JP2000053301A - 転写材剥離装置 - Google Patents

転写材剥離装置

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JP2000053301A
JP2000053301A JP10221994A JP22199498A JP2000053301A JP 2000053301 A JP2000053301 A JP 2000053301A JP 10221994 A JP10221994 A JP 10221994A JP 22199498 A JP22199498 A JP 22199498A JP 2000053301 A JP2000053301 A JP 2000053301A
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peeling
transfer material
rotating member
nip
roll
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JP10221994A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Inamiya
竜一 稲宮
Atsumi Kurita
篤実 栗田
Hideaki Sekiguchi
英明 関口
Masaru Kijima
勝 木島
Haruhiko Sano
晴彦 佐野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離部材の楔状先端部と回転部材表面との間
隔を一定に保持し、接触を防止すること。 【解決手段】 転写材Sの表面側に接触する表面側回転
部材17および裏面側に接触する裏面側回転部材18の
回転により搬送された転写材Sが、前記表面側回転部材
17または裏面側回転部材18のうちのいずれかの回転
部材表面から剥離させる楔状先端部を有する剥離部材3
3,33′と、前記剥離部材33,33′の楔状先端部
を前記回転部材表面に押圧させるように前記剥離部材3
3,33′に回転力を付与する回転付与部材34,3
4′と、前記回転力を付与された剥離部材33,33′
に接触して前記剥離部材33,33′の回転位置を規制
し、前記楔状先端部と前記回転部材表面との間隔を所定
の間隔に調節するワイヤ21,21′とから構成される
転写材剥離装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やレーザプリ
ンタ等の画像形成装置で形成されたトナーが転写される
シート状の転写材が、互いに圧接する回転部材の圧接領
域であるニップを通過した時に、前記回転部材表面から
転写材を剥離させるための転写材剥離装置に関する。前
記転写材剥離装置は、画像形成装置の次の位置等で使用
される。 (a)一対のトナー像転写用の回転部材が圧接する転写
領域であるニップを通過する際にトナー像を転写された
転写材が、前記ニップを通過した位置。 (b)一対のトナー像定着用の回転部材が圧接する定着
領域であるニップを通過する際にトナー像を定着された
転写材が、前記ニップを通過した位置。
【0002】
【従来の技術】前記転写材剥離装置として従来次の技術
(J01)が知られている。 (J01)特開平5−107978号公報記載の技術 この公報には、定着装置で使用する剥離部材の一部に凸
部を設け、この凸部を定着ロールに接触させ、剥離部材
定着ロール間の間隙を調整する方法が取られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(前記(J01)の技術
の問題点) 前記(J01)の方法では定着ロールと剥離部材との接触
による定着ロールの磨耗、画質障害または剥離部材と定
着ロールの間隙を一定に保つための位置決め精度が問題
になってくる。また、剥離部材により転写材を剥離する
場合、現在使用されているロール接触式の剥離爪(定着
ロールに接触する剥離爪)では幅が小さいので、定着画
像表面との接触圧力が大きく、画像障害が起こる。また
剥離爪が定着ロールに接触しているため、定着ロールの
寿命にも影響がある。このことを解決するには剥離部材
をブレード状にして、剥離する際の画像面との接触圧力
を小さくする方法があるが、この場合もブレードの自重
によるたわみや、熱膨張による変形等で、ブレード先端
と定着ロールの間の間隙を一定に保持することが困難で
ある。
【0004】なお、前記問題点は一対の定着ロールの圧
接領域を通過する転写材を前記定着ロールから剥離させ
る剥離部材だけでなく、転写ロールや転写ベルト等の他
の回転部材から転写材を剥離させる剥離部材においても
同様に問題点となる。
【0005】本発明は、前記従来の問題点に鑑み、シー
ト状の転写材の表面側に接触する表面側回転部材および
裏面側に接触する裏面側回転部材が圧接する領域である
ニップに進入した転写材であって前記表面側および裏面
側の回転部材の回転により搬送されて前記ニップを通過
した転写材を、前記表面側回転部材または裏面側回転部
材のうちのいずれかの回転部材表面から剥離させる剥離
部材において、下記(O01)〜(O03)の記載内容を課
題とする。 (O01)剥離部材の楔状先端部と回転部材表面との間隔
を一定に保持できるようにすること。 (O02)剥離部材の楔状先端部が回転部材表面に接触す
るのを防止すること。 (O03)前記回転部材の回転軸方向に複数の剥離部材を
並べて設けた場合に、各剥離部材の電位を同電位に保持
できるようにすること。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決し
た本発明を説明するが、本発明の説明において本発明の
構成要素の後に付記したカッコ内の符号は、本発明の構
成要素に対応する後述の実施例の構成要素の符号であ
る。なお、本発明を後述の実施例の構成要素の符号と対
応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするた
めであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではな
い。
【0007】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の転写材剥離装置は、下記の要件(A01)〜(A0
4)を備えたことを特徴とする、(A01)シート状の転
写材(S)の表面側に接触する表面側回転部材(17)
および裏面側に接触する裏面側回転部材(18)が圧接
する領域であるニップ(Q5)に進入した転写材(S)
であって前記表面側および裏面側の回転部材(17およ
び18)の回転により搬送されて前記ニップ(Q5)を
通過した転写材(S)を、前記表面側回転部材(17)
または裏面側回転部材(18)のうちのいずれかの回転
部材表面から剥離させる剥離部材(33,33′)、
(A02)前記ニップ(Q5)を通過した転写材(S)の
前端部と前記回転部材表面との間に進入して前記転写材
(S)前端部を前記回転部材表面から剥離させる楔状先
端部を有する前記剥離部材(33,33′)、(A03)
前記剥離部材(33,33′)の楔状先端部を前記回転
部材表面に押圧させるように前記剥離部材(33,3
3′)に回転力を付与する回転付与部材(34,3
4′)、(A04)前記ニップ(Q5)の下流側で前記転
写材(S)の幅方向に延びて配置されたワイヤ(21,
21′)であって、前記回転力を付与された剥離部材
(33,33′)に接触して前記剥離部材(33,3
3′)の回転位置を規制し、前記楔状先端部と前記回転
部材表面との間隔を所定の間隔に調節するワイヤ(2
1,21′)。
【0008】(第1発明の作用)前記構成を備えた本発
明の転写材剥離装置では、シート状の転写材(S)の表
面側に接触する表面側回転部材(17)および裏面側に
接触する裏面側回転部材(18)が圧接する領域である
ニップ(Q5)に進入した転写材(S)は、前記表面側
および裏面側の回転部材(17および18)の回転によ
り搬送されて前記ニップ(Q5)を通過する。前記ニッ
プ(Q5)を通過した転写材(S)を、前記表面側回転
部材(17)または裏面側回転部材(18)のうちのい
ずれかの回転部材表面から剥離させる剥離部材(33,
33′)は、回転付与部材(34,34′)により、剥
離部材(33,33′)の楔状先端部が前記回転部材表
面に押圧される回転力を付与される。前記ニップ(Q
5)の下流側には前記転写材(S)の幅方向に延びるワ
イヤ(21,21′)が配置される。前記ワイヤ(2
1,21′)は、前記回転力を付与された剥離部材(3
3,33′)に接触して前記剥離部材(33,33′)
の回転位置を規制し、前記楔状先端部と前記回転部材表
面との間隔を所定の間隔に調節する。前記剥離部材(3
3,33′)の楔状先端部は、前記ニップ(Q5)を通
過した転写材(S)の前端部と前記回転部材表面との間
に進入して前記転写材(S)前端部を前記回転部材表面
から剥離させる。
【0009】
【発明の実施の形態】(本発明の実施の形態1)本発明
の実施の形態1の転写材剥離装置は、前記本発明におい
て下記の要件(A05)を備えたことを特徴とする、(A
05)導電性材料により形成された前記ワイヤ(21,2
1′)。
【0010】(本発明の実施の形態1の作用)前記構成
を備えた本発明の実施の形態1の転写材剥離装置では、
前記ワイヤ(21,21′)が導電性材料により形成さ
れる。したがって、剥離部材(33,33′)が幅方向
に長く形成されている場合や、幅方向に沿って複数に分
割して配置されている場合に、剥離部材(33,3
3′)の幅方向の電位を一定にすることができるので、
剥離部材(33,33′)の幅方向の電位ムラによる画
質の劣化を防止することができる。
【0011】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の転写材剥
離装置の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、
本発明は以下の実施例に限定されるものではない。図1
は導電性ロールを用いた従来の画像形成装置の概略説明
図である。図1において、感光体ドラムからなる像担持
体1は矢印A方向に回転し、像担持体1表面は帯電器2
により一様に帯電された後、潜像書込位置Q1において
潜像書込装置3のレーザビームにより露光走査されて静
電潜像が形成される。フルカラー画像を形成する場合
は、K(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン)の4色の画像に対応した静電潜像が順次形成
され、モノクロ画像の場合はK(黒)画像に対応した静
電潜像のみが形成される。前記静電潜像が形成された像
担持体表面は回転移動して現像領域Q2、1次転写領域
Q3を順次通過する。
【0012】前記現像領域において前記静電潜像を現像
するロータリ式の現像装置4は、回転軸4aとともに回
転するK(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン)の4色の現像器4K,4Y,4C,4Mを有して
いる。前記各色の現像器4K,4Y,4C,4Mの中のいず
れかの現像器が、前記現像領域Q2を通過する静電潜像
をトナー像に現像する。前記1次転写領域Q3は、矢印
A方向に回転移動する中間転写ベルトBがロール状の1
次転写器T1により像担持体1表面に圧接される領域で
ある。前記1次転写器T1には現像装置4で使用される
現像用のトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が電
源回路Eから供給される。したがって、前記像担持体1
表面に現像されたトナー像Tは前記1次転写領域Q3に
おいて1次転写器T1により中間転写ベルトBに1次転
写される。1次転写後、像担持体1表面の残留トナーは
クリーナ6によりクリーニングされる。
【0013】前記矢印A方向に回転移動する中間転写ベ
ルトBは、駆動ロール7、テンションロール8、アイド
ラロール9,9およびバックアップロール11により回
転可能に支持されている。バックアップロール11には
中間転写ベルトBを挟んで2次転写ロール12が離隔お
よび圧接可能(離接可能)に配置されており、前記2次
転写ロール12が中間転写ベルトBと圧接する領域によ
り2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バッ
クアップロール11には電極ロール13が当接してい
る。電極ロール13には前記トナーの帯電極性と同極性
の2次転写電圧が電源回路Eから供給される。前記ロー
ル11〜13により2次転写器T2が構成されている。
【0014】フルカラー画像を形成する場合、潜像書込
位置Q1において第1色目の静電潜像が形成され、現像
領域Q2において1色目のトナー像Tが形成される。こ
のトナー像Tは、1次転写領域Q3を通過する際に、1
次転写器T1によって中間転写ベルトB上に静電的に1
次転写される。その後同様にして、第1色目のトナー像
Tを担持した中間転写ベルトB上に、第2色目、第3色
目、第4色目のトナー像Tが順次重ねて1次転写され、
最終的にフルカラーの多重トナー像が中間転写ベルトB
上に形成される。単色のモノカラー画像を形成する場合
には1個の現像器のみを使用する。この場合、単色トナ
ー像が中間転写ベルトB上に形成される。
【0015】前記多重トナー像または単色トナー像は、
2次転写領域Q4を通過する際に2次転写器T2により、
給紙トレイTRから所定のタイミングで供給される転写
材Sに静電的に一括して2次転写される。2次転写後の
中間転写ベルトBはベルトクリーナー14により残留ト
ナーが除去される。トナー像が2次転写された転写材S
は、定着装置16に搬送され定着領域Q5を通過する際
に定着処理された後、転写材排出トレイ(図示せず)に
排出される。
【0016】(定着装置16)図2は図1に示す定着装
置の前面拡大図である。図3は同定着装置の前部斜視図
である。図4は同定着装置の後面図である。図5は同定
着装置の後部斜視図である。図6は同定着装置の要部の
左側面図である。なお、以後の説明の理解を容易にする
ために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向
をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,
Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞ
れ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前
側、後側、右側、左側、上側、下側とする。また、図
中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏か
ら表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載
されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するも
のとする。
【0017】図2〜図6において定着装置16は、シー
ト状の転写材Sの表面側に接触する加熱ロール(表面側
回転部材)17および裏面側に接触する加圧ロール(裏
面側回転部材)18を有している。前記加熱ロール17
はヒータ(図示せず)を内蔵しており、前記加熱ロール
17および加圧ロール18が圧接する定着領域Q5(ニ
ップ)を通過する転写材S上のトナー像を加熱定着す
る。
【0018】図6において、前記加熱ロール17の軸1
7aの前後方向(X軸方向)両端には前側ワイヤ支持ア
ーム19および後側ワイヤ支持アーム20が回転可能に
支持されている。前記前側ワイヤ支持アーム19には導
電性のワイヤ21の前端が固定されている。前記ワイヤ
21の後端部は、後側ワイヤ支持アーム20に回転可能
に支持されたワイヤガイドローラ22でガイドされ、引
張ばね23の一端に連結されている。前記引張ばね23
の他端は、前記後側ワイヤ支持アーム20に固定された
係止ピン24に係止されている。なお、ワイヤ21はア
ースされている。
【0019】前記前側ワイヤ支持アーム19および後側
ワイヤ支持アーム20は、引張ばね26,26の一端に
固定されており、引張ばね26,26の他端はフレーム
(図示せず)に固定された係止ピン27,27に係止さ
れている。図2において、前記引張ばね26,26によ
り前記前側ワイヤ支持アーム19および後側ワイヤ支持
アーム20は、前側(X側)から見て反時計方向の回転
力を受けている。前記前側ワイヤ支持アーム19および
後側ワイヤ支持アーム20にはそれぞれ回転位置調節ね
じ28,28の先端が当接している。前記回転位置調節
ねじ28,28はフレーム(図示せず)に固定されたナ
ット29,29により支持されており、回転操作するこ
とにより前記先端の位置の調節が可能である。
【0020】したがって、前記回転位置調節ねじ28,
28は、前記引張ばね26,26により前記反時計方向
の回転力を受ける前側ワイヤ支持アーム19および後側
ワイヤ支持アーム20の回転位置を調節して位置決めし
ている。前記位置決めされた前側ワイヤ支持アーム19
および後側ワイヤ支持アーム20に支持されたワイヤ2
1は、前記定着領域Q5の右側(Y側)において、所定
の位置(後述の剥離部材を保持する位置)に位置決めさ
れ、前後方向(X軸方向)に延びて配置されている。
【0021】前記加圧ロール18の軸18aの前後両端
(X軸方向両端)には、前側ワイヤ支持アーム19′お
よび後側ワイヤ支持アーム20′が回転可能且つ位置調
節可能に支持されており、また、前記ワイヤ支持アーム
19′および20′により導電性のワイヤ21′が支持
されている。なおワイヤ21′はアースされている。前
記軸18a上の前側および後側のワイヤ支持アーム1
9′,20′の支持構造およびワイヤ21′の支持構造
等は、前記軸17a上のワイヤ支持アーム19,20の
支持構造およびワイヤ21の支持構造と同様であるの
で、対応する構成要素には同一の符号19〜28にダッ
シュを付けて重複する詳細な説明は省略する。
【0022】前記ワイヤ21,21′の右方には前後に
延びる剥離部材支持軸31,31′が配置されている。
剥離部材支持軸31の前後両端部(X軸方向両端部材)
は、フレーム(図示せず)に固定されたベアリング3
2,32(図3参照)より回転可能に支持されている。
前記剥離部材支持軸31には複数の加熱ロール用剥離部
材33が固着されている。前記複数の各加熱ロール用剥
離部材33は前記定着領域Q5により形成されるニップ
を通過した転写材Sの前端部と前記加熱ロール(表面側
回転部材)17表面との間に進入して前記転写材S前端
部を前記加熱ロール(表面側回転部材)17表面から剥
離させる楔状先端部を有する。前記剥離部材支持軸31
の前後両端は引張ばね34,34の一端部に連結されて
おり、前記引張ばね34,34の他端部はフレーム(図
示せず)に固定された係止ピン35,35に係止されて
いる。
【0023】前記剥離部材支持軸31′の支持構造およ
び前記剥離部材支持軸31′により支持される構成要素
は、前記剥離部材支持軸31の支持構造および剥離部材
支持軸31により支持される構成要素と同一であるの
で、対応する構成要素には同一の符号31〜35にダッ
シュを付けて重複する詳細な説明は省略する。
【0024】(実施例の作用)前記構成を備えた実施例
の転写材剥離装置では、シート状の転写材Sの表面側に
接触する加熱ロール(表面側回転部材)17および裏面
側に接触する加圧ロール(裏面側回転部材)18が圧接
する定着領域(ニップ)Q5に進入した転写材Sは、前
記加熱ロール17および加圧ロール18の回転により搬
送されて前記定着領域(ニップ)Q5を通過する。前記
定着領域(ニップ)Q5を通過した転写材Sを、前記加
熱ロール17および加圧ロール18の表面から剥離させ
る剥離部材33,33′は、引張ばね(回転付与部材)
34,34′により、剥離部材33,33′の楔状先端
部が前記加熱ロール17表面および加圧ロール18表面
に押圧される回転力を付与される。前記定着領域(ニッ
プ)Q5の下流側には前記転写材Sの幅方向に延びるワ
イヤ21,21′が配置される。前記ワイヤ21,2
1′は、前記回転力を付与された剥離部材33,33′
に接触して前記剥離部材33,33′の回転位置を規制
し、前記剥離部材33,33′の楔状先端部と、前記加
熱ロール17表面および加圧ロール18表面との間隔を
所定の間隔に調節する。前記剥離部材33,33′の楔
状先端部は、前記定着領域(ニップ)Q5を通過した転
写材Sの前端部と、前記加熱ロール17表面および加圧
ロール18表面との間に進入して前記転写材S前端部を
前記加熱ロール17表面および加圧ロール18表面から
剥離させる。また、前記ワイヤ21,21′が導電性材
料により形成される。したがって、複数の各剥離部材3
3,33′の電位を幅方向で一定にすることができるの
で、剥離部材33,33′の幅方向の電位ムラによる画
質の劣化を防止することができる。
【0025】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)前記中間転写ベルトBを支持するベルト支持部
材は、複数のベルト支持ロール7〜11を使用する代わ
りに、表面に弾性層が形成された1個の大径のドラムを
使用することが可能である。また、中間転写ベルトBの
代わりに中間転写ドラムを使用した画像形成装置や、前
記中間転写ベルトBや中間転写ドラム等の中間転写体を
使用しない画像形成装置にも適用可能である。 (H02)本発明の転写材剥離装置は、回転部材の圧接領
域であるニップを通過する転写材を前記回転部材表面か
ら剥離させる際に使用可能であり、前記ニップは定着領
域Q5に限らず、2次転写領域Q4であってもかまわな
い。また中間転写ベルトBを使用しない画像形成装置で
は、前記ニップは像担持体(感光体)から転写材Sへの
トナー像の転写領域であってもよい。
【0026】
【発明の効果】前述の本発明の転写器、または転写材剥
離装置は、次の効果を奏する。 (E01)剥離部材の楔状先端部と回転部材表面との間隔
を一定に保持することができる。 (E02)剥離部材の楔状先端部が回転部材表面に接触す
るのを防止することができる。 (E03)前記回転部材の回転軸方向に複数の剥離部材を
並べて設けた場合に、各剥離部材の電位を同電位に保持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は導電性ロールを用いた従来の画像形成
装置の概略説明図である。
【図2】 図2は図1に示す定着装置の前面拡大図であ
る。
【図3】 図3は同定着装置の前部斜視図である。
【図4】 図4は同定着装置の後面図である。
【図5】 図5は同定着装置の後部斜視図である。
【図6】 図6は同定着装置の要部の左側面図である。
【符号の説明】
S…転写材、Q5…ニップ 17…表面側回転部材、18…裏面側回転部材、21,
21′…ワイヤ、33,33′…剥離部材、34,3
4′…回転付与部材。
フロントページの続き (72)発明者 関口 英明 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 木島 勝 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 佐野 晴彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H032 AA05 AA15 BA09 BA21 BA30 DA19 2H033 AA16 AA23 BA01 BA09 BA20 BA21 BB01 BB28 3F053 AA20 AA21 LA02 LA07 LB03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件(A01)〜(A04)を備えた
    ことを特徴とする転写材剥離装置、(A01)シート状の
    転写材の表面側に接触する表面側回転部材および裏面側
    に接触する裏面側回転部材が圧接する領域であるニップ
    に進入した転写材であって前記表面側および裏面側の回
    転部材の回転により搬送されて前記ニップを通過した転
    写材を、前記表面側回転部材または裏面側回転部材のう
    ちのいずれかの回転部材表面から剥離させる剥離部材、
    (A02)前記ニップを通過した転写材の前端部と前記回
    転部材表面との間に進入して前記転写材前端部を前記回
    転部材表面から剥離させる楔状先端部を有する前記剥離
    部材、(A03)前記剥離部材の楔状先端部を前記回転部
    材表面に押圧させるように前記剥離部材に回転力を付与
    する回転付与部材、(A04)前記ニップの下流側で前記
    転写材の幅方向に延びて配置されたワイヤであって、前
    記回転力を付与された剥離部材に接触して前記剥離部材
    の回転位置を規制し、前記楔状先端部と前記回転部材表
    面との間隔を所定の間隔に調節するワイヤ。
  2. 【請求項2】 下記の要件(A05)を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の転写材剥離装置、(A05)導電性
    材料により形成された前記ワイヤ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097001A (ja) * 2007-10-04 2008-04-24 Seiko Epson Corp 定着装置および画像形成装置
JP2008158508A (ja) * 2006-11-29 2008-07-10 Kyocera Mita Corp 定着装置、及びこれを備えた画像形成装置、シート処理装置
JP2010054842A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Kyocera Mita Corp 定着装置

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