JP2008290670A - 自動車用プロペラシャフト - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動車用プロペラシャフトにおいて、簡素な構造により、軸状インナを支持する環状支持部材の内部への泥水侵入等を低減し、シール性の向上を図るとともに異音の発生を防ぐこと。
【解決手段】 自動車用プロペラシャフト10において、環状支持部材50の外方端50Aの側で、ゴム状弾性部材53を内環51の外周から端面を経て内周にまで延在させ、このゴム状弾性部材53の延在部分をラビリンス形成部91としてなり、該ラビリンス形成部91は環状支持部材50の外方端50Aから半径方向の内方側に延在し、この延在端がストッパ手段70の外郭との間に形成して軸方向の外方に開く隙間をラビリンスLaの入口にするもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は自動車用プロペラシャフトに関する。
自動車用プロペラシャフトとして、特許文献1に記載の如くのものがある。この自動車用プロペラシャフトは、図7に示す如く、複数の分割シャフト1A、1Bを等速継手1Cにより連結するに際し、一方の分割シャフト1Aに設けた等速継手1Cの筒状アウタ2に他方の分割シャフト1Bに設けた等速継手1Cの軸状インナ3を嵌合し、インナ3の軸上に装填したベアリング4を環状支持部材5の内周に支持し、インナ3の軸上でベアリング4を挟む軸方向の両側に設けられるストッパ手段6、7(ストッパ手段7はインナ3に一体に成形されている)によりベアリング4を位置決めする。そして、環状支持部材5の内周であって、ベアリング4を支持する内周の両側の側傍に設けたシール部材8、9がストッパ手段6、7の外周の小径部に摺接する。また、環状支持部材5の軸方向の両側の外方に延びる外方端5A、5Bが、両側のストッパ手段6、7の外周の大径部に近接し、この外周の大径部との間の隙間をラビリンスLa、Lbとし、この隙間からベアリング4の側への泥水等の侵入を防止している。
特開2006-151056
従来技術では、環状支持部材5の外方端5A、5Bとストッパ手段6、7の外周の大径部との間に形成する隙間は半径方向の外方に開いており、この外方に開く隙間をラビリンスLa、Lbの入口としている。このため、外方から飛散してくる泥水が高圧のまま直にラビリンスLa、Lbに入り易い。高圧の泥水はインナ3の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材5の内周をより内方へ伝わり、シール部材8、9に到達してしまう。シール部材8、9に到達した泥水は排出されずに溜まり、異音を生ずるおそれもある。
尚、環状支持部材の外方端がストッパ手段の外郭との間に形成するラビリンスの形状を複雑化する場合には、環状支持部材の内部への泥水侵入等を低減できるものの、そのための部品点数が増加し、コスト高、組付性悪化を招くおそれがある。
本発明の課題は、自動車用プロペラシャフトにおいて、簡素な構造により、軸状インナを支持する環状支持部材の内部への泥水侵入等を低減し、シール性の向上を図るとともに異音の発生を防ぐことにある。
請求項1の発明は、複数の分割シャフトを継手により連結し、一方の分割シャフトに設けた継手の筒状アウタに他方の分割シャフトに設けた継手の軸状インナを嵌合し、該インナの軸上に装填したベアリングを環状支持部材のゴム状弾性部材の内周に設けた内環の内周に支持し、該インナの軸上でベアリングを挟む軸方向の両側に設けられるストッパ手段により該ベアリングを位置決めし、環状支持部材の内環の内周であって、ベアリングを支持する内周の側傍に設けたシール部材がストッパ手段の外周に摺接し、環状支持部材の内環に沿って軸方向の外方に延びる外方端がストッパ手段の外郭に近接し、該外郭との間の隙間をラビリンスとする自動車用プロペラシャフトにおいて、環状支持部材の外方端の側で、ゴム状弾性部材を内環の外周から端面を経て内周にまで延在させ、このゴム状弾性部材の延在部分をラビリンス形成部としてなり、該ラビリンス形成部は環状支持部材の外方端から半径方向の内方側に延在し、この延在端がストッパ手段の外郭との間に形成して軸方向の外方に開く隙間をラビリンスの入口にするようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記ストッパ手段の外周であって、シール部材が摺接する外周よりも軸方向の外方側にある内外2位置に内側フランジ部と外側フランジ部を設け、前記ラビリンス形成部が環状支持部材の外方端から内周に延在するように設けられ、該ラビリンス形成部が環状支持部材の外方端から半径方向の内方側に延在して外側フランジ部の外側端面に相対する環状をなし、この延在端が外側フランジ部の外側端面との間に形成して軸方向の外方に開く隙間をラビリンスの入口にする遮蔽板部と、遮蔽板部の外周端から外側フランジ部の外周まわりを経て外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に臨む位置まで延在する筒状部とからなるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において更に、前記ラビリンス形成部の筒状部がストッパ手段の外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に臨む先端の内径を該内側フランジ部の外径以下にするようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において更に、前記ラビリンス形成部の筒状部が遮蔽板部の外周端の側から軸方向に向けて次第に縮径し、ストッパ手段の外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に臨む該筒状部の先端の内径を該内側フランジ部の外径以下にするようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明において更に、前記ラビリンス形成部の筒状部の先端の内径が外側フランジ部の外径以下であるようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において更に、前記ラビリンス形成部の筒状部が該筒状部の内部を外部空間に連通する水抜き孔を備えるようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において更に、前記環状支持部材がベアリングを挟む軸方向の両側に延在し、該環状支持部材のそれら両側の外方端のそれぞれにラビリンス形成部を設けたものである。
(請求項1)
(a)環状支持部材の外方端に設けたラビリンス形成部が軸状インナに設けたストッパ手段の外周との間に形成する隙間を軸方向の外方に開き、この外方に開く隙間をラビリンスの入口とする。このため、外方から飛散してくる泥水は直にラビリンスに入ることなく、方向を変えることにより低圧化されてからラビリンスに入るものになり、結果として環状支持部材の内部のシール部材の側への泥水等の侵入を低減し、シール機能の低下を押さえて異音の発生を防ぐことができる。
(b)ラビリンス形成部は、環状支持部材の外方端の側で、ゴム状弾性部材を内環の外周から端面を経て内周にまで延在させ、このゴム状弾性部材の延在部分からなるものであり、環状支持部材のゴム状弾性部材を内環の外周にモールド成形すると同時に内環の端面〜内面にまで回すことで成形できる。従って、部品点数を増加させずに、ラビリンスの形状を複雑化して泥水等の侵入を上述の如くに低減でき、コスト高、組付性悪化を招くこともない。ラビリンス形成部がゴムからなるため、錆発生のおそれもない。
(請求項2)
(c)ラビリンス形成部が、環状支持部材の外方端から内周に延在するように設けられ、ラビリンスの入口となるストッパ手段の外周との間の隙間を軸方向の外方に開く遮蔽板部の他に、ストッパ手段における外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に臨む位置まで延在する筒状部を備える。従って、ラビリンスに侵入してから、軸状インナの回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材の内部をより内方へ伝わる流れを筒状部により外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に案内して導き、シール部材の側へ伝えないようにすることができる。
(請求項3)
(d)ラビリンス形成部の筒状部がストッパ手段の外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に臨む先端の内径を該内側フランジ部の外径以下にした。従って、上述(b)のラビリンスに侵入してから、軸状インナの回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材の内部をより内方へ伝わる泥水は、筒状部の先端を経てから、内側フランジ部の外周を更に越えてシール部材の側へ移動することなく、外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に確実に落下するように導かれる。
(請求項4)
(e)ラビリンス形成部の筒状部が軸方向に向けて次第に縮径するから、上述(c)のラビリンスに侵入してから、軸状インナの回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材の内部をより内方へ伝わる泥水の流れは、外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に確実に落下するようにスムースに導かれる。
(請求項5)
(f)上述(d)、(e)のラビリンス形成部の筒状部の先端の内径が外側フランジ部の外径以下にするから、この先端の内径を外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝の溝内に深く納め、上述(d)、(e)の泥水の流れを外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝により確実に落下するように導くことができる。ラビリンス形成部がゴムからなるため、ラビリンス形成部の先端の内径が外側フランジ部の外径以下であっても、先端の弾性変形により組込が容易に可能となる。
(請求項6)
(g)ラビリンス形成部の筒状部が該筒状部の内部を外部空間に連通する水抜き孔を備える。従って、ラビリンスに侵入してから、軸状インナの回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材の内部をより内方へ伝わる流れは、例えば外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に捕捉されて落下した後、該環状溝の下方のラビリンス形成部が備える水抜き孔を通って外部に排出される。
(請求項7)
(h)軸状インナを支持する環状支持部材の前後両側の外方端にラビリンス形成部を設けることにより、環状支持部材の両側において上述(a)〜(g)を実現できる。
図1は実施例1の自動車用プロペラシャフトを示す断面図、図2は図1の要部拡大断面図、図3は環状支持部材の前部拡大断面図、図4は環状支持部材の後部拡大断面図、図5は実施例2の自動車用プロペラシャフトを示す要部拡大断面図、図6は環状支持部材の前部拡大断面図、図7は従来例を示す断面図である。
(実施例1)(図1〜図4)
自動車(FR車又は4WD車)用プロペラシャフト10は、図1に示す如く、前側分割シャフト11と後側分割シャフト12に分割された2本のシャフト部材からなり、両分割シャフト11、12を等速継手(スライダブルジョイント)13により連結して構成される。前側分割シャフト11の前端部は、自在継手を介して、エンジン側のトランスミッションの出力軸に接続される連結ヨークと連結され、後側分割シャフト12の後端部は、自在継手を介して、デファレンシャルギアに接続される連結ヨークと連結される。
プロペラシャフト10は、一方の分割シャフト11を構成する中空パイプの一端に等速継手13の筒状アウタ20を摩擦溶接により接続する。また、他方の分割シャフト12の一端に等速継手13の軸状インナ30を接続する。インナ30をアウタ20に嵌合する。等速継手13の内部構造については詳述しない。
プロペラシャフト10は、インナ30を構成するインナシャフト31の軸上に装填したベアリング40を環状支持部材50の内周に回転自在に支持し、車体側に固定される支持ベース60の取付部(アウタリング)61に環状支持部材50を設けている。
環状支持部材50は、図2に示す如く、ベアリング40を嵌合して支持する内環51と、支持ベース60の取付部61に圧入される外環52と、内環51の外周と外環52の内周を被覆するように加硫ゴム等をモールド成形されてなるゴム状弾性部材53とを有する。内環51は、環状支持部材50の後述する前後の外方端50A、50Bの間で、小径部51A、中径部51B、大径部51Cの如くに径を変えた段付円筒状をなし、中径部51Bの内周にベアリング40の外輪を嵌合し、小径部51Aは後述する前側ストッパ手段70の外郭まで延在し、大径部51Cは後述する後側ストッパ手段80の外郭まで延在している。
プロペラシャフト10は、環状支持部材50の内環51の中径部51Bに嵌合されたベアリング40をインナ30のインナシャフト31に装填し、この状態において、インナシャフト31の軸上でベアリング40を挟む軸方向の両側に設けられる前後のストッパ手段70、80によりベアリング40を位置決めする。本実施例では、前ストッパ手段70はインナシャフト31に圧入される円環状ストッパピースにより構成され、後ストッパ手段80はインナシャフト31に一体に成形されて構成される。これにより、ベアリング40の内輪が前ストッパ手段70の端面と後ストッパ手段80の段差面に挟持されて位置決めされる。
プロペラシャフト10は、環状支持部材50の内周であって、ベアリング40を支持する中径部51Bの両側傍の小径部51A、大径部51Cの内周のそれぞれにシール部材41、42を装填する。シール部材41は前ストッパ手段70の外周に摺接し、シール部材42は後ストッパ手段80の外周に摺接し、シール部材41とシール部材42でベアリング40を両側からシールする。
プロペラシャフト10は、前ストッパ手段70の外周であって、シール部材41が摺接する外周よりも軸方向の外方側にある内外2位置に内側フランジ部71と外側フランジ部72を設け、内側フランジ部71と外側フランジ部72の間に環状溝73を設ける。また、後ストッパ手段80の外周であって、シール部材42が摺接する外周よりも軸方向の外方側にある内外2位置に内側フランジ部81と外側フランジ部82を設け、内側フランジ部81と外側フランジ部82の間に環状溝83を設ける。
プロペラシャフト10は、環状支持部材50の軸方向の前方の外方に延びる前外方端50Aが前側ストッパ手段70の内側フランジ部71、外側フランジ部72を含む外郭に近接し、該外郭との間の隙間をラビリンスLaとする。また、環状支持部材50の軸方向の後方の外方に延びる後外方端50Bが後ストッパ手段80の内側フランジ部81、外側フランジ部82を含む外郭に近接し、該外郭との間の隙間をラビリンスLbとする。ラビリンスLa、Lbは環状支持部材50の外部空間とベアリング40の側の内部空間の間で、上述の隙間により狭く折れ曲がった経路を形成し、車両走行時に外方から飛散してくる泥水等が環状支持部材50の内部へ直接侵入することの抵抗になる。ラビリンスLa、Lbを通過して環状支持部材50の内部に侵入した泥水は、インナシャフト31の回転に伴う遠心力を受けて環状支持部材50の内周、本実施例では内環51の小径部51A、大径部51Cの内周を内方へ伝わり、内側フランジ部71と外側フランジ部の72の間の環状溝73、又は内側フランジ部81と外側フランジ部82の間の環状溝83に捕捉されガイドされて下方へ落下し、シール部材41、42の側への侵入が阻止される。
しかるに、プロペラシャフト10は、インナ30を支持する環状支持部材50の内部への泥水等侵入量を低減するため、以下の構成を具備する。
環状支持部材50の前後の外方端50A、50Bの側で、ゴム状弾性部材53を内環51の外周から端面を経て内周にまで延在させ、このゴム状弾性部材53の延在部分をラビリンス形成部91、92とする。ラビリンス形成部91は、図3に示す如く、環状支持部材50の前外方端50Aから半径方向の内方側へ延在し、この延在端が前ストッパ手段70の外郭との間に形成して軸方向の外方に開く隙間(本実施例ではラビリンス形成部91の後述する遮蔽板部91Aが外側フランジ部72の外側端面との間に形成する隙間ga)をラビリンスLaの入口にする。ラビリンス形成部92は、図4に示す如く、環状支持部材50の後外方端50Bから半径方向の内方側に延在し、この延在端が後ストッパ手段80の外郭との間に形成して軸方向の外方に開く隙間(本実施例ではラビリンス形成部92の後述する遮蔽板部92Aが外側フランジ部82の外側端面との間に形成する隙間gb)をラビリンスLbの入口にする。
本実施例では、ラビリンス形成部91が遮蔽板部91Aと筒状部91Bとからなるものとする。遮蔽板部91Aは環状支持部材50の前外方端50Aの側から半径方向の内方側に延在して前側ストッパ手段70の外側フランジ部72の外側端面に相対する環状をなし、この延在端が外側フランジ部72の外側端面との間に形成して軸方向の外方に開く隙間をラビリンスLaの入口とする。筒状部91Bは遮蔽板部91Aの外周端から軸方向に立ち上がり、前側ストッパ手段70の外側フランジ部72の外周まわりを経て内側フランジ部71と外側フランジ部72の間の環状溝73に臨む位置(環状溝73の溝幅内に対応する位置)まで延在する。
ラビリンス形成部91の筒状部91Bは、遮蔽板部91Aの外周端の側から軸方向に向けて次第に縮径し、前側ストッパ手段70の内側フランジ部71と外側フランジ部72の間の環状溝73に臨む該筒状部91Bの先端の内径を内側フランジ部71の外径以下にする。但し、ラビリンス形成部91の筒状部91Bは、遮蔽板部91Aの外周端の側から次第に縮径されずにストレートに延在し、前側ストッパ手段70の内側フランジ部71と外側フランジ部72の間の環状溝73に臨む該筒状部91Bの先端の内径だけを小径にして内側フランジ部71の外径以下にするものでも良い。このとき更に、ラビリンス形成部91は筒状部91Bの先端の内径を外側フランジ部72の外径以下にすることにより、筒状部91Bの先端の内径を内側フランジ部71と外側フランジ部72の間の環状溝73内に深く納めるものとすることができる。
ラビリンス形成部91の筒状部91Bは該筒状部91Bの内部を外部空間に連通する水抜き孔93を備える。即ち、ラビリンス形成部91を固定した環状支持部材50を車体に取付けた使用状態で、鉛直方向の下側に位置する筒状部91B、並びにこの筒状部91Bの外側に位置する環状支持部材50の内環51及びゴム状弾性部材53に貫通する水抜き孔93を設ける。
また、ラビリンス形成部92が遮蔽板部92Aと筒状部92Bとからなるものとする。遮蔽板部92Aは環状支持部材50の後外方端50Bの側から半径方向の内方側に延在して後側ストッパ手段80の外側フランジ部82の外側端面に相対する環状をなし、この延在端が外側フランジ部82の外側端面との間に形成して軸方向の外方に開く隙間をラビリンスLbの入口とする。筒状部92Bは遮蔽板部92Aの外周端から軸方向に立ち上がり、後側ストッパ手段80の外側フランジ部82の外周まわりを経て内側フランジ部81と外側フランジ部82の間の環状溝83に臨む位置(環状溝83の溝幅内に対応する位置)まで延在する。
ラビリンス形成部92の筒状部92Bは、遮蔽板部92Aの外周端の側から軸方向に向けて次第に縮径し、後側ストッパ手段80の内側フランジ部81と外側フランジ部82の間の環状溝83に臨む該筒状部92Bの先端の内径を内側フランジ部81の外径以下にする。但し、ラビリンス形成部92の筒状部92Bは、遮蔽板部92Aの外周端の側から次第に縮径されずにストレートに延在し、後側ストッパ手段80の内側フランジ部81と外側フランジ部82の間の環状溝83に臨む該筒状部92Bの先端の内径だけを小径にして内側フランジ部81の外径以下にするものでも良い。このとき更に、ラビリンス形成部92は筒状部92Bの先端の内径を外側フランジ部82の外径以下にすることにより、筒状部92Bの先端の内径を内側フランジ部81と外側フランジ部82の間の環状溝83内に深く納めるものとすることができる。
ラビリンス形成部92の筒状部92Bは該筒状部92Bの内部を外部空間に連通する水抜き孔94を備える。即ち、ラビリンス形成部92を固定した環状支持部材50を車体に取付けた使用状態で、鉛直方向の下側に位置する筒状部92B、並びにこの筒状部92Bの外側に位置する環状支持部材50の内環51及びゴム状弾性部材53に貫通する水抜き孔94を設ける。
従って、プロペラシャフト10にあっては、環状支持部材50の前外方端50Aにラビリンス形成部91を設けたことにより以下の作用効果を奏する。尚、図2、図3において、A1、A2は環状支持部材50の前外方端50Aの側における泥水等の侵入排水経路を示す。
(a)環状支持部材50の前外方端50Aに設けたラビリンス形成部91が軸状インナ30に設けた前側ストッパ手段70の外周との間に形成する隙間を軸方向の外方に開き、この外方に開く隙間をラビリンスLaの入口とする。このため、外方から飛散してくる泥水は直にラビリンスLaに入ることなく、方向を変えることにより低圧化されてからラビリンスLaに入るものになり、結果として環状支持部材50の内部のシール部材41の側への直接の泥水等の侵入量を低減し、シール機能の低下を押さえて異音の発生を防ぐことができる。
(b)ラビリンス形成部91は、環状支持部材50の前外方端50Aの側で、ゴム状弾性部材53を内環51の外周から端面を経て内周にまで延在させ、このゴム状弾性部材53の延在部分からなるものであり、環状支持部材50のゴム状弾性部材53を内環51の外周にモールド成形すると同時に内環51の端面〜内面にまで回すことで成形できる。従って、部品点数を増加させずに、ラビリンスLaの形状を複雑化して泥水等の侵入を上述の如くに低減でき、コスト高、組付性悪化を招くこともない。ラビリンス形成部91がゴムからなるため、錆発生のおそれもない。
(c)ラビリンス形成部91が、環状支持部材50の前外方端50Aから内周に延在するように設けられ、ラビリンスLaの入口となる前側ストッパ手段70の外周との間の隙間を軸方向の外方に開く遮蔽板部91Aの他に、前側ストッパ手段70における外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に臨む位置まで延在する筒状部91Bを備える。従って、ラビリンスLaに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる流れを筒状部91Bにより外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に案内して導き、シール部材41の側へ伝えないようにすることができる。
(d)ラビリンス形成部91の筒状部91Bが前側ストッパ手段70の外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に臨む先端の内径を該内側フランジ部71の外径以下にした。従って、上述(b)のラビリンスLaに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる泥水は、筒状部91Bの先端を経てから、内側フランジ部71の外周を更に越えてシール部材41の側へ移動することなく、外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に確実に落下するように導かれる。
(e)ラビリンス形成部91の筒状部91Bが軸方向に向けて次第に縮径するから、上述(c)のラビリンスLaに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる流れは、外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に確実に落下するようにスムースに導かれる。
(f)上述(d)、(e)のラビリンス形成部91の筒状部91Bの先端の内径が外側フランジ部72の外径以下にするから、この先端の内径を外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73の溝内に深く納め、上述(d)、(e)の泥水の流れを外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73により確実に落下するように導くことができる。ラビリンス形成部91がゴムからなるため、ラビリンス形成部91の先端の内径が外側フランジ部72の外径以下であっても、先端の弾性変形により組込が容易に可能となる。
(g)ラビリンス形成部91の筒状部91Bが該筒状部91Bの内部を外部空間に連通する水抜き孔93を備える。従って、ラビリンスLaに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる流れは、例えば外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に捕捉されて落下した後、該環状溝73の下方のラビリンス形成部91及び環状支持部材50の内環51、ゴム状弾性部材53が備える水抜き孔93を通って外部に排出される。
また、環状支持部材50の後外方端50Bにラビリンス形成部92を設けたことにより、以下の作用効果を奏する。尚、図2、図4において、B1、B2は環状支持部材50の後外方端50Bの側における泥水の侵入排水経路を示す。
(a)環状支持部材50の後外方端50Bに設けたラビリンス形成部92が軸状インナ30に設けた後側ストッパ手段80の外周との間に形成する隙間を軸方向の外方に開き、この外方に開く隙間をラビリンスLbの入口とする。このため、外方から飛散してくる泥水は直にラビリンスLbに入ることなく、方向を変えることにより低圧化されてからラビリンスLbに入るものになり、結果として環状支持部材50の内部のシール部材42の側への泥水等の侵入量を低減し、シール機能の低下を押さえて異音の発生を防ぐことができる。
(b)ラビリンス形成部92は、環状支持部材50の後外方端50Bの側で、ゴム状弾性部材53を内環51の外周から端面を経て内周にまで延在させ、このゴム状弾性部材53の延在部分からなるものであり、環状支持部材50のゴム状弾性部材53を内環51の外周にモールド成形すると同時に内環51の端面〜内面にまで回すことで成形できる。従って、部品点数を増加させずに、ラビリンスLbの形状を複雑化して泥水等の侵入を上述の如くに低減でき、コスト高、組付性悪化を招くこともない。ラビリンス形成部92がゴムからなるため、錆発生のおそれもない。
(c)ラビリンス形成部92が、環状支持部材50の後外方端50Bから内周に延在するように設けられ、ラビリンスLbの入口となる後側ストッパ手段80の外周との間の隙間を軸方向の外方に開く遮蔽板部92Aの他に、後側ストッパ手段80における外側フランジ部82と内側フランジ部81の間の環状溝83に臨む位置まで延在する筒状部92Bを備える。従って、ラビリンスLbに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる流れを筒状部92Bにより外側フランジ部82と内側フランジ部81の間の環状溝83に案内して導き、シール部材42の側へ伝えないようにすることができる。
(d)ラビリンス形成部92の筒状部92Bが後側ストッパ手段80の外側フランジ部82と内側フランジ部81の間の環状溝83に臨む先端の内径を該内側フランジ部81の外径以下にした。従って、上述(b)のラビリンスLbに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる泥水は、筒状部92Bの先端を経てから、内側フランジ部81の外周を更に越えてシール部材42の側へ移動することなく、外側フランジ部82と内側フランジ部81の間の環状溝83に確実に落下するように導かれる。
(e)ラビリンス形成部92の筒状部92Bが軸方向に向けて次第に縮径するから、上述(b)のラビリンスLbに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる流れは、外側フランジ部82と内側フランジ部81の間の環状溝83に確実に落下するようにスムースに導かれる。
(f)上述(d)、(e)のラビリンス形成部92の筒状部92Bの先端の内径が外側フランジ部82の外径以下にするから、この先端の内径を外側フランジ部82と内側フランジ部81の間の環状溝83の溝内に深く納め、上述(d)、(e)の泥水の流れを外側フランジ部82と内側フランジ部81の間の環状溝83により確実に落下するように導くことができる。ラビリンス形成部92がゴムからなるため、ラビリンス形成部92の先端の内径が外側フランジ部82の外径以下であっても、先端の弾性変形により組込が容易に可能となる。
(g)ラビリンス形成部92の筒状部92Bが該筒状部92Bの内部を外部空間に連通する水抜き孔94を備える。従って、ラビリンスLbに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる流れは、例えば外側フランジ部82と内側フランジ部81の間の環状溝83に捕捉されて落下した後、該環状溝83の下方のラビリンス形成部92及び環状支持部材50の内環51、ゴム状弾性部材53が備える水抜き孔94を通って外部に排出される。
(実施例2)(図5、図6)
図5、図6の実施例2が実施例1と異なる点は、環状支持部材50の前後の外方端50A、50Bのうちの一方、本実施例では後外方端50Bに実施例1におけると同様のラビリンス形成部92を設けるものの、他方、本実施例では前外方端50Aにカバー101を設けたことにある。
カバー101は、図5、図6に示す如く、環状支持部材50の前外方端50Aから半径方向の内方側へ延在し、この延在端が前ストッパ手段70の外郭との間に形成して軸方向の外方に開く隙間(本実施例ではカバー101の後述する遮蔽板部101Aが外側フランジ部72の外側端面との間に形成する隙間ga)をラビリンスLaの入口にする。
本実施例では、カバー101が環状支持部材50と別物とされ、環状支持部材50の前外方端50Aから小径部51Aの内周に延在するように該小径部51Aの内周に圧入する等により固定される遮蔽板付筒状体からなり、遮蔽板部101Aと筒状部101Bとからなるものとする。遮蔽板部101Aは環状支持部材50の前外方端50Aの側から半径方向の内方側に延在して前側ストッパ手段70の外側フランジ部72の外側端面に相対する環状をなし、この延在端が外側フランジ部72の外側端面との間に形成して軸方向の外方に開く隙間をラビリンスLaの入口とする。筒状部101Bは遮蔽板部101Aの外周端から軸方向に立ち上がり、前側ストッパ手段70の外側フランジ部72の外周まわりを経て内側フランジ部71と外側フランジ部72の間の環状溝73に臨む位置(環状溝73の溝幅内に対応する位置)まで延在する。
カバー101の筒状部101Bは、遮蔽板部101Aの外周端の側から軸方向に向けて次第に縮径し、前側ストッパ手段70の内側フランジ部71と外側フランジ部72の間の環状溝73に臨む該筒状部101Bの先端の内径を内側フランジ部71の外径以下にする。但し、カバー101の筒状部101Bは、遮蔽板部101Aの外周端の側から次第に縮径されずにストレートに延在し、前側ストッパ手段70の内側フランジ部71と外側フランジ部72の間の環状溝73に臨む該筒状部101Bの先端の内径だけを小径にして内側フランジ部71の外径以下にするものでも良い。
カバー101の筒状部101Bは該筒状部101Bの内部を外部空間に連通する水抜き孔102を備える。即ち、カバー101を固定した環状支持部材50を車体に取付けた使用状態で、鉛直方向の下側に位置する筒状部101B、並びにこの筒状部101Bの外側に位置する環状支持部材50の内環51及びゴム状弾性部材53に貫通する水抜き孔102を設ける。
従って、プロペラシャフト10にあっては、環状支持部材50の前外方端50Aにカバー101を設けたことにより以下の作用効果を奏する。尚、図5、図6において、A1、A2は環状支持部材50の前外方端50Aの側における泥水等の侵入排水経路を示す。
(a)環状支持部材50の前外方端50Aに設けたカバー101が軸状インナ30に設けた前側ストッパ手段70の外周との間に形成する隙間を軸方向の外方に開き、この外方に開く隙間をラビリンスLaの入口とする。このため、外方から飛散してくる泥水は直にラビリンスLaに入ることなく、方向を変えることにより低圧化されてからラビリンスLaに入るものになり、結果として環状支持部材50の内部のシール部材41の側への直接の泥水等の侵入量を低減し、シール機能の低下を押さえて異音の発生を防ぐことができる。
(b)カバー101が、環状支持部材50の前外方端50Aから内周に延在するように設けられ、ラビリンスLaの入口となる前側ストッパ手段70の外周との間の隙間を軸方向の外方に開く遮蔽板部101Aの他に、前側ストッパ手段70における外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に臨む位置まで延在する筒状部101Bを備える。従って、ラビリンスLaに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる流れを筒状部101Bにより外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に案内して導き、シール部材41の側へ伝えないようにすることができる。
(c)カバー101の筒状部101Bが前側ストッパ手段70の外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に臨む先端の内径を該内側フランジ部71の外径以下にした。従って、上述(b)のラビリンスLaに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる泥水は、筒状部101Bの先端を経てから、内側フランジ部71の外周を越えてシール部材41の側へ移動することなく、外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に確実に落下するように導かれる。
(d)カバー101の筒状部101Bが軸方向に向けて次第に縮径するから、上述(b)のラビリンスLaに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる流れは、外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に確実に落下するようにスムースに導かれる。
(e)カバー101の筒状部101Bが該筒状部101Bの内部を外部空間に連通する水抜き孔102を備える。従って、ラビリンスLaに侵入してから、軸状インナ30の回転に伴なう遠心力を受けて環状支持部材50の内部をより内方へ伝わる流れは、例えば外側フランジ部72と内側フランジ部71の間の環状溝73に捕捉されて落下した後、該環状溝73の下方のカバー101及び環状支持部材50の内環51、ゴム状弾性部材53が備える水抜き孔102を通って外部に排出される。
尚、図5、図6のプロペラシャフト10にあっては、環状支持部材50の後外方端50Bにラビリンス形成部92を設けたことにより、実施例1におけると同様の作用効果を奏する。
図1は実施例1の自動車用プロペラシャフトを示す断面図である。 図2は図1の要部拡大断面図である。 図3は環状支持部材の前部拡大断面図である。 図4は環状支持部材の後部拡大断面図である。 図5は実施例2の自動車用プロペラシャフトを示す要部拡大断面図である。 図6は環状支持部材の前部拡大断面図である。 図7は従来例を示す断面図である。
符号の説明
10 プロペラシャフト
11、12 分割シャフト
13 継手
20 筒状アウタ
30 軸状インナ
40 ベアリング
41、42 シール部材
50 環状支持部材
50A、50B 外方端
70、80 ストッパ手段
71、81 内側フランジ部
72、82 外側フランジ部
73、83 環状溝
91、92 ラビリンス形成部
91A、92A 遮蔽板部
91B、92B 筒状部
93、94 水抜き孔
La、Lb ラビリンス

Claims (7)

  1. 複数の分割シャフトを継手により連結し、一方の分割シャフトに設けた継手の筒状アウタに他方の分割シャフトに設けた継手の軸状インナを嵌合し、該インナの軸上に装填したベアリングを環状支持部材のゴム状弾性部材の内周に設けた内環の内周に支持し、該インナの軸上でベアリングを挟む軸方向の両側に設けられるストッパ手段により該ベアリングを位置決めし、
    環状支持部材の内環の内周であって、ベアリングを支持する内周の側傍に設けたシール部材がストッパ手段の外周に摺接し、
    環状支持部材の内環に沿って軸方向の外方に延びる外方端がストッパ手段の外郭に近接し、該外郭との間の隙間をラビリンスとする自動車用プロペラシャフトにおいて、
    環状支持部材の外方端の側で、ゴム状弾性部材を内環の外周から端面を経て内周にまで延在させ、このゴム状弾性部材の延在部分をラビリンス形成部としてなり、該ラビリンス形成部は環状支持部材の外方端から半径方向の内方側に延在し、この延在端がストッパ手段の外郭との間に形成して軸方向の外方に開く隙間をラビリンスの入口にすることを特徴とする自動車用プロペラシャフト。
  2. 前記ストッパ手段の外周であって、シール部材が摺接する外周よりも軸方向の外方側にある内外2位置に内側フランジ部と外側フランジ部を設け、
    前記ラビリンス形成部が環状支持部材の外方端から内周に延在するように設けられ、該ラビリンス形成部が環状支持部材の外方端から半径方向の内方側に延在して外側フランジ部の外側端面に相対する環状をなし、この延在端が外側フランジ部の外側端面との間に形成して軸方向の外方に開く隙間をラビリンスの入口にする遮蔽板部と、遮蔽板部の外周端から外側フランジ部の外周まわりを経て外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に臨む位置まで延在する筒状部とからなる請求項1に記載の自動車用プロペラシャフト。
  3. 前記ラビリンス形成部の筒状部がストッパ手段の外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に臨む先端の内径を該内側フランジ部の外径以下にする請求項2に記載の自動車用プロペラシャフト。
  4. 前記ラビリンス形成部の筒状部が遮蔽板部の外周端の側から軸方向に向けて次第に縮径し、ストッパ手段の外側フランジ部と内側フランジ部の間の環状溝に臨む該筒状部の先端の内径を該内側フランジ部の外径以下にする請求項3に記載の自動車用プロペラシャフト。
  5. 前記ラビリンス形成部の筒状部の先端の内径が外側フランジ部の外径以下である請求項3又は4に記載の自動車用プロペラシャフト。
  6. 前記ラビリンス形成部の筒状部が該筒状部の内部を外部空間に連通する水抜き孔を備える請求項1〜5のいずれかに記載の自動車用プロペラシャフト。
  7. 前記環状支持部材がベアリングを挟む軸方向の両側に延在し、該環状支持部材のそれら両側の外方端のそれぞれにラビリンス形成部を設けた請求項1〜6のいずれかに記載の自動車用プロペラシャフト。
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JP2015147526A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 Nok株式会社 センターベアリングサポート

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