JPH08136038A - ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents

ヒートポンプ式空気調和機

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JPH08136038A
JPH08136038A JP6275366A JP27536694A JPH08136038A JP H08136038 A JPH08136038 A JP H08136038A JP 6275366 A JP6275366 A JP 6275366A JP 27536694 A JP27536694 A JP 27536694A JP H08136038 A JPH08136038 A JP H08136038A
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JP
Japan
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air volume
temperature
volume operation
air
heat pump
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Application number
JP6275366A
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English (en)
Inventor
Kozo Kuroda
耕三 黒田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖房サーモOFF中における天井付近への暖
気溜まりの発生を回避する。 【構成】 天井付近の高所に設置され、風量可変タイプ
の室内ファン4と、吸込空気温度Tを検出する吸込空気
温度検出手段20とを備えたヒートポンプ式空気調和機
において、暖房サーモOFF中に、前記吸込空気温度検
出手段20により検出された吸込空気温度がサーモOF
F設定温度より高くなると前記室内ファン4に対して設
定風量運転を指令する設定風量運転指令手段27を付設
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、天井付近の高所に設
置されたヒートポンプ式空気調和機に関し、さらに詳し
くは暖房サーモOFF時における暖気溜まりを回避し得
るようにしたヒートポンプ式空気調和機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、天井付近の高所に設置されたヒ
ートポンプ式空気調和機における暖房運転時の室温制御
は、リモコンによる設定室温と室温検出手段による検出
室温との比較により圧縮機(具体的には、圧縮機駆動用
モータ)を発停(即ち、暖房サーモON/OFF)させ
ることで行われているが、この際、圧縮機が停止する暖
房サーモOFF時に室内ファンの吹出風量を設定風量
(例えば、大風量)としたままで運転継続していると、
低温の強風が室内へ吹き出されることとなって、室内居
住者に対して不快な冷感を与える所謂コールドドラフト
を感じさせるという問題が生じる。
【0003】上記のようなコールドドラフトを解消する
ために、暖房サーモOFFにより圧縮機が停止した場合
には、室内ファンの吹出風量を設定風量から小風量(例
えば、微風)に落とすようにしたものが既に提案されて
いる(例えば、実公昭53ー1632号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、暖房サーモ
OFF時に室内ファンを微風運転している間に、天井付
近に暖気溜まりが生ずることがあり、その場合、室内居
住空間ではサーモOFFにより温度が低下しているにも
かかわらず、暖気溜まりの影響により吸込空気温度がサ
ーモON設定温度にまで低下せず、正常なサーモON/
OFF制御が行えなくなるという不具合が生ずる。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、暖房サーモOFF中における天井付近への暖気溜
まりの発生を回避することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の基本構
成では、上記課題を解決するための手段として、天井C
付近の高所に設置され、風量可変タイプの室内ファン4
と、吸込空気温度Tを検出する吸込空気温度検出手段2
0とを備えたヒートポンプ式空気調和機において、暖房
サーモOFF中に、前記吸込空気温度検出手段20によ
り検出された吸込空気温度TがサーモOFF設定温度T
2より高くなると前記室内ファン4に対して設定風量
運転を指令する設定風量運転指令手段27を付設してい
る。
【0007】本願発明の第1の基本構成において、前記
設定風量運転指令手段27による設定風量運転を前記吸
込空気温度Tが設定風量運転開始時の温度(例えば、T
2+ΔT1)から所定値ΔT2だけ低下した時点まで継
続するのが暖気溜まりを効率的に解消し得る点で好まし
い。
【0008】また、本願発明の第1の基本構成におい
て、前記設定風量運転指令手段27による設定風量運転
を所定時間継続するのが簡易な構成で暖気溜まりを解消
し得る点で好ましい。
【0009】また、本願発明の第1の基本構成におい
て、暖房サーモOFF中で、前記設定風量運転指令手段
27による設定風量運転が行われていない時には前記室
内ファン4を微風運転するのがコールドドラフトの発生
を抑制できる点で好ましい。
【0010】本願発明の第2の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、天井C付近の高所に設置
され、風量可変タイプの室内ファン4を備えたヒートポ
ンプ式空気調和機において、暖房サーモOFF中に、前
記室内ファン4に対して所定時間間隔での間欠設定風量
運転を指令する間欠設定風量運転指令手段30を付設し
ている。
【0011】また、本願発明の第2の基本構成におい
て、前記間欠設定風量運転指令手段30による間欠設定
風量運転を、所定時間間隔で設定風量運転と微風運転と
を交互に行うものとするのがコールドドラフトの発生を
抑制できる点で好ましい。
【0012】
【作用】本願発明の第1の基本構成では、上記手段によ
って次のような作用が得られる。
【0013】即ち、暖房サーモOFF時(即ち、吸込空
気温度TがサーモOFF設定温度Ts2に達すると)、
圧縮機14の運転が停止されるとともに、室内ファン4
の吹出風量が設定風量から所定風量(例えば、微風)へ
落とされるが、この暖房サーモOFF中において、天井
C付近の生ずる暖気溜まりの影響により、吸込空気温度
Tが低下せず、サーモOFF設定温度Ts2よりも高く
なると、設定風量運転指令手段27からの指令により室
内ファン4が設定風量運転され、暖気が下方へ誘導され
る(換言すれば、サーキュレータ運転がなされる)。
【0014】本願発明の第1の基本構成において、前記
設定風量運転指令手段27による設定風量運転を前記吸
込空気温度Tが設定風量運転開始時の温度(例えば、T
2+ΔT1)から所定値ΔT2だけ低下した時点まで継
続した場合、暖房サーモOFF中における設定風量運転
時間を吸込空気温度の変化に対応させて決定できるた
め、暖気溜まりを効率的に解消できる。
【0015】また、本願発明の第1の基本構成におい
て、前記設定風量運転指令手段27による設定風量運転
を所定時間継続した場合、暖房サーモOFF中における
設定風量運転時間の設定が簡易な構成(即ち、吸込空気
温度Tとの比較処理を要しない構成)で行えることとな
る。
【0016】また、本願発明の第1の基本構成におい
て、暖房サーモOFF中で、前記設定風量運転指令手段
27による設定風量運転が行われていない時には前記室
内ファン4を微風運転した場合、コールドドラフトの発
生が抑制できる。
【0017】本願発明の第2の基本構成では、上記手段
によって次のような作用が得られる。
【0018】即ち、暖房サーモOFF時(即ち、吸込空
気温度TがサーモOFF設定温度Ts2に達すると)、
圧縮機14の運転が停止されるとともに、室内ファン4
の吹出風量が設定風量から所定風量(例えば、微風)へ
落とされるが、この暖房サーモOFF中において、間欠
設定風量運転指令手段30からの指令により前記室内フ
ァン4が所定時間間隔での間欠設定風量運転され、天井
C付近の生ずる暖気が下方へ誘導される(換言すれば、
サーキュレータ運転がなされる)。
【0019】また、本願発明の第2の基本構成におい
て、前記間欠設定風量運転指令手段30による間欠設定
風量運転を、所定時間間隔で設定風量運転と微風運転と
を交互に行うものとした場合、コールドドラフトの発生
が抑制できる。
【0020】
【発明の効果】本願発明の第1の基本構成によれば、暖
房サーモOFF中において、天井C付近の生ずる暖気溜
まりの影響により、吸込空気温度Tが低下せず、サーモ
OFF設定温度Ts2よりも高くなると、設定風量運転
指令手段27からの指令により室内ファン4が設定風量
運転を行うようにしたので、天井C付近の暖気が下方へ
誘導される(換言すれば、サーキュレータ運転がなされ
る)こととなり、暖気溜まりの影響のない正常な暖房サ
ーモON/OFF制御が行えるという優れた効果があ
る。
【0021】本願発明の第2の基本構成によれば、暖房
サーモOFF中において、間欠設定風量運転指令手段3
0からの指令により前記室内ファン4が所定時間間隔で
の間欠設定風量運転を行うようにしたので、天井C付近
の生ずる暖気が下方へ誘導される(換言すれば、サーキ
ュレータ運転がなされる)こととなり、室内ファン4の
間欠設定風量運転という簡易な構成により正常な暖房サ
ーモON/OFF制御が行えるという優れた効果があ
る。
【0022】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0023】実施例1 本実施例のヒートポンプ式空気調和機は、図1に示すよ
うに、下面後部に空気吸込口2を前面に空気吹出口3を
有する本体ケーシング1内に風量可変タイプの室内ファ
ン4および室内側熱交換器5を内蔵した室内機Aと圧縮
機14等を内蔵した室外機B(図2参照)とにより構成
されており、前記室内機Aは天井面Cに対して吊下げボ
ルト6,6を介して吊り下げられた状態で使用され、空
気吸込口2から吸い込まれた空気Wを室内側熱交換器5
により加熱あるいは冷却して調和空気となして空気吹出
口3から室内へ吹き出すこととされている。符号7は空
気吸込口2に設けられた吸込グリル、8は室内ファン4
の駆動源であるファンモータ、9は空気吹出口3からの
吹出空気Wの左右方向風向を調整するための垂直羽根、
10は空気吹出口3からの吹出空気Wの上下方向風向を
調整するためのフラップ、11は前記フラップ10を駆
動させるフラップ駆動用モータ、12はエアフィルタ
ー、13はドレンパンである。
【0024】このヒートポンプ式空気調和機の冷媒回路
Xは、図2に示すように、圧縮機14、四路切換弁1
5、熱源側熱交換器(換言すれば、室外側熱交換器)1
6、減圧機構17、利用側熱交換器(換言すれば、室内
側熱交換器)5、アキュームレータ18を順次冷媒配管
を介して接続して構成されており、冷房運転時には冷媒
は実線矢印方向に流通され、暖房運転時には冷媒は点線
矢印方向に流通されることとなっている。符号19は室
外ファン、20は吸込空気温度検出手段である吸込温度
センサーである。
【0025】そして、本実施例のヒートポンプ式空気調
和機は、図3に示すように、リモコン21およびコント
ローラ22により後に詳述するように運転制御されるこ
ととなっている。
【0026】前記リモコン21は、室温設定手段23お
よび風量設定手段24を備えており、これらの設定手段
23,24からの出力信号は、吸込温度センサー20か
らの検出出力とともにコントローラ22に与えられ、該
コントローラ22により圧縮機14およびファンモータ
8への種々の制御処理がなされることとなっている。
【0027】前記コントローラ22は、例えばマイクロ
コンピュータからなっており、前記吸込温度センサー2
0による検出温度が設定温度に達しあるいは低下した暖
房サーモOFF時あるいは暖房サーモON時に前記圧縮
機14の運転を停止しあるいは開始する指令信号を出力
する判定手段25と、前記暖房サーモOFF時に前記室
内ファン4からの吹出風量を所定風量(例えば、微風)
に落とし、前記暖房サーモON時に前記室内ファン4か
らの吹出風量を設定風量に復帰させる指令信号を出力す
る風量変更手段26と、暖房サーモOFF中に、前記吸
込温度センサー20により検出された吸込空気温度Tが
サーモOFF設定温度Ts2より所定値ΔT1だけ高くな
ると前記室内ファン4に対して設定風量運転を開始する
指令信号を出力する設定風量運転指令手段27を備えて
いる。なお、本実施例においては、前記設定風量運転指
令手段27による設定風量運転は、前記吸込空気温度T
が設定風量運転開始時より所定値ΔT2だけ低下する時
点まで継続される。
【0028】前記圧縮機14の発停(具体的には、図示
しない圧縮機駆動用モータの発停)は、前記判定手段2
5からの指令を与えられた圧縮機制御手段28により実
行され、前記室内ファン4による風量変更(具体的に
は、ファンモータ8の回転数制御)は、前記風量変更手
段26および設定風量運転指令手段27からの指令を与
えられた風量制御手段29により実行されることとなっ
ている。
【0029】前記風量制御手段28は、リモコン21の
風量設定手段24による設定風量となるように室内ファ
ン4(具体的には、ファンモータ8)の回転数を制御す
る機能も有している。
【0030】ついで、上記コントローラ23による暖房
サーモOFF時の室内ファン4の制御について、図4に
示すフローチャートおよび図5に示すタイムチャートを
参照して説明する。
【0031】まず、暖房運転が開始されと、ステップS
1において圧縮機14が運転開始され、ステップS2にお
いて室内ファン4が設定風量(リモコン21により設定
される)で運転開始され、ステップS3において所定の
温度情報(即ち、吸込温度センサー20により検出され
た吸込温度T、リモコン21により設定されたサーモO
N設定温度Ts1、サーモOFF設定温度Ts2)が入力
される。そして、上記暖房運転により吸込空気温度Tが
上昇して暖房サーモOFF条件(即ち、吸込空気温度T
がサーモOFF設定温度Ts2に達した状態)であるか
否かの判定がステップS4においてなされ、暖房サーモ
OFF条件(即ち、T≧Ts2)となっている場合に
は、ステップS5において圧縮機14の運転が停止さ
れ、ステップS6において風量変更手段26から吹出風
量を設定風量から微風風量(以下、LL風量という)へ
落とす指令信号が出力され、風量制御手段29により室
内ファン4(具体的には、ファンモータ8)の回転数が
低減される。
【0032】その後、暖房運転の停止により吸込空気温
度Tが低下して暖房サーモON条件(即ち、吸込空気温
度TがサーモON設定温度Ts1にまで低下した状態)
であるか否かの判定がステップS7においてなされ、暖
房サーモON条件(即ち、T≦Ts1)となっている場
合には、ステップS1に戻り、暖房運転が再開される。
【0033】ところが、上記暖房サーモOFF中におい
て、居住空間における室温は低下しているにもかかわら
ず、天井C付近に生ずる暖気溜まりの影響によって、吸
込空気温度Tが低下せず、逆に吸込空気温度Tが上昇す
る場合がある。
【0034】このような場合には、ステップS7におけ
るT>Ts1と判定されるので、ステップS8に進み、吸
込空気温度TがサーモOFF設定温度T2より所定値Δ
1だけ高くなったか否かの判定がなされる。そして、
ステップS8においてT≧T2+ΔT1と判定されると、
ステップS9において設定風量運転指令手段27から室
内ファン4を設定風量運転させる指令信号が出力され、
風量制御手段29により室内ファン4(具体的には、フ
ァンモータ8)の回転数が増大される。この運転状態に
おいては、天井C付近に溜まっている暖気が下方へ誘導
されるサーキュレータ運転が実行される。
【0035】このサーキュレータ運転により吸込空気温
度Tが低下するので、ステップS10において吸込空気温
度Tが設定風量運転開始時の温度(=T2+ΔT1)から
所定値ΔT2だけ低下するまで吸込空気温度Tの監視が
なされ、T≦T2+ΔT1−ΔT2と判定されると、ステ
ップS6に戻り、室内ファン4はLL風量運転され、そ
の後は前述の制御処理が繰り返される。
【0036】上記したように、本実施例においては、暖
房サーモOFF中において、吸込空気温度Tが低下せ
ず、逆に上昇した場合(即ち、天井C付近に生ずる暖気
溜まりの影響があった場合)には、室内ファン4をLL
風量運転から設定風量運転に切り換えるようにし、天井
C風量の暖気を下方へ吹きおろすようにしているため、
暖気溜まりの影響が解消されることとなり、正常なサー
モON/OFF制御が実行できる。
【0037】実施例2 図6には、本願発明の実施例2にかかるヒートポンプ式
空気調和機における制御系のフローチャートが示されて
いる。
【0038】本実施例の場合、実施例1における設定風
量運転指令手段27による設定風量運転時間が予め一定
(例えば、1分)に設定されている。従って、フローチ
ャートにおけるステップS9までの制御処理は実施例1
の場合と同様であり、ステップS10において一定時間t
1(例えば、1分)が経過したか否かの判定を行い、一
定時間t1が経過するまで設定風量運転が継続されるこ
ととなっている。なお、一定時間t1の経過により、ス
テップS6に戻り、室内ファン4はLL風量運転に切り
換えられ、その後は前述した実施例1の場合と同様な制
御処理が繰り返される。本実施例の場合、実施例1にお
けるように、吸込空気温度Tとの比較処理を行う必要が
ないので、制御処理を簡易化できる。なお、予め設定さ
れる一定時間t1を、暖気溜まりを解消するに必要な時
間として実験的に求めておくのが望ましい。その他の構
成および作用効果は実施例1と同様なので重複を避けて
説明を省略する。
【0039】実施例3 図7および図8には、本願発明の実施例3にかかるヒー
トポンプ式空気調和機における制御系のブロック図およ
びフローチャートが示されている。
【0040】本実施例のコントローラ22は、実施例1
における設定風量運転指令手段27に代えて、暖房サー
モOFF中に、室内ファン4に対して所定時間間隔での
間欠設定風量運転を指令する間欠設定風量運転指令手段
30を備えて構成されている。 従って、本実施例の場
合、フローチャートにおけるステップS7までの制御処
理は実施例1の場合と同様であり、ステップS8におい
て一定時間(即ち、運転間隔時間)t2(例えば、30
秒)が経過したか否かの判定がなされ、一定時間t2
経過するまで室内ファン4のLL風量運転を継続し、一
定時間t2の経過を待って、ステップS9において室内フ
ァン4が設定風量運転に切り換えられる。その後、ステ
ップS10において一定時間(即ち、設定風量運転時間)
3(例えば、1分)が経過したか否かの判定がなさ
れ、一定時間t3が経過するまで室内ファン4の設定風
量運転を継続し、一定時間t3が経過すると、ステップ
6に戻り、室内ファン4はLL風量運転に切り換えら
れ、その後は前述した実施例1の場合と同様な制御処理
が繰り返される。本実施例の場合、天井C付近への暖気
溜まりの有無に関係なく、室内ファン4を間欠設定風量
運転するようにしているが、暖気溜まりが生じている場
合には、上記間欠設定風量運転により暖気の下方への誘
導がなされ、暖気溜まりに影響されない正常なサーモO
N/OFF制御ができる。なお、暖気溜まりが生じてい
ない場合には、ユーザにコールドドラフトを与えるおそ
れがあるが、設定風量運転時間を短くすればあまり問題
とならない。その他の構成および作用効果は実施例1と
同様なので重複を避けて説明を省略する。 本願発明
は、上記各実施例の構成に限定されるものではなく、発
明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能な
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかるヒートポンプ式空
気調和機の拡大縦断面図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかるヒートポンプ式空
気調和機の冷媒回路図である。
【図3】本願発明の実施例1にかかるヒートポンプ式空
気調和機における制御系の内容を示すブロック図であ
る。
【図4】本願発明の実施例1にかかるヒートポンプ式空
気調和機における制御系のフローチャートである。
【図5】(イ)は本願発明の実施例1にかかるヒートポ
ンプ式空気調和機における吸込空気温度の変化を示すタ
イムチャート、(ロ)は室内ファンのON/OFF状態
を示すタイムチャートである。
【図6】本願発明の実施例2にかかるヒートポンプ式空
気調和機における制御系のフローチャートである。
【図7】本願発明の実施例3にかかるヒートポンプ式空
気調和機における制御系の内容を示すブロック図であ
る。
【図8】本願発明の実施例3にかかるヒートポンプ式空
気調和機における制御系のフローチャートである。
【符号の説明】
4は室内ファン、20は吸込空気温度検出手段(吸込温
度センサー)、21はリモコン、22はコントローラ、
23は室温設定手段、24は風量設定手段、25は判定
手段、25は風量変更手段、27は設定風量運転指令手
段、28は圧縮機制御手段、29は風量制御手段、30
は間欠設定風量運転指令手段、Cは天井、Tは吸込空気
温度、Ts1はサーモON設定温度、Ts2はサーモOF
F設定温度、ΔT1,ΔT2は所定値。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井(C)付近の高所に設置され、風量
    可変タイプの室内ファン(4)と、吸込空気温度(T)
    を検出する吸込空気温度検出手段(20)とを備えたヒ
    ートポンプ式空気調和機であって、暖房サーモOFF中
    に、前記吸込空気温度検出手段(20)により検出され
    た吸込空気温度(T)がサーモOFF設定温度(T
    2)より高くなると前記室内ファン(4)に対して設
    定風量運転を指令する設定風量運転指令手段(27)を
    付設したことを特徴とするヒートポンプ式空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記設定風量運転指令手段(27)によ
    る設定風量運転は前記吸込空気温度(T)が設定風量運
    転開始時の温度から所定値だけ低下した時点まで継続さ
    れることを特徴とする前記請求項1記載のヒートポンプ
    式空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記設定風量運転指令手段(27)によ
    る設定風量運転は所定時間継続されることを特徴とする
    前記請求項1記載のヒートポンプ式空気調和機。
  4. 【請求項4】 暖房サーモOFF中で、前記設定風量運
    転指令手段(27)による設定風量運転が行われていな
    い時には前記室内ファン(4)は微風運転されることを
    特徴とする前記請求項1ないし請求項3のいずれか一項
    記載のヒートポンプ式空気調和機。
  5. 【請求項5】 天井(C)付近の高所に設置され、風量
    可変タイプの室内ファン(4)を備えたヒートポンプ式
    空気調和機であって、暖房サーモOFF中に、前記室内
    ファン(4)に対して所定時間間隔での間欠設定風量運
    転を指令する間欠設定風量運転指令手段(30)を付設
    したことを特徴とするヒートポンプ式空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記間欠設定風量運転指令手段(30)
    による間欠設定風量運転は、所定時間間隔で設定風量運
    転と微風運転とを交互に行うものとされていることを特
    徴とする前記請求項5記載のヒートポンプ式空気調和
    機。
JP6275366A 1994-11-09 1994-11-09 ヒートポンプ式空気調和機 Pending JPH08136038A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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