JPH08143233A - 画像形成装置の用紙整合装置 - Google Patents

画像形成装置の用紙整合装置

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JPH08143233A
JPH08143233A JP6309901A JP30990194A JPH08143233A JP H08143233 A JPH08143233 A JP H08143233A JP 6309901 A JP6309901 A JP 6309901A JP 30990194 A JP30990194 A JP 30990194A JP H08143233 A JPH08143233 A JP H08143233A
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sheet
roller
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path
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JP6309901A
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Katsuhiko Kobayashi
勝彦 小林
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間トレイの上流部に用紙を斜め送りする手
段を配置し、用紙を基準線から大きく離間させた状態で
中間トレイに案内し、整合手段により用紙を安定した状
態で整合させるようにする。 【構成】 中間トレイ12に用紙を案内する用紙搬送路
には、用紙の幅方向に異なる搬送力を持たせた斜行ロー
ラ15、16を配置し、用紙Paを斜め送りした用紙P
bの状態で、中間トレイに挿入する。そして、中間トレ
イの内部に配置するアライナーローラ19、19aによ
り用紙をガイド13に沿わせる位置まで整合作用を加え
て、用紙Pcを給紙ローラ14により用紙搬送路に向け
て送り出す手段を構成する。また、前記中間トレイ内で
用紙の整合を行う際には、用紙の側面を基準線Kに一致
させたガイドに均一に押圧させることができるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置の用紙搬
送路に配置する用紙整合装置に関し、特に、中間トレイ
等の上流部に配置する用紙搬送路に対して、用紙を基準
線から大きく離間させる手段を構成し、中間トレイ内で
の用紙の整合作用を容易に行い得るようにする装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の用紙搬送路には、多数の
搬送ローラ装置を任意の間隔で配置し、それ等の搬送ロ
ーラ装置を用いて用紙に対する搬送作用を行わせるよう
にしている。また、用紙搬送路内で搬送される用紙は、
用紙搬送路に設定する基準線に沿わせる状態で案内され
るが、用紙が基準線から離れたり、斜め送りの状態で搬
送されることが多くある。例えば、用紙搬送路に配置す
る搬送ローラ装置では、軸に対して所定の間隔でローラ
部材を取り付けたものを使用するが、それ等のローラに
よる搬送力は、用紙の幅方向に均一な状態で付与されな
いことがあり、用紙に斜め送り等が生じる原因ともなっ
ている。そこで、従来より、感光体ドラムからのトナー
画像転写位置の上流部や、中間トレイに用紙整合装置を
配置して、用紙に生じた斜め送りの状態を修正し、その
用紙整合装置の下流部に向けて送り出す用紙の位置を正
確に設定できるようにすることが行われている。
【0003】例えば、特開昭63−71051号公報等
に示される例では、ローラの円周方向の一部に硬度の異
なる部分を設けて、用紙に対する搬送性能に違いを持た
せている。そして、用紙搬送路を横切るように配置した
軸に対して、2つのローラを取り付ける場合に、ローラ
の搬送力の異なる部分の位相を異ならせて配置し、用紙
の幅方向の左右の部分に対する搬送力が異なることを利
用して、用紙の斜行を修正できるような装置を構成して
いる。また、実開平2−52849号公報等に示される
例では、用紙整合装置の上流部に用紙を基準線から離間
させる手段を、用紙搬送方向に対して90°+θの角度
で配置したローラ装置により構成している。そして、用
紙整合装置に達する前の段階で、用紙の側面を基準線か
ら離間させ、その後に、用紙整合装置により整合して斜
め送り状態を修正できるようにしている。
【0004】前記従来例とは別に、特開平1−1228
59号公報等に示される例は、感光体ドラムからのトナ
ー画像転写部の直前部に配置する用紙整合装置に関する
ものであるが、前記用紙整合装置においては、シートの
先端部を突き当てて整合させる装置を構成している。前
記従来例では、レジストローラの上流部に配置するロー
ラ部材を、用紙の幅方向に搬送力が異なるものとして構
成しており、用紙をレジストローラに突き当てる際に
は、一方の角部が先に当接する状態にしている。そし
て、用紙の一方の角部をレジストローラに突き当てた状
態で、上流部のローラにより送り作用を与する際に、遅
れ側には大きな搬送作用を付与し、進み側には小さな搬
送作用を付与するようにして、用紙の姿勢を修正できる
ようにしている。
【0005】また、一般的な用紙整合装置では、図10
に示すような装置を構成しているもので、中間トレイ1
2に対して、その上流部の用紙搬送路10には斜行ロー
ラ15、16を配置して、用紙を搬送路の基準線Kから
中央部寄りに移動させる手段を構成している。前記斜行
ローラ15、16は、ローラ軸を用紙の搬送方向に対し
て90°+αに設定しているもので、ローラの回転方向
に用紙を移動させる作用を発揮することにより、用紙P
aを斜め送りして、斜めの状態の用紙Pdとして中間ト
レイ12に案内する。そして、中間トレイ12の入口部
に設けた搬入ローラ18を介して中間トレイに搬入した
後で、アライナーローラ19、19aを用いて用紙を基
準線Kに対応して配置するガイド13に向けて移動さ
せ、用紙の整合を行った後で、中間トレイ12の給紙ロ
ーラ14を用いて送り出すように構成している。したが
って、前記図10に示されるような用紙整合装置を用い
ることにより、中間トレイから送り出す用紙の位置決め
を正確に行うことができ、給紙トレイから給紙する用紙
と同様に、用紙搬送路内での搬送作用を行わせることが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記図10
に示すような用紙整合装置を構成する場合に、斜行ロー
ラの軸を基準線Kに対して傾斜させて配置する場合に、
その傾斜角度を大きく設定することが困難であり、用紙
の斜め移動量を大きく設定することができない。また、
中間トレイの内部でアライナーローラを用いて整合する
際に、ガイド13に向けてアライナーローラにより斜め
送りされる用紙Pdの角の部分が、ガイド13に向けて
強く押圧されたりすることがあり、その角の部分が折れ
たりする等の問題が発生しやすい。そして、用紙の基準
線側の角の部分が折れ曲げられた状態で、用紙搬送路の
基準線と中間トレイの基準線が一致する装置では、用紙
搬送路内での搬送の際に、ジャムが生じたりする等の不
都合がある。
【0007】また、従来例に示したような用紙整合装置
では、中間トレイに対応させて構成するためには、構造
を変更したりすることが必要であり、ローラ部材の取り
付け位置を調整したりする必要がある。また、前記従来
例では、感光体ドラムからの画像転写位置の直前部に配
置する用紙整合装置に対しては、容易に適用が可能であ
る。つまり、給紙トレイから比較的短い用紙搬送路を通
って、用紙整合装置に達したような用紙に対しては、用
紙整合装置での整合作用は比較的容易に行うことができ
る。ところが、定着装置から反転経路を通って中間トレ
イに入った用紙の場合では、非常に多数のローラ装置に
よる搬送作用を受けているために、用紙の斜め送りの状
態が大きく生じたりすることがあり、その後の整合作用
に多くの問題がある。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の用紙整
合装置の問題を解消するもので、中間トレイに用紙を挿
入する前の段階で、用紙に対する斜め送りの距離を比較
的短い範囲に設定し、用紙に対して大きく斜め送りの作
用を付与し、その後の整合作用を容易に行い得るととも
に、用紙を損傷することのない画像形成装置の用紙整合
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、用紙路の一方
の側部に対して基準線を設定し、用紙路を搬送する用紙
の側面を基準線に沿わせて搬送する装置に関する。本発
明においては、前記ガイド部材により用紙の位置を規制
する区間の上流部に、用紙を平行に移動させる手段と、
用紙を回転させる手段とを直列に順次配置し、用紙をガ
イド部材に沿わせて搬送する手段を構成している。ま
た、本発明において、前記前記用紙路に配置する用紙を
平行に移動させる手段は、搬送ローラ装置の回転軸が用
紙の搬送方向に対して傾斜するとともに、用紙の幅方向
に搬送力の異なる複数のローラ部材を配置して構成する
ことも可能である。
【0010】
【作用】前述したように構成してなる本発明の用紙整合
装置においては、中間トレイの上流部に配置する斜行ロ
ーラに対して、用紙に対して大きく斜行させ得る手段を
構成しておき、用紙の基準線側の角部を、基準線から大
きく離間させる状態にする。そして、その後に、中間ト
レイ内に配置するアライナーローラにより、用紙をガイ
ドに向けて斜行させる際には、用紙の角の部分がガイド
に押圧されずに、用紙の側面を均一に当接させて整合を
行い得るようにすることによって、用紙を損傷したりす
ることがないようにする。また、本発明の用紙整合のた
めに用いる斜行ローラとしては、駆動ローラに対して、
ピンチローラの当接する位置変更したりする手段や、用
紙搬送路の一方の側部に用紙に対する移動抵抗を付与す
る手段を設ける等の、簡単な手段を設けることにより構
成することができる。したがって、従来の用紙整合装置
のように、斜行ローラの軸を傾斜させたりして構成する
必要がなく、ローラ装置の構成を簡素化することが可能
である。
【0011】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の用紙整合装置を説明する。図1に示される例
は、中間トレイに収容する用紙に対して整合作用を付与
する装置を示しているもので、中間トレイ12の上流部
に配置する用紙搬送路には、斜行ローラ15、16を配
置して、用紙を基準線Kから大きく離間させる手段を構
成している。また、前記斜行ローラを配置する経路は、
後述するように、両面コピー作成可能な画像形成装置に
おいて、分岐路を構成するもので、片面コピー用紙を中
間トレイに向けて案内する経路を構成している。前記分
岐路に接続する中間トレイ12には、分岐路に接続する
部分に搬入ローラ18を配置し、トレイの内部には、そ
の一方の側面にガイド13を配置し、中間トレイの排出
部に配置する給紙ローラ14を用いて、画像形成装置の
用紙搬送路に向けて片面コピー用紙を送り出す装置を構
成している。そして、前記中間トレイから送り出した用
紙は、給紙トレイから送り出す用紙と同様に、感光体ド
ラム等の画像担持体からトナー画像を転写する位置まで
搬送される。
【0012】前記図1に示される装置では、用紙搬送路
に配置する斜行ローラ15、16により用紙Paを基準
線Kから大きく離間させる状態に斜め送り作用を付与
し、その斜行ローラの斜め送りの性能を大きく設定する
ことにより、用紙Pbに示すような斜め送りの状態で、
中間トレイ12に収容させる。そして、前記中間トレイ
12の内部では、アライナーローラ19、19aにより
用紙をガイド13に向けて斜め送りする作用を加え、用
紙の側面を均一に当接させる状態で整合作用を行わせる
ようにする。前記中間トレイに設けるガイド13は、中
間トレイの前後の用紙搬送路における基準線Kに一致さ
せて構成することにより、中間トレイから送り出す用紙
Pcは、給紙トレイから送り出す用紙と同様に、正確に
基準線に一致させる状態で搬出されるために、画像転写
部の直前部に配置する整合装置での整合作用を良好な状
態で行うことができるようにする。
【0013】前述したような用紙整合装置を適用する画
像形成装置としては、図2に示すような装置を構成する
ことができるもので、画像形成装置1には装置本体の上
部に感光体ドラム5と、その周辺に配置する電子写真方
式のプロセス装置(図示を省略)を配置する。また、感
光体ドラム5でトナー画像が転写された用紙は、定着装
置6を通って定着されて、排出トレイ8に排出される
が、両面コピーとして作成する用紙は、片面コピー用紙
を分岐部7を介して戻し路10に案内し、反転路11を
介して中間トレイ12に導入する。前記画像形成装置の
給紙部には、複数の給紙トレイ2、2a、2bと、中間
トレイ12を上下に並べて配置し、それぞれのトレイに
設けた給紙装置3、3a、3bを用いて、用紙を用紙搬
送路4に向けて送り出すようにする。前記用紙搬送路4
の下流部では、感光体ドラム5からのトナー画像転写部
の直前部に、用紙整合装置を配置するが、その用紙整合
装置の構成に関しては説明を省略している。
【0014】前記図2に示す戻し路10と反転路11に
対して、中間トレイ12は図3に示すような関係に構成
される。図3に示す例において、片面コピー用紙を中間
トレイに収容させる際に、戻し路10から直接中間トレ
イ12に挿入する場合には、前記図1に示したように、
戻し路10に配置する斜行ローラ15、16により用紙
Paを、Pbとして示すように基準線から大きく離間さ
せる方向に斜め送りする。そして、その用紙Pbの先端
部が大きく基準線から離間した状態で、中間トレイ12
に挿入することにより、中間トレイ内で用紙に対する整
合作用を良好な状態で行い得るようにする。
【0015】また、両面コピーに対応させる場合には、
用紙を戻し路10から反転路11に向けて送り、反転路
に配置する反転ローラ17により用紙の反転搬送を行
い、中間トレイに向けて送り出す手段を用いる。そのよ
うな用紙搬送を行う場合には、前記戻し路10から反転
路11に向けて移動させる用紙は、PaからPbの位置
に斜め送りされた後で、反転路11に配置する反転ロー
ラ17により逆方向の斜め状態とされる用紙Peとし
て、中間トレイ12に挿入される。つまり、前記反転路
11に配置する反転ローラでは、斜行ローラとは逆方向
の斜め送りの状態を設定する装置として構成することが
必要とされる。そして、前記反転路から中間トレイに向
けて送られる用紙では、前記図1の場合と同様に、中間
トレイの内部に配置するガイドに向けて、アライナーロ
ーラによる整合作用を加えられることになる。
【0016】前述したような用紙の整合の作用を行うた
めに、本発明においては、戻し路に配置する斜行ローラ
を、図4〜6に示すように構成することができる。図4
に示す斜行ローラ装置20は、前記斜行ローラ15、1
6と同じ部材を示すが、説明の都合上符号を変えてい
る。前記斜行ローラ装置20の駆動ローラ部材21で
は、駆動軸22に対して、用紙搬送路の両側の所定の位
置にローラ部材23、24を取り付けており、それ等の
ローラ部材23、24に対して、ピンチローラ部材を構
成するローラ部材25、27をそれぞれ当接させてい
る。前記駆動ローラ部材21の駆動軸22は、用紙搬送
路の用紙搬送方向に直角に配置することができるが、図
3に示すように、所定の角度だけ傾斜させて配置する
と、用紙に対する斜め送りの作用を容易に行い得るもの
とされる。
【0017】前記図4の斜行ローラ装置20において、
用紙搬送路の一方の側部で、用紙に対する搬送力を大き
く設定するために、図5に示すように、駆動ローラ部材
のローラ部材24に対して、ピンチローラ部材のローラ
部材27を、両ローラの軸芯を結ぶ線の上に用紙に対す
るニップ位置を設定するように配置する。また、ピンチ
ローラ部材を構成するローラ部材27は、支持部材28
により支持されて、板バネ等によりニップ圧力を設定す
る手段を設けて、用紙に対する搬送力を大きく設定でき
るようにする。さらに、斜行ローラの他の側では、図6
に示すように、駆動ローラ部材の軸とピンチローラ部材
の軸とを結ぶ線に対して、両ローラの接する位置(ニッ
プ位置)を異ならせて配置し、用紙をニップするローラ
23、25の間で、ニップ圧力を小さい値に設定してい
る。したがって、前記図4の斜行ローラ20では、軸の
傾斜と、両側のローラ部材の搬送力の差とにより、用紙
に対してねじる方向に搬送作用を行わせることにより、
大きく斜め送りの作用を付与することができるものとさ
れる。
【0018】前記図4〜6に示される例では、戻し路に
配置するローラの構成を示しているが、図3の反転路に
配置する反転ローラ装置では、図7〜9に示すような斜
め送り作用を付与するものとして構成することができ
る。図7に示す反転路11は、両側のガイド板32、3
3により用紙搬送路を規制するが、反転ローラ17とし
ては、駆動ローラ30とピンチローラ31とを対向させ
て配置する。前記反転ローラ17を構成するローラ3
1、32は、一般の反転ローラ装置の場合と同様に、正
逆駆動される駆動ローラに対して、任意の付勢手段を介
して押圧されるピンチローラ部材を配置することができ
るもので、そのローラの構成は限定されない。しかしな
がら、前記図7に示す例では、用紙搬送路を規制する両
側のガイド板の間に、プラスチック製のシート部材34
を配置して、前記シート部材34により、用紙を一方の
ガイド板に向けて押圧させ、用紙に対して抵抗を付与す
る手段を構成している。
【0019】前述したように、用紙搬送路に対して用紙
に抵抗を付与させるためのシート部材を配置する位置
は、図8に示すように構成されるものであり、用紙を斜
め送りするために必要な位置で、ローラ装置に近接する
部分に配置する。したがって、前記図8に示されるよう
に、用紙搬送路の一方の側部に向けて用紙を大きく斜め
送りしようとする場合には、反転ローラ17の下流部に
シート部材34を配置して、前記シート部材34と一方
のガイド板との間を用紙が通過する際に、ローラ装置の
搬送作用に対して、用紙の一方の側で大きな抵抗を付与
することにより、用紙を斜め送りさせるような作用を発
揮させる。また、前述したようにして、シート部材とガ
イド板の間で用紙に抵抗作用を付与するためには、図9
に示すように、用紙搬送路を規定するガイド板の間隔を
変えるとともに、シート部材を配置して、抵抗作用を付
与する手段を構成することができる。
【0020】前記図9に示す例では、2つのガイド板3
2、33の間隔を、一方の側では広い間隔Hに設定し、
他方の側での間隔H1を狭く設定している。さらに、ガ
イド板の間隔が狭い側には、シート部材34を配置し
て、そのシート部材とガイド板の間を通過する用紙に対
して、抵抗を付与できるようにすることによって、用紙
に対する斜め送りの作用を行わせることができる。ま
た、前記実施例において、用紙搬送路に配置するシート
部材としては、プラスチック製の薄いシート部材(例え
ば、PETフィルム)等を使用することが可能である
が、その他に、任意の弾性の大きなシート部材を用い、
用紙をガイド板に向けて押圧する手段を構成することが
できる。
【0021】そして、前記図7〜9に示すように、ロー
ラ装置と抵抗付与部材を組み合わせて、用紙に対する斜
め送りの作用を行う手段を構成することにより、短い区
間で用紙に対して大きな斜め送り作用を発揮する手段を
構成することができ、用紙搬送路の構成を簡素化できる
ものとなる。また、前記図9に示す例においては、2つ
の対向させて配置するガイド板32、33の間隔の狭い
部分に対して、シート部材を配置せずに、用紙の斜め送
りの手段を構成することもできる。例えば、ガイド板の
一方の側の間隔H1を非常に狭く形成し、用紙の一方の
側部がガイド板に対して強く押圧される状態にすると、
ガイド板と摺動する用紙に対して大きな抵抗が付与され
る状態となる。そして、前記図9のようにガイド板を配
置した場合には、用紙の一方の側ではガイド板との摺動
抵抗がなく、他の側では抵抗が付与されることにより、
用紙は自然に斜め送りの状態が発生し、その後の用紙の
整合作用に対処させることが可能になる。前述したよう
に構成することに加えて、前記図7〜9に示される例で
は、図9のように、ガイド板の間隔を幅方向で異ならせ
ずに、同一の間隔でガイド板を配置し、用紙に対して抵
抗を付与する側に、シート部材を配置することも可能で
ある。したがって、シート部材のみを配置する場合に
も、そのシート部材により用紙の一方の側に加える抵抗
を調整することにより、用紙に対して任意の値の斜め送
りの作用を付与することができるものとなる。
【0022】さらに、前記図3に示された例に対して、
図7〜9の斜め送りの方式を適用する際に、中間トレイ
に対して挿入する部分に対して、用紙を戻し路から反転
路を介して反転させる状態で搬送する場合には、それぞ
れの斜め送り装置により、異なる方向に斜め送りの作用
が付与される状態となる。しかし、前記戻し路と反転変
転路での用紙の斜め送り作用を適宜調整して構成するこ
とにより、反転搬送される用紙に対して無理な斜め送り
の作用を付与せずに、安定した状態で用紙の搬送を行
い、中間トレイに送り込むことが可能である。なお、前
記図4に示すように、ローラの間での搬送力を異ならせ
る方法として、用紙搬送路の両側に配置するローラに対
しては、前記実施例の他に、任意のローラ支持手段と、
ニップ圧力を設定する手段を用いることが可能である。
さらに、本発明の用紙に対する斜め送りの装置では、ロ
ーラ部材を用紙の搬送方向に任意の組みを、任意の間隔
で配置することが可能であるが、それ等の部材の構成
は、画像形成装置の構造と、用紙搬送路の長さ等の条件
に応じて設定することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の画像形成装置の用紙整合装置
は、前述したように構成したものであるから、中間トレ
イの上流部に配置する斜行ローラに対して、用紙に対し
て大きく斜行させ得る手段を構成しておき、用紙の基準
線側の角部を、基準線から大きく離間させる状態にする
ことができる。そして、その後に、中間トレイ内に配置
するアライナーローラにより、用紙をガイドに向けて斜
行させる際には、用紙の角の部分がガイドに押圧されず
に、用紙の側面を均一に当接させて整合を行い得るよう
にすることによって、用紙を損傷したりすることがな
い。また、本発明の用紙整合のために用いる斜行ローラ
としては、駆動ローラに対して、ピンチローラの当接す
る位置変更したりする手段や、用紙搬送路の一方の側部
に用紙に対する移動抵抗を付与する手段を設ける等の、
簡単な手段を設けることにより構成することができる。
したがって、従来の用紙整合装置のように、斜行ローラ
の軸を傾斜させたりして構成する必要がなく、ローラ装
置の構成を簡素化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の用紙整合装置の構成を示す説明図で
ある。
【図2】 本発明を適用可能な画像形成装置の構成を示
す説明図である。
【図3】 図2の画像形成装置に用紙整合装置を設ける
例の説明図である。
【図4】 本発明の斜行ローラの構成を示す説明図であ
る。
【図5】 図4の搬送力の大きなローラ部材の構成を示
す側面図である。
【図6】 図4の搬送力の小さなローラ部材の構成を示
す側面図である。
【図7】 本発明の用紙斜行装置の構成を示す側面図で
ある。
【図8】 図7のローラと抵抗部材の配置関係を示す説
明図である。
【図9】 図7のガイド板の配置状態を示す説明図であ
る。
【図10】 従来の用紙整合装置の構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 画像形成装置、 2 給紙トレイ、 5 感
光体ドラム、7 分岐部、 10 戻し路、 11
反転路、12 中間トレイ、 15・16 斜
行ローラ、17 反転ローラ、19 アライナーロ
ーラ、 20 斜行ローラ装置、21 駆動ローラ
部材、 25・27 ピンチローラ部材、32・33
ガイド板、 34 シート部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙路の一方の側部に対して基準線を設
    定し、用紙路を搬送する用紙の側面を基準線に沿わせて
    搬送する装置において、 前記ガイド部材により用紙の位置を規制する区間の上流
    部に、用紙を平行に移動させる手段と、用紙を回転させ
    る手段とを直列に順次配置し、用紙をガイド部材に沿わ
    せて搬送することを特徴とする画像形成装置の用紙整合
    装置。
  2. 【請求項2】 前記前記用紙路に配置する用紙を平行に
    移動させる手段は、搬送ローラ装置の回転軸が用紙の搬
    送方向に対して傾斜するとともに、用紙の幅方向に搬送
    力の異なる複数のローラ部材を配置して構成することを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の用紙整合装
    置。
JP6309901A 1994-11-18 1994-11-18 画像形成装置の用紙整合装置 Pending JPH08143233A (ja)

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JP6309901A Pending JPH08143233A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 画像形成装置の用紙整合装置

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JP (1) JPH08143233A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011157145A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Brother Industries Ltd 画像形成装置
US8342520B2 (en) 2006-10-23 2013-01-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Medium registration apparatus and image forming apparatus including the same
CN103568492A (zh) * 2013-10-14 2014-02-12 安徽华印机电股份有限公司 一种具有纠偏装置的卷筒料凹印机
US10370210B2 (en) 2016-12-14 2019-08-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet conveyer and image forming apparatus

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