余
剰の接着剤Aは取付台53内部に形成された空間に収容
されることになり、取付台53の外部にはみ出す接着剤
Aの量を減らすことができ、余剰の接着剤Aがfθレン
ズ48の入射面あるいは出射面に回り込んで光路の一部
を遮るといったことを防止できる。
【0036】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。光学部
品に対する取付台は2つに限らず3つ以上であってもよ
い。また、fθレンズよりも小型の光学部品に対して
は、取付台を1つとしてもよい。そして、溝の形状は、
V字状に限らず、図13に示すような断面が凹状の溝と
してもよく、溝は1本に限らず、取付台の幅方向の長さ
に応じて複数本を平行に並べたり、千鳥状に並べてもよ
い。さらに、直線状の溝とする代わりに、波形の溝、ジ
グザグ状の溝としてもよい。
【0037】ガイド溝の配置および形状については、接
着剤を端縁等の所定の位置に案内し、接着面全面に広げ
るものであれば、任意の形状や配置にすることができ
る。例えば、斜め方向に配置したり、波形に形成する。
【0038】取付台の内部に形成される溝に連通する空
間として、貫通孔以外に、図14(a)に示すように、
取付台53の内部に円形横孔63を長手方向に貫通する
ように形成したり、あるいは同図(b)に示すような溝
57の底から幅方向に延びる横孔64を長手方向に複数
個形成してもよい。
【0039】また、溝以外の凹部としては、図15に示
すように、直線と円とを組み合わせた形状の凹部65を
長手方向に形成してもよい。この円形部分がガイド溝と
しての機能を果たすことになり、接着剤を幅方向に拡散
させることができる。あるいは、複数の円形、多角形等
の凹部を長手方向に等間隔に並べてもよい。
【0040】本実施形態では、取付台に溝を形成した
が、光学部品側の取付台と接する箇所に凹部を形成する
ことも可能である。この場合、形成時の光学部品に対す
る加工精度を高めておく必要がある。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、光学部品を取付台に接着剤により取り付ける場
合に、取付台の接着面に設けた凹部を利用すれば、接着
剤を容易に塗布することができるため、作業が楽にな
り、光学部品の取付時間の短縮を図れる。そして、接着
剤の塗布箇所を適切に設定できるので、光学部品を取付
台を押し付けたときに接着剤を接着面全面に拡散させる
ことができる。したがって、取付台が小型になって接着
面のスペースが小さくなっても、接着面の全面に広がっ
た接着剤により光学部品を接着でき、光学部品の取り付
けを強固に行うことができる。
【0042】また、余剰の接着剤を逃がすための空間を
設けておくことにより、余剰の接着剤を光学部品から遠
ざける方向に送ることができ、接着時に接着剤が光学部
品の入射面あるいは出射面に回り込んで光路の一部を遮
るようなことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光走査装置を備えた画像形成装置の全
体構成を示す図
【図2】電子写真方式のプロセスユニットの構成を示す
【図3】光走査装置の斜視図
【図4】光学部品の取付構造を示す図
【図5】取り付けられた光学部品の平面図
【図6】溝の断面形状を示す取付台の側面図
【図7】溝に接着剤を塗布するときの様子を示す図
【図8】塗布された接着剤の広がりを示す取付台の平面
【図9】接着剤が塗布されたときの取付台の側面図
【図10】ガイド溝が形成された取付台を示し、(a)
は平面図、(b)は断面図
【図11】ガイド溝に沿って接着剤が広がった取付台の
平面図
【図12】貫通孔が形成された取付台の断面図
【図13】他の断面形状の溝が形成された取付台の側面
【図14】内部に空間が形成された取付台の断面図
【図15】他の形態の凹部が形成された取付台の平面図
【図16】従来の光学部品の取付構造における接着剤の
回り込みを示す図
【図17】(a)は接着剤が塗布された取付台の平面
図、(b)は塗布された接着剤が広がったときの取付台
の平面図
【符号の説明】
48 fθレンズ 53 取付台 55 接着面 57 溝 60 ガイド溝 61 貫通孔 62 入口 A 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西口 哲也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA45 BA84 BA86 BA90 DA03 2H043 CA02 CE01 2H044 AA02 2H045 DA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光走査装置における光学部品を取付台に
    接着して固定する光学部品の取付構造において、前記取
    付台の接着面に、接着剤を塗布するための凹部が形成さ
    れたことを特徴とする光学部品の取付構造。
  2. 【請求項2】 一方向に長く形成された光学部品を取付
    台に接着して固定する光走査装置における光学部品の取
    付構造において、前記取付台の接着面に、接着剤を塗布
    するための凹部が前記光学部品の長手方向に沿って形成
    されたことを特徴とする光学部品の取付構造。
  3. 【請求項3】 取付台の接着面に、接着時に凹部内の接
    着剤が流れ込むガイド溝が前記凹部から分岐して形成さ
    れたことを特徴とする請求項1または2記載の光学部品
    の取付構造。
  4. 【請求項4】 ガイド溝は、光学部品の端縁に向かって
    長手方向と直交する方向に形成されたことを特徴とする
    請求項3記載の光学部品の取付構造。
  5. 【請求項5】 取付台の内部に、接着時に光学部品によ
    って押し込まれた接着剤が侵入する空間が凹部に連通し
    て形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の
    光学部品の取付構造。
  6. 【請求項6】 空間は、凹部の底から取付台の外面に向
    かって開放された貫通孔とされ、前記凹部に連通する貫
    通孔の入口が最狭隘部とされたことを特徴とする請求項
    5記載の光学部品の取付構造。
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