JP7441988B1 - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】、適切な点検を実施することを目的とする。【解決手段】空気調和機であって、圧縮機と、室内ファンと、室内ファンにより生じた風の向きを調整する上下風向板と、制御部と、を備え、制御部は、室内ファン及び上下風向板を動作させず、少なくとも圧縮機を動作させる第1点検を実施する、空気調和機。【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機に関する。
例えば、夏季シーズンの開始前など、空気調和機が利用される時期の前に、自動で空気調和機の点検を行う技術が知られている。特許文献1には、冷房運転を行う期間と暖房運転を行う期間の間の運転停止期間に、運転停止期間に入る前に運転した運転モードと異なる運転モードによる試運転を自動的に実施し、試運転の結果を報知する技術が開示されている。
特開2018-132235号公報
しかしながら、利用者が室内機の手入れをしている最中に点検が実施された場合には、利用者がけがをする可能性がある。また、空気調和機を使用しない期間、室内機にカバーが掛けられている場合があり、カバーが掛けられた状態で点検が始まると、風向板が可動方向に動くことができずに空気調和機が故障する可能性がある。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、適切な点検を実施することを目的とする。
本発明は、空気調和機であって、圧縮機と、室内ファンと、前記室内ファンにより生じた風の向きを調整する上下風向板と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記室内ファン及び前記上下風向板と、を動作させず、少なくとも前記圧縮機を動作させる第1点検を実施する。
本発明によれば、適切な点検を実施することできる。
空気調和機の外観構成図である。 冷媒回路を示す図である。 室内機の断面図である。 点検処理を示すフローチャートである。
図1は、実施形態に係る空気調和機1を示す外観構成図である。空気調和機1は、冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)で冷媒を循環させることによって、空調を行う。図1に示すように、空気調和機1は、室内(被空調空間)に設置される室内機10と、屋外(室外)に設置される室外機20と、ユーザによって操作されるリモコン30と、を備えている。リモコン30は、設定等を表示する表示部31と、ユーザ操作を受け付ける操作ボタン群32と、を備えている。
室内機10は、リモコン通信部11及びランプ18を備えている。ランプ18は、例えば、自動点検の実施中に点灯する。自動点検については後述する。リモコン通信部11は、赤外線通信等によって、リモコン30からの信号を受信する。また、リモコン通信部11は、リモコン30に所定の信号を送信してもよい。例えば、リモコン通信部11は、運転/停止指令、設定温度の変更、運転モードの変更、タイマの設定等の信号をリモコン30から受信する。また、リモコン通信部11は、室内温度の検出値等をリモコン30に送信してもよい。なお、図1では省略しているが、室内機10と室外機20とは、冷媒配管を介して接続されるとともに、通信線を介して接続されている。
図2は、実施形態に係る空気調和機1の冷媒回路Qを示す図である。なお、図2に示す実線矢印は、暖房運転時における冷媒の流れを示している。また、図2に示す破線矢印は、冷房運転時における冷媒の流れを示している。
室内機10は、リモコン通信部11のほかに、室内熱交換器12と、室内ファン13と、室内ファン駆動部13aと、室内温度センサ14と、熱交換器温度センサ15と、制御部16と、通信部17と、を備えている。室内熱交換器12において、その伝熱管を通流する冷媒と、室内ファン13から送り込まれる室内空気と、の間で熱交換が行われる。室内熱交換器12は、後述の四方弁25の切り替えにより凝縮器または蒸発器として動作する。室内ファン13は、室内熱交換器12の付近に設置されている。室内ファン13は、室内ファン駆動部13aの駆動によって、室内熱交換器12に室内空気を送り込む。室内温度センサ14は、室内温度を計測する。熱交換器温度センサ15は、室内熱交換器12の近傍に設置され、室内熱交換器12の温度を計測する。制御部16は、プロセッサ、記憶部を含み、各種プログラムを実施することで、空気調和機1の制御を行う。通信部17は、ネットワークを介して外部装置との通信を行う。通信部17は、例えば、スマートフォン等の携帯端末との通信を行う。
室外機20は、圧縮機21と、室外熱交換器22と、室外ファン23と、室外膨張弁24(膨張弁)と、四方弁25と、室外温度センサ26と、を備えている。室外温度センサ26は、室外温度(外気温)を計測する。圧縮機21は、圧縮機モータ21aの駆動によって、低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐出する。室外熱交換器22において、その伝熱管を通流する冷媒と、室外ファン23から送り込まれる外気と、の間で熱交換が行われる。室外熱交換器22は、四方弁25の切り替えにより凝縮器または蒸発器として動作する。
室外ファン23は、図1に示すように、室外熱交換器22の付近に設置されている。室外ファン23は、室外ファン駆動部23aの駆動によって、室外熱交換器22に外気を送り込む。室外膨張弁24は、「凝縮器」(室外熱交換器22及び室内熱交換器12の一方)で凝縮した冷媒を減圧する機能を有している。なお、室外膨張弁24において減圧された冷媒は、「蒸発器」(室外熱交換器22及び室内熱交換器12の他方)に導かれる。
四方弁25は、空気調和機1の運転モードに応じて、冷媒の流路を切り替える弁である。四方弁25の切り替えにより、冷房運転時には、破線矢印で示すように、圧縮機21、室外熱交換器22(凝縮器)、室外膨張弁24、及び室内熱交換器12(蒸発器)の順に冷媒が循環する冷凍サイクルとなる。また、四方弁25の切り替えにより、暖房運転時には、実線矢印で示すように、圧縮機21、室内熱交換器12(凝縮器)、室外膨張弁24、及び室外熱交換器22(蒸発器)の順に冷媒が循環する冷凍サイクルとなる。すなわち、圧縮機21、「凝縮器」、室外膨張弁24、及び「蒸発器」を順次に介して、冷凍サイクルで冷媒が循環する冷媒回路Qにおいて、前記した「凝縮器」及び「蒸発器」の一方は室外熱交換器22であり、他方は室内熱交換器12である。
図3は、室内機10の構造を示す図である。図3は、室内機10の背面120に垂直でかつ室内機10の上下方向H及び奥行方向Dに平行な断面図である。室内機10は、背面120が壁Bに面するように、部屋の天井近くに設置される。図3においては、紙面の左側に空調空間としての部屋が広がっており、室内機10は、部屋の温度を調整するように風を流す構造となっている。
室内機10の内部には、室内ファン13が搭載されている。空気吸い込み口となるフロントパネル105及び上面111と、室内ファン13の間には、室内熱交換器12が配置されている。室内熱交換器12においては、室内ファン13の駆動により発生する風との間で熱交換が行われる。室内機10には、さらに、前面に設けられたフィルター装置103a、上面に設けられたフィルター装置103b、ドレンパン104、フロントパネル105、2つの上下風向板106a,106b、複数の左右風向板107、前面ケーシング108、背面ケーシング109が設けられている。なお、本実施形態の室内機10は、上下風向板を2つ備えるものとするが、室内機10に設けられる上下風向板の数は、実施形態に限定されるものではない。他の例としては、室内機10は、1つの上下風向板のみを備えてもよく、3つ以上の上下風向板を備えてもよい。
空気は、室内機10の前面に設けられたフロントパネル105及び上面111から室内機10に吸い込まれ、それぞれフィルター装置103a,103bによって大きな埃などが除去され、室内熱交換器12を通過する。室内ファン13が駆動することで室内熱交換器12を通過する風の流れが発生する。室内ファン13には、例えば、貫流ファンが用いられるものとする。ただし、室内ファン13は、風の流れを生じさせるものであればよく、貫流ファンに限定されるものではない。室内ファン13の前側には、前面ケーシング108が設けられる。背面120側には、背面ケーシング109が設けられる。前面ケーシング108及び背面ケーシング109によって、室内ファン13の空気吸込側と空気吹出側が分離され、室内ファン13が送風機能を発揮する。
室内熱交換器12の上方から空気を吸い込み、室内ファン13は、図3に示すように、奥行き方向に向かって右から見て、時計回りとなる方向Aに回転する。空気は室内ファン13によって吹出された後に、前面ケーシング108及び背面ケーシング109に沿って流れ、さらに上下風向板106a,106b及び左右風向板107によって吹出し方向が制御されて、空調空間である室内へ流出する。上下風向板106a,106bは、吹き出し風の風向を上下方向に制御する。左右風向板107は、左右方向に風向を制御する。このように、上下風向板106a,106b及び左右風向板107は、室内ファン13により生じた風の向きを調整する。
次に、空気調和機1が行う自動点検について説明する。空気調和機1の利用状況は、季節に依存し、長期に空気調和機1が利用されない運転休止期間がある。このため、利用期間に入り、空気調和機1を動作させ、初めて故障に気が付くといったケースがある。利用期間の開始時期に故障が集中すると、修理が完了するまでに時間が掛かるといった不都合が生じてしまう。そこで、本実施形態の空気調和機1は、運転休止期間において、利用期間の開始時期よりも前に、予め自動で点検(自動点検)を実施し、不具合があれば、利用者に通知する。
さらに、本実施形態の空気調和機1は、自動点検として第1点検又は第2点検を実施することができる。第1点検は、圧縮機21を動作させる一方で、室内ファン13と、上下風向板106a,106bと、を動作させない点検動作である。さらに、第1点検は左右風向板107も動作させない点検動作であってもよい。第1点検では、空気調和機1は、冷房運転を実施する。室内ファン13及び上下風向板を動作させずに暖房運転を実施した場合には、冷媒回路における圧力が上昇し、圧縮機21が保証圧力を上回る可能性がある。そこで、本実施形態においては、第1点検においては、冷房運転と同じ方向に冷媒を循環させる。さらに、室外ファン23を動作させる。これにより、冷媒回路における圧力が上昇し過ぎるのを防ぐことができる。
第1点検では、圧縮機21及び室内ファン13が正常に動作するか確認することができる。第1点検における点検項目としては、さらに、室内電気品及び室外電気品(不図示)が正常に動作するか、室内機10と室外機20の間で正常な通信が行えるか、電圧が正常であるか、室内温度センサ14、熱交換器温度センサ15、室外温度センサ26が正常に動作するか、等が挙げられる。
空気調和機1の運転休止期間には、利用者が室内機10の手入れをしている場合や、室内機10にカバーが掛けられている場合などがある。利用者による手入れ中に突然、上下風向板が動作を開始すると、利用者がけがをする可能性がある。また、室内機10にカバーが掛けられた状態では、上下風向板は可動方向に動くことができず、上下風向板の駆動部に負荷がかかり、故障が発生する可能性がある。そこで、第1点検においては、上下風向板は動作させないこととした。これにより、利用者のけがや、室内機10の故障を避けることができる。なお、第1点検において、上下風向板に加えて、左右風向板も動作させないようにしてもよい。これにより、左右風向板の清掃を行っているような場合に、利用者がけがをするのを防ぐことができる。
また、第1点検は、例えば1分間など、予め定められた点検期間の間、実施される。第1点検の点検期間は、空気調和機1の自動運転時における圧縮機21の最低駆動時間よりも短いものとする。第1点検中は、圧縮機21が動作しているため、動作音が発生する。そこで、点検時間を圧縮機21の最低駆動時間よりも短くすることで、圧縮機21による動作音が大きくなる前に、停止させることができ、利用者に不快感を与えるのを防ぐことができる。ここで、最低駆動時間経過前であっても、ユーザが運転停止の操作を行った場合や停電などで電源が落ちた場合、圧縮機21は停止する。すなわち、最低駆動時間とは、圧縮機21の停止条件が成立しても、制御部16が圧縮機21を停止させない時間を意味する。
また、第2点検は、第1点検よりも点検項目の多い点検動作である。第2点検では、空気調和機1は、圧縮機21、室外ファン23に加えて、室内ファン13、上下風向板106a,106b及び左右風向板107を動作させ、洗浄運転を行う。洗浄運転は、室内熱交換器12の汚れを落とす運転モードである。洗浄運転は、四方弁25を制御することで、冷房運転を行い、室内熱交換器12のフィン(不図示)の表面に霜や氷を付着させる運転モードである。洗浄運転は、冷房運転の後、四方弁25を切り替えて、暖房運転を行うことで、室内熱交換器12のフィンに付着した霜や氷を解かす運転モードであってもよい。これにより、第2点検においては、第1点検の点検項目に加えて、室内ファン13、上下風向板106a,106b及び左右風向板107が正常に動作するかを確認することができる。また、四方弁25の切り替えが正常に行われるかを確認することができる。例えば、洗浄運転が開始された後で、熱交換器温度センサ15により計測された温度が、予め設定された温度閾値以上の場合には、四方弁25が正常に切り替えられていないことがわかる。このように、空気調和機1は、第2点検を実施することで、室内ファン13、上下風向板106a,106b、左右風向板107及び四方弁25が正常に動作するか確認することができる。
第2点検においては、室内ファン13と上下風向板106a,106bが動作する。したがって、第2点検は、利用者により実施が設定された場合に限り、実施されるものとする。具体的には、空気調和機1の出荷時には、自動点検として第1点検が設定されている。そして、利用者が空気調和機1の購入後に、空気調和機1において、第2点検を実施する旨の設定を行った場合に、空気調和機1は、自動点検として、第2点検を実施する。このように、空気調和機1は、利用者から設定がなされた場合に限り、室内ファン13と上下風向板106a,106bが動作する第2点検を実施するものとする。これにより、空気調和機1は、自動点検において上下風向板106a,106bなどが動作することを利用者が把握している状況において、第2点検を実施することができる。
図4は、点検処理を示すフローチャートである。まず、ステップS100において、制御部16は、点検タイミングであるか否かを判断する。本実施形態においては、点検タイミングは、空気調和機1の最後の運転から一定期間運転がない状態が継続した場合である。本実施形態においては、空気調和機1が最後に運転したときの運転モードが冷房運転であった場合には、最後の運転から(運転が行われない状態で)、6.5か月経過したタイミングである。また、空気調和機1が最後に運転したときの運転モードが暖房運転であった場合には、最後の運転から(運転が行われない状態で)、1か月経過したタイミングである。室内機10は、不図示のタイマを備え、制御部16は、最後の運転モードに応じた経過時間が経過した場合に、点検タイミングであると判断する。
制御部16は、点検タイミングまで待機し(ステップS100でNO)、点検タイミングになると(ステップS100でYES)、処理をステップS102へ進める。ステップS102において、制御部16は、第2点検を実施する旨の設定がなされているか否かを確認する。第2点検実施の設定がなされていない場合には(ステップS102でNO)、制御部16は、第1点検を実施する(ステップS104)。具体的には、制御部16は、圧縮機21を動作させつつ、室内ファン13及び上下風向板106a,106bを動作させないように制御する。制御部16は、さらに第1点検中は、室内機10のランプ18を点灯させる。これにより、利用者は、点検中であると把握することができる。ここで、ランプ18は、出力部の一例であり、ランプの点灯は、実施通知の出力の一形態である。このように、制御部16は、第1点検を実施する旨の通知をランプ18の点灯により利用者に伝えることができる。
第2点検実施の設定がなされている場合には(ステップS102でYES)、制御部16は、第1点検を実施するのに替えて、第2点検を実施する(ステップS106)。この場合には、制御部16は、第1点検は実施しない。具体的には、制御部16は、洗浄運転を行うように制御する。すなわち、制御部16は、冷房運転を実施させ、室内熱交換器12のフィンを凍結させる。の後、暖房運転を実施させてもよい。なお、冷房運転中は、室内ファン13は動作させないよう制御してもよい。これにより、室内熱交換器12のフィンの表面での水(結露水)の滞在時間を長くし、凍結の効率を向上させることができる。制御部16は、さらに、第1点検中と同様に、第2点検中は、室内機10のランプ18を点灯させる。これにより、第2点検の実施通知をランプ18の点灯により利用者に伝えることができる。
第1点検又は第2点検が実施された後、ステップS108において、制御部16は、点検においてエラーが検出されたか否かを確認する。エラーが検出された場合には(ステップS108でYES)、制御部16は、エラーが検出された旨のエラー通知を出力する(ステップS110)。制御部16は、具体的にはランプ18を点滅させる。エラーが検出されなかった場合には(ステップS108でNO)、制御部16は、処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る空気調和機1は、自動点検として、室内ファン13と、上下風向板106a,106bと、を動作させず、少なくとも圧縮機21を動作させる第1点検を実施する。このように、室内ファン13と上下風向板106a,106bと、が動作しないので、利用者が室内機10の手入れをしている最中に自動点検が開始されても、利用者がけがをすることがない。また、空気調和機1が長期に使用されない期間において、空気調和機1にカバーが掛けられているような状態で、自動点検が開始されても、上下風向板106a,106bが動作しないので、上下風向板106a,106bが可動方向に動くことができずに空気調和機1が故障する、といった事態も避けることができる。
なお、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、例えばある実施形態の変形例を他の実施形態に適用するなど、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
そうした第1の変形例としては、第1点検において室外ファン23は動作させないこととしてもよい。第1点検においては、冷媒回路Qの圧力が上がるのを防ぐべく室外ファン23を動作させるのが好ましい。ただし、室外ファン23は屋外の風により回転している場合が多く、これにより熱交換が行われ、冷媒回路Qの圧力が上がるのを防ぐことができる。
第2の変形例としては、第1点検の点検期間の長さは、圧縮機21の最低駆動時間以上の長さであってもよい。この場合も、自動点検を適切に実施することができる。
第3の変形例としては、制御部16は、第1点検中に第1点検の実施通知を出力部から出力させればよく、出力部はランプ18に限定されるものではない。他の例としては、制御部16は、第1点検を実施することを示すアイコンを実施通知として、リモコン30の表示部31に表示させてもよい。また、他の例としては、制御部16は、通信部17を介して、利用者が所持する携帯端末等に第1点検の実施通知を送信してもよい。
また、第1点検の実施通知を出力するタイミングは、第1点検の実施の開始から所定時間前であってもよい。制御部16は、例えば、第1点検の実施の開始から10分前等に第1点検の実施通知を出力させてもよい。これにより、利用者は、事前に点検が行われることを把握することができる。
第4の変形例としては、第2点検は、室内ファン13及び上下風向板106a,106bを動作させる点検動作であればよく、洗浄運転に限定されるものではない。このように、室内ファン13及び上下風向板106a,106bを動作させることで、室内ファン13及び上下風向板106a,106bが正常に動作するかを確認することができる。
第5の変形例としては、エラー通知の出力先は実施形態に限定されるものではない。他の例としては、制御部16は、リモコン30の表示部31にエラー通知を表示させてもよく、利用者が所持する携帯端末等にエラー通知を送信してもよい。
第6の変形例としては、空気調和機1の点検に係る処理を行う制御部16は、室内機10に設けられてているものとしたが、これにかえて、制御部16は、室外機20に設けられてもよい。
第7の変形例としては、第1点検における室内ファンの回転速度を、第2点検の回転速度よりも遅くしてもよい。さらに、第1点検における上下風向板106a,106bの回転範囲を第2点検における上下風向板106a,106bの回転範囲よりも狭くしてもよい。これにより、利用者による手入れ中に第1点検が実施された場合でも、けが等を防止することができる。
1 空気調和機
10 室内機
11 リモコン通信部
12 室内熱交換器
13 室内ファン
13a 室内ファン駆動部
14 室内温度センサ
15 熱交換器温度センサ
16 制御部
17 通信部
18 ランプ
20 室外機
21 圧縮機
21a 圧縮機モータ
22 室外熱交換器
23 室外ファン
23a 室外ファン駆動部
24 室外膨張弁
25 四方弁
26 室外温度センサ
103a,103b フィルター装置
104 ドレンパン
105 フロントパネル
106a,106b 上下風向板
107 左右風向板
108 前面ケーシング
109 背面ケーシング
111 上面

Claims (9)

  1. 空気調和機であって、
    圧縮機と、
    室内ファンと、
    前記室内ファンにより生じた風の向きを調整する上下風向板と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記室内ファン及び前記上下風向板を動作させず、少なくとも前記圧縮機を動作させる第1点検を実施する、空気調和機。
  2. 前記制御部は、冷房運転と同じ方向に冷媒を循環させて前記第1点検を実施する、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記制御部は、前記第1点検中に室外ファンを駆動させる、請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記第1点検を実施する点検期間は、前記空気調和機の空調運転中の前記圧縮機の最低駆動時間よりも短い、請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記制御部は、前記第1点検の実施中又は前記第1点検を実施する所定時間前に、前記第1点検の実施通知を出力部から出力させる、請求項1に記載の空気調和機。
  6. 前記制御部は、前記室内ファン及び前記上下風向板を動作させる第2点検の実施が設定された場合に、前記第2点検を実施する、請求項1に記載の空気調和機。
  7. 前記制御部は、前記第2点検において、四方弁を動作させる、請求項6に記載の空気調和機。
  8. 前記制御部は、前記第2点検を実施する場合には、前記第1点検を実施しない、請求項6に記載の空気調和機。
  9. 前記室内ファンにより生じた風の向きを調整する左右風向板を備え、
    前記制御部は、前記左右風向板を動作させず、前記第1点検を実施する、請求項1に記載の空気調和機。
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