JPH11101495A - 多室型空気調和装置のファン制御方法及びその装置 - Google Patents

多室型空気調和装置のファン制御方法及びその装置

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JPH11101495A
JPH11101495A JP9263754A JP26375497A JPH11101495A JP H11101495 A JPH11101495 A JP H11101495A JP 9263754 A JP9263754 A JP 9263754A JP 26375497 A JP26375497 A JP 26375497A JP H11101495 A JPH11101495 A JP H11101495A
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JP
Japan
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fan
temperature
heat exchanger
air conditioner
unit
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JP9263754A
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Shinichi Isozumi
晋一 五十住
Yasunori Jiyoubouji
康修 上坊寺
Hiroshi Suzuki
鈴木  寛
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房サーモOFF時においても、過暖房を防
ぐことが可能な多室型空気調和装置のファン制御方法及
びその装置を提供することにある。 【解決手段】 複数の室内機を一つの室外機に接続して
なる多室型空気調和装置において、暖房運転時に前記室
内機の室温が設定温度に越えて所定温度以上上昇した
ら、前記室内機の熱交換器のファンを停止させ、更に、
前記ファンが停止して所定時間経過したら、再度、前記
ファンの運転を再開する制御を繰り返すことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多室型空気調和装
置のファン制御方法及びその装置に関し、特にビル用空
調システムとして有用なものである。
【0002】
【従来の技術】一台の室外機で複数台の室内機を個々に
制御する多室型空気調和装置(以下、マルチエアコンと
称す。)は、従来の空調システムに較べ、低コスト、省
工事等の利点を有する点に鑑み、現在ではビル空調の主
流となっている。図3はこの種のマルチエアコンを概念
的に示す説明図である。同図に示すように、当該マルチ
エアコンは、例えばビルの屋上等に設置される一台の室
外機01と、この室外機01に冷媒配管02を介して接
続され、例えばビルの各部屋等に設置されている室内機
031 、032 、・・・、03n とからなる。
【0003】室外機01及び各室内機031 〜03n
それぞれ熱交換器を有するとともに、室外機01は冷媒
を圧縮するコンプレッサを有している。また、各室内機
031 〜03n は遠隔操作部031a、032a、・・・、
03naを有しており、この遠隔操作部031a〜03na
室温等の空調条件を設定するようになっている。各室内
機031 〜03n における空調条件は通信線を介して送
出され、これを受けて制御部がコンプレッサの駆動速
度、各種弁の開度の調整等、必要な制御を行うようにな
っている。
【0004】かかる、マルチエアコンにおいては、各室
内機031 〜03n の設定温度等、空調条件の変動によ
り室外機01におけるコンプレッサの負荷は大きく変動
するのが一般的である。そこで、かかる負荷変動に良好
に追従し得るよう、この種のマルチエアコンでは、コン
プレッサを駆動する電動機をインバータで速度制御する
インバータ制御コンプレッサを用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したマルチエアコ
ンにおいては、暖房時に、各室内機031 〜03n の設
定温度に室温が到達すると、それ以上室温を上げる必要
がなくなるため(以下、この状態を暖房サーモOFFと
言う)、膨張弁を閉じてその室内機031 〜03 n には
冷媒を流さなくても良い。しかし、膨張弁を閉じると、
その室内機031 〜03n の熱交換器に冷媒が溜まり込
んで、その他の室内機031 〜03n と室外機01との
間で循環する冷媒量が少なくなり、空調能力が低下し、
また、室外機01のコンプレッサの吐出温度が過度に上
昇して保護制御が働く虞がある。
【0006】更に、冷媒と共に潤滑油が室内機031
03n の熱交換器に溜まり込んでしまうと、コンプレッ
サの潤滑ができなくなる虞がある。そこで、暖房サーモ
OFF時であっても、その室内機031 〜03n の熱交
換器への冷媒のたまり込みを防ぐために、膨張弁を僅か
に開として、冷媒を流しつづけている。一方、各室内機
031 〜03n の熱交換器の室内吸入温度を検知するた
め、ファンは常に低速で運転してる。
【0007】この結果、暖房サーモOFF時であって
も、室内機031 〜03n より温風が出て、室内が過暖
房され、快適性が低下することとなっていた。本発明
は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、暖房サ
ーモOFF時においても、過暖房を防ぐことが可能な多
室型空気調和装置のファン制御方法及びその装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の請求項1に係る多室型空気調和装置のファン制御
方法は、複数の室内機を一つの室外機に接続してなる多
室型空気調和装置において、暖房運転時に前記室内機の
室温が設定温度を越えて所定温度以上上昇したら、前記
室内機の熱交換器のファンを停止させ、更に、前記ファ
ンが停止して所定時間経過したら、再度、前記ファンの
運転を再開する制御を繰り返すことを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成する本発明の請求項
2に係る多室型空気調和装置のファン制御装置は、複数
の室内機を一つの室外機に接続してなる多室型空気調和
装置において、前記室内機の熱交換器の吸込温度を検出
する温度センサと、前記温度センサにより検出した吸込
温度を記憶するメモリと、設定温度を記憶するメモリ
と、前記メモリに記憶された吸込温度と前記メモリに記
憶された設定温度を比較する比較部と、暖房運転時に前
記比較部により吸込温度が設定温度以上の所定温度とな
ったと判断されたら、前記室内機の熱交換器のファンを
停止し、前記ファンが停止して所定時間経過後、再度、
前記ファンの運転を再開する制御を繰り返す運転・停止
指令部とを備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に示す実施例を参照して詳細に説明する。本発
明の第1の実施例を図1、図2に示す。図1は、本実施
例に係るマルチエアコンを示す構成図、図2は多室型空
気調和装置のファン制御装置を示す構成図である。本実
施例に係るマルチエアコンは、図1に示すように、定速
コンプレッサ14及びインバータ制御コンプレッサ13
を室外機1に組み込んだものである。
【0011】即ち、本実施例に係るマルチエアコンは、
例えばビルの屋上等に設置される一台の室外機1と、こ
の室外機1に冷媒配管2を介して接続され、例えばビル
の各部屋等に設置されている室内機31 、・・・、3n
とからなる。室外機1及び各室内機31 〜3n はそれぞ
れファンモータ4、71 〜7n 及び熱交換器11、12
1 、・・・、12n を有するとともに、室外機1は冷媒
を圧縮するコンプレッサ13、14を有している。
【0012】このように本実施例は2台のコンプレッサ
13、14を有するが、これらのうちコンプレッサ13
はその駆動源であるモータをインバータで制御するよう
にしたインバータ制御コンプレッサであり、コンプレッ
サ14はインバータ制御を行わない一定回転のモータを
駆動源とする定速コンプレッサである。そして、これら
のインバータ制御コンプレッサ13及び定速コンプレッ
サ14の駆動時には、先ずインバータ制御コンプレッサ
13を駆動して低負荷に対応し、負荷の増大に伴いイン
バータ制御コンプレッサ13の出力が最大になった時点
でこのインバータ制御コンプレッサ13の出力を零若し
くはその近傍として定速コンプレッサ14を駆動し、そ
の後の負荷の増大に対応してインバータ制御コンプレッ
サの出力を増大させるように制御して負荷変動に対処す
るようになっている。
【0013】このとき、インバータ制御コンプレッサ1
3と定速コンプレッサ14とは同出力のものを用いてい
る。すなわち、当該マルチエアコンで要求される定格出
力が10馬力であるとすると、インバータ制御コンプレ
ッサ13及び定速コンプレッサ14の定格出力は何れも
5馬力のものを使用する。この場合、勿論10馬力の1
台のインバータ制御コンプレッサを使用することもでき
るが、本実施例の如く2台のコンプレッサ13、14を
用いることにより、これらの制御部の小形化を図ること
ができ、これに伴う部品の小形化により大幅なコストの
低減を図ることができるという利点を有する。
【0014】両コンプレッサ13、14の吐出側の冷媒
配管2にはオイルセパレータ15、16が配設してあ
る。これらのオイルセパレータ15、16はコンプレッ
サ13、14でそれぞれ圧縮して吐出した高温・高圧の
冷媒中に含まれる潤滑油を分離し、キャピラリ17、1
8を介して両コンプレッサ13、14に戻すためのもの
である。これによりコンプレッサ13、14の摺動部の
焼付きを防止している。ちなみに、コンプレッサ13、
14はモータ及びこれに駆動される圧縮部等、多くの摺
動部を有しており、これらの潤滑を行うべく潤滑油が封
入されているが、この潤滑油が冷媒とともに流出して減
少した場合には摺動部で焼付きを起こす虞がある。
【0015】オイルセパレータ16の吐出側の冷媒配管
2には逆止弁19が配設してある。この逆止弁19はイ
ンバータ制御コンプレッサ13の駆動により圧縮されて
高圧となった冷媒ガスの圧力が定速コンプレッサ14の
吐出側に作用するのを防止するためのものである。この
ことにより、前述の如くインバータ制御コンプレッサ1
3よりも後に起動される定速コンプレッサ14の起動時
に余分な負荷が作用して過負荷となるのを防止すること
ができる。本実施例では常にインバータ制御コンプレッ
サ13が定速コンプレッサ14よりも先に起動するよう
な制御を行うためオイルセパレータ15側には逆止弁を
設ける必要はない。
【0016】四方向切換弁20は当該マルチエアコンの
冷房運転時と暖房運転時とにおける冷媒の流れ方向を切
り換えるためのものである。アキュムレータ21は冷媒
の気体と液体とを分離するためのものである。冷暖房運
転に伴う所定の熱交換を終了した冷媒は気体と液体が混
合した気液混合状態となっているが、これをそのままコ
ンプレッサ13、14に戻した場合、コンプレッサ1
3、14は冷媒ガスのみならず冷媒液も圧縮することと
なる。
【0017】かかる液圧縮はコンプレッサ13、14に
とって過負荷となり焼付き等の故障の原因となるので避
けなければならない。そこで、アキュムレータ21は気
液混合状態の冷媒を取り込んで気液分離を行い、冷媒ガ
スのみがコンプレッサ13、14に戻るようにしてい
る。膨張弁22は直列に接続されたキャピラリ23及び
逆止弁24と相互に並列になるように熱交換器11の近
傍で冷媒配管2に配設してある。膨張弁22は電気信号
によりその開度を調節して冷媒の流量を調節可能な電子
膨張弁であり、主に暖房運転時に冷媒を流通させ、熱交
換器11を蒸発器として機能させるためのものである。
【0018】キャピラリ23及び逆止弁24は冷房運転
時に冷媒を流通させ、熱交換器11を凝縮器として機能
させるためのものである。なお、暖房時にも膨張弁22
を介して冷媒を流すことができ、この場合にはキャピラ
リ23及び逆止弁24は必ずしも必要ではないが、膨張
弁22を介して冷媒を流した場合には冷媒の流動音が大
きいので、膨張弁22を絞り、キャピラリ23及び逆止
弁24を介して冷媒を流通させればこの流動音を低減す
ることができる。すなわち、キャピラリ23及び逆止弁
24は騒音低減効果をも得るためのものである。同様の
機能を有する膨張弁251 、・・・、25n 、キャピラ
リ261、・・・、26n 及び逆止弁271 、・・・、
27n は各室内機31 〜3n において各熱交換器121
〜12n の近傍にも設けてある。
【0019】なお、前述の如きキャピラリ23及び逆止
弁24による騒音低減効果は、人が居ることが多い室内
に設置された各室内機31 〜3n 側において特に有用な
ものとなる。なお、図1中、28、29、30、31は
キャピラリであり、何れも冷媒に対する流動抵抗となる
よう冷媒配管2の途中に配設されている。
【0020】かかるマルチエアコンにおいて冷房運転を
行うときには、四方向切換弁20の切り換えにより図中
に実線の矢印で示す経路により冷媒を流す。すなわち、
コ0プレッサ13、14で圧縮された高温・高圧の冷媒
ガスは四方向切換弁20を通り熱交換器11に至る。こ
こで冷媒ガスはファンモータ4で駆動されるファンが送
給する空気と熱交換して冷却され、凝縮して高温の冷媒
液となり、キャピラリ23、逆止弁24及び冷媒配管2
を介して各室内機31 〜3n に至る。
【0021】この結果冷媒は各室内機31 〜3n の膨張
弁251 〜25n を通過する際に膨張し、気液混合状態
となって熱交換器121 〜12n に至り、ファンモータ
1〜7n で駆動されるファンが送給する空気と熱交換
し、温められて蒸発する。ここで冷媒は液体と混合状態
した状態の冷媒ガスとなり、四方向切換弁20を介して
アキュムレータ21に至る。このアキュムレータ21で
気液分離され冷媒ガスとしてコンプレッサ13、14に
戻る。このように、冷房運転においては室外機1側の熱
交換器11が凝縮器として機能し、室内機31 〜3n
蒸発器として機能する。
【0022】一方、暖房運転を行うときには、四方向切
換弁20の切り換えにより図中に点線の矢印で示す経路
により冷媒を流す。すなわち、コンプレッサ13、14
から吐出された冷媒は四方向切換弁20、各室内機31
〜3n 、キャピラリ261 〜26n 、逆止弁271 〜2
n 、膨張弁22、熱交換器11、四方向切換弁20及
びアキュムレータ21を通ってコンプレッサ13、14
に戻る。このとき室内機31 〜3n 側の熱交換器121
〜12n は凝縮器として機能し、室外機1側の熱交換器
11は蒸発器として機能する。
【0023】また、各室内機31 〜3n が設置された部
屋の室温は、冷暖房時の各室内機3 1 〜3n 側と室外機
1側との間での通信回線を介した情報の授受により、各
室内機31 〜3n 側からの要求に応じた空調条件に対応
させて膨張弁22、251 〜25n の開度を個別に調節
することにより制御する。かかる情報の授受及び制御
は、室外機1及び各室内機31 〜3n がそれぞれ有する
マイクロ・コンピュータ等の制御部を通じて行う。
【0024】上記構成を有する本実施例のマルチエアコ
ンにおいて、各室内機31 、・・・、3n のファンモー
タ71 〜7n は、暖房サーモOFF時における過暖房を
防止するため、図2に示すファン制御装置41により制
御される。即ち、ファン制御装置41は、室内機3の室
温が設定温度を越えて、所定温度以上上昇したら、室内
機3の熱交換器12のファンモータ7を停止し、更に、
ファンモータ7が停止して所定時間経過したら、再度、
ファンモータ7の運転を再開する制御を繰り返す装置で
あり、吸込温度センサ40、メモリ42,43、比較部
44及び運転・停止指令部45等を備える。
【0025】吸込温度センサ40は、熱交換器12の吸
込温度を検出し、その吸込温度をメモリ42,43へ出
力するものであり、熱交換器12の吸込側に配置されて
いる。メモリ42,43は、吸込温度センサ40により
検出された温度を記憶するメモリであり、メモリ42は
暖房サーモOFF時においてファンモータ7が低速運転
中の吸込温度T2を記憶し、メモリ43は暖房サーモO
FFになった時における室温T1、つまり、設定温度に
到達した時の室温を記憶する。
【0026】比較部44は、メモリ42,43に記憶さ
れた吸込温度T1,T2が下式(1)の関係を満たすか否
か比較し、その結果を運転・停止指令部45へ出力す
る。 T2≧T1+α …(1) 但し、αは予め設定された所定温度(例えば、2℃)で
ある。運転・停止指令部45は、暖房サーモOFF時
に、比較部44により上式(1)が満足された時、つま
り、暖房サーモOFF中のの吸込温度T2が暖房サーモ
OFF時になった時における室温T1よりも所定温度α
以上になったときに、ファンモータ7を停止する。
【0027】このように暖房サーモOFF時において、
ファンモータ7を停止すると、熱交換器12を冷媒が通
過しても、室外機より温風がでないため、過暖房が防止
される。更に、運転・停止指令部45は、ファンモータ
7を停止させて所定時間経過したら、再度、ファンモー
タ7の低速運転を再開する制御を繰り返して行う。この
ように、ファンモータ7の低速運転を再開するのは、フ
ァンモータ7を停止したままでは、正確な吸込温度の検
出が困難となり、また、冷媒が流通することにより熱交
換器に熱がこもるのを防ぐためである。
【0028】このように本実施例では、各室内機3にフ
ァン制御装置41を設置し、暖房サーモOFF時におけ
る熱交換器12の吸込温度T1,T2を時間的に比較し、
ファンモータ7を断続的に運転するようにしたので、暖
房サーモOFF時における過暖房が防止され、快適性が
向上する。また、暖房サーモOFF時においても、ファ
ンモータ7を常に停止させる場合に比較して、正確な吸
込温度を検出できるため、精度の良い制御が可能となる
利点もある。
【0029】更に、本実施例では、暖房サーモOFF時
における冷媒流通音を低減するため、膨張弁25と並列
的にキャピラリ26及び逆止弁27を設けて、キャピラ
リ26により熱交換器12への冷媒のたまり込みを防い
でいるが、キャピラリ26及び逆止弁27を設けないと
きには、膨張弁25を僅かに開いて熱交換器12への冷
媒のたまり込みを防いでも良い。また、上述したファン
制御装置41は、各機能に対応してメモリ42,43、
比較部44及び運転・停止指令部45等を備えるが、同
様の機能をプログラムしたマイクロ・コンピュータを利
用しても良い。
【0030】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて詳細に説明した
ように本発明の請求項1に係る多室型空気調和装置のフ
ァン制御方法は、複数の室内機を一つの室外機に接続し
てなる多室型空気調和装置において、暖房運転時に前記
室内機の室温が設定温度を越えて所定温度以上上昇した
ら、前記室内機の熱交換器のファンを停止させ、更に、
前記ファンが停止して所定時間経過したら、再度、前記
ファンの運転を再開する制御を繰り返すため、暖房サー
モOFF時においてファンの運転が断続的となり、熱交
換器を冷媒が通過しても、室外機より温風がでず、過暖
房が防止される。
【0031】また、本発明の請求項2に係る多室型空気
調和装置のファン制御装置は、複数の室内機を一つの室
外機に接続してなる多室型空気調和装置において、前記
室内機の熱交換器の吸込温度を検出する温度センサと、
前記温度センサにより検出した吸込温度を記憶するメモ
リと、設定温度を記憶するメモリと、前記メモリに記憶
された吸込温度と前記メモリに記憶された設定温度を比
較する比較部と、暖房運転時に前記比較部により吸込温
度が設定温度以上の所定温度となったと判断されたら、
前記室内機の熱交換器のファンを停止し、前記ファンが
停止して所定時間経過後、再度、前記ファンの運転を再
開する制御を繰り返す運転・停止指令部とを備えたた
め、暖房サーモOFF時においてファンの運転が断続的
となり、熱交換器を冷媒が通過しても、室外機より温風
がでず、過暖房が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るマルチエアコンを
示す構成図である。
【図2】カレントセーフ制御装置を示すブロック図であ
る。
【図3】マルチエアコンを示す概略図である。
【符号の説明】
1 室外機 2 冷媒配管 31 〜3n 室内機 4 ファンモータ 5 インバータ 6 コンプレッサモータ 7 ファンモータ 11 熱交換器 121 〜12n 熱交換器 13 インバータ制御コンプレッサ 14 定速コンプレッサ 40 吸込温度センサ 41 ファン制御装置 42,43 メモリ 44 比較部 45 運転・停止指令部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 寛 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の室内機を一つの室外機に接続して
    なる多室型空気調和装置において、暖房運転時に前記室
    内機の室温が設定温度を越えて所定温度以上上昇した
    ら、前記室内機の熱交換器のファンを停止させ、更に、
    前記ファンが停止して所定時間経過したら、再度、前記
    ファンの運転を再開する制御を繰り返すことを特徴とす
    る多室型空気調和装置のファン制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の室内機を一つの室外機に接続して
    なる多室型空気調和装置において、前記室内機の熱交換
    器の吸込温度を検出する温度センサと、前記温度センサ
    により検出した吸込温度を記憶するメモリと、設定温度
    を記憶するメモリと、前記メモリに記憶された吸込温度
    と前記メモリに記憶された設定温度を比較する比較部
    と、暖房運転時に前記比較部により吸込温度が設定温度
    以上の所定温度となったと判断されたら、前記室内機の
    熱交換器のファンを停止し、前記ファンが停止して所定
    時間経過後、再度、前記ファンの運転を再開する制御を
    繰り返す運転・停止指令部とを備えることを特徴とする
    多室型空気調和装置のファン制御装置。
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