JP2022012153A - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数サイズのプロセスカートリッジを選択的に装着可能な画像形成装置において、プロセスカートリッジを効率的に冷却することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置Aにおいて、プロセスカートリッジ10が装着されているとき、吸気部から画像形成装置Aの内部に取り込まれた空気がプロセスカートリッジ10の筐体10a、接触部52、アーム部51によって囲まれた空間H1を流れて排気部から排気され、プロセスカートリッジ10よりも筐体が大きいプロセスカートリッジ20が装着されているとき、吸気部から画像形成装置Aの内部に取り込まれた空気がプロセスカートリッジ20の筐体20a、接触部53、アーム部51によって囲まれた空間H3を流れて排気部から排気される。【選択図】図2
Description
本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)などの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、感光体や、感光体にトナーを供給する現像装置を備え、画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジを有する構成が広く知られている。プロセスカートリッジは、画像形成時に電力が供給されることにより発熱する。プロセスカートリッジが発熱して高温となる場合、プロセスカートリッジに収容されているトナーが溶融し、トナーの詰まりの発生や画像品質に悪影響を与えるおそれがある。
これに対して特許文献1では、複数のプロセスカートリッジが複数の装着部にそれぞれ装着される画像形成装置において、プロセスカートリッジの発熱による昇温を抑制するための構成として次の構成が開示されている。特許文献1の構成は、各々のプロセスカートリッジに対し、互いに隣接するプロセスカートリッジとの間で画像形成装置の外部から内部へ取り込まれた空気の流路を形成するためのエア通路形成部材を設ける。そしてエア通路形成部材を用いて画像形成装置の外部から内部へ取り込まれた空気を互いに隣接するプロセスカートリッジの間に流すことにより、プロセスカートリッジが空冷されて昇温が抑制される。
電子写真方式の画像形成装置においては、複数のサイズのプロセスカートリッジを選択的に装着可能な構成が知られている。ここでいう複数のサイズのプロセスカートリッジとは、例えば通常のプロセスカートリッジと、通常のプロセスカートリッジより大きな筐体を有し、通常のプロセスカートリッジより多くのトナーが収容される大容量プロセスカートリッジである。
このような複数のサイズのプロセスカートリッジを選択的に装着可能な画像形成装置においても上述したプロセスカートリッジの発熱による昇温を抑制する必要がある。しかし特許文献1の構成では、エア通路形成部材を用いて複数のプロセスカートリッジを効率的に冷却することはできるものの、選択的に装着される複数サイズのプロセスカートリッジのそれぞれを効率的に冷却することはできない。
そこで本発明は、複数サイズのプロセスカートリッジを選択的に装着可能な画像形成装置において、プロセスカートリッジを効率的に冷却することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、第1感光体と該第1感光体に現像剤を付着させる第1現像部を備える第1プロセスカートリッジと、第2感光体と該第2感光体に現像剤を付着させる第2現像部を備え、前記第1プロセスカートリッジよりも筐体のサイズが大きい第2プロセスカートリッジと、を選択的に装着可能な画像形成装置において、前記第1プロセスカートリッジが装着されたとき、前記第1プロセスカートリッジの筐体に接触する第1接触部材と、前記第2プロセスカートリッジが装着されたとき、前記第2プロセスカートリッジの筐体に接触する第2接触部材と、前記第1接触部材及び前記第2接触部材を支持する支持部材と、ファンにより生成された気流によって前記画像形成装置の外部から内部へ空気を取り込む吸気部と、前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気を前記画像形成装置の外部へ排気する排気部と、を備え、前記第1プロセスカートリッジが装着されているとき、前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気は、前記第1プロセスカートリッジの筐体、前記第1接触部材、前記支持部材によって囲まれた空間を流れて前記排気部から排気され、前記第2プロセスカートリッジが装着されているとき、前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気は、前記第2プロセスカートリッジの筐体、前記第2接触部材、前記支持部材によって囲まれた空間を流れて前記排気部から排気されることを特徴とする。
本発明によれば、複数のサイズのプロセスカートリッジを選択的に装着可能な画像形成装置において、プロセスカートリッジを効率的に冷却することができる。
(第1実施形態)
<画像形成装置>
以下、まず本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を画像形成時の動作とともに図面を参照しながら説明する。なお、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置>
以下、まず本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を画像形成時の動作とともに図面を参照しながら説明する。なお、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1、図2は、画像形成装置Aの断面概略図である。本実施形態では、画像形成装置Aの一つの装着部(不図示)に対し、筐体のサイズが異なるプロセスカートリッジ10(第1プロセスカートリッジ)とプロセスカートリッジ20(第2プロセスカートリッジ)が選択的に着脱可能な構成である。なお、画像形成システムが、画像形成装置Aとプロセスカートリッジ10、20から構成されていると言うこともできる。図1は、画像形成装置Aにプロセスカートリッジ10が装着された状態を示す。図2は、画像形成装置Aにプロセスカートリッジ20が装着された状態を示す。
図1、図2に示す様に、画像形成装置Aは、シートS上に現像剤であるトナーを用いてトナー像を形成する画像形成部100を備える。画像形成部100は、転写ローラ91、レーザスキャナユニット30、プロセスカートリッジ10又はプロセスカートリッジ20を有する。
プロセスカートリッジ10は、感光ドラム11(第1感光体)、帯電ローラ12、現像ローラ14aを有する現像装置14(第1現像部)を備える。プロセスカートリッジ20は、感光ドラム21(第2感光体)、帯電ローラ22、現像ローラ24aを有する現像装置24(第2現像部)を備える。プロセスカートリッジ20は、その筐体20aがプロセスカートリッジ10の筐体10aより大きく、内部に収容されているトナーの量が多い大容量プロセスカートリッジであり、その他の構成はプロセスカートリッジ10の構成と同様である。画像形成装置Aは、装着部(不図示)にプロセスカートリッジ10又はプロセスカートリッジ20が装着された状態で後述する画像形成動作を実行する。
また画像形成装置Aは、フロントカバー40を備える。フロントカバー40は、支持部41に回動可能に支持されており、支持部41を中心に開位置と閉位置との間を回動する。フロントカバー40が閉位置から開位置に回動することにより、画像形成装置Aの内部に通じる不図示の開口部が形成される。ユーザは、不図示の開口部から画像形成装置Aの内部にアクセスし、プロセスカートリッジ10やプロセスカートリッジ20の着脱を行う。
また画像形成装置Aは、枠体として右側板(不図示)、左側板2、左側板2に固定された中央フレーム3及びスキャナフレーム31を備える。スキャナフレーム31は、レーザスキャナユニット30を支持する。左側板2には、貫通孔2a、2bが形成されている。画像形成装置Aにプロセスカートリッジ10が装着されているとき、貫通孔2aは感光ドラム11の近傍に位置し、貫通孔2bは現像装置14の近傍に位置する。画像形成装置Aにプロセスカートリッジ20が装着されているとき、貫通孔2aは感光ドラム21の近傍に位置し、貫通孔2bは現像装置24の近傍に位置する。貫通孔2a、2bの機能については後述する。
中央フレーム3は、ダクトユニット50を支持する。ダクトユニット50は、中央フレーム3の支持部3aに回動可能に支持されたアーム部51と、アーム部51に支持された接触部52、53と、中央フレーム3及びアーム部51に固定されたバネ54から構成される。中央フレーム3とアーム部51(支持部材)は、プロセスカートリッジ10、20の不図示の装着部への挿入方向(図4に示す矢印K1方向)に延びる部分を有する。
接触部52(第1接触部材)は、モールドやゴム材などの弾性体で形成され、画像形成装置Aの装着部(不図示)に装着された状態のプロセスカートリッジ10の筐体10aに接触する。接触部53(第2接触部材)は、モールドやゴム材などの弾性体で形成され、画像形成装置Aの装着部(不図示)に装着された状態のプロセスカートリッジ20の筐体20aに接触する。プロセスカートリッジ10、20における不図示の装着部への挿入方向において、接触部53は接触部52の上流側に配置されている。
バネ54(付勢手段)は、アーム部51を上方に向かって付勢する。このバネ54の付勢力は、支持部3aを中心にアーム部51を矢印R1方向に回動させるモーメントM1を発生させる。このモーメントM1により、プロセスカートリッジ10が装着部(不図示)に装着された状態で接触部52がプロセスカートリッジ10の筐体10aに付勢される。またプロセスカートリッジ20が装着部(不図示)に装着された状態で接触部53がプロセスカートリッジ20の筐体20aに付勢される。なお、バネ54の弾性力は、接触部52、53を支持した状態のアーム部51を持ち上げられる程度の力に設定されている。ダクトユニット50の機能については後述する。
次に、画像形成動作について説明する。なお、以下では画像形成装置Aにプロセスカートリッジ10が装着されている場合を例示して説明するものの、プロセスカートリッジ20が装着されている場合も同様である。まず不図示の制御部に画像形成ジョブ信号が入力されると、シートカセット83に収納されているシートSがピックアップローラ81、給送ローラ80によってレジストローラ62に搬送される。次に、シートSは、レジストローラ62により所定のタイミングで、感光ドラム1と転写ローラ91によって形成された転写ニップ部に送り込まれる。
一方、画像形成部100においては、まず帯電ローラ12に電圧が印加されることで、帯電ローラ12と接触する感光ドラム11の表面が帯電させられる。その後、レーザスキャナユニット30が不図示の外部機器から送信された画像データに応じて感光ドラム11の表面にレーザ光を照射する。これにより感光ドラム11の表面電位が部分的に低下して画像データに応じた静電潜像が感光ドラム11の表面に形成される。
次に、現像装置14において現像ローラ14aから感光ドラム11の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させることによりトナー像が形成される。その後、感光ドラム11の表面上のトナー像は、感光ドラム11の回転によって転写ニップ部に送り込まれる。トナー像が転写ニップ部に到着すると、転写ローラ91にトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されることでトナー像がシートSに転写される。
次に、トナー像が転写されたシートSは、定着装置13に送り込まれる。そして定着装置13においてシートS上のトナー像が加熱、加圧される定着処理が施されることによってシートSに担持されたトナー像が溶融してシートSに定着される。その後、トナー像が定着されたシートSは、排出ローラ61によって排出部65に排出される。
<冷却構成>
プロセスカートリッジ10、20に電力が供給されると、プロセスカートリッジ10、20は発熱する。プロセスカートリッジ10、20が発熱によって昇温して高温となる場合、プロセスカートリッジ10、20に収容されているトナーが溶融し、トナーの詰まりの発生や画像品質に悪影響を与えるおそれがある。そこで画像形成装置Aは、プロセスカートリッジ10、20を冷却する構成を備えている。以下、プロセスカートリッジ10、20を冷却する構成について説明する。
プロセスカートリッジ10、20に電力が供給されると、プロセスカートリッジ10、20は発熱する。プロセスカートリッジ10、20が発熱によって昇温して高温となる場合、プロセスカートリッジ10、20に収容されているトナーが溶融し、トナーの詰まりの発生や画像品質に悪影響を与えるおそれがある。そこで画像形成装置Aは、プロセスカートリッジ10、20を冷却する構成を備えている。以下、プロセスカートリッジ10、20を冷却する構成について説明する。
図3は、左側面側の外装を取り外した状態の画像形成装置Aの斜視図である。図3に示す様に、画像形成装置Aの左側板2には、左側面側の外装(不図示)に形成された不図示の吸気口(吸気部)に接続され、吸気口を介して画像形成装置Aの外部の空気が取り込まれるダクト57が取り付けられている。左側板2は、ダクト57の側壁の一部を兼ねている。またダクト57の内部には、上述した不図示の吸気口からダクト57の内部へ外気を取り入れるための気流を生成するファン56が設けられている。即ち、ファン56は、画像形成装置Aの外部の空気を内部へ取り込むための気流を生成する。
ファン56は、不図示の制御部により、画像形成装置Aによって画像形成動作が行われている間は回転(稼働)し、画像形成動作が終了すると停止するように制御されている。ファン56が回転し、画像形成装置Aの外部からダクト57に取り入れられた空気は、ダクト57の内部を移動して、左側板2に形成された貫通孔2a、2b(図1、図2)に送られる。その後、貫通孔2aを通過した空気は、感光ドラム11又は感光ドラム21の周囲に送られて感光ドラム11又は感光ドラム21を空冷する。また貫通孔2bを通過した空気は、現像装置14又は現像装置24の周囲に送られて現像装置14又は現像装置24を空冷する。
ここで貫通孔2bを通過して現像装置14、24の周囲に送られる空気は、ダクトユニット50により形成された流路を通過してプロセスカートリッジ10、20を空冷し、画像形成装置Aの外部に排気される。ダクトユニット50は、プロセスカートリッジ10、20をそれぞれ効率的に空冷するために、プロセスカートリッジ10が装着された場合とプロセスカートリッジ20が装着された場合とで異なる空気の流路を形成する。以下、ダクトユニット50により形成される空気の流路について説明する。
まずプロセスカートリッジ10を装着する場合のダクトユニット50の構成について説明する。図4、図5は、画像形成装置Aの断面概略図であって、プロセスカートリッジ10が装着される様子を図4、図5の順に示す図である。図6は、画像形成装置Aの不図示の装着部にプロセスカートリッジ10が装着された状態のプロセスカートリッジ10の周囲の斜視図である。
図4に示す様に、プロセスカートリッジ10を不図示の装着部に装着する場合、ユーザはフロントカバー40を閉位置から開位置に移動させて形成された不図示の開口部から画像形成装置Aの内部へプロセスカートリッジ10を挿入する。次に、ユーザは、画像形成装置Aの内部において、プロセスカートリッジ10を不図示の装着部に向かって図3に示す矢印K1方向へ移動させる。
ユーザがプロセスカートリッジ10を矢印K1方向に移動させると、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部が、接触部53のカム面53aに接触する。この時、カム面53aには、ユーザがプロセスカートリッジ10を押圧する矢印K1方向の力とプロセスカートリッジ10の自重による鉛直方向の下方への力との合力F1がかかる。この合力F1は、支持部3aを中心にアーム部51を矢印R2方向に回動させるモーメントM2を発生させる。ここでユーザは、プロセスカートリッジ10が装着部に到達するまでプロセスカートリッジ10を矢印K1方向に押圧するため、モーメントM2の大きさは上述したバネ54の付勢力によって発生するモーメントM1より大きくなる。従って、アーム部51にはモーメントM2が作用し、アーム部51は矢印R2方向に回動する。
次に、図5に示す様に、ユーザがプロセスカートリッジ10を接触部52の上方の位置まで矢印K1方向に更に移動させると、接触部53からプロセスカートリッジ10の筐体10aが離間する。接触部53からプロセスカートリッジ10が離間すると、アーム部51にはモーメントM2が作用せずにモーメントM1のみ作用することになるため、アーム部51はモーメントM1の作用によって支持部3aを中心に矢印R1方向に回動する。このようにアーム部51が回動することで、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部に接触部52が接触する。
次に、ユーザがプロセスカートリッジ10を矢印K1方向へ更に移動させると、プロセスカートリッジ10は不図示の装着部に到達して装着部に装着され、画像形成装置Aは図1に示す状態となる。その後、ユーザがフロントカバー40を開位置から閉位置に移動させることによりプロセスカートリッジ10の装着作業が完了する。
ここでプロセスカートリッジ10が不図示の装着されているとき、プロセスカートリッジ10の筐体10a下端部は、接触部53に対向及び接触せずに、接触部52に接触した状態となっている。これによりプロセスカートリッジ10の筐体10aの下方には、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部、アーム部51、接触部52によって囲まれた空間H1が形成される。上述した通り、画像形成装置Aによって画像形成動作が行われている間、ファン56は稼働し、ファン56によって生成された気流により画像形成装置Aの外部の空気がダクト57に取り込まれる。そしてダクト57に取り込まれた空気の一部は、貫通孔2bを通り、プロセスカートリッジ10の下方の空間H1に送られる。即ち、ダクト57は、画像形成装置Aの外部から内部へ取り込まれた空気を空間H1に案内する。
図6に示す様に、空間H1に送られた空気は、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部、アーム部51、接触部52により塞き止められて、空間H1をプロセスカートリッジ10の長手方向である矢印P1方向に流れる。具体的には、空間H1を流れる空気は、接触部52によって塞き止められることによりプロセスカートリッジ10よりフロントカバー40側の空間H2に流入せずに空間H1に留まる。即ち、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部、アーム部51、接触部52はそれぞれがダクトの壁として機能して空気流路を形成する。こうして空間H1を空気が流れることによりプロセスカートリッジ10が長手方向に亘って空冷される。プロセスカートリッジ10を空冷した空気は、右側板(不図示)に形成された貫通孔(不図示)を通り、画像形成装置Aの右側面側の外装に形成された排気口(不図示)から画像形成装置Aの外部に排気される。
なお、プロセスカートリッジ10を画像形成装置Aから取り外す場合、上述したプロセスカートリッジ10の装着動作とは逆の動作が行われる。即ち、ユーザは不図示の装着部に装着されているプロセスカートリッジ10を図3に示す矢印K2方向に移動させて、不図示の開口部からプロセスカートリッジ10を取り出す。プロセスカートリッジ10を取り外すとき、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部が接触部53のカム面53bに接触することにより、カム面53aに接触した時の同様のメカニズムによりアーム部51が矢印R2方向に回動する。その後、ユーザがプロセスカートリッジ10を矢印K2方向に移動させることによってプロセスカートリッジ10が接触部52から離間すると、アーム部51はモーメントM1の作用によって支持部3aを中心に矢印R1方向に回動し元の位置に戻る。
次に、プロセスカートリッジ20を装着する場合のダクトユニット50の構成について説明する。図7は、画像形成装置Aの断面概略図であって、プロセスカートリッジ20が装着されている途中の様子を示す図である。図8は、画像形成装置Aの不図示の装着部にプロセスカートリッジ20が装着された状態のプロセスカートリッジ20の周囲の斜視図である。
図7に示す様に、プロセスカートリッジ20を不図示の装着部に装着する場合、ユーザはフロントカバー40を閉位置から開位置に移動させて形成された不図示の開口部から画像形成装置Aの内部へプロセスカートリッジ20を挿入する。次に、ユーザは、画像形成装置Aの内部において、プロセスカートリッジ20を不図示の装着部に向かって図7に示す矢印K1方向へ移動させる。
ユーザがプロセスカートリッジ20を矢印K1方向に移動させると、プロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部が、接触部53のカム面53aに接触する。これによりプロセスカートリッジ10を装着する際と同様のメカニズムによってアーム部51に支持部3aを中心に矢印R2方向に回動させるモーメントが作用し、アーム部51が矢印R2方向に回動する。
次に、ユーザがプロセスカートリッジ20を矢印K1方向に更に移動させると、プロセスカートリッジ20は不図示の装着部に到達して装着部に装着され、画像形成装置Aは図2に示す状態となる。その後、ユーザがフロントカバー40を開位置から閉位置に移動させることによりプロセスカートリッジ20の装着作業が完了する。
ここでプロセスカートリッジ20が不図示の装着されているとき、プロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部は、接触部52に対向するものの接触せずに、接触部53に接触した状態となっている。これは接触部53の高さが接触部52の高さより高いためである。これによりプロセスカートリッジ20の筐体20aの下方には、プロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部、アーム部51、接触部53によって囲まれた空間H3が形成される。上述した通り、画像形成装置Aによって画像形成動作が行われている間、ファン56は稼働し、ファン56によって生成された気流により画像形成装置Aの外部の空気がダクト57に取り込まれる。そしてダクト57に取り込まれた空気の一部は、貫通孔2bを通り、プロセスカートリッジ20の下方の空間H3に送られる。即ち、ダクト57は、画像形成装置Aの外部から内部へ取り込まれた空気を空間H3に案内する。
図8に示す様に、空間H3に送られた空気は、プロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部、アーム部51、接触部53により塞き止められて、空間H3をプロセスカートリッジ20の長手方向である矢印P2方向に流れる。具体的には、空間H3を流れる空気は、接触部52によって塞き止められることによりプロセスカートリッジ10よりフロントカバー40側の空間H2に流入せずに空間H1に留まる。即ち、プロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部、アーム部51、接触部53はそれぞれがダクトの壁として機能して空気流路を形成する。こうして空間H3を空気が流れることによりプロセスカートリッジ20が長手方向に亘って空冷される。プロセスカートリッジ20を空冷した空気は、右側板(不図示)に形成された貫通孔(不図示)を通り、画像形成装置Aの右側面側の外装に形成された不図示の排気口(排気部)から画像形成装置Aの外部に排気される。
以上説明した通り、本実施形態に係る画像形成装置Aにおいては、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部と、ダクトユニット50のアーム部51及び接触部52を用いて、プロセスカートリッジ10を空冷するため空気の流路を形成する。またプロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部と、ダクトユニット50のアーム部51及び接触部53を用いて、プロセスカートリッジ20を空冷するため空気の流路を形成する。このような構成により、複数のサイズのプロセスカートリッジ10、20を選択的に装着可能な画像形成装置Aにおいて、プロセスカートリッジ10、20を効率的に冷却することができる。従って、プロセスカートリッジ10、20の昇温が抑制され、プロセスカートリッジ10、20に収容されているトナーの溶融を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る画像形成装置の第2実施形態について図を用いて説明する。第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、本発明に係る画像形成装置の第2実施形態について図を用いて説明する。第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図9、図10は、本実施形態に係る画像形成装置Aの断面概略図である。図9は、プロセスカートリッジ10が装着された状態を示す。図10は、プロセスカートリッジ20が装着された状態を示す。図9、図10に示す様に、本実施形態の構成は、第1実施形態の構成に対し、ダクトユニット50の代わりに、モールドやゴム材などの弾性体で形成された弾性部材71、72を中央フレーム3(支持部材)に設ける構成である。プロセスカートリッジ10、20における不図示の装着部への挿入方向(図9、図10に示す矢印K1方向)において、弾性部材72(第2接触部材)は、弾性部材71(第1接触部材)の上流側の位置で中央フレーム3に支持されている。またプロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部には、切り欠き部20a1が形成されている。その他の構成は、第1実施形態の構成と同様である。
図9に示す様に、プロセスカートリッジ10は、フロントカバー40が閉位置から開位置に移動されることにより形成される不図示の開口部から不図示の装着部に向かって矢印K1方向に挿入されることで、不図示の装着部に装着される。プロセスカートリッジ10が不図示の装着部に装着されているとき、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部は、弾性部材72に対向及び接触せずに、弾性部材71に接触した状態となっている。これによりプロセスカートリッジ10の筐体10aの下方には、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部、中央フレーム3、弾性部材71によって囲まれた空間H5が形成される。
上述した通り、画像形成装置Aによって画像形成動作が行われている間、ファン56は稼働し、ファン56によって生成された気流により画像形成装置Aの外部の空気がダクト57に取り込まれる。そしてダクト57に取り込まれた空気の一部は、貫通孔2bを通り、プロセスカートリッジ10の下方の空間H5に送られる。即ち、ダクト57は、画像形成装置Aの外部から内部へ取り込まれた空気を空間H5に案内する。
空間H5に送られた空気は、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部、中央フレーム3、弾性部材71により塞き止められて、空間H5をプロセスカートリッジ10の長手方向に流れる。具体的には、空間H5を流れる空気は、弾性部材71によって塞き止められることによりプロセスカートリッジ10よりフロントカバー40側の空間に流入せずに空間H5に留まる。即ち、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部、中央フレーム3、弾性部材71はそれぞれがダクトの壁として機能して空気流路を形成する。こうして空間H5を空気が流れることによりプロセスカートリッジ10が長手方向に亘って空冷される。プロセスカートリッジ10を空冷した空気は、右側板(不図示)に形成された貫通孔(不図示)を通り、画像形成装置Aの右側面側の外装に形成された排気口(不図示)から画像形成装置Aの外部に排気される。
また図10に示す様に、プロセスカートリッジ20は、フロントカバー40が閉位置から開位置に移動されることにより形成される不図示の開口部から不図示の装着部に向かって矢印K1方向に挿入されることで不図示の装着部に装着される。プロセスカートリッジ20が不図示の装着部に装着されているとき、プロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部は、弾性部材71に対向するものの接触せずに、弾性部材72に接触した状態となっている。プロセスカートリッジ20の筐体20aが弾性部材71に接触しないのは、プロセスカートリッジ20が不図示の装着部に装着されているとき、弾性部材71の位置に切り欠き部20a1が位置するためである。これによりプロセスカートリッジ20の筐体20aの下方には、プロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部、中央フレーム3、弾性部材72によって囲まれた空間H6が形成される。
上述した通り、画像形成装置Aによって画像形成動作が行われている間、ファン56は稼働し、ファン56によって生成された気流により画像形成装置Aの外部の空気がダクト57に取り込まれる。そしてダクト57に取り込まれた空気の一部は、貫通孔2bを通り、プロセスカートリッジ20の下方の空間H6に送られる。即ち、ダクト57は、画像形成装置Aの外部から内部へ取り込まれた空気を空間H6に案内する。
空間H6に送られた空気は、プロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部、中央フレーム3、弾性部材72により塞き止められて、空間H6をプロセスカートリッジ20の長手方向に流れる。具体的には、空間H6を流れる空気は、弾性部材72によって塞き止められることによりプロセスカートリッジ20よりフロントカバー40側の空間に流入せずに空間H6に留まる。即ち、プロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部、中央フレーム3、弾性部材72はそれぞれがダクトの壁として機能して空気流路を形成する。ここで矢印K1方向と直交する方向に関し、筐体20aの切り欠き部20a1と弾性部材71との間の距離L1は、筐体20aにおける切り欠き部20a1以外の部分と中央フレーム3との間の距離L2より広くなるように構成されている。このため、空間H6において空気が全体に広がりやすくなる。こうして空間H6を空気が流れることによりプロセスカートリッジ20が長手方向に亘って空冷される。プロセスカートリッジ20を空冷した空気は、右側板(不図示)に形成された貫通孔(不図示)を通り、画像形成装置Aの右側面側の外装に形成された排気口(不図示)から画像形成装置Aの外部に排気される。
以上説明した通り、本実施形態に係る画像形成装置Aにおいては、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部、中央フレーム3、弾性部材71を用いて、プロセスカートリッジ10を空冷するための空気の流路を形成する。またプロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部、中央フレーム3、弾性部材72を用いて、プロセスカートリッジ20を空冷するための空気の流路を形成する。このような構成により、複数のサイズのプロセスカートリッジ10、20を選択的に装着可能な画像形成装置Aにおいて、装着されているプロセスカートリッジ10、20を効率的に冷却することができる。従って、プロセスカートリッジ10、20の昇温が抑制され、プロセスカートリッジ10、20に収容されているトナーの溶融を抑制することができる。
なお、第1実施形態、第2実施形態では、プロセスカートリッジ10、20の筐体10a、20aに接触して空気の流路を形成する部材として、弾性体で形成されている接触部52、53、及び、弾性部材71、72を用いる構成について説明した。しかしながら、接触部52、53、及び、弾性部材71、72は、プロセスカートリッジ10、20の筐体10a、20aに接触して空気の流路を形成できる構成であれば、必ずしも弾性体である必要はない。但し、プロセスカートリッジ10、20と接触部52、53又は弾性部材71、72との間で密着性が高めて空気の漏れを抑制するために、接触部52、53、及び、弾性部材71、72を弾性体で形成する構成の方が好ましい。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る画像形成装置の第3実施形態について図を用いて説明する。第1実施形態、第2実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、本発明に係る画像形成装置の第3実施形態について図を用いて説明する。第1実施形態、第2実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図11は、本実施形態に係るプロセスカートリッジ10、及び、プロセスカートリッジ20の斜視図である。図12、図13は、本実施形態に係る画像形成装置Aの断面概略図である。図12は、プロセスカートリッジ10が装着された状態を示す。図13は、プロセスカートリッジ20が装着された状態を示す。
図11に示す様に、本実施形態に係るプロセスカートリッジ10、20の構成は、第1実施形態の構成に対し、筐体10a、20aの形状が異なる。具体的には、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下端部であり、プロセスカートリッジ10の不図示の装着部への挿入方向の上流側の端部には、該挿入方向と直交(交差)に突出するリブ10x(第1突出部)が形成されている。またプロセスカートリッジ20の筐体20aの下端部であり、プロセスカートリッジ20の不図示の装着部への挿入方向の上流側の端部には、該挿入方向と直交(交差)に突出するリブ20x(第2突出部)が形成されている。その他の構成は、第1実施形態の構成と同様である。
また図12、図13に示す様に、本実施形態に係る画像形成装置Aのプロセスカートリッジ10、20以外の構成は、第1実施形態の構成に対し、ダクトユニット50を取り除いた構成である。その他の構成は、第1実施形態の構成と同様である。
図12に示す様に、プロセスカートリッジ10は、フロントカバー40が閉位置から開位置に移動されることにより形成される不図示の開口部から不図示の装着部に向かって矢印K1方向に挿入されることで、不図示の装着部に装着される。プロセスカートリッジ10が不図示の装着部に装着されているとき、プロセスカートリッジ10の筐体10aのリブ10xは、中央フレーム3(接触部材)に接触した状態となっている。これによりプロセスカートリッジ10の筐体10aの下方には、リブ10xを含むプロセスカートリッジ10の筐体10aと中央フレーム3によって囲まれた空間H7が形成される。換言すれば、プロセスカートリッジ10の筐体10aの下方には、プロセスカートリッジ10の筐体10aにおけるリブ10x、及び、矢印K1方向においてリブ10xと隣接した部分と、中央フレーム3によって囲まれた空間H7が形成される。
上述した通り、画像形成装置Aによって画像形成動作が行われている間、ファン56は稼働し、ファン56によって生成された気流により画像形成装置Aの外部の空気がダクト57に取り込まれる。そしてダクト57に取り込まれた空気の一部は、貫通孔2bを通り、プロセスカートリッジ10の下方の空間H7に送られる。即ち、ダクト57は、画像形成装置Aの外部から内部へ取り込まれた空気を空間H7に案内する。
空間H7に送られた空気は、リブ10xを含むプロセスカートリッジ10の筐体10aと中央フレーム3により塞き止められて、空間H7をプロセスカートリッジ10の長手方向に流れる。具体的には、空間H7を流れる空気は、リブ10xによって塞き止められることによりプロセスカートリッジ10よりフロントカバー40側の空間に流入せずに空間H7に留まる。即ち、リブ10xを含むプロセスカートリッジ10の筐体10aと中央フレーム3はそれぞれがダクトの壁として機能して空気流路を形成する。こうして空間H7を空気が流れることによりプロセスカートリッジ10が長手方向に亘って空冷される。プロセスカートリッジ10を空冷した空気は、右側板(不図示)に形成された貫通孔(不図示)を通り、画像形成装置Aの右側面側の外装に形成された排気口(不図示)から画像形成装置Aの外部に排気される。
また図13に示す様に、プロセスカートリッジ20は、フロントカバー40が閉位置から開位置に移動されることにより形成される不図示の開口部から不図示の装着部に向かって矢印K1方向に挿入されることで不図示の装着部に装着される。プロセスカートリッジ20が不図示の装着部に装着されているとき、プロセスカートリッジ20の筐体20aのリブ20xは、中央フレーム3に接触した状態となっている。これによりプロセスカートリッジ20の筐体20aの下方には、リブ20xを含むプロセスカートリッジ20の筐体20aと中央フレーム3によって囲まれた空間H8が形成される。換言すれば、プロセスカートリッジ20の筐体20aの下方には、プロセスカートリッジ20の筐体20aにおけるリブ20x、及び、矢印K1方向においてリブ20xと隣接した部分と、中央フレーム3によって囲まれた空間H8が形成される。
上述した通り、画像形成装置Aによって画像形成動作が行われている間、ファン56は稼働し、ファン56によって生成された気流により画像形成装置Aの外部の空気がダクト57に取り込まれる。そしてダクト57に取り込まれた空気の一部は、貫通孔2bを通り、プロセスカートリッジ20の下方の空間H8に送られる。即ち、ダクト57は、画像形成装置Aの外部から内部へ取り込まれた空気を空間H8に案内する。
空間H8に送られた空気は、リブ20xを含むプロセスカートリッジ20の筐体20aと中央フレーム3により塞き止められて、空間H8をプロセスカートリッジ20の長手方向に流れる。具体的には、空間H8を流れる空気は、リブ20xによって塞き止められることによりプロセスカートリッジ20よりフロントカバー40側の空間に流入せずに空間H8に留まる。即ち、リブ20xを含むプロセスカートリッジ20の筐体20aと中央フレーム3はそれぞれがダクトの壁として機能して空気流路を形成する。こうして空間H8を空気が流れることによりプロセスカートリッジ20が長手方向に亘って空冷される。プロセスカートリッジ20を空冷した空気は、右側板(不図示)に形成された貫通孔(不図示)を通り、画像形成装置Aの右側面側の外装に形成された排気口(不図示)から画像形成装置Aの外部に排気される。
以上説明した通り、本実施形態に係る画像形成装置Aにおいては、リブ10xを含むプロセスカートリッジ10の筐体10aと中央フレーム3を用いて、プロセスカートリッジ10を空冷するため空気の流路を形成する。またリブ20xを含むプロセスカートリッジ20の筐体20aと中央フレーム3を用いて、プロセスカートリッジ20を空冷するため空気の流路を形成する。このような構成により、複数のサイズのプロセスカートリッジ10、20を選択的に装着可能な画像形成装置Aにおいて、装着されているプロセスカートリッジ10、20を効率的に冷却することができる。従って、プロセスカートリッジ10、20の昇温が抑制され、プロセスカートリッジ10、20に収容されているトナーの溶融を抑制することができる。
なお、第1実施形態~第3実施形態においては、一つの装着部を有し、プロセスカートリッジ10又はプロセスカートリッジ20のうちのいずれか一つを該装着部に装着可能なモノクロタイプの画像形成装置Aを例示して本発明を説明した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。即ち、複数の装着部を備え、該複数の装着部のそれぞれに対し、プロセスカートリッジ10又はプロセスカートリッジ20を選択的に装着可能であり、フルカラー画像を形成可能な画像形成装置に本発明の構成を適用しても同様の効果を得ることができる。
3…中央フレーム(支持部材、接触部材)
10…プロセスカートリッジ(第1プロセスカートリッジ)
10a…筐体(第1プロセスカートリッジの筐体)
10x…リブ(第1突出部)
20…プロセスカートリッジ(第2プロセスカートリッジ)
20a…筐体(第2プロセスカートリッジの筐体)
20x…リブ(第2突出部)
51…アーム部(支持部材)
52…接触部(第1接触部材)
53…接触部(第2接触部材)
54…バネ(付勢手段)
56…ファン
57…ダクト
71…弾性部材(第1接触部材)
72…弾性部材(第2接触部材)
A…画像形成装置
10…プロセスカートリッジ(第1プロセスカートリッジ)
10a…筐体(第1プロセスカートリッジの筐体)
10x…リブ(第1突出部)
20…プロセスカートリッジ(第2プロセスカートリッジ)
20a…筐体(第2プロセスカートリッジの筐体)
20x…リブ(第2突出部)
51…アーム部(支持部材)
52…接触部(第1接触部材)
53…接触部(第2接触部材)
54…バネ(付勢手段)
56…ファン
57…ダクト
71…弾性部材(第1接触部材)
72…弾性部材(第2接触部材)
A…画像形成装置
Claims (9)
- 第1感光体と該第1感光体に現像剤を付着させる第1現像部を備える第1プロセスカートリッジと、
第2感光体と該第2感光体に現像剤を付着させる第2現像部を備え、前記第1プロセスカートリッジよりも筐体のサイズが大きい第2プロセスカートリッジと、
を選択的に装着可能な画像形成装置において、
前記第1プロセスカートリッジが装着されたとき、前記第1プロセスカートリッジの筐体に接触する第1接触部材と、
前記第2プロセスカートリッジが装着されたとき、前記第2プロセスカートリッジの筐体に接触する第2接触部材と、
前記第1接触部材及び前記第2接触部材を支持する支持部材と、
ファンにより生成された気流によって前記画像形成装置の外部から内部へ空気を取り込む吸気部と、
前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気を前記画像形成装置の外部へ排気する排気部と、
を備え、
前記第1プロセスカートリッジが装着されているとき、前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気は、前記第1プロセスカートリッジの筐体、前記第1接触部材、前記支持部材によって囲まれた空間を流れて前記排気部から排気され、
前記第2プロセスカートリッジが装着されているとき、前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気は、前記第2プロセスカートリッジの筐体、前記第2接触部材、前記支持部材によって囲まれた空間を流れて前記排気部から排気される
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記支持部材は、回動可能に支持されており、
前記画像形成装置は、前記第1プロセスカートリッジの筐体に前記第1接触部材が付勢されるように、または前記第2プロセスカートリッジの筐体に前記第2接触部材が付勢されるように、前記支持部材を付勢する付勢手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1接触部材及び前記第2接触部材は、弾性体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記吸気部は、ダクトが接続されており、
前記ダクトの内部には、前記ファンが設けられており、
前記第1プロセスカートリッジが装着されているとき、前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気は、前記ダクトにより前記第1プロセスカートリッジの筐体、前記第1接触部材、前記支持部材によって囲まれた空間に案内され、
前記第2プロセスカートリッジが装着されているとき、前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気は、前記ダクトにより前記第2プロセスカートリッジの筐体、前記第2接触部材、前記支持部材によって囲まれた空間に案内される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記ファンは、前記画像形成装置が画像形成動作を行う場合に稼働され、画像形成動作を行わない場合に停止されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記第1接触部材は、前記第2プロセスカートリッジが装着されたとき、前記第2プロセスカートリッジの筐体と対向するものの、前記第2プロセスカートリッジの筐体に接触することがなく、
前記第2接触部材は、前記第1プロセスカートリッジが装着されたとき、前記第1プロセスカートリッジの筐体と対向することなく、接触しない、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 第1感光体と該第1感光体に現像剤を付着させる第1現像部を備える第1プロセスカートリッジと、
第2感光体と該第2感光体に現像剤を付着させる第2現像部を備え、前記第1プロセスカートリッジよりも筐体のサイズが大きい第2プロセスカートリッジと、
前記第1プロセスカートリッジと前記第2プロセスカートリッジが選択的に装着可能な画像形成装置と、
を備えた画像形成システムにおいて、
前記第1プロセスカートリッジの筐体には、前記第1プロセスカートリッジの挿入方向の上流側の端部には、該挿入方向と交差する方向に突出する第1突出部が設けられ、
前記第2プロセスカートリッジの筐体には、前記第2プロセスカートリッジの挿入方向の上流側の端部には、該挿入方向と交差する方向に突出する第2突出部が設けられ、
前記画像形成装置は、
前記第1プロセスカートリッジが装着されたときには前記第1突出部が接触し、前記第2プロセスカートリッジが装着されたときには前記第2突出部が接触する接触部材と、
ファンにより生成された気流によって前記画像形成装置の外部から内部へ空気を取り込む吸気部と、
前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気を前記画像形成装置の外部へ排気する排気部と、
を備え、
前記第1プロセスカートリッジが装着されているとき、前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気は、前記第1突出部を含む前記第1プロセスカートリッジの筐体、前記第1突出部、そして前記接触部材によって囲まれた空間を流れ、前記排気部から排気され、
前記第2プロセスカートリッジが装着されているとき、前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気は、前記第2プロセスカートリッジの筐体、前記第2突出部、そして前記接触部材によって囲まれた空間を流れ、前記排気部から排気される
ことを特徴とする画像形成システム。 - 前記吸気部は、ダクトが接続されており、
前記ダクトの内部には、前記ファンが設けられており、
前記第1プロセスカートリッジが装着されているとき、前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気は、前記ダクトにより前記第1プロセスカートリッジの筐体、前記第1突出部、そして前記接触部材によって囲まれた空間に案内され、
前記第2プロセスカートリッジが装着されているとき、前記吸気部から前記画像形成装置の内部に取り込まれた空気は、前記ダクトにより前記第2プロセスカートリッジの筐体、前記第2突出部、そして前記接触部材によって囲まれた空間に案内される
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。 - 前記ファンは、前記画像形成装置が画像形成動作を行う場合に稼働され、画像形成動作を行わない場合に停止されることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成システム。
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