JP2000075586A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000075586A
JP2000075586A JP10246302A JP24630298A JP2000075586A JP 2000075586 A JP2000075586 A JP 2000075586A JP 10246302 A JP10246302 A JP 10246302A JP 24630298 A JP24630298 A JP 24630298A JP 2000075586 A JP2000075586 A JP 2000075586A
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Yasuzumi Tajo
康純 田場
Takeshi Setoriyama
武 世取山
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体上の複数色のトナー像の色ずれを
防止する。 【解決手段】 感光ドラム1上に順次に形成したイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を、
中間転写体7の1〜4回転に対応して順次に一次転写し
て中間転写体7上で重ねる。これら4色のトナー像を、
転写ベルト8を中間転写体7に当接させることで、転写
材P上に一括して二次転写する。この転写ベルト8の当
接を、図5(a)のように、中間転写体7の4回転目の
ブラックトナー像の後半部の一次転写時に行い、転写ベ
ルト8の離間を、中間転写体7の5回転目(次の転写材
の1色目のイエロートナー像の転写開始前)に行う。従
来発生していた、イエローのトナー像の前半部の色ずれ
をなくすことができる。また、転写ベルト8の当接・離
間を図2(b)のタイミングで行うことにより、従来発
生していた、ブラックトナー像の後半部の色ずれをなく
すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用した複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7、図8を参照して、従来の画像形成
装置における像担持体の回転と、転写手段の接離(当接
・離間)動作について説明する。なお、図7は、中間転
写体を使用した4色フルカラーの画像形成装置の画像形
成部の概略構成を示す図であり、また、図8は、中間転
写体に対する二次転写装置の当接及び離間のタイミング
を示す表である。
【0003】図7に示す画像形成装置において、像担持
体101は、帯電器102によって所定の極性、所定の
電位に均一に帯電された後、露光装置103の画像情報
に基づいた露光によって表面に静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像部Dにおいて、現像装置104に
よって像担持体101上にトナー像として現像される。
このトナー像は、一次転写ニップT1 で中間転写体10
5に一次転写される。以上の工程を、残りの3色につい
ても繰り返して、中間転写体105上で4色のトナー像
を重ねて目的のカラー画像に対応する合成カラートナー
像を形成する。すなわち、中間転写体105の1回転に
つき、1色のトナー像が像担持体101上から中間転写
体105上に一次転写され、中間転写体の4回転で上述
の合成カラートナー像が形成される。
【0004】一方、中間転写体105に対して接離自在
な二次転写装置106は、二次転写ニップT2 におい
て、中間転写体105の4回転目途中、つまり、4色載
った合成カラートナー像の先端部と同期して、カム10
7により中間転写体105へ当接され、これにより、中
間転写体105上の合成カラートナー像が転写材P上に
一括して二次転写される。その後、二次転写装置106
は中間転写体105上の次のページ(次の転写材P)の
1色目が載ったトナー像の先端部が二次転写ニップT2
に到達する前に中間転写体105から離間する。
【0005】なお、上述の画像形成装置においては、画
像形成順は、1色目がイエロー(Y)、2色目がマゼン
タ(M)、3色目がシアン(C)、4色目がブラック
(Bk)である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の画像形成装置によると、4色のトナー像の間に色
ずれが発生するという問題があった。
【0007】図8の表からわかるように、二次転写装置
106は、1ページ目の4色目であるBKのトナー像が
像担持体101から中間転写体105へ一次転写されて
いる最中に中間転写体105へ当接され、2ページ目の
1色目であるYのトナー像が像担持体101から中間転
写体105へ一次転写されている最中に中間転写体10
5から離間される。この二次転写装置106の中間転写
体105への当接時及び離間時の振動は、像担持体10
1から中間転写体105への一次転写のトナー像を乱す
要因となっている。また、この振動は像担持体101に
も伝播されるので、露光装置103により像担持体10
1上に静電潜像を形成する際の静電潜像の乱れの要因と
もなっている。具体的には、中間転写体105に対する
二次転写装置106の当接により1ページ目のBKのト
ナー像の後半部の色ずれが大きくなり、また、像担持体
101からの二次転写装置106の離間により2ページ
目以降のYのトナー像の前半部の色ずれが大きくなると
いう問題である。
【0008】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、色ずれのないカラートナー像を形成することの
できる画像形成装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、nを2以上の自然数としたとき
に、表面に色の異なるn色のトナー像が順次に重なるよ
うにして形成される回転自在な像担持体と、該像担持体
に対して接離自在に配設されるとともに前記像担持体に
当接されることにより前記像担持体上のn色のトナー像
を転写材上に一括して転写する転写手段とを備えた画像
形成装置において、前記像担持体の1回転によってそれ
ぞれの色のトナー像を前記像担持体上に形成する動作を
繰り返して、前記像担持体のn回転によって該像担持体
上にn色のトナー像を重ね合わせ、これら像担持体上の
n色のトナー像を転写材に一括して転写するために、前
記像担持体を前記n回転に加えてさらに追加回転させ
る、ことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記追加回転が、前記像担持体のn回転後
の1回転である、ことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記追加回転が、前記像担持体のn回転後
の2回転である、ことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項2又は3の画像
形成装置において、前記追加回転における1回転目に、
前記転写手段を前記像担持体に当接させる、ことを特徴
とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項1、2、3、又
は4の画像形成装置において、前記像担持体が、表面に
各色のトナー像が順次に転写される中間転写体である、
ことを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項1、2、3、又
は4の画像形成装置において、前記像担持体が、表面に
各色のトナー像が順次に現像される感光体である、こと
を特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項1、2、3、
4、5、又は6の画像形成装置において、前記転写手段
は、前記像担持体に接離可能なローラ状の転写ローラを
有する、ことを特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項1、2、3、
4、5、又は6の画像形成装置において、前記転写手段
は、前記像担持体に接離可能なベルト状の転写ベルトを
有する、ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0018】〈実施の形態1〉図1に、本実施の形態1
に係る画像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成
装置は、4色フルカラーのレーザビームプリンタであ
り、同図は、その概略構成を示す縦断面図である。
【0019】同図に示すレーザビームプリンタ(以下
「画像形成装置」という。)は、ドラム型の電子写真感
光体(以下「感光ドラム」という。)1、帯電ローラ
(帯電装置)2、露光装置3、現像装置4、転写装置
5、定着装置6等を備えている。
【0020】感光ドラム1は、アルミニウム製のドラム
基体(不図示)の外周面に光導電層(不図示)を設けて
構成されており、駆動手段(不図示)によって所定の周
速(プロセススピードV)Vで矢印a方向に回転駆動さ
れる。
【0021】帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に対し
て所定の押圧力で圧接されており、感光ドラム1の矢印
a方向に回転に伴って従動回転し、帯電バイアス印加電
源(不図示)によって帯電バイアスが印加されることに
より、感光ドラム1表面を所定の極性、所定の電位に均
一に帯電処理する。
【0022】露光装置3は、レーザスキャナ、ポリゴン
ミラー等(いずれも不図示)を有しており、画像情報に
応じた画像露光Lを感光ドラム1表面に照射して静電潜
像を形成する。
【0023】現像装置4は、回転自在なロータリ4aと
これに搭載された4個の現像器、すなわち、イエロー
(Y)現像器4Y、マゼンタ(M)現像器4M、シアン
(C)現像器4C、ブラック(BK)現像器4BKとを
有している。回転駆動手段(不図示)によるロータリ4
aの矢印b方向の回転によって、現像に供される現像器
が感光ドラム1表面に対向する現像位置Dに配置され
る。
【0024】転写装置5は、一次転写を行うローラ状の
多層構成の像担持体としての中間転写体(中間転写ドラ
ム)7と、二次転写を行う二次転写体である転写ベルト
8とを備えている。
【0025】本実施の形態における中間転写体7は、ド
ラム状の中間転写ドラムが使用されており、感光ドラム
1表面に当接されて一次転写ニップT1 を構成してい
る。中間転写体7は、駆動手段(不図示)によって矢印
c方向に周速v1 で回転駆動される。また、中間転写体
7は、一次転写バイアス印加電源9が接続されており、
これにより、所定の一次転写バイアスが印加され、感光
ドラム1上のトナー像が一次転写ニップT1 を介して一
次転写されるようになっている。
【0026】転写ベルト8は、中間転写体7に対して平
行に配置された2本のローラ、つまり転写ローラ10と
駆動ローラ11とに掛け渡された無端状のベルト状の部
材であり、中間転写体7表面に対してほぼ下方から当接
されて、二次転写ニップT2を構成する。転写ベルト8
は、駆動ローラ11の回転駆動によって矢印d方向に速
度v2 で回転される。また、転写ローラ10には二次転
写バイアス印加電源12が接続されており、転写ローラ
10に所定の二次転写バイアスを印加している。転写ロ
ーラ10と駆動ローラ11とは、転写フレーム13によ
って軸受け支持されており、転写フレーム13の一端側
には、加圧ばね14と加圧コマ15とが配置されてい
る。加圧コマ15は加圧カム16によって支持されてお
り、転写ベルト8は、電磁クラッチ(不図示)による動
力の接断動作と、駆動手段(不図示)の回転駆動による
加圧カム16の回転動作とにより、所定のタイミングで
中間転写体7に対して当接され、また離間される。転写
ローラ10は、加圧ばね14のばねカによって中間転写
体7に対して所定の二次転写圧で当接される。
【0027】中間転写体7の外周面には、ローラ状の多
層構成の中間転写体クリーニングローラ17が矢印K1
7方向に接離自在に配置されており、中間転写体クリー
ニングローラ17には、クリーニングバイアス印加電源
18から所定のクリーニングバイアスが印加される。
【0028】転写材Pの搬送経路に沿って、矢印方向に
周速v3 で回転するレジストローラ対19と、レジスト
ローラ対19によって搬送された転写材Pを二次転写ニ
ップT2 にガイドする転写前ガイド20と、矢印方向に
周速v4 で回転する定着ローラ6a及び加圧ローラ6b
とを有する定着装置6が配設されている。
【0029】また、感光ドラム1表面に接するようにし
て、クリーニングブレード21aを有するクリーニング
装置21が配設されている。
【0030】次に、上述構成の画像形成装置の動作につ
いて説明する。
【0031】画像形成時には、感光ドラム1は、駆動手
段(不図示)により所定の周速(プロセススピード)V
で矢印a方向に回転駆動され、所定の帯電バイアスが印
加された帯電ローラ2により所定の極性、所定の電位に
均一に帯電処理される。
【0032】そして、帯電処理された感光ドラム1上に
露光装置3によりレーザビームによる画像露光Lが与え
られて、目的のカラー画像の第1の色成分像(例えば、
イエロー成分像)に対応した静電潜像が形成される。次
いで、その静電潜像がイエロー現像器4Yにより第1色
であるイエロートナーにより現像される。
【0033】感光ドラム1上に形成担持された第1色の
イエロートナー像は、感光ドラム1と中間転写体7との
間の一次ニップT1 を通過する過程で、この一次転写ニ
ップT1 での圧力と一次転写バイアス印加電源9より中
間転写体7に印加される一次転写バイアスとにより形成
される電界によって、中間転写体7の外周面に一次転写
(中間転写)されていく。
【0034】以下、同様にしてマゼンタ現像器4M、シ
アン現像器4C、ブラック現像器4BKにより感光ドラ
ム1上にそれぞれ形成担持された第2色のマゼンタトナ
ー像、第3色のシアントナー像、第4色のブラックトナ
ー像が順次に中間転写体7上に重なるようにして一次転
写され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー
像が形成される。
【0035】そして、給紙カセット(不図示)から紙等
の転写材Pが、レジストローラ対19、転写前ガイド2
0を通って中間転写体7と転写ベルト8との間の二次転
写ニップT2 に給送される。この際、二次転写バイアス
印加電源12より転写ローラ10へ二次転写バイアスが
印加され、中間転写体7上に重畳転写(一次転写)され
ている合成カラートナー像が二次転写ニップT2 を介し
て転写材P上に一括で二次転写される。
【0036】トナー像転写後の転写材Pは、定着装置6
に搬送され、ここで、定着ローラ6a、加圧ローラ6b
によって加熱、加圧されて表面にトナー像が定着された
後、排出ローラ(不図示)によって画像形成装置本体上
面に設けられた排出トレイ(不図示)上に排出される。
【0037】また、転写材Pに転写されないで中間転写
体7上に残ったトナー(二次転写残トナー)は、クリー
ニングバイアス電源18から所定のクリーニングバイア
スが印加された中間転写体クリーニングローラ17によ
って逆極性に帯電され、一次転写ニップT1 を介して中
間転写体7上から感光ドラム1上に静電的に吸着され、
これにより、中間転写体7表面が清掃される。感光ドラ
ム1上に吸着された二次転写残トナーは、一次転写残ト
ナーとともに、その後、クリーニング装置21のクリー
ニングブレード21aによって除去される。
【0038】次に、本発明の特徴部分について説明す
る。
【0039】[5回転モード]本実施の形態の画像形成
装置における、中間転写体7の「5回転モード」につい
て説明する。この5回転モードは、4色フルカラーの画
像を形成するのに必要な中間転写体(像担持体)7の4
回転に加えて、中間転写体7上の合成カラートナー像を
転写材Pに転写するために中間転写体7を追加回転とし
て1回転余分に回転させるものである。
【0040】本実施の形態では、1枚の転写材P(1ペ
ージ)に目的のカラー画像を形成するために、中間転写
体7を5回転させる「5回転モード」を選択している。
この5回転モードには、図2(a)、(b)に示すよう
に、2つのものがある。
【0041】まず、[5回転モード]について図2
(a)を参照しながら説明する。
【0042】現像部Dにおいて、現像装置4のイエロー
現像器4Yによって感光ドラム1上に第1色目のイエロ
ートナー像が現像される。次にこのイエロートナー像
は、一次転写ニップT1 において中間転写体7上に一次
転写される。このときの1色目であるイエロートナー像
の先端部から後端部を一次転写するための中間転写体7
の回転が1回転目である。同様に2色目のマゼンタトナ
ー像の先端部から後端部を一次転写するための中間転写
7の回転が2回転目であり、3色目のシアントナー像の
先端部から後端部を一次転写するための中間転写体7の
回転が3回転目である。そして、4色目のブラックトナ
ー像を一次転写するのに中間転写体7は4回転目に入
り、中間転写体7上に4色のトナー像が重なるようにし
て一次転写されて形成された合成カラートナー像の先端
部が二次転写ニップT2 に到達するタイミングと同期し
て、転写ベルト8が中間転写体7へ当接され、転写材P
に合成カラートナー像の一括転写をはじめる。このと
き、中間転写体7は4回転目途中であり、4色目のブラ
ックトナー像の後半部が一次転写ニップT1 において一
次転写している途中である。
【0043】そして、中間転写体7の5回転目途中で中
間転写体7から転写材Pへの合成カラートナー像の一括
の二次転写が完了し、転写ベルト8が中間転写体7から
離間する。このとき、一次転写ニップT1 においてトナ
ー像の一次転写は行われていない。その後、中間転写体
7の6回転目で2ページ目のイエロートナー像が感光ド
ラム1から中間転写体7へ転写される。
【0044】このように、1つの合成カラートナー像を
形成する際に中間転写体7を5回転させ、転写ベルト8
を4回転目の途中に中間転写体7へ当接させ、一次転写
ニップT1 で画像形成を行っていない5回転目途中に離
間させることで、中間転写体7が6回転目で行う2ペー
ジ目の1色目のイエロートナー像の前半部を、中間転写
ベルト8の離間時の振動(ショック)によって乱される
ことなく一次転写することができる。すなわち、図2
(a)に示す[5回転モード]では、従来例で問題と
なっていた、1色目(本実施の形態においてはイエロ
ー)のトナー像の前半部の色ずれを防止することができ
る。
【0045】次に、図2(b)を参照して[5回転モー
ド]について説明する。
【0046】現像部Dにおいて、現像装置4のイエロー
現像器4Yによって感光ドラム1上に第1色目のイエロ
ートナーが現像される。次に、このイエロートナーは、
一次転写ニップT1 において中間転写体7上に一次転写
されてイエロートナー像となる。このときの1色目であ
るイエロートナー像の先端部から後端部を一次転写する
ための中間転写体7の回転が1回転目である。同様に2
色目のマゼンタトナー像の先端部から後端部を一次転写
するための中間転写7の回転が2回転目であり、3色目
のシアントナー像の先端部から後端部を一次転写するた
めの中間転写体7の回転が3回転目であり、4色目のブ
ラックトナー像の先端部から後端部を一次転写するため
の中間転写体7の回転が4回転目である。この中間転写
体7が4回転したとき、4色トナー像がすべて中間転写
体7上に一次転写されて、中間転写体7上に目的の合成
カラートナー像が形成される。そして、次の5回転目で
中間転写体7上の合成カラートナー像の先端部が二次転
写ニップT2 に到達するタイミングと同期して、転写ベ
ルト8が中間転写体7へ当接されて二次転写ニップT2
を構成し、この二次転写ニップT2 にて中間転写体7上
の合成カラートナー像の転写材Pへの一括での二次転写
がはじまる。
【0047】このとき、一次転写ニップT1 では、トナ
ー像の一次転写は行われない。そして、中間転写体7の
6回転目途中で転写材Pへの二次転写が完了し、転写ベ
ルト8が中間転写体7から離間される。このとき、一次
転写ニップT1 において2ページ目のイエロートナー像
の前半部が感光ドラム1から中間転写体7へ一次転写さ
れる。
【0048】このように、1つの合成カラートナー像を
形成する際に中間転写体7を5回転させ、転写ベルト8
を、一次転写ニップT1 で一次転写を行っていない5回
転目の途中に中間転写体7へ当接させ、6回転目途中に
離間させることで、中間転写体7が4回転目で行う1ペ
ージ目4色目のブラックトナー像の後半部を、中間転写
体7に対する転写ベルト8の当接時の振動(ショック)
によって乱すことなく一次転写することができる。すな
わち、図2(b)の[5回転モード]では、従来例で
問題となっていた4色目(本実施の形態ではブラック)
のトナー像の後半部の色ずれを防止することができる。
【0049】つづいて、図3を参照して[6回転モー
ド]について説明する。
【0050】このモードは、転写材P上に目的の合成カ
ラートナー像を形成するのに、中間転写体7を6回転さ
せるものである。このモードでは、中間転写体7の追加
回転として2回転設けている。
【0051】まず、現像部Dにおいて、現像装置4のイ
エロー現像器4Yによって感光ドラム1上に第1色目の
イエロートナー像が現像される。次にこのイエロートナ
ー像は、一次転写ニップT1 において中間転写体7上に
一次転写される。このときの1色目であるイエロートナ
ー像の先端部から後端部を一次転写するための中間転写
体7の回転が1回転目である。同様に2色目のマゼンタ
トナー像の先端部から後端部を一次転写するための中間
転写7の回転が2回転目であり、3色目のシアントナー
像の先端部から後端部を一次転写するための中間転写体
7の回転が3回転目であり、4色目のブラックトナー像
の先端部から後端部を一次転写するための中間転写体7
の回転が4回転目である。この中間転写体7が4回転し
たとき、4色のトナー像の中間転写体7への一次転写が
完了し、中間転写体7上に目的の合成カラートナー像が
形成される。合成カラートナー像は、そして、中間転写
体7の5回転目途中において中間転写体7上の合成カラ
ートナー像の先端部が二次転写ニップT2 に到達するタ
イミングと同期して、転写ベルト8が中間転写体7に当
接され、合成カラートナー像の転写材Pへの一括での二
次転写がはじまる。このとき、一次転写ニップT1 にお
いてトナー像の一次転写は行っていない。そして、中間
転写体7の6回転目途中で転写材Pへの一括での二次転
写が完了し、転写ベルト8が中間転写体7から離間され
る。このときもまた、一次転写ニップT1 においてトナ
ー像の一次転写は行っていない。そして、中間転写体7
の7回転目で2ページ目のイエロートナー像が感光ドラ
ム1から中間転写体7へ一次転写される。
【0052】このように、1つの合成カラートナー像を
形成する際に中間転写体7を6回転させ、転写ベルト8
を、一次転写ニップT1 で一次転写を行っていない5回
転目の途中に中間転写体7へ当接させ、同じく、一次転
写ニップT1 で一次転写を行っていない6回転目途中で
離間させることで、中間転写体7上に形成される4色の
トナー像のすべて(合成カラートナー像)の画像を、中
間転写体7に対する転写ベルト8の当接及び離間による
振動(ショック)によって乱すことなく一次転写をする
ことができる。すなわち、図3の[6回転モード]で
は、従来例で問題となっていた、1色目のトナー像(本
実施の形態ではイエロートナー像)の前半部の色ずれと
4色目のトナー像(本実施の形態ではブラックトナー
像)の後半部の色ずれとの双方を防止することができ
る。
【0053】また、色ずれにかかわらず、転写ベルト8
の当接及び離間動作による一次転写ニップT1 における
中間転写体7の振動、又は転写ベルト8の当接及び離間
動作による感光ドラム1の振動によるピッチむら等のト
ナー像のブレを防止することができ、品質の高い画像を
形成することができる。
【0054】なお、[5回転モード]、[6回転モー
ド]を使用することでスループット(1分当たりの出力
枚数)が従来の[4回転モード]に比べ、それぞれ4/
5、4/6と落ちるが、例えば、グラフのような画像は
通常モードとして[4回転モード]で出力し、写真画像
等はファインモードとして[5回転モード]又は[5
回転モード]で出力し、さらに最高画質を要する場合
にはスーパーファインモードとして[6回転モード]で
出力するといったようなユーザの要望によってユーザ自
身が出力モードを選択することでユーザの満足度は一層
高くなることになる。
【0055】〈実施の形態2〉図4に、実施の形態2の
画像形成装置の概略構成を示す。同図に示す画像形成装
置は、上述の実施の形態1とは異なり、中間転写体7を
有していない。すなわち、像担持体としての感光ドラム
1′上に直接的に合成カラートナー像を形成し、これを
転写材P上に一括して転写するものである。なお、図4
の画像形成装置においては、図1に示す画像形成装置と
同様の構成・作用をなす部材等については同じ符号を付
してあり、これらについての重複説明は適宜に省略する
ものとする。
【0056】図4に示す画像形成装置は、表面に4色の
トナー像が重なるようにして現像される像担持体として
の感光ドラム1′、帯電装置(コロナ帯電器)2′、露
光装置3、現像装置4、定着装置6等を備えている。
【0057】画線形成時には、感光ドラム1′は、駆動
手段(不図示)により所定の周速(プロセススピード)
Vで矢印a方向に回転駆動され、所定の帯電バイアスが
印加された帯電装置2′により所定の極性、所定の電位
に帯電処理される。
【0058】そして、帯電処理された感光ドラム1′上
に露光装置3によりレーザビームによる画像露光Lが与
えられて、目的のカラー画像の第1の色成分像(例え
ば、イエロー成分像)に対応した静電潜像が形成され
る。次いで、その静電潜像がイエロー現像器4Yにより
第1色であるイエロートナーにより現像される。以下、
同様にしてマゼンタ現像器4M、シアン現像器4C、ブ
ラック現像器4BKにより感光ドラム1′上に順次、第
2色のマゼンタトナー像、第3色のシアントナー像、第
4色のブラックトナー像が重畳現像され、目的のカラー
画像に対応した合成カラートナー像が形成される。
【0059】そして、給紙カセット(不図示)に収納さ
れていたから等の転写材Pが、一対のレジストローラ1
9、転写前ガイド20を通して感光ドラム1′と転写ベ
ルト8との間の転写ニップTに給送される。この際、転
写バイアス印加電源12より転写ローラ10へ転写バイ
アスが印加され、感光ドラム1′上に重畳現像された合
成カラートナー像が転写ニップTを介して転写材P上に
転写される。
【0060】そして、合成カラートナー像が転写された
転写材Pは定着装置6に搬送されて表面の合成カラート
ナー像が溶融固着されて定着され、目的のカラー画像が
形成された後、排出ローラ(不図示)によって画像形成
装置上面の排出トレイ(不図示)上に排出される。これ
により、カラー画像の形成が終了する。
【0061】このような4色のトナーを重畳現像する感
光ドラム1′を有するカラー画像形成装置においても、
前述の実施の形態1と同様、[5回転モード](図5
(a)参照)、[5回転モード](図5(b)参
照)、[6回転モード](図6参照)により、色ずれを
防止することができる。なお、これらの表についての説
明は、前述の実施の形態1における説明中の「中間転写
体7」を「感光ドラム1′(カラー画像担持体)」に、
「一次転写」を「現像」に、そして、「一次転写ニップ
1 」を「現像部D」に置き換える等すればよい。
【0062】以上説明した実施の形態1及び実施の形態
2においては、トナー像の色の数をイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの合計4色としたが、本発明は、
これら4色に限らず任意の4色にすることができるのは
もちろん、さらに色数も4色に限らず、n色(ただし、
nは2以上の自然数)のトナー像を重ねて画像を形成す
る一般的な場合に適用することができる。
【0063】また、実施の形態1及び実施の形態2にお
いては、像担持体(中間転写体7、感光ドラム1′)上
の合成カラートナー像を転写材P上に一括転写するため
の転写手段として、転写ベルト8を使用した例を説明し
たが、これに代えて、ローラ状の転写ローラを直接的に
像担持体に当接させ、この転写ローラによって転写材P
へ転写を行うようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
像担持体の1回転によってそれぞれの色のトナー像を像
担持体上に形成する動作を繰り返して、像担持体のn回
転によって像担持体上にn色のトナー像を重ね合わせ、
これら像担持体上のn色のトナー像を転写材に一括して
転写するために、前記像担持体を前記n回転に加えてさ
らに追加回転させることにより、この追加回転時に転写
手段を像担持体に当接させたり、像担持体から離間させ
たりすることができるので、像担持体上で重ねられるn
色のトナー像が転写手段の当接時の像担持体の当接ショ
ック、離間ショックによって色ずれを起こすことを有効
に防止することができる。
【0065】また、本発明によれば、色ずれ以外に、ピ
ッチムラ等の画像ブレも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図2】(a)は実施の形態1における5回転モード
を示す図。(b)は実施の形態1における5回転モード
を示す図。
【図3】実施の形態1における6回転モードを示す図。
【図4】実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図5】(a)は実施の形態2における5回転モード
を示す図。(b)は実施の形態2における5回転モード
を示す図。
【図6】実施の形態2における6回転モードを示す図。
【図7】従来の画像形成装置において、色ずれが発生す
るようすを説明する図。
【図8】従来の、4回転モードを示す図。
【符号の説明】
1 感光ドラム 1′ 像担持体(感光ドラム) 2、2′ 帯電装置 4 現像装置 6 定着装置 7 像担持体(中間転写体、中間転写ドラム) 8 転写手段(転写ベルト) 21 クリーニング装置 P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA38 EB04 EC20 ED02 ED16 ED24 EE07 EF11 2H030 AA01 AD17 BB02 BB24 BB42 BB44 BB53 2H032 AA05 BA01 BA08 BA09 BA18 BA23 CA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nを2以上の自然数としたときに、表面
    に色の異なるn色のトナー像が順次に重なるようにして
    形成される回転自在な像担持体と、該像担持体に対して
    接離自在に配設されるとともに前記像担持体に当接され
    ることにより前記像担持体上のn色のトナー像を転写材
    上に一括して転写する転写手段とを備えた画像形成装置
    において、 前記像担持体の1回転によってそれぞれの色のトナー像
    を前記像担持体上に形成する動作を繰り返して、前記像
    担持体のn回転によって該像担持体上にn色のトナー像
    を重ね合わせ、 これら像担持体上のn色のトナー像を転写材に一括して
    転写するために、前記像担持体を前記n回転に加えてさ
    らに追加回転させる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記追加回転が、前記像担持体のn回転
    後の1回転である、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記追加回転が、前記像担持体のn回転
    後の2回転である、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記追加回転における1回転目に、前記
    転写手段を前記像担持体に当接させる、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体が、表面に各色のトナー像
    が順次に転写される中間転写体である、 ことを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記像担持体が、表面に各色のトナー像
    が順次に現像される感光体である、 ことを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記転写手段は、前記像担持体に接離可
    能なローラ状の転写ローラを有する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、又は6に
    記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写手段は、前記像担持体に接離可
    能なベルト状の転写ベルトを有する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、又は6に
    記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006058389A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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