JP5066624B2 - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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図1は画像形成装置の一例であるカラープリンタを示す概略図である。ここに示した画像形成装置は、その装置本体1内に配置された4つの感光体3を有し、その各感光体上にイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。ここでは、各感光体3がドラム状に構成されているが、無端ベルトより成る感光体を用いることもできる。またこれらの感光体を識別する必要のあるときは、これらに符号3Y,3M,3C,3BKを付し、これらを特に識別する必要がないときは、その感光体に符号3を付して示すことにする。 感光体3Y〜3BKに対向して転写材の一例である中間転写体4が配置され、ここに示した中間転写体4は、複数の支持ローラ5,6に巻き掛けられて矢印A方向に走行駆動される無端ベルトにより構成されている。なお、感光体3は図中に示す中間転写体4上に配置する色順でなくてもよい。
図2は、この感光体3Yと、そのまわりに配置されたプロセス機器の拡大図であり、該感光体3Yは図1及び図2における時計方向に回転駆動される。このとき帯電装置ローラ7によって感光体表面が所定の極性に均一に帯電され、帯電された感光体3Yの帯電面には、図1に示した露光装置8から出射する書き込み光(この例ではレーザビーム)Lが照射される。これによって感光体3Yに静電潜像が形成され、その静電潜像が現像装置9によってイエロートナー像として可視像化される。ここに示した現像装置9は現像ローラ90、アジテータ92、攪拌ローラ93、94及びトナー供給ローラ95を備えている。
駆動伝達部のギヤ列30は、図3に示すように、プロセスカートリッジ20の一側部、すなわちプロセスカートリッジ20を装置本体1に装着する際の、奥側の一側部に設けられている。そして、プロセスカートリッジ20が正しく装着されると、図21に示すように、ギヤ列30の1つのギヤが本体駆動ギヤGと噛み合う。本実施形態のプロセスカートリッジ20は、ギヤ列30がプロセスカートリッジ20の側壁21の外側に設けられ、ギヤ列30は側板部22によって覆われていることにより、ギヤ列30がギヤボックス内に設けられた構成になっている。そして、この側板部22には図3及び図4に示すように、空気吸入口23と空気排出口24が設けられてあり、空気が空気吸入口23からギヤボックス内に入り、ギヤ列30に沿って流れ、空気排出口24へと流れることが可能な構成となっている。なお、図21にはプロセスカートリッジ20をほぼ水平方向にスライドさせて装置本体1に装着するタイプであるが、図22に示すようにプロセスカートリッジ20を上方から装置本体1に装着するタイプであっても、ギヤ列30の1つのギヤが奥側の本体駆動ギヤGと噛み合うように構成されている。
図10は、本発明の他の実施形態を示す断面説明図で、空気排出口24に開閉自在の遮蔽部材27が設けられている。空気排出口24は遮蔽部材27が閉じられている状態では取扱者がギヤに触れることを回避できており、遮蔽部材27が開いている状態では開口面積を大きくとることができるので、安全により多くの空気を流すことができる構成である。
図12及び図13において、画像形成装置の装置本体1側には給気側経路16と排気側経路17が設けられており、プロセスカートリッジ20が装置本体1に装着された際、給気側経路16がプロセスカートリッジ20の空気吸入口23と、排気側経路17が空気排出口24とそれぞれ対向する構成となっている。
このように構成すると、4個のプロセスカートリッジ20Y,20M,20C,20BKの連なる方向で加熱定着部側の端部に排出口が備わる構成とすることで、少ないスペースでプロセスカートリッジから加熱定着部の順に冷却する構成を実現できるとともに、気流経路の下流側に加熱定着部が配置されることでプロセスカートリッジ駆動部に加熱定着部の影響を受けにくい構成にすることができる。
本実施形態のプロセスカートリッジ100は、図23及び図24に示すように、感光体、現像ローラ等を駆動するギヤ列110はその側壁101の外側に設けられ側板部102によって覆われている。この側板部102には、ほぼ直方体に形成されているプロセスカートリッジ本体の長手方向の側面に沿った面に空気吸入口103に設けられ、空気排出口104は短方向の面に設けられている。そして、空気排出口104は図12ないし図17に示すファンモータ18を設けた経路17と連通し、該ファンモータが駆動することにより、図25に示すように、空気が空気吸入口103からギヤボックス内を入り、ギヤ列110に沿って流れ空気排出口104へと流れる際、ギヤ背面に隠れた軸受ないしプロセスカートリッジ100の側壁101とギヤの摺動部を冷却する流路を形成することが可能な構成となっている。
図27に示したプロセスカートリッジ100はほぼ直方体に形成され、その長手方向において両側板部102,102Aを除いたほぼ全長に渡る断面くの字状のくぼみ120が形成されている。そして、このくぼみ120は図28及び図29に示すように、その一部が隣接するプロセスカートリッジ100の空気吸入口103と向い合う。このことにより、隣接するプロセスカートリッジ100や画像形成装置の構成要素である壁間にできる空隙121が生じ、上記した空気吸入口103から空気を吸入しにくくなるという問題が解消することができる。
さらに、くぼみ120は図29に示すように、帯電装置7の上方に位置するので、帯電装置7の上方の仕切りを図26に示すような複数の穴の集合体を形成したシール部材122で構成すると、帯電装置7の製造時、金属部材と弾性部材固定するため接着剤から発生する物質をプロセスカートリッジから機外へ排出することができる。こうした物質は充満した雰囲気中に感光体3を暴露させると雰囲気中で生成された化合物が感光体3上の付着し、白抜けなどの異常画像が発生させる恐れがあるが、本実施形態では空隙121が空気の流路であるので容易に排出できる。
3 感光体
4 中間転写体
20 100 プロセスカートリッジ
21 101 プロセスカートリッジの側壁
22 102 側板部
23 103 空気吸入口
24 104 空気排出口
25 フィルター部材
27 遮蔽部材
30 ギヤ列
120 くぼみ
121 空隙
200 電気接点
Claims (6)
- 複数のカートリッジが装着可能であって、該カートリッジの一側面に備えられる電気接点と接触する接触端子が設けられている画像形成装置本体に対して着脱可能に装着されるカートリッジにおいて、
前記カートリッジには、当該カートリッジの外部に通ずる空気排出口が形成され、
該空気排出口は前記電気接点を設けた側面で、且つ当該電気接点よりも上方に形成されていることを特徴としたカートリッジ。 - 請求項1に記載のカートリッジにおいて、前記カートリッジは画像形成装置本体の上方から着脱可能に装着されることを特徴とするカートリッジ。
- 請求項1に記載のカートリッジにおいて、当該カートリッジの外部と通ずる空気吸入口を備え、該空気吸入口は前記空気排出口よりも下方に配置されていることを特徴とするカートリッジ。
- 請求項1に記載のカートリッジにおいて、前記電気接点が給電装置であることを特徴とするカートリッジ。
- 請求項1に記載のカートリッジにおいて、上記電気接点が記録媒体であることを特徴としたプロセスカートリッジ。
- 画像形成装置本体に着脱可能に装着されるカートリッジに前記排気経路と対向する空気排出口を形成し、該空気排出口の下方に前記画像形成装置本体の接触端子と接触する電気接点が設けられるカートリッジが着脱可能に装着されることを特徴とする画像形成装置。
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