JP5055908B2 - 動力伝達構造 - Google Patents

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Description

本発明は、動力伝達構造に関する。本発明は、特に、プロペラシャフトに使用されれば好適な動力伝達構造に関する。
従来、動力伝達構造としては、特開2004−359100号公報(特許文献1)に記載されたものがある。
この動力伝達構造は、雄ヨークと、第1スリーブと、第2スリーブと、蓋部材とを備える。上記雄ヨークは、軸部と、この軸部の一端に連なる連結部とを有し、雄ヨークの軸部と、第1スリーブとは、軸方向に摺動可能にスプライン嵌合している。第1スリーブにおける軸方向の上記連結部側とは反対側の端部の外周面は、第2スリーブの軸方向の一端部の内周面に溶接固定されている。
上記蓋部材は、第1スリーブにおける上記連結部側とは反対側の端部の内周面に内嵌されて固定されている。上記軸部の軸方向の端面と、上記蓋部と、上記第1スリーブとで囲まれたグリース封入空間に、グリースを封入している。このようにして、上記軸部と、上記第1スリーブとの摺動部にグリースを行き渡らせて、上記軸部と上記第1スリーブとの摺動部に、焼付きが発生することを防止している。
また、上記蓋部材の中央には、蓋部材を軸方向に貫通する空気抜き穴が形成されている。この動力伝達構造は、このように蓋部材に空気抜き穴を形成することにより、軸部が蓋部に近づくように、軸部が第1スリーブに対して軸方向に摺動移動して、上記グリース封入空間内の空気圧が高くなった場合に、上記グリース封入空間から第2スリーブ内に、空気を排出するようにしている一方、軸部が蓋部から遠ざかるように、軸部が第1スリーブに対して軸方向に摺動移動して、上記グリース封入空間内の空気圧が負圧になった場合に、第2スリーブ内から上記グリース封入空間内に空気を導入するようになっている。このようにして、上記グリース封入空間内の空気圧が過度に変動しないようにして、軸部が第1スリーブに対して軸方向に摺動容易になるようにしている。
しかしながら、上記従来の動力伝達構造では、上記摺動部と上記空気抜き穴との距離が近いから、上記空気抜き穴からグリースが上記第2スリーブの方に漏れ易い。このため、グリースが第2スリーブの内部に流入することに起因して、第2スリーブに偏心荷重がかかって、動力伝達構造が振れ回り易いという問題がある。また、上記空気抜き穴からグリースが第2スリーブ内に漏れ出るから、長期に亘って上記摺動部にグリースを行き渡らせにくいという問題がある。
特開2004−359100号公報(第1図、第3図)
そこで、本発明の課題は、潤滑剤封入空間から潤滑剤が流出しにくい一方、外部から潤滑剤封入空間に異物が流入しにくくて、摺動部の焼付きが発生しにくいと共に、振れ回りしにくい動力伝達構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の動力伝達構造は、
スプラインを有する軸部と、上記軸部の略中心を軸方向に貫通する貫通穴と、上記軸部の一端に連なる連結部とを有する雄ヨークと、
上記雄ヨークの上記スプラインに上記軸方向に摺動可能にスプライン嵌合するスプラインを有するスリーブと、
上記スリーブにおける上記雄ヨークの上記連結部側とは反対側の開口を密封すると共に、上記スリーブに固定された第1蓋部材と、
上記貫通穴における上記連結部側の開口を塞ぐと共に、上記雄ヨークに固定された第2蓋部材と
を備え、
上記貫通穴は、
第1通路部と、
上記第1通路部の上記第1蓋部材側に位置する共に、第1通路部側の端の内径が上記第1通路部の上記第1蓋部材側の端の内径よりも小さい第2通路部と
を有し、
上記第2蓋部材は、その第2蓋部材を上記軸方向に貫通すると共に、上記第1通路部の内周面の一部に上記軸方向に重なる空気抜き穴を有し、
上記第2蓋部材の軸方向の一方側の端面における径方向の外方側の端部は、上記雄ヨークの段部に当接し、
上記空気抜き穴の開口の一部が、上記段部によって塞がれていることを特徴としている。
尚、この明細書では、通路部(上記第1通路部、上記第2通路部、下記の第3通路部、および、下記の末広がりな通路部)とは、滑らかな内周面を有する穴部分のことを言う。
本発明によれば、上記スリーブにおける上記雄ヨークの上記連結部側とは反対側の開口が、上記第1蓋部材によって密封されているから、上記雄ヨークが、上記雄ヨークと上記スリーブとの重なりが大きくなるように軸方向に摺動して、上記雄ヨークの軸方向の端面と、上記第1蓋部材と、上記スリーブとで囲まれた空間である潤滑剤封入空間の体積が小さくなっても、上記潤滑剤封入空間に封入されている潤滑剤が、上記スリーブにおける上記連結部側とは反対側の開口から漏れ出ることがない。したがって、上記雄ヨークと上記スリーブの摺動部付近に、長期に亘って上記摺動部の焼付きを防止できるのに十分な潤滑剤を存在させることができて、上記摺動部の焼付きを長期に亘って確実に防止できる。
また、例えば、スリーブの軸方向の上記第1蓋部材側の外周面の端部に第2スリーブが溶接等で固定されている場合において、従来と異なり上記潤滑剤が上記第2スリーブに漏れ出ることがないから、上記第2スリーブに潤滑剤が漏れ出ることに起因する動力伝達構造の振れ回りが起こることがない。
また、本発明によれば、第2蓋部材が、第2蓋部材を軸方向に貫通すると共に、第1通路部の内周面の一部に上記軸方向に重なる空気抜き穴を有しているから、この空気抜き穴を介して、空気を外部から第1通路部に流入させることができると共に、空気を第1通路部から外部に流出させることができる。したがって、潤滑剤封入空間内に過大な気圧の変動が生じることがないから、雄ヨークをスリーブに対して円滑に摺動させることができる。
また、上記貫通穴が、上記第1通路部の上記第1蓋部材側に位置する共に、第1通路部側の端の内径が上記第1通路部の上記第1蓋部材側の端の内径よりも小さい第2通路部を有しているから、雄ヨークの外部の泥や水が、上記空気抜き穴を介して雄ヨーク内に浸入したとしても、上記第2通路部に浸入しにくくて、泥や水が、雄ヨークとスリーブの摺動部まで到達することを抑制できる。また、水や泥は、グリース等の潤滑剤よりも比重が大きいから、潤滑剤が空気抜き穴を介して外部に漏れ出にくく、かつ、一旦第1通路部に浸入した水や泥を、雄ヨークの回動の遠心力によって、空気抜き穴を介して外部に排出することができる。したがって、摺動部の潤滑剤が水や泥で劣化することを防止できる。
また、一実施形態の動力伝達構造は、上記貫通穴が、上記第2通路部の上記第1蓋部材側に位置すると共に、上記第2通路部側の端の内径が上記第2通路部の上記第1蓋部材側の端の内径よりも大きい第3通路部を有している。
上記実施形態によれば、上記貫通穴が、上記第2通路部の上記第1蓋部材側に位置すると共に、第2通路部側の端の内径が上記第2通路部の上記第1蓋部材側の端の内径よりも大きい第3通路部を有しているから、雄ヨークの第3通路部に存在している潤滑剤が、第2通路部に流入しにくくなる。したがって、潤滑剤が、第1通路部の空気抜き穴を介して外部に漏れ出ることを抑制できると共に、泥水によって劣化する潤滑剤の量を格段に低減することができる。
また、一実施形態の動力伝達構造は、上記第2通路部および上記第3通路部の少なくとも一方は、上記軸方向に上記第1蓋部材側にいくにしたがって内径が大きくなる末広がりな通路部である。
上記実施形態によれば、上記第2通路部および上記第3通路部の少なくとも一方は、上記軸方向に上記第1蓋部材側にいくにしたがって内径が大きくなる末広がりな通路部であるから、上記末広がりな通路内の潤滑剤を、雄ヨークの回転に起因する遠心力で、軸方向の第1蓋部材側に移動させることができる。したがって、潤滑剤が、第1通路部の空気抜き穴を介して外部に漏れ出ることを更に抑制できると共に、泥水によって劣化する潤滑剤の量を更に低減することができる。
また、一実施形態の動力伝達構造は、上記第1通路部は、上記軸方向において上記第2通路部から離れるにしたがって内径が大きくなっている。
上記実施形態によれば、上記第1通路部は、上記軸方向において上記第2通路部から離れるにしたがって内径が大きくなっているから、雄ヨークの回動に伴う遠心力に起因して、一旦貫通穴内に浸入した泥水を、空気抜き穴の方に移動させて、空気抜き穴を介して外部に排出することができる。したがって、貫通穴内の潤滑剤が泥水によって劣化することを抑制できる。
本発明の動力伝達構造によれば、スリーブにおける雄ヨークの連結部側とは反対側の開口が、第1蓋部材によって密封されているから、上記雄ヨークの軸方向の端面と、上記第1蓋部材と、上記スリーブとで囲まれた空間である潤滑剤封入空間に封入されている潤滑剤が、上記スリーブの上記反対側の開口から漏れ出ることがない。したがって、上記雄ヨークと上記スリーブの摺動部付近に、長期に亘って上記摺動部の焼付きを防止できるのに十分な潤滑剤を存在させることができて、上記摺動部の焼付きを長期に亘って確実に防止できる。
また、例えば、スリーブの軸方向の上記第1蓋部材設置側の外周面の端部にス第2リーブが溶接等で固定されている場合において、上記潤滑剤が上記第2スリーブに漏れ出ることがないから、上記第2スリーブに潤滑剤が漏れ出ることに起因する動力伝達構造の振れ回りが起こることがない。
また、本発明の動力伝達構造によれば、第2蓋部材が、第2蓋部材を軸方向に貫通すると共に、第1通路部の内周面の一部に軸方向に重なる空気抜き穴を有しているから、この空気抜き穴を介して、空気を出し入れすることにより、上記潤滑剤封入空間内の空気圧を略一定に保持することができて、雄ヨークをスリーブに対して円滑に摺動させることができる。
また、本発明の動力伝達構造によれば、上記貫通穴が、上記第1通路部の上記第1蓋部材側に位置する共に、第1通路部側の端の内径が上記第1通路部の上記第1蓋部材側の端の内径よりも小さい第2通路部を有しているから、雄ヨークの外部の泥や水が、上記空気抜き穴を介して貫通穴内に浸入したとしても、上記第2通路部に浸入しにくくて、泥や水が、雄ヨークとスリーブとの摺動部まで到達することを抑制できる。また、水や泥は、潤滑剤よりも比重が大きいから、一旦貫通穴内に浸入した水や泥を、雄ヨークの回動の遠心力によって、空気抜き穴を介して外部に排出することができ、潤滑剤が水や泥で劣化することを防止できる。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の動力伝達構造の軸方向の断面図である。
この動力伝達構造は、プロペラシャフトの一部をなしている。この動力伝達構造は、雄ヨーク1と、スリーブ2と、第1蓋部材3と、第2蓋部材4と、オイルシール5とを備える。
上記雄ヨーク1は、軸部11と、軸部11の一端に連なる連結部10とを有する。上記軸部11の外周面18には、軸方向に延在する図示しないスプラインが形成されている。一方、上記連結部10には、図示しないユニバーサルジョイントが連結されるようになっている。上記連結部10には、上記ユニバーサルジョイント等の部品を介して図示しないミッション又はデフが接続されるようになっている。
上記雄ヨーク1は、軸方向に貫通する貫通穴15を有している。上記貫通穴15は、軸部11の中心軸と略一致する中心軸を有している。上記貫通穴15は、第1通路部20と、第2通路部21とを有する。第1通路部20と第2通路部21とは、略円錐面の形状を有する段部16を介して連通している。第1通路部20は、第2通路部21よりも軸方向における雄ヨーク1の連結部10側に位置している。図1に示すように、上記第1通路部20の第2通路部21側の端24の内径は、第2通路部21の第1通路部20側の端25の内径よりも大きくなっている。
上記スリーブ2は、雄ヨーク1に対して軸方向に摺動可能に嵌合している。詳しくは、スリーブ2は、その内周面に図示しないスプラインを有し、このスリーブ2のスプラインは、雄ヨーク1のスプラインとスプライン嵌合するようになっている。また、上記スリーブ2における連結部10側とは反対側の軸方向の端部の外周面には、第2スリーブ35の一端部が溶接固定されている。
上記第1蓋部材3は、係合部40と、係合部40に連なると共に、略径方向に延在する円板形状の本体部41とからなる。上記係合部40は、スリーブ2における連結部10側とは反対側の端部の外周面に外嵌されて固定されている。上記第1蓋部材3は、スリーブ2における連結部10側とは反対側の開口を隙間なく密封している。
上記第2蓋部材4は、略円板状の形状を有し、貫通穴15の第1蓋部材3側の開口とは反対側の開口を塞いでいる。上記第2蓋部材4は、貫通穴15の軸方向の第1蓋部材3側とは反対側の端部の内周面に内嵌されて固定またはかしめて固定されている。
上記オイルシール5は、筒状の芯金部44と、弾性部45とを有する。上記弾性部は、芯金部44の内周面の軸方向の一方の端部に挿入されている。弾性部45は、芯金部44の内周面から径方向の内方に突出している。上記芯金部44の中心軸は、軸部11の中心軸に略一致している。芯金部44の軸方向の一端部は、軸部11の外周面の一部に外嵌されて固定されている。一方、芯金部44の軸方向の他端部は、弾性部45を介してスリーブ2の円筒外周面に接触している。弾性部45は、シールリップを有し、このシールリップは、スリーブ2の円筒外周面上を軸方向に摺動するようになっている。雄ヨーク1の端面、スリーブ2の内周面、および、第1蓋部材3で囲まれた空間、および、貫通穴15には、潤滑剤が充填されている。このようにして、潤滑剤を、雄ヨーク1と、スリーブ2との間の摺動部に存在させて、上記摺動部の焼付きを防止するようにしている。上記オイルシール5は、上記摺動部の焼付きを防止する潤滑剤が、外部に漏れ出ることを防止する役割を果たしている。
図2は、図1における第1通路部20付近の部分拡大断面図である。
上記第2蓋部材4は、軸方向に第2蓋部材4を貫通する複数の空気抜き穴55を有している。各空気抜き穴55は、第1通路部20の内周面の一部に軸方向に隙間がない状態で軸方向に重なっている。詳しくは、図2に示すように、各空気抜き穴55の径方向の最外方の縁は、第1通路部20の内周面56よりも径方向の外方に位置する一方、各空気抜き穴55の径方向の最内方の縁は、第1通路部20の内周面56よりも径方向の内方に位置している。すなわち、第1通路部20の内周面56の一部の端は、空気抜き穴55の開口に軸方向に対応する位置に存在している。複数の空気抜き穴55は、第2蓋部材4の周方向に互いに所定間隔離間された状態で第2蓋部材4に配置されている。
図2において、Aは、第2通路部21の内径を示し、Bは、第1通路部20の内径を示し、Cは、空気抜き穴55のピッチ円の直径を示し、Dは、空気抜き穴55の上記最外方の縁と貫通穴15の中心軸Pとの距離の2倍の長さを示している。図2に示すように、A<C<B<Dの関係が成立している。
上記第1実施形態の動力伝達構造によれば、スリーブ2における雄ヨーク1の連結部10側の開口とは反対側の開口が、第1蓋部材3によって密封されているから、雄ヨーク1が、雄ヨーク1とスリーブ2との重なりが大きくなるように軸方向に摺動して、雄ヨーク1の軸方向の端面と、第1蓋部材3と、スリーブ2とで囲まれた空間であるグリース封入空間50の体積が小さくなっても、グリース封入空間50に封入されている潤滑剤の一例としてのグリースが、第1蓋部材3を介して第2スリーブ35内に漏れ出ることがない。したがって、上記雄ヨーク1とスリーブ2の摺動部付近に、長期に亘って上記摺動部の焼付きを防止できるのに十分なグリースを存在させることができて、上記摺動部の焼付きを長期に亘って確実に防止できる。また、グリースが第2スリーブ35内に漏れ出ることがないから、第2スリーブ35内にグリースが漏れ出ることに起因する、動力伝達構造の振れ回りが起こることがない。
また、上記第1実施形態の動力伝達構造によれば、第2蓋部材4が、第1通路部20の内周面56の一部に軸方向に重なると共に、第2蓋部材4を軸方向に貫通する空気抜き穴55を有しているから、この空気抜き穴55を介して、空気を外部から第1通路部20に流入させることができると共に、空気を第1通路部20から外部に流出させることができる。したがって、上記グリース封入空間50内の空気圧を略一定に保持することができるから、雄ヨーク1をスリーブ2に対して円滑に摺動させることができる。
また、上記第1実施形態の動力伝達構造によれば、貫通穴15が、第1通路部20の第1蓋部材3側に位置する共に、第1通路部20側の端25の内径が第1通路部20の第1蓋部材3側の端24の内径よりも小さい第2通路部21を有しているから、雄ヨーク1の外部の泥や水が、空気抜き穴55を介して貫通穴15内に浸入したとしても、第2通路部21に浸入しにくくて、泥や水が、雄ヨーク1とスリーブ2との摺動部に到達することを抑制できる。また、空気抜き穴55は、第1通路部20の内周面に軸方向に隙間がない状態で軸方向に重なっているから、一旦第1通路部20内に浸入した水や泥を、雄ヨーク1の回動の遠心力によって、空気抜き穴55を介して外部に排出することができる。したがって、グリースが水や泥で劣化することを防止できる。
尚、上記第1実施形態の動力伝達構造では、第1通路部20の内周面が円筒面であったが、この発明では、第1通路部の内周面は、軸方向において第2通路部から離れるにしたがって内径が大きくなる円錐形状等、軸方向において第2通路部から離れるにしたがって内径が大きくなる形状であっても良い。このようにすると、雄ヨークの回転に起因する遠心力のポンプ効果で、一旦雄ヨーク内に浸入した泥水等の異物が、空気抜き穴を介して外部への流出することを促進することができるから、グリースの劣化を防止できる。
また、上記第1実施形態の動力伝達構造では、第1蓋部材3が、スリーブ2の軸方向の端部の外周面に外嵌されて固定されていたが、第1蓋部材は、スリーブの軸方向の端部の内周面に内嵌されて固定されていても良い。また、第1蓋部材は、スリーブに圧入されて固定されていても良く、スリーブに圧入およびかしめによって固定されていても良い。スリーブの連結部側とは反対側の開口を密封できるのであれば、第1蓋部材を、スリーブに如何なる固定法を用いて固定しても良い。
また、上記第1実施形態の動力伝達構造では、第1通路部20と第2通路部21とが、円錐形状の段部16を介して軸方向に連なっていたが、この発明では、第1通路部と第2通路部とは、雄ヨークの軸部の中心軸に略垂直に延在する平面状の段部等の円錐形状以外の形状を有する段部を介して軸方向に連なっていても良い。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態の動力伝達構造の軸方向の断面図である。
第2実施形態の動力伝達構造は、貫通穴115の第2通路部121の軸方向の長さが短くなっている点と、貫通穴115が、第2通路部121の第1蓋部材3側に第1通路部20の内径よりも内径が大きい第3通路部122を有している点が、第1実施形態の動力伝達構造と異なっている。
第2実施形態の動力伝達構造では、第1実施形態の動力伝達構造の構成部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略することにする。また、第2実施形態の動力伝達構造では、第1実施形態の動力伝達構造と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1実施形態の動力伝達構造と異なる構成、作用効果および変形例についてのみ説明を行うことにする。
第2実施形態の動力伝達構造では、第2通路部121の第1蓋部材3側に、第2通路部121の第1蓋部材3側の端に円錐形状の段部106を介して連なると共に、第1通路部20の内径よりも大きい内径を有する第3通路部121が形成されている。
第2実施形態の動力伝達構造によれば、貫通穴115が、第2通路部121の第1蓋部材3側に位置すると共に、第2通路部121側の端の内径が第1通路部20の第1蓋部材3側の端の内径よりも大きい第3通路部122を有しているから、雄ヨーク101の第3通路部122に存在しているグリースが、第2通路部121に流入しにくくなる。したがって、グリースが、第1通路部20の空気抜き穴を介して外部に漏れ出ることを抑制できると共に、泥水によって劣化するグリースの量を格段に低減することができる。
尚、第2実施形態の動力伝達構造では、第2通路部121と第3通路部122とが、円錐形状の段部106を介して軸方向に連なっていたが、この発明では、第2通路部と第3通路部とは、雄ヨークの軸部の中心軸に略垂直に延在する平面状の段部等の円錐形状以外の形状を有する段部を介して軸方向に連なっていても良い。
また、第2実施形態の動力伝達構造では、第3通路部122の第2通路部121側の端の内径は、第1通路部20の第1蓋部材3側の端の内径よりも大きかったが、この発明では、第3通路部の第2通路部側の端の内径は、第2通路部の第3通路部側の端の内径よりも大きければ、第1通路部の第1蓋部材側の端の内径よりも小さくても良い。第3通路部の第2通路部側の端の内径が、第2通路部の第3通路部側の端の内径よりも大きいという条件さえ満たせば、グリースが、第3通路部から第2通路部に移動することを抑制できるからである。
また、第2実施形態の動力伝達装置では、第2通路部121は、円筒状の内周面を有していたが、この発明では、第1通路部と、第1通路部よりも第1蓋部材側に位置する第2通路部と、第2通路部よりも第1蓋部材側に位置する第3通路部とを有する構成において、第2通路部および第3通路部のうちの少なくとも一方は、軸方向の第1蓋部材側にいくにしたがって内径が大きくなる末広がりな内周面を有していても良い。この場合、上記第2通路部および第3通路部のうちの少なくとも一方内のグリースを、雄ヨークの回転に起因する遠心力で、軸方向の第1蓋部材側に移動させることができて、グリースが、第1通路部の空気抜き穴を介して外部に漏れ出ることを更に抑制できると共に、泥水によって劣化するグリースの量を低減することができる。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態の動力伝達構造の軸方向の断面図である。
第3実施形態の動力伝達構造は、貫通穴215の第2通路部221が軸方向の第1蓋部材3側にいくにしたがって内径が大きくなる円錐状の内周面240を有している点が、第2通路部が円筒状の内周面を有する第1実施形態の動力伝達構造と異なる。
第3実施形態の動力伝達構造では、第1実施形態の動力伝達構造の構成部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略することにする。また、第3実施形態の動力伝達構造では、第1実施形態の動力伝達構造と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第3実施形態の動力伝達構造と異なる構成、作用効果についてのみ説明を行うことにする。
第3実施形態では、雄ヨーク201の貫通穴215の第2通路部221が、軸方向の第1蓋部材3側にいくにしたがって内径が大きくなる円錐状の内周面240を有している。
上記第3実施形態の動力伝達構造によれば、第2通路部221内のグリースを、雄ヨーク201の回転に起因する遠心力で、軸方向の第1蓋部材3側に移動させることができるから、グリースが、第1通路部20の空気抜き穴を介して外部に漏れ出ることを更に抑制できると共に、泥水によって劣化するグリースの量を低減することができる。
本発明の第1実施形態の動力伝達構造の軸方向の断面図である。 図1の第1通路部付近の拡大断面図である。 本発明の第2実施形態の動力伝達構造の軸方向の断面図である。 本発明の第3実施形態の動力伝達構造の軸方向の断面図である。
1,101,201 雄ヨーク
2 スリーブ
3 第1蓋部材
4 第2蓋部材
15,115,215 貫通穴
20 第1通路部
55 空気抜き穴
56 第1通路部の内周面
21,121,221 第2通路部
122 第3通路部

Claims (4)

  1. スプラインを有する軸部と、上記軸部の略中心を軸方向に貫通する貫通穴と、上記軸部の一端に連なる連結部とを有する雄ヨークと、
    上記雄ヨークの上記スプラインに上記軸方向に摺動可能にスプライン嵌合するスプラインを有するスリーブと、
    上記スリーブにおける上記雄ヨークの上記連結部側とは反対側の開口を密封すると共に、上記スリーブに固定された第1蓋部材と、
    上記貫通穴における上記連結部側の開口を塞ぐと共に、上記雄ヨークに固定された第2蓋部材と
    を備え、
    上記貫通穴は、
    第1通路部と、
    上記第1通路部の上記第1蓋部材側に位置する共に、第1通路部側の端の内径が上記第1通路部の上記第1蓋部材側の端の内径よりも小さい第2通路部と
    を有し、
    上記第2蓋部材は、その第2蓋部材を上記軸方向に貫通すると共に、上記第1通路部の内周面の一部に上記軸方向に重なる空気抜き穴を有し、
    上記第2蓋部材の軸方向の一方側の端面における径方向の外方側の端部は、上記雄ヨークの段部に当接し、
    上記空気抜き穴の開口の一部が、上記段部によって塞がれていることを特徴とする動力伝達構造。
  2. 請求項1に記載の動力伝達構造において、
    上記貫通穴は、上記第2通路部の上記第1蓋部材側に位置すると共に、上記第2通路部側の端の内径が上記第2通路部の上記第1蓋部材側の端の内径よりも大きい第3通路部を有していることを特徴とする動力伝達構造。
  3. 請求項1または2に記載の動力伝達構造において、
    上記第2通路部および上記第3通路部の少なくとも一方は、上記軸方向に上記第1蓋部材側にいくにしたがって内径が大きくなる末広がりな通路部であることを特徴とする動力伝達構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の動力伝達構造において、
    上記第1通路部は、上記軸方向において上記第2通路部から離れるにしたがって内径が大きくなっていることを特徴とする動力伝達構造。
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