JP5068459B2 - リチウム二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウム二次電池用活物質材料およびそれを使用したリチウム二次電池に関し、特に、高エネルギー密度とサイクル寿命の改善の手法に関する。
リチウム二次電池は、小型で大容量であるという特長を有しており、携帯電話、ノート型パソコン等の電源として広く用いられている。ここで述べるリチウム二次電池とは、正極と負極にそれぞれリチウムイオンを吸蔵放出が可能な活物質が存在し、電解液内をリチウムイオンが移動することによって、動作する電池のことである。なお、負極活物質として、炭素材料などのようにリチウムイオンを吸蔵放出する材料のほか、LiやAlなどLiと合金を形成可能な金属材料を使用する場合も含む。
リチウム二次電池の正極活物質の例としては、LiCoO2、LiNiO2、LiNi1/3Co1/3Mn1/32などの層状構造の物質が挙げられる。これらの材料の特徴は、150mAh/g以上の放電容量で、平均放電電位がLiに対して3.7V〜4.0Vが得られることである。正極活物質の他の例としては、LiMn24に代表されるスピネル構造の材料が挙げられる。この材料の放電容量は110mAh/g程度で、平均放電電位はLiに対して約4.0Vと、層状構造の物質よりもエネルギー密度が小さいものの、Mnを主体としていることから、コスト面で優位であり、充電時の熱安定性が高いという利点があった。また、このLiMn24と同じ構造で充放電電位の高いLiNi0.5Mn1.54を使用することが検討されている。この材料の放電容量は約135mAh/gで、平均放電電位はLiに対して約4.6Vであり、エネルギー密度の面ではLiCoO2などと同等のものが得られる。その他の高電圧で動作する正極活物質としては、LiCoPO4、LiCoMnO4、LiCrMnO4などがあるが、いずれも電位が高すぎるために電解液の分解を伴った電池の容量低下が課題であった。
一方、リチウム二次電池の負極活物質については、高エネルギー密度のリチウム二次電池においては黒鉛が現在主流として使われているが、更にエネルギー密度を高める要求があった。高容量化のための負極活物質としては、Si、Sn、これらの金属との合金、Si酸化物、Sn酸化物、Li−Co窒化物などが報告されている。これらの負極活物質は、充放電電位が黒鉛と比較して高く、平均放電電位はLiに対して0.2〜2.5Vの範囲である。このため、電池の放電電圧は、従来よりも下がってしまうという課題があった。特に、これらの負極活物質を使用した場合、電池の動作電圧の下限電圧が下がってしまうために、従来の電池で使用するのと同じ電圧範囲では、むしろ容量が低下してしまうなどの課題があった。
また、これらの高容量の負極活物質は、サイクル特性の面でも課題があった。特許文献1において、高電位で充放電する正極活物質と高容量の負極活物質の組み合わせが示されている。しかし、正極活物質、負極活物質の組成などが十分に最適化されていないために、容量とサイクル特性に改善の余地があった。特許文献2には、LiNi0.5Mn1.35Ti0.154などを使用した例が示されているが、電池としてさらなる高容量化の要求がある。特許文献3には、負極活物質中に金属元素を添加した例があるが、電池として高容量化と長寿命を両立するには正極・負極活物質や組成などの組み合わせの最適化が必要であった。
このように、リチウム二次電池には、高容量化に対する課題を有していた。
特開2001−210326号公報 特開2003−197194号公報 特許第3010226号公報
本発明は、電池の下限電圧を下げることなく、高容量化と長寿命化を図ったリチウム二次電池を提供することを目的とする。
本発明は、リチウム二次電池において、
正極活物質として、下記一般式(I):
Lia1(Nix1Mn2-x1-y1M1y1)O4 (I)
(式中、0≦a1≦1、0.4≦x1≦0.6、0≦y1≦0.4、M1:Ti、Si、Mg及びAlのうちの少なくとも一種)
で示される化合物を使用し、
負極活物質として、下記一般式(II):
Lia2M21-y2M3y2z2 (II)
(式中、M2:Si及びSnのうちの少なくとも一種、M3:Fe、Ni及びCuのうちの少なくとも一種、0≦a2≦5、0<z2<2、0≦y2<0.3)
で示される化合物を使用することを特徴とする。
前記一般式(II)において、0.5≦a2≦2.5であることを特徴とするリチウム二次電池が提供される。
前記一般式(II)において、0.05≦y2≦0.3であることを特徴とするリチウム二次電池が提供される。
前記一般式(I)において、0<y1≦0.4であり、M1として少なくともTiを含むことを特徴とするリチウム二次電池が提供される。
本発明は、電池の高エネルギー密度化を図るとともに電池のサイクル寿命を確保することを図ったものである。
従来、高エネルギー密度を目指した電池でSiやSnなどを負極活物質として使用した電池においては、動作電圧が低下するという課題があった。SiやSnを使用した場合、充放電の電位領域がLiに対して0.1から約2.5Vまでの範囲であるが、Liに対して1.0V以上2.5V以下の領域においても、全体の10%以上の充放電容量が存在する。一方、正極活物質としてLiCoO2やLiMn24などを使用した場合には、正極の充放電電位が3.6Vから4.0V付近であるため、これらの負極活物質と組み合わせた場合には、電池としては3V以下に多くの充放電領域を持つこととなる。従来のリチウム電池の動作電圧範囲は下限電圧が約3Vに設計されており、動作するデバイスもその範囲のものに最適化されているため、3V以上での放電容量が実質的に使用できる容量となるが、この実質的な容量は大きな増加が見込めないといった状況となってしまう。また、電池の電圧の低下はエネルギー密度の低下に直結する。
本発明においては、Liに対して4.5V以上の電位範囲で高容量を持つLiNi0.5Mn1.54を使用することによって、電池の動作電圧を高く保つことができるため高エネルギー密度化の効果が高く、従来の電池の電圧範囲においても高容量を確保できる電池を提供するとともに寿命を改善した電池を提供することができる。
一般式(I)において、0.4≦x1≦0.6の範囲とすることで、4.5V以上の電位領域での放電容量が大きいため、実質的な電池の容量を増加させる効果が高い。また、一般式(I)において、M1に、Al、Mg、SiまたはTiをMnの代わりに含み、0<y1≦0.4の範囲であれば、高容量のままでサイクル特性をさらに向上させることができる。さらに、負極活物質としては、LiとSiまたはSnとからなる複合酸化物を使用した場合にサイクル特性が良好であり、さらにNi、Fe、Cuを30原子%未満の範囲で含んだ場合に、よりサイクル特性改善効果があった。これらの組み合わせによって、高容量で高エネルギー密度の電池を提供することができる。
第1の効果は、高容量化によって、小型化・軽量化されたリチウム二次電池を提供することができる。第2の効果は、高容量化しても同等の電圧範囲のリチウム二次電池を提供することができる。第3の効果は、高容量化してもサイクル寿命の良好なリチウム二次電池を提供することができる。
以下に本発明を使用したリチウム二次電池の実施の形態について説明する。
本発明のリチウム二次電池は、リチウム含有金属化合物を正極活物質とした正極と、リチウムを吸蔵放出可能な負極活物質を持つ負極を主要成分とし、正極と負極との間に電気的接続を起こさないようなセパレータが挟まれ、正極と負極とはリチウムイオン伝導性のある電解液に浸った状態であり、これらが電池ケースの中に密閉された状態となっている。正極と負極に電圧を印加することにより正極活物質からリチウムイオンが放出され、負極活物質にリチウムイオンが吸蔵され、充電状態となる。また、正極と負極の電気的接触を電池外部で起こすことにより、充電時と逆に、負極活物質からリチウムイオンが放出され、正極活物質にリチウムイオンが吸蔵されることにより、放電が起こる。
本発明では、正極活物質として、下記一般式(I):
Lia1(Nix1Mn2-x1-y1M1y1)O4 (I)
(式中、0≦a1≦1、0.4≦x1≦0.6、0≦y1≦0.4、M1:Ti、Si、Mg及びAlのうちの少なくとも一種)
で示される化合物を使用する。
一般式(I)において、初期状態においては、a1は、ほぼ1であるが、電池の充電によってLiを放出することによって、a1の値は減少する。逆に充電状態から放電することによって、Liは吸蔵され、a1は増加する。電池の充放電において、このような反応が可逆的に行われることとなる。充放電によってa1の値は、0≦a1≦1の範囲で変化することとなる。
一般式(I)で示される化合物としては、高い容量を確保できることから、0.4≦x1≦0.6とする。これは、LiNi0.5Mn1.54付近の組成の正極活物質がLiに対して4.5Vの電位領域に平坦で高容量の充放電曲線を持つためと考えられる。一般式(I)において0.45≦x1≦0.55とすることが好ましい。
一般式(I)で示される化合物においては、Mn元素をM1となる他の元素で置換することもでき、一般式(I)において0≦y1≦0.4とする。M1としては、Ti、Si、Mg及びAlのうちの少なくとも一種である。Mn元素の所定量をM1となる他の元素で置換することで、容量が高いままで、サイクル特性が改善される。したがって、一般式(I)において0<y1≦0.4が好ましく、0.02≦y1≦0.2がより好ましい。また、M1としてTiを含む場合に上記の効果が大きい。
次に正極の作製方法について説明する。
正極活物質の作製原料として、Li原料には、Li2CO3、LiOH、LiNO3、Li2SO4等のリチウム塩、Li2Oなどが使用可能であるが、Li2CO3、LiOHは、遷移金属原料との反応性が高く、CO3基、OH基が焼成時にCO2、H2Oの形で揮発して正極活物質へ悪影響を及ぼさないことから、好ましい。Ni原料には、NiO、Ni(OH)2、NiSO4、Ni(NO32などが使用可能である。Mn原料には、電解二酸化マンガン(EMD)、Mn23、Mn34等のMn酸化物、MnCO3、MnSO4などが使用可能である。Ti原料には、Ti23、TiO2等のTi酸化物、Ti炭酸塩、Ti水酸化物、Ti硫酸塩、Ti硝酸塩などが使用可能である.Mg原料には、Mg(OH)2などが使用可能である。Al原料には、Al(OH)3などが使用可能である。Si原料には、SiO、SiO2などが使用可能である。
これらの原料を目的の金属組成比となるように秤量して、乳鉢またはボールミルなどにより粉砕混合する。混合粉を500℃から1200℃の温度で、空気、Arまたは酸素中で焼成することによって正極活物質を得ることができる。焼成温度は、各元素を拡散させるためには高温である方が望ましいが、焼成温度が高すぎると酸素欠損を生じたり、活物質が凝集して粉末状態でなくなるために、電池の正極活物質として使用した場合に特性に悪影響となる場合がある。このことから、焼成温度は500℃から900℃程度であることが望ましい。また、酸素欠損を生じないようにするため酸素雰囲気で焼成することが好ましい。
得られた正極活物質の比表面積は0.01m2/g以上、3m2/g以下であることが望ましく、好ましくは0.1m2/g以上、1.5m2/g以下である。比表面積が大きいほど、結着剤が多く必要であり、電極の容量密度の点で不利になるからである。また、比表面積が小さすぎると電解液と活物質間のイオン伝導が低下する場合がある。正極活物質の平均粒径は、好ましくは0.1μm以上50μm以下であり、さらに好ましくは1μm以上20μm以下である。あまり大きいと電極成膜時に電極層に凹凸などの不均一な部分が生じる場合がある。あまり小さいと成膜された電極の結着性が低くなる場合がある。
このようにして得られた正極活物質を、導電付与材と混合し、結着剤によって正極集電体上に膜状に形成した正極とする。導電付与材の例としては、アセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛、または、繊維状炭素などの炭素材料の他、Alなどの金属物質、導電性酸化物の粉末などを使用することができる。結着剤としてはポリフッ化ビニリデンなどを使用することができる。正極集電体としてはAlまたはCuなどを主体とする金属薄膜を使用することができる。
好ましくは、導電付与材の添加量が0.5〜30質量%(正極活物質、導電付与材および結着剤の合計量に対して)程度であり、結着剤の添加量が1〜10質量%(正極活物質、導電付与材および結着剤の合計量に対して)程度である。導電付与材と結着剤の割合が小さいと、電子伝導性が劣ったり、電極剥離の問題が生じたりすることがある。導電付与材と結着剤の割合が大きいと、電池質量あたりの容量が小さくなる場合がある。このため、正極活物質の割合は、70〜98.5質量%(正極活物質、導電付与材および結着剤の合計量に対して)であることが好ましい。さらに好ましくは、85〜97質量%(正極活物質、導電付与材および結着剤の合計量に対して)である。正極活物質の割合が小さすぎると、電池のエネルギー密度の面で不利となる。正極活物質の割合が多すぎると、導電付与材と結着剤の質量あたりの割合が低くなり、電子伝導性に劣ったり、電極剥離しやすくなったりする傾向があるという点で不利である。
正極活物質としては、一般式(I)で示される化合物のほか、LiCoxMn2-x4(0.4<x<1.1)、LiFexMn2-x4(0.4<x<1.1)、LiCrxMn2-x4(0.4<x<1.1)などの5V級スピネル材料、LiCoO2、LiNi0.8Co0.22、LiNi1/3Co1/3Mn1/32などのLiMO2の組成式の層状構造を有し、Co、MnまたはNiを主原料とする材料、LiFePO4、LiCoPO4、Li(Fe、Mn)PO4、などのオリビン型の結晶構造を有する材料などを、混合して使用することができる。リチウム二次電池に使用される正極活物質のうち50質量%以上の量を、一般式(I)で示される化合物とすることが好ましい。
本発明では、負極活物質として、下記一般式(II):
Lia2M21-y2M3y2z2 (II)
(式中、M2:Si及びSnのうちの少なくとも一種、M3:Fe、Ni及びCuのうちの少なくとも一種、0≦a2≦5、0<z2<2、0≦y2<0.3)
で示される化合物を使用する。
一般式(II)においては、M2としてSi及びSnのうちの少なくとも一種を含む。ただし、SiやSnを含む負極活物質は、初回充放電時の不可逆容量が大きいことが大きいことが課題として挙げられる。この課題を改善するために、Liをあらかじめ補填することにより不可逆容量を低減することができる。
負極活物質へのLi補填量は、初期状態において一般式(II)において0<a2≦4であることが好ましく、0.5≦a2≦2.5であることがより好ましい。Li補填量が少ないと不可逆容量が大きいためにリチウム二次電池としての容量が低下する場合がある。Li補填量が多いとLiの吸蔵放出に伴う充放電の領域が減少するため電池の容量が低下する場合がある。ただし、負極活物質に、M3となるFe、Ni及びCuのうちの少なくとも一種が添加された場合には、これらの元素が不可逆容量を減少させる効果を持つため、Li補填量を少なくすることができ、例えば、初期状態において一般式(II)において0.5≦a2≦4とすることができる。蒸着によってLiを他の負極活物質で形成した層(下層)の上に形成させた場合には、作製時には二層の状態であるが、時間の進行とともにLiは下層に拡散して、一体化する。この反応の進行は非常に遅いが、電解液に浸った状態では、非常に速く一体化し、一つの負極活物質の状態となる。このようにして作製した負極活物質は、充電時にはLiを吸蔵し、放電時にはLiを放出する。このような反応が可逆的に行われることによってリチウム二次電池として動作する。このとき、0≦a2≦5の範囲で変化することとなる。
一般式(II)で示される化合物としては、上記のように補填されたLiと、SiまたはSnとからなる複合酸化物を使用することから、一般式(II)において0<z2<2とする。好ましくは、0.5≦z2≦1.5である。
一般式(II)で示される化合物においては、M3となる他の元素を添加することもでき、一般式(II)において0≦y2<0.3とする。M3としては、Fe、Ni及びCuのうちの少なくとも一種である。M3となる他の元素を添加することで、サイクル特性改善効果が大きくなる。したがって、一般式(II)において0<y2<0.3が好ましく、0.05≦y2≦0.2がより好ましい。また、M3としてNiを含む場合に上記の効果が大きい。
次に負極の作製方法について説明する。
負極活物質の作製原料として、Li原料には、Li金属、Li2O、Li(OH)2、Li2CO3などが使用可能である。Si原料には、SiO、SiO2等のSi酸化物のほか、Siなどが使用可能である。Sn原料には、SnO等のSn酸化物のほか、Snなどが使用可能である。M3となる添加金属の原料には、それぞれの金属のほか、酸化物、水酸化物、炭酸塩などを使用することができる。
これらの原料を蒸着法などの真空成膜プロセスにより負極集電体上に成膜し、負極活物質層とする。補填するLiは、Li以外の他の負極活物質で形成した層(下層)の上に成膜することで、目的の複合酸化物の負極活物質層を作製することができる。Li以外の他の負極活物質が2種以上の場合は、二元同時蒸着法によって成膜することができる。なお、真空蒸着条件を調整することによって、目的の負極活物質の組成を調整することができる。負極集電体としては、例えばCu箔を使用することができる。
このような真空成膜プロセス以外にも、原料を不活性ガス中で溶融させて混合した後に、凝固させ、粉砕するなどして粉末材料としたり、原料を混合して焼成することによって負極活物質材料を作製し、正極活物質と同じ方法で負極集電体上に負極を形成することも可能である。
本発明では、電解液溶媒に電解液支持塩を溶解させた電解液を使用する。
本発明における電解液溶媒としては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、ビニレンカーボネート(VC)等の環状カーボネート類;ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジプロピルカーボネート(DPC)等の鎖状カーボネート類;ギ酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸エチル等の脂肪族カルポン酸エステル類;γ−ブチロラクトン等のγ−ラクトン類;1,2−エトキシエタン(DEE)、エトキシメトキシエタン(EME)等の鎖状エーテル類;テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン等の環状エーテル類;ジメチルスルホキシド、1,3−ジオキソラン、ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジオキソラン、アセトニトリル、プロピルニトリル、ニトロメタン、エチルモノグライム、リン酸トリエステル、トリメトキシメタン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、メチルスルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、3−メチル−2−オキサゾリジノン、プロピレンカーボネート誘導体、テトラヒドロフラン誘導体、エチルエーテル、1,3−プロパンスルトン、アニソール、N−メチルピロリドン、フッ素化カルポン酸エステルなどの非プロトン性有機溶媒;を一種又は二種以上を混合して使用できる。また、ポリマーなどを添加して電解液溶媒をゲル状に固化したものを用いてもよい。これらのうち、導電性などや、高電圧での安定性などの観点から、環状カーボネート類と鎖状カーボネート類を混合して使用することが適している。
これらの電解液溶媒にはリチウム塩を電解液支持塩として溶解させる。リチウム塩としては、例えばLiPF6、LiAsF6、LiAlCl4、LiClO4、LiBF4、LiSbF6、LiCF3SO3、LiC49SO3、LiC(CF3SO23、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO22、低級脂肪族カルポン酸、カルボン酸リチウム、クロロボランリチウム、四フェニルホウ酸リチウム、LiBr、LiI、LiSCN、LiCl、LiFなどが挙げられる。電解液支持塩の濃度は、例えば0.5〜1.5mol/lとすることができる。電解液支持塩の濃度が高すぎると、密度と電解液の粘度が増加する傾向がある。電解液支持塩の濃度が低すぎると、電解液の電気伝導率が低下することがある。
本発明に係るリチウム二次電池は、乾燥空気または不活性ガス雰囲気において、正極および負極を、セパレータを介して積層、あるいは積属したものを捲回した後に、電池缶に収容したり、合成樹脂と金属箔との積層体からなるフィルム等によって封口することによって電池を製造することができる。
図1にリチウム二次電池の実施例として単板ラミネート型のセルの形態を示す。このセルでは、正極集電体3上に形成された正極活物質層である正極1と、負極集電体4上に形成された負極活物質層である負極2とがセパレータ5を介して対向配置された状態で、外装ラミネート6及び7により密閉されている。正極集電体3に接続された電極タブ(正極用)9、及び負極集電体4に接続された電極タブ(負極用)8が、ラミネートセル外に引き出されている。本発明に係るリチウム二次電池の電池形状には制限がなく、セパレータを挟んで対向した正極、負極を巻回型、積層型などの形態を取ることが可能であり、セルには、コイン型、ラミネートパック、角型セル、円筒型セルを用いることができる。
このようにして得られたリチウム二次電池において、正極の電位は、Liに対して5.0V以下であることが好ましい。高い電位においては電解液の溶媒の分解が課題であり、特に60℃以上の高温での充放電サイクルや保存時の電池の信頼性を保つためには、正極側の電位は4.9V以下であることが好ましく、さらに好ましくは4.8V以下である。負極の電位はLiに対して0V以上であることが可能である。Si,Snの複合酸化物を負極の活物質として使用した電池においては、これらの活物質の充電終止電圧がLiに対して約0Vであるため、正負極間の電位差に相当する電池の充電電圧は4.9V以下であることが好ましく、さらに好ましくは4.8V以下である。
〔実験例1〕
(正極の作製)
表1に示す組成の正極活物質を以下の方法で作製した。
原料として、LiOH、MnO2、Ni(OH)2、TiO2、Mg(OH)2、Al(OH)3、SiOを目的の金属組成比となるように秤量した。これらの原料を乳鉢にて5時間以上粉砕混合した後に、混合後の試料を900℃空気中で12時間焼成した。焼成して得られた試料を再度粉砕混合した後に、700℃12時間、酸素中で2回目の焼成を行った。その後、25μmメッシュの篩にかけて粗粉を除去して、正極活物質を得た。得られた粉末の、比表面積は約0.3m2/gから1m2/gであり、平均粒径は約0.5〜20μmの範囲であった。また、X線回折によってスピネル構造であることを確認した
得られた正極活物質と、導電付与材である炭素材料とを混合し、N−メチルピロリドン(NMP)にポリフッ化ビニリデン(PVDF、結着剤)を溶解させたものに分散させスラリー状とした。導電付与材としてはカーボンブラックを使用した。正極活物質、導電付与材、結着剤の質量比は91/6/3とした。厚さ20μmのAl集電体上に、上記スラリーを塗布した。その後、真空中で12時間乾操させ、縦10mm横20mmに切り出した後、3t/cm2で加圧成形して、正極とした。
(負極の作製)
表1に示す負極活物質原料を用い、一般式(II)におけるa2、y2、及びz2が表1に示す組成となる負極活物質を使用した負極を以下の方法で作製した。
厚さ15μmのCu集電体上に、真空中でSiOまたはSnOを蒸着法によって成膜した。Fe、NiまたはCuなどのM3となる金属元素を添加する場合には、SiOまたはSnOと添加金属元素とを二元蒸着法によって成膜した。金属の組成比は蒸着レートを制御することによって行った。その後、成膜されたLi金属以外の負極活物質の層の上にLi金属を蒸着した。Li金属量は蒸着レートと時間によって制御した。作製された負極活物質の層の全体の厚さは1〜15μmであった。X線回折によって負極活物質の評価を行ったところ明確なピークは確認されなかったことから、負極活物質は非晶質の状態であると考えられる。構成元素の組成はICP発光分析によって確認した。その後、縦10mm横20mmに切り出して、負極とした。
(リチウム二次電池の作製)
図1に示す構成の単板ラミネート型リチウム二次電池を作製した。なお、電解液としては、電解液溶媒としてエチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)を30:70(vol.%)で混合したものを用い、電解液支持塩にはLiPF6を使用し、電解液支持塩濃度は1mol/lとした。
正極と負極とを、セパレータを挟んで電気的接触がない状態に対向配置させ、セル内に配置させた。セパレータにはポリプロピレンのフィルムを使用した。正極集電体をAlタブと接合するとともに、負極集電体をNiタブと接合し、それぞれのタブがラミネートセル外で電気的接触した状態になるようにして、セル内に電解液を満たして密閉した。
(リチウム二次電池の充放電特性の評価)
作製したリチウム二次電池の充放電特性の評価を以下のように行った。
まず、作製したリチウム二次電池を、上限電圧を4.8Vとして0.6mAの定電流で充電を行い、その後、下限電圧を2.5Vとして0.6mAの定電流で放電することによって、充放電特性の評価を行った。ただし、正極活物質として、LiCoO2、LiNi0.8Co0.22を用いた場合は、上限電圧を4.3Vとした。
3V以上の範囲の放電容量の評価結果を表1に示す。また、試料1,16,17,18の放電曲線を図2に示す。
Figure 0005068459
LiNi0.5Mn1.54付近の組成を正極活物質に使用した場合に高い容量を確保できた。これは、LiNi0.5Mn1.54付近の組成の正極活物質がLiに対して4.5Vの電位領域に平坦で高容量の充放電曲線を持つためと考えられる。図2に示すように、LiCoO2を使用した場合においては3V以上での放電容量が小さかった。このような結果から、SiやSnを主体とした負極活物質を負極に使用した場合には、LiNi0.5Mn1.54付近の組成の正極活物質を使用することが好ましい。図2からも明らかなように、負極活物質にFeなどのM3となる金属を添加した場合には、電池としての充放電電位が下がる傾向が見られた。ただし、LiCoO2を正極活物質として用いた場合は、リチウム二次電池としての容量はさらに低下する傾向であるのに対し、LiNi0.5Mn1.54付近の組成の正極活物質を用いた場合には、容量の低下は認められなかった。
〔実験例2〕
実験例1と同様の方法で、表2に示す試料21〜26及び表3に示す試料27〜39のリチウム二次電池を作製し、充放電特性の評価を行った。3V以上の範囲の放電容量の評価結果を表2及び3に示す。
(リチウム二次電池のサイクル特性の評価)
作製したリチウム二次電池のサイクル特性の評価を以下のように行った。
充電は、上限電圧を4.8Vとして12mAの定電流で行い、4.8Vに達した後は、充電時間が150分になるまで定電圧で行った。放電は、下限電圧を3Vとして12mAの定電流で行った。この充放電サイクルを繰り返して、放電容量の変化を評価した。初回放電容量に対する200サイクル後の放電容量を200サイクル後の容量維持率とした。結果を表2と表3に示す。
Figure 0005068459
Figure 0005068459
表2に示すように、負極活物質にM3となる金属を添加した場合でも、サイクル特性が良好であり、特に0.5≦a2≦2.5の範囲と0.05≦y2≦0.3の範囲において高容量でサイクル特性改善効果が高いことが確認された。なお、負極活物質にLiの補填がない場合には、電池としての容量が小さかった。これは、Li補填がない場合には、負極における不可逆容量が大きいためと考えられる。
表3に示すように、LiNi0.5Mn1.54のMnをM1となる他元素で置換した場合に、初期容量は高いままで、サイクル特性が改善されることが確認された。特に一般式(I)においてM1がTiを含む場合にサイクル特性改善効果が高く、0<y1≦0.4である場合に効果が高かった。
以上のように、一般式(I)で示される正極活物質と、一般式(II)で示される負極活物質とを使用することによって、高容量で長寿命のリチウム二次電池を作製することが可能である。
本発明のリチウム二次電池の活用例として、携帯電話、ノートパソコン、自動車、無停電電源や携帯用音楽機器に使用される電池が挙げられる。
本発明に係るリチウム二次電池の断面図である。 本発明の実験例1で作製したリチウム二次電池の放電曲線である。
符号の説明
1 正極(正極活物質層)
2 負極(負極活物質層)
3 正極集電体
4 負極集電体
5 セパレータ
6 外装ラミネート
7 外装ラミネート
8 電極タブ(負極用)
9 電極タブ(正極用)

Claims (5)

  1. 正極活物質として、下記一般式(I):
    Lia1(Nix1Mn2−x1−y1M1y1)O (I)
    (式中、0≦a1≦1、0.4≦x1≦0.6、0≦y1≦0.4、M1はTi、Si、Mg及びAlのうちの少なくとも一種)
    で示される化合物を使用し、
    負極活物質として、下記一般式(II):
    Lia2M21−y2M3y2z2 (II)
    (式中、M2はSi及びSnのうちの少なくとも一種、M3はFe、Ni及びCuのうちの少なくとも一種、0.5≦a2≦2.5、0<z2<2、0.05≦y2≦0.3)
    で示される化合物を使用することを特徴とするリチウム二次電池。
  2. 前記一般式(II)において、M3として少なくともFeを含む、請求項1に記載のリチウム二次電池。
  3. 前記一般式(I)において、0<y1≦0.4である、請求項1又は2に記載のリチウム二次電池。
  4. 前記一般式(I)において、0<y1≦0.4であり、M1として少なくともTiを含む、請求項1又は2に記載のリチウム二次電池。
  5. 前記一般式(I)において、0.02≦y1≦0.4である、請求項1からのいずれか一項に記載のリチウム二次電池。
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