JP3404150B2 - 空気調和機及びその制御方法 - Google Patents

空気調和機及びその制御方法

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    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室温センサの検出タイ
ミングとして設定した設定時間を経過する毎に室内設定
温度に対する室内の検出温度の差と、設定時間の前後で
の検出温度の変化量とに基づいて決定した空調能力で運
転する空気調和機及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の空気調和機として、PI
D制御、ファジー制御、GA制御等により圧縮機の速
度、すなわち、圧縮機を駆動するインバータの出力周波
数を制御する空気調和機があった。このような空気調和
機においては、一般に、室内の設定温度に対する室内の
検出温度の差に基づいて圧縮機の速度を決定し、その
後、室温センサの検出タイミングとして設定した設定時
間を経過する毎に設定温度に対する検出温度の差と、設
定時間の前後の検出温度差とに基づいて圧縮機の速度を
決定していた。この場合、室温の変化を算出する基準と
なる時間間隔が予め一定に設定されており、冷房、暖
房、除湿(以下、ドライとも言う)等の運転モードの変
化や、調和空気の吹出し方向(以下、ルーバー方向と言
う)、風量の変化とは無関係になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際に室内
を空調する場合には、運転モードの違いによる吹き出し
温度の相違、室内ファンの風量の相違、ルーバー方向の
相違等があり、これらの相違に関係なく一律に設定され
た時間間隔で室温変化を検出すると、制御性が悪くなる
場合があった。すなわち、空気調和機の能力変化に伴う
温度変化を室温センサによって検出するのは時間的にあ
る程度遅れた時点である。しかるに、暖房時には、図9
(a)に示したように、室内機10からの吹出風の温度は
高いために、A矢印の流路で吸込風となりやすく、室内
上部に取付けられる室内機10内の室温センサ14には空調
能力の変更の影響が早く現れる。一方、冷房時には、図
9(b)に示したように、室内機10からの吹出風の温度
は低いために、B矢印の流路で下降し、暖かい空気がC
矢印の流路で上昇して吸込風となることから、室内機10
内の室温センサ14に空調能力の変更の影響が現れるのは
遅くなる。したがって、室温センサ14の検出温度Ta
び空調能力と時間との関係を示すと図10のようにな
る。すなわち、時刻t0 にて空調能力をステップ状に変
化させたとき、暖房運転時には時刻t0 からr1 時間を
経過した時刻t2 にて検出温度Ta が上昇変化するが、
冷房運転時には変化が遅く時刻t0 からr2 (>r1
時間を経過した時刻t3 にて検出温度Ta が下降する。
尚、空気調和機の室温センサ14を室内下部に配置した場
合には、室内上部に配置した場合とは逆に、その室温セ
ンサの検出温度に能力変更の影響が現れるのは冷房時の
方が暖房時よりも早い。
【0004】このように、従来装置では能力の変化に対
応する室温センサの応答が異なっているにもかかわらず
室温センサの検出タイミングを一定の時間間隔に設定し
ているため、冷房または暖房のいずれか一方では応答変
化に見合った制御が得られないという問題があった。
【0005】これと同様なことは、ルーバー方向を変え
た場合、あるいは、風量を変えた場合にも言える。すな
わち、図11に示した如く、暖房運転時にルーバーを上
向きにした場合には、空調能力を変化させた時刻t1
ら遅れの小さい時刻t2 にて検出温度Ta が上昇する
が、ルーバーを下向きにした場合には、時刻t1 から遅
れの大きい時刻t3 にて検出温度Ta が上昇することに
なる。また、吹出風量を強、弱、微と変更した場合に
は、図12に示したように、空調能力を変化させた時刻
1 に対して、強、弱、微の順に遅れが順次大きくなる
時刻t2 ,t3 ,t4 で検出温度Ta が上昇することに
なる。なお、図示を省略するが、被空調室内の面積、高
さ等で示される室内の大きさ、容積の相違、空気調和機
自体の定格の相違によっても、空調能力を変化させた場
合の検出温度に対する影響の遅延の度合いが異なる。
【0006】ここで、空調能力の変化に対して、検出温
度の時間遅れが大きい場合に、室内温度の変化を算出す
る時間間隔を短く設定したとすると、能力変化の影響が
現れる前に空調能力の変更制御がなされるため、能力増
加時はより能力の増大方向へ、能力減少時はより能力の
減少方向への変更制御が実行されて、室温の変動が大き
くなり、ハンチング現象が発生する。
【0007】一方、空調能力の変化に対して、検出温度
の時間遅れが小さい場合に、室内温度の変化を算出する
時間間隔を長く設定したとすると、能力変化の影響が十
分に現れた時点で、検出温度の変化として現れた後に制
御がなされるため、室温は安定して制御されるが、その
反面、室温を設定温度に収束させるための時間が増加
し、室温が快適温度に到達するまでの時間の長い、いわ
ゆる、立ち上げの悪い制御となってしまう。
【0008】しかして、従来の空気調和機では、運転モ
ード、風向、風量、室内の広狭を考慮せずに、設定温度
に対する検出温度の差、及び、検出温度の時間変化分を
一律に設定した時間間隔で検出していたため、条件によ
っては極めて制御性が悪くなってしまうと言う問題があ
った。
【0009】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、室温制御のハンチング現象及び室温制御
の立ち上げの悪さを解消して、最適な空調能力制御を実
現することのできる空気調和機及びその制御方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の空気調和機の制御方法は、冷房
と暖房とにモードを切換えて運転することが可能で、か
つ、室温センサの検出タイミングとして予め設定された
設定時間を経過する毎に設定温度に対する室温センサの
検出温度の差と、設定時間の前後の時間での検出温度の
変化量とに基づいて決定した空調能力で運転するに当た
り、冷房運転時と暖房運転時とで設定時間を適宜に変更
することを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の空気調和機の制御方法
は、冷房、暖房、除湿のうち、少なくとも二つにモード
を切換えて運転することが可能で、かつ、室温センサの
検出タイミングとして予め設定された設定時間を経過す
る毎に設定温度に対する室温センサの検出温度の差と、
設定時間の前後の時間での検出温度の変化量とに基づい
て決定した空調能力で運転するに当たり、運転モードに
応じて設定時間を適宜に変更することを特徴としてい
る。
【0012】請求項3に記載の空気調和機の制御方法
は、室内へ吹出す風量を変化させて運転することが可能
で、かつ、室温センサの検出タイミングとして予め設定
された設定時間を経過する毎に設定温度に対する室温セ
ンサの検出温度の差と、設定時間の前後の時間での検出
温度の変化量とに基づいて決定した空調能力で運転する
に当たり、風量に応じて設定時間を適宜に変更すること
を特徴としている。
【0013】請求項4に記載の空気調和装置の制御方法
は、室温センサの検出タイミングとして予め設定された
設定時間を経過する毎に設定温度に対する室温センサの
検出温度の差と、設定時間の前後の時間での検出温度の
変化量とに基づいて決定した空調能力で運転するに当た
り、被空調室の大きさに応じて設定時間を適宜に変更す
ることを特徴としている。
【0014】請求項5に記載の空気調和機の制御方法
は、室内へ吹出す風向を変化させて運転することが可能
で、かつ、室温センサの検出タイミングとして予め設定
された設定時間を経過する毎に設定温度に対する室温セ
ンサの検出温度の差と、設定時間の前後の時間での検出
温度の変化量とに基づいて決定した空調能力で運転する
に当たり、風向に応じて設定時間を適宜に変更すること
を特徴としている。
【0015】請求項6に記載の空気調和機の制御方法
は、室温センサの検出タイミングとして予め設定された
設定時間を経過する毎に設定温度に対する室温センサの
検出温度の差と、設定時間の前後の時間での検出温度の
変化量とに基づいて決定した空調能力で運転するに当た
り、空気調和機の空調能力に関連するデータを記憶装置
に記憶させているとき、その記憶データに基づいて設定
時間を適宜に変更することを特徴としている。
【0016】請求項7に記載の空気調和機の制御方法
は、冷房と暖房とにモードを切換えて運転することが可
能で、かつ、室温センサの検出タイミングとして設定さ
れた設定時間を経過する毎に、設定温度に対する室温セ
ンサの検出温度の差と 設定時間の前後の時間での検出
温度の変化量に対応して能力の変更値が表として予め記
憶させてある記憶装置から実際の温度差に対応する能力
の変更値を読出し、この変更値を前回分の空調能力に加
算して得られた空調能力に従って運転するに当たり、冷
房運転時と暖房運転時とで設定時間を適宜に変更するこ
とを特徴としている。
【0017】請求項8に記載の空気調和機の制御方法
は、冷房、暖房、除湿のうち、少なくとも二つにモード
を切換えて運転することが可能で、かつ、室温センサの
検出タイミングとして設定された設定時間を経過する毎
に、設定温度に対する室温センサの検出温度の差と設定
時間の前後の時間での検出温度の変化量に対応して能力
の変更値が表として予め記憶させてある記憶装置から実
際の温度差に対応する能力の変更値を読出し、この変更
値を前回分の空調能力に加算して得られた空調能力に従
って運転するに当たり、運転モードに応じて設定時間を
適宜に変更することを特徴としている。
【0018】請求項9に記載の空気調和機の制御方法
は、室内へ吹出す風量を変化させて運転することが可能
で、かつ、室温センサの検出タイミングとして設定され
た設定時間を経過する毎に、設定温度に対する室温セン
サの検出温度の差と設定時間の前後の時間での検出温度
の変化量に対応して能力の変更値が表として予め記憶さ
せてある記憶装置から実際の温度差に対応する能力の変
更値を読出し、この変更値を前回分の空調能力に加算し
て得られた空調能力に従って運転するに当たり、風量に
応じて設定時間を適宜に変更することを特徴としてい
る。請求項10に記載の空気調和機の制御方法は、室温
センサの検出タイミングとして設定された設定時間を経
過する毎に、設定温度に対する室温センサの検出温度の
差と設定時間の前後の時間での検出温度の変化量に対応
して能力の変更値が表として予め記憶させてある記憶装
置から実際の温度差に対応する能力の変更値を読出し、
この変更値を前回分の空調能力に加算して得られた空調
能力に従って運転するに当たり、被空調室の大きさに応
じて設定時間を適宜に変更することを特徴としている。
【0019】請求項11に記載の空気調和機の制御方法
は、室内へ吹出す風向を変化させて運転することが可能
で、かつ、室温センサの検出タイミングとして設定され
た設定時間を経過する毎に、設定温度に対する室温セン
サの検出温度の差と設定時間の前後の時間での検出温度
の変化量に対応して能力の変更値が表として予め記憶さ
せてある記憶装置から実際の温度差に対応する能力の変
更値を読出し、この変更値を前回分の空調能力に加算し
て得られた空調能力に従って運転するに当たり、風向に
応じて設定時間を適宜に変更することを特徴としてい
る。
【0020】請求項12に記載の空気調和機の制御方法
は、室温センサの検出タイミングとして設定された設定
時間を経過する毎に、設定温度に対する室温センサの検
出温度の差と設定時間の前後の時間での検出温度の変化
量に対応して能力の変更値が表として予め記憶させてあ
る記憶装置から実際の温度差に対応する能力の変更値を
読出し、この変更値を前回分の空調能力に加算して得ら
れた空調能力に従って運転するに当たり、空気調和機の
空調能力に関連するデータが記憶装置に併せて記憶され
ているとき、その記憶データに基づいて設定時間を適宜
に変更することを特徴としている。
【0021】請求項13に記載の空気調和機の制御方法
は、冷房と暖房とにモードを切換えて運転することが可
能で、かつ、室温センサの検出タイミングとして設定さ
れた設定時間を経過する毎に、設定温度に対する室温セ
ンサの検出温度の差と設定時間の前後の時間での検出温
度の変化量に対応して能力の変更値が表として予め記憶
させてある記憶装置から実際の温度差に対応する能力の
変更値を読出し、この変更値を前回分の空調能力に加算
して得られた空調能力に従って運転するに当たり、記憶
装置に冷房運転用の表と暖房運転用の表を記憶させると
共に、いずれの表を使用するかによって設定時間を適宜
に変更することを特徴としている。
【0022】請求項14に記載の空気調和機の制御方法
は、請求項1〜13のいずれかの方法において、設定温
度を変更可能とし、運転中に設定温度が変更された場合
に、その時点での設定温度に対する検出温度の偏差と、
検出温度の前回分に対する差とに基づいて空調能力を補
正することを特徴としている。
【0023】請求項15に記載の空気調和機の制御方法
は、請求項1〜6のいずれかの方法において、空調能力
の決定が、圧縮機の速度を決定するものであることを特
徴としている。
【0024】請求項16に記載の空気調和機の制御方法
は、請求項7〜13のいずれか野方法において、空調能
力の決定が、圧縮機の速度を決定するものであり、能力
変更値は圧縮機の速度変更値であることを特徴としてい
る。
【0025】請求項17に記載の空気調和機は、被空調
室内の温度を検出する室温センサと、空調室内の温度を
可変設定する温度設定手段と、運転モードを冷房と暖房
とに切換える冷暖切換手段と、冷暖切換手段の切換結果
に応じて互いに異なる設定時間を設定し、設定時間毎に
信号を出力するタイマ手段と、運転中に温度設定手段に
よって設定された設定温度の変更を検出する温度変化検
出手段と、運転中に温度設定手段によって設定された設
定温度の変更を検出する温度変化検出手段と、温度変化
検出手段によって設定温度の変更が検出されたとき、変
更前と変更後の設定温度の差に応じて空調能力を変更す
る第1の能力変更手段と、タイマ手段が信号を出力する
毎に、室温センサの検出値を記憶する記憶手段と、タイ
マ手段が信号を出力する毎に、温度設定手段による設定
温度と室温センサによる検出温度との差を演算する第1
の演算手段と、タイマ手段が信号を出力する毎に、記憶
手段に記憶された前回分の検出温度と室温センサによっ
て検出された今回の検出温度との差を演算する第2の演
算手段と、第1の演算手段によって演算された温度差
と、第2の演算手段によって演算された温度差とに基づ
いて空調能力の変更値を求める能力変更値出力手段と、
運転中の空調能力に能力変更値出力手段によって求めら
れた空調能力の変更値を加減して新たな空調能力値を設
定する能力設定手段と、を備え、設定された空調能力値
に従って運転するようにしたものである。
【0026】
【作用】空気調和機が、設定時間を経過する毎に設定温
度に対する検出温度の差と、設定時間の前後の検出温度
差とに基づいて決定した空調能力で運転するとき、請求
項1に記載の制御方法においては、冷房運転時と暖房運
転時とで設定時間を適宜に変更するようにしたので、運
転モードを冷房と暖房とに切換えても、各々のモードに
より異なる検出温度の変化の速さに合わせて空調能力が
調整され、これにより、制御性のよい最適な能力制御を
実現することができる。
【0027】請求項2に記載の制御方法においては、運
転モードに応じて設定時間を適宜に変更しているので、
冷房、暖房、除湿のうち、少なくとも二つにモードを切
換えて運転することが可能な場合でも、各々のモードに
より異なる検出温度の変化の速さに合わせて空調能力が
調整され、これにより、制御性のよい最適な能力制御が
できる。
【0028】請求項3に記載の制御方法においては、風
量に応じて設定時間を適宜に変更しているので、室内へ
吹出す風量を変化させて運転することが可能である場合
にも、風量の大きさによって異なる検出温度の変化の速
さに合わせて空調能力が調整され、これにより、制御性
のよい最適な能力制御ができる。
【0029】請求項4に記載の空気調和機の制御方法に
おいては、被空調室の大きさに応じて設定時間を適宜に
変更しているので、空調能力に対して、空調負荷を整合
させ難い場合でも、被空調室の大きさによって異なる検
出温度の変化の速さに合わせて空調能力が調整され、こ
れにより、制御性のよい最適な能力制御ができる。
【0030】請求項5に記載の制御方法においては、風
向に応じて設定時間を適宜に変更しているので、室内へ
吹出す風向を変化させて運転することが可能である場合
でも、風向によって異なる検出温度の変化の速さに合わ
せて空調能力が調整され、これにより、制御性のよい最
適な能力制御ができる。
【0031】請求項6に記載の制御方法は、空気調和機
の空調能力に関連するデータを記憶装置に記憶させてい
るとき、その記憶データに基づいて設定時間を適宜に変
更するようにしたので、空調負荷に対して空調能力を整
合させ難い場合にも、空気調和機自体の空調能力値によ
って異なる検出温度の変化の速さに合わせて空調能力が
調整され、これにより、制御性のよい最適な能力制御が
できる。
【0032】また、請求項7ないし13に記載の制御方
法にあっては、室温センサの検出タイミングとして設定
された設定時間を経過する毎に、前記設定温度に対する
室温センサの検出温度の差と前記設定時間の前後の時間
での検出温度の変化量に対応して能力の変更値が表とし
て予め記憶させてある記憶装置から実際の温度差に対応
する能力の変更値を読出し、この変更値を前回分の空調
能力に加算して得られた空調能力に従って運転すると
き、請求項7に記載の制御方法においては、冷房運転時
と暖房運転時とで設定時間を適宜に変更するようにした
ので、運転モードを冷房と暖房とに切換えても、各々の
モードにより異なる検出温度の変化の速さに合わせて空
調能力が調整され、これにより、制御性のよい最適な能
力制御ができる。
【0033】請求項8に記載の制御方法においては、運
転モードに応じて設定時間を適宜に変更しているので、
冷房、暖房、除湿のうち、少なくとも二つにモードを切
換えて運転することが可能な場合でも、各々のモードに
より異なる検出温度の変化の速さに合わせて空調能力が
調整され、これにより、制御性のよい最適な能力制御が
できる。
【0034】請求項9に記載の制御方法においては、風
量に応じて設定時間を適宜に変更しているので、室内へ
吹出す風量を変化させて運転することが可能である場合
にも、風量の大きさによって異なる検出温度の変化の速
さに合わせて空調能力が調整され、これにより、制御性
のよい最適な能力制御ができる。
【0035】請求項10に記載の制御方法においては、
被空調室の大きさに応じて設定時間を適宜に変更してい
るので、空調能力に対して、空調負荷を整合させ難い場
合でも、被空調室の大きさによって異なる検出温度の変
化の速さに合わせて空調能力が調整され、これにより、
制御性のよい最適な能力制御ができる。
【0036】請求項11に記載の制御方法においては、
風向に応じて設定時間を適宜に変更しているので、室内
へ吹出す風向を変化させて運転することが可能である場
合でも、風向によって異なる検出温度の変化の速さに合
わせて空調能力が調整され、これにより、制御性のよい
最適な能力制御ができる。
【0037】請求項12に記載の制御方法においては、
空気調和機の空調能力に関連するデータを記憶装置に記
憶させているとき、その記憶データに基づいて設定時間
を適宜に変更するようにしたので、空調負荷に対して空
調能力を整合させ難い場合にも、空気調和機自体の空調
能力値によって異なる検出温度の変化の速さに合わせて
空調能力が調整され、これにより、制御性のよい最適な
制御ができる。
【0038】請求項13に記載の制御方法においては、
記憶装置に冷房運転用の表と暖房運転用の表を記憶させ
ると共に、いずれの表を使用するかによって設定時間を
適宜に変更するようにしたので、各々のモードにより異
なる検出温度の変化の速さに合わせて空調能力が調整さ
れ、これにより、冷房と暖房とにモードを切換えて運転
する場合でも、制御性のよい最適な能力制御ができる。
【0039】請求項14に記載の制御方法においては、
運転中に設定温度が変更された場合に、その時点での設
定温度に対する検出温度の偏差と、検出温度の前回分に
対する差とに基づいて空調能力を補正するようにしたの
で、設定温度を随時変更しても制御性のよさを維持する
ことができる。
【0040】請求項15に記載の制御方法は、請求項1
ないし6のいずれかの制御方法において空調能力を調整
するため制御対象として圧縮機の速度を用いているの
で、冷凍サイクル全体の能力制御が容易である。
【0041】請求項16に記載の制御方法は、請求項7
ないし13のいずれかの制御方法において、空調能力と
して圧縮機の速度を用い、かつ、能力変更値も表として
記憶装置に記憶された圧縮機の速度変更値を用いている
ので、変更値決定のための複雑な計算を不要化すること
ができる。
【0042】請求項17に記載の空気調和機において
は、タイマ手段が冷房と暖房の各運転モードに応じて互
いに異なる時間を設定して信号を出力する毎に、室内の
設定温度と室温センサによる検出温度との差と、記憶手
段に記憶された前回分の検出温度と室温センサによって
検出された今回の検出温度との差とに基づいて空調能力
の変更値を求め、この変更値を現に運転中の空調能力に
加算して運転するようにしたので、冷房と暖房とにモー
ドを切換えて運転する場合でも、各々のモードにより異
なる検出温度の変化の速さに合わせて空調能力が調整さ
れ、これにより、制御性のよい最適な能力制御ができ
る。
【0043】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例によって詳
細に説明する。図1は本発明の第1実施例の全体構成を
示すブロック図である。同図において、圧縮機1、四方
弁2、室外ファン4を有する室外熱交換器3、膨張弁
5、室内ファン7を有する室内熱交換器6によって周知
の冷凍サイクルが構成されている。この冷凍サイクルを
構成する要素のうち、室内熱交換器6及び室内ファン7
が室内機10に収納され、圧縮機1、四方弁2、室外熱交
換器3、室外ファン4及び膨脹弁5が室外機20に収納さ
れる。
【0044】この冷凍サイクルを制御するために、室内
機10には、さらに、マイクロコンピュータを用いてなる
制御回路11と、その制御に必要な能力制御データをEE
PROMに記憶させた記憶装置12と、赤外線等を用いて
外部から送り込まれた各種の設定信号を受信して制御回
路11に加える受信回路13と、室内ファン7によって吸込
まれる空気の温度を検出して制御回路11に加える室温セ
ンサ14とが設けられている。また、室外機20には、圧縮
機1を駆動する図示省略の電動機の電源周波数を、制御
回路11からの指令に応じて変化させるインバータ制御回
路21が設けられている。さらに、室内機10に各種の設定
信号を送信するワイヤレスリモコン30が設けられてい
る。
【0045】図2は室内機10の概略構成を示す斜視図で
ある。これは電源プラグ101 を図示省略のコンセントに
差し込むことによって、交流電力を受電し動作するもの
で、横長に形成され、被空調室の側壁部に取付けるよう
になっている。これを正面から見て、右下方には運転状
態を表示する本体表示部102 及びワイヤレスリモコン30
から発信される設定信号を受信する受信部103 とが設け
られている。また、表面部が広い吸込口104 になってお
り、下部が細長の吹出口105 になっている。このうち、
吹出口105 には左右風向調節板106 と、上下風向調節板
107 とが設けられ、それぞれ角度の制御が可能になって
いる。また、吸込口104 の裏面には左右で2枚の空気清
浄フィルタ枠108 を備え、その内枠部にそれぞれエアー
フィルタ109 を挿脱できるようになっている。
【0046】図3は室外機20の概略構成を示す斜視図で
ある。これは室内機10に接続された配管・配線201 を通
じて交流電力の受電と、制御指令の受信とを行うと共
に、排水管202 が室内機10にて凝縮された水を排水する
ようになっている。そして、この室外機20を正面から見
て、側面と裏面に空気の吸込口203 を備え、表面に吹出
口204 を備えている。
【0047】図4はワイヤレスリモコン30の概略構成を
示す平面図である。これは縦長で厚みが比較的薄く形成
され、表面の最上部が表示部301 になっている。その下
部には、順に温度ボタン303 、運転/停止ボタン302 、
風量ボタン304 、風向ボタン305 、安眠ボタン306 及び
運転切換ボタン307 が設けられている。また、表面の最
下部にはタイマー入ボタン308 、タイマー切ボタン309
、タイマー予約/確認ボタン310 、タイマー取消ボタ
ン311 が横に並べて設けられている。そして、上側部に
送信部312 を備えている。
【0048】このワイヤレスリモコン30は、温度ボタン
303 によって室内温度を設定すると、その設定値が表示
部301 に表示される。この場合、室内温度は19℃〜30℃
の範囲で1℃刻みで温度設定できる。また、風量ボタン
304 によって風量を「微」、「弱」、「強」に手動設定
するほか、検出温度と設定温度との差に基づいてこれら
三つの段階から適当なものを選択する「自動」の設定機
能を備え、その状態も表示部301 に表示される。さら
に、運転切換ボタン307 を操作すれば運転モードが「冷
房」、「ドライ(除湿)」、「暖房」の3種類に切り換
えられ、その状態が表示部301 に表示される。これらの
設定値は、運転/停止ボタン302 を操作した時に発生す
る運転開始の指令信号と共に、赤外線信号として送信部
312 から室内機10の受信回路13へ送り込まれるようにな
っている。
【0049】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて以下に説明する。先ず、ワイヤレスリモコン30か
ら、運転開始の指令信号と共に、設定温度、運転モー
ド、室内ファンの風量、ルーバー方向(風向)の各指令
信号が送信されて、これらの送信信号が室内機10の受信
回路13で受信されると、これが制御回路11に送り込まれ
る。また、室温センサ14で検出された室内温度信号も制
御回路11に加えられる。制御回路11はマイクロコンピュ
ータとその周辺回路からなり、マイクロコンピュータに
よって各入力信号が解読され、その内容に応じた処理が
行われる。なお、ルーバー方向は室内機10側の制御であ
り、暖房運転の開始時は斜め下方に、冷房、ドライ運転
時は水平方向にそれぞれ設定されるが、その後は利用者
がワイヤレスリモコン30の操作によりその方向を変更で
きるようになっている。 また、制御回路11は以下の制
御機能を備えている。 (1)冷房、暖房、ドライ(除湿)のいずれかに切換え
られた運転モードの内容や風量の設定内容や風向きに応
じて互いに異なる設定時間を設定し、設定時間毎に信号
を出力するタイマ機能。 (2)運転中に温度設定された設定温度の変更を検出す
る温度変化検出機能。 (3)温度変化検出機能によって設定温度の変更が検出
されたとき、変更前と変更後の設定温度の差に応じて空
調能力を変更する第1の能力変更機能。 (4)タイマ機能が信号を出力する毎に、室温センサの
検出値を記憶装置に記憶させる機能。 (5)タイマ機能が信号を出力する毎に、設定温度と室
温センサによる検出温度との差を演算する第1の演算機
能。 (6)タイマ機能が信号を出力する毎に、記憶装置に記
憶された前回分の検出温度と室温センサによって検出さ
れた今回の検出温度との差を演算する第2の演算機能。 (7)第1の演算機能によって演算された温度差と、第
2の演算機能によって演算された温度差とに基づいて空
調能力の変更値を求める能力変更値出力機能。 (8)運転中の空調能力に能力変更値出力機能によって
求められた空調能力の変更値を加減して新たな空調能力
値を設定する能力設定機能。
【0050】次に、制御回路11の処理について図5乃至
図8に示したフローチャートを参照して説明する。最初
のステップ501 で運転中か否かを判定し、運転中であれ
ばステップ502 で信号を受信したか否かを判定する。も
し、信号を受信しておれば、ステップ503でその信号に
運転停止指令が含まれているか否かを判定し、運転停止
指令が含まれておれば、ステップ504 で空調動作の全て
を停止し、ステップ505 で待機状態にする。
【0051】一方、受信した信号に運転停止指令が含ま
れていなかったときは、ステップ506 で各設定内容を記
憶する。すなわち、運転モードM2 、手動風量F(また
は自動風量F′)、設定温度Ts2、ルーバー方向Dを記
憶する。そして、ステップ507 で今回分の運転モードM
2 が前回に記憶した運転モードM1 と同じかどうかを判
定し、同じであった場合にはステップ508 で今回分の設
定温度Ts2が前回に記憶した設定温度Ts1と一致するか
否かを判定する。もし、一致した場合、あるいは、ステ
ップ502 で信号を受信していないと判定した場合には、
後述するステップ602 以下の処理を実行する。
【0052】次に、ステップ508 の判定で設定温度Ts2
とTs1とが不一致であったときには、ステップ509 で設
定温度Ts2を今回の処理に用いる設定温度Ts1として記
憶し、続いて、ステップ510 でタイマTMのカウントを
終了状態にセットする。なお、ステップ507 の判定で運
転モードM2 とM1 とが不一致であったときは、ステッ
プ511 で運転モードM2 を今回の処理に用いる運転モー
ドM1 として記憶し、ステップ512 で設定温度Ts2を今
回の処理に用いる設定温度Ts1として記憶し、さらに、
ステップ513 でタイマTMをリセット状態にして、後述
するステップ518 以下の処理を実行する。
【0053】ところで、ステップ501 で運転中でないと
判定した場合には、ステップ514 で信号を受信したか否
かを判定する。もし、信号を受信しておれば、ステップ
515でその信号に運転開始指令が含まれているか否かを
判定し、運転開始指令が含まれておれば、ステップ516
で各設定内容を記憶する。すなわち、運転モードM1
手動風量F(または自動風量F′)、設定温度Ts1を記
憶する。もし、運転開始指令が含まれていないときはス
テップ517 で待機状態とする。ここで、タイマTMとは
室内の検出温度の変化を求める基準時間を設定するもの
である。
【0054】次に、ステップ518 で室温センサ14による
室内の検出温度Ta を読込み、ステップ519 ではこの検
出温度Ta と、ワイヤレスリモコン30による設定温度T
s1との差TF =T(0) (=Ta −Ts1)を演算する。そ
して、ステップ520 ,521 にて運転モードM1 が冷房、
暖房、ドライのいずれであるかを判定し、暖房である場
合にはステップ522 で室内機10の上下風向調節板107 を
下向きに設定し、ステップ523 で四方弁2を励磁して冷
凍サイクルを暖房に切換え、冷房又はドライである場合
にはステップ524 で室内機10の上下風向調節板107 を上
向きに設定し、ステップ525 で四方弁2を非励磁状態に
して冷凍サイクルを冷房に切換える。
【0055】このように、運転モードに応じて上下風向
調節板107 及び四方弁2を制御した後、図6に示すステ
ップ601 にて、その時点の温度差T(0) と運転モードM
1 に対応して予め定められたインバータ制御回路21の出
力周波数、すなわち、圧縮機1を駆動する電動機の初期
運転周波数F(0) を決定する。この場合、下記の表1に
示すように、温度差T(0) と運転モードとに対応させた
初期運転周波数F(0)が記憶装置12に記憶されており、
これを読み出すようにしている。これにより、圧縮機1
は初期運転周波数F(0) で運転が開始される。この際、
温度差T(0) が記憶される。
【0056】尚、表1に示すように、初期運転周波数F
(0) は、冷房では室温が設定温度より高くなるのに従っ
て周波数F(0) を大きくし、暖房では室温が設定温度よ
り低くなるのに従って周波数F(0) を大きくように設定
されており、ドライでは除湿運転なので、周波数F(0)
の上昇傾向は冷房と同じだが、最大で40Hzと低めに
設定している。
【0057】
【表1】 次に、ステップ602 では、風量が「自動」に設定されて
いるか否かを判定し、「自動」に設定されていた場合に
は、ステップ603 に進み、その時点の温度差TF (℃)
と、運転モードとに対応させた風量Wを設定する。この
場合、下記の表2に示すように、温度差TF と運転モー
ドとに対応させた風量Wが記憶装置12に記憶されてお
り、これを読み出すようにしている。これにより、室内
ファン7は風量Wで運転が開始される。この際、風量W
が記憶される。
【0058】尚、表2に示すように風量Wは冷房では、
室温が設定温度より高くなるのに従って大きくしてい
き、反対に暖房では小さくするように設定されている。
ドライでは除湿運転なので、風量の上昇傾向は同じだ
が、最大設定は弱までとしている。
【0059】
【表2】 このようにして風量Wが決定された場合、あるいは、ス
テップ602 にて風量が「微」、「弱」、「強」のいずれ
かに手動設定された場合には、ステップ604 にて、その
詳細を後述する機器自体の能力データQを同じく記憶装
置12から読出し、ステップ605 で、記憶若しくは決定さ
れた運転モードM1 、風量W、ルーバー方向D及び能力
データQに基づいて、検出室温の読み込み間隔tを決定
する。この場合、下記の表3に示すように、能力、ルー
バー方向、風量、運転モードに対応させたタイマ設定時
間tが記憶装置12に記憶されており、これを読み出すよ
うにしている。
【0060】尚、表3に示すように、タイマTMのの設
定時間t(sec) は、空気調和機の最大空調能力の大きい
方が全般的に設定時間が長く設定され、ルーバーの方向
(風向)上向きと下向きでは、下向きの方が検出温度の
変動が遅いので、下向きの方が設定時間が長く設定され
ている。また、風量の大小では、風量の小さい方が変動
が遅いので、風量の小さい方が設定時間が長く設定され
ている。さらに、冷房と暖房では、空気調和機が室内上
部に設けられており、冷房の方が検出温度の変動が遅い
ので冷房の設定時間を長く設定している。但し、空気調
和機を室内下部に設ける場合はこの逆になる。
【0061】
【表3】 次に、ステップ606 にて、タイマTMが動作中か否かを
判定し、動作中であればステップ607 で現在の室温とし
て検出温度Ta を読み込み、さらに、ステップ608 でこ
の検出温度Ta と、設定温度Ts1との差TF (=Ta
s1)を演算し、続いて、ステップ501 以下の処理を実
行する。
【0062】もし、タイマTMが動作中でないときには
ステップ609 でタイマTMがカウント終了状態になって
いるか否かを判断し、終了状態であれば、ステップ610
にてタイマTMに対して、ステップ605 で決定した時間
tを設定し、ステップ611 でこのタイマTMをスタート
させる。そして、ステップ612 でその時点の検出室温T
a(i)を読み込み、ステップ613 で検出室温Ta(i)と設定
温度Ts1との差T(i)を演算し、続いて、ステップ614
で前回に読み込んだ検出室温Ta(i-1)との差ΔT(i)
演算した後、図7に示すステップ701 以下の処理を実行
する。
【0063】なおステップ609 にてタイマTMがカウン
ト終了状態になっていないと判定したときには、ステッ
プ615 にて、検出温度Ta が最初に検出されたものであ
ることを示す「1」をカウンタにセットし、ステップ61
6 にてタイマTMに対して、ステップ605 で決定した時
間tを設定し、ステップ617 でこのタイマTMをスター
トさせた後、前述のステップ501 以下の処理を実行す
る。
【0064】次に、ステップ701 においては、初期の処
理か、2回目以降の処理であるかを判定するためのカウ
ンタの計数値を「1」インクリメントし、ステップ702
で運転モードが冷房か否かを判定し、冷房であればステ
ップ703 で、設定温度Ts1に対する検出室温Ta(i)の温
度差T(i) と、タイマTMで間隔を設定した前回の検出
温度都の差ΔT(i) とに基づいて、運転周波数の変更分
(i) を決定する。この場合、下記の表4に示すよう
に、設定温度Ts1に対する検出室温Ta(i)の温度差T
(i) と、前回の検出温度との差ΔT(i) とに対応させた
能力変更値、すなわち、運転周波数の変更分f(i) が記
憶装置12に記憶されており、これを読み出すようにして
いる。
【0065】尚、表4に示すように、温度差T(i) と前
回の温度差ΔT(i) が同じような範囲の値であり、検出
温度変化が少ないときは、周波数の変更分を小さくし、
温度さT(i) とΔT(i) が大きく異なるときは変更分を
小さくするように設定されている。
【0066】
【表4】 また、ステップ702 で運転モードが冷房でないと判定さ
れた場合にはステップ704 で運転モードが暖房か否かを
判定し、暖房であればステップ705 で、同じく、設定温
度Ts1に対する検出室温Ta(i)の温度差T(i) と、タイ
マTMで間隔を設定した前回の検出温度との差ΔT(i)
とに基づいて、運転周波数の変更分f(i ) を決定する。
この場合、下記の表5に示すように、設定温度Ts1に対
する検出室温Ta(i)の温度差T(i) と、前回の検出温度
との差ΔT(i) とに対応させた能力変更値、すなわち、
運転周波数の変更分f(i) が記憶装置12に記憶されてお
り、これを読み出すようにしている。
【0067】尚、冷房と暖房では表4と表5の変更値を
比較すれば分かるように、暖房の方を変更値を大きく設
定している。
【0068】
【表5】 さらに、ステップ704 で運転モードが暖房でないと判定
された場合(ドライ(除湿))にはステップ706 で、同
じく、設定温度Ts1に対する検出室温Ta(i)の温度差T
(i) と、タイマTMで間隔を設定した前回の検出温度と
の差ΔT(i) とに基づいて、運転周波数の変更分f(i)
を決定する。この場合、下記の表6に示すように、設定
温度Ts1に対する検出室温Ta(i)の温度差T(i) と、前
回の検出温度との差ΔT(i) とに対応させた能力変更
値、すなわち、運転周波数の変更分f(i) が記憶装置12
に記憶されており、これを読み出すようにしている。
【0069】尚、表6に設定される除湿運転では表4と
比較すれば分かるように変更値を冷房よりも小さく設定
している。
【0070】
【表6】 次に、ステップ707 では、タイマTMのスタート前に決
定した運転周波数F(i -1) にその変更分f(i) を加算し
て運転周波数F(i) で運転が行われる。
【0071】この際、各運転モードにおいて、最大周波
数と最小周波数とが予め定められており、運転周波数F
(i) の計算結果がそのモードにおける最大周波数を超え
る場合には、最大周波数で運転が行われる。一方、運転
周波数F(i) の計算結果がそのモードにおける最小周波
数より低い場合には圧縮機の運転を停止する。各モード
における最大、最小周波数として、表7に示すデータが
記憶装置12に格納されている。
【0072】
【表7】 そこで、次のステップ708 では運転モードM1 が冷房で
あるか否かを確認し、冷房であれば、ステップ709 で最
大周波数「80」より大きいか否かを判定し、大きいと
きにはステップ710 で運転周波数F(i) を「80」に決
定する。ステップ709 で最大周波数「80」より小さい
と判断された場合にはステップ711 で最小周波数「1
0」より小さいか否かを判定し、小さいときにはステッ
プ712 で運転周波数F(i) を「0」に決定する。
【0073】また、ステップ708 で運転モードM1 が冷
房でないと判定されたとき、ステップ713 で運転モード
1 が暖房であるか否かを判定し、暖房であれば、ステ
ップ714 で最大周波数「140」より大きいか否かを判
定し、大きいときにはステップ715 で運転周波数F(i)
を「140」に決定する。ステップ714 で最大周波数
「140」より小さいと判断された場合にはステップ71
6 で最小周波数「10」より小さいか否かを判定し、小
さいときにはステップ712 で運転周波数F(i) を「0」
に決定する。
【0074】さらに、ステップ713 で運転モードM1
暖房でないと判定されたとき、ドライ(除湿)であるも
のとして、ステップ719 で最大周波数「40」より大き
いか否かを判定し、大きいときにはステップ715 で運転
周波数F(i) を「40」に決定する。ステップ718 で最
大周波数「40」より小さいと判断された場合にはステ
ップ716 で最小周波数「12」より小さいか否かを判定
し、小さいときにはステップ721 で運転周波数F(i)
「0」に決定する。
【0075】このようにして、運転周波数F(i) を決定
した後、次のステップ722 で出力周波数が決定周波数に
なるようにインバータ制御回路21を制御し、前述したス
テップ501 以下の処理を実行する。
【0076】以上の処理により、例えば、運転途中に使
用者がワイヤレスリモコン30によって運転モードを変更
した場合には、ステップ601 の処理により表1から初期
運転周波数F(0) が新たに定められ、次回の検出温度の
読み込みが行われたとき、ステップ605 の処理により表
3から新たな検出温度の読み込み間隔tが決定され、こ
の読み込み間隔tに従って運転周波数F(i) の変更が行
われる。
【0077】一方、温度読み込み間隔tの途中でワイヤ
レスリモコン30からルーバー方向の変更、あるいは、風
量の変更があった場合には、その設定時間が経過するま
でそのままの処理が行われ、次の読み込み間隔から新た
な変更のあった状態に対応して検出温度の読み込み間隔
tが決定される。
【0078】また、運転中に設定温度の変更があった場
合、能力を即座に変更した方が利用者の希望に即すた
め、読み込み間隔が無視され、設定温度が変更された時
点の設定温度Ts1に対する検出室温Ta(i)の温度差T
(i) と、前回の検出温度との差ΔT(i) とに基づいて能
力変更値f(i) が表4,5,6のいずれかから読み出さ
れ、それ以前の能力としての運転周波数F(i-1) に加算
されて新たな運転周波数F(i) が決定される。すなわ
ち、この場合は、タイマTMの設定時間が経過したと同
様に扱われる。
【0079】また、ワイヤレスリモコン30によって風量
が「自動」に設定された場合、表2に示すように、室温
の設定温度に対する差T(i) と運転モードとによって風
量は自動的に制御され、その制御の結果、風量の変化が
あった場合には次の室温読み込み時点から新たな読み込
み間隔tが採用される。なお、この場合、空気調和機の
能力制御の温度読み込み間隔と同期させて風量を決定す
る温度を読み込むようにした場合には、温度読み込み間
隔tの途中で風量が変更されることがないため、風量変
化があった時点から読み込み間隔に新たな時間が採用さ
れるようにすればよい。
【0080】ところで、空気調和機の制御回路におい
て、特に、マイクロコンピュータは多くの機種に共用で
きるように製造することが標準化の上で望ましい。一
方、空気調和機は空調能力(定格)の大きい機種と小さ
い機種とが数多く存在する。
【0081】このように多くの機種に対して、一般には
空調能力の大きい機種は容積の大きい部屋に取り付けら
れ、空調能力の小さい機種は容積の小さい部屋に取り付
けられる。このように、部屋の容積に応じた空調能力を
持つものを設置したとしても、容積の大きい部屋では吹
出し空気の循環に時間がかかり、容積の小さい部屋では
吹出し空気の循環に要する時間は短い。このため、空調
能力の大きい機種では室内温度を検出する室温センサの
応答が遅く、能力の小さい機種では室温センサの応答は
早い。これに対応するために本実施例では、マイクロコ
ンピュータが機種を識別するためのデータを、記憶装置
12を構成するEEPROMに製造段階で予め記憶させて
おく。そして、室温読み込み間隔時間を設定するパラメ
ータとして、運転モードM、室内ファン風量F、ルーバ
ー方向Dに加え、この機種ごとの能力データQを用いる
ようにしている。このEEPROMに記憶されるデータ
は製造段階で機種が確定した後に電気的に入力されるた
め、製造当初からの設定は不要であり、マイクロコンピ
ュータ及び制御回路の汎用性が保たれる。
【0082】上記実施例では、運転モード、室内ファン
風量、ルーバー方向及び空気調和機の能力を加味して温
度読み込み間隔を変更している。しかし、被空調空間の
大きさ(空調負荷)に対応した空気調和機を所定の能力
で運転した場合、室温の変化によって被空調空間の大き
さ(空調負荷)をある程度推測することができる。この
ような場合には、初期に空調能力に対する温度の変化の
度合いを検出し、その後はこの変化の度合いから、室内
の容積を判別し、その容積に対応した検出温度の読み込
み間隔を決定してもよい。
【0083】図8は本発明の第2実施例に対応する制御
回路11の処理手順を示したもので、これ以外の構成は上
記第1実施例と同様であるので、その説明を省略し、処
理手順についてのみ説明する。
【0084】最初のステップ801 で運転の開始か否かを
判定する。運転開始であれば、ステップ802 でインバー
タの出力周波数Fs を予め設定されたF(1) にし、次の
ステップ803 にて運転開始から次に室内温度を読取る時
間を、例えば、5分に設定したタイマAをスタートさ
せ、次のステップ804 で室温センサの検出温度Ta(0)
読み取る。
【0085】次に、タイマAに設定された5分を経過す
るまで時間待ちをし、5分を経過した後のステップ806
で再度室温センサの検出温度Ta(1)を読み取る。そし
て、ステップ807 では前回の検出温度Ta(0)と今回の検
出温度Ta(1)との差の絶対値ΔTa を算出する。
【0086】次に、ステップ808 で検出温度の差の絶対
値ΔTa が1℃以上か否かを判定し、1℃以上であれば
ステップ809 で設定時間tとして50秒を決定し、1℃
未満であればステップ810 で設定時間tとして80秒を
決定し、さらに、ステップ811 でこの設定時間tをタイ
マCに設定する。そして、ステップ812 では読み取り回
数を計数するカウンタの値を「2」にする。
【0087】この時点でステップ801 の処理を実行した
後、ステップ813 にて、運転中か否かを判定する。運転
中であればステップ814 でタイマCの設定時間が経過す
るまで時間待ちをする。そして、その時間が経過したと
き、ステップ815 で検出温度Ta(i)を読み取る。次に、
ステップ816 では今回の検出温度Ta(i)と、設定温度T
s との差T(i) を計算し、さらに、前回の検出温度T
a(i-1)に対する今回の検出温度Ta(i)の差、すなわち、
温度変化分ΔT(i) を計算する。また、ステップ817
で、その時の運転モード、温度差T(i) 、温度変化分Δ
(i) に基づき、表4,5,6のいずれかを用いて運転
周波数の変更値f(i) を決定する。
【0088】次に、ステップ818 にてそのとき現在の運
転周波数F(i) に変更値f(i) を加算して新たな運転周
波数F(i) を加算する。続いて、ステップ819 では運転
周波数F(i) が最大周波数Fmax 以上か否かを判定し、
最大周波数Fmax 以上であればステップ820 で運転周波
数F(i) を最大周波数Fmax に決定し、最大周波数F
max 未満であればステップ821 で運転周波数F(i) が最
小周波数Fmin 以下か否かを判定し、最小周波数Fmin
以下であるときにはステップ822 で運転周波数F(i)
停止の周波数「0」に決定する。そして、ステップ823
でタイマCをスタートさせ、ステップ824 で検出温度の
読み取り回数を計数するカウンタの値を「1」インクリ
メントし、ステップ801 以下の処理を繰り返す。
【0089】このように、空気調和機の運転を開始した
時点の検出温度と、運転を開始してから所定時間を経過
した後の検出温度との差から室内の空調負荷を判定し、
この判定結果に応じて次回からの検出温度の読み込み間
隔を決定することにより、空気調和機の定格と空調負荷
との整合性の善し悪しに拘らず適切に設定することがで
きる。
【0090】なお、この実施例では、温度変化から空調
負荷を判定したが、ワイヤレスリモコン30に、部屋の大
きさを設定するスイッチを設け、負荷状態を使用者に設
定させ、その設定値に応じて検出温度の読み込み間隔を
設定するようにすることもできる。
【0091】また、図5,6,7に処理手順を示した実
施例では、運転モード、室内ファン風量、ルーバー方向
及び空気調和機の能力に対応させて温度読み込み間隔を
変更したが、運転モードを基本とし、室内ファン風量、
ルーバー方向については、それぞれある時間を加減算す
るようにしてもよい。一例として、温度読み込み間隔を
t、運転モードによって決まる時間をt1 、室内ファン
の風量によって決まる時間をt2 、ルーバー方向によっ
て決まる時間をt3 、空気調和機の能力によって決まる
時間をt4 としたとき、下式によって温度読み込み間隔
tを決定する。
【0092】 t=t1 +t2 +t3 4 …(1) この場合、室温センサ14が室内の高所に取付けられた場
合には、運転モードによって決まる時間t1 を、暖房時
のt1 <ドライ時のt1 ≦冷房時のt1 であり、反対に
室温センサ14が室内の低所に取付けられた場合には、運
転モードによって決まる時間t1 を、暖房時のt1 >ド
ライ時のt1 ≧冷房時のt1 である。また、室内ファン
の風量、空気調和機の能力については室温センサ14の取
付け位置とは無関係に、強風時のt2 >弱風時のt2
微風時のt2 とし、空調能力大時のt4 >空調能力小時
のt4 とする。なお、ルーバー方向については、室温セ
ンサ14が室内の高所に取付けられた場合、ルーバー下向
き時のt3 <ルーバー上向き時のt3 とするが、室温セ
ンサ14が室内の低所に取付けられている場合には室温セ
ンサ14の取付け位置による影響は殆どないため一定値を
採用する。
【0093】以上、本発明を具体的な実施例で説明した
が、室内の設定温度に対する検出温度の差T(i) と、設
定時間の前後の温度差ΔT(i) とに対応する能力変更
値、すなわち、インバータの周波数変更値f(i) を表2
を用いて決定する方法は、計算量を少なくできる点で有
利である。
【0094】すなわち、PID制御、ファジー制御、ニ
ューロ制御等は、膨大な計算を省略して、応答速度を向
上させるために行われるものである。しかし、容量及び
計算速度が十分であれば、空気調和機の制御回路に含ま
れるマイクロコンピュータに演算させてもよい。ただ
し、GAにて処理を行う場合には、複数のシミュレート
結果を元に最適値が決定されるため、ファジー制御、ニ
ューロ制御よりもさらに膨大な計算を必要とするので、
予め、これらの計算を大容量のコンピュータで処理させ
た結果を元に制御する必要がある。本実施例では表を用
いてインバータの周波数変更値f(i) を求めているの
で、計算量が少なく、また、大容量のコンピュータで処
理をする必要性もない点で有効と言える。
【0095】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明によれば、運転モード、室内へ吹き出す風量、被空
調室の大きさ、空気調和装置の空調能力等に応じて、そ
れぞれ能力制御のための室温センサによる検出温度の読
み込み時間の間隔を適宜に変更するようにしたので、室
温制御のハンチング現象及び室温制御の立ち上げの悪さ
を解消して、最適な空調能力制御を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の全体構成を示すブロック
図。
【図2】本発明の第1実施例の室内機の構成を示す斜視
図。
【図3】本発明の第1実施例の室外機の構成を示す斜視
図。
【図4】本発明の第1実施例のワイヤレスリモコンの構
成を示す平面図。
【図5】本発明の第1実施例を構成するマイクロコンピ
ュータの処理手順を示すフローチャート。
【図6】本発明の第1実施例を構成するマイクロコンピ
ュータの処理手順を示すフローチャート。
【図7】本発明の第1実施例を構成するマイクロコンピ
ュータの処理手順を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2実施例を構成するマイクロコンピ
ュータの処理手順を示すフローチャート。
【図9】本発明を適用する空気調和機の被空調室内の空
気循環状態を説明するための説明図。
【図10】本発明を適用する空気調和機の応答の相違を
説明するために、温度及び空調能力と時間との関係を示
す線図。
【図11】本発明を適用する空気調和機の応答の相違を
説明するために、温度及び空調能力と時間との関係を示
す線図。
【図12】本発明を適用する空気調和機の応答の相違を
説明するために、温度及び空調能力と時間との関係を示
す線図。
【符号の説明】 1 圧縮機 2 四方弁 3 室外熱交換器 6 室内熱交換器 7 室内ファン 10 室内機 11 制御回路 12 記憶装置 13 受信回路 14 室温センサ 20 室外機 21 インバータ 30 ワイヤレスリモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 温 品 治 信 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝 富士工場内 (56)参考文献 特開 平5−322279(JP,A) 特開 平6−211028(JP,A) 特開 昭55−23816(JP,A) 特開 平2−13751(JP,A) 特開 平5−236777(JP,A) 特開 昭59−208343(JP,A) 特開 平5−236776(JP,A) 特開 平4−24472(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷房と暖房とにモードを切換えて運転する
    ことが可能で、かつ、室温センサの検出タイミングとし
    て予め設定された設定時間を経過する毎に設定温度に対
    する室温センサの検出温度の差と、前記設定時間の前後
    の時間での検出温度の変化量とに基づいて決定した空調
    能力で運転する空気調和機の制御方法において、 冷房運転時と暖房運転時とで前記設定時間を適宜に変更
    することを特徴とする空気調和機の制御方法。
  2. 【請求項2】冷房、暖房、除湿のうち、少なくとも二つ
    にモードを切換えて運転することが可能で、かつ、室温
    センサの検出タイミングとして予め設定された設定時間
    を経過する毎に設定温度に対する室温センサの検出温度
    の差と、前記設定時間の前後の時間での検出温度の変化
    量とに基づいて決定した空調能力で運転する空気調和機
    の制御方法において、 運転モードに応じて前記設定時間を適宜に変更すること
    を特徴とする空気調和機の制御方法。
  3. 【請求項3】室内へ吹出す風量を変化させて運転するこ
    とが可能で、かつ、室温センサの検出タイミングとして
    予め設定された設定時間を経過する毎に設定温度に対す
    る室温センサの検出温度の差と、前記設定時間の前後の
    時間での検出温度の変化量とに基づいて決定した空調能
    力で運転する空気調和機の制御方法において、 前記風量に応じて前記設定時間を適宜に変更することを
    特徴とする空気調和機の制御方法。
  4. 【請求項4】室温センサの検出タイミングとして予め設
    定された設定時間を経過する毎に設定温度に対する室温
    センサの検出温度の差と、前記設定時間の前後の時間で
    の検出温度の変化量とに基づいて決定した空調能力で運
    転する空気調和機の制御方法において、 被空調室の大きさに応じて前記設定時間を適宜に変更す
    ることを特徴とする空気調和機の制御方法。
  5. 【請求項5】室内へ吹出す風向を変化させて運転するこ
    とが可能で、かつ、室温センサの検出タイミングとして
    予め設定された設定時間を経過する毎に設定温度に対す
    る室温センサの検出温度の差と、前記設定時間の前後の
    時間での検出温度の変化量とに基づいて決定した空調能
    力で運転する空気調和機の制御方法において、 前記風向に応じて前記設定時間を適宜に変更することを
    特徴とする空気調和機の制御方法。
  6. 【請求項6】室温センサの検出タイミングとして予め設
    定された設定時間を経過する毎に設定温度に対する室温
    センサの検出温度の差と、前記設定時間の前後の時間で
    の検出温度の変化量とに基づいて決定した空調能力で運
    転する空気調和機の制御方法において、 空気調和機の空調能力に関連するデータを記憶装置に記
    憶させているとき、その記憶データに基づいて前記設定
    時間を適宜に変更することを特徴とする空気調和機の制
    御方法。
  7. 【請求項7】冷房と暖房とにモードを切換えて運転する
    ことが可能で、かつ、室温センサの検出タイミングとし
    て設定された設定時間を経過する毎に、前記設定温度に
    対する室温センサの検出温度の差と前記設定時間の前後
    の時間での検出温度の変化量に対応して能力の変更値が
    表として予め記憶させてある記憶装置から実際の温度差
    に対応する能力の変更値を読出し、この変更値を前回分
    の空調能力に加算して得られた空調能力に従って運転す
    る空気調和機の制御方法において、 冷房運転時と暖房運転時とで前記設定時間を適宜に変更
    することを特徴とする空気調和機の制御方法。
  8. 【請求項8】冷房、暖房、除湿のうち、少なくとも二つ
    にモードを切換えて運転することが可能で、かつ、室温
    センサの検出タイミングとして設定された設定時間を経
    過する毎に、前記設定温度に対する室温センサの検出温
    度の差と前記設定時間の前後の時間での検出温度の変化
    量に対応して能力の変更値が表として予め記憶させてあ
    る記憶装置から実際の温度差に対応する能力の変更値を
    読出し、この変更値を前回分の空調能力に加算して得ら
    れた空調能力に従って運転する空気調和機の制御方法に
    おいて、 運転モードに応じて前記設定時間を適宜に変更すること
    を特徴とする空気調和機の制御方法。
  9. 【請求項9】室内へ吹出す風量を変化させて運転するこ
    とが可能で、かつ、室温センサの検出タイミングとして
    設定された設定時間を経過する毎に、前記設定温度に対
    する室温センサの検出温度の差と前記設定時間の前後の
    時間での検出温度の変化量に対応して能力の変更値が表
    として予め記憶させてある記憶装置から実際の温度差に
    対応する能力の変更値を読出し、この変更値を前回分の
    空調能力に加算して得られた空調能力に従って運転する
    空気調和機の制御方法において、 前記風量に応じて前記設定時間を適宜に変更することを
    特徴とする空気調和機の制御方法。
  10. 【請求項10】室温センサの検出タイミングとして設定
    された設定時間を経過する毎に、前記設定温度に対する
    室温センサの検出温度の差と前記設定時間の前後の時間
    での検出温度の変化量に対応して能力の変更値が表とし
    て予め記憶させてある記憶装置から実際の温度差に対応
    する能力の変更値を読出し、この変更値を前回分の空調
    能力に加算して得られた空調能力に従って運転する空気
    調和機の制御方法において、 被空調室の大きさに応じて前記設定時間を適宜に変更す
    ることを特徴とする空気調和機の制御方法。
  11. 【請求項11】室内へ吹出す風向を変化させて運転する
    ことが可能で、かつ、室温センサの検出タイミングとし
    て設定された設定時間を経過する毎に、前記設定温度に
    対する室温センサの検出温度の差と前記設定時間の前後
    の時間での検出温度の変化量に対応して能力の変更値が
    表として予め記憶させてある記憶装置から実際の温度差
    に対応する能力の変更値を読出し、この変更値を前回分
    の空調能力に加算して得られた空調能力に従って運転す
    る空気調和機の制御方法において、 前記風向に応じて前記設定時間を適宜に変更することを
    特徴とする空気調和機の制御方法。
  12. 【請求項12】室温センサの検出タイミングとして設定
    された設定時間を経過する毎に、前記設定温度に対する
    室温センサの検出温度の差と前記設定時間の前後の時間
    での検出温度の変化量に対応して能力の変更値が表とし
    て予め記憶させてある記憶装置から実際の温度差に対応
    する能力の変更値を読出し、この変更値を前回分の空調
    能力に加算して得られた空調能力に従って運転する空気
    調和機の制御方法において、 空気調和機の空調能力に関連するデータが前記記憶装置
    に併せて記憶されているとき、その記憶データに基づい
    て前記設定時間を適宜に変更することを特徴とする空気
    調和機の制御方法。
  13. 【請求項13】冷房と暖房とにモードを切換えて運転す
    ることが可能で、かつ、室温センサの検出タイミングと
    して設定された設定時間を経過する毎に、前記設定温度
    に対する室温センサの検出温度の差と前記設定時間の前
    後の時間での検出温度の変化量に対応して能力の変更値
    が表として予め記憶させてある記憶装置から実際の温度
    差に対応する能力の変更値を読出し、この変更値を前回
    分の空調能力に加算して得られた空調能力に従って運転
    する空気調和機の制御方法において、 前記運転モードに応じて前記記憶装置に冷房運転用の表
    と暖房運転用の表を記憶させると共に、いずれの表を使
    用するかによって前記設定時間を適宜に変更することを
    特徴とする空気調和機の制御方法。
  14. 【請求項14】前記設定温度を変更可能とし、運転中に
    前記設定温度が変更された場合に、その時点での設定温
    度に対する前記検出温度の偏差と、前記検出温度の前回
    分に対する差とに基づいて空調能力を補正することを特
    徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の空気調和機
    の制御方法。
  15. 【請求項15】前記空調能力の決定が、圧縮機の速度を
    決定するものであることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の空気調和機の制御方法。
  16. 【請求項16】前記空調能力の決定が、圧縮機の速度を
    決定するものであり、前記能力変更値は前記圧縮機の速
    度変更値であることを特徴とする請求項7〜13のいず
    れかに記載の空気調和機の制御方法。
  17. 【請求項17】被空調室内の温度を検出する室温センサ
    と、 前記空調室内の温度を可変設定する温度設定手段と、 運転モードを冷房と暖房とに切換える冷暖切換手段と、 前記冷暖切換手段の切換結果に応じて互いに異なる設定
    時間を設定し、設定時間毎に信号を出力するタイマ手段
    と、 運転中に前記温度設定手段によって設定された設定温度
    の変更を検出する温度変化検出手段と、 前記温度変化検出手段によって設定温度の変更が検出さ
    れたとき、変更前と変更後の設定温度の差に応じて空調
    能力を変更する第1の能力変更手段と、 前記タイマ手段が信号を出力する毎に、前記室温センサ
    の検出値を記憶する記憶手段と、 前記タイマ手段が信号を出力する毎に、前記温度設定手
    段による設定温度と前記室温センサによる検出温度との
    差を演算する第1の演算手段と、 前記タイマ手段が信号を出力する毎に、前記記憶手段に
    記憶された前回分の検出温度と前記室温センサによって
    検出された今回の検出温度との差を演算する第2の演算
    手段と、 前記第1の演算手段によって演算された温度差と、前記
    第2の演算手段によって演算された温度差とに基づいて
    空調能力の変更値を求める能力変更値出力手段と、 運転中の空調能力に前記能力変更値出力手段によって求
    められた空調能力の変更値を加減して新たな空調能力値
    を設定する能力設定手段と、 を備え、設定された空調能力値に従って運転する空気調
    和機。
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