JPH0980925A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH0980925A JPH0980925A JP7232223A JP23222395A JPH0980925A JP H0980925 A JPH0980925 A JP H0980925A JP 7232223 A JP7232223 A JP 7232223A JP 23222395 A JP23222395 A JP 23222395A JP H0980925 A JPH0980925 A JP H0980925A
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- toner
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低温低湿条件下でのOHPシートや厚手の転
写紙を持いた場合にも高画質が得られる画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 画像信号に応じた潜像を形成する潜像担
持体1と、潜像をトナー現像してトナー像とする現像装
置14と、潜像担持体1に形成されたトナー像を一次転
写して担持する中間転写体2と、中間転写体2のトナー
像担持面に記録媒体11を介して当接しトナー像の帯電
極性と逆の極性の電圧を印加することによりトナー像を
記録媒体に二次転写するための二次転写ロール4と、二
次転写ロール4に対向する位置で中間転写体2のトナー
像担持面の裏面に当接するバックアップロール5とを有
し、中間転写体2の裏面かつ中間転写体2とバックアッ
プロール5の当接部位の上流側に近接して配置されると
共に中間転写体2に対してトナー像の帯電極性と逆の極
性の電界を付与する逆極性電界印加手段7を設けた。
写紙を持いた場合にも高画質が得られる画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 画像信号に応じた潜像を形成する潜像担
持体1と、潜像をトナー現像してトナー像とする現像装
置14と、潜像担持体1に形成されたトナー像を一次転
写して担持する中間転写体2と、中間転写体2のトナー
像担持面に記録媒体11を介して当接しトナー像の帯電
極性と逆の極性の電圧を印加することによりトナー像を
記録媒体に二次転写するための二次転写ロール4と、二
次転写ロール4に対向する位置で中間転写体2のトナー
像担持面の裏面に当接するバックアップロール5とを有
し、中間転写体2の裏面かつ中間転写体2とバックアッ
プロール5の当接部位の上流側に近接して配置されると
共に中間転写体2に対してトナー像の帯電極性と逆の極
性の電界を付与する逆極性電界印加手段7を設けた。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は中間転写体を有する
複写機やレーザープリンタ等の画像形成装置に係り、特
に潜像担持体上に形成した未定着トナー像を前記中間転
写体を介して記録媒体に転写する方式の画像形成装置に
関する。
複写機やレーザープリンタ等の画像形成装置に係り、特
に潜像担持体上に形成した未定着トナー像を前記中間転
写体を介して記録媒体に転写する方式の画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機等のカラー画像形成装置
における転写方法として、感光体ドラム等の潜像担持体
上に形成されたトナー像を直接記録媒体に転写する方式
と、潜像担持体上に形成されたトナー像を一旦ドラム状
あるいはベルト状の中間転写体上に一次転写した後、前
記中間転写体上のトナー像を改めて記録媒体上へ二次転
写して複写画像を得る方式とが知られている。
における転写方法として、感光体ドラム等の潜像担持体
上に形成されたトナー像を直接記録媒体に転写する方式
と、潜像担持体上に形成されたトナー像を一旦ドラム状
あるいはベルト状の中間転写体上に一次転写した後、前
記中間転写体上のトナー像を改めて記録媒体上へ二次転
写して複写画像を得る方式とが知られている。
【0003】特に、上記中間転写体を用いた画像形成装
置では、記録媒体の保持状態や厚さあるいはその「こ
し」すなわち曲げ性、あるいはその表面性等、多くの要
因による多重転写不良やカラーレジストレーションのズ
レの発生を抑えることができるという効果を有すること
が知られている。図7は中間転写体を用いた画像形成装
置の一例としての電子複写機の概略構造を説明する模式
図であって、30は原稿走査部、31は原稿載置台、3
2,33,34はミラー、35は結像レンズ、36はC
CD等の光電変換器、40はレーザー走査書込み部、4
1はレーザー、42は結像光学系、43は走査光学系、
44はミラー、50は画像信号処理部、60は作像部、
70は作像制御部である。
置では、記録媒体の保持状態や厚さあるいはその「こ
し」すなわち曲げ性、あるいはその表面性等、多くの要
因による多重転写不良やカラーレジストレーションのズ
レの発生を抑えることができるという効果を有すること
が知られている。図7は中間転写体を用いた画像形成装
置の一例としての電子複写機の概略構造を説明する模式
図であって、30は原稿走査部、31は原稿載置台、3
2,33,34はミラー、35は結像レンズ、36はC
CD等の光電変換器、40はレーザー走査書込み部、4
1はレーザー、42は結像光学系、43は走査光学系、
44はミラー、50は画像信号処理部、60は作像部、
70は作像制御部である。
【0004】作像部60は、潜像担持体(ここでは、感
光体ドラム)1、中間転写体(ここでは、駆動ロール2
a、従動ロール2b、テンションロール2c、中間転写
体の走行を安定化するためのウォーク補正ロール2d、
およびバックアップロール5の周りに架張された半導電
性材料の箔状無端ベルト、すなわち中間転写ベルト)
2、一次転写器(ここでは、コロトロン)3、二次転写
ロール(所謂、バイアスロール)4、バックアップロー
ル5、記録媒体11を収納するトレー15、記録媒体
(用紙等)11をトレーから一枚宛取り出すピックアッ
プロール16、取り出された記録媒体11を所定のタイ
ミングで中間転写ベルト2と二次転写ローラ4の間に給
送するレジロール(レジストロール)17、二次転写後
の中間転写ベルト2の残留トナーを除去するための中間
転写体クリーナー10、トナーを転写した記録媒体11
を定着器21に搬送する記録媒体搬送ベルト18、定着
した記憶媒体を排出する排出トレー22等とから構成さ
れる。
光体ドラム)1、中間転写体(ここでは、駆動ロール2
a、従動ロール2b、テンションロール2c、中間転写
体の走行を安定化するためのウォーク補正ロール2d、
およびバックアップロール5の周りに架張された半導電
性材料の箔状無端ベルト、すなわち中間転写ベルト)
2、一次転写器(ここでは、コロトロン)3、二次転写
ロール(所謂、バイアスロール)4、バックアップロー
ル5、記録媒体11を収納するトレー15、記録媒体
(用紙等)11をトレーから一枚宛取り出すピックアッ
プロール16、取り出された記録媒体11を所定のタイ
ミングで中間転写ベルト2と二次転写ローラ4の間に給
送するレジロール(レジストロール)17、二次転写後
の中間転写ベルト2の残留トナーを除去するための中間
転写体クリーナー10、トナーを転写した記録媒体11
を定着器21に搬送する記録媒体搬送ベルト18、定着
した記憶媒体を排出する排出トレー22等とから構成さ
れる。
【0005】また、感光体ドラム1の周りには、当該感
光体ドラム1の表面を所定の極性の電荷で一様に帯電さ
せるための帯電器(ここでは、コロトロン)13、現像
装置14、感光体ドラム1の表面に残留しているトナー
を除去するための潜像担持体クリーナー24およびそと
表面の電荷を中和するための除電ランプ25等が設けら
れている。
光体ドラム1の表面を所定の極性の電荷で一様に帯電さ
せるための帯電器(ここでは、コロトロン)13、現像
装置14、感光体ドラム1の表面に残留しているトナー
を除去するための潜像担持体クリーナー24およびそと
表面の電荷を中和するための除電ランプ25等が設けら
れている。
【0006】同図において、原稿載置台31に載置した
原稿が原稿走査部30を構成するミラー32,33,3
4、結像レンズ35を含む光学系で走査され、光電変換
器(CCD)36で画像信号として読み取られる。な
お、原稿照明光源は図示を省略してある。読み取られた
原稿の画像信号は画像処理部50で所要の処理がなさ
れ、レーザー41に与えられる。レーザー41は処理さ
れた画像信号で変調されたレーザー光を出射する。
原稿が原稿走査部30を構成するミラー32,33,3
4、結像レンズ35を含む光学系で走査され、光電変換
器(CCD)36で画像信号として読み取られる。な
お、原稿照明光源は図示を省略してある。読み取られた
原稿の画像信号は画像処理部50で所要の処理がなさ
れ、レーザー41に与えられる。レーザー41は処理さ
れた画像信号で変調されたレーザー光を出射する。
【0007】出射されたレーザー光は結像光学系42、
走査光学系43、ミラー44で潜像担持体1上に走査さ
れる。感光体ドラム1の表面はコロトロン13で一様に
帯電されており、この感光体ドラム1の表面を画像信号
で変調されたレーザー光で走査することによって当該感
光体ドラム1の表面に原稿画像に応じた静電潜像が形成
される。この静電潜像は感光体ドラム1の回転で現像装
置14の設置位置に到り、トナー現像される。
走査光学系43、ミラー44で潜像担持体1上に走査さ
れる。感光体ドラム1の表面はコロトロン13で一様に
帯電されており、この感光体ドラム1の表面を画像信号
で変調されたレーザー光で走査することによって当該感
光体ドラム1の表面に原稿画像に応じた静電潜像が形成
される。この静電潜像は感光体ドラム1の回転で現像装
置14の設置位置に到り、トナー現像される。
【0008】トナー像を担持した感光体ドラム1は、さ
らに回転して一次転写器3が配置された一次転写部位に
到達して当該トナー像が中間転写ベルト2に一次転写さ
れる。中間転写ベルト2に一次転写されたトナー像は中
間転写ベルト2の移動で二次転写ロール4が配置されて
いる二次転写部位に至る。
らに回転して一次転写器3が配置された一次転写部位に
到達して当該トナー像が中間転写ベルト2に一次転写さ
れる。中間転写ベルト2に一次転写されたトナー像は中
間転写ベルト2の移動で二次転写ロール4が配置されて
いる二次転写部位に至る。
【0009】上記トナー現像動作に合わせて、中間転写
ベルト2は感光体ドラム1の周速と略同速で移動し、感
光体ドラム1と中間転写ベルト2とが当接する位置で一
次転写器3に印加される上記トナーの帯電極性とは逆極
性の転写電界により中間転写ベルト2に一次転写され
る。カラー複写機の場合は、上記した潜像の形成からト
ナー像の一次転写までを所要の色(一般には、黒:B
K、イエロー:Y、マゼンタ:M、サイアン:C)分だ
け繰り返して中間転写ベルト2上に多色トナーを重ね合
わせたカラートナー像を形成する。すなわち、カラー画
像形成装置では、現像装置14は一般にBk現像器、イ
エロー現像器、マゼンタ現像器、サイアン現像器の4色
現像器から構成され、感光体ドラム1に形成された各色
の潜像を順次現像できるように各色の現像器が現像部位
に選択的に位置されるか、あるいは現像位置が感光体ド
ラム1の周りに順次配置される。
ベルト2は感光体ドラム1の周速と略同速で移動し、感
光体ドラム1と中間転写ベルト2とが当接する位置で一
次転写器3に印加される上記トナーの帯電極性とは逆極
性の転写電界により中間転写ベルト2に一次転写され
る。カラー複写機の場合は、上記した潜像の形成からト
ナー像の一次転写までを所要の色(一般には、黒:B
K、イエロー:Y、マゼンタ:M、サイアン:C)分だ
け繰り返して中間転写ベルト2上に多色トナーを重ね合
わせたカラートナー像を形成する。すなわち、カラー画
像形成装置では、現像装置14は一般にBk現像器、イ
エロー現像器、マゼンタ現像器、サイアン現像器の4色
現像器から構成され、感光体ドラム1に形成された各色
の潜像を順次現像できるように各色の現像器が現像部位
に選択的に位置されるか、あるいは現像位置が感光体ド
ラム1の周りに順次配置される。
【0010】感光体ドラム1に他にされた第1色のトナ
ー像は一次転写器3の位置で中間転写ベルト2上に転写
される。トナー転写を終えた感光体ドラム1は潜像担持
体クリーナー24で残留トナーの除去がなされると共に
除電ランプ25で電荷が中和された後、次の第2色に対
応する潜像の形成がなされる。第2色の静電潜像も同様
にして現像され、そのトナー像が中間転写ベルト2の先
に転写された第1色のトナー像に重ねて転写される。
ー像は一次転写器3の位置で中間転写ベルト2上に転写
される。トナー転写を終えた感光体ドラム1は潜像担持
体クリーナー24で残留トナーの除去がなされると共に
除電ランプ25で電荷が中和された後、次の第2色に対
応する潜像の形成がなされる。第2色の静電潜像も同様
にして現像され、そのトナー像が中間転写ベルト2の先
に転写された第1色のトナー像に重ねて転写される。
【0011】以下、第3色、第4色についても同様にし
て中間転写ベルト2に多重転写され、その結果、中間転
写ベルト2には未定着の複数色トナーが重畳したカラー
トナー像が形成される。なお、このとき、最終トナー像
の転写が終了するまで、二次転写ロール4や中間転写体
クリーナー12は中間転写ベルト2から退避された位置
にある。
て中間転写ベルト2に多重転写され、その結果、中間転
写ベルト2には未定着の複数色トナーが重畳したカラー
トナー像が形成される。なお、このとき、最終トナー像
の転写が終了するまで、二次転写ロール4や中間転写体
クリーナー12は中間転写ベルト2から退避された位置
にある。
【0012】そして、全ての必要なトナー像が一次転写
された中間転写ベルト2が二次転写ロール4の位置に達
する時点で、トレー15からピックアップロール16で
取り出されてレジロール16でタイミングを取って送り
出された記録媒体11が中間転写ベルト2と二次転写ロ
ール4の間に給送される。記録媒体11を二次転写ロー
ル4と中間転写ベルト2およびバックアップロール5に
より挟持して搬送する際に、二次転写ロール4と中間転
写ベルト2の間に印加される上記トナー像の帯電極性と
逆極性の転写電圧で形成される転写電界により中間転写
ベルト2上のトナー像が記録媒体11に二次転写され
る。
された中間転写ベルト2が二次転写ロール4の位置に達
する時点で、トレー15からピックアップロール16で
取り出されてレジロール16でタイミングを取って送り
出された記録媒体11が中間転写ベルト2と二次転写ロ
ール4の間に給送される。記録媒体11を二次転写ロー
ル4と中間転写ベルト2およびバックアップロール5に
より挟持して搬送する際に、二次転写ロール4と中間転
写ベルト2の間に印加される上記トナー像の帯電極性と
逆極性の転写電圧で形成される転写電界により中間転写
ベルト2上のトナー像が記録媒体11に二次転写され
る。
【0013】二次転写ロール4には導電性材料からな
り、図示しない転写電源から所定の転写電圧が印加され
る。例えば、バックアップロール4に接して回転するよ
うに配置されたコンタクトロール6には転写電源が接続
され、二次転写ロール5を接地に接続して転写電流路を
形成する。なお、コンタクトロール6に転写電源を接続
し、二次転写ロール4側を接地する構成としてもよい。
り、図示しない転写電源から所定の転写電圧が印加され
る。例えば、バックアップロール4に接して回転するよ
うに配置されたコンタクトロール6には転写電源が接続
され、二次転写ロール5を接地に接続して転写電流路を
形成する。なお、コンタクトロール6に転写電源を接続
し、二次転写ロール4側を接地する構成としてもよい。
【0014】トナー像が二次転写された記録媒体11は
図示しない剥離爪で中間転写ベルト2から剥離され、搬
送ベルト18で定着器21に送られる。定着器21は一
対の定着ロールの間を通過する時に記録媒体11を加熱
/加圧処理してトナー像を固定し、排出トレー22に排
出される。二次転写が終了した中間転写ベルト2は中間
転写体クリーナー12で残留したトナーの除去がなさ
れ、次の画像形成動作に備える。
図示しない剥離爪で中間転写ベルト2から剥離され、搬
送ベルト18で定着器21に送られる。定着器21は一
対の定着ロールの間を通過する時に記録媒体11を加熱
/加圧処理してトナー像を固定し、排出トレー22に排
出される。二次転写が終了した中間転写ベルト2は中間
転写体クリーナー12で残留したトナーの除去がなさ
れ、次の画像形成動作に備える。
【0015】この作像部60の上記した動作は、作像プ
ロセス制御部70によって制御される。このような中間
転写ベルト2を用いたカラー画像形成装置では、既に多
重転写のなされた合成トナー像(各色トナー像の重畳
像)を記録媒体11に転写しているので、潜像担持体か
ら直接記録媒体に各色のトナー像を順次転写する方式に
おけるトナー像間の位置ずれや画像の乱れの発生を効果
的に防止することができるといった利点を有している。
ロセス制御部70によって制御される。このような中間
転写ベルト2を用いたカラー画像形成装置では、既に多
重転写のなされた合成トナー像(各色トナー像の重畳
像)を記録媒体11に転写しているので、潜像担持体か
ら直接記録媒体に各色のトナー像を順次転写する方式に
おけるトナー像間の位置ずれや画像の乱れの発生を効果
的に防止することができるといった利点を有している。
【0016】従来、この種の画像形成装置としては、特
開平6−95521号公報に記載のものが知られてい
る。
開平6−95521号公報に記載のものが知られてい
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図8はこの種の画像形
成装置における二次転写部の構成と転写動作を説明する
模式図であって、図6と同一符号は同一部分に対応し、
8は転写電源、Tは中間転写ベルト2上に一次転写され
たトナーを示す。同図において、導電体の二次転写ロー
ル4は接地され、バックアップロール5は弾性体に半導
電性薄膜を被覆してなり、コンタクトロール6を介して
転写電源8が接続されている。
成装置における二次転写部の構成と転写動作を説明する
模式図であって、図6と同一符号は同一部分に対応し、
8は転写電源、Tは中間転写ベルト2上に一次転写され
たトナーを示す。同図において、導電体の二次転写ロー
ル4は接地され、バックアップロール5は弾性体に半導
電性薄膜を被覆してなり、コンタクトロール6を介して
転写電源8が接続されている。
【0018】この二次転写ロール4とバックアップロー
ル5の間に中間転写ベルト2と、この中間転写ベルト2
のトナー担持面に記録媒体11を挟持し、転写電源から
転写電圧を印加することにより、二次転写ロール4とバ
ックアップロール5の間に図中Eで示す転写電界が形成
される。すなわち、転写電流は二次転写ロール4→記録
媒体11→中間転写ベルト2→バックアップロール5の
半導電性薄膜→コンタクトロール6に移動し、マイナス
に帯電されているトナーTは転写電界Eにより中間転写
ベルト2から記録媒体11に二次転写される。
ル5の間に中間転写ベルト2と、この中間転写ベルト2
のトナー担持面に記録媒体11を挟持し、転写電源から
転写電圧を印加することにより、二次転写ロール4とバ
ックアップロール5の間に図中Eで示す転写電界が形成
される。すなわち、転写電流は二次転写ロール4→記録
媒体11→中間転写ベルト2→バックアップロール5の
半導電性薄膜→コンタクトロール6に移動し、マイナス
に帯電されているトナーTは転写電界Eにより中間転写
ベルト2から記録媒体11に二次転写される。
【0019】このような転写部の構造では、低温低湿
(例えば、10°C、30%RH)の条件下ではオーバ
ーヘッドプロジェクタ用記録媒体(OHPシート)や厚
い転写紙を用いた場合には高画質の転写を得ることがで
きないという問題があった。すなわち、OHPシートや
厚手の転写紙を記録媒体とした場合には、転写電圧を高
くすればよいが、転写電圧を高くすると中間転写体ベル
ト2に担持されたトナーTが二次転写ロール4とバック
アップロール5の当接位置(ニップ位置)に進入する以
前に転写電界によって中間転写ベルト2から飛び散った
り、中間転写ベルト2と記録媒体11との間に放電が発
生してトナーの帯電量が変動したり変化して、所謂放電
抜けが生じることから、転写電圧に上限があると共に、
画質の下限を規定するプロセスブラック(イエロー、マ
ゼンタ、サイアンの3層トナー)の最上層トナーの均一
転写を得るための転写電圧の下限とを両立させる範囲
(ラチチュード)に転写電圧が存在しなくなる。
(例えば、10°C、30%RH)の条件下ではオーバ
ーヘッドプロジェクタ用記録媒体(OHPシート)や厚
い転写紙を用いた場合には高画質の転写を得ることがで
きないという問題があった。すなわち、OHPシートや
厚手の転写紙を記録媒体とした場合には、転写電圧を高
くすればよいが、転写電圧を高くすると中間転写体ベル
ト2に担持されたトナーTが二次転写ロール4とバック
アップロール5の当接位置(ニップ位置)に進入する以
前に転写電界によって中間転写ベルト2から飛び散った
り、中間転写ベルト2と記録媒体11との間に放電が発
生してトナーの帯電量が変動したり変化して、所謂放電
抜けが生じることから、転写電圧に上限があると共に、
画質の下限を規定するプロセスブラック(イエロー、マ
ゼンタ、サイアンの3層トナー)の最上層トナーの均一
転写を得るための転写電圧の下限とを両立させる範囲
(ラチチュード)に転写電圧が存在しなくなる。
【0020】図9は従来の画像形成装置の二次転写ラチ
チユードの説明図であって、OHPシートや厚手の転写
紙への転写に必要とする二次転写ロール転写電圧の上限
値V 1 は画質の下限を規定するプロセスブラックの最上
層トナーの均一転写を得るための転写電圧の下限値V2
との間にラチチュードが存在しなくなる。したがって、
OHPシートや厚手の転写紙への転写では転写抜けの画
像となるか、転写不完全による低画質の画像となってし
まう。
チユードの説明図であって、OHPシートや厚手の転写
紙への転写に必要とする二次転写ロール転写電圧の上限
値V 1 は画質の下限を規定するプロセスブラックの最上
層トナーの均一転写を得るための転写電圧の下限値V2
との間にラチチュードが存在しなくなる。したがって、
OHPシートや厚手の転写紙への転写では転写抜けの画
像となるか、転写不完全による低画質の画像となってし
まう。
【0021】なお、転写位置におけるトナーの飛散を防
止する構成を持った従来技術として、特開平4−208
970号公報に記載されたものが知られている。この従
来技術は、転写位置の上流側で感光体ドラムに近接した
部分に当該感光体ドラムドラム上に担持されたトナーの
極性と同極性の電界を印加するバイアス印加電極を設け
たものである。
止する構成を持った従来技術として、特開平4−208
970号公報に記載されたものが知られている。この従
来技術は、転写位置の上流側で感光体ドラムに近接した
部分に当該感光体ドラムドラム上に担持されたトナーの
極性と同極性の電界を印加するバイアス印加電極を設け
たものである。
【0022】しかし、上記バイアス印加電極が感光体ド
ラムに担持されたトナーに直接近接してトナーと同極性
の電界を印加するものであるため、感光体ドラム上の付
着力の弱いトナーがバイアス印加電極により印加された
電界で感光体ドラムから飛び散ってしまい、所謂ブラー
(エッジのぼけ)画像となってしまうという問題があっ
た。
ラムに担持されたトナーに直接近接してトナーと同極性
の電界を印加するものであるため、感光体ドラム上の付
着力の弱いトナーがバイアス印加電極により印加された
電界で感光体ドラムから飛び散ってしまい、所謂ブラー
(エッジのぼけ)画像となってしまうという問題があっ
た。
【0023】本発明の目的は、低温低湿条件下でのOH
Pシートや厚手の転写紙を持いた場合に高画質が得られ
ないという従来技術の問題点を解消した画像形成装置を
提供することにある。
Pシートや厚手の転写紙を持いた場合に高画質が得られ
ないという従来技術の問題点を解消した画像形成装置を
提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、高画質を得るための転写電圧の上限値と
下限値が両立する範囲(ラチチユード)を有する構成を
具備したことを特徴とする。すなわち、上記目的を達成
するために、請求項1に記載の発明は、画像信号に応じ
た潜像を形成する潜像担持体と、前記潜像をトナー現像
してトナー像とする現像装置と、前記潜像担持体に形成
されたトナー像を一次転写して担持する中間転写体と、
前記中間転写体の前記トナー像担持面に記録媒体を介し
て当接し前記トナー像の帯電極性と逆の極性の電圧を印
加することにより前記トナー像を前記記録媒体に二次転
写するための二次転写ロールと、前記二次転写ロールに
対向する位置で前記中間転写体の前記トナー像担持面の
裏面に当接するバックアップロールとを有し、前記中間
転写体の前記裏面かつ前記中間転写体と前記バックアッ
プロールの当接部位の上流側に近接して配置されると共
に前記中間転写体に対して前記トナー像の帯電極性と逆
の極性の電界を付与する逆極性電界印加手段を設けたこ
とを特徴とする。
に、本発明は、高画質を得るための転写電圧の上限値と
下限値が両立する範囲(ラチチユード)を有する構成を
具備したことを特徴とする。すなわち、上記目的を達成
するために、請求項1に記載の発明は、画像信号に応じ
た潜像を形成する潜像担持体と、前記潜像をトナー現像
してトナー像とする現像装置と、前記潜像担持体に形成
されたトナー像を一次転写して担持する中間転写体と、
前記中間転写体の前記トナー像担持面に記録媒体を介し
て当接し前記トナー像の帯電極性と逆の極性の電圧を印
加することにより前記トナー像を前記記録媒体に二次転
写するための二次転写ロールと、前記二次転写ロールに
対向する位置で前記中間転写体の前記トナー像担持面の
裏面に当接するバックアップロールとを有し、前記中間
転写体の前記裏面かつ前記中間転写体と前記バックアッ
プロールの当接部位の上流側に近接して配置されると共
に前記中間転写体に対して前記トナー像の帯電極性と逆
の極性の電界を付与する逆極性電界印加手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の態様】上記本発明の構成において、潜像
担持体は予めその表面に一様な帯電がなされており、原
稿走査で読み取った画像信号、あるいは外部入力した画
像信号に応じた潜像をレーザー光の走査、あるいはその
他の潜像形成手段で形成する。現像装置は、潜像担持体
の表面に形成された潜像をトナー現像して顕像化する。
担持体は予めその表面に一様な帯電がなされており、原
稿走査で読み取った画像信号、あるいは外部入力した画
像信号に応じた潜像をレーザー光の走査、あるいはその
他の潜像形成手段で形成する。現像装置は、潜像担持体
の表面に形成された潜像をトナー現像して顕像化する。
【0026】中間転写体は、潜像担持体に形成されたト
ナー像をコロトロンあるいは転写ロールからなる一次転
写器で静電的に転写して担持する。二次転写ロールは中
間転写体のトナー像担持面に転写用紙あるいはOHPシ
ート等の記録媒体を介して当接し、トナー像の帯電極性
と逆の極性の電圧を印加することにより当該トナー像を
記録媒体に二次転写する。
ナー像をコロトロンあるいは転写ロールからなる一次転
写器で静電的に転写して担持する。二次転写ロールは中
間転写体のトナー像担持面に転写用紙あるいはOHPシ
ート等の記録媒体を介して当接し、トナー像の帯電極性
と逆の極性の電圧を印加することにより当該トナー像を
記録媒体に二次転写する。
【0027】バックアップロールは、二次転写ロールに
対向する位置で前記中間転写体の前記トナー像担持面の
裏面に当接し、二次転写ロールと共に中間転写体と記録
媒体とを挟持する。そして、逆極性電界印加手段は、中
間転写体の裏面かつ当該中間転写体とバックアップロー
ルの当接部位の上流側に近接して配置され、中間転写体
に対してその表面に担持されたトナー像の帯電極性と逆
の極性の電界を付与して当該トナー像を構成するトナー
を中間転写体のトナー担持面に引き留める静電力を与え
ることにより、トナーが中間転写体から離れてブラーを
防止する。
対向する位置で前記中間転写体の前記トナー像担持面の
裏面に当接し、二次転写ロールと共に中間転写体と記録
媒体とを挟持する。そして、逆極性電界印加手段は、中
間転写体の裏面かつ当該中間転写体とバックアップロー
ルの当接部位の上流側に近接して配置され、中間転写体
に対してその表面に担持されたトナー像の帯電極性と逆
の極性の電界を付与して当該トナー像を構成するトナー
を中間転写体のトナー担持面に引き留める静電力を与え
ることにより、トナーが中間転写体から離れてブラーを
防止する。
【0028】本発明における上記潜像担持体として感光
体ドラムを用いた場合は、この感光体ドラムの潜像書込
み部位の上流にコロトロン等の帯電器を配置して当該感
光体ドラムの表面を一様に帯電する。なお、上記潜像担
持体として誘電体ドラムを用いることもできる。また、
中間転写体としては無体ベルト状体(中間転写ベルト)
またはドラム状体(中間転写ドラム)とすることがで
き、上記逆極性電界印加手段として、上記中間転写体の
幅方向全域にわたって張架したコロトロンワイヤーある
いは板状体もしくは3角形を好適とする多角形断面の棒
状体等の導電体とすることができる。
体ドラムを用いた場合は、この感光体ドラムの潜像書込
み部位の上流にコロトロン等の帯電器を配置して当該感
光体ドラムの表面を一様に帯電する。なお、上記潜像担
持体として誘電体ドラムを用いることもできる。また、
中間転写体としては無体ベルト状体(中間転写ベルト)
またはドラム状体(中間転写ドラム)とすることがで
き、上記逆極性電界印加手段として、上記中間転写体の
幅方向全域にわたって張架したコロトロンワイヤーある
いは板状体もしくは3角形を好適とする多角形断面の棒
状体等の導電体とすることができる。
【0029】上記逆極性電界印加手段に印加する電圧
は、一般的にはバックアップロールに印加する電圧と略
ゝ同電圧とするのが望ましいが、逆極性電界印加手段の
設置位置や中間転写体、その他の物理的特性に従って当
該中間転写体の表面に担持されたトナーが転写電圧の印
加で生じる電界により飛散するのを抑制するのに十分な
電圧とすればよい。
は、一般的にはバックアップロールに印加する電圧と略
ゝ同電圧とするのが望ましいが、逆極性電界印加手段の
設置位置や中間転写体、その他の物理的特性に従って当
該中間転写体の表面に担持されたトナーが転写電圧の印
加で生じる電界により飛散するのを抑制するのに十分な
電圧とすればよい。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明による画像形成装置の
第1実施例を説明するカラー複写機の作像部の模式図で
あって、1は潜像担持体としての感光体ドラム、2は中
間転写体としての中間転写ベルト、3は一次転写器とし
てのコロナ放電器、4は二次転写ロール、5はバックア
ップロール、6はコンタクトロール、7は逆極性電界印
加手段としてのコロトロンワイヤー、8は転写電源、9
は逆極性帯電電源、10は中間転写体クリーナー、11
は記録媒体、13は感光体ドラムの帯電器としてのコロ
トロン、14はカラー現像装置、14aは黒(Bk)現
像器、14bはイエロー(Y)現像器、14cはマゼン
タ(M)現像器、14dはサイアン(C)現像器、15
はトレー、16はピックアップロール、17はレジロー
ル、18は記録媒体搬送ベルト、19は剥離爪、20は
定着器である。
て詳細に説明する。図1は本発明による画像形成装置の
第1実施例を説明するカラー複写機の作像部の模式図で
あって、1は潜像担持体としての感光体ドラム、2は中
間転写体としての中間転写ベルト、3は一次転写器とし
てのコロナ放電器、4は二次転写ロール、5はバックア
ップロール、6はコンタクトロール、7は逆極性電界印
加手段としてのコロトロンワイヤー、8は転写電源、9
は逆極性帯電電源、10は中間転写体クリーナー、11
は記録媒体、13は感光体ドラムの帯電器としてのコロ
トロン、14はカラー現像装置、14aは黒(Bk)現
像器、14bはイエロー(Y)現像器、14cはマゼン
タ(M)現像器、14dはサイアン(C)現像器、15
はトレー、16はピックアップロール、17はレジロー
ル、18は記録媒体搬送ベルト、19は剥離爪、20は
定着器である。
【0031】同図において、感光体ドラム1はコロトロ
ン13によりその表面が一様に帯電される。この帯電表
面に対して図示しないレーザー走査装置から第1色(例
えば、黒)の画像情報で変調されたレーザー光Lを照射
して当該第1色の画像情報に応じた静電潜像を形成す
る。第1色の静電潜像は感光体ドラム1の矢印方向の回
転でカラー現像器14に到り、第1色(Bk)の現像器
14aで第1色のトナー現像がなされる。このとき、第
2〜第4色の現像器14b〜14dは潜像担持体1から
退避した位置にある。
ン13によりその表面が一様に帯電される。この帯電表
面に対して図示しないレーザー走査装置から第1色(例
えば、黒)の画像情報で変調されたレーザー光Lを照射
して当該第1色の画像情報に応じた静電潜像を形成す
る。第1色の静電潜像は感光体ドラム1の矢印方向の回
転でカラー現像器14に到り、第1色(Bk)の現像器
14aで第1色のトナー現像がなされる。このとき、第
2〜第4色の現像器14b〜14dは潜像担持体1から
退避した位置にある。
【0032】次に、現像された第1色のトナー像Tはコ
ロナ放電器3が設置された一次転写部位に到り、この一
次転写部位において感光体ドラム1と対向して搬送され
る中間転写ベルト2に上記コロナ放電器3で発生される
静電界によって上記トナー像Tが中間転写ベルト2に一
次転写される。第1色のトナー像Tを中間転写ベルト2
に転写した感光体ドラム1の表面は図示しないクリーニ
ング装置で残留トナーの除去が行われ、さらに図示しな
い除電器により残留電荷の除電がなされて再びコロトロ
ン13で一様な帯電がなされる。
ロナ放電器3が設置された一次転写部位に到り、この一
次転写部位において感光体ドラム1と対向して搬送され
る中間転写ベルト2に上記コロナ放電器3で発生される
静電界によって上記トナー像Tが中間転写ベルト2に一
次転写される。第1色のトナー像Tを中間転写ベルト2
に転写した感光体ドラム1の表面は図示しないクリーニ
ング装置で残留トナーの除去が行われ、さらに図示しな
い除電器により残留電荷の除電がなされて再びコロトロ
ン13で一様な帯電がなされる。
【0033】一様な帯電がなされた感光体ドラム1は第
2色(イエロー)の画像情報で変調されたレーザー光L
を照射して当該第2色の画像情報に応じた静電潜像を形
成する。第2色の静電潜像は感光体ドラム1の矢印方向
の回転でカラー現像器14に到り、第2色(Y)の現像
器14bで第2色のトナー現像がなされる。このとき、
第1、第3、第4色の現像器14a,14c,14dは
感光体ドラム1から退避した位置にある。
2色(イエロー)の画像情報で変調されたレーザー光L
を照射して当該第2色の画像情報に応じた静電潜像を形
成する。第2色の静電潜像は感光体ドラム1の矢印方向
の回転でカラー現像器14に到り、第2色(Y)の現像
器14bで第2色のトナー現像がなされる。このとき、
第1、第3、第4色の現像器14a,14c,14dは
感光体ドラム1から退避した位置にある。
【0034】一方、中間転写ドラム2は矢印方向に搬送
されており、第1色のトナー像を担持したまま当該第1
色のトナー像が再び一次転写部位に戻って来る。なお、
全ての色のトナー像が中間転写ベルト2に転写されるま
で、二次転写ロール4、剥離爪19、クリーナー18は
中間転写体2から乖離した位置に退避している。そし
て、感光体ドラム1の表面に現像された第2色のトナー
像Tはコロナ放電器3が設置された一次転写部位に到
り、この一次転写部位において感光体ドラム1と対向し
て搬送される中間転写ベルト2の上記第1色のトナー像
に重ねて上記コロナ放電器3で発生される静電界によっ
て上記第2色のトナー像が中間転写ベルト2に転写され
る。
されており、第1色のトナー像を担持したまま当該第1
色のトナー像が再び一次転写部位に戻って来る。なお、
全ての色のトナー像が中間転写ベルト2に転写されるま
で、二次転写ロール4、剥離爪19、クリーナー18は
中間転写体2から乖離した位置に退避している。そし
て、感光体ドラム1の表面に現像された第2色のトナー
像Tはコロナ放電器3が設置された一次転写部位に到
り、この一次転写部位において感光体ドラム1と対向し
て搬送される中間転写ベルト2の上記第1色のトナー像
に重ねて上記コロナ放電器3で発生される静電界によっ
て上記第2色のトナー像が中間転写ベルト2に転写され
る。
【0035】以下、同様にして第3色(マゼンタ)、第
4色(サイアン)のトナー像が中間転写ベルト2に転写
されて中間転写ベルト2上には複数色トナーが重畳した
フルカラーの未現像トナー像が形成される。このフルカ
ラーの未現像トナー像を担持した中間転写ベルト2は二
次転写ロール4が設置された二次転写部位に搬送され、
同時にトレイ15からフィードローラ16、送り出しロ
ーラ17で所定のタイミングで給送された記録媒体11
が中間転写体2と二次転写ロール4の間に挟持される。
二次転写ロール4はこの時点で中間転写ベルト2に押接
するように駆動される。
4色(サイアン)のトナー像が中間転写ベルト2に転写
されて中間転写ベルト2上には複数色トナーが重畳した
フルカラーの未現像トナー像が形成される。このフルカ
ラーの未現像トナー像を担持した中間転写ベルト2は二
次転写ロール4が設置された二次転写部位に搬送され、
同時にトレイ15からフィードローラ16、送り出しロ
ーラ17で所定のタイミングで給送された記録媒体11
が中間転写体2と二次転写ロール4の間に挟持される。
二次転写ロール4はこの時点で中間転写ベルト2に押接
するように駆動される。
【0036】中間転写ベルト2の裏面で上記二次転写ロ
ール4と対向する位置にバックアップロール5が配置さ
れており、中間転写ベルト2上のトナー像と記録媒体1
1とを二次転写ロール4とバックアップロール5とで押
圧しつつ搬送すると共に転写電源8からコンタクトロー
ル6からバックアップロール5→二次転写ロール4を通
して接地に到る転写電圧印加回路に転写電圧を印加する
ことにより、二次転写ロール4で発生された転写電界が
中間転写ベルト2上のトナー像を記録媒体11に転写す
る。
ール4と対向する位置にバックアップロール5が配置さ
れており、中間転写ベルト2上のトナー像と記録媒体1
1とを二次転写ロール4とバックアップロール5とで押
圧しつつ搬送すると共に転写電源8からコンタクトロー
ル6からバックアップロール5→二次転写ロール4を通
して接地に到る転写電圧印加回路に転写電圧を印加する
ことにより、二次転写ロール4で発生された転写電界が
中間転写ベルト2上のトナー像を記録媒体11に転写す
る。
【0037】この二次転写部位には、二次転写ロール4
とバックアップロール5の対向点(ニップ位置)より上
流で、かつ中間転写ベルト2の裏面とバックアップロー
ル5に近接した位置に逆極性電界印加手段としてコロト
ロンワイヤー7が、上記中間転写ベルト2の幅方向の全
域にわたって架張されている。上記コロトロンワイヤー
7には、逆極性帯電電源9からトナーの帯電極性と逆極
性の電圧が印加される。
とバックアップロール5の対向点(ニップ位置)より上
流で、かつ中間転写ベルト2の裏面とバックアップロー
ル5に近接した位置に逆極性電界印加手段としてコロト
ロンワイヤー7が、上記中間転写ベルト2の幅方向の全
域にわたって架張されている。上記コロトロンワイヤー
7には、逆極性帯電電源9からトナーの帯電極性と逆極
性の電圧が印加される。
【0038】上記逆極性の電圧印加により、コロトロン
ワイヤー7と中間転写ベルト2の間に、当該中間転写ベ
ルト2の表面に担持されたトナー像を構成するトナーを
中間転写ベルト側に引き戻す方向のトナー吸引電界が形
成される。このトナー吸引電界の形成により、中間転写
ベルト2に担持されたトナーは当該中間転写ベルト2の
トナー担持面(表面)に吸引された状態で二次転写ロー
ル4とバックアップロール5が対向する二次転写部位に
進入することになるため、転写電界によるトナーの飛散
が抑制され、従来技術で説明した転写抜けが防止される
と共に、低温低湿条件下でのOHPシートや厚手の転写
紙を持いた場合の最適転写電圧の上限値と下限値にラチ
チュードを持たせることができる。
ワイヤー7と中間転写ベルト2の間に、当該中間転写ベ
ルト2の表面に担持されたトナー像を構成するトナーを
中間転写ベルト側に引き戻す方向のトナー吸引電界が形
成される。このトナー吸引電界の形成により、中間転写
ベルト2に担持されたトナーは当該中間転写ベルト2の
トナー担持面(表面)に吸引された状態で二次転写ロー
ル4とバックアップロール5が対向する二次転写部位に
進入することになるため、転写電界によるトナーの飛散
が抑制され、従来技術で説明した転写抜けが防止される
と共に、低温低湿条件下でのOHPシートや厚手の転写
紙を持いた場合の最適転写電圧の上限値と下限値にラチ
チュードを持たせることができる。
【0039】トナー像を転写した記録媒体11は剥離爪
19で中間転写ベルト2から剥離され、記録媒体搬送ベ
ルト18を介して定着器20に到り、加熱/加圧処理が
施されてトナー像が記録媒体に固定される。二次転写が
終了した中間転写ベルト2はクリーナー10のクリーニ
ングブラシ10aとクリーニングブレード10bで残留
トナーの除去が行われる。
19で中間転写ベルト2から剥離され、記録媒体搬送ベ
ルト18を介して定着器20に到り、加熱/加圧処理が
施されてトナー像が記録媒体に固定される。二次転写が
終了した中間転写ベルト2はクリーナー10のクリーニ
ングブラシ10aとクリーニングブレード10bで残留
トナーの除去が行われる。
【0040】上記中間転写ベルト2は、アクリル系、塩
化ビニル系、ポリエステル系、あるいはポリカーボネー
ト系の樹脂または各種ゴム材料にカーボンブラック等の
帯電防止剤を適当量含有させ、例えば厚さ0.1mmに
形成されており、その体積抵抗率は106 〜1014に調
整されている。なお、二次転写ロール4は導電性ロール
であり、バックアップロール5は半導電性ロールが用い
られる。
化ビニル系、ポリエステル系、あるいはポリカーボネー
ト系の樹脂または各種ゴム材料にカーボンブラック等の
帯電防止剤を適当量含有させ、例えば厚さ0.1mmに
形成されており、その体積抵抗率は106 〜1014に調
整されている。なお、二次転写ロール4は導電性ロール
であり、バックアップロール5は半導電性ロールが用い
られる。
【0041】図2は本発明による画像形成装置の第1実
施例の詳細を説明する要部模式図であって、図1と同一
符号は同一部分に対応する。同図において、二次転写部
は中間転写ベルト2を挟んで表面と裏面に配置された二
次転写ロール4とバックアップロール5、およびコロト
ロンワイヤー7とから構成される。
施例の詳細を説明する要部模式図であって、図1と同一
符号は同一部分に対応する。同図において、二次転写部
は中間転写ベルト2を挟んで表面と裏面に配置された二
次転写ロール4とバックアップロール5、およびコロト
ロンワイヤー7とから構成される。
【0042】中間転写ベルト2の表面には一次転写され
たトナーTが担持されている。このトナーはマイナスに
帯電しており、転写部位に進入した際に転写電源8から
印加される転写電圧に基づき二次転写ロール4からバッ
クアップロール5の間に形成される転写電界Eにより記
録媒体11に転写される。中間転写ベルト2の裏面で、
当該中間転写ベルト2とバックアップロール5の当接部
位(転写部位)の上流側に近接して逆極性電界印加手段
であるコロトロンワイヤー7が設けられている。このコ
ロトロンワイヤー7には逆極性帯電電源9からトナーT
の帯電極性とは逆の極性の電圧が印加され、この電圧に
よりコロトロンワイヤーの近傍に二次転写ロール4で上
記転写部位の上流側に上記二次転写ロール4のプラス電
荷からバックアップロール5のマイナス電荷に向かって
形成される転写電界の強度を低減して中間転写ベルト2
に担持されたトナーを当該中間転写ベルト2に引き留め
る電界を発生させる。
たトナーTが担持されている。このトナーはマイナスに
帯電しており、転写部位に進入した際に転写電源8から
印加される転写電圧に基づき二次転写ロール4からバッ
クアップロール5の間に形成される転写電界Eにより記
録媒体11に転写される。中間転写ベルト2の裏面で、
当該中間転写ベルト2とバックアップロール5の当接部
位(転写部位)の上流側に近接して逆極性電界印加手段
であるコロトロンワイヤー7が設けられている。このコ
ロトロンワイヤー7には逆極性帯電電源9からトナーT
の帯電極性とは逆の極性の電圧が印加され、この電圧に
よりコロトロンワイヤーの近傍に二次転写ロール4で上
記転写部位の上流側に上記二次転写ロール4のプラス電
荷からバックアップロール5のマイナス電荷に向かって
形成される転写電界の強度を低減して中間転写ベルト2
に担持されたトナーを当該中間転写ベルト2に引き留め
る電界を発生させる。
【0043】逆極性帯電電源9からコロトロンワイヤー
7に印加される電圧は、二次転写ロール4に印加される
転写電圧と略同電圧である。図3は本発明による画像形
成装置の第1実施例の1具体例を説明する要部斜視図で
あって、図2と同一符号は同一部分に対応する。同図に
おいて、コロトロンワイヤー7は中間転写ベルト2とバ
ックアップロール5の当接部位の上流近傍、かつ中間転
写ベルト2の背面において、当該中間転写ベルト2の幅
方向の全域にわたって延在して配置される。
7に印加される電圧は、二次転写ロール4に印加される
転写電圧と略同電圧である。図3は本発明による画像形
成装置の第1実施例の1具体例を説明する要部斜視図で
あって、図2と同一符号は同一部分に対応する。同図に
おいて、コロトロンワイヤー7は中間転写ベルト2とバ
ックアップロール5の当接部位の上流近傍、かつ中間転
写ベルト2の背面において、当該中間転写ベルト2の幅
方向の全域にわたって延在して配置される。
【0044】このコロトロンワイヤー7は、その両端を
絶縁部材7a,7bで支持されて図示しない機枠等に架
張されており、その何れか一端を図2に示した逆極性帯
電電源9に接続している。図4は本発明による画像形成
装置の第1実施例の他の具体例を説明する要部斜視図で
あって、図2と同一符号は同一部分に対応する。
絶縁部材7a,7bで支持されて図示しない機枠等に架
張されており、その何れか一端を図2に示した逆極性帯
電電源9に接続している。図4は本発明による画像形成
装置の第1実施例の他の具体例を説明する要部斜視図で
あって、図2と同一符号は同一部分に対応する。
【0045】同図に示した逆極性電界印加手段は、同図
(b)に示したように、断面が3角形状を有する導電性
部材7’から構成され、(a)に示したように当該中間
転写ベルト2の幅方向の全域にわたって延在して配置さ
れている。この導電性部材7’の両端は絶縁部材7
a’,7b’で支持されて図示しない機枠等に架張され
ており、その何れか一端を図2に示した逆極性帯電電源
9に接続している。
(b)に示したように、断面が3角形状を有する導電性
部材7’から構成され、(a)に示したように当該中間
転写ベルト2の幅方向の全域にわたって延在して配置さ
れている。この導電性部材7’の両端は絶縁部材7
a’,7b’で支持されて図示しない機枠等に架張され
ており、その何れか一端を図2に示した逆極性帯電電源
9に接続している。
【0046】図5は本発明による画像形成装置の第1実
施例のさらに他の具体例を説明する要部斜視図であっ
て、図2と同一符号は同一部分に対応する。同図に示し
た逆極性電界印加手段は、同図(b)(c)に示したよ
うに、薄いストリップ板体の一端縁に櫛歯を形成した導
電性部材7”から構成され、(a)に示したように当該
中間転写ベルト2の幅方向の全域にわたって延在して配
置されている。
施例のさらに他の具体例を説明する要部斜視図であっ
て、図2と同一符号は同一部分に対応する。同図に示し
た逆極性電界印加手段は、同図(b)(c)に示したよ
うに、薄いストリップ板体の一端縁に櫛歯を形成した導
電性部材7”から構成され、(a)に示したように当該
中間転写ベルト2の幅方向の全域にわたって延在して配
置されている。
【0047】この導電性部材7”の両端は絶縁部材7
a”,7b”で支持されて図示しない機枠等に架張され
ており、その何れか一端を図2に示した逆極性帯電電源
9に接続している。なお、図で説明はしないが、上記の
逆極性電界印加手段として、ストリップ状導電体、ある
いは多数のワイヤーを一線状に植立したブラシ状部材を
上記各具体例と同様の支持機構で設置してもよい。
a”,7b”で支持されて図示しない機枠等に架張され
ており、その何れか一端を図2に示した逆極性帯電電源
9に接続している。なお、図で説明はしないが、上記の
逆極性電界印加手段として、ストリップ状導電体、ある
いは多数のワイヤーを一線状に植立したブラシ状部材を
上記各具体例と同様の支持機構で設置してもよい。
【0048】このような逆極性電界印加手段を転写部位
に配置することにより、中間転写ベルト2に担持された
トナー像が当該転写部位に近接した際に転写電界によっ
て中間転写ベルト2から離脱して飛散するのが抑制さ
れ、所謂転写抜けの発生が防止されると共に、低温、低
湿の条件下でのOHPシートや厚手の転写紙を用いた転
写の際にも、最適転写電圧の上限値と下限値にラチチュ
ードを持たせることができる。
に配置することにより、中間転写ベルト2に担持された
トナー像が当該転写部位に近接した際に転写電界によっ
て中間転写ベルト2から離脱して飛散するのが抑制さ
れ、所謂転写抜けの発生が防止されると共に、低温、低
湿の条件下でのOHPシートや厚手の転写紙を用いた転
写の際にも、最適転写電圧の上限値と下限値にラチチュ
ードを持たせることができる。
【0049】図6は本発明の画像形成装置における二次
転写電圧のラチチユードの説明図であって、二次転写転
写部位に近接してトナーの帯電極性と逆極性の電界を印
加する逆極性電界印加手段を設置したことによって、O
HPシートや厚手の転写紙への転写に必要とする二次転
写ロール転写電圧の上限値V1 は画質の下限を規定する
プロセスブラックの最上層トナーの均一転写を得るため
の転写電圧の下限値V 2 との間にラチチュードが存在す
るようになる。すなわち、転写部位の上流側において中
間転写ベルト2と記録媒体11の間の空隙に発生する所
謂ギャップ放電も抑制され、放電による未発生二次転写
印加電圧領域が拡大する。
転写電圧のラチチユードの説明図であって、二次転写転
写部位に近接してトナーの帯電極性と逆極性の電界を印
加する逆極性電界印加手段を設置したことによって、O
HPシートや厚手の転写紙への転写に必要とする二次転
写ロール転写電圧の上限値V1 は画質の下限を規定する
プロセスブラックの最上層トナーの均一転写を得るため
の転写電圧の下限値V 2 との間にラチチュードが存在す
るようになる。すなわち、転写部位の上流側において中
間転写ベルト2と記録媒体11の間の空隙に発生する所
謂ギャップ放電も抑制され、放電による未発生二次転写
印加電圧領域が拡大する。
【0050】すなわち、放電による抜け未発生領域とプ
ロセスブラック最上層トナーの均一転写可能領域(具体
的には、転写順がBk,Y,M,Cの場合、最上層Yの
均一転写可能領域)との間で、二次転写の印加電圧に有
る範囲のラチチュードが存在するようになる。また、前
記従来技術において発生していたトナーの飛散による画
像のブラーに関しては、中間転写ベルトの裏面からマイ
ナスに帯電したトナーと逆極性のプラス電界でトナーを
中間転写ベルト側に引っ張っているため、中間転写ベル
トからトナーが飛び出すことがなくなり、上記ブラーの
発生が著しく低減される。
ロセスブラック最上層トナーの均一転写可能領域(具体
的には、転写順がBk,Y,M,Cの場合、最上層Yの
均一転写可能領域)との間で、二次転写の印加電圧に有
る範囲のラチチュードが存在するようになる。また、前
記従来技術において発生していたトナーの飛散による画
像のブラーに関しては、中間転写ベルトの裏面からマイ
ナスに帯電したトナーと逆極性のプラス電界でトナーを
中間転写ベルト側に引っ張っているため、中間転写ベル
トからトナーが飛び出すことがなくなり、上記ブラーの
発生が著しく低減される。
【0051】この結果、低温低湿の条件下でもOHPシ
ートや厚手の転写紙への転写で転写抜けや転写不完全に
よる画質の低下が回避され、普通紙を用いた通常の複写
においてもブラーのない高画質の転写画像を得ることが
できる。以上の実施例は、トナーの帯電極性と逆極性の
電界を印加する逆極性電界印加手段を中間転写ベルトの
裏面かつ二次転写ロールとバックアップロールの当接位
置に近接して設置したものとして説明したが、本発明は
このような構成に限るものではなく、例えば下記のよう
な構成とすることも可能である。
ートや厚手の転写紙への転写で転写抜けや転写不完全に
よる画質の低下が回避され、普通紙を用いた通常の複写
においてもブラーのない高画質の転写画像を得ることが
できる。以上の実施例は、トナーの帯電極性と逆極性の
電界を印加する逆極性電界印加手段を中間転写ベルトの
裏面かつ二次転写ロールとバックアップロールの当接位
置に近接して設置したものとして説明したが、本発明は
このような構成に限るものではなく、例えば下記のよう
な構成とすることも可能である。
【0052】すなわち、中間転写体を用いない画像形成
装置において、ベルト状の感光体(感光体ベルト)を用
い、その移動方向上流で、記録媒体の近傍、かつ上記感
光体ベルトの裏面側に当該感光体ベルトに担持されたト
ナーの帯電極性と逆極性の電界を印加する逆極性電界印
加手段(帯電器)を設置することによっても、上記実施
例と同様の転写抜けやブラーの発生を抑制して高画質の
転写画像を得ることができる。
装置において、ベルト状の感光体(感光体ベルト)を用
い、その移動方向上流で、記録媒体の近傍、かつ上記感
光体ベルトの裏面側に当該感光体ベルトに担持されたト
ナーの帯電極性と逆極性の電界を印加する逆極性電界印
加手段(帯電器)を設置することによっても、上記実施
例と同様の転写抜けやブラーの発生を抑制して高画質の
転写画像を得ることができる。
【0053】さらに、中間転写体用いた画像形成装置に
おける上記中間転写体の二次転写器として、上記実施例
の転写ロールに替えてコロトロンを用いた転写部構成と
したものにも、同様に適用できる。
おける上記中間転写体の二次転写器として、上記実施例
の転写ロールに替えてコロトロンを用いた転写部構成と
したものにも、同様に適用できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トナーの帯電極性と逆極性の電界を印加する手段を転写
部位に配置することにより、中間転写体等のトナー担持
体上に担持されたトナー像が当該転写部位に近接した際
に転写電界によって中間転写体等から離脱して飛散する
のが抑制され、所謂転写抜けの発生が防止されると共
に、低温、低湿の条件下でのOHPシートや厚手の転写
紙を用いた転写の際にも、最適転写電圧の上限値と下限
値にラチチュードを持たせることができ、低温低湿条件
下でのOHPシートや厚手の転写紙を持いた場合にも高
画質が得られるという優れた機能の画像形成装置を提供
することができる。
トナーの帯電極性と逆極性の電界を印加する手段を転写
部位に配置することにより、中間転写体等のトナー担持
体上に担持されたトナー像が当該転写部位に近接した際
に転写電界によって中間転写体等から離脱して飛散する
のが抑制され、所謂転写抜けの発生が防止されると共
に、低温、低湿の条件下でのOHPシートや厚手の転写
紙を用いた転写の際にも、最適転写電圧の上限値と下限
値にラチチュードを持たせることができ、低温低湿条件
下でのOHPシートや厚手の転写紙を持いた場合にも高
画質が得られるという優れた機能の画像形成装置を提供
することができる。
【図1】 本発明による画像形成装置の第1実施例を説
明するカラー複写機の作像部の模式図である。
明するカラー複写機の作像部の模式図である。
【図2】 本発明による画像形成装置の第1実施例の詳
細を説明する要部模式図である。
細を説明する要部模式図である。
【図3】 本発明による画像形成装置の第1実施例の1
具体例を説明する要部斜視図である。
具体例を説明する要部斜視図である。
【図4】 本発明による画像形成装置の第1実施例の他
の具体例を説明する要部斜視図である。
の具体例を説明する要部斜視図である。
【図5】 本発明による画像形成装置の第1実施例のさ
らに他の具体例を説明する要部斜視図である。
らに他の具体例を説明する要部斜視図である。
【図6】 本発明の画像形成装置における二次転写電圧
のラチチユードの説明図である。
のラチチユードの説明図である。
【図7】 中間転写体を用いた画像形成装置の一例とし
ての電子複写機の概略構造を説明する模式図である。
ての電子複写機の概略構造を説明する模式図である。
【図8】 従来の画像形成装置における二次転写部の構
成と転写動作を説明する模式図である。
成と転写動作を説明する模式図である。
【図9】 従来の画像形成装置の二次転写ラチチユード
の説明図である。
の説明図である。
1・・・・潜像担持体(感光体ドラム)、2・・・・中
間転写体(中間転写ベルト)、3・・・・一次転写器
(コロナ放電器)、4・・・・二次転写ロール、5・・
・・バックアップロール、6・・・・コンタクトロー
ル、7・・・・逆極性電界印加手段としてのコロトロン
ワイヤー、8・・・・転写電源、9・・・・逆極性帯電
電源、10・・・・中間転写体クリーナー、11・・・
・記録媒体、13・・・・感光体ドラムの帯電器として
のコロトロン、14・・・・カラー現像装置、14a・
・・・黒(Bk)現像器、14b・・・・イエロー
(Y)現像器、14c・・・・マゼンタ(M)現像器、
14d・・・・サイアン(C)現像器、15・・・・ト
レー、16・・・・ピックアップロール、17・・・・
レジロール、18・・・・記録媒体搬送ベルト、19・
・・・剥離爪、20・・・・定着器。
間転写体(中間転写ベルト)、3・・・・一次転写器
(コロナ放電器)、4・・・・二次転写ロール、5・・
・・バックアップロール、6・・・・コンタクトロー
ル、7・・・・逆極性電界印加手段としてのコロトロン
ワイヤー、8・・・・転写電源、9・・・・逆極性帯電
電源、10・・・・中間転写体クリーナー、11・・・
・記録媒体、13・・・・感光体ドラムの帯電器として
のコロトロン、14・・・・カラー現像装置、14a・
・・・黒(Bk)現像器、14b・・・・イエロー
(Y)現像器、14c・・・・マゼンタ(M)現像器、
14d・・・・サイアン(C)現像器、15・・・・ト
レー、16・・・・ピックアップロール、17・・・・
レジロール、18・・・・記録媒体搬送ベルト、19・
・・・剥離爪、20・・・・定着器。
Claims (1)
- 【請求項1】 画像信号に応じた潜像を形成する潜像担
持体と、前記潜像をトナー現像してトナー像とする現像
装置と、前記潜像担持体に形成されたトナー像を一次転
写して担持する中間転写体と、前記中間転写体の前記ト
ナー像担持面に記録媒体を介して当接し前記トナー像の
帯電極性と逆の極性の電圧を印加することにより前記ト
ナー像を前記記録媒体に二次転写するための二次転写ロ
ールと、前記二次転写ロールに対向する位置で前記中間
転写体の前記トナー像担持面の裏面に当接するバックア
ップロールとを有する画像形成装置であって、 前記中間転写体の前記裏面かつ前記中間転写体と前記バ
ックアップロールの当接部位の上流側に近接して配置さ
れると共に前記中間転写体に対して前記トナー像の帯電
極性と逆の極性の電界を付与する逆極性電界印加手段を
設けたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7232223A JPH0980925A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7232223A JPH0980925A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0980925A true JPH0980925A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16935917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7232223A Pending JPH0980925A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0980925A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007093734A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
-
1995
- 1995-09-11 JP JP7232223A patent/JPH0980925A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007093734A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
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