JP4951879B2 - リチウム二次電池及びリチウム二次電池用正極活物質 - Google Patents

リチウム二次電池及びリチウム二次電池用正極活物質 Download PDF

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Description

本発明は、リチウム二次電池に関するものである。
近年、携帯電話、ノート型パソコン、カムコーダ等の電源として、小型で大容量の密閉型電池であるリチウムイオン二次電池等の非水電解液二次電池が用いられている。これらの非水電解液二次電池は、従来の水性電解液を用いた二次電池に比べて、体積、あるいは重量容量密度が大きく、しかも高電圧を取り出すことが可能であるので、小型の機器用の電源用の用途にとどまらず、ハイブリッド自動車に代表される大型装置の動力源用としても期待されている。代表的な二次電池としては、鉛蓄電池、アルカリ蓄電池、リチウムイオン電池等が知られている。これらの二次電池のなかでも、リチウムイオン電池は高出力、高エネルギー密度を有するという特徴がある。
リチウムイオン二次電池は、リチウムをドープ、脱ドープすることができる炭素質材料等を活物質とした負極と、リチウムと遷移金属酸化物との複合酸化物を活物質とした正極が用いられており、それぞれ帯状の負極側集電体、正極集電体に塗布してセパレータを介して積層したものを、外装材で被覆するか、あるいはこれらを積層したものを渦巻状に巻回した巻回体を電池缶内に収容して電池を製造している。この正極に用いられる正極活物質としては、LiCoO2、LiNiO2、LiMn24等のリチウムと遷移金属との複合酸化物が用いられる。
コバルト酸リチウムを用いると、4Vを超える起電力が得られたことから精力的に研究が行われている。このコバルト酸リチウムは、電位平坦性、容量、放電電位、サイクル特性などトータルな性能で良好な特性を示すため、今日のリチウムイオン二次電池の正極活物質として広く用いられている。
しかしながら、コバルト酸リチウムに含まれる元素であるコバルトは、地殻存在量が少なく、高価な材料であるため、原料の供給安定性に問題がある。また、電池の安全性を確保するために外部に大きな保護回路を必要とするためより安全性の高い正極材料が求められている。
コバルト酸リチウムの代替材料として有名なニッケル酸リチウムは、ニッケルの原料供給安定性はコバルトよりは良いものの、従来のコバルト酸リチウムに比べて充電状態の安定性が低いという短所がある。これは、充電時のNi2+の不安定性に起因しているためである。さらに、放電電位がコバルト酸リチウムよりも低いことや、ニッケルの環境負荷が高いことを考慮すると、コバルト酸リチウムの代替材料としては魅力が薄い。
一方、特許文献1及び2には、リチウム二次電池の正極活物質として、一般式LixMPO4で表されるリチウム含有リン酸化合物が開示されている。特許文献1には、産出量が多く安価な鉄を原料に用いたLiFePO4がリチウムイオン二次電池の正極材料として動作することが明らかにされている。特許文献2には、LiFePO4の製造法が明示されている。リチウム含有リン酸化合物は、原料コストが安価で合成が容易であるとともに、結晶中の酸素原子とリン原子との共有結合が安定しているため、リチウム二次電池の正極材料として用いられた際、充放電に伴う結晶構造変化が少なく、サイクル特性に優れていた。特に、オリビン構造を有するリチウム含有リン酸化合物は、既存の層状構造やスピネル構造を有する正極活物質安定した構造を有し、充放電に伴う結晶構造変化が少なかった。更に、これらの正極活物質は高温環境下での充放電の際にも酸素放出の可能性が小さく安全性に優れるという利点があった。
しかしながら、このようなリン酸リチウム複合化合物を正極活物質に用いたリチウムイオン二次電池では、小さい電流での充放電でしか満足できる容量が得られないという問題があった。その原因としては、次の2点が挙げられる。
(1)オリビン構造を有するリン酸リチウム複合化合物の導電性が低い。
(2)オリビン構造を有するリン酸リチウム複合化合物結晶内でのリチウムイオンの拡散速度が遅い。
そこで、その対策として、オリビン構造を有するリン酸リチウム複合化合物に導電性物質を添加すること(特許文献3参照)、あるいはオリビン構造を有するリン酸リチウム複合化合物粒子表面に導電性材料を担持すること(特許文献4参照)等により、オリビン構造を有するリン酸リチウム複合化合物を用いた電極の導電性を向上させるという対策や、Mg、V、Ca、Sr、Ba、Sc、Y、Zn、Al、Ga、In、Si、Ba、Ti、B、Ge等の元素を添加することでオリビン構造を有する金属リン酸塩の拡散速度を向上させる(特許文献5〜7参照)という対策等が提案されている。
また、
特許第3484003号公報 特許第3319258号公報 特開2001−110414号公報 特開2002−358965号公報 特開2001−85010号公報 特開2001−307726号公報 特開2004−14340号公報
しかしながら、上記の導電性物質を添加したものは、相対的に電池内の正極活物質の占める体積の割合を低下させるものであるから、エネルギー密度を低下させる要因になるという問題点があった。また、上記の他元素で置換したものにおいては、オリビン構造を有するリン酸リチウム複合化合物内のリチウムイオンの拡散速度の向上の効果を発現させるために、多量の元素置換が必要であり、結果的に電池内の正極活物質の充放電容量を低下させるものであるから、エネルギー密度を低下させる要因になるという問題点があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、リチウム金属リン酸塩の正極活物質に異種元素の多量の置換を施すことなしに、ごく僅かな異種元素の添加により、放電容量が高く、サイクル特性に優れるリチウム二次電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。すなわち、正極と、負極と、少なくとも電解質が溶解された非プロトン性溶媒を含む電解液とを備えた二次電池において、
前記正極が、リチウムイオンを吸蔵・放出し、かつ下記式(1)で表されるオリビン構造のリン酸リチウム複合化合物からなる正極活物質、を含むことを特徴とするリチウム二次電池である。
Li Me 1−y PO (1)
(式(1)中、0<z≦1、0<y≦0.1、元素Meは、Mn、Fe、Co、及びNiからなる群から選択される少なくとも一種の元素を表し、元素Xは、少なくともBiを含み、さらに、La、Ce、Sr、Nd、及びSmから選ばれる少なくとも一種の元素を含んでいても良い元素を表す。)
また、リチウムイオンを吸蔵・放出し、かつ下記式(1)で表されるオリビン構造のリン酸リチウム複合化合物からなるリチウム二次電池用正極活物質である。
Li Me 1−y PO (1)
(式(1)中、0<z≦1、0<y≦0.1、元素Meは、Mn、Fe、Co、及びNiからなる群から選択される少なくとも一種の元素を表し、元素Xは、少なくともBiを含み、さらに、La、Ce、Sr、Nd、及びSmから選ばれる少なくとも一種の元素を含んでいても良い元素を表す。)
本発明によれば、正極と、負極と、少なくとも電解質が溶解された非プロトン性溶媒を含む電解液とを備えた二次電池において、前記正極が、リチウムイオンを吸蔵・放出できる正極活物質として、Biリン酸塩、またはBi元素とリン酸リチウムとの複合化合物、を含むことにより、充放電に伴うリチウムイオンの移動経路の拡張を促し、またその閉塞を抑制することができ、充放電容量が増大するとともに、充放電サイクルを行った場合における容量低下の抑制が可能な優れたリチウム二次電池を得ることができる。
図1に、本発明に係るリチウム二次電池の内部構造の一例についての概略断面図を示す。正極集電体11と、リチウムイオンを吸蔵・放出できる正極活物質を含有する層(正極)12と、リチウムイオンを吸蔵・放出できる負極活物質を含有する層(負極)13と、負極集電体14と、電解液15およびこれを含むセパレータ16と、から構成されている。
(正極)
正極12が含有する正極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵・放出できる正極活物質として、Biリン酸塩、またはBi元素とリン酸リチウムとの複合化合物、を用いる。また、他の元素として、La、Ce、Sr、Nd、及びSmから選ばれる少なくとも一種の元素をさらに含むことができる。このような正極活物質としては、オリビン構造を有する複合化合物を用いることができ、より好適には、オリビン構造を有するリン酸リチウム複合化合物を用いる。
より具体的には、正極活物質としては、下記式(1)
LizMe1-yyPO4 (1)
(式(1)中、0<z≦1、0<y≦0.1、元素Meは、Mn、Fe、Co、及びNiからなる群から選択される少なくとも一種の元素を表し、元素Xは、少なくともBiを含み、さらに、La、Ce、Sr、Nd、及びSmから選ばれる少なくとも一種の元素を含んでいても良い元素を表す。)
で表されるオリビン構造を有するリン酸リチウム複合化合物を用いることができる。
一般に、オリビン構造を有する複合化合物として知られるものにリン酸鉄リチウムと呼ばれている物質があり、その組成はLiFePO4(上記式(1)においてMe=Fe,y=0,z=1となる物質に相当する)で表される。この材料を電池の正極活物質として用いた場合、充電を行うとリチウムがリチウムイオンとして正極活物質から脱離し、その組成はFePO4に近づく(zが小さくなる)。その後放電すると電解液中のリチウムイオンが正極活物質中に挿入され、その組成がLiFePO4(z=1)に戻る。電池の放電容量や作製を考えるとz=1の材料が最も好ましいが、この様にzの値は連続的に変化するため、不定比な組成であるz=0.9などの組成の物質でも、一般的な定比の組成であるz=1のリン酸鉄リチウムと同等の機構で動作する二次電池が作製可能である。このため、上記式(1)中、zは0<z≦1で示される。
LiFePO4を正極材料に用いたリチウム二次電池においては、その充電の際にリチウムイオンが脱離するとともに2価の鉄イオンが3価の鉄イオンに変化する。リチウムイオンが脱離し、鉄イオンの価数が変化した結果、リチウムイオンの脱離した部分の結晶構造(オリビン構造)におけるリチウムイオンの移動経路が狭くなってしまい、リチウムがリチウムイオンとして脱離した部分よりも更に内部にあるリチウムが脱離しにくくなることが、LiFePO4を正極活物質として用いたリチウム二次電池において実用的な充放電電流では十分な容量が得られない原因と考えられる。
また、このような結晶構造内におけるリチウムイオンの移動経路が狭くなる現象が原因で、充放電サイクルを繰り返すことによる放電容量の減少を引き起こすことが考えられる。これに対して、Bi元素を含有した前駆体から合成されたリン酸リチウム複合化合物において、Bi元素はリン酸リチウム複合化合物内で固溶した状態で存在すると考えられ、そのようにBi元素により一部の鉄イオンや一部のリンイオンを置き換えると、充電を行ってもBiがリン酸リチウム複合化合物に固溶した結晶構造は、Bi元素により結晶構造に歪みが生じる。この歪みのため、充電を行ってもBi元素が存在する部分付近の結晶構造では、リチウムイオンの移動経路が狭くなることが抑制されるために、容量が増大すると共にサイクル安定性を向上させるものと考えられる。
なお、Bi元素以外の異種元素を添加した場合でも、リチウムイオンの拡散経路の拡張効果が多少は見られると考えられるが、逆に、リチウムイオンと置き換わることでリチウムイオンの拡散経路を閉塞させてしまうことも考えられる。Bi元素は、このようなリチウムイオンとの置き換わる現象が他の元素より起こりにくいと考えられる。それは、Bi元素がリン酸リチウム複合化合物に含まれるリン(P)元素と同じ15属に属する元素であり、Bi元素の添加によって結晶内のPとの置換が効果的に進むためと考えられる。さらに、Bi元素の融点が、P以外の他の15属元素と比較して約270℃と低く(As:約810℃、Sb:約630℃)、リン酸リチウム複合化合物の合成時における焼成温度よりも十分低いことも、効果的に置換が進む理由と考えられる。このため、Bi元素を添加することで、特異的に、他の元素よりも少量で大きい特性向上効果が見られると考えられる。
ただし、Biリン酸塩、またはBi元素とリン酸リチウムとの複合化合物は充放電には関与しないため、あまり多く使用すると電池容量が減少してしまう。本発明者らは種々の実験を行い、特性向上の効果が見られるBi元素化合物の添加量が0%を超え15%以下(前記式(1):LizMe1-yyPO4で表したとき、0<y≦0.15(以下同様の意味でyの範囲のみ示す))が好ましく、より好ましくは0.5%〜8.0%(0.005≦y≦0.08)、さらに好ましくは1.0%〜5.0%(0.01≦y≦0.05)であることを見出した。
正極12中に、導電性付与剤を正極活物質粒子表面および粒子内部に介在させると、より効果的に大電流を用いた充放電における容量低下を抑制することができる。これは、容量低下の原因の一つと考えられているオリビン構造を有するリン酸リチウム複合化合物の導電性の悪さを、導電性付与剤が粒子表面および内部に介在することで、正極内部の導電性を向上させBi元素添加によるリチウム脱挿入速度向上に加え、相補的に大電流を用いた充放電における容量低下を防ぐことができるためと考えられる。
導電性付与剤としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、天然黒鉛、人造黒鉛、炭素繊維等の導電性が大きく、正極中において安定な物質を用いることができる。
バインダーとしては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等のフッ素樹脂を用いることが好ましく、特に溶剤によって溶解するものであり、スラリーとの混合が容易なポリフッ化ビニリデンを用いることが好ましい。
好ましい導電性付与剤の添加量は、正極活物質に対して1〜15重量%程度である。好ましいバインダーの添加量は、正極活物質に対して1〜20重量%程度である。これは、活物質重量の割合が大きいほうが重量当たりの放電容量が大きくなるためである。ただし、導電付与剤及びバインダーの割合があまり少なすぎると、導電性が保てなくなったり、電極剥離等の問題が生じたりすることがある。
上記のように選択された正極活物質、導電性付与剤、及びポリビニリデンフルオライド(PVDF)等の結着剤を、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)等の溶剤中に分散混練し、これをアルミニウム箔等の正極集電体11上に塗布するなどの方法により正極集電体11に正極12を形成することができる。
(負極)
負極13が含有する負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵、放出できる材料により構成することができ、例えば、リチウム金属または炭素材料を用いることができる。炭素材料としては、リチウムを吸蔵する黒鉛、非晶質炭素、ダイヤモンド状炭素、フラーレン、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーンなど、あるいはこれらの複合物を用いることができる。
負極活物質としてリチウム金属を用いる場合には、負極集電体14上に、融液冷却方式、液体急冷方式、アトマイズ方式、真空蒸着方式、スパッタリング方式、プラズマCVD方式、光CVD方式、熱CVD方式、ゾル−ゲル方式、などの適宜な方式により負極13を形成することができる。また、負極活物質として炭素材料を用いる場合には、カーボンとポリビニリデンフルオライド(PVDF)等の結着剤を混合し、NMP等の溶剤中に分散混錬し、これを銅箔等の負極集電体14上に塗布するなどの方法や、蒸着法、CVD法、スパッタリング法などの方法により、負極集電体14上に負極13を形成することができる。
(集電体)
正極集電体11としては、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、チタンまたはこれらの合金などを用いることができる。負極集電体14としては、銅、ステンレス鋼、ニッケル、チタンまたはこれらの合金を用いることができる。
(セパレータ)
セパレータ16としては、織布、不織布、多孔膜等を用いることができる。特にポリプロピレン、ポリエチレン系の多孔膜が薄膜でかつ大面積化、膜強度や膜抵抗の面で好ましく用いられる。
(電解液)
電解液15としては、電解質と、非プロトン性溶媒とを少なくとも有する。
電解質は、リチウム二次電池の場合にはリチウム塩を用い、これを非プロトン性溶媒中に溶解させる。リチウム塩としては、リチウムイミド塩、LiPF6、LiAsF6、LiAlCl4、LiClO4、LiBF4、LiSbF6、LiCF3SO3、LiC49CO3、LiC(CF3SO22、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO22、LiB10Cl10、低級脂肪族カルボン酸カルボン酸リチウム、クロロボランリチウム、四フェニルホウ酸リチウム、LiBr、LiI、LiSCN、LiClなどがあげられる。この中でも特にLiPF6、LiBF4が好ましい。これらのリチウム塩を含むことで高エネルギー密度を達成することができる。
電解質の濃度は、例えば0.5〜1.5mol/Lとすることが好ましい。濃度があまり高すぎると密度と粘度が増加する傾向があり、濃度があまり低すぎると電気電導率が低下する傾向がある。
非プロトン性溶媒としては、環状カーボネート類、鎖状カーボネート類、脂肪族カルボン酸エステル類、γ−ラクトン類、環状エーテル類、鎖状エーテル類およびそれらのフッ化誘導体の有機溶媒から選ばれた少なくとも1種類の有機溶媒を用いる。より具体的には、
環状カーボネート類:プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ブチレンカーボネート(BC)、ビニレンカーボネート(VC);
鎖状カーボネート類:ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジプロピルカーボネート(DPC);
脂肪族カルボン酸エステル類:ギ酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸エチル;
γ−ラクトン類:γ−ブチロラクトン;
環状エーテル類:テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン;
鎖状エーテル類:1,2−エトキシエタン(DEE)、エトキシメトキシエタン(EME);
その他:ジメチルスルホキシド、1,3−ジオキソラン、ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジオキソラン、アセトニトリル、プロピルニトリル、ニトロメタン、エチルモノグライム、リン酸トリエステル、トリメトキシメタン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、メチルスルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、3−メチル−2−オキサゾリジノン、プロピレンカーボネート誘導体、テトラヒドロフラン誘導体、エチルエーテル、1,3−プロパンスルトン、アニソール、N−メチルピロリドン、フッ素化カルボン酸エステル;
を、一種又は二種以上を混合して使用することができる。
また、電解液に代えてポリマー電解質を用いてもよい。
電解液15には、上記成分以外に、リチウム二次電池の電解液に添加し得る添加剤を適宜添加することもできる。
(二次電池の形状)
本発明に係るリチウム二次電池の形状としては、特に制限はないが、例えば、円筒型、角型、コイン型、ラミネート型などが挙げられる。この中で、ラミネート型とは、合成樹脂と金属箔との積層体からなる可撓性フィルム等よりなる外装体によって封口された形状を有するものである。
(二次電池の製造方法)
本発明に係るリチウム二次電池は、乾燥空気または不活性ガス雰囲気において、負極13および正極12を、セパレータ16を介して積層、あるいは積層したものを捲回した後に、外装体に挿入し、電解液15を含浸させた後、電池外装体を封止することで得られる。
以下に図面を参照して本発明の実施例をより詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。また、表1に、本発明のBiリン酸塩、またはBi元素とリン酸リチウムとの複合化合物、を正極活物質として用いたときの効果を調べるため行った実施例1〜15及び20〜23、参考例1〜4並びに比較例1〜13で作製したセルの作製条件を示す。
(異種元素を含有するオリビン構造を有するリン酸リチウム複合化合物の合成)
異種元素として、La、Ce、Sr、Nd、Sm、Biから選ばれる少なくとも一種の元素のリン酸塩、またはLa、Ce、Sr、Nd、Sm、Biから選ばれる少なくとも一種の元素とリン酸リチウム複合化合物、の正極活物質への添加の効果を調べるために、La、Ce、Sr、Nd、Sm、Biから選ばれる少なくとも一種の元素のリン酸塩とリン酸リチウム複合化合物を添加したオリビン構造を有するリン酸リチウム複合化合物を合成した。
まず、異種元素の含有量をyとする場合、原料である炭酸リチウム(LiCO)と、シュウ酸鉄二水和物(FeC・2HO)と、リン酸水素二アンモニウム((NHHPO)と、La、Ce、Sr、Nd、Sm、Biからなる群から選ばれる元素の酸化物等の化合物と、をLiとFeとPと添加元素のモル比で1:1−y:1:yとなるように遊星型ボールミルにより2時間混合し、その混合物を坩堝に入れ、窒素雰囲気下において650℃で12時間焼成することにより作製した。また、実施例5〜15、および参考例1〜4に記載の添加したBi元素の割合を変えた試料については、Bi元素の含有量yを変えて作製した。また、実施例20〜23に記載の複合化合物の原料として、Mnを含む場合はMnCOを用い、Coを含む場合はCoOを用いた。
次いで、前記の工程で得られた焼成物を、石川式ライカイ機を用いて粉砕することにより、リン酸リチウム複合化合物を得た。
合成したリン酸リチウム複合化合物の粉末のX線回折測定を行い、合成したリン酸リチウム複合化合物の粉末がオリビン構造を有していることをJCPDS(#83−2092)と比較し、確認した。その結果の一例として実施例1で作製した正極活物質であるLiFe0.95Bi0.05PO4のX線回折パターンを図2に示す。
(異種元素を含有しないオリビン構造を有するリン酸リチウム化合物の合成)
上記と同様の方法で、異種元素を含有しないオリビン構造を有するリン酸リチウム化合物を合成した。
まず原料である炭酸リチウム(Li2CO3)と、シュウ酸鉄二水和物(FeC24・2H2O)と、リン酸水素二アンモニウム((NH42HPO4)と、をLiとFeとPとのモル比で1:1:1となるように遊星型ボールミルにより2時間混合し、その混合物を坩堝に入れ、窒素雰囲気下において650℃で12時間焼成することにより作製した。
次いで、前記の工程で得られた焼成物を、石川式ライカイ機を用いて粉砕することにより、リン酸リチウム化合物を得た。また、比較例10〜13に記載の正極活物質の原料として、Mnを含む場合はMnCO3を用い、Coを含む場合はCoOを用いた。
合成したリン酸リチウム複合化合物の粉末のX線回折測定を行い、合成したリン酸リチウム複合化合物の粉末がオリビン構造を有していることを確認した。
(セル(リチウム二次電池)の作製)
表1に示す正極活物質および導電性付与剤を乾式混合し、バインダーであるPVDFを溶解させたN−メチル−2−ピロリドン(NMP)中に均一に分散させスラリーを作製した。導電性付与剤としてはカーボンブラックを用いた。そのスラリーを厚さ正極集電体となるアルミ金属箔(コイン型、円筒型の場合には厚さ20μm、ラミネート型の場合には厚さ25μm)上に塗布後、NMPを蒸発させることにより正極シートとした。正極中の固形分比率は正極活物質:導電性付与剤:PVDF=80:10:10(質量%)とした。
一方、負極活物質としては表1に示すものを用いた。負極活物質として炭素材料を用いる場合、炭素材料:PVDF=90:10(質量%)の比率となるように混合しNMPに分散させ、負極集電体14となる銅箔(コイン型、円筒型の場合には厚さ10μm、ラミネート型の場合には厚さ20μm)上に塗布して作製した。負極活物質として金属リチウムを用いる場合には、銅箔表面に圧延により金属リチウムの厚さが20μmに成形された圧延リチウムシートを用いた。
電解液15は、電解質として1mol/Lの濃度でLiPFが表1に示した溶媒に溶解した電解液を用いた。上記負極と正極とをポリエチレンからなるセパレータ16を介して積層し、上記電解液15を含浸させた後、コイン型二次電池(実施例1〜3及び比較例1〜4)及び円筒型二次電池(実施例4〜15及び20〜23、参考例1〜4並びに比較例5〜13)を作製した。
(充放電試験)
以下の条件で充放電試験を行った。負極活物質として金属リチウムを使った場合(実施例1並びに比較例1及び2)は、温度20℃において、充電レート0.1C、放電レート0.1C、充電終止電圧3.8V、放電終止電圧2.0Vとした。また、負極活物質として金属リチウム以外を用いた場合(実施例2〜15及び20〜23、参考例1〜4並びに比較例3〜13)は、充電レート0.1C、放電レート0.1Cで、充電終止電圧4.0V、放電終止電圧2.5Vとした。ただし、正極活物質がMnを含む場合(実施例20及び22並びに比較例10及び12)においては、充電終止電圧4.2V、放電終止電圧2.5Vとし、正極活物質がCoを含む場合(実施例21及び23並びに比較例11及び13)においては、充電終止電圧4.9V、放電終止電圧3.0Vとした。
(充放電サイクル試験)
以下の条件で充放電サイクル試験を行った。負極活物質として金属リチウムを使った場合(実施例1並びに比較例1及び2)、温度20℃において、充電レート1.0C、放電レート1.0C、充電終止電圧3.8V、放電終止電圧2.0V、とした。容量維持率(%)は100サイクル後の放電容量(mAh)を、10サイクル目の放電容量(mAh)で割った値とした。また、負極活物質として金属リチウム以外を用いた場合(実施例2〜15及び20〜23、参考例1〜4並びに比較例3〜13)は、充電レート1C、放電レート1Cで、充電終止電圧4.0V、放電終止電圧2.5Vとした。容量維持率(%)は300サイクル後の放電容量(mAh)を、10サイクル目の放電容量(mAh)で割った値とした。ただし、正極活物質がMnを含む場合(実施例20及び22並びに比較例10及び12)においては、充電終止電圧4.2V、放電終止電圧2.5Vとし、正極活物質がCoを含む場合(実施例21及び23並びに比較例11及び13)においては、充電終止電圧4.9V、放電終止電圧3.0Vとし、これらの場合、容量維持率(%)は500サイクル後の放電容量(mAh)を、10サイクル目の放電容量(mAh)で割った値とした。
Figure 0004951879
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(Biが存在することによる効果の検証)
Li金属を負極活物質として用い、異種元素としてBiを含有する実施例1で作製したセルにおける初回放電容量および容量維持率は、比較例1および2よりも上回っている。これは、添加した異種元素が、充放電に伴うリチウムイオンの拡散経路の拡張を促し、またその閉塞を抑制し、高いイオン伝導性を維持したためなどと考えられ、さらに異種元素としてBiを用いた場合にその効果が高いことが分かる。
また、黒鉛や非晶質炭素の炭素材料を負極活物質として用いた実施例2および3においても比較例3および4と比べて容量維持率が高いことがわかる。この結果から、黒鉛、非晶質炭素を負極活物質として用いた場合にも、実施例1と同様の効果があることが確認された。
(異種元素の種類における効果の実証)
実施例4における初回放電容量および容量維持率を比較例5〜9と比較すると、実施例4において充放電特性の改善が確認された。この結果より、異種元素としてBiを用いた場合にその効果が最も高いことが分かる。
(添加したBi元素の含有量による効果の検証)
実施例5〜15及び参考例1〜4においては、Biリン酸塩添加によるBi元素の正極活物質中に占める割合を変化させ、実施例4と同様の円筒型二次電池を作製し、評価を行った。初回放電容量は、Bi元素の含有量が0.5%以上8.0%以下(0.005≦y≦0.08)の範囲で、Bi元素を含有しない比較例9よりも大きな放電容量が得られた。さらに、Bi元素の含有量が1.0%以上5.0%以下(0.01≦y≦0.05)の範囲でより大きな放電容量が得られた。300サイクル後の容量維持率は、Bi元素を少なくとも含有すれば(0<y)良好な特性が得られ、Bi元素の含有量が0.1%を越える(0.001<y)場合に良好な特性が得られた。この結果より、Bi元素の含有量は0.5%以上8.0%以下(0.005≦y≦0.08)が好ましく、特に好ましい含有量の範囲は1.0%以上5.0%以下(0.01≦y≦0.05)であることが確認された。
(Feを他の遷移金属元素で置換したリン酸化合物を正極活物質に用いた電池における性能の実証)
実施例20〜23で作製したセルは、比較例10〜13とそれぞれ比較して、初回放電容量およびサイクル試験後の容量維持率が向上している。これらの結果は、本発明で添加したBi元素が、Feを他の遷移金属元素で置換したオリビン構造を有するリン酸化合物含む正極活物質においても、充放電に伴うリチウムイオンの拡散経路の拡張を促し、またその閉塞を抑制し、高いイオン伝導性を維持したためなどと考えられる。これらの結果は、Feを他の遷移金属で置換した場合においても、実施例4と同様の効果があることが確認された。
本発明に係るリチウム二次電池の内部構造の一例についての概略断面図である。 実施例1で正極活物質として作製したLiFe0.95Bi0.05PO4のX線回折パターンである。
符号の説明
11 正極集電体
12 正極活物質を含有する層(正極)
13 負極活物質を含有する層(負極)
14 負極集電体
15 電解液

Claims (4)

  1. 正極と、負極と、少なくとも電解質が溶解された非プロトン性溶媒を含む電解液とを備えた二次電池において、
    前記正極が、リチウムイオンを吸蔵・放出し、かつ下記式(1)で表されるオリビン構造のリン酸リチウム複合化合物からなる正極活物質、を含むことを特徴とするリチウム二次電池。
    Li Me 1−y PO (1)
    (式(1)中、0<z≦1、0<y≦0.1、元素Meは、Mn、Fe、Co、及びNiからなる群から選択される少なくとも一種の元素を表し、元素Xは、少なくともBiを含み、さらに、La、Ce、Sr、Nd、及びSmから選ばれる少なくとも一種の元素を含んでいても良い元素を表す。)
  2. 前記負極が、リチウムイオンを吸蔵・放出できる負極活物質として、炭素材料を含むことを特徴とする請求項1に記載のリチウム二次電池。
  3. 前記炭素材料が、黒鉛又は非晶質炭素であることを特徴とする請求項に記載のリチウム二次電池。
  4. リチウムイオンを吸蔵・放出し、かつ下記式(1)で表されるオリビン構造のリン酸リチウム複合化合物からなるリチウム二次電池用正極活物質。
    Li Me 1−y PO (1)
    (式(1)中、0<z≦1、0<y≦0.1、元素Meは、Mn、Fe、Co、及びNiからなる群から選択される少なくとも一種の元素を表し、元素Xは、少なくともBiを含み、さらに、La、Ce、Sr、Nd、及びSmから選ばれる少なくとも一種の元素を含んでいても良い元素を表す。)
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