JP2010076587A - 輸送車両のキャビン空調装置 - Google Patents

輸送車両のキャビン空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010076587A
JP2010076587A JP2008246794A JP2008246794A JP2010076587A JP 2010076587 A JP2010076587 A JP 2010076587A JP 2008246794 A JP2008246794 A JP 2008246794A JP 2008246794 A JP2008246794 A JP 2008246794A JP 2010076587 A JP2010076587 A JP 2010076587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabin
sub
heat
heat exchanger
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008246794A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Kawanishi
康平 川西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryoju Cold Chain Co Ltd
Original Assignee
Ryoju Cold Chain Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryoju Cold Chain Co Ltd filed Critical Ryoju Cold Chain Co Ltd
Priority to JP2008246794A priority Critical patent/JP2010076587A/ja
Publication of JP2010076587A publication Critical patent/JP2010076587A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】サブエンジン32でコンプレッサ5を駆動する冷凍機1を搭載した冷凍冷蔵トラックTにおいて、メインエンジンを停止したアイドルストップ状態で、キャビンC(乗員室)の冷房を効率よく安定して行い得るようにする。
【解決手段】メイン冷媒回路27のコンデンサコイル6からの液冷媒の一部を膨張させた後に蒸発させて水(熱媒体)を冷却するサブ熱交換器42を接続したサブ冷媒回路40と、このサブ熱交換器42で冷却された水をキャビンC内部の空気との間で熱交換させるキャビン熱交換器48が接続された熱媒体回路45とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、輸送物を冷凍状態ないし低温状態で収容する冷却庫を備えた輸送車両の乗員用キャビン(乗員室)を空気調和するキャビン空調装置に関し、特に、車両走行用のメインエンジンとは異なるサブエンジンにより駆動される圧縮機(コンプレッサ)を備えたものに関する。
近年、原油の高騰や炭酸ガス排出抑制の動きがある中、トラックを使った物流においても燃料消費の抑制の要望が強くなっている。この燃費抑制対策の1つの手段として、トラック乗員の仮眠時や納入先での時間待ちにおけるアイドルストップ(停車中の走行用エンジンを停止する)という有力な手段があるが、この仮眠時等でキャビン内部に対し夏期の冷房及び冬期の暖房を良好に行うことが実現上のネックとなっている。
このようなキャビン内部を冷暖房するために、従来、例えば特許文献1に示されるように、恒温庫内に庫内熱交換器を、またキャビン内部に車室内熱交換器をそれぞれ設けて、両者を熱媒体循環路で接続し、庫内熱交換器で恒温庫内の空気と熱交換した熱媒体を車室内熱交換器に送ってキャビン内部の空気と熱交換させることにより、キャビン内部を恒温庫内の空気に合わせて冷却又は加熱して空調することが提案されている。
また、この提案例のものでは、熱媒体としてエンジンの冷却水を用い、この冷却水を車室内熱交換器又は庫内熱交換器で空気と熱交換させることで、キャビンの暖房と恒温庫内の加温とを切り換えるようになっている。さらに、冷媒圧縮用のコンプレッサ(圧縮機)を走行中は車両走行用エンジンで、また駐車中は地上電源によって作動する電動モータでそれぞれ駆動したり、或いはサブエンジンでコンプレッサを駆動したりするようにしている。
特開2006−273150号公報
ところが、上記特許文献1のものでは、恒温庫内の空気を熱源としてキャビン内部の空気と熱交換させるので、冷房時の熱効率が低いとともに、キャビン内の冷房温度は恒温庫内の空気の温度に左右され、安定した冷房能力や温度が得られないという難がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、上記のようにサブエンジンで圧縮機を駆動する冷凍機を搭載した冷凍冷蔵トラック等の輸送車両において、メインエンジンを停止したアイドルストップ状態で、キャビンの冷房を効率よく安定して行い得るようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、熱媒体を冷凍機の冷媒回路の冷媒と直接に熱交換させ、この熱交換された熱媒体をキャビン内の空気と熱交換させて冷房するようにした。
具体的には、請求項1の発明では、乗員を収容するキャビンと、輸送物を収容する冷却庫と、車両走行用のメインエンジンとは異なるサブエンジンにより駆動されてガス冷媒を圧縮する圧縮機(コンプレッサ)、この圧縮機で圧縮されたガス冷媒を凝縮して液冷媒にする凝縮器、この凝縮器の液冷媒を膨張させるメイン膨張手段、及びこのメイン膨張手段で膨張した液冷媒を蒸発させて、その蒸発熱により上記冷却庫内を冷却する蒸発器が接続されたメイン冷媒回路を有する冷凍機とを備えた輸送車両の上記乗員用キャビン内部を空調するようにしたキャビン空調装置が対象である。
そして、上記メイン冷媒回路に並列に接続され、上記凝縮器からの液冷媒の一部を膨張させるサブ膨張手段と、このサブ膨張手段で膨張した液冷媒を1次側で蒸発させて2次側の熱媒体を冷却するサブ熱交換器とが接続されたサブ冷媒回路を備える。また、上記サブ熱交換器での冷媒の蒸発熱により冷却された熱媒体を上記キャビン内部の空気との間で熱交換させるキャビン熱交換器と、上記熱媒体を循環させる循環ポンプとが接続された熱媒体回路を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明では、冷凍機のメイン冷媒回路における圧縮機がサブエンジンにより駆動されてガス冷媒を圧縮すると、この圧縮機で圧縮されたガス冷媒は凝縮器で液冷媒に凝縮され、この液冷媒はメイン膨張手段で膨張した後に蒸発器で蒸発してガス冷媒となり、そのガス冷媒は圧縮機に戻って再度圧縮される冷凍サイクルが繰り返され、上記蒸発器での冷媒の蒸発熱により、輸送物を収容する冷却庫内が冷却される。
一方、この冷媒回路に並列に接続されているサブ冷媒回路では、上記凝縮器からの液冷媒の一部がサブ膨張手段で膨張し、この膨張した液冷媒はサブ熱交換器の1次側で蒸発してガス冷媒となり、そのガス冷媒は冷媒回路の圧縮機に戻って再圧縮される。そして、このサブ熱交換器の1次側での冷媒の蒸発により2次側の熱媒体が冷却され、この熱媒体は循環ポンプによりキャビン熱交換器に至り、そのキャビン熱交換器でキャビン内部の空気と熱交換してその空気を冷却した後、元のサブ熱交換器の2次側に戻って再度冷却される。
これによって、仮眠時や時間待ちで輸送車両が停車していても、走行用エンジンを停止したアイドルストップ状態で、冷却庫内部を冷却保持するためのサブエンジンの運転を利用してキャビン内部の冷房が行え、燃料消費の抑制が可能となる。
また、このように、冷凍機におけるメイン冷媒回路の冷媒の一部をサブ熱交換器で蒸発させて、その蒸発熱により熱媒体を冷却してキャビン内部を冷房するので、冷却庫内部の空気から冷熱を得てキャビン内部を冷房する場合に比べ、冷房効率が高いとともに、安定して冷房を行うことができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明と同様に、乗員を収容するキャビンと、輸送物を収容する冷却庫と、車両走行用のメインエンジンとは異なるサブエンジンにより駆動されてガス冷媒を圧縮する圧縮機(コンプレッサ)、この圧縮機で圧縮されたガス冷媒を凝縮して液冷媒にする凝縮器、この凝縮器の液冷媒を膨張させる膨張手段、及びこの膨張手段で膨張した液冷媒を蒸発させて、その蒸発熱により上記冷却庫内を冷却する蒸発器が接続された冷媒回路を有する冷凍機とを備えた輸送車両の上記乗員用キャビン内部を空調するようにしたキャビン空調装置が対象である。
そして、1次側が上記膨張手段下流側の冷媒回路に直列に接続され、該1次側の冷媒を蒸発させて2次側の熱媒体を冷却するサブ熱交換器と、このサブ熱交換器で冷却された熱媒体を上記キャビン内部の空気との間で熱交換させるキャビン熱交換器と、上記熱媒体を循環させる循環ポンプとが接続された熱媒体回路を備えたことを特徴とする。
この請求項2の発明では、輸送車両の冷凍機は上記請求項1の発明と同様に作動し、蒸発器での冷媒の蒸発熱により冷却庫内が冷却される。
一方、熱媒体回路においては、そのサブ熱交換器の1次側が上記膨張手段下流側の冷媒回路に直列に接続されているので、このサブ熱交換器の1次側での冷媒の蒸発により2次側の熱媒体が冷却される。この熱媒体は循環ポンプによりキャビン熱交換器に至り、そのキャビン熱交換器でキャビン内部の空気と熱交換してその空気を冷却した後、元のサブ熱交換器の2次側に戻って再度冷却される。
この発明でも、仮眠時や時間待ちであっても、冷却庫内部を冷却保持するためのサブエンジンの運転を利用してキャビン内部の冷房が行え、燃料消費の抑制が可能となる。
また、冷凍機における冷媒回路の蒸発器下流側の冷媒により熱媒体を冷却してキャビン内部を冷房するので、冷房効率が高いとともに、安定して冷房を行うことができる。
請求項3の発明では、上記請求項1の輸送車両のキャビン空調装置におけるサブ膨張手段は、サブ熱交換器から出た熱媒体の温度を所定温度に調整可能であるものとする。
この発明では、サブ膨張手段の開度を調節することで、熱媒体の温度を所定温度に調整することができ、熱媒体の凍結や配管の着霜等を防止することができる。
請求項4の発明では、上記請求項1〜3のいずれか1つの輸送車両のキャビン空調装置において、熱媒体回路を循環する熱媒体は水とする。また、サブエンジンの冷却水をラジエータとの間で循環させる冷却水循環回路に接続され、サブエンジンからラジエータに至る冷却水を熱媒体回路のキャビン熱交換器に供給可能な冷却水給排回路と、冷房運転時には、上記熱媒体回路の水をサブ熱交換器とキャビン熱交換器との間で循環させる一方、暖房運転時には、上記サブエンジンの冷却水を熱媒体回路のキャビン熱交換器に供給した後にラジエータに戻るように上記熱媒体回路の水流路を切り換える流路切換手段とを備えたことを特徴とする。
この請求項4の発明では、熱媒体としての水が熱媒体回路を循環する。そして、流路切換手段により水の流路が切り換えられ、冷房運転時には、水がサブ熱交換器とキャビン熱交換器との間で循環することで、上記説明と同様にキャビン内部が冷房される。
これに対して、暖房運転時には、サブエンジンの冷却水が冷却水給排回路を経て熱媒体回路のキャビン熱交換器に供給された後にラジエータに戻るように流れる。このことで、サブエンジンで加熱された冷却水がキャビン熱交換器でキャビン内部の空気と熱交換してその空気を加熱し、キャビン内部が暖房される。よって、キャビン内部の冷房に加えて暖房をも行うことができる。
請求項5の発明では、上記請求項1〜4のいずれか1つの輸送車両のキャビン空調装置において、キャビン熱交換器の上流側の熱媒体回路に蓄熱器が接続されていることを特徴とする。
この請求項5の発明では、冷房運転時に、キャビン熱交換器の上流側の蓄熱器に冷熱が蓄えられる。そして、冷却庫内の温度調節のためにサブエンジンや冷凍機の圧縮機が停止し、サブ熱交換器で熱媒体が冷却されなくなったとき、キャビン熱交換器に流れる熱媒体が、蓄熱器に蓄えられた冷熱により冷却され、このことでキャビン内部の冷房を確保することができる。一方、暖房運転時にも、蓄熱器に温熱が蓄えられ、サブエンジンが停止したときには、熱媒体が、蓄熱器に蓄えられた温熱により加熱されるので、キャビン内部の暖房を確保することができる。
以上説明したように、請求項1の発明では、サブエンジンにより駆動される圧縮機を有する冷凍機が搭載された輸送車両において、冷凍機の凝縮器からの液冷媒の一部をサブ膨張手段で膨張させた後に1次側で蒸発させて2次側の熱媒体を冷却するサブ熱交換器が接続されたサブ冷媒回路と、このサブ熱交換器で冷却された熱媒体をキャビン内部の空気との間で熱交換させるキャビン熱交換器が接続された熱媒体回路とを設けた。また、請求項2の発明では、冷凍機の膨張手段下流側の冷媒回路に1次側が直列に接続され、2次側の熱媒体を冷却するサブ熱交換器と、このサブ熱交換器で冷却された熱媒体をキャビン内部の空気との間で熱交換させるキャビン熱交換器とが接続された熱媒体回路を設けた。これらの発明によると、仮眠時や時間待ちであっても、冷却庫内部を冷却保持するためのサブエンジンの運転を利用してキャビン内部の冷房を行って燃料消費の抑制を図るとともに、冷却庫内部の空気から冷熱を得てキャビン内部を冷房するのに比べ、冷房効率が高効率化及び冷房の安定化を図ることができる。
請求項3の発明によると、上記サブ膨張手段により、サブ熱交換器から出た熱媒体の温度を所定温度に調整可能としたことにより、熱媒体の凍結や配管の着霜等を防止することができる。
請求項4の発明によると、熱媒体は水とし、サブエンジンの冷却水をキャビン熱交換器に供給可能な冷却水給排回路を設け、冷房運転時には、熱媒体回路の水をサブ熱交換器とキャビン熱交換器との間で循環させる一方、暖房運転時には、サブエンジンの冷却水をキャビン熱交換器に供給した後にラジエータに戻るようにしたことにより、サブエンジンの冷却水でキャビン内部の空気を加熱してキャビン内部を暖房でき、キャビン内部の冷房に加えて暖房をも行うことができる。
請求項5の発明によると、キャビン熱交換器の上流側の熱媒体回路に蓄熱器を接続したことにより、キャビン熱交換器に流れる熱媒体を蓄熱器で冷却又は加熱して、キャビン内部の冷房又は暖房を確保することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
[実施形態1]
図3は輸送車両としてのサブエンジン駆動式冷凍冷蔵トラックT(以下、トラックと称する)を示し、このトラックTは、ドライバ等の乗員を収容するキャビンC(乗員室)と、輸送物を収容する冷却庫Dとを備え、その冷却庫D内部は冷凍機1により冷却されるようになっている。
図1及び図2に示すように、上記冷凍機1は、コンデンシングユニット2とエバポレータユニット3とを有する。コンデンシングユニット2はガス冷媒を凝縮するためのもので、図3に示すように、例えば冷却庫Dの外側の車体フレームの左右一側部に取り付けられている。一方、エバポレータユニット3は液冷媒を蒸発させるためのもので、図3に示すように、例えば冷却庫D内側の前部の上端に設けられている。
上記コンデンシングユニット2には、ガス冷媒を圧縮するコンプレッサ5(圧縮機)と、このコンプレッサ5の吐出側に接続されかつコンプレッサ5で圧縮されたガス冷媒を周りの空気(外気)との熱交換により冷却して液冷媒に凝縮する熱交換器からなるコンデンサコイル6(凝縮器)と、このコンデンサコイル6に接続されたレシーバ7及びドライヤ8と、コンプレッサ5の吸込み側にスロットリングバルブ9を介して接続されたアキュムレータ10とが設けられている。コンプレッサ5の吐出側にはスリーウェイバルブ11(三方弁)を介してデフロスト配管13の上流端が分岐接続されている。また、上記スリーウェイバルブ11とコンプレッサ5の吸込み側のスロットリングバルブ9とは常時閉のデフロスト電磁弁14を有するバイパス配管15によって接続されている。
一方、上記エバポレータユニット3とコンデンシングユニット2とは液接続配管18、ガス接続配管19及びデフロスト接続配管20を介して接続されている。エバポレータユニット3は予冷熱交換器22を備え、この予冷熱交換器22は、上記コンデンシングユニット2のドライヤ8に上記液接続配管18を介して接続されてコンデンサコイル6(凝縮器)からの液冷媒が流れる1次側22aを有し、その液冷媒を2次側22bのガス冷媒により冷却する。エバポレータユニット3は、さらに上記予冷熱交換器22の1次側22aに接続されかつ上記冷却された液冷媒を減圧膨張させる例えば電磁式のメイン膨張弁23と、このメイン膨張弁23及び上記予冷熱交換器22の2次側22bの間に接続され、メイン膨張弁23で膨張した液冷媒を蒸発させる熱交換器からなるエバボレータコイル24(蒸発器)と、メイン膨張弁23及びエバボレータコイル24の間にディストリビュータ25を介して分岐接続されたドレンパンヒータ26とが設けられている。
上記エバボレータコイル24は上記冷却庫D内の空気と熱交換可能であり、その蒸発熱により冷却庫D内を冷却する。また、ドレンパンヒータ26は、エバボレータコイル24で生じたドレン水を受けるドレンパン(図示せず)を加熱することでドレン水を蒸発させるもので、上記コンデンシングユニット2におけるデフロスト配管13の下流端に上記デフロスト接続配管20を介して接続されている。そして、上記予冷熱交換器22の2次側22bは上記ガス接続配管19を介してコンデンシングユニット2のアキュムレータ10に接続されている。
以上のように、コンプレッサ5、コンデンサコイル6(凝縮器)、メイン膨張弁23及びエバポレータコイル24(蒸発器)は閉じ回路に接続されて、冷凍機1のメイン冷媒回路27が構成されている。
上記コンプレッサ5はベルト伝動機構30を介してサブエンジン32に駆動連結されている。このベルト伝動機構30は、サブエンジン32側の駆動プーリ30a、コンプレッサ5側の従動プーリ30b及び伝動ベルト30cからなる。サブエンジン32は、トラックTを走行させるためのメインエンジン(図示せず)とは異なる冷凍機専用のもので、このサブエンジン30によりコンプレッサ5が駆動されてガス冷媒を圧縮する。
上記サブエンジン32は冷却水(例えば不凍液)により冷却される水冷式のもので、このサブエンジン32とラジエータ33とは閉回路の冷却水循環回路34により接続されている。この冷却水循環回路34には、サブエンジン32の冷却水吐出側に接続された水ポンプ35と、この水ポンプ35の吐出側及びラジエータ33の入口側の間に接続された開閉弁36とが設けられており、水ポンプ35により冷却水をサブエンジン32とラジエータ33との間で循環させることにより、サブエンジン32を冷却する。
本発明の特徴として、上記液接続配管18にはサブ冷媒回路40の上流端が分岐接続されている。このサブ冷媒回路40の下流端は上記ガス接続配管19に接続されており、サブ冷媒回路40は上記メイン冷媒回路27に並列に接続されている。
サブ冷媒回路40の途中には、上記コンデンサコイル6からメイン膨張弁23に至る液冷媒の一部を膨張させるサブ膨張手段としての例えば電磁式のサブ膨張弁41と、このサブ膨張弁41で膨張した液冷媒を1次側42aで蒸発させることで2次側42bの水(熱媒体)と熱交換してそれを冷却するサブ熱交換器42と、開閉弁43とが直列に接続されている。
また、上記サブ熱交換器42の2次側42bには熱媒体回路45が閉じ回路となるように接続されている。この熱媒体回路45は、上記サブエンジン32の冷却水を含む水を熱媒体として循環させる。熱媒体回路45には、吸込み側が上記サブ熱交換器42の2次側42bに接続されかつ水(熱媒体)を熱媒体回路45で循環させる循環ポンプ46と、この循環ポンプ46の吐出側に接続され、蓄熱材(図示せず)を有する蓄熱器47と、この蓄熱器47及びサブ熱交換器42の2次側42bの間に接続されたキャビン熱交換器48とが設けられている。つまり、蓄熱器47はキャビン熱交換器48の直上流側の熱媒体回路45に接続されている。そして、キャビン熱交換器48は、例えば図3に示すようにキャビンCの内部に、或いはキャビンC内部とダクト等で連通するように配置され、このキャビン熱交換器48には電動モータ49により駆動されるファン50が付設されており、このキャビン熱交換器48において、上記サブ熱交換器42での冷媒の蒸発熱により冷却された水を、ファン50により流れるキャビンC内部の空気との間で熱交換させるようになっている。
また、上記サブ熱交換器42の直下流側の熱媒体回路45には、その部分の水温を検出する温度センサ52が配置され、この温度センサ52の温度変化に応じて上記サブ膨張弁41の開度が制御されるようになっており、このことで、サブ熱交換器42から出た水の温度を例えば0℃以上となるように調整可能とされている。
さらに、上記循環ポンプ46の吐出側と蓄熱器47との間の熱媒体回路45には、スリーウェイバルブ54を介して冷却水供給配管55の下流端が分岐接続されている。この冷却水供給配管55の途中には開閉弁56が接続され、冷却水供給配管55の上流端は上記水ポンプ35と開閉弁36との間の冷却水循環回路34に接続されている。
また、キャビン熱交換器48とサブ熱交換器42との間の熱媒体回路45には、スリーウェイバルブ57を介して冷却水戻し配管58の上流端が分岐接続されている。この冷却水戻し配管58の下流端は上記開閉弁36とラジエータ33との間の冷却水循環回路34に接続されている。これら冷却水供給配管55及び冷却水戻し配管58により、冷却水循環回路34に接続された冷却水給排回路59が構成され、この冷却水給排回路59により、サブエンジン32からラジエータ33に至る冷却水を熱媒体(水)としてキャビン熱交換器48に供給可能としている。
そして、上記2つのスリーウェイバルブ54,57及び2つの開閉弁36,56は流路切換手段を構成しており、これらスリーウェイバルブ54,57の切換え及び開閉弁36,56の開閉切換えにより、キャビン熱交換器48を流れる水の流路(経路)を切り換え、冷房運転時には、キャビン熱交換器48の流入側(蓄熱器47側)が循環ポンプ46と連通するようにスリーウェイバルブ54を切り換え、かつキャビン熱交換器48の流出側がサブ熱交換器42と連通するようにスリーウェイバルブ57を切り換え、開閉弁36を開きかつ開閉弁56を閉じることで、図1に示すように、熱媒体回路45の水を、該熱媒体回路45のみでサブ熱交換器42とキャビン熱交換器48との間で循環させ、キャビンC内部の空気をキャビン熱交換器48で冷却して冷房する。一方、暖房運転時には、キャビン熱交換器48の流入側(蓄熱器47側)が冷却水供給配管55と連通するようにスリーウェイバルブ54を切り換え、かつキャビン熱交換器48の流出側が冷却水戻し配管58と連通するようにスリーウェイバルブ57を切り換え、開閉弁36を閉じかつ開閉弁56を開くことで、図2に示すように、水ポンプ35から吐出された冷却水を冷却水供給配管55を経由してキャビン熱交換器48に供給した後に冷却水戻し配管58を介してラジエータ33に戻すように循環させ、キャビンC内部の空気をキャビン熱交換器48で加温して暖房するようになっている。
(冷凍機の作動)
次に、上記冷凍機1の作動について説明する。サブエンジン32の運転によりベルト伝動機構30を介してコンデンシングユニット2のコンプレッサ5が駆動され、このコンプレッサ5においてガス冷媒が圧縮されて吐出される。コンプレッサ5から吐出された高圧のガス冷媒はコンデンサコイル6で外気による冷却により凝縮して液冷媒になり、この液冷媒は液接続配管18を経てエバポレータユニット3の予冷熱交換器22の1次側22aに流入し、2次側22bを戻る低温のガス冷媒により冷却された後、メイン膨張弁23において減圧されて膨張する。この膨張した液冷媒はエバポレータコイル24で蒸発してガス化し、そのときの蒸発熱により冷却庫D内の空気が冷却される。このエバポレータコイル24で蒸発したガス冷媒(一部は液冷媒のまま)は予冷熱交換器22の2次側22bに流れて上記1次側22aの液冷媒と熱交換して昇温した後、ガス接続配管19を通ってコンデンシングユニット2のアキュムレータ10に入り、このアキュムレータ10からガス冷媒のみがコンプレッサ5に吸い込まれて再圧縮される。
また、こうした冷凍サイクルの経過に伴い、上記エバポレータコイル24に着霜してその熱交換性能が低下したときには、その除霜のためにデフロスト運転が行われる。このときは、スリーウェイバルブ11がコンプレッサ5の吐出側をデフロスト配管13に接続するように切り換わり、コンプレッサ5から吐出された高温のガス冷媒がデフロスト接続配管20及びエバポレータユニット3のドレンパンヒータ26を経由してエバポレータコイル24に供給され、このガス冷媒によりエバポレータコイル24が加熱され、それに付着した霜が溶融除去される。このエバポレータコイル24を加熱したガス冷媒は上記と同様に予冷熱交換器22、ガス接続配管19及びアキュムレータ10を経てコンプレッサ5に吸い込まれる。また、デフロスト電磁弁14が開き、コンプレッサ5から吐出された高温のガス冷媒の一部はそのままコンプレッサ5に吸い込まれる。
尚、開閉弁36が開くとともに、開閉弁56は閉じており、サブエンジン32の冷却水が水ポンプ35によりラジエータ33との間で循環してサブエンジン32を冷却する。
(キャビンの冷房運転)
このような冷凍機1の作動時に、夏期等でキャビンC内を冷房するときには、図1に示すように、上記と同様に開閉弁36が開きかつ開閉弁56が閉じて、冷却水はサブエンジン32とラジエータ33との間で循環している状態に保たれる。
また、熱媒体回路45におけるキャビン熱交換器48の流入側(蓄熱器47側)が循環ポンプ46と連通するようにスリーウェイバルブ54が切り換えられるとともに、スリーウェイバルブ57はキャビン熱交換器48の流出側がサブ熱交換器42と連通するように切り換えられる。そして、開閉弁43が開くことで、上記メイン冷媒回路27の液接続配管18を流れる液冷媒の一部がサブ冷媒回路40に流れ、その液冷媒はサブ膨張弁41で減圧されて膨張した後、サブ熱交換器42の1次側42aに流入して2次側42bの水と熱交換して蒸発し、その蒸発熱により2次側42bの水を冷却する。このサブ熱交換器42で蒸発したガス冷媒はメイン冷媒回路27のガス接続配管19に戻り、エバポレータコイル24からのガス冷媒と合流してアキュムレータ10を経てコンプレッサ5に吸い込まれる。尚、サブ冷媒回路40に流れるのは冷媒の一部であり、大半の残部はメイン冷媒回路27を流れるので、冷凍庫Dの冷却性能が大きく影響を受けることはない。
そして、上記サブ熱交換器42の2次側42bで冷却された水は循環ポンプ46の作動により蓄熱器47を通り、そこで冷熱の一部を蓄熱した後にキャビン熱交換器48に流入し、このキャビン熱交換器48において、上記冷却された水とキャビンC内部の空気とが熱交換して、その空気が冷却される。この空気はファン50によりキャビンC内に供給され、このことでキャビンC内部が冷房される。また、キャビン熱交換器48を通過した水はサブ熱交換器42の2次側42bに戻って再度冷却される(尚、図1ではメイン冷媒回路27、サブ冷媒回路40、熱媒体回路45及び冷却水循環回路34で流体が流れている状態を太線で示している)。
そのとき、サブ熱交換器42の直下流側の熱媒体回路45における水の温度が温度センサ52により検出され、この温度センサ52の温度変化に応じて上記サブ膨張弁41の開度が制御され、サブ熱交換器42から出た水の温度が例えば0℃以上となるように調整される。その結果、サブ熱交換器42の直下流側の熱媒体回路45で配管に着霜したり水が凍結したりするのを防止することができる。
さらに、上記冷却庫D内の温度調整(温度制御)のために冷凍機1のサブエンジン32が一時的に運転停止され(ON−OFF運転でのOFF状態)、或いは上記デフロスト運転が行われると、液接続配管18の液冷媒がサブ熱交換器42に流入しなくなるが、そのときには、開閉弁43が閉じるとともに、それまで蓄熱器47で蓄熱された冷熱が冷熱源として水に付与されて、その水が冷却保持される。このことで、水の温度の上昇が防止され、キャビンCの冷房能力が確保される。
尚、その際、スリーウェイバルブ54が蓄熱器47と水ポンプ35(冷却水供給配管55)との連通を遮断しているので、サブエンジン32の冷却水が蓄熱器47に流入することはないが、上記開閉弁56を閉にすることで、エンジンの高温の冷却水の流入を完全に防止することができる。また、この開閉弁56は省略してもよい。
(キャビンの暖房運転)
一方、冷凍機1が上記と同様に作動しており、冬期等でキャビンC内を暖房するときには、図2に示すように、上記開閉弁36が閉じかつ開閉弁56が開き、また開閉弁43が閉じる。
また、スリーウェイバルブ54は、熱媒体回路45におけるキャビン熱交換器48の流入側(蓄熱器47)が冷却水供給配管55と連通するように切り換えられ、かつスリーウェイバルブ57は、キャビン熱交換器48の流出側が冷却水戻し配管58と連通するように切り換えられる。このことで、水ポンプ35から吐出された高温の冷却水が冷却水供給配管55を経由して熱媒体回路45の一部に流入し、その蓄熱器47を通って温熱の一部を蓄熱した後にキャビン熱交換器48に入る。このキャビン熱交換器48において、上記高温の冷却水がキャビンC内部の空気と熱交換してその空気を加熱し、この加熱された空気はファン50によりキャビンC内に供給される。よってキャビンC内部が暖房される。また、キャビン熱交換器48を通過した冷却水は熱媒体回路45から冷却水戻し配管58を経てラジエータ33に戻って冷却される。尚、この暖房運転時には循環ポンプ46が停止する(この図2でもメイン冷媒回路27、サブ冷媒回路40、熱媒体回路45及び冷却水循環回路34で流体が流れている状態を太線で示している)。
この暖房運転時に、上記冷却庫D内の温度調整のために冷凍機1のサブエンジン32が停止すると、直ぐには冷却水の温度は下がらない。しかし、仮に下がったとしても、蓄熱器47で蓄熱された温熱が温熱源として冷却水に付与されて冷却水が加熱保持される。このことで、冷却水の温度の低下が防止され、キャビンCの暖房能力が確保される。
(実施形態1の効果)
したがって、この実施形態1においては、乗員が仮眠するためや時間待ちのためにトラックTが停車したアイドルストップの状態であっても、冷却庫D内部を冷却保持するためのサブエンジン32の運転を利用してキャビンC内部の冷房を行うことができ、その分、燃料消費の抑制が可能となる。
また、冷房運転時には、冷凍機1におけるメイン冷媒回路27の液冷媒の一部をサブ熱交換器42で蒸発させて、その蒸発熱により熱媒体回路45の水を冷却してキャビンC内部を冷房するので、従来のように冷却庫D内部の空気自体から冷熱を得てキャビンC内部を冷房するのに比べ、冷房効率が高いとともに、安定して冷房を行うことができる。
さらに、キャビン熱交換器48の上流側の熱媒体回路45に蓄熱器47が接続されているので、デフロスト運転時等で、蓄熱器47で蓄熱された冷熱で水を冷却保持でき、キャビンCの冷房能力が確保される。
また、暖房運転時には、サブエンジン32の冷却水循環回路34の冷却水をキャビン熱交換器48に供給してキャビンC内部の空気を熱交換により加熱し、キャビンC内部を暖房でき、よってキャビンC内部の冷房に加えて暖房をも行うことができる。
[実施形態2]
図4は本発明の実施形態2を示し(尚、図1及び図2と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、上記実施形態1では、メイン冷媒回路27にサブ冷媒回路40を分岐して接続し、そのサブ冷媒回路40にサブ熱交換器42を接続しているのに対し、サブ冷媒回路40は設けずに、サブ熱交換器42をメイン冷媒回路27(冷媒回路)に直列に接続してその冷媒と直接に熱交換させるようにしたものである。
すなわち、この実施形態では、図4に示すように、実施形態1におけるサブ冷媒回路40、サブ膨張弁41、開閉弁43は設けられていない。また、膨張弁23下流側のメイン冷媒回路27にサブ熱交換器42が接続されている。このサブ熱交換器42は、その1次側42aが上記膨張弁23直下流側にあるディストリビュータ25とエバポレータコイル24との間のメイン冷媒回路27に直列に接続されていてメイン冷媒回路27の一部を構成しており、膨張弁23で膨張した液冷媒の一部を蒸発させて、その蒸発熱により、2次側42bの熱媒体回路45における水(熱媒体)を冷却するようになっている。尚、図4中、60は熱媒体回路45に接続された開閉弁で、閉じ状態では冷却水の循環を停止させるものである。その他の構成は実施形態1と同じである。
(実施形態2の作動及び効果)
この実施形態では、メイン冷媒回路27において膨張弁23直下流側にサブ熱交換器42の1次側42aが直列に接続されているので、キャビンCの冷房運転時、その膨張弁23で膨張した液冷媒がエバポレータコイル24に流れる前に一部がサブ熱交換器42で蒸発し、その蒸発熱により、2次側42bの熱媒体回路45における水が冷却される。開閉弁60が開いている状態では、この水は熱媒体回路45を流れキャビン熱交換器48(図1参照)においてキャビンC内の空気と熱交換して該空気を冷却し、キャビンC内部が冷房される。上記サブ熱交換器42で蒸発するのは液冷媒の一部であり、大半の残部は下流側のエバポレータコイル24で蒸発するので、冷凍庫Dの冷却性能が大きく影響を受けることはない。一方、暖房運転時は上記実施形態1と同じである。よって、この実施形態においても実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
[その他の実施形態]
尚、上記実施形態では、キャビンC内部を冷房と共に暖房できるようにしているが、冷房のみを行うようにしてもよい。その場合、上記実施形態のように、サブエンジン32の冷却水をキャビン熱交換器48に流入させる必要がないので、熱媒体回路45の熱媒体として水以外のものを用いることもできる。
また、上記実施形態は、冷凍冷蔵トラックTの場合であるが、本発明はその他の輸送車両に対しても適用することができる。
本発明は、輸送車両のキャビンを効率よく安定して冷房できるので、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
図1は、本発明の実施形態1に係るキャビン空調装置の冷房運転状態を示す回路図である。 図2は、暖房運転状態を示す図1相当図である。 図3は、サブエンジン駆動式冷凍冷蔵トラックの概略図である。 図4は、実施形態2の要部を示す図1相当図である。
符号の説明
T 冷凍冷蔵トラック(輸送車両)
C キャビン
D 冷却庫
1 冷凍機
5 コンプレッサ(圧縮機)
6 コンデンサコイル(凝縮器)
23 メイン膨張弁(メイン膨張手段)
24 エバボレータコイル(蒸発器)
27 メイン冷媒回路
32 サブエンジン
33 ラジエータ
34 冷却水循環回路
36 開閉弁
40 サブ冷媒回路
41 サブ膨張弁(サブ膨張手段)
42 サブ熱交換器
42a 1次側
42b 2次側
45 熱媒体回路
46 循環ポンプ
47 蓄熱器
48 キャビン熱交換器
54 スリーウェイバルブ
56 開閉弁
57 スリーウェイバルブ
59 冷却水給排回路

Claims (5)

  1. 乗員を収容するキャビンと、輸送物を収容する冷却庫と、車両走行用のメインエンジンとは異なるサブエンジンにより駆動されてガス冷媒を圧縮する圧縮機、該圧縮機で圧縮されたガス冷媒を凝縮して液冷媒にする凝縮器、該凝縮器の液冷媒を膨張させるメイン膨張手段、及び該メイン膨張手段で膨張した液冷媒を蒸発させて、その蒸発熱により上記冷却庫内を冷却する蒸発器が接続されたメイン冷媒回路を有する冷凍機とを備えた輸送車両の上記キャビン内部を空調するようにしたキャビン空調装置であって、
    上記メイン冷媒回路に並列に接続され、上記凝縮器からの液冷媒の一部を膨張させるサブ膨張手段と、該サブ膨張手段で膨張した液冷媒を1次側で蒸発させて2次側の熱媒体を冷却するサブ熱交換器とが接続されたサブ冷媒回路と、
    上記サブ熱交換器での冷媒の蒸発熱により冷却された熱媒体を上記キャビン内部の空気との間で熱交換させるキャビン熱交換器と、上記熱媒体を循環させる循環ポンプとが接続された熱媒体回路と
    を備えたことを特徴とする輸送車両のキャビン空調装置。
  2. 乗員を収容するキャビンと、輸送物を収容する冷却庫と、車両走行用のメインエンジンとは異なるサブエンジンにより駆動されてガス冷媒を圧縮する圧縮機、該圧縮機で圧縮されたガス冷媒を凝縮して液冷媒にする凝縮器、該凝縮器の液冷媒を膨張させる膨張手段と、及び該膨張手段で膨張した液冷媒を蒸発させて、その蒸発熱により上記冷却庫内を冷却する蒸発器が接続された冷媒回路を有する冷凍機とを備えた輸送車両の上記キャビン内部を空調するようにしたキャビン空調装置であって、
    1次側が上記膨張手段下流側の冷媒回路に直列に接続され、該1次側の冷媒を蒸発させて2次側の熱媒体を冷却するサブ熱交換器と、該サブ熱交換器で冷却された熱媒体を上記キャビン内部の空気との間で熱交換させるキャビン熱交換器と、上記熱媒体を循環させる循環ポンプとが接続された熱媒体回路を備えたことを特徴とする輸送車両のキャビン空調装置。
  3. 請求項1の輸送車両のキャビン空調装置において、
    サブ膨張手段は、サブ熱交換器から出た熱媒体の温度を所定温度に調整可能であることを特徴とする輸送車両のキャビン空調装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つの輸送車両のキャビン空調装置において、
    熱媒体回路を循環する熱媒体は水であり、
    サブエンジンの冷却水をラジエータとの間で循環させる冷却水循環回路に接続され、サブエンジンからラジエータに至る冷却水を上記熱媒体回路のキャビン熱交換器に供給可能な冷却水給排回路と、
    冷房運転時には、上記熱媒体回路の水をサブ熱交換器とキャビン熱交換器との間で循環させる一方、暖房運転時には、上記サブエンジンの冷却水を熱媒体回路のキャビン熱交換器に供給した後にラジエータに戻るように上記熱媒体回路の水流路を切り換える流路切換手段と
    を備えたことを特徴とする輸送車両のキャビン空調装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つの輸送車両のキャビン空調装置において、
    キャビン熱交換器の上流側の熱媒体回路に蓄熱器が接続されていることを特徴とする輸送車両のキャビン空調装置。
JP2008246794A 2008-09-25 2008-09-25 輸送車両のキャビン空調装置 Pending JP2010076587A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008246794A JP2010076587A (ja) 2008-09-25 2008-09-25 輸送車両のキャビン空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008246794A JP2010076587A (ja) 2008-09-25 2008-09-25 輸送車両のキャビン空調装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010076587A true JP2010076587A (ja) 2010-04-08

Family

ID=42207531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008246794A Pending JP2010076587A (ja) 2008-09-25 2008-09-25 輸送車両のキャビン空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010076587A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100129238A1 (en) * 2007-10-05 2010-05-27 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Inverter-integrated electric compressor and coil component for inverter thereof
JP5821057B1 (ja) * 2014-10-21 2015-11-24 サーチウェア株式会社 車両
CN111907302A (zh) * 2019-05-07 2020-11-10 开利公司 用于运输车辆的制冷系统、其控制方法及运输车辆
CN111907302B (zh) * 2019-05-07 2024-04-26 开利公司 用于运输车辆的制冷系统、其控制方法及运输车辆

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62112977A (ja) * 1985-11-12 1987-05-23 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 車両用冷凍冷蔵冷房装置
JPH11286211A (ja) * 1998-04-02 1999-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車両用空調装置
JP2006519133A (ja) * 2003-02-20 2006-08-24 ヴァレオ システム テルミク 空気と熱伝導流体とを同時に冷却する、自動車の乗員コンパートメンとのための換気、暖房、または空調装置
JP2007055524A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Denso Corp 車両用室外熱交換器冷却装置
JP2008202910A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 輸送用冷凍装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62112977A (ja) * 1985-11-12 1987-05-23 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 車両用冷凍冷蔵冷房装置
JPH11286211A (ja) * 1998-04-02 1999-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車両用空調装置
JP2006519133A (ja) * 2003-02-20 2006-08-24 ヴァレオ システム テルミク 空気と熱伝導流体とを同時に冷却する、自動車の乗員コンパートメンとのための換気、暖房、または空調装置
JP2007055524A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Denso Corp 車両用室外熱交換器冷却装置
JP2008202910A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 輸送用冷凍装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100129238A1 (en) * 2007-10-05 2010-05-27 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Inverter-integrated electric compressor and coil component for inverter thereof
JP5821057B1 (ja) * 2014-10-21 2015-11-24 サーチウェア株式会社 車両
WO2016063631A1 (ja) * 2014-10-21 2016-04-28 サーチウェア株式会社 車両
CN111907302A (zh) * 2019-05-07 2020-11-10 开利公司 用于运输车辆的制冷系统、其控制方法及运输车辆
CN111907302B (zh) * 2019-05-07 2024-04-26 开利公司 用于运输车辆的制冷系统、其控制方法及运输车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11179994B2 (en) Heat pump for automobile
JP7099392B2 (ja) 車載温調装置
US9834063B2 (en) Heat pump system for vehicle
US8109327B2 (en) Temperature control system having heat exchange modules with indirect expansion cooling and in-tube electric heating
US5729985A (en) Air conditioning apparatus and method for air conditioning
US20090250190A1 (en) Heating for a transport refrigeration unit operating in cold ambients
JPH05231724A (ja) 冷凍装置及びその作動方法
WO2011087001A1 (ja) 車両用空調システム
EP2718131B1 (en) Temperature control system with refrigerant recovery arrangement
US20190255910A1 (en) Air conditioner for vehicle
CN109203912A (zh) 一种空调系统及其控制方法、以及纯电动冷链物流车
KR100983259B1 (ko) 냉동탑차의 냉동/냉장 장치 및 그의 제어방법
KR100796452B1 (ko) 히트펌프 및 이를 이용한 제상 방법
CN116605005A (zh) 一种车用热管理系统和汽车
JP2010076587A (ja) 輸送車両のキャビン空調装置
JP5901775B2 (ja) 冷凍装置
JP2006273150A (ja) 車載用空調装置
JP2005180752A (ja) 輸送用冷凍機及びその運転制御方法
US20140116082A1 (en) Heat exchange apparatus
KR101359931B1 (ko) 압력조절밸브를 이용한 냉동탑차의 냉동-냉방 시스템
KR101941425B1 (ko) 차량용 공조장치
KR101170849B1 (ko) 축냉시스템을 이용한 차량용 공조장치
CN220114412U (zh) 一种车用热管理系统和汽车
JP2508758B2 (ja) 車両に搭載される冷凍・加温制御装置
KR200156951Y1 (ko) 에어컨 및 냉장 겸용 차량 냉동기

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20110518

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110607

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111018