JP5055161B2 - 陸上輸送用冷凍装置 - Google Patents
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Description
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、液排出運転を行なうことによってコンプレッサ内における急激な液冷媒の圧縮を回避しつつ、不必要な液排出運転を行なうことのない冷凍装置を提供することを目的とする。
液排出運転をあまり多く繰り返すと、コンプレッサ内の潤滑油が外部に排出される量が多くなる。そこで、液排出運転を繰り返す回数を制限することにより、コンプレッサ内の潤滑油不足を回避するのである。
冷媒がコンプレッサに溜まるのは、上述したように、コンプレッサの温度が相対的に低くなった場合である。そこで、コンプレッサの温度が相対的に低くない場合には、液排出運転を行なわないことにするのである。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1、図2に示されるように、第1実施形態に係る冷凍装置(陸上輸送用冷凍装置)100は、保冷庫2を備えた陸上輸送用の車輌1に搭載されており、車輌1の運転室上に設置されたエバポレータ・コンデンサ一体ユニット20と、車輌1のエンジンルーム内に設置されたコンプレッサ50と、運転室内に設置されたキャビンコントローラ61と保冷庫2の外側下部に設置されたメインコントローラ62とからなるコントローラ60とを主たる構成要素としている。
冷凍装置100は、車輌の走行用エンジン3からコンプレッサ50の駆動力を得る直結方式である。
キャビンコントローラ61は、一般に、液晶表示装置などからなる表示部と、音声を出力する音声出力部を備えている。
メインコントローラ62は、液排出運転を実行させる液排出運転制御部62aと、タイマ62bと、回数カウンタ62cとを備えている。
電磁クラッチ51のONは、時間T2(以下、単にT2)の間だけ行い、電磁クラッチ51をONにしてからT2が経過すると、電磁クラッチ51をOFF(断)にしてコンプレッサ50の駆動を停止する。あまり長時間にわたってコンプレッサ50を駆動すると、コンプレッサ50からの潤滑油の排出量が多くなるからである。
T1、T2は、冷凍装置100、特にコンプレッサ50の仕様によって適宜定めるべきであるが、T1は20〜30時間の範囲から選択し、T2は1〜10秒の範囲から選択すればよい。
液排出運転制御部62aは、走行用エンジン3の始動のために車輌1のイグニッションキーが回されると(図4 S101(車輌IG−ON))、それを検知する。
液排出運転制御部62aは、車輌IG−ONを検知すると、液排出運転機能が「有効」又は「無効」の判断を行う(図4 S103)。前述したように、液排出運転をM回連続して実行した場合には、液排出運転機能が無効とされるので、ステップS103において、液排出運転機能が無効の場合には、液排出運転制御部62aは、その後の手順を実行することなく、処理を終了する。
なお、冷凍装置100を一定時間運転すると、コンプレッサ50から排出された潤滑油は、冷媒回路を一巡してコンプレッサ50に戻ることが想定される。したがって、冷凍装置100が一定時間以上運転された場合には、回数カウンタ62cに記憶されている回数(n)をクリアすることができる。
一方、回数(n+1)が、制限回数であるMに達した、つまり(n+1)=Mであれば、液排出運転制御部62aは、液排出運転機能を無効にする(図4 S117)。したがって、以後に、車輌1(車輌)の走行用エンジン3が停止してからT1以上経過したとしても、図4に示される手順に従った液排出運転が実行されることはない。また、液排出運転制御部62aは、液排出運転機能を無効にしたときには、キャビンコントローラ61に、その旨を表示させる、あるいはその旨の音声を出力させて、運転手に注意を喚起することが好ましい。運転手は、この注意喚起がなされた場合には、冷凍装置100を所定時間だけ運転すればよい。
第2実施形態に係る冷凍装置(陸上輸送用冷凍装置)200は、第1実施形態に係る冷凍装置100よりも、さらに液排出運転の頻度を下げることができる。
冷凍装置200の構成を図5に示すが、外気温度計73とコンプレッサ温度計74を設けた以外は、冷凍装置100と構成が一致している。したがって、冷凍装置100と一致している構成については、冷凍装置100と同一の符号を図5に付して、その説明を省略する。
ステップS103で液排出運転機能が有効と判断された場合には、液排出運転制御部62aは、取得した温度データt(out)と温度データt(comp)とを演算することにより、外気温度とコンプレッサ50の近傍の温度との差Δtを求める。具体的には、Δt=t(out)−t(comp)の演算が行われる。
Δtが基準温度差t(st)を超えていなければ、コンプレッサ50に液冷媒が溜まっていないものとみなして、液排出運転制御部62aは、その後の手順を実行することなく、処理を終了する。つまり、液排出運転は行われない。
Δtが基準温度差t(st)を超えていれば、液排出運転制御部62aは、次のステップS105において、走行用エンジン3が停止してからT1以上経過した否かを判断する。以後も、第1実施形態で説明したとおりに、手順が進められる。
Claims (2)
- 被冷却物を保冷する保冷庫を備えた陸上輸送用の車輌に搭載される陸上輸送用冷凍装置であって、
前記車輌の走行用エンジンにより駆動されるコンプレッサと、
前記走行用エンジンの動力を前記コンプレッサに接又は断とするクラッチと、
前記クラッチの動作を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記走行用エンジンが停止されてから始動時までに所定時間T1が経過した場合に限り、前記クラッチを所定時間T2だけ接とすることにより、前記走行用エンジンの動力を前記コンプレッサに伝達して液排出運転を行い、
前記液排出運転が所定回数Mだけ連続して行なわれた後は、前記走行用エンジンが停止されてから前記時間T1が経過しても、前記クラッチを接としないことを特徴とする陸上輸送用冷凍装置。 - 前記コントローラは、
外気温度と前記コンプレッサ又はその周囲の温度との温度差が所定値に達していない場合には、前記クラッチを接としないことを特徴とする請求項1に記載の陸上輸送用冷凍装置。
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