JP2004359100A - プロペラシャフト部品およびプロペラシャフト - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性の高いプロペラシャフトを提供する。
【解決手段】プロペラシャフト部品は、内部空間30iを有する第1の筒状体30と、第1の筒状体30の一方端30a側に設けられて内部空間30iを封止する封止部材としてのダストカバー60を備える。ダストカバー60には内部空間30iに通じる貫通孔61が形成されている。プロペラシャフト1は、第1の筒状体30の内部空間30iに摺動可能に嵌まりあってプロペラシャフト部品と一体となって回転し、潤滑材70で摺動面が潤滑される部分を有する棒状体としてのシャフトヨークを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】プロペラシャフト部品は、内部空間30iを有する第1の筒状体30と、第1の筒状体30の一方端30a側に設けられて内部空間30iを封止する封止部材としてのダストカバー60を備える。ダストカバー60には内部空間30iに通じる貫通孔61が形成されている。プロペラシャフト1は、第1の筒状体30の内部空間30iに摺動可能に嵌まりあってプロペラシャフト部品と一体となって回転し、潤滑材70で摺動面が潤滑される部分を有する棒状体としてのシャフトヨークを備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プロペラシャフト部品およびプロペラシャフトに関し、特に自動車等の動力伝達系に使用されるプロペラシャフト部品およびプロペラシャフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プロペラシャフトは、たとえば特開平8−232969号公報(特許文献1)、特公平6−65887号公報(特許文献2)に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−232969号公報
【0004】
【特許文献2】
特公平6−65887号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプロペラシャフトでは、プロペラシャフトを構成する部品がその長さ方向に摺動して長さを変化するため、摺動部分の長さを長くとる必要があるため、摺動部分の質量アップまたプロペラシャフトの曲げ剛性低下という問題があった。
【0006】
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされた摺動部構造変更に伴い、信頼性の高いプロペラシャフト部品およびプロペラシャフトを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に従ったプロペラシャフト部品は、一方端と他方端とを有し、一方端と他方端との間に内部空間が形成されている第1の筒状体と、第1の筒状体の一方端側に設けられて内部空間を封止する封止部材とを備える。封止部材には内部空間に通じる貫通孔が形成されている。
【0008】
このように構成されたプロペラシャフト部品では、内部空間を封止する封止部材を備えるため、一方端側から内部空間へダストの侵入およびグリースの流出することがない。さらに、封止部材には、内部空間に通じる貫通孔が形成されているため、内部空間の圧力が変動しても、圧力変動を貫通孔により緩和することができる。これにより、封止部材が外れることを防止することができ、封止部材を確実に固定することで封止部材の脱落を防止して信頼性の高いプロペラシャフト部品を提供することができる。
【0009】
また、好ましくは、封止部材は、封止部材の中央部に設けられて内部空間に向かって突出する第1の突出部を含み、第1の突出部に貫通孔が形成されている。
【0010】
このようなプロペラシャフト部品では、内部空間に向かって突出する第1の突出部に貫通孔が設けられるため、第1の突出部には潤滑材が存在しにくくなり、貫通孔からの潤滑材のもれを防止することができる。
【0011】
さらに好ましくは、封止部材は、第1の突出部と反対方向に突出して封止部材の内周面に溝を形成する第2の突出部を含む。
【0012】
このようなプロペラシャフト部品では、第2の突出部が封止部材の内周面に溝を形成するため、溝に潤滑材が溜まり、貫通孔からの潤滑材の漏れを防止することができる。
【0013】
この発明に従ったプロペラシャフトは、上述のいずれかのプロペラシャフト部品と、第1の筒状体の内部空間に摺動可能に嵌まりあってプロペラシャフト部品と一体となって回転し、潤滑材で摺動面が潤滑される部分を有する棒状体とを備える。
【0014】
このように構成されたプロペラシャフトでは、内部空間で棒状体がプロペラシャフト部品に対して摺動しても、この内部空間へ一方端側からゴミなどが入ることを防止することができる。さらに、棒状体が摺動して内部空間の容積が変動しても、その変動に対応して空気が貫通孔を介して外部と出入することができる。その結果、棒状部材がスムーズに摺動し、信頼性の高いプロペラシャフトを提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明は繰返さない。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従ったプロペラシャフトの一部断面を含む側面図である。図2は、図1中のII−II線に沿った断面図である。図1および図2を参照して、プロペラシャフト1は、ユニバーサルジョイント部品50aおよび60aと、ユニバーサルジョイント部品50aに接続されてユニバーサルジョイント部品50aと一体に回転するシャフトヨーク20と、シャフトヨーク20にスライド可能に取付けられた第1の筒状体30と、第1の筒状体30に接続された第2の筒状体40と、第2の筒状体40に接続されたユニバーサルジョイント部品50bおよび60bとを備える。
【0017】
ユニバーサルジョイント部品60aおよび50aがユニバーサルジョイントを構成しており、ユニバーサルジョイント部品60aおよび50aの回転軸はさまざまに角度をなすことが可能である。ユニバーサルジョイント部品50aとシャフトヨーク20とは摩擦溶接により接続されて、摩擦溶接された部分にはフランジ部53および23が形成されている。中空の棒状体としてのシャフトヨーク20はスライディングシャフト21を有する。シャフトヨーク20およびスライディングシャフト21は中実であってもよい。スライディングシャフト21は、図2で示すように、外側(外周面)にはスプライン歯25が形成されている。棒状体としてのスライディングシャフト21の外周面には潤滑材70が塗布されている。潤滑材70はグリースにより構成され、スライディングシャフト21の摺動面を潤滑する。シャフトヨーク20には、カバー22が取付けられ、スプライン歯25部へのダストの侵入を防止している。
【0018】
第1の筒状体30は一方端30aから他方端30bまで延びており、その一方端30aと他方端30bとの間に円筒形状の内部空間30iが形成されている。第1の筒状体30はスライディングシャフト21に対して摺動するスライディングスリーブ31を有する。スライディングスリーブ31の内表面にはスプライン歯35が形成されている。
【0019】
なお、スプライン歯35のうち1つが欠歯36となっている。スプライン歯35および25が互いに噛み合うことにより、スライディングシャフト21の回転がスプライン歯25および35を介してスライディングスリーブ31へ伝わる。欠歯36の数は図2では1つであるが、複数の欠歯36が設けられてもよい。
【0020】
欠歯36を設けるのは、第1の筒状体30とシャフトヨーク20とが互いに軸方向に摺動して長さが変化したときに、内部空間30i内の空気を、欠歯36部分を介して外部へ放出するためである。すなわち、欠歯36は、外部と内部空間30iとの間の空気の通路の役割を果たす。なお、欠歯36が存在しなくてもよい。内部空間30iを封止するように封止部材としてのダストカバー60が設けられている。ダストカバー60はフランジ部33に係合している。
【0021】
第2の筒状体40は摩擦溶接(突き合わせ溶接)により第1の筒状体30に接続される。なお、摩擦溶接を行なうことにより、第1の筒状体30および第2の筒状体40には、それぞれフランジ部33および43が形成されている。
【0022】
ユニバーサルジョイント部品50bと第2の筒状体40とが摩擦溶接により接合されており、摩擦溶接された部分にはフランジ部44および53が形成されている。
【0023】
なお、図1では、ユニバーサルジョイント部品60aにエンジンからの動力が入力される。ユニバーサルジョイント部品60bから車輪への動力が出力される。これとは逆に、ユニバーサルジョイント部品60bへエンジンからの動力が入力されて、ユニバーサルジョイント部品60aから車輪への動力が出力されてもよい。
【0024】
実施の形態1に従ったプロペラシャフト部品は、一方端30aと他方端30bとを有し、一方端30aと他方端30bとの間に内部空間30iが形成されている第1の筒状体30と、第1の筒状体30の一方端30a側に係合して、内部空間30iを封止する封止部材としてのダストカバー60とを備える。第1の筒状体30には、ダストカバー60に係合する係合部としてのフランジ部33が設けられている。
【0025】
プロペラシャフト1は、上記のプロペラシャフト部品と、内部空間30iに摺動可能に嵌まりあってプロペラシャフト部品と一体となって回転する棒状体としてのシャフトヨーク20とを備える。
【0026】
図3は、図1中のIIIで囲んだ部分を拡大して示す断面図である。図3を参照して、第1の筒状体30の一方端30a近傍には、フランジ部33が設けられている。フランジ部33において、内部空間30iの内径は、近傍部分の内径よりも小さくなっている。このため、ダストカバー60はフランジ部33に引っ掛かり外側へ抜けるのを防止することができる。フランジ部33は「T」字状(錨状)であり、外側および内側へ張り出した構造となっている。
【0027】
プロペラシャフト部品は、一方端30aと他方端30bとを有し、一方端30aと他方端30bとの間に内部空間30iが形成されている第1の筒状体30と、第1の筒状体30の一方端側に設けられて内部空間30iを封止する封止部材としてのダストカバー60を備える。ダストカバー60には内部空間30iに通じる貫通孔61が形成されている。
【0028】
プロペラシャフト1は、第1の筒状体30の内部空間30iに摺動可能に嵌まりあってプロペラシャフト部品と一体となって回転し、潤滑材70で摺動面が潤滑される部分を有する棒状体としてのシャフトヨーク20を備える。
【0029】
図3では、ダストカバー60はフランジ部33に係合しているが、必ずしも係合させる必要はなく、溶接によりダストカバー60を第1の筒状体30に取り付けてもよい。また、接着材、ロウ材などによりダストカバー60を第1の筒状体30に取り付けてもよい。
【0030】
貫通孔61が存在するために、矢印160aで示されるように、内部空間30i内の空気が外部へ放出されることが可能である。また、矢印160aとは逆に、外部から内部空間30iに空気が流入することも可能である。
【0031】
図4は、軸方向に伸縮するプロペラシャフトを示す一部断面を含む側面図である。図4の(a)は伸びたプロペラシャフトを示し、図4の(b)は縮んだプロペラシャフトを示す。図4で示すように、プロペラシャフト1は軸方向に伸縮することが可能である。この場合、スライディングスリーブ31とスライディングシャフト21が互いに摺動することで、全体の長さが調節される。なお、このようにプロペラシャフト1に伸縮機能を設けるのは、通常自動車が走行すると、リアアクスルが車体の進行方向に移動し、このリアアクスルの移動をプロペラシャフト1で吸収するためである。図4で示すようにプロペラシャフト1が軸方向に伸縮すると、内部空間30i内の空気が外部へ放出され、または内部空間30iへ外部から空気が流入する。このとき、欠歯36および貫通孔61の部分を空気が通過する。プロペラシャフト1の伸縮量は特に制限されるものではなく、その車種に応じて適宜設定される。
【0032】
次に、図1から図3で示すプロペラシャフトの第1の筒状体30と第2の筒状体40の接合方法について説明する。まず、第1の筒状体30の内部空間30i内にダストカバー60を挿入する。次に、第1の筒状体30と第2の筒状体40の端部同士を接触させる。この状態で、第1の筒状体30に対して第2の筒状体40を回転させる。回転により、第1の筒状体30と第2の筒状体40との接触面で摩擦熱が生じる。この摩擦熱が第1の筒状体30と第2の筒状体40の端部を溶融させ、溶融した端部同士が互いに固相拡散することにより接合される。
【0033】
また、接合過程において、それぞれの端部に力が加えられ、さらに溶融によりそれらを構成する材質が内部および外部へ移動することにより、図3で示されるフランジ部33および43が形成される。このようにして第1および第2の筒状体30および40が接合される。すなわち、フランジ部33は第1および第2の筒状体30および40を摩擦溶接することで形成される。
【0034】
なお、第1および第2の筒状体30および40の接合方法は、摩擦溶接に限られず、電気溶接またはガス溶接などの、外部からの熱を加える溶接としてもよい。
【0035】
さらに、第1の筒状体30に第2の筒状体40をかしめて固定してもよい。また、第1および第2の筒状体30および40をボルトやリベットなどの締結手段を用いて接合してもよい。
【0036】
このように構成された、この発明の実施の形態1に従ってプロペラシャフト1では、係合部としてのフランジ部33を設け、このフランジ部33によりダストカバー60を係合させているため、ダストカバー60の脱落を防止できる。また、プロペラシャフトが伸縮して内部空間30iの容積が変動しても、貫通孔61から空気が流出・流入するため、内部空間30i内の圧力変動を防止することができる。その結果、ダストカバー60の脱落を防止して、信頼性の高いプロペラシャフトを提供することができる。
【0037】
また、フランジ部33を形成する工程は、第1の筒状体30と第2の筒状体40とを摩擦溶接する工程でフランジ部33が形成されるため、フランジ部33を形成するために新たに別の工程を設ける必要がない。その結果、製造工程の増加を抑えて信頼性の高いプロペラシャフト部品を提供することができる。
【0038】
(実施の形態2)
図5は、この発明の実施の形態2に従ったプロペラシャフトの一部断面図である。図5を参照して、この発明の実施の形態2に従ったプロペラシャフト1では、ダストカバー60の中央部には、内部空間30iに向かって突出する第1の突出部62が形成されており、その第1の突出部62に貫通孔が設けられている点で、実施の形態1に従ったプロペラシャフトと異なる。
【0039】
このように構成された、この発明の実施の形態2に従ったプロペラシャフト1でも、実施の形態1に従ったプロペラシャフト1と同様の効果がある。
【0040】
さらに、第1の突出部62は、その周囲よりも高くなっているため、第1の突出部62には、潤滑材70が集まりにくくなる。その結果、矢印160aで示すように内部空間30i内の空気が外部へ流出しても、潤滑材が外部へ流出することを防止できる。
【0041】
(実施の形態3)
図6は、この発明の実施の形態3に従ったプロペラシャフトの一部断面図である。図6を参照して、この発明の実施の形態3に従ったプロペラシャフト1では、ダストカバー60は、第1の突出部62と反対方向に突出してダストカバー60の内周面に溝64を形成する第2の突出部63を含む点で、実施の形態2に従ったプロペラシャフトと異なる。
【0042】
このように構成された、この発明の実施の形態3に従ったプロペラシャフト1でも、実施の形態2に従ったプロペラシャフト1と同様の効果がある。
【0043】
さらに、溝64に潤滑材70が集まりやすくなる。その結果、矢印160aで示すように内部空間30i内の空気が外部へ流出しても、潤滑材が外部へ流出することを防止できる。
【0044】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。まず、この発明で用いられるプロペラシャフトは、後輪駆動車のトランスミッションからリアデファレンシャルギアの間で用いられるプロペラシャフトに限られず、四輪駆動車においてトランスファーからリアデファレンシャルギアの間で用いられるリアプロペラシャフトおよびトランスファーからフロントデファレンシャルギアの間で用いられるフロントプロペラシャフトのいずれにも採用することが可能である。
【0045】
また、プロペラシャフトの各部材を構成する材質としては、金属だけでなく、樹脂をも用いることができる。ただし、樹脂を用いた場合には、摩擦溶接が困難となるため、別の方法で2つの部材を接合する必要がある。
【0046】
さらに、プロペラシャフト1の端部にはユニバーサルジョイントが用いられたが、このユニバーサルジョイントを、公知の等速ジョイントに変更することも可能である。
【0047】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0048】
【発明の効果】
この発明に従えば、信頼性の高いプロペラシャフトおよびプロペラシャフト部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に従ったプロペラシャフトの一部断面を含む側面図である。
【図2】図1中のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1中のIIIで囲んだ部分を拡大して示す断面図である。
【図4】軸方向に伸縮するプロペラシャフトを示す一部断面を含む側面図である。
【図5】この発明の実施の形態2に従ったプロペラシャフトの一部断面図である。
【図6】この発明の実施の形態3に従ったプロペラシャフトの一部断面図である。
【符号の説明】
1 プロペラシャフト、20 シャフトヨーク、21 スライディングシャフト、22 カバー、25,35 スプライン歯、30 第1の筒状体、30a 一方端、30b 他方端、30i 内部空間、31 スライディングスリーブ、23,33,43,53 フランジ部、40 第2の筒状体、50a,50b,60a,60b、ユニバーサルジョイント部品、60 ダストカバー、61 貫通孔、62 第1の突出部、63 第2の突出部、64 溝、70 潤滑材。
【発明の属する技術分野】
この発明は、プロペラシャフト部品およびプロペラシャフトに関し、特に自動車等の動力伝達系に使用されるプロペラシャフト部品およびプロペラシャフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プロペラシャフトは、たとえば特開平8−232969号公報(特許文献1)、特公平6−65887号公報(特許文献2)に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−232969号公報
【0004】
【特許文献2】
特公平6−65887号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプロペラシャフトでは、プロペラシャフトを構成する部品がその長さ方向に摺動して長さを変化するため、摺動部分の長さを長くとる必要があるため、摺動部分の質量アップまたプロペラシャフトの曲げ剛性低下という問題があった。
【0006】
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされた摺動部構造変更に伴い、信頼性の高いプロペラシャフト部品およびプロペラシャフトを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に従ったプロペラシャフト部品は、一方端と他方端とを有し、一方端と他方端との間に内部空間が形成されている第1の筒状体と、第1の筒状体の一方端側に設けられて内部空間を封止する封止部材とを備える。封止部材には内部空間に通じる貫通孔が形成されている。
【0008】
このように構成されたプロペラシャフト部品では、内部空間を封止する封止部材を備えるため、一方端側から内部空間へダストの侵入およびグリースの流出することがない。さらに、封止部材には、内部空間に通じる貫通孔が形成されているため、内部空間の圧力が変動しても、圧力変動を貫通孔により緩和することができる。これにより、封止部材が外れることを防止することができ、封止部材を確実に固定することで封止部材の脱落を防止して信頼性の高いプロペラシャフト部品を提供することができる。
【0009】
また、好ましくは、封止部材は、封止部材の中央部に設けられて内部空間に向かって突出する第1の突出部を含み、第1の突出部に貫通孔が形成されている。
【0010】
このようなプロペラシャフト部品では、内部空間に向かって突出する第1の突出部に貫通孔が設けられるため、第1の突出部には潤滑材が存在しにくくなり、貫通孔からの潤滑材のもれを防止することができる。
【0011】
さらに好ましくは、封止部材は、第1の突出部と反対方向に突出して封止部材の内周面に溝を形成する第2の突出部を含む。
【0012】
このようなプロペラシャフト部品では、第2の突出部が封止部材の内周面に溝を形成するため、溝に潤滑材が溜まり、貫通孔からの潤滑材の漏れを防止することができる。
【0013】
この発明に従ったプロペラシャフトは、上述のいずれかのプロペラシャフト部品と、第1の筒状体の内部空間に摺動可能に嵌まりあってプロペラシャフト部品と一体となって回転し、潤滑材で摺動面が潤滑される部分を有する棒状体とを備える。
【0014】
このように構成されたプロペラシャフトでは、内部空間で棒状体がプロペラシャフト部品に対して摺動しても、この内部空間へ一方端側からゴミなどが入ることを防止することができる。さらに、棒状体が摺動して内部空間の容積が変動しても、その変動に対応して空気が貫通孔を介して外部と出入することができる。その結果、棒状部材がスムーズに摺動し、信頼性の高いプロペラシャフトを提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明は繰返さない。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従ったプロペラシャフトの一部断面を含む側面図である。図2は、図1中のII−II線に沿った断面図である。図1および図2を参照して、プロペラシャフト1は、ユニバーサルジョイント部品50aおよび60aと、ユニバーサルジョイント部品50aに接続されてユニバーサルジョイント部品50aと一体に回転するシャフトヨーク20と、シャフトヨーク20にスライド可能に取付けられた第1の筒状体30と、第1の筒状体30に接続された第2の筒状体40と、第2の筒状体40に接続されたユニバーサルジョイント部品50bおよび60bとを備える。
【0017】
ユニバーサルジョイント部品60aおよび50aがユニバーサルジョイントを構成しており、ユニバーサルジョイント部品60aおよび50aの回転軸はさまざまに角度をなすことが可能である。ユニバーサルジョイント部品50aとシャフトヨーク20とは摩擦溶接により接続されて、摩擦溶接された部分にはフランジ部53および23が形成されている。中空の棒状体としてのシャフトヨーク20はスライディングシャフト21を有する。シャフトヨーク20およびスライディングシャフト21は中実であってもよい。スライディングシャフト21は、図2で示すように、外側(外周面)にはスプライン歯25が形成されている。棒状体としてのスライディングシャフト21の外周面には潤滑材70が塗布されている。潤滑材70はグリースにより構成され、スライディングシャフト21の摺動面を潤滑する。シャフトヨーク20には、カバー22が取付けられ、スプライン歯25部へのダストの侵入を防止している。
【0018】
第1の筒状体30は一方端30aから他方端30bまで延びており、その一方端30aと他方端30bとの間に円筒形状の内部空間30iが形成されている。第1の筒状体30はスライディングシャフト21に対して摺動するスライディングスリーブ31を有する。スライディングスリーブ31の内表面にはスプライン歯35が形成されている。
【0019】
なお、スプライン歯35のうち1つが欠歯36となっている。スプライン歯35および25が互いに噛み合うことにより、スライディングシャフト21の回転がスプライン歯25および35を介してスライディングスリーブ31へ伝わる。欠歯36の数は図2では1つであるが、複数の欠歯36が設けられてもよい。
【0020】
欠歯36を設けるのは、第1の筒状体30とシャフトヨーク20とが互いに軸方向に摺動して長さが変化したときに、内部空間30i内の空気を、欠歯36部分を介して外部へ放出するためである。すなわち、欠歯36は、外部と内部空間30iとの間の空気の通路の役割を果たす。なお、欠歯36が存在しなくてもよい。内部空間30iを封止するように封止部材としてのダストカバー60が設けられている。ダストカバー60はフランジ部33に係合している。
【0021】
第2の筒状体40は摩擦溶接(突き合わせ溶接)により第1の筒状体30に接続される。なお、摩擦溶接を行なうことにより、第1の筒状体30および第2の筒状体40には、それぞれフランジ部33および43が形成されている。
【0022】
ユニバーサルジョイント部品50bと第2の筒状体40とが摩擦溶接により接合されており、摩擦溶接された部分にはフランジ部44および53が形成されている。
【0023】
なお、図1では、ユニバーサルジョイント部品60aにエンジンからの動力が入力される。ユニバーサルジョイント部品60bから車輪への動力が出力される。これとは逆に、ユニバーサルジョイント部品60bへエンジンからの動力が入力されて、ユニバーサルジョイント部品60aから車輪への動力が出力されてもよい。
【0024】
実施の形態1に従ったプロペラシャフト部品は、一方端30aと他方端30bとを有し、一方端30aと他方端30bとの間に内部空間30iが形成されている第1の筒状体30と、第1の筒状体30の一方端30a側に係合して、内部空間30iを封止する封止部材としてのダストカバー60とを備える。第1の筒状体30には、ダストカバー60に係合する係合部としてのフランジ部33が設けられている。
【0025】
プロペラシャフト1は、上記のプロペラシャフト部品と、内部空間30iに摺動可能に嵌まりあってプロペラシャフト部品と一体となって回転する棒状体としてのシャフトヨーク20とを備える。
【0026】
図3は、図1中のIIIで囲んだ部分を拡大して示す断面図である。図3を参照して、第1の筒状体30の一方端30a近傍には、フランジ部33が設けられている。フランジ部33において、内部空間30iの内径は、近傍部分の内径よりも小さくなっている。このため、ダストカバー60はフランジ部33に引っ掛かり外側へ抜けるのを防止することができる。フランジ部33は「T」字状(錨状)であり、外側および内側へ張り出した構造となっている。
【0027】
プロペラシャフト部品は、一方端30aと他方端30bとを有し、一方端30aと他方端30bとの間に内部空間30iが形成されている第1の筒状体30と、第1の筒状体30の一方端側に設けられて内部空間30iを封止する封止部材としてのダストカバー60を備える。ダストカバー60には内部空間30iに通じる貫通孔61が形成されている。
【0028】
プロペラシャフト1は、第1の筒状体30の内部空間30iに摺動可能に嵌まりあってプロペラシャフト部品と一体となって回転し、潤滑材70で摺動面が潤滑される部分を有する棒状体としてのシャフトヨーク20を備える。
【0029】
図3では、ダストカバー60はフランジ部33に係合しているが、必ずしも係合させる必要はなく、溶接によりダストカバー60を第1の筒状体30に取り付けてもよい。また、接着材、ロウ材などによりダストカバー60を第1の筒状体30に取り付けてもよい。
【0030】
貫通孔61が存在するために、矢印160aで示されるように、内部空間30i内の空気が外部へ放出されることが可能である。また、矢印160aとは逆に、外部から内部空間30iに空気が流入することも可能である。
【0031】
図4は、軸方向に伸縮するプロペラシャフトを示す一部断面を含む側面図である。図4の(a)は伸びたプロペラシャフトを示し、図4の(b)は縮んだプロペラシャフトを示す。図4で示すように、プロペラシャフト1は軸方向に伸縮することが可能である。この場合、スライディングスリーブ31とスライディングシャフト21が互いに摺動することで、全体の長さが調節される。なお、このようにプロペラシャフト1に伸縮機能を設けるのは、通常自動車が走行すると、リアアクスルが車体の進行方向に移動し、このリアアクスルの移動をプロペラシャフト1で吸収するためである。図4で示すようにプロペラシャフト1が軸方向に伸縮すると、内部空間30i内の空気が外部へ放出され、または内部空間30iへ外部から空気が流入する。このとき、欠歯36および貫通孔61の部分を空気が通過する。プロペラシャフト1の伸縮量は特に制限されるものではなく、その車種に応じて適宜設定される。
【0032】
次に、図1から図3で示すプロペラシャフトの第1の筒状体30と第2の筒状体40の接合方法について説明する。まず、第1の筒状体30の内部空間30i内にダストカバー60を挿入する。次に、第1の筒状体30と第2の筒状体40の端部同士を接触させる。この状態で、第1の筒状体30に対して第2の筒状体40を回転させる。回転により、第1の筒状体30と第2の筒状体40との接触面で摩擦熱が生じる。この摩擦熱が第1の筒状体30と第2の筒状体40の端部を溶融させ、溶融した端部同士が互いに固相拡散することにより接合される。
【0033】
また、接合過程において、それぞれの端部に力が加えられ、さらに溶融によりそれらを構成する材質が内部および外部へ移動することにより、図3で示されるフランジ部33および43が形成される。このようにして第1および第2の筒状体30および40が接合される。すなわち、フランジ部33は第1および第2の筒状体30および40を摩擦溶接することで形成される。
【0034】
なお、第1および第2の筒状体30および40の接合方法は、摩擦溶接に限られず、電気溶接またはガス溶接などの、外部からの熱を加える溶接としてもよい。
【0035】
さらに、第1の筒状体30に第2の筒状体40をかしめて固定してもよい。また、第1および第2の筒状体30および40をボルトやリベットなどの締結手段を用いて接合してもよい。
【0036】
このように構成された、この発明の実施の形態1に従ってプロペラシャフト1では、係合部としてのフランジ部33を設け、このフランジ部33によりダストカバー60を係合させているため、ダストカバー60の脱落を防止できる。また、プロペラシャフトが伸縮して内部空間30iの容積が変動しても、貫通孔61から空気が流出・流入するため、内部空間30i内の圧力変動を防止することができる。その結果、ダストカバー60の脱落を防止して、信頼性の高いプロペラシャフトを提供することができる。
【0037】
また、フランジ部33を形成する工程は、第1の筒状体30と第2の筒状体40とを摩擦溶接する工程でフランジ部33が形成されるため、フランジ部33を形成するために新たに別の工程を設ける必要がない。その結果、製造工程の増加を抑えて信頼性の高いプロペラシャフト部品を提供することができる。
【0038】
(実施の形態2)
図5は、この発明の実施の形態2に従ったプロペラシャフトの一部断面図である。図5を参照して、この発明の実施の形態2に従ったプロペラシャフト1では、ダストカバー60の中央部には、内部空間30iに向かって突出する第1の突出部62が形成されており、その第1の突出部62に貫通孔が設けられている点で、実施の形態1に従ったプロペラシャフトと異なる。
【0039】
このように構成された、この発明の実施の形態2に従ったプロペラシャフト1でも、実施の形態1に従ったプロペラシャフト1と同様の効果がある。
【0040】
さらに、第1の突出部62は、その周囲よりも高くなっているため、第1の突出部62には、潤滑材70が集まりにくくなる。その結果、矢印160aで示すように内部空間30i内の空気が外部へ流出しても、潤滑材が外部へ流出することを防止できる。
【0041】
(実施の形態3)
図6は、この発明の実施の形態3に従ったプロペラシャフトの一部断面図である。図6を参照して、この発明の実施の形態3に従ったプロペラシャフト1では、ダストカバー60は、第1の突出部62と反対方向に突出してダストカバー60の内周面に溝64を形成する第2の突出部63を含む点で、実施の形態2に従ったプロペラシャフトと異なる。
【0042】
このように構成された、この発明の実施の形態3に従ったプロペラシャフト1でも、実施の形態2に従ったプロペラシャフト1と同様の効果がある。
【0043】
さらに、溝64に潤滑材70が集まりやすくなる。その結果、矢印160aで示すように内部空間30i内の空気が外部へ流出しても、潤滑材が外部へ流出することを防止できる。
【0044】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。まず、この発明で用いられるプロペラシャフトは、後輪駆動車のトランスミッションからリアデファレンシャルギアの間で用いられるプロペラシャフトに限られず、四輪駆動車においてトランスファーからリアデファレンシャルギアの間で用いられるリアプロペラシャフトおよびトランスファーからフロントデファレンシャルギアの間で用いられるフロントプロペラシャフトのいずれにも採用することが可能である。
【0045】
また、プロペラシャフトの各部材を構成する材質としては、金属だけでなく、樹脂をも用いることができる。ただし、樹脂を用いた場合には、摩擦溶接が困難となるため、別の方法で2つの部材を接合する必要がある。
【0046】
さらに、プロペラシャフト1の端部にはユニバーサルジョイントが用いられたが、このユニバーサルジョイントを、公知の等速ジョイントに変更することも可能である。
【0047】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0048】
【発明の効果】
この発明に従えば、信頼性の高いプロペラシャフトおよびプロペラシャフト部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に従ったプロペラシャフトの一部断面を含む側面図である。
【図2】図1中のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1中のIIIで囲んだ部分を拡大して示す断面図である。
【図4】軸方向に伸縮するプロペラシャフトを示す一部断面を含む側面図である。
【図5】この発明の実施の形態2に従ったプロペラシャフトの一部断面図である。
【図6】この発明の実施の形態3に従ったプロペラシャフトの一部断面図である。
【符号の説明】
1 プロペラシャフト、20 シャフトヨーク、21 スライディングシャフト、22 カバー、25,35 スプライン歯、30 第1の筒状体、30a 一方端、30b 他方端、30i 内部空間、31 スライディングスリーブ、23,33,43,53 フランジ部、40 第2の筒状体、50a,50b,60a,60b、ユニバーサルジョイント部品、60 ダストカバー、61 貫通孔、62 第1の突出部、63 第2の突出部、64 溝、70 潤滑材。
Claims (4)
- 一方端と他方端とを有し、一方端と他方端との間に内部空間が形成されている第1の筒状体と、
前記第1の筒状体の一方端側に設けられて前記内部空間を封止する封止部材とを備え、
前記封止部材には前記内部空間に通じる貫通孔が形成されている、プロペラシャフト部品。 - 前記封止部材は、前記封止部材の中央部に設けられて前記内部空間に向かって突出する第1の突出部を含み、前記第1の突出部に前記貫通孔が形成されている、請求項1に記載のプロペラシャフト部品。
- 前記封止部材は、前記第1の突出部と反対方向に突出して前記封止部材の内周面に溝を形成する第2の突出部を含む、請求項2に記載のプロペラシャフト部品。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載のプロペラシャフト部品と、
前記第1の筒状体の内部空間に摺動可能に嵌まりあってプロペラシャフト部品と一体となって回転し、潤滑材で摺動面が潤滑される部分を有する棒状体とを備えた、プロペラシャフト。
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