JP2008223928A - トーショナルダンパ - Google Patents

トーショナルダンパ Download PDF

Info

Publication number
JP2008223928A
JP2008223928A JP2007064809A JP2007064809A JP2008223928A JP 2008223928 A JP2008223928 A JP 2008223928A JP 2007064809 A JP2007064809 A JP 2007064809A JP 2007064809 A JP2007064809 A JP 2007064809A JP 2008223928 A JP2008223928 A JP 2008223928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
mass member
center plate
joining
damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007064809A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kemuriyama
英夫 煙山
Yoshio Hirai
義夫 平井
Yoshiyuki Kusugaya
善之 楠ヶ谷
Hideo Negishi
秀夫 根岸
Masanori Mineo
正規 峯尾
Kenji Seito
憲治 齊籐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Hino Motors Ltd
Bridgestone Elastech Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Corp
Hino Motors Ltd
Bridgestone Elastech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp, Hino Motors Ltd, Bridgestone Elastech Co Ltd filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2007064809A priority Critical patent/JP2008223928A/ja
Publication of JP2008223928A publication Critical patent/JP2008223928A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】接合されたダンパマスの抜けが防止されたトーショナルダンパを提供する。
【解決手段】接合切欠26は、リング部材50の挿入される奥側(センタープレート14に近い側)が、テーパー部26Aにより構成されている。テーパー部26Aは、第2マス部材20Bの径が奥側に向かって大きくなるテーパー状とされている。第3マス部材40の接合切欠26に対応する奥側の位置には、係合溝40Mが構成されている。係合溝40Mは、テーパー部26Aと連続した溝壁40Hにより構成されている。リング部材50は、接合切欠26及び係合溝40Mに亘って挿入されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンのクランク軸等の捩り振動を低減するためのトーショナルダンパに関するものである。
クランクシャフト等の回転軸の捩じり振動を吸収するためのトーショナルダンパとしては、例えば、特許文献1に記載されたトーショナルダンパが知られている。特許文献1に記載されたトーショナルダンパは、図8に示すように、クランクシャフトに取り付けられた円盤状の取付プレート1にラバー2を介してマス3が連結されている。そして、マス3とラバー2との間にスリット4が構成され、スリット4内には、取付プレート1に固定されたフリクションプレート6が配置されると共に、シリコンオイル(粘性流体)が充填されている。
特許文献1に記載のトーショナルダンパでは、クランク軸に捩り振動が発生すると、マス3と取付プレート1との間の相対移動、マス3とフリクションプレート6との間の相対移動が生じるが、ラバー2、シリコンオイルによって振動が抑制されている。
上記のような構成のトーショナルダンパでは、マス3が分割されており、一方のマス3がスリーブ8を介してラバー2に取り付けられると共に、分割されたマス3同士は、一方のマス3の片面側の凹部に他方のマス3が圧入されるようにして接合されている。このように、分割された1のマス3を圧入により他のマス3に接合すると、圧入方向の外側に抜け出ることも考えられ、抜け防止策が必要である。
特開2002−188690号公報
本発明の目的は、上記事実を考慮してなされたものであり、接合されたダンパマスの抜けが防止されたトーショナルダンパを提供することにある。
本発明の請求項1に係るトーショナルダンパは、円盤状とされ、回転軸に同軸的に連結されるセンタープレートと、前記センタープレートの外端面と対向して配置された環状の第3マス部材と、前記センタープレートの一方の面と対向し前記第3マス部材の径方向内側に嵌め込まれた環状の第1マス部材と、前記センタープレートの他方の面と対向し前記第3マス部材の径方向内側に嵌め込まれた環状の第2マス部材と、を含んで構成され、前記センタープレートの外縁部を覆うように前記回転軸に対して同軸的に配置されるダンパマスと、前記第3マス部材と前記第2マス部材との間に配置され、前記第3マス部材と前記第2マス部材とを接合する接合部材と、一端が前記第1マス部材の内周端に全周に亘って固着されると共に、他端が前記センタープレートの前記一方の面に全周に亘って固着された第1弾性連結体と、一端が前記第2マス部材の内周端に全周に亘って固着されると共に、他端が前記センタープレートの前記他方の面に全周に亘って固着された第2弾性連結体と、前記センタープレートに取り付けられ、前記センタープレートと前記ダンパマスとの距離を所定距離に保持すると共に、前記ダンパマスに対して摺動可能とされたベアリング部材と、前記第1弾性連結体、前記第2弾性連結体、及び前記ダンパマスによって囲まれた液体空間に封入された粘性流体と、を有し、前記第2マス部材の外端面には、前記接続部材が前記第2マス部材の前記嵌め込みと同一方向から挿入されると共にこの挿入方向の奥側で前記第2マス部材の径が奥側に向かって大きくなるテーパー状とされたテーパー部により接合切欠が構成され、前記第3マス部材の前記第2マス部材との接合面には、前記テーパー部に対応する位置に前記テーパー部と連続される溝壁により係合溝が構成され、前記接合部材は、前記テーパー部及び前記溝壁に沿って、前記接合切欠と前記係合溝とに挿入されていること、を特徴とする。
上記構成のトーショナルダンパでは、円盤状とされたセンタープレートの外縁部を覆うようにダンパマスが配置されている。ダンパマスは、センタープレートの外端面と対向して配置された第3マス部材と、センタープレートの一方の面と対向し第3マス部材の径方向内側に嵌め込まれた環状の第1マス部材と、センタープレートの他方の面と対向し前記第3マス部材の径方向内側に嵌め込まれた環状の第2マス部材と、を含んで構成されている。
第2マス部材の外端面には、第2マス部材が嵌め込まれる方向と同一方向から接続部材が挿入される接合切欠が構成されている。この接合切欠は、挿入方向の奥側で第2マス部材の径が奥側に向かって大きくなるようなテーパー状とされたテーパー部により構成されている。一方、第3マス部材の第2マス部材との接合面には、テーパー部に対応する位置にテーパー部と連続される溝壁により係合溝が構成されている。そして、接合部材は、テーパー部及び溝壁に沿って、接合切欠と係合溝とに挿入されている。
上記構成によれば、テーパー部と溝壁とが連続されているので、接合部材を接合切欠へ挿入させると、接合部材の挿入先端部分は、テーパー部に沿って第3マス部材側へ屈曲して係合溝に係合する。これにより、接合部材が挿入方向の手前側への抜け出しが防止され、接合部材によって第2マス部材の抜け出しも防止することができる。
本発明の請求項2に係るトーショナルダンパは、前記接合切欠は前記第2マス部材の全周に亘って構成されていること、を特徴とする。
上記構成によれば、切削加工などにより容易に接合切欠を構成することができる。
本発明の請求項3に係るトーショナルダンパは、前記接合部材が前記接合切欠に対応した径の無端リング状とされていることを特徴とする。
このように、接合部材を無端リング状とすることにより、全周に亘って第2マス部材と第3マス部材とを接合することができる。
本発明の請求項4に係るトーショナルダンパは、前記接合部材は、1本のリボン状板をリング状に加工した有端リング状であることを特徴とする。
このように、接合部材を有端リング状としても、全周に亘って第2マス部材と第3マス部材とを接合することができる。
本発明の請求項5に係るトーショナルダンパは、前記接合部材が、複数の板部材で構成されていることを特徴とする。
このように、複数の板部材を接合切欠と係合溝とに挿入することにより、第2マス部材と第3マス部材とを接合することができる。なお、複数の板部材は、全周に亘って配置されていてもよいし、所定の間隔をあけて配置されていてもよい。
以上説明したように本発明のトーショナルダンパによれば、液体空間に充填された粘性流体の漏れを抑制することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係るトーショナルダンパについて図面を参照して説明する。
図1及び図2には、本発明の実施形態に係るトーショナルダンパ10が示されている。このトーショナルダンパ10は、エンジンのクランクシャフト等の回転軸12の端部に連結固定されるものであり、回転軸12に生じる捩じり振動をダンパマス20の質量効果、内部に封入された粘性流体Lの粘性抵抗等により低減するためのものである。
トーショナルダンパ10は、円盤状のセンタープレート14を備えている。センタープレート14は、接合部などを有さず一体的に構成され、中央側の厚みが径方向外側よりも厚くなるように段差が形成されている。センタープレート14は、回転軸12へボルト等により回転軸12と共に回転するように同軸的に連結されている。なお、センタープレート14の材料としては、鋼材、アルミ、繊維入り樹脂などを用いることができる。
センタープレート14には、図3(A)に示されるように外周縁部に内周側へ向って切り欠かれた係合凹部14Kが複数個(本実施形態では、6個)形成されている。これらの係合凹部14Kは、図2(B)に示されるように、センタープレート14外周面の接線方向に沿って細長い略矩形状に形成されている。6個の係合凹部14Kは、センタープレート14の外周に等間隔で配置されている。
各々の係合凹部14Kには、図3(B)に示されるように、ベアリング部材32が取り付けられる。ベアリング部材32は、回転軸12方向に沿った断面形状が、内周側へ向って開いた略コ字状に形成されており、外周側にブロック状の基端部32Aが設けられると共に、この基端部32Aの軸方向両端部からそれぞれ内周側へ延出する一対の挟持片32Bが一体的に形成されている。ベアリング部材32は、図3(C)に示されるように、挟持片32Bの内側を係合凹部14Kへ係合させ、挟持片32Bの内側でセンタープレート14を挟持することによりセンタープレート14へ取り付けられる。ベアリング部材32は、十分な摺動性及び耐磨耗性を有する樹脂材料により成形されており、例えば、PTFE(Poly-Tetra-Fluoro-Ethylene)が好適に使用される。
なお、本実施形態では、ベアリング部材として上記構成のものを用いた例について説明したが、ベアリング部材としては、他の構成でもよく、例えば、センタープレート14の外端面にテープ状のベアリング部材を全周に亘って接着し、センタープレート14の液体空間30に対応する平面の複数箇所に、第1対向面24A、第2対向面24Bと摺動可能な部材を取り付けて構成することもできる。
トーショナルダンパ10には、センタープレート14の外縁部を全周に亘って覆うように環状のダンパマス20が設けられている。ダンパマス20は、図4にも示されるように、回転軸12と同軸的に配置され、センタープレートの外端面と対向して配置される第3マス部材40、センタープレート14を挟んで一方側に配置される第1マス部材20A、及び、他方側に配置される第2マス部材20B、により構成されている。第3マス部材40、第1マス部材20A、第2マス部材20Bは各々別体とされ、第3マス部材40、第1マス部材20A、第2マス部材20Bは、各々一体成形されている。
第3マス部材40は、環状とされ、図5に示されるように、内側壁に2段の段差が構成されている。この段差により構成される最も小径の内壁を第1内壁41、次に小径の内壁を第2内壁42、最も大径の内壁を第3内壁43とし、第1内壁41と第2内壁の間の段差部分を第1段差部44、第2内壁42と第3内壁43の間の段差部分を第2段差部45とする。第3内壁43には、後述する接合切欠26と連続する係合溝40Mが構成されている。
第1マス部材20Aは、環状とされ、第3マス部材40の内側に嵌め込まれ、センタープレート14の一方側の面と対向するように配置されている。第1マス部材20Aの径方向外側部分には、第3マス部材40の第1内壁41と接合される第1外端壁21A、第3マス部材40の第1段差部44と接合される第1係合部22A、第3マス部材40の第2内壁42と接合される第2外端壁23Aが構成されている。すなわち、第1マス部材20Aの外端部分には、第3マス部材40の小径側の段差に対応した段差が構成されている。第1マス部材20Aの第1係合部22Aが第3マス部材40の第1段差部44と接合されことにより、第1マス部材20Aは、第3マス部材40の回転軸12方向外側へ抜け出ることが防止されている。また、第1マス部材20Aには、センタープレート14に対向するとともにセンタープレート14から所定距離離れた第1対向面24Aが構成されている。第1対向面24Aには、ベアリング部材32に対応する位置に、段差D1が構成されている。
第1係合部22A及び第2外端壁23Aには、周方向に沿って各々2条の溝Mが構成されている。また、第1マス部材20Aの外面側には、径方向外側に向かう冷却用溝20Mが構成されている。冷却用溝20Mにより、ダンパマス20の回転時に、周囲の空気が所定方向に攪拌されて、熱の滞留を防止することができる。
第2マス部材20Bは、環状とされ、第3マス部材40の内側に嵌め込まれ、センタープレート14の第1マス部材20Bと逆側の面と対向するように配置されている。第2マス部材20Bには、センタープレート14と対向すると共にセンタープレート14から所定距離離れた第2対向面24Bが構成されている。第2対向面24Bには、ベアリング部材32に対応する位置に、段差D2が構成されている。第2対向面24Bの段差D2よりも外側は、第3マス部材40の第2段差部45と接合され、第2マス部材20Bの外端面21Bは、第3内壁43と接合されている。
外端面21Bのセンタープレート14側には、2条の溝Nが構成されている。また、第2マス部材20Bの外面側には、第1マス部材20Aと同様の、冷却用溝20Mが構成されている。
第2マス部材20Bの外端面21Bのセンタープレート14から遠い側には、全周に亘って接合切欠26が構成されている。接合切欠26には、後述するリング部材50が外面側から挿入される。接合切欠26は、リング部材50の挿入される奥側(センタープレート14に近い側)が、テーパー部26Aにより構成されている。テーパー部26Aは、第2マス部材20Bの径が奥側に向かって大きくなるテーパー状とされている。
第3マス部材40の接合切欠26に対応する奥側の位置には、係合溝40Mが構成されている。係合溝40Mは、テーパー部26Aと連続した溝壁40Hにより構成されている。
接合切欠26及び係合溝40Mには、リング部材50が挿入されている。リング部材50は、無端状で、接合切欠26と略同一径の円筒状とされている。ている。リング部材50は、第2マス部材20Bの外側から挿入されている。リング部材50は、金属、例えば自動車用鋼板SPHC、SPHDを材料として構成することができる。
トーショナルダンパ10は、ダンパマス20とセンタープレート14とを弾性的に連結する第1弾性連結体26A、及び、第2弾性連結体26Bを備えている。第1弾性連結体26A、及び、第2弾性連結体26Bは、ゴムを成形素材とし、リング状に形成されている。
第1弾性連結体26Aは、一端部が第1マス部材20Aの内側端部に固着されている。第1弾性連結体26Aの他端部は、センタープレート14の第1マス部材20Aが対向している面に固着されている。
また、第2弾性連結体26Bは、一端部が第2マス部材20Bの内側端部に固着されている。第2弾性連結体26Bの他端部は、センタープレート14の第2マス部材20Bが対向している面に固着されている。第1弾性連結体26A及び第2弾性連結体26Bの他端部は、センタープレート14の段差部分よりも径方向内側に固着されている。
第1弾性連結体26A、及び、第2弾性連結体26Bは、図3に示すように、断面形状がセンタープレート14の厚み方向に膨らむ形状とされている。第1弾性連結体26A、及び、第2弾性連結体26Bは、ダンパマス20及びセンタープレート14へ、全周に亘って加硫接着されている。この加硫接着により、この接着部分からの粘性流体Lの漏れが防止される。
ダンパマス20、第1弾性連結体26A、及び、第2弾性連結体26Bに囲まれた内側には、センタープレート14の外縁部が挿入され、液体空間30が構成されている。液体空間30は、センタープレート14により2つに仕切られ、各々に粘性流体Lが封入されている。粘性流体Lとしては、シリコンオイルなどが好適に用いられる。
次に、本実施形態のトーショナルダンパ10の製造方法について説明する。
まず、第1マス部材20A、第2マス部材20B、及び、センタープレート14へ、第1弾性連結体26A及び第2弾性連結体26Bを接着する。ここでの接着は、加硫接着により行う。
次に、ベアリング部材32を係合凹部14Kへ係合させて取り付ける。
次に、第3マス部材40の内側へ、加硫接着の完了した第1マス部材20A、第2マス部材及びセンタープレート14を嵌め込む。嵌め込み前に、溝M及び溝Nへシール剤を充填しておく。嵌め込みは、図5に示すように、第1マス部材20Aを、第3マス部材40の開口が大きい第3内壁43側から進入させて、第1段差部44へ第1マス部材20Aの段差を係合させ、第2段差部45へ第2マス部材20Bの角部を係合させる。
これにより、図4に示されるように、第1マス部材20A、第2マス部材20B、第3マス部材40、第1弾性連結体26A、及び、第2弾性連結体26Bに囲まれた液体空間30が構成される。
次に、リング部材50を接合切欠26へ嵌め込む。嵌め込みは、図6(A)に示されるように、第2マス部材20Bの外面側から、リング部材50の軸方向の先端面を接合切欠26へ打ち込むことにより行う。これにより、リング部材50の先端部分は、接合切欠26に沿って奥側へ進み、テーパー部26Aで屈曲されて先端部の進行方向が係合溝40Mへ向かう方向となる(図6(B)参照)。そして、さらにテーパー部26Aに沿って進んで溝壁40Hへと至り、係合溝40Mへ挿入される(図6(C)参照)。リング部材50の後端部が第2マス部材20Bと略同一平面上になることにより、リング部材50の嵌め込みが完了する。これにより、第3マス部材40と第2マス部材20Bとが接合され、ダンパマス20が構成される。
次に、液体空間30へ粘性流体Lを充填する。ダンパマス20には、軸心を挟んで略対象の位置に一対の貫通孔(不図示)が形成されており、一方の貫通孔から粘性流体Lを注入すると共に、他方の貫通孔から液体空間30内の空気を吸入することにより、粘性流体Lの充填が行われる。粘性流体Lの充填後は、貫通孔へ閉栓部材を嵌め込んで閉栓する。
このようにして、トーショナルダンパ10が組み立てられる。
本実施形態によれば、第2マス部材20Bと第3マス部材40とを接合するリング部材50が、接合切欠26から屈曲して係合溝40Mへ挿入されているので、接合切欠26が抜け出ることが防止されると共に、接合切欠26によって、第2マス部材20Bの第3マス部材40からの抜け出しも防止することができる。
また、本実施形態では、第1弾性連結体26A及び第2弾性連結体26Bの両方をダンパマス20及びセンタープレート14へ加硫接着させているので、粘性流体Lの漏れを抑制することができる。
なお、本実施形態では、接合切欠26へ嵌め込まれるリング部材50を無端状のものとしたが、図7(A)に示すように、リング部材をリボン状の板をリング状に曲げ加工した有端リング50Aとしてもよい。
また、接合切欠26へ嵌め込まれる部材は、必ずしもリング状である必要はなく、、図7(B)に示すように、複数の板部材50Bに分けて嵌め込んでもよい。この場合には、接合切欠26及び係合溝40Mは、必ずしも全周に亘って形成される必要はなく、例えば、周方向に所定間隔で形成したものであってもよい。
本発明の実施形態に係るトーショナルダンパの構成を示す一部に破断部分を含む斜視図である。 本発明の実施形態に係るトーショナルダンパの構成を示す径方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係るトーショナルダンパのセンタープレート及びベアリング部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るトーショナルダンパのダンパマス付近の構成を示す径方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係るトーショナルダンパを分解した状態の径方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係るトーショナルダンパの接合切欠へリング部材が嵌め込まれる状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るトーショナルダンパの接合切欠へ嵌め込まれる接合部材の変形例を示す斜視図である。 従来のトーショナルダンパを示す径方向に沿った一部断面図である。
符号の説明
10 トーショナルダンパ
12 回転軸
14 センタープレート
14K 係合凹部
20 ダンパマス
20A 第1マス部材
20B 第2マス部材
26A テーパー部
26 接合切欠
26A 第1弾性連結体
26B 第2弾性連結体
30 液体空間
32 ベアリング部材
40 第3マス部材
40M 係合溝
40H 溝壁
50 リング部材
L 粘性流体

Claims (5)

  1. 円盤状とされ、回転軸に同軸的に連結されるセンタープレートと、
    前記センタープレートの外端面と対向して配置された環状の第3マス部材と、前記センタープレートの一方の面と対向し前記第3マス部材の径方向内側に嵌め込まれた環状の第1マス部材と、前記センタープレートの他方の面と対向し前記第3マス部材の径方向内側に嵌め込まれた環状の第2マス部材と、を含んで構成され、前記センタープレートの外縁部を覆うように前記回転軸に対して同軸的に配置されるダンパマスと、
    前記第3マス部材と前記第2マス部材との間に配置され、前記第3マス部材と前記第2マス部材とを接合する接合部材と、
    一端が前記第1マス部材の内周端に全周に亘って固着されると共に、他端が前記センタープレートの前記一方の面に全周に亘って固着された第1弾性連結体と、
    一端が前記第2マス部材の内周端に全周に亘って固着されると共に、他端が前記センタープレートの前記他方の面に全周に亘って固着された第2弾性連結体と、
    前記センタープレートに取り付けられ、前記センタープレートと前記第1マス部材との距離、及び、前記センタープレートと前記ダンパマスとの距離を所定距離に保持すると共に、前記ダンパマスに対して摺動可能とされたベアリング部材と、
    前記第1弾性連結体、前記第2弾性連結体、及び前記ダンパマスによって囲まれた液体空間に封入された粘性流体と、
    を有し、
    前記第2マス部材の外端面には、前記接続部材が前記第2マス部材の前記嵌め込みと同一方向から挿入されると共にこの挿入方向の奥側で前記第2マス部材の径が奥側に向かって大きくなるテーパー状とされたテーパー部により接合切欠が構成され、
    前記第3マス部材の前記第2マス部材との接合面には、前記テーパー部に対応する位置に前記テーパー部と連続される溝壁により係合溝が構成され、
    前記接合部材は、前記テーパー部及び前記溝壁に沿って、前記接合切欠と前記係合溝とに挿入されていること、
    を特徴とするトーショナルダンパ。
  2. 前記接合切欠は前記第2マス部材の全周に亘って構成されていること、を特徴とする請求項1に記載のトーショナルダンパ。
  3. 前記接合部材は、前記接合切欠に対応した径の無端リング状とされていること、を特徴とする請求項2に記載のトーショナルダンパ。
  4. 前記接合部材は、1本のリボン状板をリング状に加工した有端リング状であること、を特徴とする請求項2に記載のトーショナルダンパ。
  5. 前記接合部材は、複数の板部材で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトーショナルダンパ。
JP2007064809A 2007-03-14 2007-03-14 トーショナルダンパ Pending JP2008223928A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064809A JP2008223928A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 トーショナルダンパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064809A JP2008223928A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 トーショナルダンパ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008223928A true JP2008223928A (ja) 2008-09-25

Family

ID=39842789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007064809A Pending JP2008223928A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 トーショナルダンパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008223928A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101371A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Honda Motor Co Ltd 継手構造、継手方法及び減衰力可変ダンパ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004076853A (ja) * 2002-08-19 2004-03-11 Fastener Eng:Kk アンカー金具
JP2004211729A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Bridgestone Corp トーショナルダンパー及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004076853A (ja) * 2002-08-19 2004-03-11 Fastener Eng:Kk アンカー金具
JP2004211729A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Bridgestone Corp トーショナルダンパー及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101371A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Honda Motor Co Ltd 継手構造、継手方法及び減衰力可変ダンパ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011111354A1 (ja) 液封防振装置およびそれの製造方法
EP3184864B1 (en) Sealing structure
WO2015198807A1 (ja) 密封装置
WO2015076119A1 (ja) 振動低減装置
CN101512172B (zh) 动力传输结构
JP2014173732A (ja) スリップヨークアセンブリ
WO2016009803A1 (ja) 密封装置
US20080063329A1 (en) Bearing fixing structures
US10770946B2 (en) Stator having seal member, and motor
JP2008223928A (ja) トーショナルダンパ
KR20150004587A (ko) 하이드로 지오메트리 부시
JP2014173733A (ja) スリップヨークアセンブリ
JP4736394B2 (ja) シールリング
JP2008057582A (ja) トーショナルダンパ
KR20220016947A (ko) 실링 링
JP6754014B2 (ja) 駆動力伝達装置
JP2013117271A (ja) 摺動式スプライン軸装置
JP2007177923A (ja) 継手用ブーツ
JP6328184B2 (ja) 変速ユニット
JP2008121845A (ja) シールリング
JP4943192B2 (ja) トーショナルダンパの製造方法
JP2008190614A (ja) トーショナルダンパ、及び、トーショナルダンパの製造方法
JP6204606B2 (ja) 自動車用ドライブトレイン装置
JP4630852B2 (ja) トーショナルダンパ
JP6755622B2 (ja) 変速機ケースにおける開口の封止構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110310

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110705