JP5348404B2 - ユニバーサルジョイント用密封装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のプロペラシャフトやステアリングシャフトなどの連結手段として用いられるユニバーサルジョイントのベアリングをシールするユニバーサルジョイント用密封装置に関する。
自動車のプロペラシャフト等におけるユニバーサルジョイントは、駆動側回転軸の軸端に設けられるヨークと、従動側回転軸の軸端に設けられるヨークとを、十字形スパイダを介して互いに角変位可能に連結し、前記十字形スパイダを介して駆動側から従動側へ回転力を伝達するものである。十字形スパイダにおける互いに十字形をなすように突出した四本の軸部は、前記駆動側又は従動側のヨークにおける二股状のアームの各端部に形成された連結環にそれぞれベアリングを介して挿入されている。そしてベアリングは、その内部に封入されたグリースが漏洩するのを防止すると共に外部からの泥水等の侵入を防止するために、密封装置によってシールされている。
図6は、ユニバーサルジョイント用密封装置の典型的な従来技術を示す装着状態の半断面図、図7は、図6の密封装置の未装着状態を示す半断面図である。
図6において、参照符号110はユニバーサルジョイントの十字形スパイダ、参照符号120は十字形スパイダ110の軸部111に遊嵌状態に配置される外輪121と、この外輪121と前記軸部111との間に介在された多数の円柱状の転動体122からなるベアリングである。
密封装置100は、金属製の補強環101にゴム状弾性材料で一体成形したものであって、十字形スパイダ110の軸部111の外周面に圧入嵌着される固定部102と、ベアリング120の外輪121の端部に転動体122の抜け止めのために屈曲形成された内向きフランジ部121aの端面に摺動可能に密接される内側リップ103と、その外周側に設けられ、先端部の内周面が前記外輪121の外周面に摺動可能に密接される外側リップ104とを備える。また、補強環101には、例えば、周辺の部品等に塗料を塗布する際に、外側リップ104に過って塗料が付着することによってこの外側リップ104が劣化したり、あるいは車両走行中に飛来物などが外側リップ104に衝突することによって外側リップ104が損傷したりするのを防止するための保護環部101aが形成されている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−166631号公報
しかしながら、この種の密封装置100による密封構造では、外側リップ104と内側リップ103の間の密閉空間S2の容積が小さく、このため温度変化によるベアリング120の内部空間S1の内圧変化を吸収する作用が小さい。したがってベアリング120の内圧上昇時には内部のグリースが外部へ流出しやすく、しかもグリースが流出すると、温度低下時にベアリング120の内部空間S1が負圧になって外部から泥水等が侵入してしまうおそれがある。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、ユニバーサルジョイントにおけるベアリングの内圧変化によるグリースの漏出や外部からの異物の侵入を有効に防止することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本発明に係るユニバーサルジョイント用密封装置は、ユニバーサルジョイントにおける十字形スパイダの軸部の外周面に嵌着される固定部と、前記軸部を相対回転可能に支持するベアリングの外輪に摺動可能に密接されるシールリップと、このシールリップの外周側を包囲する保護環とを備え、この保護環に、前記シールリップの外周面に密接されてこのシールリップの拡径変位を制限する押さえ部が形成され、前記シールリップの先端の正面側にグリース保持部が設けられ、このグリース保持部の外側にラビリンスシールが設けられたものである。
本発明に係るユニバーサルジョイント用密封装置において好ましくは、ラビリンスシールが、保護環の先端部から内径側へ屈曲された屈曲縁と、ベアリングの外輪の外周面との間の狭まり隙間からなるものであり、あるいは、保護環が、シールリップの外周側を包囲する第一の保護環と、ベアリングの外輪の外周面に取り付けられた第二の保護環からなり、ラビリンスシールが、前記第一の保護環の先端部と、前記第二の保護環との間の狭まり隙間からなるものである。
本発明に係るユニバーサルジョイント用密封装置によれば、ベアリングの内圧上昇によるシールリップの拡径変位が保護環に形成された押さえ部によって規制され、ベアリングの外輪からのシールリップの離間が制限されるので、グリースの漏出が有効に抑制され、しかも漏出したグリースはシールリップの外側に形成されたグリース保持部に保持されるので、シールリップの良好な潤滑性が保持されると共にグリースが外部へ流出しにくくなり、ベアリング内が負圧になっても、前記グリース保持部に保持されたグリースによって、外部からの異物の侵入が有効に防止される。また、ベアリングの内圧上昇によってグリース保持部へ漏出したグリースは、その外側に形成されたラビリンスシールによって、さらに外側への漏出が抑制されるため、グリース保持部へのグリースの保持が確保され、しかも外部からの異物の侵入もこのラビリンスシールによって抑制されるので、請求項1による効果を一層向上することができる。
ユニバーサルジョイントを示す斜視図である。 本発明に係るユニバーサルジョイント用密封装置の第一の形態を示す装着状態の半断面図である。 図2のユニバーサルジョイント用密封装置を単独で示す半断面図である。 本発明に係るユニバーサルジョイント用密封装置の第二の形態を示す装着状態の半断面図である。 図4のユニバーサルジョイント用密封装置を未装着状態で示す半断面図である。 ユニバーサルジョイント用密封装置の典型的な従来技術を示す装着状態の半断面図である。 図6の密封装置の未装着状態を示す半断面図である。
以下、本発明に係るユニバーサルジョイント用密封装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、ユニバーサルジョイントを示す斜視図、図2は、本発明に係るユニバーサルジョイント用密封装置の第一の形態を示す装着状態の半断面図、図3は、図2のユニバーサルジョイント用密封装置を単独で示す半断面図である。
まずユニバーサルジョイントの概略構成を説明すると、このユニバーサルジョイントは、図1に示されるように、駆動側回転軸及び従動側回転軸のうち一方の軸端に設けられるヨーク130と、他方の軸端に設けられるヨーク140とを、十字形スパイダ110を介して互いに角変位可能に連結したものである。十字形スパイダ110は、十字形をなすように互いに直角方向へ突出した四本の軸部(図2等における参照符号111)と、その互いの交差部側から外径方向へ立ち上がるボス部112とを有し、各軸部は、ヨーク130,140における二股状のアーム131,141に開設された連結孔131a,141aにそれぞれベアリング120を介して嵌挿されている。
図2に示されるように、ベアリング120は、十字形スパイダ110の軸部111の外周に配置されると共に図1のヨーク130又は140の連結孔131a又は141aに嵌着される金属プレス成形品からなる有底円筒状の外輪121と、この外輪121と前記軸部111との間に介在された鋼製の多数の円柱状転動体122からなり、内部が不図示のグリースで潤滑されている。
本発明に係るユニバーサルジョイント用密封装置(以下、単に密封装置という)1は、図2及び図3に示されるように、鋼板等の金属板の打ち抜きプレス成形によって製作された金属製の補強環11と、この補強環11が一体的に埋設された基部12と、その内周側の固定シール部13と、前記基部12から軸方向へ互いに同心の筒状に突出した内側リップ14及び外側リップ15と、補強環11の外径部から一体に延在された保護環16とを備える。基部12、固定シール部13、内側リップ14及び外側リップ15は、ゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)によって成形されたものである。
密封装置1における固定シール部13は、請求項1に記載された固定部に相当するものであって、補強環11の内周側に位置し、十字形スパイダ110の軸部111の外周面に、適当なつぶし代をもって圧入嵌着されるものである。
密封装置1における内側リップ14は、図3に示されるように、先端側が僅かに大径となるような円錐筒状をなすものであって、その先端部が、図2に示されるベアリング120の外輪121の端部に転動体122の抜け止めのために屈曲形成された内向きフランジ部121aの端面と適当な締め代をもって摺動可能に密接されるものである。
密封装置1における外側リップ15は、請求項1に記載されたシールリップに相当するものであって、図3に示されるように、内側リップ14の外周側に形成され、この内側リップ14より長く延び、その先端部15aの内径が、図2に示されるベアリング120の外輪121における内向きフランジ部121aの外径屈曲部121bの外周面と適当な締め代をもって摺動可能に密接されるものである。
密封装置1における保護環16は、基部12の外周面及び外側リップ15の根元15bの外周面を密着状態で包囲する第一の押さえ部16aと、その先端から延在され、外側リップ15の先端部15aの外周側に位置して第一の押さえ部16aと反対側ほど大径になる円錐筒状に形成された第二の押さえ部16bと、この第二の押さえ部16bから円筒状をなして延在され、図2に示される密封装置1の装着状態において外側リップ15の先端の正面側にグリース保持部17を形成する保持筒部16cと、更にその先端部から内径側へ屈曲され、ベアリング120の外輪121の外周面との間に狭まり隙間によるラビリンスシール18を構成する屈曲縁16dからなる。
外側リップ15の先端部15aの外周面と、保護環16の第二の押さえ部16bとの間には、第一の押さえ部16aと外側リップ15の根元15bとの密着部側ほど小さくなる隙間Gが存在している。この隙間Gは、図2に示されるように、外側リップ15の先端部15aがベアリング120の外輪121に押し付けられることによって外径側へ拡径された状態でも残存しており、したがって、外側リップ15の内周面に圧力が作用した場合には、外側リップ15の先端部15aは僅かに拡径変位することができる。
以上のように構成された第一の形態による密封装置1は、ベアリング120の内部空間S1に封入されたグリースが外輪121の外部へ漏洩するのを防止すると共に、外部からの泥水や土埃等がベアリング120の内部へ侵入するのを防止するものである。なお、ベアリング120の内部空間S1のほか、内側リップ14と外側リップ15の摺動部間に画成された密閉空間S2にもグリースが充填されている。
基部12及び外側リップ15の外周側は、金属製の保護環16によって包囲されているので、例えば、周辺の部品等に塗料を塗布する際に、基部12及び外側リップ15に過って塗料が付着することによってこの基部12及び外側リップ15が劣化したり、あるいは車両走行中に路面からの飛来物などが衝突することによって基部12及び外側リップ15が損傷したりするのを防止することができる。
ここで、ベアリング120の作動時の発熱や雰囲気温度の変化によってベアリング120の内部空間S1のグリースが膨張あるいは収縮すると、これに伴ってベアリング120の内圧が変化する。そしてベアリング120の内圧上昇時には、前記内部空間S1から内側リップ14を押し開きながら外周側へ流出しようとするグリースによって、内側リップ14と外側リップ15の間の密閉空間S2内のグリースの圧力が上昇し、外側リップ15は、この密閉空間S2の圧力を受けて拡径変位しようとするが、その根元15bは保護環16に形成された第一の押さえ部16aによって外周側から押えられているので、先端部15aのみが第二の押さえ部16bとの間の隙間Gの範囲内で僅かに拡径変位することができる。このため外側リップ15の剛性が高くなっているのに加え、その拡径変位量が著しく制限されており、したがって、前記密閉空間S2内のグリースの一部が内圧上昇によって外側リップ15の先端部15aとベアリング120の外輪121の外周面との間から外側へ流出するのを有効に抑制することができる。
また、上述の内圧上昇によって密閉空間S2内のグリースの一部が外側リップ15の先端部15aとベアリング120の外輪121の外周面との間から流出しても、このグリースは保護環16の保持筒部16cに囲まれたグリース保持部17内に保持される。しかもグリース保持部17の外側は、保護環16の屈曲縁16dとベアリング120の外輪121との間の狭まり隙間によるラビリンスシール18が設けられているので、グリース保持部17内からさらに外側へのグリースの流出が抑制される。このため、外側リップ15及び内側リップ14と外輪121の摺動部は、密閉空間S2及びグリース保持部17に保持されたグリースによって良好に潤滑され、低トルク化が図られる。
しかもグリースの流出が抑制される結果、ベアリング120の内圧が負圧になりにくく、負圧になっても、ラビリンスシール18が外部からの異物の侵入を抑制すると共に、グリース保持部17に保持されたグリースも、異物の侵入を阻止する作用を有するので、外部からの泥水等異物の侵入防止効果が向上する。
また、保護環16は基部12に埋設された補強環11から延在させて一体に形成したものであるため、部品数や組立工数を増加することがない。
次に図4は、本発明に係るユニバーサルジョイント用密封装置の第二の形態を示す装着状態の半断面図、図5は、図4のユニバーサルジョイント用密封装置を未装着状態で示す半断面図である。
この形態では、密封装置1における保護環16が、基部12に埋設された補強環11から一体に延在された第一の保護環16Aと、これとは別部品として金属のプレス成形により製作され、ベアリング120の外輪121の外周面に取り付けられた第二の保護環16Bからなるものである点で、先に説明した第一の形態と相違し、その他の部分は基本的に第一の形態と同様に構成されている。
詳しくは、第一の保護環16Aは、基部12の外周面及び外側リップ15の根元15bの外周面を密着状態で包囲する第一の押さえ部16aと、その先端から延在され、外側リップ15の先端部15aの外周側に位置して第一の押さえ部16aと反対側ほど大径になる円錐筒状に形成された第二の押さえ部16bからなる。そして第二の押さえ部16bは、外側リップ15よりも適宜長く延びている。
一方、第二の保護環16Bは、ベアリング120の外輪121の外周面に適当な締め代をもって密嵌された嵌合部16eと、この嵌合部16eから立ち上がり、図4に示される装着状態において外側リップ15の正面にグリース保持部17を画成するフランジ部16fと、さらにこのフランジ部16fから、図4に示される装着状態において前記第二の押さえ部16bの外周側へ向けて円筒状に延び、内周面がこの第二の押さえ部16bの先端外径縁と近接対向することによって、狭まり隙間を有するラビリンスシール18を構成する外径筒部16gからなる。
外側リップ15の先端部15aの外周面と、第一の保護環16Aにおける第二の押さえ部16bとの間には、第一の押さえ部16aと外側リップ15の根元15bとの密着部側ほど小さくなる隙間Gが存在している。この隙間Gは、図4に示されるように、外側リップ15の先端部15aがベアリング120の外輪121に押し付けられることによって外径側へ拡径された状態でも残存しており、外側リップ15の内周面に圧力が作用した場合には、外側リップ15の先端部15aは僅かに拡径変位することができる。
したがって、以上のように構成された第二の形態による密封装置1も、基本的には第一の形態と同様の効果を奏するものである。
そしてこの第二の形態によれば、第一の形態に比較して部品点数は増加するが、ラビリンスシール18がグリース保持部17の外周側で第二の押さえ部16bの先端部を迂回するように軸方向へ折れ曲った形状になっているため、グリース保持部17内からのグリースの流出を一層確実に抑制すると共に、外部からの異物の侵入を阻止する作用も高めることができる。
1 密封装置
11 補強環
12 基部
13 固定シール部(固定部)
14 内側リップ
15 外側リップ(シールリップ)
16 保護環
16A 第一の保護環
16B 第二の保護環
16a 第一の押さえ部
16b 第二の押さえ部
16c 保持筒部
16d 屈曲縁
16e 嵌合部
16f フランジ部
16g 外径筒部
17 グリース保持部
18 ラビリンスシール
120 ベアリング
121 外輪

Claims (3)

  1. ユニバーサルジョイントにおける十字形スパイダの軸部の外周面に嵌着される固定部と、前記軸部を相対回転可能に支持するベアリングの外輪に摺動可能に密接されるシールリップと、このシールリップの外周側を包囲する保護環とを備え、この保護環に、前記シールリップの外周面に密接されてこのシールリップの拡径変位を制限する押さえ部が形成され、前記シールリップの先端の正面側にグリース保持部が設けられ、このグリース保持部の外側にラビリンスシールが設けられたことを特徴とするユニバーサルジョイント用密封装置。
  2. ラビリンスシールが、保護環の先端部から内径側へ屈曲された屈曲縁と、ベアリングの外輪の外周面との間の狭まり隙間からなることを特徴とする請求項1に記載のユニバーサルジョイント用密封装置。
  3. 保護環が、シールリップの外周側を包囲する第一の保護環と、ベアリングの外輪の外周面に取り付けられた第二の保護環からなり、ラビリンスシールが、前記第一の保護環の先端部と、前記第二の保護環との間の狭まり隙間からなることを特徴とする請求項1に記載のユニバーサルジョイント用密封装置。
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