JPH06103379B2 - ワイヤ駆動光学系装置 - Google Patents

ワイヤ駆動光学系装置

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JPH06103379B2
JPH06103379B2 JP60240253A JP24025385A JPH06103379B2 JP H06103379 B2 JPH06103379 B2 JP H06103379B2 JP 60240253 A JP60240253 A JP 60240253A JP 24025385 A JP24025385 A JP 24025385A JP H06103379 B2 JPH06103379 B2 JP H06103379B2
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JP
Japan
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optical system
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moving frame
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JP60240253A
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俊夫 渡辺
有弘 角田
英生 福田
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三田工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、主に複写機に使用され、ワイヤによって駆
動される光学系装置に関する。
(ロ)従来の技術 この種の光学系装置においては、ワイヤ固定端を有する
第1光学系と可動プーリを有する第2光学系とがそれぞ
れワイヤ固定端と可動プーリを通じて張設されたワイヤ
によって駆動されるように構成される(たとえば、特開
昭58-95762号公報参照)。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 このような光学系装置においては、第1および第2光学
系を互に平行で移動方向に対して常に直角状態に保持
し、かつ、所定の距離関係に維持して駆動させることが
肝要であり、それによって画像のピントや倍率が良好に
保たれ、歪のない画像が得られる。そこで、従来、第1
および第2光学系の位置関係は、光学系装置の組立時に
組立用の専用治具を用いて各光学系と本体固定部との位
置決めを行い、その上で、各光学系とワイヤとの固定位
置や各ワイヤの張力などの調整を行うことによって設定
されている。
従って組立て後の光学系装置の輸送中の衝撃や使用時の
ワイヤーの伸びなどによって光学系の位置関係に狂いが
生じた場合、再調整の作業は容易ではなく、非常に手間
を要するものであった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもの
で、組立後に光学系の位置関係の再調整の必要が生じた
場合には、短時間で簡単に調整することができるワイヤ
駆動光学系装置を提供するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 この発明は、ワイヤ固定端を有し第1光学系を備えた第
1移動枠と、可動プーリを有し第2光学系を備えた第2
移動枠とが、それぞれのワイヤ固定端と可動プーリを通
じて張設されたワイヤによって駆動され、案内部材に沿
って光学系移動領域を移動し、原稿を走査して受光部上
に原稿画像を結像するワイヤ駆動光学系装置において、
光学系移動方向に関する移動領域内の所定位置に起立・
横倒可能に設置された位置決め部材を備え、一方の移動
枠が第1基準面を、他方の移動枠が第2基準面を、移動
方向に直交して各々有すると共に、さらに第2基準面を
有する移動枠が第2基準面の裏側に第2基準面と所定間
隔を隔てて第3基準面を有し、位置決め部材が第4基準
面を有し、かつ、起立時には第1と第2基準面、第3と
第4基準面が各々当接可能で、横倒時には光学系移動方
向に直交する方向に光学系移動領域から退去するように
配置され、前記所定間隔と前記所定位置は、第1と第2
基準面、第3と第4基準面が各々当接したときに第1お
よび第2光学系のピントが受光部上に合うように設定さ
れたことを特徴とするワイヤ駆動光学系装置である。
(ホ)作用 各光学系を位置決めする治具、すなわち、位置決め部材
が本体固定部に起立・横倒可能に固定されているので、
各光学系の位置調整を行う場合には、その位置決め部材
を起立させ、その各基準面に光学系の対応する各基準面
が正常に当接するよう光学系とワイヤとの固定位置やワ
イヤ張力を調整する。調整後は位置決め部材を横倒させ
ておけば、それが光学系の移動の障害になることはな
い。
(ヘ)実施例 以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述す
る。なお、これによってこの発明が限定されるものでは
ない。
第1図はこの発明に係るワイヤ駆動光学系装置を備えた
複写機の主に光学系の配置を示す説明図であり、(1)
は原稿、(2)は原稿を載置するガラス板、(3)は露
光ランプ(3a)、反射板(3b)、ミラー(3c)からなる
第1光学系、(4)はミラー(4a)(4b)からなる第2
光学系、(5)はレンズ、(6)は固定ミラー、(7)
は感光体ドラム、(8)は複写機ケースである。
このような構成において、露光ランプ(3a)の照明光に
よって原稿が露光され、その光がミラー(3c)(4a)
(4b)、結像レンズ(5)、ミラー(6)、そして感光
体ドラム(7)に到達して原稿像を結像する。そして第
1光学系(3)と第2光学系(4)とは2:1の速度比で
矢印(A)の方向に移動し、原稿(1)全体を露光走査
する。
第2図はこの発明に係るワイヤ駆動光学系装置の主に駆
動装置を示す斜視図であり、(3A)は第1光学系を備え
た第1移動枠、(4A)は第2光学系を備えた第2移動
枠、(9)(9a)は第1移動枠の両側に備えられたワイ
ヤ固定端、(10)(10a)は第2移動枠の両側に備えら
れた可動プーリ、(11)(11a)はギヤ(11b)とシャフ
ト(11c)に連結され駆動源(図示しない)によって駆
動される駆動プーリ、(12)(12a)および(13)(13
a)は固定プーリ、(14)(14a)はワイヤ、(15)(15
a)は第1、第2移動枠(3A)(4A)を移動方向に摺動
させるレール、(16)(16a)はピン(17)(17a)によ
って固定されワイヤ(14)(14a)に所定の張力を与え
るスプリング、(18)はビス側がワイヤ(14)の端部
に、ナット側が本体に固定されワイヤ(14)の張力を調
整する調整ネジ部、(19)はワイヤ(14a)の端部を本
体に固定するストッパである。
第3図は第2図のワイヤ(14)(14a)の張設状況を示
す説明図であり、ワイヤ(14)(14a)はそれぞれの先
端が調整ネジ部(18)およびストッパ(19)に固定さ
れ、巻付け部(20)(20a)および(21)(21a)におい
て可動プーリ(10)(10a)および固定プーリ(12)(1
2a)に各々半周分だけ巻付けられ、次に巻付け部(22)
(22a)において駆動プーリ(11)(11a)に第1、第2
移動枠の移動距離に対応する長さ分だけ巻付けられる。
さらに、巻付け部(23)(23a)および(20)(20a)に
おいて固定プーリ(13)(13a)および可動プーリ(1
0)(10a)に各々半周分だけ巻付けられた後、終端がス
プリング(16)(16a)に係止される。そして、固定部
(24)(24a)においてワイヤ固定端(9)(9a)が固
定され、ワイヤ(14)および(14a)の張力のバランス
は調整ネジ部(18)によって調整される。
第4図はこの発明の一実施例の要部説明図であり、第4
図(a)において、(25)(26)は各々第1移動枠(3
A)および第2移動枠(4A)に設けられ移動方向に直交
する第1および第2基準面、(29)は第2移動枠(4A)
の第2基準面(26)の裏側に第2基準面と所定間隔を隔
てて設けられた第3基準面、(27)は位置決め部材であ
る。位置決め部材(27)は、ヒンジ部材(28)によって
本体固定部、すなわち、本体水平板(8a)上の所定位置
に起立・横倒可能に固定され、第4基準面(30)を有し
ている。そして、第4図(b)に示すように、位置決め
部材(27)の起立時には、第1基準面(25)と第2基準
面(26)、第3基準面(29)と第4基準面(30)が各々
当接可能に配置され、位置決め部材(27)の本体水平板
(8a)への取付位置および第2基準面(26)と第3基準
面(29)との間隔D(第4図(b)参照)は、第1およ
び第2移動枠(3A)(4A)が位置決め部材(27)に当接
したときに、光学系のピントが良好で所定の倍率の原稿
像が感光体ドラム(7)(第1図参照)に結像されるよ
うに設定される。
第5図はこの発明の他の実施例の要部説明図であり、第
5図(a)において、(25)(26)は各々第2移動枠
(4A)および第1移動枠(3A)に設けられ移動方向に直
交する第1および第2基準面、(29)は第1移動枠(3
A)の第2基準面(26)の裏側に第2基準面と所定間隔
を隔てて設けられた第3基準面、(27)は位置決め部材
である。位置決め部材(27)は、第5図(b)に示すよ
うにヒンジ部材(28)によって本体固定部、すなわち、
本体水平板(8a)上の所定位置に起立・横倒可能に固定
され、第4基準面(30)を有している。そして、第5図
(c)に示すように、位置決め部材(27)の起立時に
は、第1基準面(25)と第2基準面(26)、第3基準面
(29)と第4基準面(30)が各々当接可能に配置され、
位置決め部材(27)の本体水平板(8a)への取付位置お
よび第2基準面(26)と第3基準面(29)との間隔D
(第5図(c)参照)は、第1,第2移動枠(3A)(4A)
および位置決め部材(27)が互いに当接したときに、光
学系のピントが良好で所定の倍率の原稿像が感光体ドラ
ム(7)(第1図参照)に結像されるように設定され
る。
前述のいずれの実施例についても、第2図に示す光学系
装置の組立てにおいては、先ず、第1および第2移動枠
(3A)(4A)をレール(15)(15a)の上に搭載すると
共に、基準面(25)(26)を当接させさらに基準面(2
9)を第4図(b)あるいは第5図(c)に示すように
起立させた位置決め部材(27)の基準面(30)に当接さ
せる。次に、その状態を保ちながら第2図および第3図
に示すようにワイヤ(14)(14a)を張設し、ワイヤ固
定端(9)(9a)をワイヤ(14)(14a)に各々固定し
た後、調整ネジ部(18)を操作してワイヤ(14)(14
a)の張力のバランスを調整する。組立てが終ると第1
および第2移動枠(3A)(4A)の移動を妨害しないよう
に位置決め部材(27)を横倒させておく。
このようにして組立てられた光学系装置は、第1および
第2移動枠(3A)(4A)が所定の位置関係に位置決めさ
れるので、組立て後にピントや倍率の調整を要すること
がない。
運搬中の衝撃や長時間の使用によって、第1および第2
移動枠(3A)(4A)の位置関係に狂いが生じた場合に
は、前述の組立時と同様に位置決め部材(27)を起立さ
せて位置決めを行った後それらの位置関係およびワイヤ
(14)(14a)の張力などを矯正すればよい。
(ト)発明の効果 この発明によれば、移動する各光学系の位置決めが、光
学系装置に設けた位置決め治具によって行われるので、
組立時のピント・倍率調整が容易であるばかりでなく、
組立後における輸送中の衝撃や使用時のワイヤの伸びな
どによって生ずる位置関係の調整が、特別な調整用治具
を用意することなく極めて容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るワイヤ駆動光学系装置を備えた
複写機の構成を示す説明図、第2図はこの発明に係るワ
イヤ駆動光学系装置の駆動装置を示す斜視図、第3図は
第2図のワイヤの張設状況を示す説明図、第4図(a)
(b)はこの発明の一実施例の要部の構成と作用を示す
説明図、第5図(a)(c)はこの発明の他の実施例の
要部の構成と作用を示す説明図、第5図(b)は第5図
(c)の部分を示す斜視図である。 (3A)……第1移動枠、 (4A)……第2移動枠、(25)……第1基準面、 (26)……第2基準面、(27)……位置決め部材、 (29)……第3基準面、(30)……第4基準面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤ固定端を有した第1光学系を備えた
    第1移動枠と、可動プーリを有した第2光学系を備えた
    第2移動枠とが、ワイヤ固定端と可動プーリを通じて張
    設されたワイヤによって駆動され、案内部材に沿って光
    学系移動領域を移動し、原稿を走査して受光部上に原稿
    画像を結像するワイヤ駆動光学系装置において、光学系
    移動方向に関する移動領域内の所定位置に起立・横倒可
    能に設置された位置決め部材を備え、一方の移動枠が第
    1基準面を、他方の移動枠が第2基準面を、移動方向に
    直交して各々有すると共に、さらに第2基準面を有する
    移動枠が第2基準面の裏側に第2基準面と所定間隔を隔
    てて第3基準面を有し、位置決め部材が第4基準面を有
    し、かつ、起立時には第1と第2基準面、第3と第4基
    準面が各々当接可能で、横倒時には光学系移動方向に直
    交する方向に光学系移動領域から退去するように配置さ
    れ、前記所定間隔と前記所定位置は、第1と第2基準
    面、第3と第4基準面が各々当接したときに第1および
    第2光学系のピントが受光部上に合うように設定された
    ことを特徴とするワイヤ駆動光学系装置。
JP60240253A 1985-10-26 1985-10-26 ワイヤ駆動光学系装置 Expired - Lifetime JPH06103379B2 (ja)

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