JP2012098009A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の空気調和機および換気ファンのまま、簡易な構成にて空気調和機側からの指令で換気ファンをオンオフして外気冷房または外気暖房を実現し、熱負荷を軽減して省エネ運転できる空気調和機を提供することを目的とする。
【解決手段】室内熱交換器6、室内送風機7、吸込空気の温度を検出する吸込温度センサ9および室内機コントローラ8を備えた室内機4と、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機および外気温度を検出する外気温センサ11を備えた室外機5とから構成されている空気調和機1において、室内機コントローラ8の制御基板に設けられているファン駆動用出力端子に、室内機4とは別に室内に設置されている換気ファン15が接続され、室内機コントローラ8を介して換気ファン15が吸込温度センサ9および外気温センサ11の検出温度に基づいてオンオフ制御可能とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内機コントローラの制御基板に設けられているファン駆動用の出力端子を介して、室内機とは別に室内に設置されている換気ファンを駆動可能とした空気調和機に関するものである。
中小規模のビルや店舗等の空調に用いられる中大型の空気調和機として、例えば室内の天井等に設置される室内機と、屋外に設置される室外機とからなる空気調和機が知られている。この空気調和機としては、室内機が1台のシングルタイプと複数台のマルチタイプとがあり、いずれも室内機には、室内熱交換器、室内送風機、室内機コントローラおよび吸込空気温度センサ等が内蔵され、室外機には、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機および外気温センサ等が内蔵されている。室内機と室外機は、冷媒配管および通信線等を介して接続され、室内機に繋がれている運転操作用のリモコンから設定された運転モード、設定温度、設定風量等に基づいて、運転されるようになっている。
一方、ビル等の空調では、空気調和機による冷暖房以外に、換気が必要であり、新鮮な外気を導入するために換気ファンが設置されている。この換気ファンとしては、空気調和機の室内機内に換気ファンが組み込まれて一体化されているものと、換気ファンが空気調和機とは別に独立して設置されているものとがある。前者の例として、特許文献1,2に示されるように、外気温と室温とを検出し、低温の外気または高温の外気を導入することにより、外気冷房または外気暖房が行えるようにしたものが知られている。
特開平6−185785号公報 特開平7−167477号公報
しかしながら、特許文献1,2に示されるように、空気調和機に換気ファンが一体に組み込まれているものでは、空気調和機を多機能化することができる反面、空気調和機の室内機が大型化して高価になるとともに、換気ファンを必要としない場合は、換気ファンが組み込まれていない別構成の室内機を用意しなければならず、機種の増加により汎用性が低下してしまう等の課題があった。
一方、換気ファンと空気調和機とが別に独立して設置されるものでは、それぞれが独立して運転されることになるため、空気調和機側から換気ファンを自在に制御し、外気冷房または外気暖房を行うことが困難になる等の問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、既存の空気調和機および換気ファンのまま、簡易な構成にて空気調和機側からの指令で換気ファンをオンオフして外気冷房または外気暖房を実現し、熱負荷を軽減して省エネ運転できる空気調和機を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の空気調和機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和機は、室内熱交換器、室内送風機、吸込空気の温度を検出する吸込温度センサおよび室内機コントローラを備えた室内機と、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機および外気温度を検出する外気温センサを備えた室外機とから構成されている空気調和機において、前記室内機コントローラの制御基板に設けられているファン駆動用出力端子に、前記室内機とは別に室内に設置されている換気ファンが接続され、前記室内機コントローラを介して前記換気ファンが前記吸込温度センサおよび外気温センサの検出温度に基づいてオンオフ制御可能とされていることを特徴する。
本発明によれば、室内機コントローラの制御基板に設けられているファン駆動用出力端子に、室内機とは別に室内に設置されている換気ファンが接続され、この換気ファンが室内機コントローラを介して吸込温度センサおよび外気温センサの検出温度に基づいてオンオフ制御可能とされているため、冷暖房運転時の低外気温時や高外気温時等に室内機コントローラにより換気ファンをオンとし、積極的に低温の外気や高温の外気を室内に取り入れることによって、空気調和機で処理する熱負荷を軽減することができる。従って、空気調和機を省エネ運転することができる。また、この外気冷房あるいは外気暖房は、空気調和機本来の温調制御とは独立した機能であり、本制御を追加しても空気調和機本来の機能を検証する必要はなく、容易に実施化することができる。更に、吸込温度センサおよび外気温センサとして既設のセンサをそのまま兼用化することができ、しかも室内機コントローラの制御基板に設けられている既設のファン駆動用出力端子に換気ファンを接続するだけで、新たな接続機器を準備することなく、簡単にかつ低コストで既存の空気調和機および換気ファンに新機能を付加することができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上記の空気調和機において、前記室内機コントローラは、前記吸込温度センサおよび前記外気温センサの検出温度に基づいて、冷房時には、吸込空気温度>外気温度のとき、また、暖房時には、吸込空気温度<外気温度のとき、前記換気ファンをオンするように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、室内機コントローラが、吸込温度センサおよび外気温センサの検出温度に基づいて、冷房時には、吸込空気温度>外気温度のとき、また、暖房時には、吸込空気温度<外気温度のとき、換気ファンをオンするように構成されているため、冷房時、吸込空気温度>外気温度のとき、また、暖房時、吸込空気温度<外気温度のとき、換気ファンをオンすることによって積極的に低温の外気や高温の外気を室内に取り入れ、外気冷房または外気暖房を行うことができる。従って、空気調和機の熱負荷を軽減し、空気調和機を省エネ運転することができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記室内機コントローラは、予め設定されている時間毎に、前記吸込温度センサおよび前記外気温センサの検出温度に基づいて、前記換気ファンのオンオフ判定を行うように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、室内機コントローラが、予め設定されている時間毎に、吸込温度センサおよび外気温センサの検出温度に基づいて、換気ファンのオンオフ判定を行うように構成されているため、予め設定されている時間、例えば5分毎に吸込空気温度と外気温度とに基づいて換気ファンのオンオフ判定を行い、所定の条件が満たされているとき、外気を導入して外気冷房または外気暖房を行うことができる。従って、換気ファンのオンオフハンチングを防止しつつ、安定した外気冷房または外気暖房を行うことができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記室内機コントローラは、前記空気調和機の運転開始時、前記室内送風機および前記室外送風機を一定時間オンとした後、前記換気ファンのオンオフ判定を行うように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、室内機コントローラが、空気調和機の運転開始時、室内送風機および室外送風機を一定時間オンとした後、換気ファンのオンオフ判定を行うように構成されているため、仮に吸込温度センサや外気温センサの周りに空気が滞留して熱が籠っていたとしても、室内送風機および室外送風機を一定時間オンとすることにより、センサ周りの空気を入れ替えることができる。従って、吸込温度センサおよび外気温センサを介して常に正確な吸込空気温度および外気温度を検出することができ、高精度でかつ安定した外気冷房または外気暖房を行うことができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記室内機コントローラは、外気を取り入れている冷房時に前記空気調和機がサーモオフしたとき、その時の吸込空気温度もしくは設定温度をTa・offとし、該Ta・offに基づいて吸込空気温度が、吸込空気温度<Ta・offのとき、前記換気ファンをオフするように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、室内機コントローラが、外気を取り入れている冷房時に空気調和機がサーモオフしたとき、その時の吸込空気温度もしくは設定温度をTa・offとし、該Ta・offに基づいて吸込空気温度が、吸込空気温度<Ta・offのとき、換気ファンをオフするように構成されているため、外気冷房時に室温(吸込空気温度)が設定温度に到達して空気調和機がサーモオフされたとき、吸込空気温度がTa・off(サーモオフ時の吸込空気温度もしくは設定温度)よりも低くなった場合、換気ファンをオフすることによって外気の取り入れを停止することができる。従って、外気冷房時、外気の取り入れによる室温の下がり過ぎを防ぐことができ、快適性を維持することができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記室内機コントローラは、外気を取り入れている冷房時に前記空気調和機がサーモオフしたとき、それに連動して前記換気ファンをオフするように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、室内機コントローラが、外気を取り入れている冷房時に空気調和機がサーモオフしたとき、それに連動して換気ファンをオフするように構成されているため、外気冷房時に室温(吸込空気温度)が設定温度に到達して空気調和機がサーモオフとされたとき、それに連動して換気ファンをオフすることによって、外気の取り入れを停止することができる。従って、外気冷房時、外気を取り入れによる室温の下がり過ぎを防ぐことができ、快適性を維持することができる。
本発明によると、冷暖房運転時の低外気温時や高外気温時等に室内機コントローラにより換気ファンをオンとし、積極的に低温の外気や高温の外気を室内に取り入れることによって、空気調和機で処理する熱負荷を軽減することができるため、空気調和機を省エネ運転することができる。また、この外気冷房あるいは外気暖房は、空気調和機本来の温調制御とは独立した機能であり、本制御を追加しても空気調和機本来の機能を検証する必要はなく、容易に実施化することができる。更に、吸込温度センサおよび外気温センサとして既設のセンサをそのまま兼用化することができ、しかも室内機コントローラの制御基板に設けられている既設のファン駆動用出力端子に換気ファンを接続するだけで、新たな接続機器を準備することなく、簡単にかつ低コストで既存の空気調和機および換気ファンに新機能を付加することができる。
本発明の第1実施形態に係る空気調和機の概略構成図である。 図1に示す空気調和機の制御系の回路図である。 図1に示す空気調和機の外気冷房時の制御フロー図である。 図1に示す空気調和機の外気冷房時の制御系の変形例の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機の外気冷房時の室温下がり過ぎ防止策の制御フロー図である。 図5示す外気冷房時の室温下がり過ぎ防止策の変形例の説明図である。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る空気調和機の概略構成図が示されている。ここでは、天埋め型空気調和機1が例示されている。この空気調和機1は、室内機が1台接続されているシングルタイプの空気調和機が示されているが、室内機が複数台接続されているマルチタイプの空気調和機であってもよい。空気調和機1は、室内2の天井面3に設置される室内機4と、屋外に設置される室外機5とから構成されている。
室内機4は、室内熱交換器6、室内送風機7、室内機コントローラ8、吸込温度センサ9等を備え、室外機5は、図示省略の圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、室外機コントローラ10、外気温センサ11等を備えている。この室内機4と室外機5とは、図示省略の冷媒配管および通信線12を介して接続されている。室内機4は、室内送風機7を介して室内2から吸込んだ空気を室内熱交換器6で冷媒と熱交換させて冷却または加熱し、その空気を室内2に吹出すことによって、室内2の冷房または暖房に供するものである。
この室内機4には、ワイヤードリモコン(以下、単にリモコンという)13が接続されており、更に、このリモコン13からの指令に基づいて空気調和機1を運転する室内機コントローラ8と、室内2から吸込まれた吸込空気の温度を検出する吸込温度センサ9とが設けられている。リモコン13は、オンオフボタン、運転モード切替えボタン、温度設定ボタン、風量設定ボタン等の各種運転操作ボタンを備えており、空気調和機1の運転操作を行うものである。
また、室内2の天井面3内には、ダクト14を介して屋外からの新鮮な外気を室内2に導入するための換気ファン15が設置され、ファンモータ16を介して駆動可能とされている。この換気ファン15は、空気調和機1とは独立して運転できるように構成されているとともに、室内機4からの指令によってもオンオフ制御される構成とされている。図2には、その制御系の回路図が示されている。
室内機4側の室内機コントローラ8には、室内側制御基板17が設けられ、また、室外機5側の室外機コントローラ10には、室外側制御基板18が設けられており、両制御基板17,18は、通信線12を介して接続されている。室内側制御基板17には、上記吸込温度センサ9が接続され、また、室外側制御基板18には、外気温を検出する外気温センサ11が接続されており、室内機コントローラ8は、吸込温度センサ9および外気温センサ11の検出値に基づいて、換気ファン15をオンオフ制御する機能を備えている。
室内側制御基板17には、ファン駆動用の出力端子19が設けられており、このファン駆動用出力端子19に換気ファン15が接続されている。換気ファン15は、室内側制御基板17からの出力によりリレー20が制御され、その接点20Aを介してファンモータ16がオンオフ制御されることにより駆動される構成とされている。図3には、空気調和機1を冷房運転している時、換気ファン15を運転して低温の外気を導入し、外気冷房を行う場合の制御フロー図が示されている。以下に、この外気冷房機能を、図3を用いて説明する。
ステップS1において、冷房運転が開始されると、ステップS2に移行し、室内送風機7および室外送風機(図示省略)を一定時間オンとして吸込温度センサ9および外気温センサ11周りの空気を入れ替え、正確な吸込空気温度および外気温度を検出できるようにする。その後、ステップS3に移行し、吸込温度センサ9および外気温センサ11で検出された室内機吸込空気温度と室外機吸込空気温度(外気温度)とを比較し、
室内機吸込空気温度>室外機吸込空気温度(外気温度)+αc
ただし、αcは、ダクト14等での熱交換を考慮した変更可能な任意の補正値
を満たしているか否かを判断する。
ステップS3で「NO」と判断された場合、ステップS4に移行し、換気ファン15に対する出力をオフにしてステップS5に移行する。ステップS5では、例えば5分間タイマーにより所定時間をカウントした後、ステップS3に戻り、外気温度が室内機4の吸込空気温度よりも高い場合には、同様の動作を繰り返す。このため、空気調和機1により通常の冷房運転が継続されることになる。一方、外気温度が室内機4の吸込空気温度よりも低くなり、ステップS3で「YES」と判断された場合、ステップS6に移行し、換気ファン15にオン指令が出力され、リレー20およびその接点20Aを介してファンモータ16が駆動される。これによって、換気ファン15が運転され、低温の外気導入による外気冷房が実現されることになる。
ステップS6で換気ファン15がオンされると、ステップS7に移行し、例えば5分間タイマーにより所定の時間をカウントした後、再びステップS3に戻り、以下同様の動作が繰り返される。このようにして、所定時間毎、例えば5分毎に「室内機吸込空気温度>室外機吸込空気温度(外気温度)+αc?」を判定し、この条件を満たす場合、外気を導入して外気冷房を行うことができる。
なお、上記では、冷房運転時に、外気温度が室内機4の吸込空気温度よりも低いとき、換気ファン15により外気を導入して外気冷房を行う場合について説明したが、同様に暖房運転時に、外気温度が室内機4の吸込空気温度よりも高い場合、
室内機吸込空気温度<室外機吸込空気温度(外気温度)−αh
ただし、αhは、ダクト14等での熱交換を考慮した変更可能な任意の補正値
を満たしているか否かを判断し、高温の外気を室内2に取り入れることによって、外気暖房を行うようにしてもよい。
また、上記の例では、ステップS3ないしステップS7により、所定時間毎に室内機吸込空気温度と室外機吸込空気温度(外気温度)とを比較して、外気冷房または外気暖房が可能か否かを判定して換気ファン15をオンオフ制御するようにしているが、図4に示されるように、換気ファン15を所定のディファレンシャルを以ってオンオフ制御(この例は冷房時のもの)するようにしてもよい。
斯くして、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
上記の空気調和機1では、通常の冷暖房運転時、室内送風機7を介して室内から空気を吸込み、該空気を室内熱交換器6で冷媒と熱交換させて冷却または加熱した後、室内に吹出すことにより、室内を冷房または暖房することができる。この間、吸込温度センサ9で検出された吸込空気温度がリモコン13により設定された設定温度に達すると、空気調和機1はサーモオフされ、室内熱交換器6に対する冷媒の循環が停止されるとともに、室内送風機7が停止または微風運転されるようになる。
一方、冷房運転時あるいは暖房運転時に、吸込温度センサ9および外気温センサ11の検出温度に基づいて、外気温度が室内2からの吸込空気温度よりも低い場合あるいは高い場合、すなわち、冷房運転時には、吸込空気温度>外気温度のとき、また、暖房運転時には、吸込空気温度<外気温度のとき、室内機コントローラ8を介して、その室内側制御基板17のファン駆動用出力端子19に接続されている換気ファン15をオンオフ制御することによって、積極的に低温の外気や高温の外気を室内2に取り入れ、外気冷房あるいは外気暖房を行うことができる。
これにより、空気調和機1で処理する熱負荷を軽減することができ、その結果、空気調和機1を省エネ運転することが可能となる。また、この外気冷房あるいは外気暖房は、空気調和機1本来の温調制御とは独立した機能であり、本制御を追加しても空気調和機1本来の機能を検証する必要はなく、容易に実施化することができる。さらに、吸込温度センサ9および外気温センサ11として既設のセンサをそのまま兼用化することができ、しかも室内機コントローラ8の室内側制御基板17に設けられている既設のファン駆動用出力端子19に換気ファン15を接続するだけで、新たな接続機器を準備することなく、簡単にかつ低コストで既存の空気調和機1および換気ファン15に対して新機能を付加することができる。
また、室内機コントローラ8は、予め設定されている時間毎に、吸込温度センサ9および外気温センサ11の検出温度に基づいて、換気ファン15のオンオフ判定を行うように構成されており、予め設定されている時間、例えば5分毎に吸込空気温度と外気温度とに基づいて換気ファン15のオンオフ判定を行い、所定の条件が満たされているときに、外気を導入して外気冷房または外気暖房が行われるようになっている。このため、換気ファン15のオンオフハンチングを防止しつつ、安定した外気冷房または外気暖房を行うことができる。なお、換気ファン15を所定のディファレンシャルを以ってオンオフ制御する場合も同様の効果を得ることができる。
さらに、室内機コントローラ8は、空気調和機1の運転開始時、室内送風機7および室外送風機(図示省略)を一定時間オンとした後、換気ファン15のオンオフ判定を行うように構成されている。このため、仮に吸込温度センサ9や外気温センサ11の周りに空気が滞留して熱が籠っていたとしても、室内送風機7および室外送風機を一定時間オンとすることによって、センサ周りの空気を入れ替えることができる。従って、吸込温度センサ9および外気温センサ11を介して常に正確な吸込空気温度および外気温度を検出することができ、高精度でかつ安定した外気冷房または外気暖房を行うことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図5および図6を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、外気冷房時に室温が下がり過ぎるのを防止する対策を施している点が異なる。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
つまり、本実施形態は、換気ファン15がオンされている外気冷房中に、空気調和機1がサーモオフとされた場合、そのまま低温の外気を導入し続けると、室温が低下し過ぎる場合もあり得るので、それを防止する機能を付加したものである。図5は、その室温下がり過ぎ防止機能を示す制御フロー図である。
ステップS11において、空気調和機(エアコン)1がサーモオフした場合、ステップS12に移行し、その時に吸込温度センサ9で検出された室内吸込空気温度Ta・offを記憶する。続いて、ステップS13に移行し、所定の時間、例えば1分間タイマーによる時間をカウント後、ステップS14に移行し、その時の吸込空気温度とTa・offとを比較し、
吸込空気温度<Ta・off−αc2
ただし、αc2は、予め設定される温度で、αc2=1〜3℃程度とされる
を満たしているか否かが判断され、「NO」であれば、ステップS13に戻り、1分毎に同様の動作が繰り返される。
ステップS14で「YES」と判定されると、ステップS15に移行し、換気ファン15に対してオフ出力が出され、換気ファン15の運転が停止される。これによって、外気の導入が停止されることとなり、低温の外気を導入し続けることによる室温の下がり過ぎを防止することができる。ステップS15で換気ファン15の運転が停止されると、ステップS16に移行し、吸込空気温度が設定温度よりも上昇された時点で空気調和機1がサーモオンされ、再び冷房運転が開始される。その後は、図3に示されている制御フローに従って換気ファン15のオンオフが判定されることになる。
このように、外気冷房時に室温(吸込空気温度)が設定温度に到達して空気調和機1がサーモオフされたとき、吸込空気温度がTa・off(サーモオフ時の吸込空気温度)よりも低くなった場合、換気ファン15をオフすることによって外気の取り入れを停止することができるため、外気の取り入れによる室温の下がり過ぎを防ぐことができ、快適性を維持することができる。
なお、上記した実施形態では、空気調和機1がサーモオフした時の室内吸込空気温度をTa・offとして記憶し、この温度と所定時間経過毎の吸込空気温度とを比較して換気ファン15をオフするか否かを判断しているが、リモコン13により設定された室温設定温度をTa・offとしてもよい。また、1分間タイマーは、これに限らず、任意の時間タイマーとしてもよい。
さらに、上記実施形態では、空気調和機1がサーモオフした時、所定時間経過毎の吸込空気温度を見ながら、換気ファン15をオフするか否かを判断しているが、空気調和機1がサーモオフした時、これに連動して換気ファン15をオフするようにしてもよく、この場合、図6に示されるように、サーモオフ前後の「リモコン設定温度+αf・off」(ただし、αf・offは、αf・off=−2deg〜+2degとされる。)で換気ファン15をオンオフするようにしてもよい。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、室内機4が1台の場合について説明したが、室内機4が複数台接続されているマルチタイプの場合においては、同一の室内に複数台設置される室内機4中の少なくとも1台によって換気ファン15をオンオフ制御できるように構成すればよい。
また、上記の実施形態において説明した制御温度値や時間設定値等は、あくまでも一例にすぎないものであって、これに制限されるものではなく、適宜最良の値が設定されることは云うまでもないことである。
1 空気調和機
4 室内機
5 室外機
6 室内熱交換器
7 室内送風機
8 室内機コントローラ
9 吸込温度センサ
11 外気温センサ
15 換気ファン
16 ファンモータ
17 室内側制御基板
19 ファン駆動用出力端子
20 リレー
20A リレー接点

Claims (6)

  1. 室内熱交換器、室内送風機、吸込空気の温度を検出する吸込温度センサおよび室内機コントローラを備えた室内機と、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機および外気温度を検出する外気温センサを備えた室外機とから構成されている空気調和機において、
    前記室内機コントローラの制御基板に設けられているファン駆動用出力端子に、前記室内機とは別に室内に設置されている換気ファンが接続され、
    前記室内機コントローラを介して前記換気ファンが前記吸込温度センサおよび外気温センサの検出温度に基づいてオンオフ制御可能とされていることを特徴する空気調和機。
  2. 前記室内機コントローラは、前記吸込温度センサおよび前記外気温センサの検出温度に基づいて、冷房時には、吸込空気温度>外気温度のとき、また、暖房時には、吸込空気温度<外気温度のとき、前記換気ファンをオンするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記室内機コントローラは、予め設定されている時間毎に、前記吸込温度センサおよび前記外気温センサの検出温度に基づいて、前記換気ファンのオンオフ判定を行うように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記室内機コントローラは、前記空気調和機の運転開始時、前記室内送風機および前記室外送風機を一定時間オンとした後、前記換気ファンのオンオフ判定を行うように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 前記室内機コントローラは、外気を取り入れている冷房時に前記空気調和機がサーモオフしたとき、その時の吸込空気温度もしくは設定温度をTa・offとし、該Ta・offに基づいて吸込空気温度が、吸込空気温度<Ta・offのとき、前記換気ファンをオフするように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 前記室内機コントローラは、外気を取り入れている冷房時に前記空気調和機がサーモオフしたとき、それに連動して前記換気ファンをオフするように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の空気調和機。
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