JPH06199450A - シート材給送装置 - Google Patents

シート材給送装置

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JPH06199450A
JPH06199450A JP36128292A JP36128292A JPH06199450A JP H06199450 A JPH06199450 A JP H06199450A JP 36128292 A JP36128292 A JP 36128292A JP 36128292 A JP36128292 A JP 36128292A JP H06199450 A JPH06199450 A JP H06199450A
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JP
Japan
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sheet material
roller
sheet
feeding
conveying
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Application number
JP36128292A
Other languages
English (en)
Inventor
Megumi Saito
恵 斎藤
Takao Samejima
隆夫 鮫島
Masao Ando
正雄 安藤
Ikuo Ikemori
郁雄 池森
Hiromichi Tsujii
博道 辻井
Masahide Tagami
田上  昌英
Shinji Goto
信治 後藤
Shigeru Okamura
繁 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート材を短い搬送距離で且つシートを損傷
することなく給送可能にしたシート材給送装置を実現す
る。 【構成】 給紙手段4により送り出されるシート材1
は、下流側の斜送ローラと搬送ローラ2とのニップに挿
入されて搬送されると共に、斜送ローラ2により搬送位
置基準4側に寄せられて、基準位置に沿って搬送され
る。斜送ローラ2は、搬送ローラ3がシート材1を搬送
する間のある定められたタイミングにおいて、シート材
をその基準位置となる基準板4に寄せる方向に作用す
る。これにより、シート材1を位置精度よく且つ短い搬
送路内で基準板に寄せることができると共に、基準板4
との擦りによるシート材1のダメージを防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、複写機、印
刷機等の画像形成装置の片側シート材支持方式に適用さ
れるシート材搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〈従来の技術1〉従来の画像形成装の給紙時のシート材
搬送路は図8及び図9に示すように構成されている。
【0003】図8において、シート材51は、シート材
が入れてあるカセット52から給紙ローラ53が回転す
ることにより、搬送部50に搬送される。その後、シー
ト材51は複数の駆動ローラ54,56,58及び複数
のコロ55,57,59からなる搬送部を経て回転軸6
0に搬送される。
【0004】この駆動ローラ54,56,58は不図示
の0121モータよりギヤを介し回転し、コロ55,5
7,59は駆動ローラの回転する方向に対し所定の同一
角度で傾いており、かつ材加圧部材81,82,83に
より所定の圧で各駆動ローラに押圧されていて従動で回
転する。なお、駆動ローラ54,56,58及びコロ5
5,57,59は片側搬送方式の特徴として、シート材
全面には接しおらず、シート材端面のみを支持し、搬送
を行う。このシート材は、搬送部50のパス60から感
光ドラム(画像転写部)70へ搬送される。
【0005】次に図9に、この従来の片側搬送の特徴を
よく示した模式図を示す。同図(a)においてカセット6
2内の転写紙61の端面は位置精度をよくするため、位
置基準板63に当てながら搬送させなければいけない。
このための手段として、搬送方向へ回転する駆動ローラ
64に、基準板に対し回転軸角度を鋭角に傾けたコロ6
5を設け、最終的に同図(b) のように転写紙61を基準
板63へ寄せる方法が取られていた。
【0006】〈従来の技術2〉 〈従来の技術2〉便宜上、図24ないし図26に夫々概
略図として示した、電子写真記録を用いたレーザビーム
プリンタを例にて説明する。
【0007】図24ない図26は夫々、シート材収容部
からシート材排出部へ至るまでのシートパス(シート材
搬送経路)が、ストレートタイプ、U字タイプ、S字タ
イプである装置を示している。
【0008】シートパスがストレートタイプである図2
4の装置は、装置本体150の一側面側に給紙カセット
挿入口151を、他側面側にシート材排紙口162を設
けてあり、給紙カセット挿入口151にはシート材収容
部としての給紙カセット152が装着され、排紙口16
2には排紙トレイ163が外方へ張り出されて取り付け
られている。
【0009】給紙信号により給紙ローラ153が回転駆
動されて、給紙カセット152内の収容シート材として
の積載記録紙(被記録媒体)Pの最上位の記録紙に対し
て送りがかかり、分離爪154と協動でその最上位の記
録紙が1枚分離されて装置内へ送り出される。
【0010】その送出記録紙は、ガイド板155,15
6の間→レジストローラ対157→画像転写部158→
搬送ベルト装置159→画像定着装置160→排紙ロー
ラ61→排紙口162の経路(シートパス)を通って画
像形成物(プリント)として排紙トレイ163上に排出
される。
【0011】164は中心支軸を中心に時計方向に所定
の周速度(プロセススピード)で回転駆動されるドラム
型電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、
ドラム型基体の周面に有機あるいは無機の光導電体層を
主体とする感光体を具備させたものである。165は感
光ドラムの外周面を所定の極性・電位に一様に帯電する
帯電器、166,166aは帯電処理された感光ドラム
面に目的の画像情報を書き込み走査露光するレバービー
ムスキャナと反射鏡、167は走査露光により形成され
た感光ドラム面の静電潜像をトナー現像する現像器、1
68は感光ドラム面側の担持トナー画像を記録紙Pへ転
写するための転写手段としての転写ローラ、169は像
転写後の感光ドラム面を清掃するクリーニング器であ
る。
【0012】作像のプロセス原理は公知であるから説明
は省略する。又本例の装置は感光ドラム164、帯電器
165、現像器167、クリーニング器169の4つの
プロセス機器を一括して装置本体に対して着脱自在のプ
ロセスカートリッジ170としてある。この装置はシー
ト材収容部である給紙カセット152からシート材排出
部である排紙トレイ163へ至るシートパスがほぼ直線
的(ストレート)であり、シート材搬送の信頼性はよ
い。
【0013】しかし、装置の一側面側と他側面側とにお
いて夫々外方へ張り出して突き出しているシート材収容
部としての給紙カセット152部分とシート材排出部分
としての排紙トレイ163が装置の設置スペースとして
加算されることになり、これが装置の設置スペースを実
質的に大きくしていた。
【0014】そこで、装置の実質的な設置面積を小さく
するために図25) や図26の装置のようにシートパス
を屈曲させたU字タイプやS字タイプの形態とする装置
構成が多くとられるようになった。
【0015】シートパスがU字タイプである図25の装
置は、装置の一側面側に給紙カセット挿入口151と排
紙口162を設け、シート材収容部としての給紙カセッ
ト152のほぼ全体を装置本体に挿入収納させ、給紙ロ
ーラ153によりカセット内から送出させた記録紙Pを
反転ガイド71a,71bと搬送ローラ172a,17
2bでカセット152の上側へカセットからの記録紙の
送出方向とは逆方向へUターン反転搬送させて画像転写
部158→搬送ベルト装置159→画像定着装置160
→給紙ローラ161→排紙口162の経路で排紙トレイ
163上に排出させるもので、装置外部への張り出し部
材は排紙トレイ163だけとなり、図24の装置よりも
装置設置面積が縮小化される。
【0016】シートパスがS字タイプである図26の装
置は、図25の装置において給紙ローラ161を出た記
録紙を装置の天板へ向けて反転ガイド173により再度
Uターン反転搬送させて第2の給紙ローラ174で装置
天板を利用した排紙トレイ175部へ排出させるもの
で、装置外部への張り出し部材はなくなり、図25の装
置よりも装置設置面積がさらに縮小化される。 〈従来の技術3〉従来の技術として図42〜図46に示
したものがある。
【0017】同図において、201はスキャナ、2−2
は折返しミラー、203は現像器、204はクリーナ、
205は一次帯電ローラ、206は感光ドラムである。
スキャナ201から照射されたレーザ光は折り返しミラ
ー202により屈折して感光ドラム2006を照射され
潜像が形成される。現像器203内には、トナー207
が充填されており現像ローラ208により感光ドラム2
06上にトナー像が形成される。
【0018】搬送手段210は図示しな給紙手段により
ガイド211a,211bに沿って送られたシート21
2の側端部212aを本体装置側板213に設けられた
シート当接基準部材214a,214bに当接させなが
ら搬送する斜送手段であって、弾性部材からなる駆動ロ
ーラ215、従動コロ216、それを軸支するコロホル
ダ217、ばね218とからなり駆動ローラ215の軸
15aと従動コロ216の軸216aは図のようにねじ
れの位置にある。シート当接基準部材214は画像形成
装置内でのシートの紙幅方向の基準を定めるものであ
る。
【0019】Rはレジスト手段であり、搬送されるシー
ト212の先端を検知するセンサからなり、スキャナ2
01からのレーザ光による書き出しとガイド19a,1
9bを通過するシート212のタイミングをとるもので
ある。
【0020】転写手段220は転写ローラ221とその
両端軸221aを軸支する2組の軸受223と弾性部材
222が配されており、感光ドラム206を付勢してい
る。感光ドラム206と転写手段220の一端部側(シ
ート基準側)にはギア209とギア224が設けられ、
感光ドラム206の回転により転写ローラ221は駆動
される。この転写手段220が帯電されることにより搬
送されるシート212上にトナー像が転写される。
【0021】230はシート上に形成されたトナー像を
定着する定着手段であり、ヒータ231を内蔵する定着
ローラ232、加圧ローラ233を備えている。加圧ロ
ーラ233の両端軸233aには軸受234を介して弾
性部材235が設けられ、定着ローラ232を付勢して
いる。
【0022】転写手段220と定着手段230の間には
搬送ガイド270が設けられており、転写手段220に
より搬送されるシート212を定着手段230に案内す
る。
【0023】以上の構成において、給送されたシート2
12は斜送手段10によりシート当接基準部材214
a,214bに当接しながらガイド219a,219b
を通過し、レジスト手段Rによりタイミングがとられた
後、転写手段220によりシートにトナー像が形成され
る。
【0024】その後転写手段220によりシートは搬送
され、定着手段230により定着されて画像が形成され
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
〈第1の発明の課題〉しかしながら、上記従来例では、
シート材は徐々に基準板方向へよる動きを行うのではな
く、駆動ローラとコロのニップ部付近を中心に、シート
材は回転しながら直進方向へ搬送される。実験より駆動
ローラ、コロ、シート材、基準板間の関係は次の性質を
有することが認められた。
【0026】シート材−駆動ローラ間の摩擦係数がシー
ト材−コロ間摩擦係数に比べ十分に大きければ、コロ回
転軸が駆動ローラ軸に平行でない場合でも、シート材の
搬送方向は駆動ローラの回転方向へ従う。以上のシート
材の動きについては実験より確かめられ、その結果を図
10の模式図を用いて説明する。
【0027】図10(a) ,(b) は駆動ローラ73の回転
軸が基準板72に対し垂直、かつ、コロ74の回転軸は
搬送方向に対し鋭角の関係にある。このとき転写紙71
は、Y方向に回転しながら直進方向であるX方向へ搬送
される。このためシート材をより早く基準板に寄せたい
にもかかわらず、シート材が回転するため、シート材先
端部は基準板に寄りにくくなる。
【0028】以上のように、従来の斜送コロと駆動ロー
ラでのシート材の搬送ではシート材が回転しシート材先
端が最後に寄せられるため、シート材は完全に寄せきれ
るまで長い搬送距離が必要になり、シート材が完全に基
準板に寄せきれないまま次の過程である転写部にシート
材が搬送され、シート材上の印字位置精度が悪くなる。
【0029】また、図11(a) ,(b) に示すように確実
にシート材を基準板に寄せるため、駆動ローラ73の回
転軸を搬送方向に鋭角にすると転写紙71は確実に基準
板72に寄せられるが、シート材が既に基準板に寄って
いたとしても、基準板方向への寄せ力が働いているた
め、シート材端面は基準板に強く押しつけられ、シート
材端面は反力wを受け、ギザギザ状に破断される。
【0030】第1の発明は、シート材を短い搬送距離で
且つシートを損傷することなく給送可能にしたシート材
給送装置を提供することを目的とするものである。 〈第2の発明の課題〉シートパスを図25や図26のよ
うにU字やS字に屈曲させることで装置設置面積を縮小
化できるが、その反面、装置の高さ寸法はシートパスが
ストレートタイプである図24の装置比べて増してしま
う傾向にある。
【0031】そこでU字やS字タイプのシート材反転部
においてシート材を折り曲げ反転させる等価的な円弧の
半径をできるだけ小さくしようとする試みが行われてい
る。そのように反転させる円弧の半径を小さくすると、
例えば図25の反転部Cにおいて搬送ローラ172a,
172b搬送速度差により反転ガイド171a,171
bの隙間の中でシート材が突っ張ったり、弛んだりする
可能性があり信頼性が乏しかった。又、画像形成装置に
おいては、記録用紙等のシート材を画像形成装置内の記
録部に正しく送り込まなくては画像の歪等を生じる。
【0032】そこで、図19、図20のように斜行コロ
によって画像形成装置本体のシート材片側搬送基準ガイ
ドにシート材の片側搬送基準側の側辺(シート材の端部
・端面)を押圧しながらシート材を搬送させることでシ
ート材に斜行等が生じないように搬送する方法が提案さ
れている。
【0033】従来、図19、図20において、第1及び
第2の斜送コロ125,126は給紙カセット152か
らの送出記録紙Pの搬送基準側の側辺Paを片側搬送基
準ガイド133の面に押しつける方向に夫々θ1,θ2
の斜送角度をもって、第1斜送アーム128と第2斜送
アーム129と押圧ばね130(図12)との協動によ
り所定の圧力で第1の搬送ローラ127と第2の搬送ロ
ーラ134に夫々圧接されている。斜送コロの斜送角θ
1,θ2は一般に0°〜10°の間で設定されており、
搬送ローラはシート搬送方向に対して直角(斜送角0
°)に設定されている。
【0034】また、斜送コロ(斜送角をもった搬送コ
ロ)125,126はプラスチック等の非弾性体であ
り、搬送ローラ127,134はゴム等の弾性体ででき
ている。通常、搬送ローラ127,134は給紙裏面側
に設けられ、これにプロセススピードに同期した回転駆
動力が不図示の駆動源から伝わる。ここで送出シート
(記録紙)Pの動きを見てみると、図20(a) において
記録紙Pは給紙ローラ153からの搬送力に対し、分離
爪154からの抵抗により分離爪154を中心とした回
転モーメントM1が生じる。
【0035】その後直ちに記録紙Pは第1斜送コロ12
5、第1の搬送ローラ127に送られ、この第1斜送コ
ロ125と第1の搬送ローラ127のローラ対1による
回転モーメントM2と記録紙Pの搬送抵抗により回転モ
ーメントM3により記録紙Pの後端部はカセット基準板
22方向へ回転しながら搬送されていく(図21
(a))。
【0036】図21(b) において、記録紙Pの後端部が
回転してカセット基準板122に当たると、記録紙Pの
回転は止り記録紙Pは第1の搬送ローラ127の回転方
向に進むためにカセット基準板122に突き当たったま
ま記録紙Pの先端部は徐々にカセット基準板122の方
向に寄りながら搬送されていく(太い矢印は記録紙Pの
搬送方向を示す)。
【0037】次に、図22に示すように記録紙Pが第2
斜送コロ26第2斜送コロ126、第2の搬送ローラ1
34に入ると、記録紙Pには第2斜送コロ126、第2
の搬送ローラ134のローラ対2による回転モーメント
M4が加わり、回転モーメントM2と相殺されるため記
録紙Pの先端が装置本体の片側搬送基準ガイド133に
寄せられる力が弱られて搬送されることになる。
【0038】また、ローラ対1からカセット基準板12
2の後端部までの距離L3とローラ対2から片側搬送基
準ガイド133の後端部までの距離L4は短い方が記録
紙Pの回転は早くなり、記録紙先端は早く基準板側へ寄
る。しかし、このL3,L4の距離が短すぎると記録紙
Pの回転が急激になり、記録紙Pの搬送基準側の側辺は
基準板に当たるときに局部的に強い力がかかり側辺を損
傷するといった問題がある。
【0039】従って、ローラ対1からカセット基準板1
22の後端部までの距離L3、ローラ対2から片側搬送
基準ガイド133の後端部までの距離L4はある程度以
上の距離が必要であり、通常ローラ対1からカセット基
準板122の後端部までの距離L3は200mm程度とら
れている。
【0040】しかし、上述した従来の片側搬送基準のシ
ート材給紙装置において、記録紙Pがカセット基準板1
22より2mm程度離れていたとすると、記録紙Pの後端
部がカセット基準板122に当たるまで(図21(b) の
状態)5mm程度搬送される。又、記録紙Pの後端部がカ
セット基準板122に当たってから、その先端部がカセ
ット基準板122に寄りきるまで更に200mm程度搬送
されなければならないことが実験で確認された。
【0041】この実験結果は、紙類、搬送ローラの弾性
率、ニップ圧、斜送コロン斜送角等の条件により多少異
なる。(記録紙の幅、長さに対して斜送コロ、搬送ロー
ラの大きさが非常に小さいため記録紙の搬送抵抗の方が
大きく、斜送角を0°から10°の範囲で変化させても
記録紙を基準側へ寄せるスピードは少ししか変わらなか
った。) 次に、図21に示すように、記録紙Pの後端部が第1斜
送コロ125と第1の搬送ローラ127のローラ対1を
抜けた状態になる。ここで、カセット基準板122と装
置本体の片側搬送基準ガイド133は、給紙カセット1
52が着脱、交換ができるように別部材で構成されてい
る。従って、記録紙Pの先端部が片側搬送基準ガイド1
33に寄せきれないまま搬送されてくると、記録紙Pは
第2斜送コロ126と第2の搬送ローラ134のローラ
対2による回転モーメントM4と搬送抵抗による回転モ
ーメントM3により再びその後端部は片側搬送基準ガイ
ド133の方向へ回転しながら搬送されることになる。
【0042】従って、記録紙Pの先端部は片側搬送基準
ガイド133から一度離れることになり、その後端部が
回転して片側搬送基準ガイド133に当たると再び記録
紙Pの回転は止り、記録紙Pは第2の搬送ローラ134
の回転方向に進むために片側 〈第3の発明の課題〉しかしながら、上述した従来の画
像形成装置においては、斜送手段310を脱したシート
212は転写手段220で搬送されるため、転写ローラ
の圧バランスが狂うと、図45,図46に示すように搬
送されるシートの搬送性が不安定になり、シートに対し
て画像が正確に印字されないという問題があった。
【0043】特に小サイズ紙の場合、片側基準であるた
めに転写ローラ221及び加圧ローラ233に挟持され
たときの圧バランスが大サイズの場合と異なるためにさ
らに搬送性(印字精度)が悪くなる傾向がある。
【0044】第3の発明は、シート材の搬送性を向上さ
せて印字精度を高めると共に画像の乱れを抑えたシート
材給送装置を提供することを目的とするものである。
【0045】
【課題を解決するための手段】
〈第1の発明の手段〉本発明は、シート材(1)を給送
する給紙手段(7)と、該給紙手段(7)により給送さ
れるシート材(1)を搬送部(50)を介して画像形成
部(70)に搬送するシート材給送装置において、前記
給送されるシート材(1)の搬送位置基準として機能し
シート給送方向と平行の基準板(4)と、前記基準板
(4)に対して前記シート材(1)を平行に搬送する搬
送ローラ(3)と、前記基準板(4)に対してシート材
(1)の先端もしくは先端及び後端をほぼ同時に寄せる
斜送ローラ(2)と、を有することを特徴とする。
【0046】また、前記斜送ローラ(2)は、前記搬送
ローラ(3)がシート材(1)を搬送する間のある定め
られた領域においてシート材(1)に作用することを特
徴とする。 〈第2の発明の手段〉本発明は、複数枚のシート材
(P)を収納するシート材収納部(152)と、該シー
ト材収納部(152)からシート材(P)を1枚ずつ送
り出す給紙手段(153)と、前記シート材収納部(1
52)からの送出シート材(P)を位置規制する片側搬
送基準ガイド(133)と、シート搬送方向の上流から
下流にに順次に配置され前記シート材収納部(152)
からの送出シート材(P)の片側搬送基準ガイド(13
3)側の側辺部(Pa)に接してシート材(P)を搬送
する少なくとも2つの第1と第2のローラ対(125,
127、126,134)と、を有し、前記第1と第2
のローラ対(125,127、126,134)の間に
送出シート材(P)の片側搬送基準ガイド側(133)
の側辺部(Pa)を挟み込んで送出シート材(P)を搬
送するシート材給送装置において、前記第1と第2のロ
ーラ対(125,127、126,134)のうち少な
くとも1つの搬送ローラ(127/134)が前記送出
シート材(P)を前記片側搬送基準ガイド(133)へ
押圧する押圧力を前記シート材(P)に作用させる押圧
力発生手段として機能することを特徴とするシート材給
送装置。
【0047】また、前記第1のローラ対(125,12
7)が第1の搬送ローラ(127)とこれに圧接する第
1搬送コロ(125)からなると共に前記第2のローラ
対(126,134)が第2の搬送ローラ(134)と
これに圧接する第2搬送コロ(126)とからなり、前
記第1と第2の搬送ローラ(125,127、126,
134)の少なくとも1つの搬送ローラ(127/13
4)がシート搬送方向に対して斜送角λをもって配設さ
れていることを特徴とする。
【0048】〈第3の発明の手段〉本発明は上述事情に
鑑みなされたものであって、例えば図32,33,3
4,38,39,42を参照して示すと、斜送搬送手段
(210)により搬送されるシート材(212)の基準
側端部(212a)に当接するものであってシート材搬
送路に配設されたシート材当接基準部材(214)と、
前記搬送されたシート材(212)上に画像を転写する
転写手段(220)と、転写されたシート材(212)
を定着する定着手段と、を備えた画像形成装置におい
て、搬送されるシート(212)上に画像を転写する転
写手段(220)と、転写されたシートを定着する定着
手段(230)と、を備えた画像形成装置において、前
記転写手段(220)と定着手段(230)の間のシー
ト搬送路に少なくとも1つのシートの基準側端部(21
2a)に当接するガイド部(240a)を設けたことを
特徴とする。
【0049】また、上記斜送搬送手段(210)は、摩
擦部材からなる駆動ローラ(215)とこの駆動ローラ
の駆動軸(215a)に対して回動軸(216a)がね
じれの位置で配設された従動コロ(216)であってシ
ート(212)の一端部を挟持してシートを上記シート
当接基準板(214)に当接するように斜方向に搬送す
る1つ以上の斜送ローラ対を有することを特徴とする。
【0050】また、上記ガイド部材(240a)は、上
記シート当接基準部材(214)と紙幅方向に同じ位置
になるように設けられたことを特徴とする。
【0051】また、上記転写手段(220)は、シート
(212)の基準側端部(212a)が上記ガイド部材
(240a)に当接するようシート(212)を斜送す
ることを特徴とする。
【0052】また、上記定着手段(230)は、シート
(212)の基準側端部(212a)が上記ガイド部材
(240a)に当接するようにシートを斜送することを
特徴とする。
【0053】
【作用】
〈第1の発明の作用〉給紙手段(4)により送り出され
るシート材(1)は、下流側の斜送ローラ(と搬送ロー
ラ(2)とのニップに挿入されて搬送されると共に、斜
送ローラ(2)により搬送位置基準(4)側に寄せられ
て、基準位置に沿って搬送される。斜送ローラ(2)
は、搬送ローラ(3)がシート材(1)を搬送する間の
ある定められたタイミングにおいて、シート材をその基
準位置となる基準板(4)に寄せる方向に作用する。
【0054】これにより、シート材(1)を位置精度よ
く且つ短い搬送路内で基準板に寄せることができると共
に、基準板(4)との擦りによるシート材(1)のダメ
ージを防止することができる。 〈第2の発明の作用〉給紙手段(153)によりシート
材収納部(152)から送り出されるシート材(P)
は、下流側の第1のローラ対(125,127)及び第
2のローラ対(126,134)により、片側搬送基準
ガイド側の側辺部(Pa)を挟持されて搬送される。第
1と第2の搬送ローラの搬送ローラ(127/134)
の少なくとも1つは、シート材(P)の上記搬送時にお
いて、シート(P)をシートガイド(133)側に押圧
する押圧力をシート材(P)に与える。
【0055】これにより、シート材(P)短い搬送距離
でも確実に片側搬送基準ガイド(133)に寄せられ、
下流側の所定位置、例えば画像転写部へまっすぐに突入
するようになる。また、シートパスがS字タイプの装置
においては、搬送ローラ(127,134)へのシート
材(P)の巻き付け角の方が搬送コロ(125,12
6)より大きいので、シート材(P)に押圧力を与える
ための斜送角の影響は搬送ローラ(127,134)の
方がより大きい。 〈第3の発明の作用〉斜送搬送手段(210)により搬
送されるシート材(212)は、斜送搬送手段(21
0)の斜送作用によりシート材当接基準部材(214)
側に寄せられると共にこれによりガイドされていき、下
流側の転写手段(200)により画像を転写後に定着手
段(230)により画像が定着されて排出される。上記
転写手段(200)で定着後のシート材(212)が、
定着手段(230)へ搬送される際、シート材(21
2)の基準側端部(212a)がガイド部材(240
a)に当接しながら搬送されていく。
【0056】これにより、シート材(212)の搬送性
が向上して高い印字精度を得ることができる。
【0057】
【実施例】
〈第1の発明の実施例1〉以下の実施例中、第1から第
3実施例はシート材を搬送途中に基準板に寄せる例であ
り、第4実施例はシート材を搬送初期に基準板に寄せる
例である。なお、本発明が適用される画像形成装置は、
従来の画像形成装置(図8)と同様に搬送部50及び感
光ドラム(画像形成部)70を有しており、その図示は
省略する。本発明の第1実施例を、図1及び図2により
説明する。
【0058】図1(a) ,(b) に、シート材を入れるカセ
ット部11、及び給紙部の一部を示す。
【0059】同図において給紙部は、最初にシート材1
をピックアップする給紙ローラ7、給紙ローラよりギヤ
を介し給紙時のみ破線を軸として1回転のみ回転した後
にギヤから離間し回転が止り、その回転軸は基準板4に
対しシート材搬送方向に鋭角の位置関係にあり断面が半
月形状の第1駆動ローラ2、第1駆動ローラ2と平行関
係にあってばね12と部材13により支持されている従
動の第1搬送コロ3、基準板に対し回転軸が垂直の第2
駆動ローラ5、第2駆動ローラと平行関係にある従動の
第2搬送コロ6から構成されている。
【0060】また図1(c) は駆動ローラ2と搬送コロ3
の詳細断面を示しており、コロ3は支持部材13内に入
っているばね12により駆動ローラ2側へ加圧され、か
つその時のコロ回転軸変動が支持部材13により制限さ
れているものである。上記構成において、シート材1は
第1駆動ローラ2で搬送されている間回転軸が搬送方向
に対し鋭角になっているため、非常に短い距離でシート
材1の基準板側端面全てが基準板4に寄る。
【0061】この構成でのシート材1の詳細な動きを図
2により説明する。
【0062】図2は、図1を平面上に模式的に表した図
である。図2(a) において、最初にシート材1は給紙ロ
ーラ7により矢印X方向へ搬送され第1駆動ローラ2、
第1搬送コロ3に入る。この時給紙ローラと第1駆動ロ
ーラはギヤで連動しており、ローラ断面が半月状の第1
駆動ローラ2は回転を始める。次に同図(b) において第
1駆動ローラ2、第1搬送コロ3に入ったシート材1は
第1駆動ローラ回転方向に従うため、基準板4へシート
材1が寄る矢印Y方向へ運動をする。
【0063】この時、第1駆動ローラ円周長さ、回転軸
角度、第1、第2駆動ローラ間距離、基準板−シート材
間の最初の隙間を規定することにより、シート材が第2
駆動ローラ5に入る時に基準板に完全に寄ることができ
る。
【0064】次に図2(c) において、シート材先端が第
2駆動ローラ5に入った時に、第1駆動ローラ2は1回
転し、平面部であるF面がシート材方向に向き、第1駆
動ローラ軸がギヤから離間し回転が止る。この時、ロー
ラ部断面図において、第1搬送コロ3は支持部材13に
よりコロ回転軸の動きが制限され、駆動ローラ平面部と
搬送コロが合った時にシート材には第1駆動ローラ2の
回転力は加わらず、シート材は第2駆動ローラ5のみの
回転に依存し、Z方向へ搬送される。
【0065】この第1実施例では、上記のように第1駆
動ローラ2の回転軸が基準板に対しシート材搬送方向に
鋭角の関係にあり、更に第1駆動ローラ2はシート材1
を第2駆動ローラ5に入るまで1回転のみ行い、その後
ローラの平面部がシート材側に向き、搬送コロ回転軸の
移動距離が制限されることにより、シート材には第1駆
動ローラ2の力は伝えられず、第2駆動ローラ5のみで
シート材は搬送される。
【0066】このように複数個ある駆動ローラのうち、
最初あるいは途中にある駆動ローラ回転軸を基準板方向
に鋭角の角度をもつ搬送系を実施し、駆動ローラ回転軸
角度、駆動ローラ外径を適切にすることにより、非常に
短い距離で確実に基準板にシート材を寄せられることを
実現した。また第1駆動ローラ断面が半月状とし、シー
ト材1が第2駆動ローラ5に入る時点で第1駆動ローラ
2の回転力がシート材1に影響しない構成のため、シー
ト材端面のギザギザは生じず、コロ脱ショックも低減で
きる。またシート材上の印字の斜行あるいは先直角性等
の印字位置精度もよくなる。 〈第1の発明の実施例2〉次に図3及び図4を用いて本
発明の第2の実施例について詳細に説明する。
【0067】第1実施例と同一の機能、同一形状の部材
は同一符号を用いて再度の説明は省略する。
【0068】第1実施例のように、第1駆動ローラの回
転軸がシート材搬送方向に対し鋭角の場合、回転軸角度
は精度よく取付けられなければならず、更に耐久上常に
この軸角度が安定していなければいけない。このため回
転軸を従来と同じ垂直に固定したまま同様な搬送が可能
な方法として、第1駆動ローラ22の外形をテーパ状に
することによりシート材の基準板側は反基準板側より搬
送速度が遅くなりシート材は基準板方向(図4(a) にお
いてU方向)へ寄る動きをする。
【0069】また第1駆動ローラ22は、第1実施例と
同様にローラ断面は半月状になっている。他の部品機能
は第1実施例と同一である。また駆動ローラ22と同様
な機能を有する例として異なる2つの直径のローラ2
3,24からなる駆動ローラを図4(c) に示す。 〈第1の発明の実施例3〉次に、図5、図6を用いて第
3実施例を詳細に説明する。
【0070】図5において、第1駆動ローラ32の回転
軸がシート材搬送方向に対し軸角度が可変できるように
なっており、この軸角度はばね33及びレバー34によ
り支えられている。またレバー34とシート材センサ3
5は電気的に連動しており、シート材センサ35にシー
ト材が進入していない時はばね36によりセンサはシー
ト材搬送路に倒れており、第1駆動ローラ32の回転軸
はシート材センサ35に連動しているレバー34により
押され、搬送方向に対し鋭角の関係にある。
【0071】次にシート材センサ35にシート材が進入
したときはこのセンサが押し上げられ、連動しているレ
バー34が解除され、第1駆動ローラ32の回転軸は基
準板に対し垂直になる。
【0072】この動きを図6にて説明する。図6(a) に
おいてシート材1の先端はシート材センサ35に達して
いないため、センサ35はばね36によりシート材搬送
側へ倒れている。このときはシート材センサ35と電気
的に連動しているレバー34が入り、第1駆動ローラ3
2の回転軸は搬送方向に対し鋭角となり、シート材1は
W方向へ搬送され、基準板4に寄せられる。
【0073】次に図6(b) に示すようにシート材1が完
全に基準板4に寄せられ、シート材端部が第2駆動ロー
ラ5に入る時、この付近にあるシート材センサ35に進
入するとこのセンサを押し上げ、連動しているレバー3
4が解除され、ばね33により第1駆動ローラ回転軸は
基準板に対し垂直になる。従って、シート材は搬送方向
Vへ直進する。
【0074】このようにシート材が基準板に寄られてい
ない初期は、第1駆動ローラはシート材が寄せられる方
向に働く。またシート材が既に基準板に寄せられ、第2
駆動ローラに進入した場合はシート材を直進搬送するこ
とができ、基準板にシート材を押しつける力が働かない
ため、シート材端面のギザギザは生じず、コロ脱ショッ
クも軽減でき、シート材上の印字の斜行、先直角性等の
印字位置精度もよくなる。 〈第1の発明の実施例4〉第4実施例は、シート材を基
準板に寄せる機能を給紙時に行うもので図7により説明
する。第1実施例と同一の機能、同一形状の部材は同一
の符号を用いて再度の説明は省略する。
【0075】カセット11からシート材1を給紙する給
紙ローラ7はDカット形状をしており給紙時に1回転の
み行いギヤから離間し回転は止る。給紙ローラ7は回転
軸が搬送方向に対し鋭角になっているため、給紙ローラ
が回転している間シート材は基準板4方向へ寄せられ
る。給紙ローラ回転が止るときシート材先端は駆動ロー
ラ42に達しており、直進方向へ搬送される機能を持
つ。 〈第2の発明の実施例1〉図12は本発明に従うシート
材給送装置を適用したレーザビームプリンタの一例の概
略図である。図13はシート材としての記録材の反転搬
送部分の斜視図を示している。
【0076】前述の図24ないし図26の例の装置と共
通する構成部材、部分には同一の符合を付して再度の説
明を省略する。シート材収容部としての給紙カセット1
52は装置本体150の右側面の下部に開口させた挿入
口151から装置本体にそのほぼ全体が挿入される。
【0077】給紙カセット152は、カセット筐体20
カセット筺体120、加圧ばね24で持ち上げ付勢され
た中板23、シート材分離爪154、収容シート材とし
ての記録紙Pの片側端面(側辺)をガイドする端面規制
部材22(図13)等を有している。記録紙Pはこのカ
セット内に積載収納される。給紙カセット152に積載
された記録紙Pは給紙ローラ153の回転により積載記
録紙の最上紙のみに図12で右方への搬送力が与えら
れ、分離爪154によってその最上紙1枚のみが分離さ
れ右方Aに搬送される。このとき、中板23と加圧ばね
24の協働により記録紙Pと給紙ローラ153との間に
所定の圧接力を与えている。
【0078】分離されて給送された記録紙Pは給紙カセ
ット152の上向きガイド120aに沿って上方へ搬送
ガイドされ第1の圧接手段としての第1斜送コロ125
と第1の搬送ローラ127の間に送られ、不図示の駆動
源からの回転速度に同期して記録紙Pが搬送され、反転
ガイド131に沿って第2の搬送ローラ134と第2の
圧接手段としての第2斜送コロ126との間を通ること
で、カセット152からの記録紙Pの送り出し方向Aと
は逆方向である左方BへUターンされて反転搬送され
る。
【0079】そして、その反転搬送された記録紙Pはガ
イド板132→画像転写部158→ガイド板175→画
像定着装置160→給紙ローラ161→排紙口152の
経路を通って装置本体150の左側面に設けられた排紙
トレイ163上に出力される。
【0080】感光ドラム164面から記録紙Pへのトナ
ー画像の転写は記録紙Pの裏面が転写ローラ168によ
りトナー画像の荷電極性と逆極性に帯電させることで行
われる。そして、画像転写部158を通過して記録紙P
は転写ローラ168と逆極性の電位を印加した分離除針
109で除電を受けることにより感光ドラム164面か
ら分離される。
【0081】133(図13)は給紙カセット152か
ら送出された記録紙Pの片側搬送基準ガイドであり、装
置本体側の部材である。前記の第1、第2斜送コロ12
5,126及び第1、第2搬送ローラ127,134は
この片側搬送基準ガイド側に配置してある。
【0082】図14、図15ないし図18において第1
及び第2の斜送コロ125,126は給紙カセット15
2からの送出記録紙Pの搬送基準側の側辺Paを片側搬
送基準ガイド133の面に押しつける方向に夫々θ1+
λ・θ2の斜送角度をもって、第1斜送アーム128と
第2斜送アーム129と押圧ばね130との協同により
所定の圧力で第1の搬送ローラ127と第2の搬送ロー
ラ134に夫々圧接されている。
【0083】斜送コロの斜送角θ1・θ2は、通常0°
〜10°の間で設定されている。更に、第1の搬送ロー
ラ127も記録紙Pの搬送方向に対して斜送角λをもっ
て取付けられており、第2の搬送ローラ134は搬送方
向に対して直角に取り付いている。
【0084】従って第1斜送コロの搬送方向に対する斜
送角はθ1+λとなる。第1、第2斜送コロ125,1
26はプラスチック等の非弾性体(ゴム等に比べ)であ
り、第1、第2搬送ローラ127,134はゴム・エラ
ストマー等の弾性体でできている。第1、第2搬送ロー
ラ127,134は録紙裏面側に設けられ、これにプロ
セススピードに同期した回転駆動力が不図示の駆動源か
ら伝わる。
【0085】記録紙Pは動摩擦係数の大きい駆動ローラ
である第1の搬送ローラ127の影響を大きく受け、そ
の回転方向に従って搬送されていくので第1の搬送ロー
ラ127の斜送角λは斜送コロの斜送角θより小さく設
定され、0°〜3°の間である(太い矢印が記録紙Pの
搬送方向を示す)。
【0086】ここで送出シート(記録紙)Pの動きを見
てみると、図15において記録紙Pは給紙ローラ153
から搬送力に対し、分離爪154からの抵抗により分離
爪154を中心とした回転モーメントM1が生じる。そ
の後直ちに記録紙Pは第1斜送コロ125、第1の搬送
ローラ127に送られ、この第1斜送コロ125と第1
の搬送ローラ127のローラ対1による回転モーメント
M2と記録紙Pの搬送抵抗による回転モーメントM3に
より記録紙Pの後端部はカセット基準板122方向へ回
転しながら搬送されていく(図16(a) )。
【0087】ここで、従来例(図21(a) )と異なるの
は第1斜送コロ125と第1の搬送ローラ127のロー
ラ対1が斜送角度λをもって片側搬送基準ガイド133
に取付けられているので、記録紙Pの搬送方向が片側搬
送基準ガイド133に平行ではなく、片側搬送基準板1
33に寄る方向(左上方向)である(太い矢印方向)。
従って、記録紙Pは図16(b) に示すようにその後端部
が従来実施例(図20ないし図23)よりも早 くカセ
ット基準板122に突き当たり、またその先端部は片側
搬送基準板133に寄ることになる。
【0088】次に、図17に示すように、記録紙Pが第
2斜送コロ126、第2の搬送ローラ134のローラ対
2に入ると、記録紙Pにはローラ対2により回転モーメ
ントM4が加わり、ローラ対1による回転モーメントM
2と相殺されるため記録紙Pの先端部が装置本体の片側
搬送基準ガイド133に寄せられる力が弱められて搬送
されることになる。
【0089】図18において、記録紙Pはその後端部が
ローラ対1を抜けその先端部は画像転写部158(感光
ドラム164と転写ローラ168のローラ対3)に入っ
た状態となる。ここで記録紙Pにはローラ対2による回
転モーメントM4と搬送抵抗による回転モーメントM3
が再び作用することになるが、記録紙Pはすでに図16
(b) の状態で片側搬送基準ガイド133に寄せきれてい
るので、回転モーメントM4,M3は記録紙Pの基準側
側辺Paを片側搬送基準ガイド133に押し付けた状態
を維持する力として作用する。 〈第2の発明の実施例2〉前記実施例では、第1斜送コ
ロ125と第1の搬送ローラ127のローラ対1と第2
斜送コロ126と第2の搬送ローラ134のローラ対2
の2組の圧接搬送手段を有しているが、2組以上の場合
でも実施可能であり、シート材搬送力を搬送ローラ側で
はなく斜送コロ側に与えるようにしても実施可能であ
る。
【0090】また、前記実施例では第1の搬送ローラ1
27のみが斜送角λを有しているが第2の搬送ローラに
も若干の斜送角を設けてもよいし、斜送角の代わりに図
27に示したスパイラル状の溝Sを形成した搬送ローラ
127を使用してもよい。
【0091】また、図28ないし図31に示すように第
1斜送コロの傾き方向を逆向きにとり記録紙Pの先端が
片側搬送基準ガイド133側に回転するようにして、記
録紙Pの先端がより早く片側搬送基準ガイド133に当
たるようにする方法も考えられる。
【0092】この場合、前記従来実施例で述たとおり、
記録紙Pの後端は第2斜行コロによりすぐに片側搬送基
準ガイド133側に回転されて記録紙Pの側辺Paは片
側搬送基準ガイド133に寄り切る。ただし、記録紙P
の先端は画像転写部158に入ってなく記録紙Pが自由
に回転できる状態でなければこの効果は薄れる。 〈第3の発明の実施例1〉以下、本発明の一実施例を図
32〜図37に基づいて説明する。
【0093】201はスキャナ、202は折返しミラ
ー、203は現像器、204はクリーナ、205は一次
帯電ローラ、206は感光ドラムである。スキャナ20
1から照射されたレーザ光は折り返しミラー202によ
り屈折して感光ドラム206を照射され潜像が形成され
る。現像器203内には、トナー207が充填されてお
り現像ローラ208によりドラム6上にトナー像が形成
される。
【0094】搬送手段210は、図示しない給紙手段に
よりガイド211a,211bに沿って送られたシート
212の側端部212aを本体装置側板213に設けら
れたシート当接基準部材214a,214bに当接させ
ながら搬送する斜送手段であって、弾性部材からなる駆
動ローラ215、従動コロ216、それを軸支するコロ
ホルダ217、ばね218とからなり駆動ローラ215
の軸15aと従動コロ216の軸216aは図のように
ねじれの位置ある。シート当接基準部材214は画像形
成装置内でのシートの紙幅方向の基準を定めるものであ
る。
【0095】Rはレジスト手段であり、搬送されるシー
ト212の先端を検知するセンサからなり、スキャナ2
01からのレーザ光により書き出しとガイド219a,
219bを通過するシート212のタイミングをとるも
のである。
【0096】図34において、転写手段220には転写
ローラ221とその両端軸221aを軸支する2組の軸
受223と弾性部材222が配されていて、感光ドラム
206を付勢している。感光ドラム206と転写手段2
20の一端部側(シート基準側)にはギア209と24
が設けられ、感光ドラム206の回転により転写ローラ
221は駆動される。この転写手段220が帯電される
ことにより搬送されるシート212上にトナー像が転写
される。
【0097】220はシート上に形成されたトナー像を
定着する定着手段であり、ヒータ231を内蔵する定着
ローラ232、加圧ローラ233を備えている。加圧ロ
ーラ233の両端軸233aには軸受け34を介して弾
性部材235が設けられ、定着ローラ232を付勢して
いる。
【0098】転写手段220と定着手段230の間には
搬送ガイド40が設けられている。この搬送ガイド24
0の一端(シートの基準側)には、搬送されるシートの
側端部に当接する基準ガイド240aとガイド部240
bが形成されており、基準ガイド240aは本体のシー
ト当接基準部材214a,214bと紙幅方向において
同位置になるように形成されている。
【0099】以上の構成において、給送されたシート2
12は斜送手段310によりシート当接基準部材214
a,214bに当接しながらガイド219a,219b
を通過し、レジスト手段Rによりタイミングがとられた
後、転写手段220によりシートにトナー像が形成され
る。
【0100】図35において、転写手段220の搬送に
よりシート212が左斜行した場合には、シート212
の先端基準側角部212bが搬送ガイド240のガイド
部240bに案内され基準ガイド部240に当接しなが
ら搬送される。その後シートの先端基準側角部212b
が規制されながら搬送されるため、図36に示すように
シート基準側端部212aが基準ガイド240aに当接
しながら搬送される。
【0101】また図37において、転写手段220の搬
送によりシート212が右斜行した場合には、シート2
12の後端基準側角部12cが搬送ガイド240の基準
ガイド240aに当接しながら搬送される。 〈第3の発明の実施例2〉本発明の第2実施例を図38
に示す。
【0102】転写ローラ221を感光ドラム206に付
勢する2つの弾性部材25(シート基準側)、26の付
勢力をFa(基準側)、Fbとすると、Fa(基準側)
<Fbとなるように設定してある。すると転写手段25
0により搬送されるシートは図4と同じ動きをし、すな
わち、必ず左斜行し、シート212の先端基準側角部2
12bが搬送ガイド240のガイド部240bに当接す
ることにより、シートの搬送性が更に向上する。 〈第3の発明の実施例3〉本発明の第3実施例を図39
に示す。
【0103】定着手段230は、定着ローラ232の中
心軸232a(加圧ローラの中心軸233a)がドラム
軸206a(転写ローラの中心軸221a)に対して反
時計方向に傾くように配置されている。図40において
シート212は転写手段220により右斜行して搬送さ
れた場合であり、その後定着手段230によって搬送さ
れるが、図41で定着ローラ232の軸232aが傾い
ているためシート212は矢印方向に搬送され、シート
の端部は搬送ガイド240の基準ガイド240aに当接
しながら搬送されるため搬送性が向上する。
【0104】本実施例を、前述の実施例2と組合せると
さらに搬送性がさらに向上する。 〈第3の発明の実施例4〉本発明の第4実施例の定着手
段60の右側面図を図42に示す。
【0105】加圧ローラ233を定着ローラ232に付
勢する2つの弾性部材265(基準側)、266の付勢
力をFc(基準側)Fdとすると、Fc<Fdとなるよ
うに設定してある。すると定着手段260で搬送される
シートは図41と同じ動きを示す。
【0106】
【発明の効果】
〈第1の発明の効果〉以上説明したように、本発明によ
れば、駆動ローラあるいは給紙ローラによりシート材を
基準板方向に直接寄せることができるため、シート材全
体が基準板に寄り、転写部に搬送される前に十分位置精
度よく基準板に寄せられ、シート材上の印字位置精度が
向上する。
【0107】更に給紙から転写までシート材をある一定
のタイミングで搬送するためシート材端面には基準板に
こすり付けられることによるダメージが無く、またより
短い搬送距離で基準板方向へシート材を寄せることがで
き、装置の小型化が可能になる。 〈第2の発明の効果〉以上説明してきたように従来の斜
送コロのみに斜送角を設けるのではなく、搬送ローラに
もわずかな斜送角を設けることにより次のような効果を
得ることができる。 (1) 搬送距離の短いコンパクトな装置においても、比較
的簡便な構成で片側搬送基準ガイドにシート材の搬送基
準側の側辺を確実に押圧しつつ搬送することによって斜
行等無く正確にシート材を搬送することを可能にし、ま
た、厚紙等剛性の強いシート材でもスムーズに斜送搬送
できる。 (2) 片側搬送基準ガイド面にシート材の搬送基準側の側
辺を従来より早く寄せきるので、装置の搬送速度を上げ
ることができる。 (3) 記録紙に対して搬送ローラ、搬送コロが非常に小さ
くても、片側搬送基準ガイドにシート材の搬送基準側の
側辺を確実に押圧しつつ搬送する。 〈第3の発明の効果〉以上説明したように、本発明の画
像形成装置によれば、転写手段と定着手段のシート搬送
路にシートの基準側端部を規制するガイド部を設けるこ
とにより、シートの搬送性が向上し、高い印字精度が得
られる。
【0108】また、シートの搬送性が向上することによ
り、シートの後端が当接基準部材を離れるときに生じる
画像の乱れが抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の第1の実施例に係るシート材給送
装置の斜視図。
【図2】同じくシート材の搬送状態を示す給紙部の平面
図。
【図3】本発明の第2の実施例に係るシート材給送装置
の斜視図。
【図4】同じくシートの搬送状態を示す給紙部の平面
図。
【図5】本発明の第3の実施例に係るシート材給送装置
の斜視図。
【図6】同じくシート材の搬送状態を示す給紙部の平面
図。
【図7】本発明の第3の実施例に係るシート材給送装置
の支軸。
【図8】シート材給送装置が適用されている画像形成装
置の縦断側面図。
【図9】従来の給紙部の斜視図。
【図10】同じく給紙部のシート材の搬送状態を示す平
面図。
【図11】同じく給紙部のシート材の搬送状態を示す平
面図。
【図12】第2の発明に係るシート材給送装置を用いた
レーザビームプリンタの縦断側面図。
【図13】同じく図12におけるシート材給送装置の反
転搬送部の斜視図。
【図14】同じく搬送ローラと斜送コロの正面図(a) 、
平面図(b) 。
【図15】同じくシート材の搬送過程を示した搬送路展
開図。
【図16】同じくシート材の搬送過程を示した搬送路展
開図。
【図17】同じくシート材の搬送過程を示した搬送路展
開図。
【図18】同じくシート材の搬送過程を示した搬送路展
開図。
【図19】従来のシート材給送装置における搬送ローラ
と斜送コロの正面図(a) 、平面図(b。
【図20】同じくシート材の搬送過程を示した搬送路展
開図。
【図21】同じくシート材の搬送過程を示した搬送路展
開図。
【図22】同じくシート材の搬送過程を示した搬送路展
開図。
【図23】同じくシート材の搬送過程を示した搬送路展
開図。
【図24】ストレートタイプのレーザビームプリンタの
縦断側面図。
【図25】U字型タイプのレーザビームプリンタの縦断
側面図。
【図26】S字型タイプのレーザビームプリンタの縦断
側面図。
【図27】搬送ローラの別の例を示す斜視図。
【図28】第2の発明の他の実施例に係るシート材の搬
送過程を示した搬送路展開図。
【図29】同じくシート材の搬送過程を示した搬送路展
開図。
【図30】同じくシート材の搬送過程を示した搬送路展
開図。
【図31】同じくシート材の搬送過程を示した搬送路展
開図。
【図32】第3の発明のシート材給送装置が適用されて
いる画像形成装置の縦断側面図。
【図33】同じくシート材給送装置の平面図。
【図34】同じく転写部の正面図。
【図35】同じくシート材搬送の作用図。
【図36】同じくシート材搬送の作用図。
【図37】同じくシート材搬送の作用図。
【図38】第3の発明の第2の実施例に係る転写部の正
面図。
【図39】第3の発明の第3の実施例に係るシート材給
送装置の平面図。
【図40】同じくシート材搬送の作用図。
【図41】同じくシート材搬送の作用図。
【図42】第3の発明の第4の実施例に係る定着部の正
面図。
【図43】従来のシート材給送装置が適用されている画
像形成装置の縦断側面図。
【図44】図43のA−A線断面図。
【図45】同じく作用図。
【図46】同じく作用図。
【符号の説明】
1 シート材 2 斜送ローラ 3 搬送ローラ 4 基準板 7 給紙ローラ(給紙手段) 50 搬送部 70 感光ドラム(画像形成部) P シート材としての記録紙 Pa シート材の側辺部 125 第1斜送コロ(第1搬送コロ) 126 第2斜送コロ(第2搬送コロ) 127 第1の搬送ローラ 131 反転ガイド 133 片側搬送基準ガイド 124 第2の搬送ローラ 152 シート材収納部 153 給紙ローラ(給紙手段) 154 分離爪 206 感光ドラム 210 斜送搬送手段 212 シート材 212a シート材の基準側端部 214 シート材当接基準部材 215 駆動ローラ 215a 駆動ローラの駆動軸 216 従動ローラ 220 転写手段 221 転写ローラ 235 定着部 232 定着ローラ 233 加圧ローラ 240 搬送ガイド 240a ガイド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池森 郁雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 辻井 博道 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田上 昌英 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後藤 信治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岡村 繁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を給送する給紙手段と、該給紙
    手段により給送されるシート材を搬送部を介して画像形
    成部に搬送するシート材給送装置において、 前記給送されるシート材の搬送位置基準として機能しシ
    ート給送方向と平行の基準板と、 前記基準板に対して前記シート材を平行に搬送する搬送
    ローラと、前記基準板に対してシート材の先端もしくは
    先端及び後端をほぼ同時に寄せる斜送ローラと、 を有することを特徴とするシート材給送装置。
  2. 【請求項2】 前記斜送ローラは、前記搬送ローラがシ
    ート材を搬送する間のある定められた領域においてシー
    ト材に作用することを特徴とする請求項1に記載のシー
    ト材給送装置。
  3. 【請求項3】 複数枚のシート材を収納するシート材収
    納部と、該シート材収納部からシート材を1枚ずつ送り
    出す給紙手段と、前記シート材収納部からの送出シート
    材を位置規制する片側搬送基準ガイドと、シート搬送方
    向の上流から下流に順次に配置され前記シート材収納部
    からの送出シート材の片側搬送基準ガイド側の側辺部に
    接してシート材を搬送する少なくとも2つの第1と第2
    のローラ対と、を有し、前記第1と第2のローラ対の間
    に送出シート材の片側搬送基準ガイド側の側辺部を挟み
    込んで送出シート材を搬送するシート材給送装置におい
    て、 前記第1と第2のローラ対のうち少なくとも1つの搬送
    ローラが前記送出シート材を前記片側搬送基準ガイドへ
    押圧する押圧力を前記シート材に作用させる押圧力発生
    手段として機能することを特徴とするシート材給送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1のローラ対が第1の搬送ローラ
    とこれに圧接する第1搬送コロからなると共に前記第2
    のローラ対が第2の搬送ローラとこれに圧接する第2搬
    送コロとからなり、前記第1と第2の搬送ローラの少な
    くとも1つの搬送ローラがシート搬送方向に対して斜送
    角をもって配設されていることを特徴とする請求項3に
    記載のシート材給送装置。
  5. 【請求項5】 前記第1と第2の搬送ローラが、前記送
    出シート材裏側に位置し前記第1と第2の搬送コロは送
    出シート材表面側に位置することを特徴とする請求項3
    に記載のシート材給送装置。
  6. 【請求項6】 前記第1と第2の搬送ローラは弾性体か
    らなり、前記第1と第2の搬送コロは非弾性体からなる
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート材給送装置。
  7. 【請求項7】 前記第1と第2の搬送ローラと前記シー
    ト材との摩擦係数が前記第1と第2の搬送コロと前記シ
    ート材との摩擦係数よりも大きいことを特徴とする請求
    項3に記載のシート材給送装置。
  8. 【請求項8】 前記第1と第2の搬送ローラの少なくと
    も1つがシート搬送方向に対して斜送角をもって配設さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載のシート材給
    送装置。
  9. 【請求項9】 斜送搬送手段により搬送されるシート材
    の基準側端部に当接するものであってシート材搬送路に
    配設されたシート材当接基準部材と、前記搬送されたシ
    ート材上に画像を転写する転写手段と、転写されたシー
    ト材を定着する定着手段と、を備えた画像形成装置にお
    いて、 前記転写手段と定着手段の間のシート材搬送路にシート
    材の少なくとも1つの基準側端部に当接するガイド部材
    を配設したことを特徴とするシート材給送装置。
  10. 【請求項10】 前記斜送搬送手段は、摩擦部材からな
    る駆動ローラと、この駆動ローラの駆動軸に対して回動
    軸が捩じれの位置で配設された従動コロであってシート
    材の一端部を挟持してシート材を前記シート材当接基準
    部材に当接するように斜方向に搬送する1つ以上の斜送
    ローラ対を有することを特徴とする請求項9に記載のシ
    ート材給送装置。
  11. 【請求項11】 前記ガイド部材は、前記シート材当接
    基準部材と紙幅方向において同じ位置になるように配設
    したことを特徴する請求項9に記載のシート材給送装
    置。
  12. 【請求項12】 前記転写手段は、シート材の基準側端
    部が前記ガイド部材に当接するようにシート材を斜送す
    ることを特徴とする請求項9に記載のシート材給送装
    置。
  13. 【請求項13】 前記定着手段は、シート材の基準側端
    部が前記ガイド部材に当接するようにシート材を斜送す
    ることを特徴とする請求項9に記載のシート材給送装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011020832A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 媒体搬送装置及び画像形成装置
CN102650839A (zh) * 2011-02-28 2012-08-29 兄弟工业株式会社 图像形成装置

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