JP5060259B2 - 定着装置、及びこれを備えた画像形成装置、シート処理装置 - Google Patents

定着装置、及びこれを備えた画像形成装置、シート処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、トナー像定着後のシートを定着回転体から良好に分離できる分離部材を備えた定着装置、及び画像形成装置、乃至はシート処理装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、トナー像をシート上に定着させる定着装置として、一般に、熱加圧方式のものが使用されている。この定着装置では、ヒータによって加熱された定着ローラに加圧ローラを圧接して、両ローラ間に定着ニップ部が形成される。このニップ部に、未定着トナー像を担持したシートを挿通することにより、トナー像を加熱・加圧してシート上に定着させるものである。
トナー像が定着されたシートは、トナー像が接着剤のように作用するため、定着ローラの回転に伴って連れ回りする傾向にある。このため、分離部材を配設し、その先端をシートの先端余白に引っ掛けて、シートを定着ローラ表面から分離(剥離)するようにしている。
特許文献1には、上述のような分離部材(剥離プレート)を使用して、定着ローラ表面からシートを分離する技術が開示されている。このものは、定着ニップの出口(下流端)から分離部材の先端までの距離をrとし、シートの先端余白の最小値をLとしたときに、シートの分離を確実に行うために、これらの間に、
r≦L
の関係が成り立つようにしている。
特開2004−102241号公報
しかしながら、上述の特許文献1によると、分離部材の先端から定着ローラ表面までのギャップをKとしたときに、このギャップKが0.5mmの場合については記載があるが、0.5mm未満の場合については記載がない。近時、例えば、カラーの画像形成装置は、ウォームアップタイムの短縮を主な目的として、定着ローラのゴム層の薄肉化が促進されている。このため、定着ローラ全体の弾性が低下して、シートの分離性が低下する傾向にある。また、画像形成装置の高速化に伴って搬送不良やレジスト不良が発生して、先端余白の幅がばらつく場合もある。このような場合には、ギャップKを0.5mm未満に設定する場合も考慮する必要がでてくる。
また、特許文献1においては、例えば、先端余白が1mm程度の場合、分離部材の先端は、定着ニップの下流端から1mm以下の位置に配設する必要があり、シート搬送路の直近に配設することになる。この場合、分離部材がシートの搬送の妨げとなってジャム(紙詰まり)を発生させるおそれがある。このような観点からは、分離部材は、シート搬送路から離して配設することが好ましいが、この場合には、シートの先端余白がそれに応じて長くなるという問題がある。
本発明の目的は、シートの先端余白の幅がばらついた場合であっても、トナー像定着後のシートを確実に分離することができる定着装置、及びこれを備えた画像形成装置、若しくはシート処理装置を提供することにある。
本発明の一局面に係る定着装置は、シート表面に担持された未定着トナー像を、加熱加圧してシート表面に溶融固着させる定着装置であって、前記シートを加熱するための加熱回転体と、前記加熱回転体に所定の圧力で当接されてニップ部を形成する加圧回転体と、前記ニップ部の下流側において前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体の表面に微小間隙を介して対向する先端を有し、前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体に連れ回りしようとする前記シートを前記先端で引っ掛けて分離する分離部材と、を備え、前記分離部材の先端と前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体の表面との間隙をd(mm)、前記シートの先端における画像形成がなされない先端余白の最小値をL(mm)としたときに、dとLとの間に、
d+1.5≦L≦3d+1.5
の関係が成立し、前記ニップ部の下流端から前記分離部材の先端までの距離をr(mm)とするときに、前記分離部材の先端の位置について、
3.7≦r≦8.3
0.3≦d≦0.6
が成立することを特徴とする。
この構成によれば、dとLとを、d+1.5≦L≦3d+1.5を満たすように設定することにより、先端余白の最小値Lがばらついた場合でも、加熱回転体及び/又は加圧回転体の表面に巻き付いて連れ回りしようとするシートを、その先端余白に分離部材の先端を確実に引っ掛けることで、加熱回転体及び/又は加圧回転体から分離(剥離)させることができる。なお、上述の、d+1.5≦L≦3d+1.5という関係式は、上述に通り、実験的に求められた関係式である。
更に、分離部材の先端の位置について、3.7≦r≦8.3という規制を設け、上述の間隙dに対しても、0.3≦d≦0.6という規制を設けることで、これらを満たす領域内で、加熱回転体及び/又は加圧回転体の表面からシートを一層確実に分離させることができる。
上記構成において、前記加熱回転体が定着ベルトであり、前記定着ベルトは、定着ローラと加熱ローラとに掛け渡され、前記定着ローラが前記加圧回転体に向けて圧接されている構成とすることができる或いは、前記加熱回転体が、加熱部材が付設された定着ローラからなる構成とすることができる
上記構成において、前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体に対する前記分離部材の先端位置を調整可能とする調整機構をさらに備えることが望ましい
この場合、前記調整機構は、前記分離部材を移動可能に支持する支持アームを含むことが望ましい
或いは、前記調整機構は、前記ニップ部の下流側において、前記分離部材を前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体の表面に沿って移動可能に支持する支持アームと、前記分離部材の先端と前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体の表面との間隙を決定するスペーサと、を含むことが望ましい
これらの構成によれば、簡単に、しかも高い精度で、分離部材の先端と加熱回転体及び/又は前記加圧回転体の表面との間隙を調整することができる。
上記構成において、前記分離部材の先端におけるシートに接触する部分に設けられる離型性に優れた部材を備えることが望ましいこの構成によれば、シートの先端が分離部材の先端に接触した際に引っ掛かることなく円滑に滑るので、シートの分離を円滑に行うことができる。
また、本発明の他の局面に係る画像形成装置は、シートを搬送するシート搬送部と、前記シート搬送部によって搬送されたシートにトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部においてシート上に形成されたトナー像を加熱加圧してシート表面に溶融固着させる定着部と、を備え、前記定着部として、上記何れかの定着装置が適用されることを特徴とする
本発明のさらに他の局面に係るシート処理装置は、シート表面に形成された熱溶融性の薄層部材を、加熱加圧してシート表面に溶融固着させるシート処理装置であって、所定の圧力で当接されてニップ部を形成し、前記シートを前記ニップ部で加熱加圧して通過させる第1回転体及び第2回転体と、前記ニップ部の下流側において前記第1回転体及び/又は前記第2回転体の表面に微小間隙を介して対向する先端を有し、前記第1回転体及び/又は前記第2回転体に連れ回りしようとする前記シートを前記先端で引っ掛けて分離する分離部材と、を備え、前記分離部材の先端と前記第1回転体及び/又は前記第2回転体の表面との間隙をd(mm)、前記シートの先端における前記薄層部材の形成がなされない先端領域の最小値をL(mm)としたときに、dとLとの間に、
d+1.5≦L≦3d+1.5
の関係が成立し、前記ニップ部の下流端から前記分離部材の先端までの距離をr(mm)とするときに、前記分離部材の先端の位置について、
3.7≦r≦8.3
0.3≦d≦0.6
が成立することを特徴とする。
この構成によれば、第1回転体及び/又は第2回転体の表面に巻き付いて連れ回りしようとするシートを、その薄層部材の形成がなされない先端領域に分離部材の先端を確実に引っ掛けることで、第1回転体及び/又は第2回転体から剥離させることができる。
本発明によれば、シートの先端余白の幅がばらついた場合であっても、トナー像定着後のシートを確実に分離することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
図1〜図7を参照して、本発明の実施形態に係る定着装置1について詳述する。このうち図1は、本発明に係る定着装置1を備えた画像形成装置2の概略構成を模式的に示す図である。図2は、本発明に係る定着装置1の一例を説明する拡大模式図である。図3は、トナー量A及びシートPの先端余白P1の最小値Lと、シートPの巻き付きとの関係を説明する図である。図4は、分離板34(分離部材)の先端Sの間隙d(ギャップ)及びシートPの先端余白P1の最小値Lと、シートPの巻き付きとの関係を説明する図である。図5は、定着ベルト32に対する分離板34の先端Sの位置を説明する図である。図6は、分離板34の先端Sの位置を変更するためのプレート37の枚数と距離rとの関係を説明する図である。図7は、定着装置の模式的な上面図である。
画像形成装置2は、シート搬送部10と、画像形成部11と、定着部12とを備えている。シート搬送部10においては、積層状態で給紙カセット13に収納されたシートPが、給紙ローラ14によって給紙され、給送ローラ15及びリタードローラ16によって1枚ずつ分離される。さらにシートPは、搬送ローラ対17によって停止中のレジストローラ対18に突き当てられて斜行が矯正される。
画像形成部11は、静電潜像及びトナー像が周面に形成される感光ドラム20、感光ドラム20の周面を均一に帯電させる帯電ローラ21、感光ドラム20の周面を画像情報に基づき露光して静電潜像を形成する露光装置22、前記静電潜像にトナーを供給する現像装置23、シートPにバイアス電圧を印加して前記トナー像をシートP上に転写させる転写ローラ24、及び感光ドラム20の周面のクリーニング装置25を含む。
画像形成部11においては、矢印方向に回転駆動される感光ドラム20が、帯電ローラ21によって所定の極性・電位に帯電される。帯電後の感光ドラム20表面は、露光装置22によって画像情報に基づく露光が行われて静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置23によってトナーが付着され、トナー像tとして現像される。
このトナー像tは、感光ドラム20の回転により、感光ドラム20と転写ローラ24との間の転写ニップ部Tに搬送される。これと同期して、レジストローラ対18からシートPが転写ニップ部Tに供給され、トナー像tは転写ローラ24によってシートP上に転写される。
トナー像転写後の感光ドラム20は、表面に残ったトナーがクリーニング装置25によって除去されて次の画像形成に供される。一方、トナー像転写後のシートPは、定着部12に配設された定着装置1によってシートP上に定着される。なお、定着装置1については後に詳述する。トナー像定着後のシートPは、排紙ローラ27によって排紙トレイ28上に排出される。これにより、1枚のシートPの片面(表面)に対する画像形成が終了する。
図2に、シートP上に担持された未定着トナー像tを溶融固着させて定着させる定着装置1、いわゆる加熱方式の定着装置1を示す。この定着装置1は、弾性を有する定着ローラ30と、加熱部材としてヒータ31Hが内蔵された加熱ローラ31と、これらに掛け渡された定着ベルト32(加熱回転体)と、定着ベルト32に下方から圧接され加熱部材としてのヒータ33Hが内蔵された加圧ローラ33(加圧回転体)とを有している。なお、加圧ローラ33は、外部から駆動力が与えられて自ら回転すると共に、定着ベルト32と接触して従動回転する。
定着ベルト32と加圧ローラ33との間には、定着ローラ30の軸方向(シートPの通紙幅方向)に長い帯状の定着ニップ部Nが形成されている。定着ニップ部Nは、シートPの搬送方向に沿って、その上流側に上流端N1を有し、下流側に下流端N2を有し、これらの間にニップを構成している。加熱ローラ31の矢印R31方向の駆動回転により、定着ベルト32、定着ローラ30、加圧ローラ33は、それぞれ矢印R32,R30,R33方向に回転する。
本実施形態では、定着ローラ30、加圧ローラ33、定着ベルト32の一例として、以下のようなものを使用した。定着ローラ30は、直径32mm、アスカーC硬度が30度の、シリコンのスポンジローラを使用した。加圧ローラ33は、直径35mm、アスカーC硬度が50度の、シリコンのソリッドローラに、PFAチューブを被せたものを使用した。定着ベルト32は、無端状のニッケル基材に対して、300μmのシリコーンゴムで被覆し、さらに、PFAチューブを被せたものである。
上述のようにシートPは、その先端に、トナー像tが形成されない先端余白P1を有している。この先端余白P1は、シートPの先端縁から少し下流側にかけて、シートPの全幅にわたって形成される。本実施形態では、定着装置1は分離板34(分離部材)を有している。この分離板34の先端Sを、トナー像定着後に定着ベルト32の回転に伴って連れ回りしようとするシートPの、先端余白P1と定着ベルト32との間に差し入れることで、シートPを定着ベルト32から分離(剥離)するようにしている。
図2及び図7に示すように、分離板34は、板状に形成されている。分離板34は、例えば、SUS、SUM等の金属板によって形成されている。また、分離板34の先端S、及びシート搬送路R(図2参照)側には、フッ素コートやPTFEテープなど、離型性に優れた部材が設けてある。ここで、分離板34の先端をSとし、また、定着ニップ部Nの下流端N2から先端Sまでの距離をrとする。この距離rは以下のようにして求めることができる。
本実施形態では、分離板34は、支持アーム35によって支持されている。支持アーム35は、その基端側が定着ローラ30を回転自在に支持しているベアリングの中心軸C1(定着ローラ30の中心軸と同じ)を基準として、回転自在に支持されている。支持アーム35の先端側にはホルダ36が取り付けられていて、分離板34は、このホルダ36によって支持されている。つまり、分離板34の先端Sは、中心軸C1を中心に、定着ローラ30の表面に沿って移動することができるようになっている(調整機構)。
ここで、定着ローラ30の中心軸C1と加圧ローラ33の中心軸C2とを結ぶ直線と、定着ローラ30の中心軸C1と分離板34の先端Sとを結ぶ直線がなす角度をαとすると、この角度αが決まると、分離板34の先端Sの位置が決まる。また、定着ニップ部Nの上流端N1及び下流端N2を通るシート搬送路をRとし、分離板34の先端Sからシート搬送路Rに垂らした垂線とシート搬送路Rとの交点をHとする。そして、定着ニップ部Nの下流端N2から交点Hまでの距離をx、分離板34の先端Sから交点Hまでの距離をyとすると、上述の距離r、すなわち定着ニップ部Nの下流端N2から分離板34の先端Sまでの距離rは、次式、
r=(x+y1/2……(1)
で与えられる。
ここで、上記の距離x、距離yを測定するための治具、及びこの治具を用いた距離測定法の一例を示しておく。図14(A)は距離x、yを測定するための測定治具60の分解斜視図、図14(B)は組立状態とされた測定治具60の斜視図である。この測定治具60は、X尺61、Y尺62及び保持部材63からなる。
X尺61は、U字状を呈する板材からなり、x方向の距離を計測するための目盛り611と、二股に分岐した先端部分を楔状に先鋭化して形成した楔状先端612とを含む。Y尺62は、直線状の板材からなり、x方向の距離を計測するための目盛り611と、片端(上端)に形成された厚さ方向の段差からなる支持部622とを含む。保持部材63は、X尺61とY尺62とが互いに直交している状態を維持したまま、これらをスライド自在に保持する。保持部材63は、X尺61が挿通される第1保持部631と、Y尺62が挿通される第2保持部632とを有する。X尺61の中空部613は、Y尺62(第2保持部632)との干渉を避けるために設けられている。
図15は、測定治具60により距離x、yが測定されている状態を示す図である。X尺61はシート搬送方向に沿うように配置され、その楔状先端612は定着ニップ部Nの下流端N2に軽く当接される。一方、Y尺62の段差状の支持部622は、分離板34の先端Sが段にフィットするように当接される。作業者は、このような当接状態を形成するために、X尺61及びY尺62を保持部材63に対してスライド移動させる。かかる状態で、作業者がX尺61、Y尺62の目盛り611、621を読み取ることで、距離x、yを測定することができる。
図5に、上述の距離rと、トナー像定着後のシートPの巻き付きとの関連を調べるための実験装置を示す。本実験では、分離板34の先端Sから定着ベルト32表面までの間隙dは、所定の値(例えば、0.5mm)となるように設定してある。この間隙dは、図7に示すように、分離板34の幅方向(定着ローラ30の中心軸C1に沿った方向)の両端部における先端Sと定着ベルト32との間に、厚さdのスペーサ34Sを挿入することで確保することができる。
分離板34は、アーム35で支持されており、アーム35が中心軸C1を中心に回転するのに伴って、アーム35に対して一定の姿勢を保持した状態で回転する。これにより、分離板34は、先端Sが定着ベルト32の表面から間隙dだけ離れた状態で、表面に倣って移動して距離rを変化させることが可能である。図5の装置では、プレート37の枚数を変更することで、距離rの位置を変更するようにしている。
分離板34の、通紙幅方向に沿っての基端部には、プレートホルダ38が配設されている。プレートホルダ38は、その上面にプレート37を次々と重ねて載せることができるようになっているとともに、分離板34の位置が変化した場合でも、常に水平を維持するようになっている。
また、プレートホルダ38は、所定の位置に固定的に配置された基準部材40に向けて、付勢部材(不図示)によって付勢されている。つまり、プレートホルダ38は、載せられたプレート37のうちの、最上位のプレート37の上面を、基準部材40に下方から突き当てるようになっている。このため、プレートホルダ38は、載せられたプレート37の枚数が多いほど、下方に位置するようになっており、これに伴って、分離板34の先端Sは、定着ベルト32に倣って移動する。
図6に、プレート37の枚数と距離rとの関係を示す。なお、距離rは、上述の距離xと距離yを実測し、これらの結果を上記の式(1)に代入して求めたものである。図6に示すように、プレート37の枚数を増加させていくと、これに伴って、距離rが減少する。
具体的には、プレート37の枚数が6,9,11,12,13,14,15と増加するのに伴って、距離rは、8.3mm,6.5mm,5.5mm,4.8mm,4.3mm,3.7mm,3.1mmと順次減少する。図5には、これらの距離rの数値を定着ベルト32上にプロットして描いている。ただし、実際には、分離板34の先端Sは、定着ベルト32表面から少し離れた位置に位置するが、同図では、説明の便宜上、定着ベルト32上にプロットしている。このプロットした点のそれぞれに、分離板34の先端Sが位置するようにして、シートPの巻き付きに付いての実験を行ったところ、以下のような結果が得られた。
r=3.1mm(プレート枚数15枚)以下では、図5中に二点鎖線で示すように、分離板34の一部がシート搬送路Rに進入するため、シートPがこの分離板34に接触して、ジャムが発生した。r=3.7mm(プレート枚数14枚)以上では、このようなジャムの発生はなかった。
ただし、r=8.3mm(プレート枚数6枚)を超えると、トナー像に光沢ムラが発生した。r=8.3mmを超える場合、分離板34の先端Sは、定着ニップ部Nから遠い位置にあるため、定着ベルト32に巻き付き気味で搬送されたシートP上のトナー像tは、定着ローラ30から過剰な熱が付与されるため、画像が荒れたような状態となって光沢ムラを発生させることになる。ちなみに、シート上のトナー像tのある部分が、定着ニップ部Nの下流端N2を通過後、r=8.3mmの位置に到達するまでに要する時間は、定着ベルト32の回転速度から算出すると、54msecであった。
以上の結果を踏まえて、図2に示す定着装置1においては、距離rが、
3.7≦r≦8.3……(2)
となる範囲内で、先端余白P1の最小値L、間隙d等の値の好適値を求めることにした。未定着トナー像Tを担持して、定着装置1に搬送されてきたシートPは、定着ニップ部Nを通過する際に加熱・加圧される。これによりシートP上のトナー像tが溶融され、その後、シートP上に固着される。この際、トナー像tは、接着剤と同様に作用して、シートPを定着ベルト32に貼り付けることになる。この結果、トナー像転着後のシートPは、定着ベルト32に巻き付き気味になる。
図3に、シートPの巻き付きに対する、トナー量A(mg/cm)と先端余白P1の最小値L(mm)との関係を示す。同図では、横軸にシートP上のトナー量A(mg/cm)をとり、縦軸にシートPの先端余白P1の最小値L(mm)をとっている。分離板34の先端Sと定着ベルト32の表面との間隙は、d=0.5mmとした。先端余白P1は、A4サイズの縦通し(長辺が搬送方向と一致する向き)のシートPの先端から所定の場所にベタ画像が転写されるようにして調整を行った。ここで、巻き付き発生とは、シートPが定着ベルト32に巻き付くこと、及びシートの先端耳折れなど分離不良が発生することをいう。
図3に示すように、トナー量Aを1.0mg/cmから2.0mg/cmまで、数段階で変化させて、シートPの巻き付きの確認を行った。この結果、巻き付きに対しては、トナー量Aよりも先端余白P1の影響が大きく、先端余白P1の最小値Lが2.5mm未満では、トナー量Aにかかわらず巻き付きが発生し、2.5mm以上では発生しなかった。
図4に、分離板34の間隙d(mm)と、シートの先端余白P1の最小値L(mm)との関係について実験した結果を示す。同図において、横軸には、分離板34の間隙d(mm)をとり、縦軸には、シートの先端余白P1の最小値L(mm)をとっている。実験によると、少なくとも図4において斜線で示す領域では、巻き付きが発生しないことが確認された。
図4中の直線M1は、r=3.7mmに設定した際の、巻き付きが発生する場合と、発生しない場合との境界を示す直線である。この直線は、近似式、
L=d+1.5……(3)
で表される。シートPの巻き付きは、この直線M1よりも上の領域では発生せず、下の領域では発生した。この式(3)は、分離板34の先端Sの間隙dを変化させたときの、先端余白P1の最小値Lの下限を決めるものである。
一方、図4中の直線M2は、r=8.3mmに設定した際の、巻き付きが発生する場合と、発生しない場合との境界を示す直線である。この直線は、近似式、
L=3d+1.5……(4)
で表される。シートPの巻き付きは、この直線M2よりも上の領域で発生し、下の領域では発生しない。この式(4)は、分離板34の先端Sの間隙dを変化させたときの、先端余白P1の最小値Lの上限を決めるものである。
さらに、上述の式(3)及び式(4)の間の領域であっても、間隙dについて、
d<0.3、d>0.6……(5)
の領域においては、次のような不具合が発生するおそれがある。d<0.3の場合には、分離板34の先端に紙粉やトナーカスが溜まったときに定着ベルト32の表面を傷付けるおそれがある。一方、d>0.6の場合、60g/m以下の薄いシートPでは、極端に腰が弱くなり(剛性が低くなり)、巻き付きが発生するおそれがある。
以上の実験結果を踏まえて、本実施形態では、分離板34の先端Sと定着ベルト32の表面との間の間隙dと、シートPの先端余白P1の最小値Lとについては、
d+1.5≦L≦3d+1.5……(6)
0.3≦d≦0.6……(7)
を満たすように設定するようにした。これに、上述のrについての式(2)、
3.7≦r≦8.3……(2)
を加え、間隙d、先端余白P1の最小値L、距離rがこれらの式(6),(7),(2)を満たすように設定することにより、先端余白P1の最小値Lがばらついた場合であっても、トナー像定着後のシートPが定着ベルト32に巻き付くことを防止して、シートPを定着ベルト32から確実に分離させることができる。
なお、本実施形態においては、間隙d、先端余白P1の最小値L、距離rを、上述の式(6),(7),(2)を満たすように設定することで、トナー像定着後のシートPの分離を確実に行うようにしている。しかし、本発明では間隙dと最小値Lとの関係が、少なくとも式(6)を満たすように設定されていれば良く、これらが設定されていない場合と比較して、分離性能を向上させることができる。
<変形実施形態の説明>
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記実施形態では、加熱回転体が定着ベルト32である場合を例に説明した。これに代えて、図8(A)に示すように、定着ベルト32を用いず、内部にハロゲンヒータ51等の加熱部材を有する定着ローラ301が直接、加圧ローラ33に圧接される構成としても良い。分離板34の配置は、上記実施形態と同様である。この場合、図8(B)に示すように、内部にハロゲンヒータ51を有する加熱ローラ52を、加熱部材を具備しない定着ローラ302の外周面に当接させるようにして、定着ローラ302を加熱するようにしても良い。
(2)本発明は、誘導加熱方式を採用した定着装置にも勿論適用できる。図9(A)、(B)にその実施形態を示す。図9(A)に示すように、定着ベルト32を用いる場合、支持ローラ311の外周面に対向して誘導加熱コイル53を配置し、定着ベルト32を誘導加熱させるようにすれば良い。定着ベルト32が用いられない場合は、図9(B)に示すように、誘導加熱され得る定着ローラ303の外周面に対向して誘導加熱コイル53を配置すれば良い。
(3)或いは図10に示すように、加熱回転体として単体の定着ベルト304を用いると共に、この定着ベルト304の内壁面に接触するように、セラミックヒータアレイ等からなる加熱体54を設けた定着装置にも、本発明は適用され得る。
(4)さらに、図11(A)に示すように、例えば図8(A)の加圧ローラ33に代えて、一対のローラ332、333と、これに架け渡された押圧無端ベルト334とで構成される押圧ユニット331を用いた定着装置としても良い。或いは、図11(B)に示すように、加圧ローラ33に代えて、押圧無端ベルト336と押圧パッド337とで構成される押圧ユニット335を用いた定着装置とすることもできる。
(5)上記実施形態では、定着ベルト32に対してのみ、分離板34を配置する例を示したが、これに限らず、加圧ローラ33の側にも分離板を配置するようにしても良い。図12(A)は、定着ベルト32に対して第1分離板341を、加圧ローラ33に対して第2分離板342を各々配置した例を示している。また、図12(B)は、定着ローラ301に対して第1分離板341を、加圧ローラ33に対して第2分離板342を各々配置した例を示している。
両面印刷可能な画像形成装置の定着装置では、加圧ローラ33側にシートのトナー定着面が位置することがあるため、シートが加圧ローラ33に巻き付く場合があり得る。そこで、図12(A)、(B)に示すように、加圧ローラ33の側にも第2分離板342を配置することで、加圧ローラ33にシートが巻き付いた場合であっても、これを分離することができる。或いは、図13に示すように、定着ローラ301に別途のシート分離機構が適用されるならば、加圧ローラ33側だけに分離板343を配置するようにしても良い。
(6)上述の画像形成装置は一例を示したものであり、本発明に係る定着装置は、シート上に未定着トナー像を担持させ、この未定着トナー像を加熱・加圧することでシート上に溶融固着させる方式の任意の画像形成装置に適用することができる。例えば、感光ドラム上に形成したトナー像を、一旦、中間転写体(例えば、中間転写ベルト)に転写し、さらに中間転写体からシートに転写する、いわゆる中間点方式の画像形成装置や、複数の色のトナーによって画像を形成するカラーの画像形成装置などにも適用することができる。
(7)本発明は、シート上にトナーを定着させる場合に限らず、シート状部材の表面に熱溶融性の薄層部材を溶融固着させるシート処理装置にも広く適用できる。例えば、先端余白に相当する領域を除いて、シートの片面または両面に熱可塑性の合成樹脂層を形成し、これを加熱加圧することで合成樹脂層をシートに溶融固着させる場合にも適用できる。
本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の概略構成を模式的に示す図である。 本発明に係る定着装置の一例を説明する拡大模式図である。 トナー量及びシートの先端余白の最小値と、シートの巻き付きとの関係を説明するグラフである。 分離板の先端の間隙及びシートの先端余白の最小値Lと、シートの巻き付きとの関係を説明するグラフである。 定着ベルトに対する分離板の先端の位置を説明する図である。 分離板の先端の位置を変更するためのプレートの枚数と距離との関係を説明する表形式の図である。 定着装置の模式的な上面図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置の模式図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置の模式図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置の模式図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置の模式図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置の模式図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置の模式図である。 (A)は距離測定用の測定治具の分解斜視図、(B)は組立状態とされた測定治具の斜視図である。 測定治具により距離が測定されている状態を示す図である。
符号の説明
1……定着装置、2……画像形成装置、10……シート搬送部、11……画像形成部、12……定着部、30……定着ローラ、32……定着ベルト(定着回転体)、33……加圧ローラ(加圧回転体)、34……分離板(分離部材)、d……分離板の先端と定着ベルトの表面との間隙、L……先端余白の最小値、N……定着ニップ、N1……上流端、N2……下流端、P……シート、P1……先端余白、r……定着ニップ内の下流端から分離部材の先端までの距離、S……分離板の先端、t……トナー像,トナー

Claims (9)

  1. シート表面に担持された未定着トナー像を、加熱加圧してシート表面に溶融固着させる定着装置であって、
    前記シートを加熱するための加熱回転体と、
    前記加熱回転体に所定の圧力で当接されてニップ部を形成する加圧回転体と、
    前記ニップ部の下流側において前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体の表面に微小間隙を介して対向する先端を有し、前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体に連れ回りしようとする前記シートを前記先端で引っ掛けて分離する分離部材と、を備え、
    前記分離部材の先端と前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体の表面との間隙をd(mm)、前記シートの先端における画像形成がなされない先端余白の最小値をL(mm)としたときに、dとLとの間に、
    d+1.5≦L≦3d+1.5
    の関係が成立し、
    前記ニップ部の下流端から前記分離部材の先端までの距離をr(mm)とするときに、前記分離部材の先端の位置について、
    3.7≦r≦8.3
    0.3≦d≦0.6
    が成立することを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱回転体が定着ベルトであり、
    前記定着ベルトは、定着ローラと加熱ローラとに掛け渡され、前記定着ローラが前記加圧回転体に向けて圧接されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加熱回転体が、加熱部材が付設された定着ローラからなることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体に対する前記分離部材の先端位置を調整可能とする調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記調整機構は、前記分離部材を移動可能に支持する支持アームを含むことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記調整機構は、
    前記ニップ部の下流側において、前記分離部材を前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体の表面に沿って移動可能に支持する支持アームと、
    前記分離部材の先端と前記加熱回転体及び/又は前記加圧回転体の表面との間隙を決定するスペーサと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  7. 前記分離部材の先端におけるシートに接触する部分に設けられる、離型性に優れた部材をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の定着装置。
  8. シートを搬送するシート搬送部と、
    前記シート搬送部によって搬送されたシートにトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部においてシート上に形成されたトナー像を加熱加圧してシート表面に溶融固着させる定着部と、を備え、
    前記定着部として、請求項1〜7のいずれかに記載の定着装置が適用されることを特徴とする画像形成装置。
  9. シート表面に形成された熱溶融性の薄層部材を、加熱加圧してシート表面に溶融固着させるシート処理装置であって、
    所定の圧力で当接されてニップ部を形成し、前記シートを前記ニップ部で加熱加圧して通過させる第1回転体及び第2回転体と、
    前記ニップ部の下流側において前記第1回転体及び/又は前記第2回転体の表面に微小間隙を介して対向する先端を有し、前記第1回転体及び/又は前記第2回転体に連れ回りしようとする前記シートを前記先端で引っ掛けて分離する分離部材と、を備え、
    前記分離部材の先端と前記第1回転体及び/又は前記第2回転体の表面との間隙をd(mm)、前記シートの先端における前記薄層部材の形成がなされない先端領域の最小値をL(mm)としたときに、dとLとの間に、
    d+1.5≦L≦3d+1.5
    の関係が成立し、
    前記ニップ部の下流端から前記分離部材の先端までの距離をr(mm)とするときに、前記分離部材の先端の位置について、
    3.7≦r≦8.3
    0.3≦d≦0.6
    が成立することを特徴とするシート処理装置。
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