JP5058069B2 - エンジンのシリンダヘッド潤滑構造 - Google Patents

エンジンのシリンダヘッド潤滑構造 Download PDF

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Description

本発明は、オイルを貯留するクランク室を形成するとともにクランクシャフトを回転自在に支承するクランクケースと、吸気弁および排気弁が開閉作動可能に配設されるとともに前記クランクケースにシリンダブロックを介して結合されるシリンダヘッドと、前記クランクシャフトの回転に応じて前記オイルを撥ね上げるようにして前記クランク室に収容されるオイル撥ね上げ手段と、該オイル撥ね上げ手段によって前記クランク室内に生じたオイルミストを含むガスを前記シリンダヘッド側に導くようにして前記クランクケース、シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドに設けられるブリーザ通路とを備え、前記ブリーザ通路を経て前記シリンダヘッド側に潤滑用のオイルを供給するようにしたエンジンのシリンダヘッド潤滑構造に関する。
オイル撥ね上げ手段で撥ね上げられたオイルミストを含むガスを、クランク室内の圧力変動を利用してブリーザ通路によってシリンダヘッド側に導いて、シリンダヘッドに配設される吸気弁および排気弁の動弁機構の潤滑に前記オイルミストを利用するようにしたエンジンのシリンダヘッド潤滑構造が、特許文献1および特許文献2等で既に知られている。
実開昭58−156113号公報 実公昭60−6585号公報
ところで、クランク室内で発生したオイルミストを、クランク室内の圧力変動を利用しつつブリーザ通路からシリンダヘッド側に導くには、クランク室側への逆流を阻止する一方向弁が必要であり、上記特許文献1および特許文献2で開示されたものでは、吸気弁および排気弁を開閉駆動する動弁機構を収容する動弁室をシリンダヘッドとの間に形成するヘッドカバーに、一方向弁が配設されている。
このような従来のシリンダヘッド潤滑構造は、クランク室からシリンダヘッドまでのヘッド差が大きくなると、ブリーザ通路の途中からクランク室側にオイルが逆流する可能性があり、シリンダヘッド側に充分な量のオイルを供給することが困難となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、クランク室およびシリンダヘッド間のヘッド差が大きくなってもブリーザ通路を利用してシリンダヘッド側に充分な量のオイルを供給し得るようにしたエンジンのシリンダヘッド潤滑構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、オイルを貯留するクランク室を形成するとともにクランクシャフトを回転自在に支承するクランクケースと、吸気弁および排気弁が開閉作動可能に配設されるとともに前記クランクケースにシリンダブロックを介して結合されるシリンダヘッドと、前記クランクシャフトの回転に応じて前記オイルを撥ね上げるようにして前記クランク室に収容されるオイル撥ね上げ手段と、該オイル撥ね上げ手段によって前記クランク室内に生じたオイルミストを含むガスを前記シリンダヘッド側に導くようにして前記クランクケース、シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドに設けられるブリーザ通路とを備え、前記ブリーザ通路を経て前記シリンダヘッド側に潤滑用のオイルを供給するようにしたエンジンのシリンダヘッド潤滑構造において、前記ブリーザ通路の前記クランク室側の端部を通じさせるブリーザ室が前記クランクケースに形成され、前記クランク室側への逆流を阻止する一方向弁が、前記クランク室および前記ブリーザ室間に介在するようにして前記クランクケースに取付けられ、前記ブリーザ通路の前記ブリーザ室側に、前記ブリーザ室から下方に延びる下降通路部が形成されることを特徴とする
なお実施例のオイルディッパ32が本発明のオイル撥ね上げ手段に対応し、実施例の第1下降通路部62aが本発明の下降通路部に対応し、実施例の第2ブリーザ室64が本発明のブリーザ室に対応する。
発明によれば、ブリーザ通路のクランク室側の端部を通じさせるブリーザ室がクランクケースに形成され、クランク室およびブリーザ室間に介在する一方向弁が、クランク室側への逆流を阻止するようにしてクランクケースに取付けられるので、クランク室内の圧力変動によってクランク室内の圧力が増大したときにオイルミストを含むガスが一方向弁を介してブリーザ室に導かれ、ブリーザ室からクランク室にオイルミストおよびガスが逆流することはないので、クランク室およびシリンダヘッド間のヘッド差が大きくなっても、オイルがクランク室側に逆流することを防止して、充分な量のオイルをシリンダヘッド側に供給することができる。
その上、ブリーザ通路の上流端に通じるブリーザ室から下方に延びる下降通路部が形成されるので、ブリーザ室からクランク室側にオイルが戻ることを防止しつつ、ブリーザ室およびブリーザ通路内で液化したオイルを下降通路部に溜めることができ、下降通路部にクランク室側から作用する圧力で溜まったオイルがシリンダヘッド側に効率よく送られることになる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の一実施例を示すものであり、図1はエンジンの縦断側面図であって図2の1−1線に沿う断面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3矢視図、図4は図2の4矢視図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図4の6−6線断面図、図7は図6の7−7線断面図である。
先ず図1〜図4において、このエンジンは、たとえば作業機等に用いられる空冷の単気筒エンジンであり、エンジン本体11は、クランクケース12と、該クランクケース12の一側面から上向きに傾斜して突出するシリンダブロック13と、該シリンダブロック13の頭部に接合されるシリンダヘッド14とで構成されるものであり、シリンダブロック13およびシリンダヘッド14の外側面には多数の空冷用フィン13a…,14a…が設けられている。
クランクケース12は、シリンダブロック13と一体に鋳造成形されて一側を開放したケース本体15と、そのケース本体15の開放端に締結されるサイドカバー16とから成るものであり、オイルを貯留するクランク室17がクランクケース12内に形成される。このクランクケース12には、一対のカウンタウエイト18a,18bおよび両カウンタウエイト18a,18b間を結ぶクランクピン18cとを一体に有するクランクシャフト18が回転自在に支承される。而して前記クランクシャフト18の両端部はクランクケース12における前記ケース本体15および前記サイドカバー16を回転自在に貫通して外方に突出するものであり、クランクシャフト18およびケース本体15間には、ボールベアリング19と、該ボールベアリング19の外方に配置される環状のシール部材20とが介装され、前記クランクシャフト18および前記サイドカバー16間には、ボールベアリング21と、該ボールベアリング21の外方に配置される環状のシール部材22とが介装される。
シリンダブロック13には、ピストン23を摺動自在に嵌合せしめるシリンダボア24が形成されており、ピストン23の頂部を臨ませる燃焼室25がシリンダブロック13およびシリンダヘッド14間に形成される。前記ピストン23にはコネクティングロッド26の一端がピストンピン27を介して連結され、コネクティングロッド26の他端はクランクシャフト18のクランクピン18cに連結される。すなわちコネクティングロッド26の他端には前記クランクピン18cの略半周を嵌合せしめる半円状の凹部28が設けられ、前記クランクピン18cの残余の略半周を嵌合せしめる半円状の凹部29を有するクランクキャップ30が、複数のボルト31…によってコネクティングロッド26の他端に締結される。
しかもクランクキャップ29には、前記クランクシャフト18の回転に応じてクランク室17内のオイルを撥ね上げるオイル撥ね上げ手段としてのオイルディッパ32が一体に突設されており、このオイルディッパ32は前記クランク室17に収容されることになる。
またシリンダヘッド14には、燃焼室25に通じ得る吸気ポート34および排気ポート35が形成されるとともに、吸気ポート34および燃焼室25間を開閉する吸気弁36、ならびに排気ポート35および燃焼室25間を開閉する排気弁37が開閉作動可能に配設され、吸気弁36および排気弁37はそれぞれ弁ばね38,39で閉弁方向に付勢される。さらにシリンダヘッド14には、前記燃焼室25に前端部を臨ませる点火プラグ40が取付けられる。
図5を併せて参照して、吸気弁36および排気弁37を開閉駆動する動弁機構41は、吸気カム43および排気カム44を有して前記クランクケース12で回転自在に支承されるカムシャフト42と、前記吸気カム43に従動して上下に摺動するようにしてシリンダブロック13に支承される吸気タペット45(図4参照)と、前記排気カム44に従動して上下に摺動するようにしてシリンダブロック13に支承される排気タペット46と、前記吸気タペット45の上端部に下端部を連設させて上下に延びる吸気プッシュロッド47(図4および図5参照)と、前記排気タペット46の上端部に下端部を連設させて上下に延びる排気プッシュロッド48と、クランクシャフト18と平行な軸線を有してシリンダヘッド14に設けられるロッカシャフト51で揺動自在に支承される吸気ロッカアーム49と、前記ロッカシャフト51で揺動自在に支承される排気ロッカアーム50とを備え、吸気ロッカアーム49の一端部は前記吸気プッシュロッド47の上端に当接され、排気ロッカアーム50の一端部は前記排気プッシュロッド48の上端に当接され、吸気ロッカアーム49および排気ロッカアーム50の他端部には、吸気弁36および排気弁37の頭部に当接されるタペットねじ52,53が進退位置を調節可能として螺合される。
前記シリンダブロック13および前記シリンダヘッド14には、前記シリンダボア24の下方で該シリンダボア24の軸線と並行に延びる通路孔54が、前記クランク室17との間に支持壁55を介在するようにして設けられており、前記吸気タペット45および前記排気タペット46は前記支持壁55を摺動自在に貫通するように配設され、前記吸気プッシュロッド47および前記排気プッシュロッド48は前記通路孔54内を上下に延びるように配置される。
前記動弁機構41のうち吸気および排気ロッカアーム49,50およびロッカシャフト51はヘッドカバー56で覆われており、このヘッドカバー56には、前記吸気および排気ロッカアーム49,50およびロッカシャフト51を配置する動弁室57と隔てられた第1ブリーザ室58をヘッドカバー56内に形成するための隔壁59が設けられる。第1ブリーザ室58は迷路状に形成されており、前記動弁室57は前記隔壁59に設けられた連通孔60を介して第1ブリーザ室58に連通される。またヘッドカバー56の側面には、第1ブリーザ室58のガスをエアクリーナ(図示せず)側に導くための導管を接続するための接続孔61が設けられる。
前記クランク室17に収容されたオイルディッパ32がクランクシャフト18とともに図1の矢印63で示す回転方向に回転するのに応じて、クランク室17内に貯留されたオイルが前記オイルディッパ32で撥ね上げられることによって、クランク室17内にはオイルミストが発生する。このオイルミストを含むブローバイガス等のガスは、クランク室17内の圧力変動に伴ってブリーザ通路62を経てシリンダヘッド14側に導かれるものであり、前記ブリーザ通路62は、クランクケース12のケース本体15、シリンダブロック13およびシリンダヘッド14に設けられ、シリンダヘッド14およびヘッドカバー56間に形成された動弁室57内の前記吸気および排気ロッカアーム49,50およびロッカシャフト51にはブリーザ通路62を経て潤滑用のオイルが供給される。
前記オイルディッパ32で撥ね上げられるオイルミストが当たる部分で前記クランクケース12におけるケース本体15の上部には、ブリーザ通路62の前記クランク室17側の端部を通じさせる第2ブリーザ室64が形成される。而して前記クランクケース12におけるケース本体15の上部外面には無端状に連なって上方に突出する矩形状の壁部65が一体に設けられており、その壁部65の突出端には蓋部材66が締結される。而して第2ブリーザ室64は、前記壁部65で外周が規定されるようにして前記ケース本体15の上部外面および前記蓋部材66間に形成される。
前記クランクケース12におけるケース本体15の上部には、クランク室17内を前記第2ブリーザ室64に通じさせる連通孔67が設けられており、第2ブリーザ室64から前記連通孔67を介してクランク室17側にガスおよびオイルが逆流することを阻止するための一方向弁68が、前記壁部65で囲まれた部分で前記クランクケース12におけるケース本体15の外面に取付けられ、一方向弁68は、前記クランク室17および前記第2ブリーザ室64間に介在するようにしてケース本体15の外面に取付けられる。
前記ブリーザ通路62は、前記第2ブリーザ室64側から順に、第2ブリーザ室64から下方に延びて前記ケース本体15に設けられる第1下降通路部62aと、第1下降通路部62aの下端からシリンダヘッド14側に延びるようにしてケース本体15、シリンダブロック13およびシリンダヘッド14に前記シリンダボア24の軸線と平行にして設けられる上昇通路部62bと、図4、図6および図7で示すように、上昇通路部62bの上端から吸気弁38側に傾斜して下方に延びて動弁室57に開口するようにしてシリンダヘッド14に設けられる第2下降通路部62cとから成る。
次にこの実施例の作用について説明すると、オイルディッパ32によってクランク室17内に生じたオイルミストを含むガスは、クランクケース12のケース本体15、シリンダブロック13およびシリンダヘッド14に設けられるブリーザ通路62を経てシリンダヘッド14側に導かれ、潤滑用のオイルがブリーザ通路62を経てシリンダヘッド14側に導かれるのであるが、ブリーザ通路62のクランク室17側の端部を通じさせる第2ブリーザ室64がクランクケース12のケース本体15に形成され、クランク室17側への逆流を阻止する一方向弁68が、クランク室17および第2ブリーザ室64間に介在するようにして前記ケース本体15に取付けられる。
したがってクランク室17内の圧力変動によってクランク室17内の圧力が増大したときにオイルミストを含むガスが一方向弁68を介して第2ブリーザ室64に導かれ、第2ブリーザ室64からクランク室17にオイルミストおよびガスが逆流することはないので、クランク室17およびシリンダヘッド14間のヘッド差が大きくなっても、オイルがクランク室17側に逆流することを防止して、充分な量のオイルをシリンダヘッド14側に供給することができる。
またブリーザ通路62の第2ブリーザ室64側には、第2ブリーザ室64から下方に延びる第1下降通路部62aが形成されるので、第2ブリーザ室64からクランク室17側にオイルが戻ることを防止しつつ、第2ブリーザ室64およびブリーザ通路62内で液化したオイルを第1下降通路部62aに溜めることができ、第1下降通路部62aにクランク室17側から作用する圧力で溜まったオイルがシリンダヘッド14側に効率よく送られることになる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
エンジンの縦断側面図であって図2の1−1線に沿う断面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3矢視図である。 図2の4矢視図である。 図4の5−5線断面図である。 図4の6−6線断面図である。 図6の7−7線断面図である。
12・・・クランクケース
13・・・シリンダブロック
14・・・シリンダヘッド
17・・・クランク室
18・・・クランクシャフト
32・・・オイル撥ね上げ手段であるオイルディッパ
36・・・吸気弁
37・・・排気弁
62・・・ブリーザ通路
62a・・・下降通路部としての第1下降通路部
64・・・ブリーザ室である第2ブリーザ室
68・・・一方向弁

Claims (1)

  1. オイルを貯留するクランク室(17)を形成するとともにクランクシャフト(18)を回転自在に支承するクランクケース(12)と、吸気弁(36)および排気弁(37)が開閉作動可能に配設されるとともに前記クランクケース(12)にシリンダブロック(13)を介して結合されるシリンダヘッド(14)と、前記クランクシャフト(18)の回転に応じて前記オイルを撥ね上げるようにして前記クランク室(17)に収容されるオイル撥ね上げ手段(32)と、該オイル撥ね上げ手段(32)によって前記クランク室(17)内に生じたオイルミストを含むガスを前記シリンダヘッド(14)側に導くようにして前記クランクケース(12)、シリンダブロック(13)および前記シリンダヘッド(14)に設けられるブリーザ通路(62)とを備え、前記ブリーザ通路(62)を経て前記シリンダヘッド(14)側に潤滑用のオイルを供給するようにしたエンジンのシリンダヘッド潤滑構造において、
    前記ブリーザ通路(62)の前記クランク室(17)側の端部を通じさせるブリーザ室(64)が前記クランクケース(12)に形成され、前記クランク室(17)側への逆流を阻止する一方向弁(68)が、前記クランク室(17)および前記ブリーザ室(64)間に介在するようにして前記クランクケース(12)に取付けられ、前記ブリーザ通路(62)の前記ブリーザ室(64)側に、前記ブリーザ室(64)から下方に延びる下降通路部(62a)が形成されることを特徴とする、エンジンのシリンダヘッド潤滑構造。
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