JP2000191202A - 転写材剥離装置 - Google Patents

転写材剥離装置

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JP2000191202A
JP2000191202A JP10365346A JP36534698A JP2000191202A JP 2000191202 A JP2000191202 A JP 2000191202A JP 10365346 A JP10365346 A JP 10365346A JP 36534698 A JP36534698 A JP 36534698A JP 2000191202 A JP2000191202 A JP 2000191202A
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peeling
transfer material
nip
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roll
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JP10365346A
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English (en)
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Ryuichi Inamiya
竜一 稲宮
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Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離部材とシート状転写材との接触圧力を低
減すること。 【解決手段】 シート状の転写材Sの表面側に接触する
表面側回転部材17および裏面側に接触する裏面側回転
部材18が圧接する領域であるニップQ5に進入した転
写材Sであって前記表面側および裏面側の回転部材1
7,18の回転により搬送されて前記ニップQ5を通過
した転写材Sを、前記表面側回転部材17または裏面側
回転部材18のうちのいずれかの回転部材17,18表
面から剥離させる剥離用先端部26a,26a′を有する
剥離部材26,26′と、前記剥離部材26,26′の
剥離用先端を回転中心にして前記剥離部材26,26′
を回転可能に支持する支持部材24,24′と、前記剥
離部材26,26′を所定の回転位置に保持する弾性部
材26,26′とから構成される転写材剥離装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やレーザプリ
ンタ等の画像形成装置で形成されたトナーが転写される
シート状の転写材が、互いに圧接する回転部材の圧接領
域であるニップを通過した時に、前記回転部材表面から
転写材を剥離させるための転写材剥離装置に関する。前
記転写材剥離装置は、画像形成装置の次の位置等で使用
される。 (a)一対のトナー像転写用の回転部材が圧接する転写
領域であるニップを通過する際にトナー像を転写された
転写材が、前記ニップを通過した位置。 (b)一対のトナー像定着用の回転部材が圧接する定着
領域であるニップを通過する際にトナー像を定着された
転写材が、前記ニップを通過した位置。
【0002】
【従来の技術】前記転写材剥離装置として従来次の技術
(J01)が知られている。 (J01)特開平5−107978号公報記載の技術 この公報には、定着装置の定着ロール表面に隣接する位
置に先端部が所定の間隔を保持するように支持された剥
離爪を設け、この剥離爪で定着ロールから用紙(シート
状の転写材)を剥離する技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(前記(J01)の技術
の問題点)前記(J01)の技術において、前記剥離爪の
位置は固定されているので、前記固定されている剥離爪
と前記定着ロール表面から剥離されながら移動する前記
転写材の定着画像表面との接触圧力が大きくなり、フィ
ンガーマーク等の画像障害が起こり易いという問題があ
る。なお、前記問題点は一対の定着ロールの圧接領域で
ある定着領域(定着ニップ)を通過する転写材を前記定
着ロールから剥離させる剥離部材だけでなく、転写ロー
ルや転写ベルト等の他の回転部材から転写材を剥離させ
る剥離部材においても同様に問題点となる。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、シート状の
転写材の表面側に接触する表面側回転部材および裏面側
に接触する裏面側回転部材が圧接する領域であるニップ
に進入した転写材であって前記表面側および裏面側の回
転部材の回転により搬送されて前記ニップを通過した転
写材を、前記表面側回転部材または裏面側回転部材のう
ちのいずれかの回転部材表面から剥離させる剥離用先端
部を有する剥離部材において、下記(O01),(O02)
の記載内容を課題とする。 (O01)剥離部材とシート状転写材との接触圧力を低減
すること。 (O02)剥離部材の剥離用先端部と前記ニップを形成す
る回転部材表面との間隔を一定に保持すること。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決し
た本発明を説明するが、本発明の説明において本発明の
構成要素の後に付記したカッコ内の符号は、本発明の構
成要素に対応する後述の実施例の構成要素の符号であ
る。なお、本発明を後述の実施例の構成要素の符号と対
応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするた
めであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではな
い。
【0006】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の転写材剥離装置は、下記の要件(A01)〜(A0
4)を備えたことを特徴とする、(A01)シート状の転
写材(S)の表面側に接触する表面側回転部材(17)
および裏面側に接触する裏面側回転部材(18)が圧接
する領域であるニップ(Q5)に進入した転写材(S)
であって前記表面側および裏面側の回転部材(17,1
8)の回転により搬送されて前記ニップ(Q5)を通過
した転写材(S)を、前記表面側回転部材(17)また
は裏面側回転部材(18)のうちのいずれかの回転部材
(17,18)表面から剥離させる剥離部材(26,2
6′)、(A02)前記ニップ(Q5)を通過した転写材
(S)の前端部と前記回転部材(17,18)表面との
間に進入して前記転写材(S)前端部を前記回転部材
(17,18)表面から剥離させる剥離用先端部(26
a,26a′)を有する前記剥離部材(26,26′)、
(A03)前記剥離部材(26,26′)の剥離用先端を
回転中心にして前記剥離部材(26,26′)を回転可
能に支持する剥離部材支持部材(24,24′)、(A
04)前記剥離部材(26,26′)を所定の回転位置に
保持する弾性部材(26,26′)。
【0007】前記「剥離用先端」は前記剥離部材の最先
端を意味し、前記「剥離用先端部」は前記剥離用先端と
その近傍部分を含む部分とする。
【0008】(本発明の作用)前記構成を備えた本発明
の転写材剥離装置では、シート状の転写材(S)表面側
に接触する表面側回転部材(17)および裏面側に接触
する裏面側回転部材(18)が圧接する領域であるニッ
プ(Q5)に進入した転写材(S)は、前記表面側およ
び裏面側の回転部材(17,18)の回転により搬送さ
れて前記ニップ(Q5)を通過する。剥離部材支持部材
(24,24′)に回転可能に支持された剥離部材(2
6,26′)の剥離用先端部(26a,26a′)は、前
記ニップ(Q5)を通過した転写材(S)の前端部と前
記回転部材(17,18)表面との間に進入して前記転
写材(S)前端を前記表面側回転部材(17)または裏
面側回転部材(18)のうちのいずれかの回転部材(1
7,18)表面から剥離させる。前記転写材(S)が前
記剥離部材(26,26′)に接触して押圧すると、そ
の押圧力により弾性部材(26,26′)が変形して、
前記剥離部材(26,26′)が、前記剥離部材(2
6,26′)の剥離用先端を回転中心にして回転する。
この剥離部材(26,26′)の回転により前記転写材
(S)と前記剥離部材(26,26′)との接触圧力は
小さくなる。また、前記剥離部材(26,26′)は、
前記剥離用先端を中心にして回転するので、前記剥離用
先端部(26a,26a′)と前記回転部材(17,1
8)表面との間隔は一定に保持される。
【0009】
【発明の実施の形態】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の転写材剥
離装置の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、
本発明は以下の実施例に限定されるものではない。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の転写材剥離装置
を備えた定着装置を使用した画像形成装置の概略説明図
である。図1において、感光体ドラムからなる像担持体
1は矢印A方向に回転し、像担持体1表面は帯電器2に
より一様に帯電された後、潜像書込位置Q1において潜
像書込装置3のレーザビームにより露光走査されて静電
潜像が形成される。フルカラー画像を形成する場合は、
K(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)の4色の画像に対応した静電潜像が順次形成され、
モノクロ画像の場合はK(黒)画像に対応した静電潜像
のみが形成される。前記静電潜像が形成された像担持体
1表面は回転移動して現像領域Q2、1次転写領域Q3を
順次通過する。
【0010】前記現像領域Q2において前記静電潜像を
現像するロータリ式の現像装置4は、回転軸4aととも
に回転するK(黒),Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)の4色の現像器4K,4Y,4M,4C
を有している。前記各色の現像器4K,4Y,4M,4Cの
中のいずれかの現像器が、前記現像領域Q2を通過する
静電潜像をトナー像に現像する。前記1次転写領域Q3
は、矢印A方向に回転移動する中間転写ベルトBがロー
ル状の1次転写器T1により像担持体1表面に圧接され
る領域である。前記1次転写器T1には現像装置4で使
用される現像用のトナーの帯電極性と逆極性の1次転写
電圧が電源回路Eから供給される。したがって、前記像
担持体1表面に現像されたトナー像Tは前記1次転写領
域Q3において1次転写器T1により中間転写ベルトBに
1次転写される。1次転写後、像担持体1表面の残留ト
ナーはクリーナ6によりクリーニングされる。
【0011】前記矢印A方向に回転移動する中間転写ベ
ルトBは、駆動ロール7、テンションロール8、アイド
ラロール9,9およびバックアップロール11により回
転可能に支持されている。バックアップロール11には
中間転写ベルトBを挟んで2次転写ロール12が離隔お
よび圧接可能(離接可能)に配置されており、前記2次
転写ロール12が中間転写ベルトBと圧接する領域によ
り2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バッ
クアップロール11には電極ロール13が当接してい
る。電極ロール13には前記トナーの帯電極性と同極性
の2次転写電圧が電源回路Eから供給される。前記ロー
ル11〜13により2次転写器T2が構成されている。
【0012】フルカラー画像を形成する場合、潜像書込
位置Q1において第1色目の静電潜像が形成され、現像
領域Q2において1色目のトナー像Tが形成される。こ
のトナー像Tは、1次転写領域Q3を通過する際に、1
次転写器T1によって中間転写ベルトB上に静電的に1
次転写される。その後同様にして、第1色目のトナー像
Tを担持した中間転写ベルトB上に、第2色目、第3色
目、第4色目のトナー像Tが順次重ねて1次転写され、
最終的にフルカラーの多重トナー像が中間転写ベルトB
上に形成される。単色のモノカラー画像を形成する場合
には1個の現像器のみを使用する。この場合、単色トナ
ー像が中間転写ベルトB上に形成される。
【0013】前記多重トナー像または単色トナー像は、
2次転写領域Q4を通過する際に2次転写器T2により、
給紙トレイTRから所定のタイミングで供給される転写
材Sに静電的に一括して2次転写される。2次転写後の
中間転写ベルトBはベルトクリーナー14により残留ト
ナーが除去される。トナー像が2次転写された転写材S
は、定着装置16に搬送され定着領域Q5を通過する際
に定着処理された後、転写材排出トレイ(図示せず)に
排出される。
【0014】(定着装置16)図2は前記転写材剥離装
置を備えた定着装置の前面拡大図である。図3は前記転
写材剥離装置を備えた定着装置の前部斜視図である。図
4は前記転写材剥離装置を備えた定着装置の斜視図であ
る。なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面
において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、
上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,
Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後
方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右
側、左側、上側、下側とする。また、図中、「○」の中
に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢
印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙
面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0015】図2、図3において定着装置16は、シー
ト状の転写材Sの表面側に接触する加熱ロール(表面側
回転部材)17および裏面側に接触する加圧ロール(裏
面側回転部材)18を有している。前記加熱ロール17
はヒータ(図示せず)を内蔵しており、前記加熱ロール
17および加圧ロール18が圧接する定着領域Q5(ニ
ップ)を通過する転写材S上のトナー像を加熱定着す
る。
【0016】図3、図4において、前記加熱ロール17
の軸17aの前後方向(X軸方向)両端は図示しないべ
アリングを介してフレームF,Fにより回転可能に支持
されている。また、図3、図4において、前記各フレー
ムFにはそれぞれ剥離部材回転軸21がべアリング(図
示せず)を介して回転可能に支持されている。前記各剥
離部材回転軸21には、軸に垂直な方向に延びる回転ア
ーム22が連結されている。前記各回転アーム22間に
は、前後方向(X軸方向)に延びる剥離部材連結部材2
3が連結されている。前記各剥離部材回転軸21,21
と各回転アーム22,22と剥離部材連結部材23から
剥離部材支持部材24が構成される。
【0017】前記剥離部材連結部材23には、前記加熱
ロール17の軸17aが延びる方向(前後方向)に沿っ
て連続的に形成された板状の加熱ロール用剥離部材26
が固着されている。図2において、前記加熱ロール用剥
離部材26は、この実施例1では断面楔状で、帯電防止
のためアースされている。前記加熱ロール用剥離部材2
6は、前記定着領域Q5により形成されるニップを通過
した転写材Sの前端部と前記加熱ロール17表面との間
に進入して前記転写材S前端部を前記加熱ロール17表
面から剥離させる剥離用先端部26aを有する。前記剥
離用先端部26aの剥離用先端は面取りされている。
【0018】また、図2〜図4において、前記剥離用先
端部26aの剥離用先端は前記剥離部材回転軸21の軸
線上に配置されており、前記剥離部材連結部材23が上
下方向に回転することにより前記加熱ロール用剥離部材
26は前記剥離用先端部26aの剥離用先端を中心にし
て上下方向に回転するようになっている。
【0019】前記剥離部材連結部材23の前後両端(X
軸方向両端)は、前記フレームFに形成された上下方向
に延びる円弧状のガイド溝F1を貫通しており、前記円
弧状ガイド溝F1により前記剥離部材連結部材23は、
前記剥離用先端部26aの剥離用先端を中心にして上下
方向(Z軸方向)にガイドされる。前記剥離部材連結部
材23の前後両端にはバネ(弾性部材)27が、前記剥
離部材連結部材23の外周に形成されている溝(図示せ
ず)に連結されている。前記バネ27は、前記加熱ロー
ル用剥離部材26の前記剥離用先端部26aを所定位置
(たとえば、前記定着領域Q5の下流端より0〜20m
m、前記加熱ロール17の表面との間隔は0〜10m
m)に保持する。前記バネ27の他端は、前記フレーム
Fの内面に設けられたピン28の溝(図示せず)に連結
されている。
【0020】図2〜図4において、前記加圧ロール18
の軸18aの前後両端(X軸方向両端)もべアリング
(図示せず)を介して前記フレームFにより回転可能に
支持されており、前記加圧ロール18の右方(Y方向)
には前後に延びる剥離部材連結部材23′および加圧ロ
ール用剥離部材26′が配置されている。前記剥離部材
連結部材23′の支持構造および前記加圧ロール用剥離
部材26′が支持される構成要素は、前記剥離部材連結
部材23の支持構造および前記加熱ロール用剥離部材2
6が支持される構成要素と同一であるので、対応する構
成要素には同一の符号21〜28,F1にダッシュを付
けて重複する詳細な説明は省略する。
【0021】(実施例1の作用)図5は本発明の実施例
1の転写材剥離装置の作用説明図で、図5Aはシート状
の転写材が定着領域に進入したときの状態を示す図、図
5Bは前記転写材が前記転写材剥離装置により加熱ロー
ルから剥離されている状態を示す図である。図5におい
て、シート状の転写材Sの表面側に接触する加熱ロール
(表面側回転部材)17および裏面側に接触する加圧ロ
ール(裏面側回転部材)18が圧接する定着領域(ニッ
プ)Q5に進入した転写材Sは、前記加熱ロール17お
よび加圧ロール18の回転により搬送されて前記定着領
域(ニップ)Q5を通過する。
【0022】剥離部材支持部材24に回転可能に支持さ
れた加熱ロール用剥離部材26の剥離用先端部26a
は、前記定着領域(ニップ)Q5を通過した転写材Sの
前端部と前記加熱ロール17表面との間に進入して前記
転写材S前端を前記加熱ロール17表面から剥離させ
る。図5Bにおいて、前記剥離された転写材Sが前記加
熱ロール用剥離部材26に接触して押圧すると、その押
圧力によりバネ27,27が変形して、前記加熱ロール
用剥離部材26が、前記加熱ロール用剥離部材26の剥
離用先端を回転中心にして回転する。この加熱ロール用
剥離部材26の回転により前記転写材Sと前記加熱ロー
ル用剥離部材26との接触圧力は小さくなる。また、前
記加熱ロール用剥離部材26は、前記剥離用先端を中心
にして回転するので、前記剥離用先端部26aと前記加
熱ロール17表面との間隔は一定に保持される。
【0023】前記転写材Sが通過して前記加熱ロール用
剥離部材26に接触しない状態となると、前記加熱ロー
ル用剥離部材26は元の状態に復元するバネ27,27
により回転して元の位置に戻る(図5A参照)。また、
前記加圧ロール18の表面に沿って転写材Sが搬送され
た場合も前記加熱ロール用剥離部材26と同様に前記加
圧ロール用剥離部材26′が前記加圧ロール18の表面
から転写材Sを剥離する。
【0024】(実施例2)図6は本発明の実施例2の転
写材剥離装置を備えた定着装置の前部斜視図である。な
お、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成
要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その
詳細な説明を省略する。この実施例2は、下記の点で前
記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1
と同様に構成されている。図6において、この実施例2
の加熱ロール用剥離部材26は、剥離部材連結部材23
に沿って複数に分割されており、加熱ロール用剥離部材
26の剥離用先端を中心にして上下方向に回転するよう
になっている。また、前記加圧ロール用剥離部材26′
も同様に剥離部材連結部材23′に沿って複数に分割さ
れている。この実施例2も前記実施例1と同様に、前記
加熱ロール17表面から剥離された転写材Sが前記加熱
ロール用剥離部材26に接触すると転写材Sの押圧力に
よりバネ27,27が変形して、前記加熱ロール用剥離
部材26が、前記加熱ロール用剥離部材26の剥離用先
端を回転中心にして回転する。したがって、この実施例
2も前記実施例1と同様の作用を奏する。
【0025】(実施例3)図7は本発明の実施例3の転
写材剥離装置を備えた定着装置の説明図で、図7Aは前
記定着装置の前部で上方からみた図、図7Bは前記図7
Aの矢印VIIBからみた図である。なお、この実施例3
の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構
成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略
する。この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違
しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成され
ている。図7において、この実施例3の加熱ロール用剥
離部材26を支持する剥離部材支持部材24は、両端部
の各剥離部材回転軸部21,21(一方のみ図示)およ
び各回転アーム部22,22(一方のみ図示)と、前記
各回転アーム部22,22間を連結する剥離部材連結部
23とを有しており、一体的に形成されている。前記各
フレームFには軸受け部F2(一方のみ図示)が設けら
れており、前記各軸受け部F2はべアリング31を介し
て前記剥離部材支持部材24の剥離部材回転軸部21,
21を回転可能に支持している。また、この実施例3の
加圧ロール用剥離部材26′を支持する剥離部材支持部
材24′の構成および支持構造は、前記実施例3の剥離
部材支持部材24の構成および支持構造と同様であるの
で、対応する構成要素には同一の符号21〜28,3
1,F1にダッシュを付けて重複する詳細な説明は省略
する。
【0026】この実施例3も前記実施例1と同様に、前
記加熱ロール17表面から剥離された転写材Sが前記加
熱ロール用剥離部材26に接触すると転写材Sの押圧力
によりバネ27,27が変形して、前記加熱ロール用剥
離部材26が、前記加熱ロール用剥離部材26の剥離用
先端を回転中心にして回転する。したがって、この実施
例3も前記実施例1と同様の作用を奏する。
【0027】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)前記中間転写ベルトBを支持するベルト支持部
材は、複数のベルト支持ロール7〜11を使用する代わ
りに、表面に弾性層が形成された1個の大径のドラムを
使用することが可能である。また、中間転写ベルトBの
代わりに中間転写ドラムを使用した画像形成装置や、前
記中間転写ベルトBや中間転写ドラム等の中間転写体を
使用しない画像形成装置にも適用可能である。 (H02)本発明の転写材剥離装置は、回転部材の圧接領
域であるニップを通過する転写材を前記回転部材表面か
ら剥離させる際に使用可能であり、前記ニップは定着領
域Q5に限らず、2次転写領域Q4であってもかまわな
い。また中間転写ベルトBを使用しない画像形成装置で
は、前記ニップは像担持体(感光体)から転写材Sへの
トナー像の転写領域であってもよい。 (H03)前記剥離部材26,26′は、断面形状が長方
形の部材やシート状の部材に変更可能である。 (H04)剥離部材は、前記加熱ロール17または加圧ロ
ール18のどちらか一方だけ設けることも可能である。 (H05)前記実施例3の加熱ロール用剥離部材26およ
び加圧ロール用剥離部材26′は、剥離部材連結部材2
3,23′に沿って複数に分割することが可能である。
【0028】
【発明の効果】前述の本発明の転写材剥離装置は、次の
効果を奏する。 (E01)剥離部材とシート状転写材との接触圧力を低減
することができる。 (E02)剥離部材の剥離用先端部と前記ニップを形成す
る回転部材表面との間隔を一定に保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1の転写材剥離装置を
備えた定着装置を使用した画像形成装置の概略説明図で
ある。
【図2】 図2は前記転写材剥離装置を備えた定着装置
の前面拡大図である。
【図3】 図3は前記転写材剥離装置を備えた定着装置
の前部斜視図である。
【図4】 図4は前記転写材剥離装置を備えた定着装置
の斜視図である。
【図5】 図5は本発明の実施例1の転写材剥離装置の
作用説明図で、図5Aはシート状の転写材が定着領域に
進入したときの状態を示す図、図5Bは前記転写材が前
記転写材剥離装置により加熱ロールから剥離されている
状態を示す図である。
【図6】 図6は本発明の実施例2の転写材剥離装置を
備えた定着装置の前部斜視図である。
【図7】 図7は本発明の実施例3の転写材剥離装置を
備えた定着装置の説明図で、図7Aは前記定着装置の前
部で上方からみた図、図7Bは前記図7Aの矢印VIIB
からみた図である。
【符号の説明】 S…シート状の転写材、Q5…ニップ、17…表面側回
転部材、18…裏面側回転部材、24,24′…剥離部
材支持部材、26,26′…弾性部材、26,26′…
剥離部材、26a,26a′…剥離用先端部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件(A01)〜(A04)を備えた
    ことを特徴とする転写材剥離装置、(A01)シート状の
    転写材の表面側に接触する表面側回転部材および裏面側
    に接触する裏面側回転部材が圧接する領域であるニップ
    に進入した転写材であって前記表面側および裏面側の回
    転部材の回転により搬送されて前記ニップを通過した転
    写材を、前記表面側回転部材または裏面側回転部材のう
    ちのいずれかの回転部材表面から剥離させる剥離部材、
    (A02)前記ニップを通過した転写材の前端部と前記回
    転部材表面との間に進入して前記転写材前端部を前記回
    転部材表面から剥離させる剥離用先端部を有する前記剥
    離部材、(A03)前記剥離部材の剥離用先端を回転中心
    にして前記剥離部材を回転可能に支持する剥離部材支持
    部材、(A04)前記剥離部材を所定の回転位置に保持す
    る弾性部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010204155A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置及びこれを備えた画像形成装置

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