JP2015169399A - 換気装置 - Google Patents

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【課題】室内の衛生性を保ちつつエネルギーロスを削減できる換気装置を提供する。【解決手段】換気装置は、給気用送風機と、排気用送風機と、室内に給気される外気と室外に排気される室内気との熱交換を行う熱交換器と、給気用送風機の給気風量及び排気用送風機の排気風量を独立に可変制御する制御装置と、空気調和機から運転モード及び設定温度の情報を取得する空気調和機通信回路と、を備え、制御装置は、運転モードが冷房モードである場合、室内の温度が設定温度よりも低いか、又は室内の温度から室外の温度を減じた温度差が第1閾値温度差よりも低いときには、給気風量を第1風量だけ排気風量よりも大きく設定し、室内の温度が設定温度よりも高く、かつ温度差が第1閾値温度差よりも高いときには、給気風量を、第1風量よりも大きい第2風量だけ排気風量よりも大きく設定する。【選択図】図10

Description

本発明は、室内に給気される外気と室外に排気される室内気との熱交換を行う熱交換器を備えた換気装置に関するものである。
特許文献1には、供給ダクトを通じて吸い込んだ室外空気を第1風量として室内に供給し、排気ダクトを通じて吸い込んだ室内空気を第1風量より大きい第2風量として室外に排出する空気調和機の換気風量制御方法が記載されている。特許文献1には、この換気風量制御方法によれば、室内空間と室外とに生じる圧力差によって室外空気が室内に流入し易くなるため、換気効率が向上することが記載されている。
特許文献2には、外気を室の天井又は天井近傍から室内に直接供給する手段と、室内の空気を排出する床面近傍に設けた排気口とを備え、室内の気圧を室外の気圧よりも高く維持する空気調和システムが記載されている。特許文献2には、この空気調和システムによれば、隙間風が室内に入り込むことなく換気ができ、床面近傍に停滞する冷気のみを排除することができるので、換気をしながらも室内の温熱環境を向上させることができることが記載されている。
特開2005−83731号公報 特開平10−110972号公報
しかしながら、特許文献1に記載された換気風量制御方法では、室内の圧力が室外の圧力よりも低くなるため、窓やドアを開放したときに、室外から室内に空気が流入してしまう。この際に、室外の塵埃なども一緒に室内に流入してしまうため、室内の衛生性が損なわれてしまうという問題点があった。
また、特許文献2に記載された空気調和システムでは、室内の圧力が室外の圧力よりも高くなるため、空気調和機の暖房運転又は冷房運転などによって温度調節された室内の空気が室外に流出してしまい、エネルギーロスが多くなってしまうという問題点があった。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、室内の衛生性を保ちつつエネルギーロスを削減できる換気装置を提供することを目的とする。
本発明に係る換気装置は、外気を室外から室内に給気する給気用送風機と、室内気を前記室内から前記室外に排気する排気用送風機と、前記室内に給気される前記外気と前記室外に排気される前記室内気との熱交換を行う熱交換器と、前記給気用送風機の給気風量及び前記排気用送風機の排気風量を独立に可変制御する制御手段と、前記室内の温度を調節する空気調和機から前記空気調和機の運転モード及び設定温度の情報を取得する通信手段と、を備え、前記制御手段は、前記運転モードが冷房モードである場合、前記室内の温度が前記設定温度よりも低いか、又は前記室内の温度から前記室外の温度を減じた温度差が第1閾値温度差よりも低いときには、前記給気風量を第1風量だけ前記排気風量よりも大きく設定し、前記室内の温度が前記設定温度よりも高く、かつ前記温度差が前記第1閾値温度差よりも高いときには、前記給気風量を、前記第1風量よりも大きい第2風量だけ前記排気風量よりも大きく設定し、前記運転モードが暖房モードである場合、前記室内の温度が前記設定温度よりも高いか、又は前記温度差が第2閾値温度差よりも高いときには、前記給気風量を第3風量だけ前記排気風量よりも大きく設定し、前記室内の温度が前記設定温度よりも低く、かつ前記温度差が前記第2閾値温度差よりも低いときには、前記給気風量を前記第3風量よりも大きい第4風量だけ前記排気風量よりも大きく設定することを特徴とするものである。
本発明によれば、室内空気の温度条件が悪い場合には、室内と室外との圧力差を大きく(室内の圧力をより高く)することができる。これにより、ドアや窓などの空気出入口が開放されたときに、温度条件の悪い室内空気を空気出入口から室外へ流出しやすくすることができる。したがって、空気調和機の負荷を抑制でき、エネルギーロスを削減することができる。また、本発明によれば、室内の圧力を室外の圧力よりも高くできるため、室内の衛生性を保つことができる。
本発明の実施の形態1に係る換気装置1の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る換気装置1の建物20への設置例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る換気装置1の制御装置11のブロック構成図である。 本発明の実施の形態1に係る換気装置1の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1に係る換気装置1において、リモコン40の設定値及び屋外の風速に応じて給気風量及び排気風量を判定するための判定テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る換気装置1のマイクロコンピュータ33で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る換気装置1の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る換気装置1の建物20への設置例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る換気装置1の制御装置11のブロック構成図である。 本発明の実施の形態2に係る換気装置1の冷房時の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係る換気装置1において、リモコン40の設定値、室内温度及び室内外の温度差に応じて冷房時の給気風量及び排気風量を判定するための判定テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る換気装置1の暖房時の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係る換気装置1において、リモコン40の設定値、室内温度及び室内外の温度差に応じて暖房時の給気風量及び排気風量を判定するための判定テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る換気装置1のマイクロコンピュータ33で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る換気装置1の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る換気装置1の制御装置11のブロック構成図である。 本発明の実施の形態4に係る換気装置1において、冷房時の給気風量及び排気風量を判定するための判定テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る換気装置1において、暖房時の給気風量及び排気風量を判定するための判定テーブルの一例を示す図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る換気装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る換気装置1(熱交換換気装置)の概略構成を示す図である。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の寸法の関係や形状等が実際のものとは異なる場合がある。
図1に示すように、換気装置1は、熱交換器2、排気用送風機3及び給気用送風機4が本体箱体12に組み込まれた構成を有している。給気用送風機4は、室外側吸込口7(OA)から熱交換器2の一方の流路を経由して室内側吐出口8(SA)に至る給気風路5内(例えば、給気の流れにおいて熱交換器2の下流側)に配置されている。給気用送風機4は、室外(以下、「屋外」という場合がある)の空気(外気)を室外側吸込口7から吸い込み、熱交換器2を通過させ、室内側吐出口8から室内に供給するものである。排気用送風機3は、室内側吸込口9(RA)から熱交換器2の他方の流路を経由して室外側吐出口10(EA)に至る排気風路6内(例えば、排気の流れにおいて熱交換器2の下流側)に配置されている。排気用送風機3は、室内の空気(室内気)を室内側吸込口9から吸い込み、熱交換器2を通過させ、室外側吐出口10から室外に排出するものである。
熱交換器2は、給気用送風機4により室内に供給される室外の空気と、排気用送風機3により室外に排出される室内の空気との間で、空気対空気の熱交換を行う。給気用送風機4及び排気用送風機3は、それぞれ可変の風量(本例では、複数の風量段数)で動作可能である。制御装置11(制御手段)は、給気用送風機4の給気風量及び排気用送風機3の排気風量を、互いに独立に可変制御(本例では、風量段数制御)するようになっている。
図2は、本実施の形態に係る換気装置1の建物20への設置例を示す図である。図2に示す建物20は、例えば、自動ドアや窓などの開閉可能な空気出入口21が設けられた店舗やオフィスビルなどである。換気装置1は、建物20のフロアの上部(例えば、天井裏)に設置される。換気装置1の室外側吸込口7及び室外側吐出口10は、それぞれダクトなどを介して又は直接、室外の給気口201及び排気口202に接続される。換気装置1の室内側吸込口9及び室内側吐出口8は、それぞれダクトなどを介して又は直接、室内の給気口203及び排気口204に接続される。空気出入口21の近傍には、室外の風速(自然風の風速)を検出する風速センサ22が設置される。風速センサ22は、信号線を介して制御装置11に接続される。風速センサ22は、検出した室外の風速の情報を風速信号として制御装置11に出力する。
図3は、本実施の形態に係る換気装置1の制御装置11のブロック構成図である。図3に示すように、制御装置11は、マイクロコンピュータ33、電源回路32、給気用送風機駆動回路34、排気用送風機駆動回路35、風速センサ検知回路38、リモートコントローラ(以下、「リモコン」と略す)通信回路39及び機能設定回路41を有している。マイクロコンピュータ33は、CPU、記憶部、タイマ、入出力部などを備えている。
電源回路32は、商用電源31から供給された電力を用いて、制御装置11内のマイクロコンピュータ33や各回路及び送風機を駆動させるための電力を生成する回路である。風速センサ検知回路38は、風速センサ22からの風速信号を入力する回路である。すなわち、風速センサ22からの風速信号は、風速センサ検知回路38を介してマイクロコンピュータ33に入力される。リモコン通信回路39は、換気装置1に接続されるリモコン40との通信を行う回路である。リモコン40では、換気装置1の運転状態や排気用送風機3及び給気用送風機4の動作風量などの情報の表示、換気装置1の運転/停止操作、排気用送風機3及び給気用送風機4の動作ノッチ(風量段数)の設定操作などが行われる。リモコン40からの操作信号は、リモコン通信回路39を介してマイクロコンピュータ33に入力される。また、リモコン40への表示信号は、マイクロコンピュータ33からリモコン通信回路39を介してリモコン40へ入力される。機能設定回路41は、換気装置1の動作などを設定するためのスイッチ類を含むものである。機能設定回路41からの設定信号は、マイクロコンピュータ33に入力される。
マイクロコンピュータ33は、風速センサ検知回路38、リモコン通信回路39及び機能設定回路41などから入力した信号に基づいて、給気用送風機4を駆動するための給気用送風機駆動回路34、及び排気用送風機3を駆動するための排気用送風機駆動回路35のそれぞれに、駆動指令信号を出力する。
次に、上記の構成を有する換気装置1の動作について説明する。図4は、換気装置1の動作の一例を示すタイミングチャートである。図4の横軸は、時間経過を表している。図4の縦軸は、上段から順に、風速センサ22で検出される屋外(室外)の風速、給気風量と排気風量の差(=給気風量−排気風量)、給気用送風機4による給気風量、排気用送風機3による排気風量、をそれぞれ表している。また、図4の最下段は、使用者により設定されるリモコン40の設定値(換気装置1の運転/停止状態、運転状態の場合は風量段数)を表している。
ここで、屋外の風速は、マイクロコンピュータ33において、閾値W(閾値風速)を境に強弱が判定される。すなわち、風速が閾値Wよりも高い場合には風(風速)が「強い」と判定され、風速が閾値W以下である場合には風(風速)が「弱い」と判定される。閾値Wは、屋外から室内へ風が吹き込まないように設定する必要がある。
後述するように、本実施の形態では、給気用送風機4による室内への給気風量を排気送風機による屋外への排気風量よりも大きくする。これにより、空気出入口21が開放されても、空気出入口21を介して屋外から室内へ空気が流入しないように、室内と屋外とに圧力差をつける。しかしながら、屋外の風速がその圧力差を乗り越えるほど高い場合には、屋外の塵埃などが室内へ侵入してしまう。そこで、一般的に風速が5m/s程度以上になると砂ぼこりが立ち、紙片が舞い上がることから、本実施の形態では5m/sを閾値Wとする。なお、機能設定回路41によって閾値Wを変更できるようにしてもよい。
遅延時間Tは、屋外の風速が「強い」から「弱い」に変更されるまでの時間である。屋外を吹く風の風速は、常に安定せず揺らいでいる。そこで、屋外の風速を「強い」から「弱い」に変更するのは、所定の遅延時間Tだけ閾値Wを超える風速の風が吹かなかった場合とする。すなわち、風速が「強い」に設定されている状態で、遅延時間Tだけ連続して閾値Wを超える風速の風が吹かなかった場合には、風速が「強い」から「弱い」に変更される。遅延時間Tは、例えば2時間などに設定される。なお、機能設定回路41によって遅延時間Tを変更できるようにしてもよい。
図5は、リモコン40の設定値及び屋外の風速に応じて給気風量及び排気風量を判定するための判定テーブルの一例を示している。図5に示す判定テーブルは、マイクロコンピュータ33の記憶部に記憶されている。図5に示すように、排気風量は、屋外の風速の強弱に関わらず、リモコン40の設定値(風量段数)と同じ段数に設定される。給気風量は、屋外の風速が強い場合には、排気風量の段数よりも2段高い段数(又は給気用送風機4の最高の段数(本例では4段))に設定され、屋外の風速が弱い場合には、排気風量の段数よりも1段高い段数(又は給気用送風機4の最高の段数)に設定される。
図4及び図5を用いて、換気装置1の動作について時系列に説明する。初期状態のリモコン40の設定値は「停止」とする。
図4に示す時刻t1に、使用者による換気装置1の運転開始操作がリモコン40で行われたものとする。このとき、リモコン40の設定値(風量段数)は「1段」とする。時刻t1における屋外の風速は閾値Wよりも低いので、風速は「弱い」と判定される。これにより、給気風量と排気風量との差は相対的に小さい値(第7風量)に設定される。したがって、給気風量は「2段」、排気風量は「1段」に設定される(図5参照)。
時刻t2に、使用者の操作によってリモコン40の設定値が「2段」に変更されたものとする。時刻t2における屋外の風速は閾値Wよりも低いので、風速は「弱い」と判定される。これにより、給気風量と排気風量との差は相対的に小さい値に設定される。したがって、給気風量は「3段」、排気風量は「2段」に設定される(図5参照)。
時刻t3に、屋外の風速が閾値Wを超えたものとする。これにより、風速が「強い」と判定され、給気風量と排気風量との差が相対的に大きい値(第8風量)に設定される。したがって、給気風量は「4段」、排気風量は「2段」に設定される(図5参照)。
時刻t4に、使用者の操作によってリモコン40の設定値が「1段」に変更されたものとする。少なくとも時刻t4以前の遅延時間Tの間に、閾値Wを超える風速が検知されているため、風速は「強い」と判定され、給気風量と排気風量との差は相対的に大きい値に設定される。したがって、給気風量は「3段」、排気風量は「1段」に設定される(図5参照)。
時刻t5以降に、屋外の風速が閾値Wよりも低くなったものとする。これにより、時刻t5から遅延時間Tが経過した時刻t6に、風速が「弱い」と判定され、給気風量と排気風量との差が相対的に小さい値に設定される。したがって、時刻t6には、給気風量は「2段」、排気風量は「1段」に設定される(図5参照)。
図6は、上記の動作を実現するためにマイクロコンピュータ33で実行される処理(風速の強弱を判定する処理)の流れを示すフローチャートである。図6に示す処理は、換気装置1への電源が投入されたことを契機として開始される。図6に示すように、まず初めに、屋外の風速を初期値である「弱い」に設定する(ステップS1)。この風速の設定(本例では、「弱い」/「強い」の2値)は、マイクロコンピュータ33の記憶部に設けられた所定の記憶領域に記憶され、設定が変更される度に上書きされる。
次に、風速センサ22からの風速信号に基づき、屋外の風速を検知する(ステップS2)。
次に、風速センサ22の状態(異常/正常)を判定する(ステップS3)。ステップS2で風速を検知できた場合には風速センサ22の状態を正常と判定し、風速センサ22の故障や風速センサ22と制御装置11との間を繋ぐ信号線の切断などの異常により、風速を検知できなかった場合には、風速センサ22の状態を異常と判定する。風速センサ22の状態が異常である場合には、屋外の風速を「強い」に設定する(ステップS4)。すなわち、風速センサ22の状態が異常である場合には、実際の風速の強弱に関わらず風速を「強い」に設定することにより、屋外から室内への塵埃の侵入を防止するようになっている。また、ステップS4では、風速タイマを0にクリアする。ここで、風速タイマは、マイクロコンピュータ33に設けられたタイマであり、常に経過時間をカウントするものである。風速タイマの値は、風速を「強い」に設定した場合(風速センサ22の状態が異常である場合を含む)にクリアされる。ステップS4の処理が終了した場合には、ステップS2に戻る。
一方、風速センサ22の状態が正常である場合には、屋外の風速と閾値Wとを比較する(ステップS5)。屋外の風速が閾値W以上である場合(又は、屋外の風速が閾値Wよりも高い場合)には、屋外の風速を「強い」に設定するとともに、風速タイマを0にクリアする(ステップS4)。屋外の風速が閾値W未満である場合(又は、屋外の風速が閾値W以下である場合)には、ステップS6の処理に移行する。
ステップS6では、風速タイマの値と遅延時間Tとを比較する。風速タイマの値が遅延時間T以上の場合(すなわち、最後に風速を「強い」に設定してからの経過時間が遅延時間T以上の場合)には、屋外の風速を「弱い」に設定する(ステップS7)。その後、ステップS2に戻る。一方、風速タイマの値が遅延時間T未満の場合には、そのままステップS2に戻る。すなわち、風速タイマの値が遅延時間T未満の場合には、風速を「強い」に設定してから遅延時間Tだけ経過していないため、風速の設定値を変更しない。
以上のようなステップS2〜S7の処理は、換気装置1への電源が遮断されるまで繰り返して実行される。給気風量及び排気風量は、上記の手順で設定された風速の設定値を用いて、図5に示す判定テーブルに基づき設定される。
以上説明したように、本実施の形態に係る換気装置1は、外気を室外から室内に給気する給気用送風機4と、室内気を室内から室外に排気する排気用送風機3と、室内に給気される外気と室外に排気される室内気との熱交換を行う熱交換器2と、給気用送風機4の給気風量及び排気用送風機3の排気風量を独立に可変制御する制御装置11と、を備え、制御装置11は、室外の風速が閾値W以下である場合には、給気風量を第7風量だけ排気風量よりも大きく設定し、室外の風速が閾値Wよりも高い場合には、給気風量を、第7風量よりも大きい第8風量だけ排気風量よりも大きく設定するものである。
この構成によれば、室外の風速が強い場合には、室内と室外との圧力差を大きく(室内の圧力をより高く)することができる。これにより、室外から室内への塵埃の流入を防止することができる。また、室外の風速が弱い場合には、室内と室外との圧力差を小さくすることができる。これにより、空気調和機の暖房運転又は冷房運転などによって温度調節された室内の空気や、調湿装置の加湿運転又は除湿運転などによって湿度調節された室内の空気が、ドアや窓などの空気出入口21が開放されたときに室外へ流出する量を抑制することができる。したがって、室内の衛生性を保ちつつエネルギーロスを削減することができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る換気装置について説明する。図7は、本実施の形態に係る換気装置1の概略構成を示す図である。なお、実施の形態1の換気装置と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。図7に示すように、本実施の形態の換気装置1は、外気の温度(室外温度)を検出する室外温度センサ13と、室内気の温度(室内温度)を検出する室内温度センサ14と、を有している。室外温度センサ13は、給気風路5のうち、熱交換器2よりも上流側に設けられている。室内温度センサ14は、排気風路6のうち、熱交換器2よりも上流側に設けられている。
図8は、本実施の形態に係る換気装置1の建物20への設置例を示す図である。図8に示すように、換気装置1は、室内温度を調節するための空気調和機101が設けられた建物20に設置されている。換気装置1及び空気調和機101は、建物20内を空気調和する空気調和システムを構成する。換気装置1と空気調和機101との間は、通信線102を介して接続されている。換気装置1は、通信線102を介して、空気調和機101の運転モード(暖房、冷房など)や設定温度などの情報を受け取ることができる。空気調和機101は、空気調和機101用のリモコン(図示せず)によって運転モードや設定温度を設定することができるようになっている。なお、本実施の形態の換気装置1には風速センサ22が設けられていないが、風速センサ22が設けられていてもよい。
図9は、本実施の形態に係る換気装置1の制御装置11のブロック構成図である。図9に示すように、制御装置11は、図3に示した制御装置11と比較すると、空気調和機通信回路110(通信手段)及び温度センサ検知回路111、112をさらに有している。空気調和機通信回路110は、空気調和機101との通信を行う回路である。空気調和機101の運転モードや設定温度などの情報は、空気調和機通信回路110を介してマイクロコンピュータ33に入力される。温度センサ検知回路111は、室内温度センサ14からの温度信号を入力する回路である。室内温度センサ14からの温度信号は、温度センサ検知回路111を介してマイクロコンピュータ33に入力される。温度センサ検知回路112は、室外温度センサ13からの温度信号を入力する回路である。室外温度センサ13からの温度信号は、温度センサ検知回路112を介してマイクロコンピュータ33に入力される。なお、本実施の形態の制御装置11には風速センサ検知回路38が設けられていないが、風速センサ検知回路38が設けられていてもよい。また、室内温度及び室外温度の情報は、空気調和機通信回路110を介して空気調和機101から入力されるようにしてもよい。
マイクロコンピュータ33は、空気調和機通信回路110、温度センサ検知回路111、112、リモコン通信回路39及び機能設定回路41などから入力した信号に基づいて、給気用送風機駆動回路34及び排気用送風機駆動回路35のそれぞれに駆動指令信号を出力する。
次に、上記の構成を有する換気装置1の動作について説明する。まず、空気調和機101の運転モードが冷房モードのとき(冷房時)の換気装置1の動作について説明する。図10は、換気装置1の冷房時の動作の一例を示すタイミングチャートである。図10の横軸は、時間経過を表している。図10の縦軸は、上段から順に、室内温度センサ14で検出される室内温度、室内温度と室外温度との温度差(=室内温度−室外温度)、給気風量と排気風量との差(=給気風量−排気風量)、給気用送風機4による給気風量、排気用送風機3による排気風量、をそれぞれ表している。また、図10の最下段は、リモコン40の設定値(換気装置1の運転/停止状態、運転状態の場合は風量段数)と、空気調和機101の運転モード(本例では冷房)とを表している。
室内温度は、マイクロコンピュータ33において、空気調和機101の設定温度を元に設定される設定温度Tsetと設定温度Tsetから一定の差を持つ設定温度Tdef(冷房時にはTset>Tdef)とを基準として、高低が判定される。設定温度Tdefは、室内温度が設定温度Tset近傍で変動した場合に、給気用送風機4又は排気用送風機3の動作風量が頻繁に変動すること(ハンチング)を防止するために設定される値である。すなわち、設定温度Tsetと設定温度Tdefとの間には、ディファレンシャルが設定される。例えば、空気調和機101の運転モードが冷房モードの場合、
設定温度Tset = 空気調和機101の設定温度 − 1℃
設定温度Tdef = 設定温度Tset − 1℃
に設定され、空気調和機101の運転モードが暖房モードの場合、
設定温度Tset = 空気調和機101の設定温度 + 1℃
設定温度Tdef = 設定温度Tset + 1℃
に設定される。
ここで、設定温度Tset及び設定温度Tdefは、機能設定回路41により切り換えることができるようにしてもよい。あるいは、室内温度の高低を判定する周期を一定の時間間隔(例えば1分)とすることで、給気用送風機4又は排気用送風機3の動作風量が頻繁に変動することを防止してもよい。
室内温度と室外温度との温度差は、マイクロコンピュータ33において、温度差ΔTsetと温度差ΔTsetから一定の差をもつ温度差ΔTdefとを基準(閾値温度差)として、高低が判定される。温度差ΔTsetは、室外の空気を取り入れた方が空気調和機101の負荷を減らせるような値(例えば、0℃)に設定される。温度差ΔTdefは、室内温度と室外温度との温度差が温度差ΔTset近傍で変動した場合に、給気用送風機4又は排気用送風機3の動作風量が頻繁に変動することを防止するために設定される値である。すなわち、温度差ΔTsetと温度差ΔTdefとの間には、ディファレンシャルが設定される。例えば、空気調和機101の運転モードが冷房モードの場合、
温度差ΔTdef = 温度差ΔTset − 1℃
に設定され、空気調和機101の運転モードが暖房モードの場合、
温度差ΔTdef = 温度差ΔTset + 1℃
に設定される。
ここで、温度差ΔTset及び温度差ΔTdefは、空気調和機101の運転モードに基づいて個別に設定されるようにしてもよいし、上記の設定温度Tdefと連動して設定されるようにしてもよい。また、温度差ΔTset及び温度差ΔTdefは、機能設定回路41により切り換えることができるようにしてもよい。あるいは、温度差の高低を判定する周期を一定の時間間隔(例えば1分)とすることで、給気用送風機4又は排気用送風機3の動作風量が頻繁に変動することを防止してもよい。
図11は、リモコン40の設定値、室内温度、及び室内温度と室外温度との温度差に応じて冷房時の給気風量及び排気風量を判定するための判定テーブルの一例を示している。なお、暖房時用の判定テーブルについては後述する。図11に示す冷房時用の判定テーブル、及び後述する暖房時用の判定テーブルは、マイクロコンピュータ33の記憶部に記憶されている。図11に示すように、排気風量は、室内温度の高低及び温度差の高低に関わらず、リモコン40の設定値(風量段数)と同じ段数に設定される。給気風量は、室内温度が高くかつ温度差も高い場合には、排気風量の段数よりも2段高い段数(又は給気用送風機4の最高の段数(本例では4段))に設定され、それ以外の場合には、排気風量の段数よりも1段高い段数(又は給気用送風機4の最高の段数)に設定される。
図10及び図11を用いて、換気装置1の冷房時の動作について時系列に説明する。初期状態のリモコン40の設定値は「停止」とし、空気調和機101の運転モードは「冷房」とする。
図10に示す時刻t1に、使用者による換気装置1の運転開始操作がリモコン40で行われたものとする。このとき、リモコン40の設定値(風量段数)は「1段」とする。時刻t1における室内温度は設定温度Tsetよりも低いため、室内温度は「低い」と判定される。室内温度と室外温度との温度差は温度差ΔTdefよりも高いため、温度差は「高い」と判定される。したがって、給気風量は「2段」、排気風量は「1段」に設定され(図11参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に小さい値(第1風量)に設定される。
時刻t2に、室内温度が設定温度Tsetよりも高くなったものとする。このとき、室内温度は「高い」と判定される。室内温度と室外温度との温度差は温度差ΔTdefよりも高いため、温度差は「高い」と判定される。したがって、給気風量は「3段」、排気風量は「1段」に設定され(図11参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に大きい値(第2風量)に設定される。
時刻t3に、使用者の操作によってリモコン40の設定値が「2段」に変更されたものとする。このとき、室内温度は設定温度Tdefよりも高いため、室内温度は「高い」と判定される。室内温度と室外温度との温度差は温度差ΔTdefよりも高いため、温度差は「高い」と判定される。したがって、給気風量は「4段」、排気風量は「2段」に設定され(図11参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に大きい値のまま維持される。
時刻t4に、室内温度と室外温度との温度差が温度差ΔTdefよりも低くなったものとする。このとき、温度差は「低い」と判定される。室内温度は設定温度Tdefよりも高いため、室内温度は「高い」と判定される。したがって、給気風量は「3段」、排気風量は「2段」に設定され(図11参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に小さい値に設定される。
時刻t5に、使用者の操作によってリモコン40の設定値が「1段」に変更されたものとする。このとき、室内温度は設定温度Tdefよりも高いため、室内温度は「高い」と判定される。室内温度と室外温度との温度差は温度差ΔTsetよりも低いため、温度差は「低い」と判定される。したがって、給気風量は「2段」、排気風量は「1段」に設定され(図11参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に小さい値のまま維持される。
時刻t6に、室内温度と室外温度との温度差が温度差ΔTsetよりも高くなったものとする。このとき、温度差は「高い」と判定される。室内温度は設定温度Tdefよりも高いため、室内温度は「高い」と判定される。したがって、給気風量は「3段」、排気風量は「1段」に設定され(図11参照)、給気風量と排気風量との差が相対的に大きい値に設定される。
時刻t7に、室内温度が設定温度Tdefよりも低くなったものとする。このとき、室内温度は「低い」と判定される。室内温度と室外温度との温度差は温度差ΔTdefよりも高いため、温度差は「高い」と判定される。したがって、給気風量は「2段」、排気風量は「1段」に設定され(図11参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に小さい値に設定される。
次に、空気調和機101の運転モードが暖房モードのとき(暖房時)の換気装置1の動作について説明する。図12は、換気装置1の暖房時の動作の一例を示すタイミングチャートである。図12の横軸及び縦軸については図10と同様である。図13は、リモコン40の設定値、室内温度、及び室内温度と室外温度との温度差に応じて暖房時の給気風量及び排気風量を判定するための判定テーブルの一例を示している。図13に示すように、排気風量は、室内温度の高低及び温度差の高低に関わらず、リモコン40の設定値(風量段数)と同じ段数に設定される。給気風量は、室内温度が低くかつ温度差も低い場合には、排気風量の段数よりも2段高い段数(又は給気用送風機4の最高の段数(本例では4段))に設定され、それ以外の場合には、排気風量の段数よりも1段高い段数(又は給気用送風機4の最高の段数)に設定される。
図12及び図13を用いて、換気装置1の暖房時の動作について時系列に説明する。初期状態のリモコン40の設定値は「停止」とし、空気調和機101の運転モードは「暖房」とする。
図12に示す時刻t1に、使用者による換気装置1の運転開始操作がリモコン40で行われたものとする。このとき、リモコン40の設定値(風量段数)は「1段」とする。時刻t1における室内温度は設定温度Tsetよりも高いため、室内温度は「高い」と判定される。室内温度と室外温度との温度差は温度差ΔTsetよりも高いため、温度差は「高い」と判定される。したがって、給気風量は「2段」、排気風量は「1段」に設定され(図13参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に小さい値(第3風量)に設定される。
時刻t2に、室内温度が設定温度Tsetよりも低くなり、かつ、室内温度と室外温度との温度差が温度差ΔTsetよりも低くなったものとする。このとき、室内温度及び温度差はいずれも「低い」と判定される。したがって、給気風量は「3段」、排気風量は「1段」に設定され(図13参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に大きい値(第4風量)に設定される。
時刻t3に、使用者の操作によってリモコン40の設定値が「2段」に変更されたものとする。このとき、室内温度は設定温度Tdefよりも低いため、室内温度は「低い」と判定される。室内温度と室外温度との温度差は温度差ΔTdefよりも低いため、温度差は「低い」と判定される。したがって、給気風量は「4段」、排気風量は「2段」に設定され(図13参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に大きい値のまま維持される。
時刻t4に、室内温度と室外温度との温度差が温度差ΔTdefよりも高くなったものとする。このとき、温度差は「高い」と判定される。室内温度は設定温度Tdefよりも低いため、室内温度は「低い」と判定される。したがって、給気風量は「3段」、排気風量は「2段」に設定され(図13参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に小さい値に設定される。
時刻t5に、使用者の操作によってリモコン40の設定値が「1段」に変更されたものとする。このとき、室内温度は設定温度Tdefよりも低いため、室内温度は「低い」と判定される。室内温度と室外温度との温度差は温度差ΔTsetよりも高いため、温度差は「高い」と判定される。したがって、給気風量は「2段」、排気風量は「1段」に設定され(図13参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に小さい値のまま維持される。
時刻t6に、室内温度と室外温度との温度差が温度差ΔTsetよりも低くなったものとする。このとき、温度差は「低い」と判定される。室内温度は設定温度Tdefよりも低いため、室内温度は「低い」と判定される。したがって、給気風量は「3段」、排気風量は「1段」に設定され(図13参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に大きい値に設定される。
時刻t7に、室内温度が設定温度Tdefよりも高くなったものとする。このとき、室内温度は「高い」と判定される。室内温度と室外温度との温度差は温度差ΔTdefよりも低いため、温度差は「低い」と判定される。したがって、給気風量は「2段」、排気風量は「1段」に設定され(図13参照)、給気風量と排気風量との差は相対的に小さい値に設定される。
図14は、上記の動作を実現するためにマイクロコンピュータ33で実行される処理(室内温度の高低又は温度差の高低を判定する処理)の流れを示すフローチャートである。図14に示す処理は、換気装置1の運転が開始されたことを契機として開始される。以下、主に室内温度の高低を判定する処理について説明するが、室内温度と室外温度との温度差の高低を判定する処理も同様の手順で行われる。
図14に示すように、まず初めに、暖房時の温度(温度(暖房))及び冷房時の温度(温度(冷房))をそれぞれ初期値である「高い」及び「低い」に設定する(ステップS100)。この温度の高低の設定(本例では、「高い」/「低い」の2値)は、記憶部に設けられた所定の記憶領域に記憶され、設定が変更される度に上書きされる。
次に、判定する温度データを取得する(ステップS101)。すなわち、室内温度の高低を判定する場合には、室内温度のデータを取得する。室内温度と室外温度との温度差の高低を判定する場合には、室内温度及び室外温度のデータを取得し、室内温度と室外温度との温度差を計算する。
次に、空気調和機101の動作モード(運転モード)の情報を取得し、動作モードを判定する(ステップS102)。空気調和機101の動作モードが冷房モードである場合にはステップS110の処理に移行し、暖房モードである場合にはステップS120の処理に移行し、それ以外の動作モード(例えば、送風モード)である場合にはステップS130の処理に移行する。
ステップS110では、暖房時の温度を初期値である「高い」に設定する。次に、取得した室内温度(又は計算した温度差)と設定温度Tset(又は温度差ΔTset)とを比較する(ステップS111)。室内温度(又は温度差)が設定温度Tset(又は温度差ΔTset)以上の場合には、冷房時の温度(室内温度又は温度差)を「高い」に設定し(ステップS112)、ステップS101に戻る。室内温度(又は温度差)が設定温度Tset(又は温度差ΔTset)よりも低い場合には、室内温度(又は温度差)と設定温度Tdef(又は温度差ΔTdef)とを比較する(ステップS113)。室内温度(又は温度差)が設定温度Tdef(又は温度差ΔTdef)よりも低い場合には、冷房時の温度(室内温度又は温度差)を「低い」に設定し(ステップS114)、ステップS101に戻る。室内温度(又は温度差)が設定温度Tdef(又は温度差ΔTdef)以上の場合には、温度の高低の設定を変更せず、そのままステップS101に戻る。
ステップS120では、冷房時の温度を初期値である「低い」に設定する。次に、取得した室内温度(又は計算した温度差)と設定温度Tset(又は温度差ΔTset)とを比較する(ステップS121)。室内温度(又は温度差)が設定温度Tset(又は温度差ΔTset)以下の場合には、暖房時の温度(室内温度又は温度差)を「低い」に設定し(ステップS122)、ステップS101に戻る。室内温度(又は温度差)が設定温度Tset(又は温度差ΔTset)よりも高い場合には、室内温度(又は温度差)と設定温度Tdef(又は温度差ΔTdef)とを比較する(ステップS123)。室内温度(又は温度差)が設定温度Tdef(又は温度差ΔTdef)よりも高い場合には、暖房時の温度(室内温度又は温度差)を「高い」に設定し(ステップS124)、ステップS101に戻る。室内温度(又は温度差)が設定温度Tdef(又は温度差ΔTdef)以下の場合には、温度の高低の設定を変更せず、そのままステップS101に戻る。
ステップS130では、暖房時の温度(温度(暖房))及び冷房時の温度(温度(冷房))をそれぞれ初期値である「高い」及び「低い」に設定し、ステップS101に戻る。給気風量及び排気風量は、上記の手順で設定された室内温度の設定値(「高い」/「低い」)及び温度差の設定値(「高い」/「低い」)を用いて、図11及び図13に示す判定テーブルに基づき設定される。
以上説明したように、本実施の形態に係る換気装置1は、外気を室外から室内に給気する給気用送風機4と、室内気を室内から室外に排気する排気用送風機3と、室内に給気される外気と室外に排気される室内気との熱交換を行う熱交換器2と、給気用送風機4の給気風量及び排気用送風機3の排気風量を独立に可変制御する制御装置11と、室内の温度を調節する空気調和機101から空気調和機101の運転モード及び設定温度の情報を取得する空気調和機通信回路110と、を備え、制御装置11は、運転モードが冷房モードである場合、室内の温度が設定温度(冷房時の設定温度Tset、Tdef)よりも低いか、又は室内の温度から室外の温度を減じた温度差が第1閾値温度差(冷房時の温度差ΔTset、ΔTdef)よりも低いときには、給気風量を第1風量だけ排気風量よりも大きく設定し、室内の温度が設定温度よりも高く、かつ温度差が第1閾値温度差よりも高いときには、給気風量を、第1風量よりも大きい第2風量だけ排気風量よりも大きく設定し、運転モードが暖房モードである場合、室内の温度が設定温度(暖房時の設定温度Tset、Tdef)よりも高いか、又は温度差が第2閾値温度差(暖房時の温度差ΔTset、ΔTdef)よりも高いときには、給気風量を第3風量だけ排気風量よりも大きく設定し、室内の温度が設定温度よりも低く、かつ温度差が第2閾値温度差よりも低いときには、給気風量を第4風量だけ排気風量よりも大きく設定するものである。
この構成によれば、室内空気の温度条件が悪い場合には、室内と室外との圧力差を大きく(室内の圧力をより高く)することができる。これにより、ドアや窓などの空気出入口21が開放されたときに、温度条件の悪い室内空気を空気出入口21から室外へ流出しやすくすることができる。したがって、空気調和機101の負荷を抑制でき、エネルギーロスを削減できる換気装置1及びそれを備えた空気調和システムを実現することができる。また、この構成によれば、室内の圧力を室外の圧力よりも高くできるため、室内の衛生性を保つことができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る換気装置について説明する。図15は、本実施の形態に係る換気装置1の概略構成を示す図である。なお、実施の形態1又は2の換気装置と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。図15に示すように、本実施の形態の換気装置1は、外気の湿度(室外湿度)を検出する室外湿度センサ313と、室内気の湿度(室内湿度)を検出する室内湿度センサ314と、を有している。室外湿度センサ313は、給気風路5のうち、熱交換器2よりも上流側に設けられている。室内湿度センサ314は、排気風路6のうち、熱交換器2よりも上流側に設けられている。本実施の形態の換気装置1は、室内湿度を調節する調湿装置301(図16参照)が設けられた建物20に設置されるものである。換気装置1及び調湿装置301は、建物20内を空気調和する空気調和システムを構成する。本例の調湿装置301は、室内の加湿のみが可能な加湿器である。なお、調湿装置301は、加湿及び除湿の双方が可能なものであってもよいし、除湿のみが可能な除湿器であってもよい。また、本実施の形態の換気装置1には、風速センサ22、室外温度センサ13及び室内温度センサ14が設けられていてもよい。
図16は、本実施の形態に係る換気装置1の制御装置11のブロック構成図である。図16に示すように、制御装置11は、図9に示した制御装置11と比較すると、調湿装置通信回路310及び湿度センサ検知回路311、312をさらに有している。調湿装置通信回路310は、調湿装置301との通信を行う回路である。調湿装置301の運転モードや設定湿度などの情報は、調湿装置通信回路310を介してマイクロコンピュータ33に入力される。マイクロコンピュータ33に入力される調湿装置301の運転モードの情報には、調湿装置301の運転/停止の情報などが含まれ、加湿及び除湿の双方が可能な調湿装置301の場合には、加湿モード/除湿モードの情報などがさらに含まれる。湿度センサ検知回路311は、室内湿度センサ314からの湿度信号を入力する回路である。室内湿度センサ314からの湿度信号は、湿度センサ検知回路311を介してマイクロコンピュータ33に入力される。湿度センサ検知回路312は、室外湿度センサ313からの湿度信号を入力する回路である。室外湿度センサ313からの湿度信号は、湿度センサ検知回路312を介してマイクロコンピュータ33に入力される。なお、本実施の形態の制御装置11には、風速センサ22からの風速信号を入力する風速センサ検知回路38、空気調和機101との通信を行う空気調和機通信回路110、温度センサからの温度信号を入力する温度センサ検知回路111、112が設けられていてもよい。
本実施の形態の換気装置1の動作、室内湿度の高低の判定方法、室内湿度と室外湿度との湿度差の高低の判定方法等は、実施の形態2と同様である。具体的には、加湿のみが可能な調湿装置301を用いる場合(又は、加湿及び除湿の双方が可能な調湿装置301を用いる場合の加湿時)には、実施の形態2の暖房モードの動作及び判定方法(図12〜図14参照)において対象を温度から湿度に変えたものと同様となる。除湿のみが可能な調湿装置301を用いる場合(又は、加湿及び除湿の双方が可能な調湿装置301を用いる場合の除湿時)には、実施の形態2の冷房モードの動作及び判定方法(図10、図11、図14参照)において対象を温度から湿度に変えたものと同様となる。
以上説明したように、本実施の形態に係る換気装置1は、外気を室外から室内に給気する給気用送風機4と、室内気を室内から室外に排気する排気用送風機3と、室内に給気される外気と室外に排気される室内気との熱交換を行う熱交換器2と、給気用送風機4の給気風量及び排気用送風機3の排気風量を独立に可変制御する制御装置11と、室内を加湿する調湿装置301(加湿器)から調湿装置301の設定湿度の情報を取得する調湿装置通信回路310と、を備え、制御装置11は、室内の湿度が設定湿度よりも高いか、又は室内の湿度から室外の湿度を減じた湿度差が閾値湿度差よりも高いときには、給気風量を第5風量だけ排気風量よりも大きく設定し、室内の湿度が設定湿度よりも低く、かつ湿度差が閾値湿度差よりも低いときには、給気風量を、第5風量よりも大きい第6風量だけ排気風量よりも大きく設定するものである。
この構成によれば、室内空気の湿度条件が悪い場合には、室内と室外との圧力差を大きく(室内の圧力をより高く)することができる。これにより、ドアや窓などの空気出入口21が開放されたときに、湿度条件の悪い室内空気を空気出入口21から室外へ流出しやすくすることができる。したがって、調湿装置301の負荷を抑制でき、エネルギーロスを削減できる換気装置1及びそれを備えた空気調和システムを実現することができる。また、この構成によれば、室内の圧力を室外の圧力よりも高くできるため、室内の衛生性を保つことができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る換気装置について説明する。本実施の形態は、実施の形態1及び実施の形態2の構成を組み合わせたものである。
図17は、冷房時の給気風量及び排気風量を判定するための判定テーブルの一例を示している。図18は、暖房時の給気風量及び排気風量を判定するための判定テーブルの一例を示している。
図17に示すように、空気調和機の運転モードが冷房モードである場合、「室内温度=高い」、「温度差=高い」及び「屋外の風速=強い」の3つの条件を満たすときに、給気風量の段数を排気風量の段数よりも2段高く設定し、それ以外のときには給気風量の段数を排気風量の段数よりも1段高く設定する。
一方、図18に示すように、空気調和機の運転モードが暖房モードである場合、「室内温度=低い」、「温度差=低い」及び「屋外の風速=強い」の3つの条件を満たすときに、給気風量の段数を排気風量の段数よりも2段高く設定し、それ以外のときには給気風量の段数を排気風量の段数よりも1段高く設定する。
すなわち、本実施の形態では、実施の形態1において給気風量の段数を排気風量の段数よりも2段高く設定する条件(冷房運転時に「室内温度=高い」かつ「温度差=高い」、又は暖房運転時に「室内温度=低い」かつ「温度差=低い」)と、実施の形態2において給気風量の段数を排気風量の段数よりも2段高く設定する条件(「屋外の風速=強い」)と、の双方を満たす場合に、給気風量の段数を排気風量の段数よりも2段高く設定する。それ以外の場合には給気風量の段数を排気風量の段数よりも1段高く設定する。
この構成によれば、室内空気の温度条件が悪く、かつ屋外の風速が強い場合には、室内と室外との圧力差を大きく(室内の圧力をより高く)することができる。これにより、ドアや窓などの空気出入口21が開放されたときに、温度条件の悪い室内空気を空気出入口21から室外へ流出しやすくすることができ、かつ室外から室内への塵埃の流入を防止することができる。したがって、空気調和機101の負荷を抑制でき、エネルギーロスを削減でき、さらに室内の衛生性を保つことができる換気装置1及びそれを備えた空気調和システムを実現することができる。
なお、本実施の形態では、実施の形態1において給気風量の段数を排気風量の段数よりも2段高く設定する条件と、実施の形態2において給気風量の段数を排気風量の段数よりも2段高く設定する条件と、の双方を満たす場合に、給気風量の段数を排気風量の段数よりも2段高く設定しているが、両条件の少なくとも一方を満たす場合に、給気風量の段数を排気風量の段数よりも2段高く設定してもよい。
また、本実施の形態では、実施の形態1及び2を組み合わせたものを例に挙げたが、例えば本実施の形態と同様の考え方により、実施の形態1及び3を組み合わせることもできるし、実施の形態2及び3を組み合わせることもできるし、実施の形態1〜3を組み合わせることもできる。すなわち、上記の実施の形態1〜3は、単独で実施されてもよく、組み合わせて実施されてもよい。いずれの場合においても、上述の有利な効果を奏することとなる。
その他の実施の形態.
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、換気装置1が風速センサ22、室内温度センサ14及び室外温度センサ13、室内湿度センサ314及び室外湿度センサ313等のセンサ類を有しているが、換気装置1は、屋外の風速、室内温度、室外温度、室内湿度及び室外湿度等の情報を外部(例えば、空気調和機101、調湿装置301等)から取得するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、排気用送風機3及び給気用送風機4をそれぞれ複数の風量段数で動作させる例に挙げたが、排気用送風機3及び給気用送風機4をそれぞれ無段階の可変風量で動作させるようにしてもよい。
また、上記第2の実施の形態では、冷房運転及び暖房運転の双方が可能な空気調和機101を例に挙げたが、空気調和機101は、冷房運転又は暖房運転の一方のみが可能であってもよい。
1 換気装置、2 熱交換器、3 排気用送風機、4 給気用送風機、5 給気風路、6 排気風路、7 室外側吸込口、8 室内側吐出口、9 室内側吸込口、10 室外側吐出口、11 制御装置、12 本体箱体、13 室外温度センサ、14 室内温度センサ、20 建物、21 空気出入口、22 風速センサ、31 商用電源、32 電源回路、33 マイクロコンピュータ、34 給気用送風機駆動回路、35 排気用送風機駆動回路、38 風速センサ検知回路、39 リモコン通信回路、40 リモコン、41 機能設定回路、101 空気調和機、102 通信線、110 空気調和機通信回路、111、112 温度センサ検知回路、201、203 給気口、202、204 排気口、301 調湿装置、310 調湿装置通信回路、311、312 湿度センサ検知回路、313 室外湿度センサ、314 室内湿度センサ。

Claims (3)

  1. 外気を室外から室内に給気する給気用送風機と、
    室内気を前記室内から前記室外に排気する排気用送風機と、
    前記室内に給気される前記外気と前記室外に排気される前記室内気との熱交換を行う熱交換器と、
    前記給気用送風機の給気風量及び前記排気用送風機の排気風量を独立に可変制御する制御手段と、
    前記室内の温度を調節する空気調和機から前記空気調和機の運転モード及び設定温度の情報を取得する通信手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記運転モードが冷房モードである場合、
    前記室内の温度が前記設定温度よりも低いか、又は前記室内の温度から前記室外の温度を減じた温度差が第1閾値温度差よりも低いときには、前記給気風量を第1風量だけ前記排気風量よりも大きく設定し、
    前記室内の温度が前記設定温度よりも高く、かつ前記温度差が前記第1閾値温度差よりも高いときには、前記給気風量を、前記第1風量よりも大きい第2風量だけ前記排気風量よりも大きく設定し、
    前記運転モードが暖房モードである場合、
    前記室内の温度が前記設定温度よりも高いか、又は前記温度差が第2閾値温度差よりも高いときには、前記給気風量を第3風量だけ前記排気風量よりも大きく設定し、
    前記室内の温度が前記設定温度よりも低く、かつ前記温度差が前記第2閾値温度差よりも低いときには、前記給気風量を前記第3風量よりも大きい第4風量だけ前記排気風量よりも大きく設定することを特徴とする換気装置。
  2. 前記通信手段は、前記室内を加湿する加湿器から前記加湿器の設定湿度の情報を取得するものであり、
    前記制御手段は、
    前記室内の湿度が前記設定湿度よりも高いか、又は前記室内の湿度から前記室外の湿度を減じた湿度差が閾値湿度差よりも高いときには、前記給気風量を第5風量だけ前記排気風量よりも大きく設定し、
    前記室内の湿度が前記設定湿度よりも低く、かつ前記湿度差が前記閾値湿度差よりも低いときには、前記給気風量を、前記第5風量よりも大きい第6風量だけ前記排気風量よりも大きく設定することを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記室外の風速が閾値風速以下である場合には、前記給気風量を第7風量だけ前記排気風量よりも大きく設定し、
    前記室外の風速が前記閾値風速よりも高い場合には、前記給気風量を、前記第7風量よりも大きい第8風量だけ前記排気風量よりも大きく設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の換気装置。
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