JP2000238320A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JP2000238320A
JP2000238320A JP11039445A JP3944599A JP2000238320A JP 2000238320 A JP2000238320 A JP 2000238320A JP 11039445 A JP11039445 A JP 11039445A JP 3944599 A JP3944599 A JP 3944599A JP 2000238320 A JP2000238320 A JP 2000238320A
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air
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light irradiation
support housing
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JP11039445A
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English (en)
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一伸 ▼高▲橋
Kazunobu Takahashi
Kyosuke Ko
京介 高
Shoichi Fukutome
正一 福留
Hidekazu Sakagami
英和 坂上
Michio Tomita
教夫 冨田
Yoshikazu Harada
吉和 原田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的に走査するレーザ照射装置を複数設
け、それぞれを重ねて所望の画像を出力するものにおい
て、各レーザ照射装置の位置関係を一定に、この関係を
確保する。 【解決手段】 画像データに応じたレーザ光を感光体の
回転軸方向に走査するためのポリゴンミラー30を備え
る複数のレーザ照射装置28a〜28dにて、各色の画
像を形成させ、これを重ねることで所望の画像を出力す
るものにおいて、各レーザ照射装置28a〜28dを共
通の支持筺体37の前後フレーム37−1,37−2
に、それぞれ一定の関係を保って支持する。この支持す
る前後フレーム37−1,37−2の強度を増すため
に、各レーザ照射装置28a〜28dの支持する空間を
区画するように補強材3a〜39eを取付け、排気ファ
ン41にエアーを排気させる時に、フィルタ42を介し
てエアーを各支持空間を経由して導入されるように各補
強材39a〜39eに換気口43を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、入力される画像デ
ータに対し、人為的に目視できる可視画像として再生
し、出力処理できる画像出力装置であって、画像データ
に応じた光情報を照射する光照射装置を複数個設け、こ
れらの装置にて形成される画像を重ねて所望の画像を出
力する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば原稿等の画像を読取り、
この読取データを入力画像とし、この画像を再生するた
めのプリンタ、例えばレーザプリンタ等を用いて再生出
力させるようにしている。このプリンタ、つまり画像出
力装置としては、電子写真方式を採用したものが広く利
用されている。
【0003】この電子写真方式を利用してなるプリンタ
は、例えばドラム形状(あるいはベルト形状)の像担持
体である感光体を均一に帯電し、その表面に画像データ
に応じて例えば変調されたレーザ光による光情報を照射
することで、その画像データに応じた静電潜像を形成し
ている。この静電潜像は、目視できず、可視像化するた
めにトナー等の着色剤にて現像を行い、現像された像
(トナー像)をシート状の転写材に転写し、これを定着
装置を経て装置外へと出力するように構成されている。
【0004】そこで、最近では、上述したように装置の
設置スペースを最小限に押させるため、装置自身のコン
パクト化、小型化が進み、そのため装置内部の各種構成
部品(要素)やユニット化したものでが、接近しあい、
お互いに干渉する問題が生じるようになってきている。
【0005】特に、装置内部が高温になると、感光体表
面にレーザ光を光学的に走査、つまり照射するための光
照射装置においては、各種構成部品の熱膨張による歪み
や撓みなどが発生し、画像を書き込む(レーザ光の照
射)段階で再生される画像に大きな影響が生じる。つま
い、レーザ光を感光体に照射するために、ポリゴンミラ
ー等を回転させ、そのポリゴンミラーの一つの反射面に
て偏向走査する時に、複数面での走査ラインのずれ等が
生じる。また、ポリゴンミラー等を回転支持する部分の
歪みや、撓みにより正規の走査を行えない画像不良等が
生じる。
【0006】そこで、装置内部で発生する熱を装置外部
へと排出するためにエアーの流れを発生させ、熱源、特
に加熱定着を行うよう定着装置から発生した熱にて装置
内部の構成部品が影響を受けることがないように構成さ
れている。このように熱による影響を防止するようにし
て、感光体とレーザ光を照射するために光照射装置、特
に走査光学系等の位置関係を常に一定に維持するように
している。
【0007】そして、上記走査光学系と感光体との位置
関係を一定に維持するために、熱等の影響にてひずみや
撓みが生じないように支持フレーム等の強度アップを行
うようにしている。例えば、特開平5−224499号
公報には、装置本体の前後の支持フレーム間に、筺体補
強のために設けられるステーをダクト形状に形成し、そ
のステーの側面に複数の吸気口を設けて装置内部のエア
ーを排気することで、支持強度を増し、しかも熱による
撓みや歪みを影響を防止する効果を高めるようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにしてレー
ザプリンタ等の画像出力装置においては、小型化等を行
うために、構成部品間の互いに干渉するのを避けるため
に、支持フレーム等の強度を補強し、かつ熱等による障
害をエアーの排気等にて解消するようにしている。
【0009】一方、最近では画像データのカラー化が進
み、画像出力装置においても当然カラー画像の出力装置
が要望されるようになっている。そんな中でも装置の小
型化が望まれ、装置内部に配置された各種構成部品やユ
ニット同士の間の距離も狭くなり、スペース的に見ても
エアーの流れが非常に悪くなり、温度上昇による各種問
題を抱えている。
【0010】また、カラー画像形成を可能にした複写機
等においては、各色毎に設けられた画像形成部間の位置
関係、特に走査光学系である画像データに応じた光情報
を照射する光照射装置と感光体との間の位置関係を長期
間に渡って維持しなければ、忠実なカラー画像の再現が
行えなくなるといった問題を抱えている。
【0011】これらの問題を解決するために、カラー画
像形成装置の各構成部品の支持フレームにて、画像形成
に影響を与える各種構成部品を一定の位置関係に支持す
るようにし、その補強を行うようにしている。しかも、
一色による画像形成、つまり白黒による従来の複写機と
異なり、カラー複写機では、商品の輸送時に発生する振
動、衝撃になどにより、微妙な画像のずれが生じないよ
うに、位置関係を精度よく維持するようにしておくこと
が必要となる。
【0012】しかし、上述したように小型化するような
場合、各種構成部品のスペース的な問題から、微妙な位
置関係のずれを補強する点、及び温度上昇による歪みや
撓み等を防止するためのエアーの流れを良好にすること
が困難となっていた。
【0013】本発明は、特にカラー画像形成を行える画
像出力装置において、複数の画像形成のための例えば光
照射装置等を支持する支持フレーム等の補強を可能に
し、外部からの衝撃や、振動による歪みや撓みによるず
れ等を解消してなる画像出力装置を提供することを目的
としている。
【0014】また、本発明の目的は、補強を行うと同時
にエアーの流れを良好にし、温度上昇等による支持フレ
ームや、該支持フレームに支持される構成部品による歪
み等による画像ずれ等による不具合を合わせて解消する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による上述した目
的を達成するための請求項1記載の画像出力装置は、画
像形成のために画像データに応じた光情報を光学的に走
査させる光照射装置を複数個設け、形成される画像を重
ねて所望の画像を出力してなる画像出力装置において、
上記各光照射装置を一定の関係で支持するための支持筺
体と、上記支持筺体に取付けられ、各光照射装置を支持
する空間をそれぞれに区画するようにして設けられた補
強部材とで構成され、上記各光照射装置のそれぞれの位
置関係を保持させるようにしたことを特徴とする。
【0016】このような構成とすることで、光照射装置
は一つの支持筺体に一定の関係で支持されているため、
その位置調整等が簡単になり、画像の重ね合わせによる
位置ずれをなくし、忠実な画像を提供できる。また、支
持筺体には各光照射装置を個々の保持空間に区画するよ
うにして補強部材を設けるようにしたため、各光照射装
置の支持状態の強度が増す、画像出力装置による運搬
や、振動等にて各光照射装置の位置ずれが、調整可能な
範囲が大きくずれることがなくなる。
【0017】特に、図2にて示すように、各光照射装置
(28a〜28d)に設けられた位置決めようの軸を支
持する支持筺体(37)の支持フレーム(37−1,3
7−2)に、それぞれに補強部材(39a〜39e)を
設けて、各光照射装置の保持される空間が区画される。
光照射装置は、それぞれ軸(36)が支持筺体(37)
の設けられた調整部材(38)にて、例えば光情報の走
査ラインの位置ずれを無くすように調整される。この調
整可能範囲内に、装置の運搬や振動により位置ずれを、
補強部材(39)設けることで抑えることが可能とな
る。
【0018】また、本発明の目的である温度上昇等によ
る影響をなくすべくエアーの流れを良好にするために、
上述した構成を特徴とする画像出力装置において、請求
項2記載の発明によれば、上記支持筺体で形成される空
間のエアーを外部へと排気する排気手段を備えてなり、
上記支持筺体に取付けられた補強部材のそれぞれにエア
ーの流れを形成するための換気口を形成している。
【0019】このような構成とすることで、エアーは支
持筺体内に吸引され、各光照射装置が保持される空間部
分を補強部材の換気口を介して導入され、排気手段にて
外部へと排気される。特に、支持筺体内でのエアーの流
れが、各補強部材に設けられた換気口にて良好になり、
温度上昇や、熱の籠もり等を解消できる。
【0020】また、上述した構成を特徴とする画像出力
装置において、請求項3記載の発明によれば、上記換気
口は、上記光照射装置を構成する部材の中で、発熱する
部材に対応させるよにして設けられていることを特徴と
する。このようにしておけば、特に発熱が多い部分に集
中するようにしてエアーの流れが生じ、その部分で発生
した熱を外部に効率よく排気できる。
【0021】さらに、上述した構成を特徴とする画像出
力装置において、請求項4記載の発明によれば、上記換
気口は、上記光照射装置が保持されている区画された各
空間全体でのエアーの流れが確保できるように設けられ
ていることを特徴とする。例えば、図5に示すように補
強部材(39a〜39e)に設けられる換気口(43)
を、全てにおいて同一箇所に設けることなく、隣接する
部分において互いに逆の関係になるように設けること
で、エアーは矢印で示すように、光照射装置(28a〜
28d)を保持する空間の全域を隈無くながれ、一部で
籠もる熱等を効率よく排気することが可能となる。
【0022】また、上述した構成を特徴とする画像出力
装置において、請求項5記載の発明によれば、上記換気
口は、上記光照射装置を構成する部材から生じる音がエ
アーの流れに沿って漏れ出さないように、上記部材の音
発生源から離れた位置に設けられていることを特徴とす
る。この構成によれば、光照射装置において騒音等が生
じると、エアーの流れに乗って外部に漏洩される可能性
がある。しかし、その騒音が生じる部分を避けるように
して換気口を設けることで、その音の漏洩を抑制するこ
とが可能となる。この場合、上記音の漏洩を防止するた
めには、少なくとも最下流の補強部材に設けられる換気
口のみを、上述したように設けることで、十分なる効果
を期待できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明によ
る画像出力装置における実施形態について説明する。
【0024】図1は、本発明の第1の実施形態を説明す
るための走査光学系である光照射装置の支持構成を示す
斜視図、図2は図1を上部から目視した平面図、図3は
エアーの流れを良好にするための一例を示すための図で
ある。また、図4は、図1に示す光照射装置による支持
構成を備えてなる画像出力装置、つまりカラー画像形成
装置の一例を示す構成図である。
【0025】まず、図4に従って、本発明における画像
出力装置、つまり画像形成装置の一般的な構成について
説明する。
【0026】図4の画像形成装置は、デジタルカラー複
写機の構成を示すもので、本発明はこのようなデジタル
複写機に限るものではなく、外部より画像データを入力
し、その画像を再生出力するプリンタ等の画像形成装置
にも本発明をそのまま適用できる。
【0027】そこで、図4に示すデジタル複写機1本体
の上部には、原稿が載置される透明な原稿台2及び後に
説明する操作パネル等が設けられており、原稿台2の上
面には該原稿台2に対して開閉可能な状態に支持され、
原稿台2に対して所定の位置関係をもって自動原稿搬送
装置(ADF)3が装着されている。このデジタル複写
機1本体の内部には、上記原稿台2上に載置された原稿
の画像を読取る読取装置4、及びその下部に画像形成部
10が設けられている。
【0028】自動原稿搬送装置3は、載置台3aに載置
された原稿を1枚ずつ原稿台2へと送り込み、読取装置
4による読取りが完了すれば、排出トレイ3bへと排出
すると同時に次の原稿の搬送を開始し、その原稿を自動
的に原稿台2へと送り込むようになっている。また、両
面に画像が形成された原稿の場合には、自動原稿搬送装
置3は、先に一方の面を原稿台2へと搬送し、その面の
読取りが完了すれば、該原稿を排出することなく表裏面
を反転させて再度原稿台2へと送り、その原稿の反対面
の画像を読取った後、該原稿を排出すると共に次の原稿
の一方の面を原稿台2へと送り込むようにしている。
【0029】上記自動原稿搬送装置3にて原稿台2へと
送り込まれた原稿の画像を読取るための読取装置4は、
原稿台2に対して平行に往復移動される第1の走査ユニ
ット5及び第2の走査ユニット6とを備えている。第1
の走査ユニット5には、原稿を照明する露光ランプ及び
原稿からの反射光を目的の位置へと反射するミラー等が
支持されている。また、第2の走査ユニット6には、上
記ミラーにて反射された反射光像を読取装置4を構成す
る結像レンズ7を介して読取素子であるCCD8へと反
射する1対の反射ミラーが支持されている。
【0030】第1の走査ユニット5は、原稿の画像を読
取る時に、ホームポジション(図3において左側)より
所定の走査速度で走行される。そして、第2の走査ユニ
ット6は同方向に上記走査速度の1/2の速度で走行さ
れる。これにより、原稿の画像は順次CCD8に結像レ
ンズ7を介して結像され、CCD8より光電変換された
読取データが出力される。CCD8は、原稿がカラーで
れば、その画像を色分解して読取るためにR,G,B用
のCCDが設けられるか、また色分解フィルタ等を光路
中に配置し、色分解された読取データを出力する。CC
D8より出力される読取データは、後に説明するが画像
形成部10にてカラー画像等を形成するための画像処理
を施す処理回路を介して画像データとして画像形成部1
0へと転送される。
【0031】上記読取装置4を介して得られる画像デー
タを可視画像としてシート上に再生するための画像形成
部10は、下部に給紙装置11を設けている。給紙装置
11は、例えばシートSを給紙カセット又はトレイに収
容し、該シートを1枚ずつ分離して送り出す給紙手段を
設けている。この給紙装置11にて送り出されたシート
は、画像形成位置の手前に配置されたレジストローラ1
2へと送り込まれる。レジストローラ12は周知の通り
であり、シートを画像形成位置へとタイミングを合わせ
て搬送制御されるものである。
【0032】給紙装置11の上部には、画像形成部10
を構成するシート保持体である転写ベルト13を走行可
能に保持する搬送ベルト機構14が設けられている。搬
送ベルト機構14は、エンドレス形状に形成された転写
搬送ベルト13を張架する駆動ローラ15と、従動ロー
ラ16を設けている。この転写搬送ベルト13は、シー
トPを静電的に吸着させて搬送するように構成されてい
る。そのため、従動ローラ16側をレジストローラ12
側に対応して配置し、該従動ローラ16に転写搬送ベル
ト13を介して圧接されるよに成した帯電ローラ17を
設けている。
【0033】また、上記搬送ベルト機構14の駆動ロー
ラ15側には、後に説明するシートS上に転写されたト
ナー像をシートに転写するための定着装置18が配置さ
れている。シートSは、定着装置18の定着ローラニッ
プ間を通過すことで、表面のトナーが溶融されシート表
面に融着し定着される。またシートSは、定着装置18
にて定着されると共に搬送され、搬送方向切換ゲート1
9を経て排出ローラ20により複写機1本体の外部に突
出するように設けられた排紙トレイ21に排出される。
【0034】なお、切換ゲート19は、定着後のシート
を上述したように排紙トレイ21へと排出させるか、再
び画像形成部10の画像形成位置へと再供給するかを選
択的に切換え、シートSの搬送経路を切換えている。も
し、シートSへの両面への画像形成が選択されている場
合には、上記切換ゲート19は、スイッチバック搬送経
路22へと案内するように切換制御される。これによ
り、シートSは、スイッチバック搬送経路22を経由
し、表裏面が反転された後、画像形成部10における画
像形成位置手前のレジストローラ12へと再度搬送され
る。
【0035】一方、画像形成部10は、上述した搬送ベ
ルト機構14、特に転写搬送ベルト13の直線部(水平
部)の上部に、転写搬送ベルト13に近接して搬送方向
上流側から順に、第1、第2、第3及び第4画像形成ス
テーションPa,Pb,Pc,Pdを並設している。転
写搬送ベルト13は、上述したように駆動ローラ15及
び従動ローラ16との間に張架されており、駆動ローラ
16の回転により矢印Z方向に走行駆動される。そし
て、レジストローラ12を介して搬送されてくるシート
を、帯電ローラ17の作用により、転写搬送ベルト13
に静電的に吸着させるようにして保持させる。このシー
トSは、転写搬送ベルト13の走行により、上記各画像
形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdへと順次搬送
されていく。
【0036】各画像形成ステーションPa,Pb,P
c,Pdは、実質同一構成であり、図中矢印F方向に回
転駆動されるドラム形状の像担持体である感光体23
a,23b,23c,23dを含む構成である。各感光
体23a,23b,23c,23dの周辺には、それぞ
れ感光体を一様に帯電する帯電器24a,24b,24
c,24dと、感光体に形成された静電潜像を各色のト
ナーにて可視像化する本発明にかかる現像装置25a,
25b,25c,25dと、現像されたトナー像をシー
トへと転写するため上記転写搬送ベルト13の背面と接
触状態で設けら本発明の転写装置を構成する転写手段2
6a,26b,26c,26dと、転写後に感光体表面
に残留するトナーを除去するクリーニング装置27a,
27b,27c,27dとが、感光体の回転方向に沿っ
て順次配置されている。
【0037】また、各感光体23a,23b,23c,
23dの上部には、本発明にかかる画像データに応じて
変調されたドット光(情報光)を発する半導体レーザ素
子、半導体レーザ素子からの光を主走査方向に偏向させ
る偏向装置、偏向装置により偏向されたレーザ光を感光
体表面に結像(露光)させるためのf−θレンズ等から
なる走査光学系(光照射装置)を構成してなるレーザ照
射装置28a,28b,28c,28dが、それぞれに
設けられている。上記偏向装置は、一般的に回転多面鏡
であるポリゴンミラー30a〜30dを設けており、該
ポリゴンミラーを決められた速度で高速回転させるため
のミラーモータ31a〜31dが組み込まれている。
【0038】レーザ照射装置28aは、装着されている
現像装置25aの色に対応したカラー原稿画像の色成分
像に対応する画像データが入力される。つまり、現像装
置25aがイエロー(Y)に対応するトナーを収容する
場合には、レーザ照射装置28aには、図示していない
画像処理装置に上述したように読取装置4から入力され
るR(赤),G(緑),B(青)のカラー画像データか
らイエローを再現するためのデータ変換が行われ、その
変換されたイエローの画像データが入力され、それによ
る画像露光を行うことになる。
【0039】また、レーザ照射装置28bは、現像装置
25bの色に対応したカラー原稿画像の色成分像に対応
する画像データが入力される。つまり、現像装置25b
がマゼンタ(M)トナーを収容する場合には、レーザ照
射装置28bには、入力されるカラー画像データのR,
G,B成分からマゼンタを再現するためのデータ変換さ
れ、そのマゼンタの画像データが入力され、それによる
画像露光が行われる。
【0040】さらにレーザ照射装置28cは、現像装置
25cの色に対応したカラー原稿画像の色成分像に対応
する画像データが入力される。つまり、現像装置25c
がシアン(C)トナーを収容する場合には、レーザ照射
装置28cには、入力されるカラー画像データのR,
G,B成分からシアンを再現するためのデータに変換さ
れ、そのシアンの画像データが入力され、それによる画
像露光が行われる。
【0041】そして、レーザ照射装置28dは、現像装
置25dの色に対応したカラー原稿画像の色成分像に対
応する画像データが入力される。つまり、現像装置25
dがブラック(BK)トナーを収容する場合には、レー
ザ照射装置28dには、ブラックに対応して変換された
ブラックの画像データが入力され、これにより画像露光
が行われる。特にブラックの画像データについては、入
力されるR,G,Bにおける各成分がほぼ同一であり、
それによるブラックによる現像を行うべく、レーザ照射
装置28dに入力される。
【0042】これにより、各画像形成位置の感光体23
a,23b,23c,23d上には、色変換された原稿
の色に応じた静電潜像が形成される。そして、各画像形
成ステーションPa,Pb,Pc,Pdの現像装置25
a、現像装置25b、現像装置25c、現像装置25d
による各色のトナーにて現像され、原稿の色画像に応じ
たトナー像として再現される。
【0043】また、第1の画像形成ステーションPa
と、レジストローラ12との間には、上述したように転
写ベルト13にシートを吸着させるための帯電ローラ1
7が設けられているため、レジストローラ12を介して
送り込まれてきたシートSは、転写搬送ベルト13に確
実に静電的に吸着され、その状態で搬送ベルト機構14
の駆動により、上述した第1乃至第4画像形成ステーシ
ョンPa,Pb,Pc,Pdへとずれることなく順次搬
送される。そのため、シートSは、各画像形成ステーシ
ョンPa,Pb,Pc,Pdにて形成された感光体23
a,23b,23c,23d上の各色のトナー像が順次
重ねらるようにして転写され、カラー画像の再現が成さ
れる。
【0044】そして、第4の画像形成ステーションPd
と定着装置18との間には、搬送ベルト機構14の駆動
ローラ15のほぼ真上部分に除電器29が設けられてい
る。そのため、第4の画像形成ステーションPdを通過
したシートSには、イエロー、マゼンタ、シアンの3
色、又はブラックを含む4色のトナー像が重ねて合わさ
れて転写されており、上記除電器29の作用により、転
写ベルト13との静電的な吸着状態が解かれ、該シート
Pは転写ベルト13から分離され、定着装置18へと送
り込まれる。上記除電器29が交流電圧が供給され交流
コロナ放電を行い帯電電荷を除去する。
【0045】上述のような構成によるカラーデジタル複
写機1において、シート上に画像を形成するために、該
シートSが給紙機構11を構成する給紙カセット又はト
レイ上に収容され、該カセット等から1枚ずつ送りされ
る。送り出されたシートSは、各画像形成ステーション
Pa,Pb,Pc,Pdにおけるトナー像の各転写位置
へと送り込むためにレジストローラ12に搬送経路に設
けられた搬送ローラ等を介して給送される。給送される
シートP先端は、図示しないセンサ等にて検知され、こ
のセンサから出力される信号によって、上述したレジス
トローラ12の位置に一旦停止される。そして、各画像
形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdとタイミング
をとって、図3に示す矢印Z方向に回転している転写搬
送ベルト13側に送り込まれる。
【0046】この時、帯電ローラ17の作用により、転
写搬送ベルト13は、所定の帯電が施され、シートSは
転写ベルト13に静電的に吸着される。これにより、上
記各画像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdを通
過する間に、吸着された状態で安定した搬送が行われ、
各ステーションで形成された各色のトナー画像が順次重
ねられようにして転写されていく。
【0047】つまり、各画像形成ステーションPa,P
b,Pc,Pdにおいては、各色のトナー像が感光体2
3a,23b,23c,23d上に形成されており、上
記転写搬送ベルト13により静電的に吸着された搬送さ
れるシートPの表面上に順次重ね合わせられて転写され
る。そして、最終的に第4の画像形成ステーションPd
によるトナー像の転写が完了すれば、該シートSの先端
部から除電器29の作用を受け、転写搬送ベルト13よ
り剥離される。そして、剥離されたシートSは定着装置
18へと導かれ、シートS上に重ね合わされて転写され
たカラーのトナー画像が、溶融され定着され、排紙トレ
イ21に出力処理される。
【0048】(本発明の第1の実施形態)図4に示すよ
うなカラーデジタル複写機1においては、上述したよう
に読取装置4にて読取られた読取データを、上述した画
像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdにてトナー
像として再生するために図示していない画像処理回路を
備えている。通常、読取装置4からの読取データは、R
(赤),G(緑),B(青)の色分解された読取データ
であって、画像形成部10にて処理できるデータは、Y
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),BK
(ブラック)の色画像データである。そのため、その色
変換処理等を行うために、デジタル複写機1には図示し
ない周知の画像処理回路が備えられている。
【0049】そして、上述したように画像処理回路にお
いては、各画像形成ステーションPa,Pb,Pc,P
dに画像データを送り、その処理後の画像データが各色
毎に上述したY,M,C及びBKの色画像データとし
て、目的のレーザ照射装置28a〜28dのそれぞれに
送られる。
【0050】そこで、本発明にかかる上記レーザ照射装
置28a〜28d(以下一つのレーザ照射装置を28と
して説明する)のポリゴンミラー30は、その回転中心
を決められた速度で回転されるミラーモータ31の回転
軸に直結し、画像データに応じて変調、特にON−OF
F駆動される半導体レーザからのレーザビームを情報光
として感光体23表面を回転軸方向に偏向し、走査す
る。
【0051】本発明によるレーザ照射装置28は、すべ
てにおいて同一構造であり、ユニット化されている。そ
のユニット内に、半導体レーザ、上述したポリゴンミラ
ー30、該ミラーを回転させるミラーモータ31、ポリ
ゴンミラーにて偏向されたレーザビームを感光体23の
表面に結像させるためのf−θレンズ32やミラー3
3,34等が、それぞれのユニットa〜dの設けられて
いる。これらのポリゴンミラー30等は、同一支持体に
組み込まれ、ユニット化され、例えば図1に示すように
筺体構成の支持体35にそれぞれ位置決めされて支持さ
れ、レーザ照射装置28を構成している。
【0052】上記レーザ照射装置28は、それぞれの光
情報を走査する走査ラインが平行に揃うように調整する
ために、上記支持体35に走査ラインに平行に位置決め
用の軸36が取り付けられている。この軸36の一端
は、レーザ照射装置28の支持体35を位置決め支持す
るための支持筺体37に取付けられ、他端は位置調整可
能なように支持筺体37に形成された長穴37aを貫通
するように設けられている。
【0053】上記支持筺体37は、図1に示すように上
記軸36を取付け支持するための前後フレーム37−
1,37−2と、この前後フレーム37−1,37−2
を一定の距離間隔を設けて筺体構成とするための側面フ
レーム37−3,37−4とで構成されている。上記長
穴37aは、支持筺体37の前フレーム37−1に形成
されている。
【0054】支持筺体37の前後フレーム37−1側に
は、そぞれのレーザ照射装置28a〜28dに対応し
て、調整部材38が、上記長穴37aに対応して設けら
れている。この調整部材38は、上記長穴37aを含
め、支持筺体37の前フレーム37−1の外側に固定さ
らたL字形状のアングル38−1と、該アングル38−
1に螺合され長穴を貫通した軸36に一端が設けられた
調整ネジ38−2とで構成されている。これにより、調
整ネジ38−2にてレーザ照射装置28の走査ライン方
向の傾き(傾斜)等の調整を上記長穴37aの範囲内で
行うことが可能であり、全てのレーザ照射装置28a〜
28dによる走査ラインが平行になるように調整でき
る。
【0055】つまり、図2に示すように、各レーザ照射
装置28a〜28dは、調整部材38を介して矢印で示
すような方向へと移動させ、長穴37aの範囲内で所定
の位置関係でもって支持筺体37の前後フレーム37−
1,37−2に位置決めされて支持される。これは、レ
ーザ照射装置の各ユニット自身の特性、例えば部品ばら
つき、組み立てばらつき等、装置本体に対する取付けば
らつきを考慮して、上述した調整部材38にて一定の位
置関係を保つように調整する。これにより、各レーザ照
射装置28a〜28dにて形成される各色のトナー像を
忠実に重ね合わせて、忠実なカラー画像を再現できるよ
うにしている。
【0056】このような調整後に、以下に説明するよう
な機械的強度の問題や、他の要因、例えば熱等による支
持フレームの変形等による位置ずれが生じ、上述した調
整部材38による調整範囲では対処できない場合があ
る。
【0057】例えば、上述した支持筺体37には、レー
ザ照射装置28a〜28dがそれぞれ前後フレーム37
−1,37−2に支持されている。この場合、前後フレ
ーム37−1,37−2の強度により複数のレーザ照射
装置28a〜28dのいずれかひとつ、又は複数の支持
状態が変化すれば、正常な画像形成を行えなくなる。そ
のため、上述したような調整部材38にて位置調整を行
うことができる。しかし、その調整できる範囲以上に変
形するような場合には、その調整にて対処できなくな
る。
【0058】そのため、本発明においては、前後フレー
ム37−1,37−2等の強度を増すように構成してい
る。本発明によれば、各レーザ照射装置28a〜28d
を一つの支持筺体37の空間内に保持するようにしてお
り、さらにレーザ照射装置28a〜28dのそれぞれを
保持する空間を区画するように、それぞれに対応して補
強部材である補強材39a〜39eを側面フレーム37
−3,37−4に平行に前後フレーム37−1,37−
2に取付けている。これにより、レーザ照射装置28a
〜28dを支持する前後フレーム37−1,37−2が
補強材39a〜39eにて補強され、それぞれの位置関
係を強固に確保するようにしている。
【0059】これにより、一つの支持筺体37にて各レ
ーザ照射装置28a〜28dを保持させるようにしてい
るため、それぞれの位置ずれを簡単に調整可能となる。
しかも、各レーザ照射装置28a〜28dを保持する空
間を区画するように補強材39a〜39eを設けること
で、それじれの位置関係を強固に確保でき、よって支持
筺体37の変形等を抑制でき、調整部材38にて調整可
能な範囲以上に位置ずれを生じることを防止できる。
【0060】また、本発明によれば、ユニット化された
各レーザ照射装置28a〜28dを区画することで、熱
等による影響を受け易くなる。特にレーザ照射装置28
dにおいては、定着装置18の位置に近接しており、発
生する余分な熱によりレーザ照射装置28dの支持体3
5d等の変形や歪み等にて支持関係が他と崩れることが
考えられる。
【0061】そのため、補強材39eにて側面フレーム
37−3とに空間40を設け、レーザ照射装置28dの
支持体35dの影響を無くすようにできる。また、定着
装置18からの熱の影響を無くすために、その側面フレ
ーム37−3と補強材39eとの間の空間40に排気フ
ァン41を設けて、支持筺体37内の空間のエアーを強
制排気するようにしている。特に、定着装置18からの
熱にて上昇するエアーは、空間40を上昇する時に排気
ファン41に効果的に排気され、補強材39a〜39e
等に区切られた各レーザ照射装置28a〜28dの支持
フレーム等の熱的な変形等を防止できる。排気ファン4
1に対応する側面フレーム37−3等には、排気用の開
口が形成されていることは当然である。
【0062】また、各レーザ照射装置28a〜28d内
のエアーを排気するためにも、もう一方の側面フレーム
37−4と補強材39aとを介してエアーに吸引するた
めの開口を形成し、その部分に対応してフィルタ42を
設けている。そして、そのための各補強材39b〜39
eには、例えば図3に示すように適所にエアーの流れを
形成するための換気口43を形成している。
【0063】このようにすることで、排気ファン41が
駆動されると、フィルタ42を介してエアーが各レーザ
照射装置28a〜28dが保持される空間部分に導入さ
れ、排気ファン41側へとエアーの流れが生じる。これ
により各空間部分での温度上昇を防止し、これにより支
持体35a〜35dの変形等を防止できる。従って、補
強材39a〜39eを設けてレーザ照射装置28a〜2
8dの支持フレーム(37−1,37−2)等を補強す
ることで、区画された空間での温度上昇を効果的に抑え
ることができる。
【0064】(本発明の第2の実施形態)上述した第1
の実施形態によれば、各レーザ照射装置28a〜28d
の支持状態の補強、熱等の要因による支持関係のずれ等
を防止するように構成している。そのため、補強部材を
設け、その補強部材にて区画された各空間にエアーの流
れを形成し、熱の影響を解消するようにしている。
【0065】そこで、第2の実施形態においては、さら
にエアー流れを効果的に行うことで、さらに上述した効
果を助長するようにした構成を説明すことにする。
【0066】図3においては、レーザ照射装置28a〜
28dを支持する各区画された空間の温度上昇を防止す
ると同時に、レーザ照射装置28a〜28d自身の温度
上昇を防止するために、各補強材39a〜39eに設け
る開口、つまり換気口43の一例を示している。
【0067】特にレーザ照射装置28a〜28dには、
レーザ光を偏向走査するために回転多面鏡(ポリゴンミ
ラー)30を備え、それを回転させるためのモータ31
を搭載している。このモータ31は、高速回転駆動され
るため、ポリゴンミラー30を含めて多量の熱を発生す
る。その熱を効率よく排気(放熱)させないと、レーザ
照射装置28a〜28dの支持体35自身の熱による歪
み、変形、支持体35に保持された各ミラー等の歪み等
による画像の歪み、さらには支持フレーム37−1,3
7−2等の歪みや変形による位置ずれ等が生じることが
考えられる。
【0068】そのため、モータ31等から発生する熱を
効率よく排気するために、このモータ31に対応する近
傍にエアーの流れが形成されるように少なくとも1個、
又は複数の換気口43を各補強材39a〜39eに形成
する。これにより、熱を発生するモータ31近傍の温度
上昇を効率よく防止できる。
【0069】なお、本実施形態においては、レーザ照射
装置28を例に説明したが、感光体23に光情報を照射
するための手段としては、発光ダイオード(LED)を
光源として、これを主走査方向に配列したものであって
もそもまま第1及び第2の実施形態において利用でるこ
とは勿論である。そのため、LEDアレイ及びその駆動
回路等から発生する熱を排気する場合においても、上述
したように、LEDアレイ及び駆動回路の近傍に換気口
43を対応して設けるようにすればよい。
【0070】また、図3の例によれば、レーザ照射装置
28の発熱部分に対応して換気口43を設けるようにし
ているが、このようなものに限らず、補強材39a〜3
9eにて区分されたレーザ照射装置28a〜28dが支
持される空間内部のエアーの流れを全体で効率よく換気
するように構成してもよい。例えば、図5においては、
補強材39a〜39eに設けられる各換気口43は、互
い違いになるように形成されている。つまり、換気口4
3は、支持筺体37のエアーの流れ方向に沿った前後フ
レーム37−1又は37−2側の近傍に隣接する部分が
互いに逆になるように形成されている。
【0071】これに対応させて、フィルタ42及び排気
ファン41は、補強材39a,39eの換気口43に対
応して設けられている。このようにすることで、排気フ
ァン41を回転させることで、フィルタ42を介して吸
引されるエアーは、まず後フレーム37−2側からレー
ザ照射装置28aの走査方向、特にフレーム37−2側
から前フレーム37−1側へと流れる。そして、補強材
39bの換気口43を通過して今度は逆方向にレーザ照
射装置28bの走査方向に沿って流れ、次の補強材39
cの換気口43を介して、またレーザ照射装置28cに
沿って後フレーム37−2側から前フレーム37−1側
へと流れる。そして、最終的に補強材39dの換気口4
3を介して、レーザ照射装置28dの沿って前フレーム
37−1側から後フレーム37−2へと流れ換気口43
を介して排気ファン41に装置外へと図5の矢印で示す
方向に効率よく排気される。
【0072】このように、エアーは区画された各レーザ
照射装置28の空間の全域を効率よく流れて排気され
る。そのため、発熱部の生じる熱だけでなく、熱がその
空間等の一分に籠もることなく、効率よく排気すること
ができ、温度上昇等を抑制する効果が助長される。
【0073】さらに、図6に示す例は、レーザ照射装置
28に搭載されている高速回転される回転多面鏡(ポリ
ゴンミラー)31から発生する風切り音が、排気される
エアーに乗って装置外部に漏れないように、そして部分
的な発熱を抑制するように考慮されたものである。即
ち、風切り音が、発生するユニット近傍から離れた部分
にエアーの流れが生じるように、補強材39a〜39e
に換気口43を形成したものである。これにより、回転
多面鏡30やモータ31にて生じる風切り音が、エアー
に乗って漏れ出すを抑制できる。
【0074】なお、換気口43は、それぞれの補強材3
9a〜39eの全てに設ける必要はなく、少なくとも排
気ファン41に最も近い、つまり最下流側に位置する補
強材39eについてのみ、風切り音が発生する部分から
離れるように形成すればよい。それ以外の部分において
は、例えば図5に示したように補強材39a〜39eに
区画された各空間に対し、エアーが全体に効率よく流れ
るように、また図3に示すように発熱部分に対応させる
ように形成すればよい。
【0075】
【発明の効果】本発明の画像出力装置によれば、画像形
成のために光照射を行う装置を複数設け、それらの光照
射装置により形成される画像を重ねて目的の画像を出力
するようにしたものにおいて、上記光照射装置を支持す
る一つの支持筺体に、それぞれの光照射装置を区画する
空間を形成する補強部材を設けるようにしたことから、
全ての光照射装置を同一の条件で支持でき、それぞれの
位置関係を補強部材に確保することができる。よって画
像出力装置の輸送時等による振動にて上記支持筺体の歪
等を極力抑制でき、位置関係のずれのない忠実な画像を
提供できる。
【0076】また、補強部材に排気用の換気口を設ける
ことで、補強部材にて区画した空間に籠もる熱を外部に
排気することができ、熱による位置ずれを防止できる。
【0077】さらに、上記換気口を設ける位置におい
て、光照射装置にて部分的に発熱する熱を効率よく排気
できる、また光照射装置を支持する空間全体を効率よく
排気し、籠もる熱を効率よく排気することができる。
【0078】光照射装置にて生じる騒音が排気されるエ
アーに乗って漏れるのを防止するために、上記換気口の
設ける位置を考慮することで簡単に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するための光照
射装置であるレーザ照射装置の支持構造の一例を示す斜
視図である。
【図2】図1に示す支持構造において、上部から目視し
た平面図である。
【図3】本発明によるレーザ照射装置を支持する空間に
おけるエアーの排気状態の一例を説明するための部分的
な斜視図である。
【図4】図1に示すレーザ照射装置を備て画像出力を行
うための画像出力装置全体の構造を説明するための構成
図である。
【図5】本発明の第2の実施形態によるエアーの排気状
態の一形態を説明するための平面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態によるエアーの排気状
態を説明するための他の形態を示す部分的な斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 デジタル複写機(画像出力装置) 4 読取装置(画像入力部) 10 画像形成部(出力部) 13 転写搬送ベルト 23 感光体 24 帯電器 25 現像装置 26 転写手段 28 レーザ照射装置(光照射装置) 30 ポリゴンミラー(多面鏡) 31 ミラーモータ 36 支持用の軸 37 支持筺体 38 調整部材 39 補強部材 41 排気ファン(排気手段) 42 フィルタ 43 換気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福留 正一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 坂上 英和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 冨田 教夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 原田 吉和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA45 AA46 BA51 BA90 CA22 CA39 DA02 DA06 DA23 DA33 2H027 JA11 JB01 JB12 JB13 JB15 JB17 JC05 2H071 AA33 AA37 AA44 BA16 BA29 DA02 EA04 EA06 9A001 HH34 JJ35 KK16 KK29 KK31 KK42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成のために画像データに応じた光
    情報を光学的に走査させる光照射装置を複数個設け、形
    成される画像を重ねて所望の画像を出力してなる画像出
    力装置において、 上記各光照射装置を一定の関係で支持するための支持筺
    体と、 上記支持筺体に取付けられ、各光照射装置を支持する空
    間をそれぞれに区画するようにして設けられた補強部材
    とで構成され、 上記各光照射装置のそれぞれの位置関係を保持させるよ
    うにしたことを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 上記支持筺体で形成される空間のエアー
    を外部へと排気する排気手段を備えてなり、 上記支持筺体に取付けられた補強部材のそれぞれにエア
    ーの流れを形成するための換気口が形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の画像出力装置。
  3. 【請求項3】 上記換気口は、上記光照射装置を構成す
    る部材の中で、発熱する部材に対応させるよにして設け
    られていることを特徴とする請求項2記載の画像出力装
    置。
  4. 【請求項4】 上記換気口は、上記光照射装置が保持さ
    れている区画された各空間全体でのエアーの流れが確保
    できるように設けられていることを特徴とする請求項2
    記載の画像出力装置。
  5. 【請求項5】 上記換気口は、上記光照射装置を構成す
    る部材から生じる音がエアーの流れに沿って漏れ出さな
    いように、上記部材の音発生源から離れた位置に設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載の画像出力装
    置。
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