JP6212916B2 - 原稿照明装置、走査光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

原稿照明装置、走査光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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本発明は、原稿照明装置、走査光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置に関し、例えば、原稿に光を照射する原稿照明装置、この原稿照明装置を備えた走査光学ユニット、この走査光学ユニットを備えた複写機、ファクシミリ装置、イメージスキャナ等に使用される画像読取装置およびこの画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
一般に、ファクシミリ装置、複写機および複合機等に設けられたスキャナ装置等の画像読取装置では、光源から原稿に光を照射し、原稿からの反射光を複数のミラーで折り返してCCDイメージセンサ等の撮像素子に入射させるようにしている。
近年、こうした画像読取装置では、光源の立ち上がりのスピード、省エネルギー化、長寿命化等の要望があり、光源として点光源である発光ダイオード(LED)を用いた原稿照明装置が採用されている。この種の原稿照明装置では、均一な照度分布を得ることを目的として発光ダイオードからの光を導く導光部材を採用する場合がある。
ところが、光源としてLED等の点光源を使用する場合には、複数の点光源を主走査方向に直線状に配列する構成をとるため、各点光源から出射された光を原稿面などの読取面に直接照射すると、主走査方向において照度リップル(照度分布のむら)が生じ、読み取った画像データに応じて画像形成した場合に照度リップルが原因となる画像濃度むらが発生する。
近年では、このような照射リップルが生じるのを防止するために、反射板に加えて、LEDから照射領域までの光路上に光拡散部材(光拡散シート)を配置し、LEDから出射された光を光拡散部材によって拡散することにより、照度リップルを抑制して照度分布を均一にするようにした原稿照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来、こうした原稿照明装置の構成を採用しつつ、小型化を図った原稿照明装置も知られており、その詳細な構成は図13に示す通りである。
図13に示すように、従来の原稿照明装置は、反射板を支持する上支持部材101および下支持部材102と、これら両支持部材間に配置される光源103と、光源103の光の出射方向の前方に配置された光拡散部材104とを備えている。
光拡散部材104は、一端が上支持部材101に固定されるとともに、他端(先端)が下支持部材102に設けられた穴102aに嵌められることによって、原稿照明装置に対して位置決め固定されている。
ここで、光源103から出射される光が原稿照明装置の上側外部に漏れることを防止するために、上支持部材101の先端部101aは可能な限り読取光軸(読取光)Lに近い位置まで延長されている。このため、上支持部材101の先端部101a付近で下方に屈曲した光拡散部材104の原稿面に対する傾斜角度θは、例えば45℃以上の比較的大きな角度となっている。
一般的に、上述のような光拡散部材104は、安価なポリカーボネート樹脂(PC)等のモールドのシート材で構成されており、拡散面の平面度を維持するため板厚の厚いものをプレス加工することにより屈曲形状に加工される。
しかしながら、プレス加工を施した光拡散部材104は、特に傾斜角度θを決める屈曲部分の加工精度が低下する場合がある。この場合、上述の傾斜角度θが例えば所望の角度よりも大きくなってしまうことがある。
このため、従来の原稿照明装置にあっては、屈曲部分の傾斜角度θが所望の角度となっていない光拡散部材104を用いるため、図14に示すように、光拡散部材104を上支持部材101および下支持部材102に取り付けた際に、光拡散部材104の屈曲部分の弾性力によって下支持部材102に対して矢印方向の荷重がかかってしまう。これにより、下支持部材102が図中、点線で示す位置まで変位してしまう。
この結果、従来の原稿照明装置では、変位した下支持部材102(点線で図示)が図13中、A部分において読取光Lと干渉してしまうという問題があった。
この点、下支持部材102を例えばガラス入りモールド部材等の高価な高剛性の材料で構成すれば、下支持部材102の変位を抑制して上述のような干渉を回避することができるが、この場合、コストが増大してしまう。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、安価な構成で読取光との干渉を回避することができる原稿照明装置、走査光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る原稿照明装置は、上記目的を達成するため、光を照射する光源と、前記光源から原稿の照射領域までの光路上に配置され、前記光源から照射された光を拡散する光拡散部材と、前記光拡散部材の一端が固定される第1の支持部材と、前記光源を挟んで前記第1の支持部材に対向するよう設けられ前記光拡散部材の他端を支持する第2の支持部材と、を備え、前記光拡散部材は、原稿面に対して前記光源の方向に所定角度で折り曲げられた屈曲部と、前記屈曲部から前記他端までの間に形成された拡散部と、前記拡散部の主走査方向の少なくともいずれか一方の端部に形成され、前記屈曲部の弾性力に応じた荷重が作用する荷重作用部とを有し、前記第2の支持部材は、前記荷重作用部を介して前記所定角度が大きくなる方向にかかる前記荷重を受ける荷重受け部を有する。
本発明によれば、安価な構成で読取光との干渉を回避することができる原稿照明装置、走査光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るカラー複写機の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取装置の概略斜視図である。 本発明の実施の形態に係る一体型走査光学ユニットの断面図である。 本発明の実施の形態に係るLEDユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る原稿照明部の分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るカバー部材の一部拡大斜視図である。 本発明の実施の形態に係る遮蔽部材の一部拡大斜視図である。 本発明の実施の形態に係る原稿照明部の斜視図である。 図8におけるC−C断面図である。 本発明の実施の形態に係る突起部の変形例を示す斜視図である。 図10に示した突起部に対応する溝部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る溝部の変形例を示す斜視図である。 従来の原稿照明装置の断面図である。 従来の原稿照明装置の一部拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図9は、本発明に係る原稿照明装置、走査光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置の一実施の形態を示す図である。なお、画像読取装置は、イメージスキャナに適用してもよく、画像形成装置としては、イメージスキャナを有する複写機やファクシミリ装置、複写機能とファクシミリ機能等を備えた複合機等に適用することができる。
まず、構成を説明する。
図1において、画像形成装置としてのカラー複写機1は、自動原稿搬送部(以下、ADFともいう)2と、給紙装置3と、画像読取装置4と、画像形成部5とを含んで構成されている。
ADF2は、原稿トレイ11と、原稿トレイ11に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス7に向かって搬送する各種ローラ等からなる給紙部13とを備えている。
ADF2は、給紙部13によって分離された原稿をコンタクトガラス7上に搬送する搬送ベルト8を備えている。また、ADF2は、各種ローラ等からなる排紙部9を備えている。排紙部9は、コンタクトガラス7上で画像読取装置4によって読み取られ、搬送ベルト8によって搬送された原稿を、原稿トレイ11の下方の排紙トレイ12に排紙するようになっている。また、ADF2は、画像読取装置4に対して図示しないヒンジ等の開閉機構を介して開閉自在に取り付けられている。
給紙装置3は、用紙サイズの異なる記録媒体としての記録紙を収納する給紙カセット21、22と、給紙カセット21、22に収納された記録紙を画像形成部5の画像形成位置まで搬送する各種ローラからなる給紙手段23とを備えている。
画像読取装置4は、図2に示すように、画像読取装置4の筐体4a内に一体型走査光学ユニット(走査光学ユニット)40を備えている。この一体型走査光学ユニット40は、後述するLEDユニット44(図3参照)から主走査方向(図2の矢印A方向)に光を照射するとともに、画像読取装置4に備えられる図示しない駆動手段によって全照射領域W内において副走査方向(図1、図2の矢印B方向)に走査(移動)されるようになっている。これにより、一体型走査光学ユニット40は、原稿の2次元カラー画像を読み取るようになっている。また、コンタクトガラス7は、画像読取装置4の筐体4aの上部に設けられており、筐体4aの上面を構成している。
駆動手段は、一体型走査光学ユニット40に固定されたワイヤ、ワイヤに橋架される複数の従動プーリおよび駆動プーリと、駆動プーリを回転させるモータ等によって構成されるものであり、公知であるため、図示省略する。
画像形成部5は、画像形成手段を構成するものであり、露光装置31と、複数の感光体ドラム32と、各感光体ドラム32の周囲に設置された異なる色(シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk))のトナーを有する現像装置33と、転写ベルト34と、定着装置35とを備えている。
画像形成部5は、画像読取装置4によって読み取られて色別分解された画情報に基づいて複数の感光体ドラム32に色分けして画像を形成し、給紙装置3から供給された記録紙に感光体ドラム32上のトナーを重ね合わせて転写した後、定着装置35により記録紙に転写されたトナー画像のトナーを溶融して、記録紙にカラー画像を定着するようになっている。
また、カラー複写機1は、図示しない画像送受信装置によって読み取った画像を相手先の装置に送信する機能も備えている。
次に、図3〜図9に基づいて一体型走査光学ユニット40の構成を説明する。
図3に示すように、一体型走査光学ユニット40は、筐体41と、筺体41に収納された原稿照明装置としての原稿照明部50と、原稿Pから反射された光を読み取る読取手段としての画像読取部51とを含んで構成されている。
原稿照明部50は、光を照射する光源としてのLEDユニット44と、筐体41に着脱自在に設けられた遮蔽部材42と、遮蔽部材42に着脱自在に設けられたカバー部材43とを備えている。これら筐体41、遮蔽部材42およびカバー部材43は、それぞれ樹脂製である。
遮蔽部材42は、LEDユニット44を挟んでカバー部材43に対向するよう設けられ、LEDパッケージ46から照射された光を原稿Pの照射領域W1に導く導光部としての反射部48、49を支持するようになっている。本実施の形態における遮蔽部材42は、本発明に係る第2の支持部材を構成する。
カバー部材43は、遮蔽部材42との間に原稿Pの照射領域W1にLEDパッケージ46から照射を行うための開口を有し、LEDパッケージ46から照射された光を照射領域W1に導く導光部としての反射部47を支持するようになっている。本実施の形態におけるカバー部材43は、本発明に係る第1の支持部材を構成する。
また、遮蔽部材42とカバー部材43には、LEDユニット44が取り付けられている。このLEDユニット44は、図4に示すように、LED基板45上に発光素子である複数(本実施の形態では7個)のLEDパッケージ46が主走査方向に略直線状に配置されたものから構成されている。
本実施の形態のLEDパッケージ46は、いわゆるトップビュータイプと称されるものであり、光の出射面がLED基板45の実装面と直交する方向になっている。
このトップビュータイプのLEDパッケージ46は、発光強度分布に指向性を有し、出射光の強度分布は、出射角に対して発光面の直交方向を基準とするランバートの余弦則に倣う強度分布(ランバート分布と呼ぶ)を有している。なお、図3は、一体型走査光学ユニット40の断面図であり、1つのLEDパッケージ46が示されている。
図3において、反射部47は、カバー部材43の下面に設けられており、反射部48、49は、カバー部材43に対向する遮蔽部材42の上面に設けられている。反射部47〜49は、遮蔽部材42の下面およびカバー部材43の上面の形状に沿った反射面形状に成型された母材の表面にアルミ箔等の反射シートを接着させるようにして構成されている。
反射部47〜49は、反射面に成型された母材の表面にアルミを蒸着することにより構成してもよいし、反射面に反射材を練り込んだ塗装を施したものから構成したり、反射材料によるメッキを施すことにより構成してもよい。
なお、本実施の形態では、導光部として、上述した各反射部を用いた例について説明したが、これに限らず、例えばアクリル等の透過率の高い樹脂等により形成された導光体を導光部として用いてもよい。ここで、反射部47、48は、後述する光拡散シート81を挟んでLEDユニット側に設けられており、反射部49は、光拡散シート81を挟んで照射領域側に設けられている。
また、原稿照明部50は、LEDユニット44の各LEDパッケージ46から照射された光を拡散するシート状部材からなる光拡散シート81を備えている。この光拡散シート81は、LEDユニット44から原稿Pの照射領域W1までの光路上に配置される。本実施の形態における光拡散シート81は、本発明に係る光拡散部材を構成する。
光拡散シート81は、その一端が締結部材としてのネジ73によってカバー部材43の上面に固定されている。なお、光拡散シート81は、ネジに限らず、例えば両面テープや接着剤等を用いてカバー部材43の上面に固定するようにしてもよい。
図5に示すように、光拡散シート81の他端には、主走査方向(図中、矢印B方向)に間隔を空けて3つの凸部81aが設けられている。また、遮蔽部材42には、光拡散シート81の凸部81aが嵌まる穴42aが形成されている。したがって、光拡散シート81は、その他端に設けられた各凸部81aが各穴42aに嵌まることによって、遮蔽部材42に支持されるようになっている。
また、図3に示すように、光拡散シート81は、コンタクトガラス7上の原稿Pの原稿面に対してLEDユニット44の方向に所定角度θで折り曲げられた屈曲部81bと、この屈曲部81bから他端までの間に形成された拡散部81cとを含んで構成されている。
光拡散シート81は、上述の拡散部81cによって、LEDユニット44および反射部47、48が収納された第1の空間57と、反射部49が収納された第2の空間82とを遮断するようになっている。これにより、主走査方向に略直線状に配置された各LEDパッケージ46間の照度リップルを拡散部81cの拡散作用によって防止することができる。
なお、光拡散シート81は、光を拡散する作用があるものであれば、どのようなタイプでも構わない。例えば、第1の空間57側のシート面に拡散作用を有するように構成したものや、第2の空間82側のシート面に拡散作用を有するように構成したもの、あるいは、光拡散シート81の内部で拡散作用を有する構成にしたものであってもよい。
また、LEDユニット44は、遮蔽部材42およびカバー部材43の間で、LEDパッケージ46からの出射光の中心光軸が略水平に向くような方向にLED基板45が配置されている。LED基板45は、カバー部材43の下面に設けられた位置決め用の溝と、遮蔽部材42の上面に設けられた位置決め用の溝とに、その上下端部が嵌まることにより遮蔽部材42およびカバー部材43に挟持され、LEDパッケージ46の位置が一義的に決定されている。また、LEDユニット44は、遮蔽部材42およびカバー部材43に対して着脱自在となっている。
LEDパッケージ46から照射された光は、ある角度で広がりながら略水平方向に進行する。そして、反射部48によって反射させられたLEDパッケージ46の光は、光拡散シート81を通してさらにある角度で広がりながら図3において原稿Pの照射領域W1に対して左側から照射される。また、反射部47で反射させられたLEDパッケージ46の光は、反射部49でさらに反射し、照射領域W1に対して図3の右側から照射される。さらに、直接LEDパッケージ46から反射部49に到達して反射する光も照射領域W1に対して図3の右側から照射される。
照射領域W1は、コンタクトガラス7上のある一定範囲である。また、図3において、照射領域W1に対して右側を走査方向の前側とし、照射領域W1に対して左側を走査方向の後側とすると、本実施の形態では、上述した反射部47〜49から照明作用により、照射領域W1に対して副走査方向の前後方向から光が略均等に照射されることになり、立体物の原稿や切り貼りされた原稿等も影が出ないようにすることができる。
したがって、カバー部材43および遮蔽部材42の形状は、LEDパッケージ46から照射される光を照射領域W1に対して副走査方向に一定の照度分布で導くように設計された折り曲げ形状となっている。
また、遮蔽部材42は、筐体41に着脱自在に設けられており、筐体41内において、第1の空間57および第2の空間82と、画像読取部51が設けられた第3の空間58とを遮断するようになっている。
遮蔽部材42は、原稿照明部50の下方を覆うとともに、筐体41との間で隙間が生じないように筐体41に取り付けられている。遮蔽部材42は、第3の空間58に原稿Pからの反射光以外の照明光が進入しないように第1の空間57および第2の空間82から遮断する(隔離する)機能を有している。
また、遮蔽部材42には、主走査方向に長いスリット59が形成されている。スリット59は、反射部48および反射部49の間に位置するようにして設けられており、原稿Pからの反射光(原稿像の光)を第2の空間82から第3の空間58に導くようになっている。
一方、図3において、第3の空間58には、画像読取部51が設けられている。画像読取部51は、反射ミラー60a〜60eと、結像レンズ61と、撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Device)63とを備えている。
反射ミラー60a〜60eは、LEDユニット44から反射部47〜49を介して原稿Pの照射領域W1が照射されたときに、照射領域W1における原稿Pのライン上(主走査方向)の反射光、すなわち読取光Lがスリット59を介して第3の空間58に導かれると、反射ミラー60a、60b、60c、60d、60eの順に反射するようになっている。したがって、反射ミラー60a〜60eは、読取光Lを結像レンズ61に導くように筐体41の所定個所に取り付けられている。
結像レンズ61は、筐体41の底部に取り付けられており、反射ミラー60eによって反射された光を結像させるようになっている。CCD63は、結像レンズ61の結像位置に配置されるように筐体41の副走査方向一側面に取り付けられており、原稿Pの画像を読み取るようになっている。本実施の形態のCCD63は、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色毎に設けられており、カラー画像の読み取りを行うことができる。
このCCD63は、SBU(スキャナボードユニット)64上に配置されており、このSBU64は、筐体41の副走査方向一側面に取り付けられている。このSBU64にはCCD63の他にICチップやチップコンデンサ等の電子部品が実装されており、CCD63によって読み取られた原稿Pの画像を処理し、露光装置31(図1参照)に送信するようになっている。
ここで、上述したような光拡散シート81は、安価なポリカーボネート樹脂(PC)等のモールドのシート材で構成されており、拡散面の平面度を維持するため板厚の厚いものをプレス加工することにより屈曲部81bを設けた屈曲形状に加工される。光拡散シート81は、そのプレス加工工程において上述した所定角度θが予め定められた基準の角度θthとなるよう加工されることが望ましい。
しかし、実際には、屈曲部81bの加工精度が低下する場合があり、この場合には所定角度θが基準の角度θthよりも大きくなるような加工が施されることがある。ここで、上記所定角度θおよび基準の角度θthは、少なくとも45°以上の角度とされる。
加工精度が低下した光拡散シート81を遮蔽部材42およびカバー部材43に取り付けると、屈曲部81bの弾性力によって遮蔽部材42に対して下方に押し下げるような荷重がかかってしまう。こうした荷重が遮蔽部材42にかかると、遮蔽部材42の主走査方向の両端部と比べて特に剛性の低い主走査方向の中央部分が下方に変位するおそれがある。こうした遮蔽部材42の変位が生ずると、遮蔽部材42が読取光Lと干渉するおそれがあり好ましくない。
そこで、本実施の形態では、こうした不具合を防止するために、光拡散シート81および遮蔽部材42を以下のように構成した。
具体的には、図6に示すように、本実施の形態に係る光拡散シート81は、拡散部81cの主走査方向の両方の端部に、主走査方向の外側に向けて突出した突起部81dを有している。
この突起部81dは、主走査方向に直交する方向、すなわち屈曲部81bから凸部81aに向かう方向に所定の長さに亘って形成されている。突起部81dは、光拡散シート81が遮蔽部材42およびカバー部材43に取り付けられた際に、屈曲部81bの弾性力に応じた荷重が作用するようになっている。
ここで、屈曲部81bの弾性力に応じた荷重が作用する方向は、屈曲部81bの所定角度θ、すなわち拡散部81cのLEDユニット44側と反対側の面と、原稿Pの原稿面(コンタクトガラス7側の面)とのなす角度θが大きくなる方向である。
なお、本実施の形態では、説明の便宜上、光拡散シート81の主走査方向の一方の端部に設けられた突起部81dについてのみ図6に図示したが、他方の端部も同様に突起部81dが設けられている。本実施の形態における突起部81dは、本発明に係る荷重作用部を構成する。
一方、図7に示すように、本実施の形態に係る遮蔽部材42は、上述の穴42aおよびスリット59が形成された底部42bに対して主走査方向の両方の端部で上方に起立するよう設けられた側壁部42cを有している。側壁部42cは、底部42bと一体形成されている。
また、側壁部42cには、前述の光拡散シート81の突起部81dが嵌まる溝部42dを有している。この溝部42dは、光拡散シート81が遮蔽部材42およびカバー部材43に取り付けられた際に、突起部81dを介して前述の所定角度θが大きくなる方向にかかる荷重を受けるようになっている。
より詳細には、溝部42dは、屈曲部81bの基準の角度θthに対応した角度の溝で構成されている。したがって、光拡散シート81の他端が遮蔽部材42に取り付けられた際には、屈曲部81bの所定角度θが基準の角度θthに維持されるようになっている。
このような構成により、光拡散シート81が遮蔽部材42およびカバー部材43に取り付けられた際(図8参照)には、図9に示すように、溝部42dに対応した箇所Hにおいて突起部81dを介して前述の所定角度θが大きくなる方向(図9中、矢印で示す方向)にかかる荷重を受けることができる。
なお、本実施の形態では、説明の便宜上、遮蔽部材42の主走査方向の一方の端部に設けられた溝部42dについてのみ図7に図示したが、他方の端部も同様に溝部42dが設けられている。本実施の形態における溝部42dは、本発明に係る荷重受け部を構成する。
また、これら光拡散シート81の突起部81dおよび遮蔽部材42の溝部42dは、それぞれ各LEDパッケージ46から照射された光を遮ることのない位置に配置されるのが好ましい。すなわち、突起部81dにあっては、上述の通り拡散部81cの主走査方向の両方の端部に設けられ、溝部42dにあっては、上述の通り遮蔽部材42の各側壁部42cに設けられる。
以上のように、本実施の形態に係る原稿照明部50は、光拡散シート81の主走査方向の両方の端部に突起部81dを設けるとともに、遮蔽部材42の主走査方向の両方の端部に形成された側壁部42cに突起部81dが嵌まる溝部42dを設けた構成とした。このため、光拡散シート81を遮蔽部材42およびカバー部材43に取り付けた際には、突起部81dが溝部42dに嵌まり、これにより光拡散シート81の屈曲部81bの弾性力に応じた荷重を遮蔽部材42の溝部42dで受けることができる。これにより、光拡散シート81から受ける荷重により遮蔽部材42の特に主走査方向の中央部分が下方に変位することを防止することができる。
また、本実施の形態に係る原稿照明部50は、遮蔽部材42の材料を例えばガラス入りモールド部材等の高価な高剛性の材料で構成することなく、遮蔽部材42の変位を防止することができるので、材料変更等によるコスト増大を防止することができる。
この結果、本実施の形態に係る原稿照明部50は、安価な構成で遮蔽部材42が読取光Lと干渉することを防止することができる。
なお、本実施の形態では、突起部81dを光拡散シート81の主走査方向の両方の端部に設けた例について説明したが、突起部81dは光拡散シート81の主走査方向の少なくともいずれか一方の端部に形成されていればよく、例えば光拡散シート81の主走査方向の一方の端部にのみ突起部81dを設けた構成としてもよい。この場合、遮蔽部材42においても、突起部81dに対応した端部にのみ溝部42dを設ける。このような構成にあっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、光拡散シート81の突起部81dを屈曲部81bから凸部81aに向かう方向に所定の長さで形成したが(図6参照)、これに限らず、例えば突起部81dを図10に示すように、円柱状の突起部181dで構成してもよい。なお、突起部181dは、円柱状に限らず、立方形状等、種々の形状を採用できる。
この場合、図11に示すように、遮蔽部材42の溝部42dを突起部181dが嵌まる円形の溝部142dとするのが好ましい。これにより、光拡散シート81が遮蔽部材42およびカバー部材43に取り付けられた際には、突起部181dが溝部142dに嵌まることで、本実施の形態と同様、遮蔽部材42の変位が防止される。
また、本実施の形態では、遮蔽部材42の変位を防止する構成として突起部81dおよび溝部42dを採用したが、これに限らず、同変位を防止する構成として図12に示すような凸部242dを遮蔽部材42の側壁部42cに形成してもよい。凸部242dは、側壁部42cの上端部から底部42bに亘って所定の長さで形成される。
この場合、光拡散シート81の突起部81dは、設けないこととする(図示省略)。これにより、光拡散シート81が遮蔽部材42およびカバー部材43に取り付けられた際には、光拡散シート81の拡散部81cの主走査方向の両方の端部が直接、凸部242dに接することにより、本実施の形態と同様、遮蔽部材42の変位が防止される。なお、この例においては、凸部242dが荷重受け部として機能し、かつ拡散部81cの主走査方向の両方の端部が荷重作用部として機能する。
1 カラー複写機(画像形成装置)
4 画像読取装置
5 画像形成部(画像形成手段)
7 コンタクトガラス
40 一体型走査光学ユニット(走査光学ユニット)
41 筐体
42 遮蔽部材(第2の支持部材)
42a 穴
42c 側壁部
42d、142d 溝部(荷重受け部)
43 カバー部材(第1の支持部材)
44 LEDユニット(光源)
47、48、49 反射部(導光部)
50 原稿照明部(原稿照明装置)
51 画像読取部(読取手段)
81 光拡散シート(光拡散部材)
81a 凸部
81b 屈曲部
81c 拡散部
81d、181d 突起部(荷重作用部)
242d 凸部
特開2010−191184号公報

Claims (9)

  1. 光を照射する、主走査方向に延びる光源と、
    前記光源から原稿の照射領域までの光路上に配置され、副走査方向の一端側に、原稿面に対向する対向面を有し、前記光源から照射された光を拡散する光拡散部材と、
    前記光拡散部材の前記一端が固定される第1の支持部材と、
    前記光源を挟んで前記第1の支持部材に対向するよう設けられ前記光拡散部材の副走査方向の他端を支持する第2の支持部材と、を備え、
    前記光拡散部材は、前記原稿面に対して離間する側に所定角度で、前記対向面から折り曲げられた屈曲部であって、主走査方向に沿った屈曲部と、前記屈曲部から前記他端までの間に形成された拡散部と、前記拡散部の主走査方向の少なくともいずれか一方の端部に形成され、前記屈曲部の弾性力に応じた荷重が作用する荷重作用部とを有し、
    前記第2の支持部材は、前記荷重作用部を介してかかる前記荷重を受ける荷重受け部を有することを特徴とする原稿照明装置。
  2. 前記荷重作用部および前記荷重受け部は、前記光源から照射された光を遮ることのない位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の原稿照明装置。
  3. 前記荷重作用部は、前記拡散部の主走査方向の少なくともいずれか一方の端部から前記主走査方向の外側に向けて突出した突起部で構成され、
    前記荷重受け部は、前記突起部が嵌まる溝部で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の原稿照明装置。
  4. 前記荷重作用部は、前記拡散部の主走査方向の両方の端部にそれぞれ形成されており、
    前記荷重受け部は、前記荷重作用部に対応して前記拡散部の主走査方向の両方の端部側にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の原稿照明装置。
  5. 前記所定角度は、45°以上の角度であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の原稿照明装置。
  6. 前記第1の支持部材および前記第2の支持部材には、前記光源から照射された光を原稿の照射領域に導く導光部が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の原稿照明装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の原稿照明装置を備えた走査光学ユニットであって、
    原稿から反射された光を読み取る読取手段と前記原稿照明装置とを収納する筺体を備えていることを特徴とする走査光学ユニット。
  8. 請求項7に記載の走査光学ユニットを備えた画像読取装置であって、
    前記走査光学ユニットを副走査方向に移動させる駆動手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項8に記載の画像読取装置を備えた画像形成装置であって、
    前記読取手段によって読み取った画像を記録媒体上に形成する画像形成手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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