JP2003097858A - 陸上輸送用冷凍装置及びその運転制御方法 - Google Patents

陸上輸送用冷凍装置及びその運転制御方法

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JP2003097858A JP2001288922A JP2001288922A JP2003097858A JP 2003097858 A JP2003097858 A JP 2003097858A JP 2001288922 A JP2001288922 A JP 2001288922A JP 2001288922 A JP2001288922 A JP 2001288922A JP 2003097858 A JP2003097858 A JP 2003097858A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エバポレータファンの運転による再熱の熱量
を低減すると共に、運転に要する消費動力の低減によっ
て省エネルギー運転を可能にした陸上輸送用冷凍装置を
提供する。 【解決手段】 エバポレータ30と、コンプレッサ5
と、コンデンサ40と、膨張弁33とを備え、これら各
機器が冷媒管路によって連結された冷凍サイクルを形成
している陸上輸送用冷凍装置において、所定の庫内温度
まで低下した状態でコンプレッサ5の運転を停止し、か
つ、エバポレータ30のエバポレータファン31を運転
して庫内の冷気を循環させるサーモOFF時に、エバポ
レータファン31の運転を任意に設定可能とするエバポ
レータファン運転制御部91を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陸上輸送用車両に
搭載される陸上輸送用冷凍装置及びその運転制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】陸上輸送用冷凍装置は、トラックの荷台
など陸上輸送用車両(以下「冷凍車」と呼ぶ)に積載さ
れたコンテナ(保冷庫)内を冷却し、積み込んだ荷物を
所望の低温に維持して輸配送する冷凍車などに装備され
るものであり、コンプレッサ、コンデンサユニット、エ
バポレータユニット及び運転操作の制御部等を具備し、
冷媒配管で接続された冷凍サイクルを構成している。
【0003】図5及び図6に示す従来の陸上輸送用冷凍
装置において、図中の符号1は冷凍車、2はコンテナ、
3はエバポレータユニット、4はコンデンサユニット、
5はコンプレッサ、6は高圧冷媒配管、7は低圧冷媒配
管、8はアキュムレータ、9は運転操作用の制御部であ
る。このような陸上輸送用冷凍装置には、車両走行用エ
ンジンからコンプレッサ5の駆動力を得る直結方式と、
専用のエンジン駆動発電装置を設けて電動モータによっ
てコンプレッサを駆動するサブエンジン方式とがある。
【0004】図示した直結方式の場合、コンプレッサ5
は通常冷凍車1のエンジンルーム内に設置され、運転操
作を行う制御部9は運転室内の適所に設置されている。
コンテナ2の内部(たとえば運転席側の上端部)に設置
されるエバポレータユニット3は、エバポレータ30
と、エバポレータファン31と、気液熱交換器32と、
絞り機構となる膨張弁33とを備えている。なお、エバ
ポレータファン31は、ファンモータ31aを駆動源と
している。一方、コンテナ2の外部(たとえば運転席の
上部)に設置されるコンデンサユニット4は、コンデン
サ40と、コンデンサファン41と、レシーバ42と、
ドライヤ43とを備えている。なお、コンデンサファン
41は、ファンモータ41aを駆動源としている。
【0005】陸上輸送用冷凍装置の冷凍サイクルでは、
車両走行用エンジンから出力の一部をもらい受けて駆動
されるコンプレッサ5でガス状の冷媒が圧縮され、高圧
冷媒配管6を通ってコンデンサユニット4内のコンデン
サ40へ送られる。該コンデンサ40では、コンデンサ
ファン41で導入した外気と熱交換したガス冷媒が凝縮
して液化する。この液冷媒はさらに、エバポレータユニ
ット3内のエバポレータ30に送られ、コンテナ1内の
空気(庫内循環空気)と熱交換して熱を吸収する。この
結果、コンテナ1内の空気は冷やされ、また、液冷媒は
熱吸収により蒸発してガス状の冷媒となり、再度コンプ
レッサ5へと送られる。以下、このような冷媒の状態変
化を伴う循環を繰り返して、冷凍サイクルが形成され
る。
【0006】このような従来の陸上輸送用冷凍装置は、
コンテナ2の庫内温度を設定値に維持するため、一般的
には庫内温度検出手段としてコンテナ2内の適所に設置
された温度センサ10の検知温度に応じて、コンプレッ
サ5のON/OFF運転を行っている。また、庫内温度
が所定値まで低下した状態でコンプレッサ5の運転を停
止するサーモOFF時には、庫内の温度分布を均一に維
持するため、庫内冷気循環が行われている。この庫内冷
気循環は、通常エバポレータファン31を運転すること
でコンテナ2内の空気を循環させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の省エ
ネルギー促進の要求は、上述した陸上輸送用冷凍装置に
も及んでいる。しかしながら、上述した従来の陸上輸送
用冷凍装置は、コンプレッサ5のON/OFF運転を行
って庫内温度の制御を実施すると共に、コンプレッサ5
の運転がOFFとなるサーモOFF時には、エバポレー
タファン31を冷却運転時と同様に運転して庫内冷気循
環を行っている。このため、サーモOFF時にはコンプ
レッサが停止されているにも係わらずエバポレータファ
ン31の運転が継続されるため、ファンモータ31aの
運転によって電力を消費することになる。
【0008】さらに、ファンモータ31aは庫内に設置
されているエバポレータユニット3の内部に位置してい
るので、ファンモータ31aの運転による発熱が庫内温
度を上昇させるという再熱の問題もある。すなわち、モ
ータファン31aが発熱することはせっかく冷却した庫
内温度を再熱して上昇させることを意味するので、コン
プレッサ5の運転を停止できるサーモOFFの時間を短
くすることになる。換言すれば、コンプレッサ5を運転
して庫内冷却を実施する運転時間を長くすることになる
ため、所望の庫内温度を維持するためにはコンプレッサ
運転用の動力消費量も増すことになる。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、エバポレータファンの運転による再熱の熱量を低
減すると共に、運転に要する消費動力の低減によって省
エネルギー運転を可能にした陸上輸送用冷凍装置及びそ
の運転制御方法の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
陸上輸送用冷凍装置は、被冷却物を保冷する保冷庫を備
えた陸上輸送用車両に搭載され、液相の冷媒が供給され
て該冷媒を蒸発させるとともに前記被冷却物を冷却する
ためのエバポレータと、該エバポレータにて気化した前
記冷媒を圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサにて
圧縮された前記冷媒を凝縮して液化させるコンデンサ
と、液化された前記冷媒を減圧する絞り機構とを備え、
これら各機器が冷媒管路によって連結された冷凍サイク
ルを形成している陸上輸送用冷凍装置において、所定の
庫内温度まで低下した状態で前記コンプレッサの運転を
停止し、かつ、前記エバポレータのエバポレータファン
を運転して庫内の冷気を循環させるサーモOFF時に、
前記エバポレータファンの運転を任意に設定可能とする
エバポレータファン運転制御手段を設けたことを特徴と
するものである。
【0011】このような陸上輸送用冷凍装置によれば、
サーモOFF時に前記エバポレータファンの運転を任意
に設定可能とするエバポレータファン運転制御手段を設
けたので、エバポレータファンの運転を最小限に抑えて
庫内温度の均一化を図り、再熱を抑制すると共に消費動
力の低減を達成することができる。
【0012】上述した陸上輸送用冷凍装置においては、
前記エバポレータファン運転制御手段が、前記エバポレ
ータファンの運転時間及び運転停止時間を任意に設定可
能であることが好ましい。この場合、前記サーモOFF
時におけるエバポレータファンの運転は、前記エバポレ
ータファンの吸込空気温度検出手段で検出した温度に基
づいて停止させるとよい。
【0013】また、上述した陸上輸送用冷凍装置におい
ては、前記エバポレータファン運転制御手段が、前記エ
バポレータファンの運転回転数を任意に設定可能として
もよい。また、上述した陸上輸送用冷凍装置において
は、前記エバポレータファンを複数備え、前記エバポレ
ータファン運転制御手段が、前記エバポレータファンの
運転個数を任意に設定可能としてもよい。
【0014】請求項6に記載の陸上輸送用冷凍装置の運
転制御方法は、被冷却物を保冷する保冷庫を備えた陸上
輸送用車両に搭載され、液相の冷媒が供給されて該冷媒
を蒸発させるとともに前記被冷却物を冷却するためのエ
バポレータと、該エバポレータにて気化した前記冷媒を
圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサにて圧縮され
た前記冷媒を凝縮して液化させるコンデンサと、液化さ
れた前記冷媒を減圧する絞り機構とを備え、これら各機
器が冷媒管路によって連結された冷凍サイクルを形成し
ている陸上輸送用冷凍装置の運転制御方法において、所
定の庫内温度まで低下した状態で前記コンプレッサの運
転を停止し、かつ、前記エバポレータのエバポレータフ
ァンを運転して庫内の冷気を循環させるサーモOFF時
に、前記エバポレータファンの運転を任意に設定して庫
内冷気循環を行うことを特徴とするものである。
【0015】このような陸上輸送用冷凍装置の運転制御
方法によれば、サーモOFF時に前記エバポレータファ
ンの運転を任意に設定して庫内冷気循環を行うようにし
たので、エバポレータファンの運転を最小限に抑えて庫
内温度の均一化を図り、再熱を抑制すると共に消費動力
の低減を達成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る陸上輸送用冷
凍装置及びその運転制御方法の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1に示す陸上輸送用冷凍装置は、従来
例(直結方式)の図6に対応するもので、図中の符号3
はエバポレータユニット、4はコンデンサユニット、5
はコンプレッサ、6は高圧冷媒配管、7は低圧冷媒配
管、8はアキュムレータ、10及び11は温度センサ、
90は制御部である。
【0017】この陸上輸送用冷凍装置では、通常冷凍車
1のエンジンルーム内に設置されるコンプレッサ5がガ
ス冷媒を圧縮してコンデンサユニット4へ供給する。コ
ンプレッサ5とコンデンサユニット4との間は、高圧冷
媒配管6によって連結されている。なお、直結方式のコ
ンプレッサ5は、車両走行用のエンジンから出力の一部
をもらい受けて駆動される。
【0018】コンデンサユニット4は、たとえば冷凍車
1の運転席上部やコンテナ2の側壁下方など、コンテナ
2の外部適所に設置されている。コンデンサユニット4
の内部には、高圧のガス冷媒と外気とを熱交換させるコ
ンデンサ40が設置されている。コンデンサ40を通過
する外気は、ファンモータ41aで駆動されるコンデン
サファン41の作動によってコンデンサユニット4内に
導入される。コンデンサ40で凝縮して液化した冷媒は
レシーバ42を通過して気液の分離がなされた後、ドラ
イヤ43を経て冷媒配管で連結されたエバポレータユニ
ット3へ供給される。
【0019】エバポレータユニット3は、コンテナ2の
内部、一般的には運転席(車両前進方向)側の上端部に
設置されている。エバポレータユニット3の内部には、
エバポレータ30と、エバポレータファン31と、気液
熱交換器32と、膨張弁33とを備えている。エバポレ
ータユニット3に導入された液冷媒は、気液熱交換器3
2を通過して冷却された後、絞り機構の膨張弁33へ導
かれる。膨張弁33を通過する液冷媒は、減圧されてエ
バポレータ30へ供給される。エバポレータ30は、液
冷媒と庫内循環空気とを熱交換させる機能を有してい
る。この場合の庫内循環空気は、ファンモータ31aを
駆動源とするエバポレータファン31の作動によって、
庫内の空気がエバポレータ30を通過するよう吸引され
て循環する。エバポレータ30で庫内循環空気と熱交換
した液冷媒は蒸発してガス冷媒となり、一方、庫内循環
空気は気化熱を奪われて冷却される。
【0020】こうして冷却された庫内循環空気がコンテ
ナ2の内部を循環することで、コンテナ2の内部は所望
の温度に冷却される。また、エバポレータ30で蒸発し
たガス冷媒は、気液熱交換器32を通過して液冷媒を冷
却した後、低圧冷媒配管7を通ってアキュムレータ8へ
導かれる。このアキュムレータ8では気液の分離がなさ
れ、ガス冷媒のみがコンプレッサ5へ吸引されて再度圧
縮される。以下、このような状態変化を繰り返す冷媒が
冷媒配管を循環することで、陸上輸送用冷凍装置の冷凍
サイクルが形成される。
【0021】さて、上述した陸上輸送用冷凍装置は、た
とえば運転席などに設置されて各種の運転操作を行う制
御部90を備えている。この制御部90には、エバポレ
ータファン31の運転を任意に設定可能とするエバポレ
ータファン運転制御手段として、エバポレータファン運
転制御部91を備えている。
【0022】この制御部90では、陸上輸送用冷凍装置
の運転・停止や庫内温度の設定などの操作を行うことが
でき、さらに、「冷却運転」及び「サーモOFF運転」
を自動的に選択切換することもできる。なお、一方の
「冷却運転」は、コンプレッサ5を運転して冷媒を循環
させ、エバポレータ30で庫内循環空気を冷却するもの
であり、他方の「サーモOFF運転」は、コンプレッサ
5の運転を停止して庫内の温度分布を均一に保つもので
ある。
【0023】通常の冷却運転では、設定された庫内温度
を維持するように、冷凍装置のON/OFF運転、すな
わちコンプレッサ5の運転/停止が行われている。この
ようなON/OFF運転は、庫内温度検出手段としてコ
ンテナ2の内部適所に設けた温度センサ10の検出温度
に基づいて実施される。このON/OFF運転を具体的
に説明すると、制御部90で所望の庫内温度T℃を設定
し、たとえばこの設定温度よりα1℃低い温度まで庫内
が冷やされた時点でコンプレッサ5の運転を停止してサ
ーモOFF運転に切り換える。また、サーモOFF運転
を解除して通常の冷却運転を開始する場合も、上述した
温度センサ10の検出温度が設定温度T℃、またはT℃
よりもα2℃高くなった時に実施される。
【0024】そして、サーモOFF運転では、庫内の温
度分布を均一に保つためにエバポレータファン31を運
転して庫内空気を循環させる。このようなサーモOFF
時におけるエバポレータファン31の運転は、エバポレ
ータファン運転制御部91によって任意に設定可能であ
る。すなわち、コンテナ2に収容する荷物の種類、コン
テナ2の内部を冷却する設定温度、コンテナ2の断熱性
能などの諸条件に応じて、最も省エネルギーに適した運
転を適宜設定できるようになっている。
【0025】ここで、サーモOFF時におけるエバポレ
ータファン31の具体的な運転制御を説明する。第1の
運転制御は、エバポレータファン31の運転時間及び運
転停止時間を任意に設定して、庫内温度分布を均一に保
つようにしてある。これを図2に基づいて説明すると、
サーモOFF時にはエバポレータファン31の運転・停
止を交互に行い、トータルの運転時間を短縮できるよう
にしてある。
【0026】すなわち、図示の例では、サーモOFFに
切り換えた最初の時間t1はエバポレータファン31の
運転を停止し、以後時間t2の運転、時間t3の停止、
時間t4の運転及び時間t5の停止というように、冷却
運転の開始まで運転・停止を繰り返す。このような時間
t1〜5毎の運転・停止は、たとえばタイマーを使用す
ることで容易に実施可能となる。なお、時間t1〜5の
設定や運転・停止の回数等については、図示の例に限定
されることはなく、全て同じ時間にしたり徐々に短くす
るなど適宜変更可能なことはいうまでもない。また、
(1)コンプレッサ5の運転が開始される冷却運転は温
度センサ10の検出値が所定の温度まで上昇したときに
開始されること、(2)冷却運転にはエバポレータファ
ン31の運転が不可欠なことから、コンプレッサ5の運
転が開始されたら必ずエバポレータファン31も運転さ
れるようにしておく。
【0027】次に、第2の運転制御について説明する。
上述した第1の運転制御では、タイマーを用いてエバポ
レータファン31の運転・停止を行っていたが、第2の
運転制御では、エバポレータファン31の吸込空気温度
検出手段として設けた温度センサ11で検出した温度に
基づいて停止させる。すなわち、温度センサ11の検出
値が安定した時点で庫内温度分布が均一であると判断
し、エバポレータファン31の運転を停止する。この場
合、エバポレータファン31の運転開始については、タ
イマーにより任意の時間を設定してもよいし、あるい
は、温度センサ11の検出値が所定値以上の変動をする
場合としてもよい。なお、この運転制御においても、コ
ンプレッサ5の運転が開始されたら必ずエバポレータフ
ァン31も運転されるようにしておく。
【0028】このように、上述した第1及び第2の運転
制御を行うと、サーモOFF時にエバポレータファン3
1の運転停止時間が生じるので、その分だけファンモー
タ31aの消費電力を節約して省エネルギーを達成でき
る。また、ファンモータ31aの運転時間が短縮される
と、モータの発熱による再熱も低減されるので、庫内温
度を上昇させる要因を低減することができる。従って、
庫内温度が上昇してサーモOFFから冷却運転に切り換
わるのに要する時間を長くすることができ、その分コン
プレッサ5を運転する時間が短くなるので、コンプレッ
サ5における動力消費を低減して省エネルギーに貢献す
ることができる。
【0029】このようなサーモOFF時におけるエバポ
レータファン31の運転制御は、特に冷凍用の運転制御
に適している。すなわち、冷凍時においては、コンテナ
2内の荷物自体が氷点下の冷凍状態にあって十分な冷熱
を保有しているため、サーモOFFの割合がかなり大き
くなるためである。従って、エバポレータファン31を
停止させることができる時間も長くなり、省エネルギー
への貢献度は極めて高いものとなる。
【0030】次に、第3の運転制御を図3に基づいて説
明する。この運転制御では、サーモOFF時になると、
エバポレータファン31の回転速度を低下させて低速運
転を実施する。具体例を示して説明すると、公知の手段
によってファンモータ31aの回転速度を2段階に、た
とえば冷却運転時の通常速度またはそれ以下の低速から
選択切換できるようにしておく。そして、サーモOFF
時には消費電力の少ない低速運転を選択して実施する。
【0031】このような運転制御を採用すると、サーモ
OFF時にはエバポレータファン31が低速運転される
ので、庫内の温度分布を均一に保ちつつ消費電力を低減
することができる。また、消費電力の少ない低速運転
は、ファンモータ31aの発熱量も少ないので、再熱の
問題も最小限に抑えることができる。なお、この運転制
御においては、コンプレッサ5の運転が開始されたら必
ずエバポレータファン31を通常の運転速度に戻すよう
にしておく。
【0032】最後に、第4の運転制御を図4に基づいて
説明する。この運転制御では、エバポレータファン31
を複数設け、サーモOFF時には運転個数を低減する。
具体例を示して説明すると、エバポレータファン31を
たとえば2台設置しておき、通常の冷却運転には2台を
共に運転し、サーモOFF運転時にはいずれか一方を停
止して1台のみ運転するものとする。なお、エバポレー
タファン31の設置数は上述した2台に限定されること
はなく、適宜変更が可能なことはいうまでもない。
【0033】このような運転制御を採用すると、サーモ
OFF時には停止した1台分のファンモータ31aで消
費している電力が低減されるだけでなく、発熱量も減少
することになる。従って、庫内の温度分布を均一に保ち
つつ消費電力を低減することができ、再熱の問題も半減
させることができる。なお、この運転制御においては、
コンプレッサ5の運転が開始されたら必ず全数のエバポ
レータファン31を運転するようにしておく。
【0034】以上説明したように、本発明の陸上輸送用
冷凍装置によれば、サーモOFF時にエバポレータファ
ン31の運転を任意に設定可能とするエバポレータファ
ン運転制御手段を設けたので、エバポレータファン31
の運転を制御して、具体的には運転・停止時間、運転速
度及び運転台数を適宜設定して、ファンモータ31aに
おける消費電力を低減し、かつ、ファンモータ31aに
おける再熱の影響を最小限に抑えて、庫内冷気循環を行
う運転制御が可能になる。従って、省エネルギーを実現
しながら、庫内温度分布の均一化することができる。
【0035】ところで、上述した第1〜第4の運転制御
は、それぞれを単独で実施することはもちろん可能であ
るが、適宜組み合わせて実施することも可能である。組
合せの具体例を示すと、第1の制御例と第3の制御例と
を組み合わせ、サーモOFF時にエバポレータファン3
1の運転・停止を行うだけでなく、運転する回転速度を
低速にして消費電力及び発熱量をより一層低減してもよ
い。
【0036】あるいは、第3の制御例と第4の制御例と
を組み合わせて、サーモOFF時には、複数設置したエ
バポレータファン31の一部を低速回転で運転し、消費
電力及び発熱量をより一層低減してもよい。なお、本発
明の構成は上述した実施形態に限定されるものではな
く、たとえば直結方式だけでなくサブエンジン方式にも
適用可能であるというように、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において適宜変更することができる。
【0037】
【発明の効果】上述した本発明の陸上輸送用冷凍装置及
びその運転制御方法によれば、以下の効果を奏する。請
求項1に記載の陸上輸送用冷凍装置によれば、所定の庫
内温度まで低下した状態でコンプレッサの運転を停止
し、かつ、エバポレータファンを運転して庫内の冷気を
循環させるサーモOFF時に、エバポレータファンの運
転を任意に設定可能とするエバポレータファン運転制御
手段を設けたので、エバポレータファンの運転を最小限
に抑えて庫内温度の均一化を図り、再熱を抑制すると共
に消費動力の低減を達成することができる。従って、エ
バポレータファンを運転する消費電力及びコンプレッサ
を運転する消費動力を低減し、冷凍装置の省エネルギー
運転を可能にするという顕著な効果を奏する。
【0038】上述したエバポレータファン運転制御手段
は、(1)エバポレータファンの運転時間及び運転停止
時間を任意に設定する、(2)エバポレータファンの運
転回転数を任意に設定可能とする、(3)エバポレータ
ファンを複数備え、エバポレータファンの運転個数を任
意に設定する、ことが効果的であり、いずれもファンモ
ータの消費電力及び再熱熱量を低減できる。なお、
(1)の場合、サーモOFF時におけるエバポレータフ
ァンの運転は、エバポレータファンの吸込空気温度検出
手段で検出した温度に基づいて停止させるようにすれ
ば、庫内温度分布の均一化はより一層良好なものとな
る。
【0039】請求項6に記載の陸上輸送用冷凍装置の運
転制御方法によれば、所定の庫内温度まで低下した状態
でコンプレッサの運転を停止し、かつ、エバポレータの
エバポレータファンを運転して庫内の冷気を循環させる
サーモOFF時に、エバポレータファンの運転を任意に
設定して庫内冷気循環を行うようにしたので、エバポレ
ータファンの運転を最小限に抑えて庫内温度の均一化を
図り、再熱を抑制すると共に消費動力の低減を達成する
ことができる。従って、エバポレータファンを運転する
消費電力及びコンプレッサを運転する消費動力を低減
し、冷凍装置の省エネルギー運転を可能にするという顕
著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る陸上輸送用冷凍装置の一実施形
態を示す構成図である。
【図2】 図1におけるエバポレータファン運転制御装
置の第1制御例を示す説明図である。
【図3】 図1におけるエバポレータファン運転制御装
置の第3制御例を示す説明図である。
【図4】 図1におけるエバポレータファン運転制御装
置の第4制御例を示す説明図である。
【図5】 陸上輸送用冷凍装置を装備したトラックを示
す斜視図である。
【図6】 陸上輸送用冷凍装置に係る従来例を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 冷凍車 2 コンテナ 3 エバポレータユニット 4 コンデンサユニット 5 コンプレッサ 10 温度センサ(庫内温度検出手段) 11 温度センサ(吸込空気温度検出手段) 30 エバポレータ 31 エバポレータファン 31a ファンモータ 33 膨張弁(絞り機構) 40 コンデンサ 41 コンデンサファン 90 制御部 91 エバポレータファン運転制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 17/06 312 F25D 17/06 312

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被冷却物を保冷する保冷庫を備えた陸
    上輸送用車両に搭載され、液相の冷媒が供給されて該冷
    媒を蒸発させるとともに前記被冷却物を冷却するための
    エバポレータと、該エバポレータにて気化した前記冷媒
    を圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサにて圧縮さ
    れた前記冷媒を凝縮して液化させるコンデンサと、液化
    された前記冷媒を減圧する絞り機構とを備え、これら各
    機器が冷媒管路によって連結された冷凍サイクルを形成
    している陸上輸送用冷凍装置において、 所定の庫内温度まで低下した状態で前記コンプレッサの
    運転を停止し、かつ、前記エバポレータのエバポレータ
    ファンを運転して庫内の冷気を循環させるサーモOFF
    時に、前記エバポレータファンの運転を任意に設定可能
    とするエバポレータファン運転制御手段を設けたことを
    特徴とする陸上輸送用冷凍装置。
  2. 【請求項2】 前記エバポレータファン運転制御手段
    が、前記エバポレータファンの運転時間及び運転停止時
    間を任意に設定可能であることを特徴とする請求項1記
    載の陸上輸送用冷凍装置。
  3. 【請求項3】 前記サーモOFF時におけるエバポレ
    ータファンの運転は、前記エバポレータファンの吸込空
    気温度検出手段で検出した温度に基づいて停止させるこ
    とを特徴とする請求項2記載の陸上輸送用冷凍装置。
  4. 【請求項4】 前記エバポレータファン運転制御手段
    が、前記エバポレータファンの運転回転数を任意に設定
    可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の陸上輸送用冷凍装置。
  5. 【請求項5】 前記エバポレータファンを複数備え、
    前記エバポレータファン運転制御手段が、前記エバポレ
    ータファンの運転個数を任意に設定可能であることを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載の陸上輸送用
    冷凍装置。
  6. 【請求項6】 被冷却物を保冷する保冷庫を備えた陸
    上輸送用車両に搭載され、液相の冷媒が供給されて該冷
    媒を蒸発させるとともに前記被冷却物を冷却するための
    エバポレータと、該エバポレータにて気化した前記冷媒
    を圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサにて圧縮さ
    れた前記冷媒を凝縮して液化させるコンデンサと、液化
    された前記冷媒を減圧する絞り機構とを備え、これら各
    機器が冷媒管路によって連結された冷凍サイクルを形成
    している陸上輸送用冷凍装置の運転制御方法において、 所定の庫内温度まで低下した状態で前記コンプレッサの
    運転を停止し、かつ、前記エバポレータのエバポレータ
    ファンを運転して庫内の冷気を循環させるサーモOFF
    時に、前記エバポレータファンの運転を任意に設定して
    庫内冷気循環を行うことを特徴とする陸上輸送用冷凍装
    置の運転制御方法。
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