JP3974806B2 - 定着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置に設けられる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を採用した画像形成装置において、用紙に形成されたトナー像を定着する定着装置として、一対のローラ間に用紙を通してトナー像を加熱、加圧して定着する型式の装置があり、さらにこの型式の装置には、加熱源により加熱された無端ベルトを一方のローラに掛けて、このベルトと他方のローラとの間で用紙を搬送して定着を行うものがある。
【0003】
このような加熱、加圧方式の定着装置では、トナー像が加熱用の一方のローラに向くようにして用紙を一対のローラ間に通している。これはトナーを効果的に加熱して用紙に定着させるためである。
このため、用紙が一対のローラ間を通過する時に、加熱されたトナー像が加熱用のローラの周面、あるいはこのローラに掛けられたベルトの表面に付着して、一対のローラ間を通過した用紙がトナー像を介してローラの周面、あるいはベルトの表面に付着したまま搬送されてしまうことがある。そうなると用紙は搬送方向下流側へ搬送されず、定着装置の内部で紙詰まりを起こすことになる。
【0004】
このため、定着装置では一対のローラに対して用紙出口側に位置して剥離部材を設け、一対のローラ間を通過した用紙を一方のローラから離す向きに案内して、用紙が一方のローラに付着したまま移動することを防止している。
【0005】
この剥離部材は、剥離部材の先端と一方のローラの周面との間で、一対のローラ間を通過した用紙を一方のローラから離す向きに適切に案内できる適切な大きさの間隙を形成するように設けることが必要である。例えば、剥離部材の先端とローラの周面との間隙が過大であると、この間隙に用紙が入り込んで紙詰りを起こし、過小であると剥離部材の先端がローラの周面に接触してこの周面を傷つけることがある。
【0006】
従来、剥離部材を設ける場合には、先端がローラの周面に対して必要とする大きさの間隙を形成するように剥離部材を所定の位置に設定し、この剥離部材を画像形成装置の装置本体にボルトを用いて固定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように先端がローラの周面に対して所定の大きさの間隙を形成するように位置を設定して画像形成装置の装置本体に固定して剥離部材を設ける構成では、剥離部材を設ける上でその先端とローラの周面との間で適切な大きさの間隙を形成するように剥離部材を所定位置に設定することが困難である。
【0008】
そして、剥離部材を装置本体から取り外した場合、再び剥離部材を予め設定した元の所定位置に設定して装置本体に取り付けることが困難である。
【0009】
また、剥離部材をボルトで装置本体に固定しているので、剥離部材を定位置から外すためにはボルトを緩めて剥離部材を装置本体から取り外し、且つ剥離部材を再び定位置に配置するためにはボルトを締め付けて剥離部材を再び装置本体に取り付ける必要があるので、剥離部材を定位置に対して外しおよび配置する作業が面倒で手数を要している。
【0010】
このため、定着装置において、剥離部材と一方のローラとの間に用紙が入り込んで紙詰まりを生じた場合に詰っている用紙を取り出すには、剥離部材を装置本体に対して取り外しおよび取り付けなければならず、紙詰まりの処理作業が面倒で手数を要している。
【0011】
本発明は、第1のローラに対する剥離部材の位置設定が容易で、しかも、剥離部材を所定の位置に配置したり所定の位置から外す作業を容易に行える定着装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
未定着のトナー像を用紙に定着するための本発明に係る定着装置は、
ローラ軸を有する第1のローラと、前記第1のローラとともに前記用紙を挟んで搬送しながら前記トナー像を前記用紙に定着させる第2のローラと、前記第1および第2のローラに対して用紙出側に配置され、前記第1のローラと前記第2のローラとの間を通過した前記用紙を前記第1のローラから離す向きに案内する剥離部材と、前記第1のローラに対する前記剥離部材の位置を決めて、前記第1のローラと前記剥離部材との間に隙間を定める位置決め手段と、を具備している。
前記位置決め手段は、前記第1のローラの用紙出側に配置され、前記第1のローラの軸線と平行な支点軸と、前記ローラ軸の周面に接近したり、前記ローラ軸の周面から離間する方向に回動可能に上記支点軸に支持され、前記ローラ軸の周面に当接するとともに、前記剥離部材が設けられた位置決め部材と、前記ローラ軸の周面に接近したり、前記ローラ軸の周面から離間する方向に回動可能に上記支点軸に支持され、前記位置決め部材との間で前記ローラ軸の周面を挟む補助部材と、前記位置決め部材および前記補助部材に対して前記ローラ軸を挟む向きに力を与えることで、前記位置決め部材および前記補助部材を前記ローラ軸の周面に当接させる弾性部材と、を備えることを特徴としている。
【0013】
本発明によれば、位置決め部材および補助部材でローラ軸の周面を挟み込むことで、位置決め部材を確実にローラ軸の周面に接触させることができる。このため、剥離部材と第1のローラの周面との間に適切な大きさの間隙を形成するように、剥離部材を所定の位置に容易に設定することができる。また、位置決め部材を回動させることで、剥離部材を所定位置に容易に配置したり、所定位置から容易に外すことができ、紙詰まりが生じた時に、詰った紙を取り出す作業が容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図1ないし図6を参照して説明する。
この実施の形態は、定着用の一対のローラを備えるとともに、一方のローラに加熱用のベルトを掛けた型式の定着装置を対象にしている。この定着装置は、図示しないが画像形成装置の装置本体の内部に設けられる。図1および図2はこの実施の形態の定着装置を示す側面図、図3は同平面図である。
【0015】
図中1は第1のローラ、2は第2のローラである。第1のローラ1はローラ軸3に取り付けられて水平に配置されている。ローラ軸3は第1のローラ1の両端から突出して、画像形成装置の装置本体に設けられた図示しない軸受に回転自在に支持されている。第2のローラ2は第1のローラ1の下側に平行に配置され、両端部が画像形成装置の装置本体に設けられた図示しない軸受に回転自在に支持されている。
【0016】
第1のローラ1には無端をなすベルト4が巻掛けされており、このベルト4は第2のローラ2の周面の上端部に接触して重なる。ベルト4は第1のローラ1の長さよりやや短い幅を有するものである。第1のローラ1の上側にはこれと平行にヒータローラ5が設けられ、このヒータローラ5にはベルト4の上端部が掛けられている。ヒータローラ5の内部にはヒータ6が設けられており、このヒータ6はヒータローラ5を加熱してベルト4を加熱するようになっている。
【0017】
ヒータローラ5は図示しないモータにより図示矢印方向へ回転され、ベルト4はヒータローラ5により図示矢印方向へ回転され、第1のローラ1はベルト4とともに回転してベルト4の回転を可能とする。第2のローラ2はベルト4に従動して、または強制回転されて図示矢印方向に回転される。
【0018】
ここで、第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2との重なり部に対し図示右側が用紙入側、左側が用紙出側となる。そして、図1に示すようにトナー像を形成された用紙Pは、トナー像が上向きとなるように寝かせた状態で図示矢印方向に搬送され、用紙入側から第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2との重なり部を通過して用紙出側へ搬送される。用紙Pが用紙入側から第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2との重なり部を通過する時にトナー像が加熱、加圧されて用紙Pに定着される。第1のローラ1は加熱側ローラとなる。
【0019】
図中7は第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2との重なり部に対して用紙入側に設けられた入側用紙ガイド、8は用紙出側に設けられた出側用紙ガイドである。
【0020】
次に剥離部材およびこの剥離部材を位置決めする位置決め手段について説明する。図中11は剥離部材、12は位置決め手段である。
【0021】
剥離部材11は、第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2との間を通過した用紙Pを第1のローラ1(およびベルト4)から離す向きに案内するものである。剥離部材11はローラ1,2と略同じ長さを有する短冊形をなすもので、第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2に対して用紙出側に位置してローラ1,2と平行に配置される。
【0022】
位置決め手段12は剥離部材11を第1のローラ1(およびベルト4)に対して適切な間隔を形成する所定の位置に位置決めするもので、第1のローラ1のローラ軸3の両端面の側方に夫々合計2組設けられる。この実施の形態では、各位置決め手段12は支点軸21と、位置決め部材22、補助部材23および弾性部材24を備えている。支点軸21は、第1のローラ1に対して用紙出側に位置して第1のローラ1の軸線と平行に配置され、画像形成装置の装置本体に支持されている。
【0023】
位置決め部材22は板材からなるもので、本体部22aと軸当接部22bを有している。位置決め部材22は第1のローラ1の軸線に対して直角な方向に沿って起立して配置され、本体部22aが第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2に対して用紙出側に位置して支点軸21に回動自在に支持されている。本体部22aの下部には剥離部材11の一端部が接着、ねじ止めなどの手段により取り付けられている。このため、剥離部材11は位置決め部材22が支点軸21を支点として回動する時に支点軸21を中心とする円軌跡を描いて回動することになる。
【0024】
軸当接部22bは上部が開放された半円形をなすもので、第1のローラ1のローラ軸3の下側に位置してこのローラ軸3に当接、嵌合している。すなわち、軸当接部22bは、第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2とで用紙Pを挟む部分に並んで第1のローラ1(およびベルト4)に対して用紙出側から用紙を挟む部分を超えて用紙入側へ延びてローラ軸3の周面に当接する。ここで、軸当接部22bは剥離部材11に対して次に述べる位置関係を有して剥離部材11を第1のローラ1(およびベルト4)の周面に対して位置決めする。
【0025】
すなわち、軸当接部22bがローラ軸3の周面に当接、嵌合した時に、図6に示すように剥離部材11の先端と第1のローラ1(およびベルト4)の周面との間に、第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2の重なり部を通過した用紙Pを第1のローラ1の周面から離す向きに案内できる適切な大きさの幅の間隙Sを形成する関係である。剥離部材11の先端と第1のローラ1の周面との間隙Sの幅が過大であると、この間隙Sに用紙Pが入り込んで紙詰まりを起こし、逆に間隙Sの幅が過小であると、剥離部材11の先端が第1のローラ1の周面に接触してこの周面を傷つけることがある。
【0026】
また、軸当接部22bの先端22cは、第1のローラ1のローラ軸3の周面に接触する。ここで、ローラ軸3の周面に当接する位置決め部材22の軸当接部22bの先端22cと支点軸21とは、図4に示すように位置決め部材22の先端22cとローラ軸3の周面との接触点Tで、ローラ軸3の回転方向上流側へ向かう力を発生させる位置関係にある。換言すれば、位置決め部材22の先端22cとローラ軸3の周面との接触点Tで、図5に示すローラ軸3の回転方向下流側へ向かう力の発生を回避する位置関係にある。この実施の形態では、ローラ軸3の周面に当接する位置決め部材22の軸当接部22bの先端22c(接触点T)は、支点軸21より上側に位置している。
【0027】
補助部材23は板材からなるもので、本体部23aと軸当接部23bを有している。補助部材23は第1のローラ1の軸線に対して直角な方向に沿って起立して配置され、本体部23aが第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2の重なり部に対して用紙出側に位置して支点軸21に回動自在に支持されている。これにより、位置決め部材22と補助部材23とは支点軸21を支点として互いに離間(開放)、接近(閉鎖)するように回動可能である。
【0028】
軸当接部23bは下部が開放された円弧をなすもので、第1のローラ1のローラ軸3の上側に位置してこのローラ軸3に当接して嵌合している。すなわち、軸当接部23bは、第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2とで用紙Pを挟む部分に並んで第1のローラ1(およびベルト4)に対して用紙出側から用紙Pを挟む部分を越えて用紙入側へ延びてローラ軸3の周面に当接する。
【0029】
弾性部材24は位置決め部材22と補助部材23に対して互いに接近(閉鎖)する方向に力を加えるもので、この実施の形態では引張りコイルばねが用いられている。弾性部材24は上下方向に沿って位置決め部材22と補助部材23の側方に配置され、位置決め部材22と補助部材23に突設されたピン25,26により支持されている。
【0030】
このように構成された位置決め手段12は第1のローラ1のローラ軸3の両端部に設けられて剥離部材11の両端部を支持する。
【0031】
そして、位置決め手段12では、弾性部材24が位置決め部材22と補助部材23に対して夫々の軸当接部22b,23bが互いに接近する向きに力を加えている。このため、位置決め部材22の軸当接部22bと補助部材23の軸当接部23bは、第1のローラ1のローラ軸3の周面を上側と下側から挟んで当接、嵌合する。位置決め部材22の軸当接部22bがローラ軸3に当接、嵌合することにより、位置決め部材22に支持された剥離部材11を所定位置に位置設定して、剥離部材11の先端22cと第1のローラ1(およびベルト4)の周面との間に、第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2の間を通過した用紙Pを第1のローラ1の周面から離す向きに案内できる適切な大きさの幅の隙間Sを形成する。
【0032】
このため、第1のローラ1(およびベルト4)と第2のローラ2の間を通過した用紙Pは剥離部材11に接触しつつ案内されて搬送方向下流側へ搬送される。このため、トナー像を傷つけたり、紙詰りをすることなく用紙Pを円滑に案内して下流側へ案内することができる。
【0033】
このように位置決め部材22を回動して第1のローラ1のローラ軸3に当接させることにより、剥離部材11の先端と第1のローラ1の周面との間で適切な大きさの間隙Sを形成するように剥離部材11の位置を容易に設定することができる。
【0034】
また、用紙Pが剥離部材11に接触しながら搬送されると、位置決め部材22が用紙Pの搬送方向下流側へ向けて力を受ける。このため、図4および図5に示すように、接触点Tにおいて位置決め部材22の先端22cがローラ軸3に対して搬送方向下流側へ向かう力Fを受ける。
この実施の形態の場合には、第1のローラ1のローラ軸3の周面に当接する位置決め部材22の先端22cと支点軸21とは、位置決め部材22の先端22cとローラ軸3の周面との接触点Tで、ローラ軸3の回転方向下流側へ向かう力を発生させない位置関係にある。このため、図4に示すように、力Fは支点軸21に向かう力Faとローラ軸回転方向上流側へ向かう力Fbに分解される。ここで、支点軸21に向かう力Faは不動物であるローラ軸3により消され、ローラ軸回転方向上流側(上側)へ向かう力Fbは位置決め部材22がローラ軸3に嵌合する力として作用する。
【0035】
これに対して図5に示す場合では、力Fは支点軸21に向かう力Faとローラ軸回転方向下流側(下側)へ向かう力Fcとに分解されるため、位置決め部材22はローラ軸3から離れる方向への力を受ける可能性がある。
【0036】
そして、位置決め部材22と補助部材23は、支点軸21を中心として互いに接近する向きと離間する向きへ回動させることができる。すなわち、位置決め部材22を回動させることにより、剥離部材11を支点軸21を中心に一体に回動させて、第1のローラ1の周面に接近した所定位置と、第1のローラ1の周面から離間して所定の位置から外れた位置とに夫々容易に移動させることができる。
【0037】
このため、何らの理由により第1のローラ1と第2のローラ2と剥離部材11との間で用紙Pが詰る事態が発生した場合には、位置決め部材22と補助部材23を弾性部材24の力に抗して離間する向きに回動して、所定の位置にある剥離部材11を第1のローラ1の周面からに離間させて詰っている用紙Pを容易に取り出すことができる。22dは位置決め部材22に形成された押え片、23cは補助部材23に形成された押え片である。これら各押え片22d,23cを手で押えて位置決め部材22と補助部材23を互いに離間する向きへ回動して開く操作を行う。
【0038】
また、位置決め部材22の軸当接部22bは、第1のローラ1と第2のローラ2とで用紙Pを挟む部分に並んで、第1のローラ1のローラ軸3に対して用紙出側から用紙Pを挟む部分を越えて用紙入側へ延びてローラ軸3の周面に嵌合する。このため、位置決め部材22の軸当接部22bを、ローラ軸3の周面に単に当接させる状態と比較して確実にローラ軸3の周面に当接させることができる。また、位置決め部材22の軸当接部22bをローラ軸3に対して接近、離間させる動作と連動して、剥離部材11をローラ軸3に対して接近、離間させる動作を無理なく行わせることができる。
【0039】
さらに、この定着装置は、支点軸21に第1のローラ1のローラ軸3に対して接近、離間する方向に回動可能に支持されて位置決め部材22とともにローラ軸3の周面を挟む補助部材23を備え、弾性部材24が位置決め部材22と補助部材23に対してローラ軸3を挟む向きに力を与えているので、位置決め部材22が確実にローラ軸3に当接、嵌合することができる。すなわち、補助部材23は位置決め部材22を確実にローラ軸3に当接、嵌合させるための補助的な役割をなしている。
【0040】
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されず、種々変形して実施することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の定着装置によれば、位置決め部材および補助部材でローラ軸を挟むことで、位置決め部材をローラ軸の周面に確実に接触させることができる。これにより、剥離部材の先端と第1のローラの周面との間に適切な大きさの間隙を形成するように剥離部材を必要とする所定位置に容易に設定することができる。また、位置決め部材を回動させることで、剥離部材を所定位置に容易に配置したり、所定位置から容易に外すことができ、紙詰まりに対する処理作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における定着装置を示す側面図。
【図2】同実施の形態における定着装置を示す側面図。
【図3】同実施の形態における定着装置を示す平面図。
【図4】同実施の形態の定着装置における位置決め手段の動作を示す図。
【図5】同実施の形態の定着装置における位置決め手段の動作を示す図。
【図6】同実施の形態の定着装置における剥離部材の動作を示す図。
【符号の説明】
1…第1のローラ、2…第2のローラ、3…ローラ軸、11…剥離部材、12…位置決め手段、21…支点軸、22…位置決め部材、23…補助部材、24…弾性部材、P…用紙。
Claims (2)
- 未定着のトナー像を用紙に定着するための定着装置であって、
ローラ軸を有する第1のローラと、
前記第1のローラとともに前記用紙を挟んで搬送しながら前記トナー像を前記用紙に定着させる第2のローラと、
前記第1および第2のローラに対して用紙出側に配置され、前記第1のローラと前記第2のローラとの間を通過した前記用紙を前記第1のローラから離す向きに案内する剥離部材と、
前記第1のローラに対する前記剥離部材の位置を決めて、前記第1のローラと前記剥離部材との間に隙間を定める位置決め手段と、を具備し、
前記位置決め手段は、
前記第1のローラの用紙出側に配置され、前記第1のローラの軸線と平行な支点軸と、
前記ローラ軸の周面に接近したり、前記ローラ軸の周面から離間する方向に回動可能に上記支点軸に支持され、前記ローラ軸の周面に当接するとともに、前記剥離部材が設けられた位置決め部材と、
前記ローラ軸の周面に接近したり、前記ローラ軸の周面から離間する方向に回動可能に上記支点軸に支持され、前記位置決め部材との間で前記ローラ軸の周面を挟む補助部材と、
前記位置決め部材および前記補助部材に対して前記ローラ軸を挟む向きに力を与えることで、前記位置決め部材および前記補助部材を前記ローラ軸の周面に当接させる弾性部材と、を備えることを特徴とする定着装置。 - 前記位置決め部材は、前記第1のローラと前記第2のローラとで用紙を挟む部分に並んで位置するとともに、前記第1のローラのローラ軸に対して用紙出側から前記用紙を挟む部分を越えて用紙入側へ延びて前記ローラ軸の周面に当接、嵌合するものであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
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