JP4439419B2 - 空調機の制御方法 - Google Patents

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本発明は、情報通信機械室等を空調するのに好適な二重床空調システムにおける空調機の制御方法に関する。
情報処理技術及び通信技術の発達に伴ってOA機器や通信装置等が室内に高集約化され、その結果、これらの機器類を格納する室内の熱負荷は増大傾向にあり、適切な空調を行わないと室内が高温となるおそれがある。一方、これらの機器・システムを構成する部品の許容温度は比較的低く設定されているため、高温環境下ではトラブルを起こす可能性がある。このため、これらの機器を格納する部屋の空調方式として、空調対象室内を床面と床パネルにより二重床に形成し、空調機から二重床空間に冷却用空気を供給し、さらに、床パネルに設けた吹き出し口から室内に吹き出す二重床空調方式が広く採用されている。
このような空調システムにおいては、冷却能力の制御は、通常、圧縮機の回転数制御により空調機の吹き出し温度を目標値に維持することにより行われる。図9は、従来の二重床空調システムにおける空調機の温度制御フローを示す図である。同図において、i=iとなった状態を想定する。まず、時刻t(i)における吹き出し温度と制御目標値Tsとの差ΔTs=T0(t(i))−Tsが演算され(ステップS903)、ΔTsの値に基づいて圧縮機運転周波数のPID制御が行われる(S904)。次に、圧縮機運転周波数が能力制御下限値(最小能力)に至ったか否かが判定される(ステップS905)。最小能力に至っていないときは運転が継続され(S909)、その後、計測間隔τが経過したかが判定される(ステップS910)。計測間隔τを経過したときは、i=i+1として上述のステップが繰り返される(ステップS911)。
能力制御下限値に至ったときは(S905においてYES)、次にこのときの吹き出し温度T0(t(i))がサーモOFF設定温度(Ts−α)以下か否かが判定される(ステップS906)。(Ts−α)以下のときは、圧縮機の運転が停止される(ステップS907)。その後サーモON温度以上になったときに運転が再開される(ステップS908)。(Ts−α)以下でないときは、圧縮機最小能力で運転が継続され(ステップS909)、ステップS910に移行する。
このように、吸い込み温度が低くなると圧縮機は部分負荷運転となり、さらに、冷房負荷が圧縮機の最小能力以下になると運転停止(サーモOFF)し、間欠(ON−OFF)運転状態となる。
しかしながら、サーモOFF時には吸い込んだ空気をそのまま吹き出すため、吹き出し温度が上昇し、圧縮機運転要求(サーモON)が頻繁に発生することになる。これにより空調機の吹き出し温度が安定せず、その結果、室内の温度もハンチングを起こすという問題がある。
このような問題を解消するために、圧縮機運転要求に対してタイマーを設けたり、圧縮機停止時の吸い込み温度を記憶して、吸い込み温度をトリガーとして圧縮機の運転を再開する手法が提案されている。さらに、再熱(リヒート)機能により吹き出し気流を再加熱して、一定制御を実現する方法も提案されているが、省エネルギー性に劣るという問題がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−236298号公報
本発明は、このような問題を解決するためのものであって、空調機のサーモOFFによる間欠運転を少なくして、吹き出し温度制御を向上させることを可能とする二重床空調システムにおける空調機の温度制御方法を提供するものである。
本発明は以下の内容をその要旨とする。すなわち、
(1)空調対象室内を床面と床パネルにより二重床に形成し、空調機から二重床空間に冷却用空気を供給し、床パネルに設けた吹き出し口から室内に吹き出す二重床空調システムにおける空調機温度制御方法であって、空調機吹き出し温度と設定温度の差及び所定の時間間隔で計測する空調機吸い込み温度の変化量に基づいて、能力制御することを特徴とする空調機温度制御方法。
(2)上記(1)の発明において、さらに、最小能力運転時に吹き出し温度がサーモOFF設定温度以下のときは、吸い込み温度の変化量が所定の許容値を超えるまでは、前記サーモOFF設定温度を低温側にシフトすることを特徴とする空調機温度制御方法。
(3)空調対象室内を床面と床パネルにより二重床に形成し、空調機から二重床空間に空調空気を供給し、床パネルに設けた吹き出し口から室内に吹き出す二重床空調システムにおける空調機温度制御方法であって、所定の時間間隔で計測する空調機吹き出し温度の変化量に基づいて能力制御を行い、かつ、最小能力運転時に吹き出し温度がサーモOFF設定温度以下のときは、蒸発器通過風量を増加させることより吹き出し温度を上昇させることを特徴とする空調機温度制御方法。
(4)空調対象室内を床面と床パネルにより二重床に形成し、複数の空調機から二重床空間に空調空気を供給し、床パネルに設けた吹き出し口から室内に吹き出す二重床空調システムにおける一の空調機の温度制御方法であって、所定の時間間隔で計測する前記一の空調機の吹き出し温度の変化量に基づいて能力制御を行い、かつ、前記一の空調機の最小能力運転時に吹き出し温度がサーモOFF設定温度以下のときに、隣接する他の空調機の吹き出し温度が設定温度以下になるまで、前記サーモOFF設定温度を低温側にシフトすることを特徴とする空調機温度制御方法。
(5)上記(3)又は(4)の発明において、さらに、所定の時間間隔で計測する空調機吸い込み温度の変化量をも加味して、能力制御することを特徴とする空調機温度制御方法。
上記各発明によれば、吹き出し温度制御性を向上させることが可能となる。
請求項3乃至5の発明によれば、サーモOFFとなる頻度を減少させることができ、室温の安定性向上を図ることが可能となる。
さらに、請求項4の発明によれば、複数空調機の補完運転制御を実現することが可能となる。
以下、本発明に係る空調機温度制御方法の実施形態について、図1乃至8を参照してさらに詳細に説明する。重複を避けるため、各図において同一構成には同一符号を用いて示している。なお、本発明の範囲は特許請求の範囲記載のものであって、以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。
(第一の実施形態)
図1は、本発明に係る二重床空調システム1の一実施形態を示す図である。同図を参照して、二重床空調システム1の空調は、情報通信機械室6に隣接する空調機室7に設置される空調機2によりなされる。空調機2は、蒸発器3、圧縮機(図示せず)、凝縮器(図示せず)とこれらを結ぶ配管群を主要構成とし、冷凍サイクルにより生成する冷気を送風機4により情報通信機械室6に供給する。空調機の冷却能力は、圧縮機の回転数を適宜制御することにより調整される。なお、空調機2の運転制御は機内に搭載される不図示の制御部により行われる。
情報通信機械室6の床は床パネル8により区画され、二重床空間5が形成されている。空調機2と二重床空間5とは往き側ダクト11を介して結ばれている。往き側ダクト11には吹き出し温度T0を計測する温度センサ14が設けられている。また、天井部は天井板12により区画され、天井空間17が形成されている。天井空間17と空調機2とは、戻り側ダクト10を介して結ばれている。戻り側ダクト10には、吸い込み温度T1を計測する温度センサ15が設けられている。
以上のような構成により、蒸発器3で作られる冷気は送風機4により往き側ダクト11を介して二重床空間5に送出され、床パネル8に複数設けられた吹出し口9から室内に供給する。室内を冷房した後に上昇する空気は、天井板12に複数設けられた吸込口13から天井空間17に導かれ、さらに戻り側ダクト10を介して空調機2に戻される。戻り側空気には外気導入ダクト16を介して導入される外気が混和されて、空調機2に戻される。
二重床空調システム1は以上のように構成されており、次に図2、3を参照して、空調機2の制御部において行われる温度制御フローについて説明する。制御の安定化を考慮して、吹き出し温度T0、吸込温度T1の計測は所定の時間間隔τごとに行われる。図3は、吹き出し温度、吸込温度の時間的推移を示す図である。同図において、計測時刻は順次、t(0)(初期値)、t(1)、t(2)、・・・t(i)、t(i+1)で示されている。本実施形態の特徴は、圧縮機の能力制御を時刻t(i)における吹き出し温度T0(t(i))と制御目標値Tsとの差ΔTsのみに基づいて行うのではなく、t(i)−t(i+1)間における吸い込み温度の変化量ΔT1を考慮して行う点にある。
図2を参照して、まずi=0、すなわち制御開始時における吹き出し温度T0(t(0))、吸い込み温度T1(t(0))が計測され、制御部の所定の記憶領域に格納される(ステップS101、S102)。以下の説明では運転が継続され、時刻t(i)に至った段階を想定する。
次に、計測間隔τが経過したか否かが判定される(ステップS103)。経過していなければ運転が継続される(S103においてNO)。計測間隔τ経過したときは、次に時刻t(i+1)における吹き出し温度T0(t(i+1))、吸い込み温度T1(t(i+1))が計測される(ステップS104)。次に、その時点における吹き出し温度と制御目標値Tsとの差ΔTs=T0(t(i+1))−Tsが演算され(ステップS105)、さらに前回計測時の吸い込み温度T1(t(i))との変化量ΔT1=T1(t(i+1))−T1(t(i))の値が演算される(ステップS106)。求めたΔTs、ΔT1の値に基づいて圧縮機運転周波数のPID制御が行われる(S107)。
次いで、圧縮機運転周波数が能力制御下限値(最小能力)に至ったか否かが判定される(ステップS108)。最小能力に至っていないときは(S108においてNO)、i=i+2として上述のステップが繰り返される(ステップS113)。最小能力に至ったときは(S108においてYES)、このときの吹き出し温度T0(t(i+1))がサーモOFF温度(Ts−α)以下か否かが判定される(ステップS109)。サーモOFF温度以下のときは圧縮機の運転が停止され(ステップS110)、その後サーモON温度(Ts)以上になったときに運転が再開される(ステップS111)。サーモOFF温度に至っていないときは(S108においてNO)、圧縮機最小能力での運転が継続され(ステップS112)、i=i+1として上述のステップが繰り返される(ステップS113)。
以上のステップが運転中、継続して行われる。なお、運転中に運転終了要求があったときは、その時点で機器の運転が停止される(以下の実施形態においても同様である)。
(第二の実施形態)
次に、図4、5を参照して本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態が上述の実施形態と異なる点は、圧縮機の能力制御は吹き出し温度と設定温度との偏位ΔTsに基づいて行うが、圧縮機の能力下限値を下回る能力制御要求があった場合は、吸い込み温度の低下が所定の値になるまでは、吹き出し温度設定値を低温側にシフトさせて運転を継続し、サーモOFFを回避することである。
図4を参照して、まずi=0、すなわち制御開始時における吹き出し温度T0(t(0))、吸い込み温度T1(t(0))が計測され、制御部の所定の記憶領域に格納される(ステップS201、S202)。以下、運転が継続され時刻t(i)に至った段階を想定して説明する。
次に、その時点における吹き出し温度と制御目標値Tsとの差ΔTs=T0(t(i))−Tsが演算され(ステップS203)、ΔTsの値に基づいて圧縮機運転周波数のPID制御が行われる(S204)。
その後、計測間隔τが経過したかが判定される(ステップS205)。経過していなければ運転が継続される(S205においてNO)。計測間隔τを経過したときは、次に時刻t(i+1)における吹き出し温度T0(t(i+1))、吸い込み温度T1(t(i+1))が計測され、制御部の所定の記憶領域に格納される(ステップS206)。
さらに、圧縮機運転周波数が能力制御下限値(最小能力)に至ったか否かが判定される(ステップS207)。最小能力に至っていないときは(S207においてNO)、i=i+1として上述のステップが繰り返される(ステップS212)。能力制御下限値に至ったときは(S207においてYES)、次にこのときの吹き出し温度T0(t(i+1))がサーモOFF設定温度(Ts−α)以下か否かが判定される(ステップS208)。(Ts−α)以下ではないときは、圧縮機最小能力で運転が継続され(ステップS212)、さらにi=i+1として上述のステップが繰り返される(ステップS213)。
(Ts−α)以下のときは、最初に(Ts−α)以下となったときの吸い込み温度T1(t(j))と今回の吸い込み温度の差、ΔT1=T1(t(j))−T1(t(i+1))が所定の値β以上か否かが判定される(ステップS209)。β以上のときはサーモOFF温度と判定され、圧縮機の運転が停止される(ステップS210)。その後サーモON温度以上になったときに運転が再開される(ステップS211)。β未満のときはサーモOFF温度に至っていないと判定され(S208においてNO)、圧縮機最小能力での運転が継続され(ステップS212)、i=i+1として上述のステップが繰り返される(ステップS213)。以上のステップが運転中、継続して行われる。
図5は、本実施形態による制御によりサーモON時間が延長される態様を示したものである。すなわち、本来のサーモOFF温度(Ts−α)となった時点t(j)でサーモOFFすることなく、吸い込み温度がさらにβ℃下がった時点t(j+k)においてサーモOFFする。これにより吹き出し温度はγ℃低温側にシフトされることになる。
(第三の実施形態)
さらに、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態の特徴は、吹き出し温度が本来のサーモOFF設定温度を下回ったときに、送風機の能力を上げることにより蒸発器通過風量を増加させ、これにより吹き出し温度を上昇させてサーモOFFを回避する点にある。
図6を参照して、まずi=0、すなわち制御開始時における吹き出し温度T0(t(0))、吸い込み温度T1(t(0))が計測され、制御部の所定の記憶領域に格納される(ステップS301、S302)。以下、運転が継続され時刻t(i)に至った段階を想定して説明する。
次に、その時点における吹き出し温度と制御目標値Tsとの差ΔTs=T0(t(i))−Tsが演算され(ステップS303)、ΔTsの値に基づいて圧縮機運転周波数のPID制御が行われる(S304)。次に圧縮機運転周波数が能力制御下限値(最小能力)に至ったか否かが判定される(ステップS305)。最小能力に至っていないときは(S305においてNO)、送風機は通常の制御フローに従い運転される(ステップS306)。その後、計測間隔τが経過したかが判定される(ステップS313)。経過していなければ運転が継続される(S313においてNO)。計測間隔τを経過したときは、i=i+1として上述のステップが繰り返される(ステップS314)。
能力制御下限値に至ったときは(S305においてYES)、次にこのときの吹き出し温度T0(t(i))がサーモOFF設定温度(Ts−α)以下か否かが判定される(ステップS307)。(Ts−α)以下のときは、次に送風機が最大能力で運転されているか否かが判定される(ステップS308)。最大能力に至っていないときは、送風機風量を1段階アップさせて運転が継続され(ステップS312)、ステップS314に移行する。
送風機が最大能力で運転されている場合には、これ以上吹き出し温度を上昇させることができないため、圧縮機の運転が停止される(ステップS309)。その後サーモON温度以上になったときに運転が再開される(ステップS310)。
(第四の実施形態)
さらに、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態の特徴は、吹き出し温度が本来のサーモOFF設定温度を下回ったときに、隣接する他の空調機の吹き出し温度が設定温度以下でないときには、当該空調機のサーモOFF設定温度を低温側にシフトすることにより、間欠運転を回避する点にある。
図7を参照して、まずi=0、すなわち制御開始時における吹き出し温度T0(t(0))、吸い込み温度T1(t(0))が計測され、制御部の所定の記憶領域に格納される(ステップS401、S402)。以下、運転が継続され時刻t(i)に至った段階を想定して説明する。
次に、その時点における吹き出し温度と制御目標値Tsとの差ΔTs=T0(t(i))−Tsが演算され(ステップS403)、ΔTsの値に基づいて圧縮機運転周波数のPID制御が行われる(S404)。次に圧縮機運転周波数が能力制御下限値(最小能力)に至ったか否かが判定される(ステップS405)。最小能力に至っていないときは(S405においてNO)、その状態で運転が継続される。その後、計測間隔τが経過したかが判定される(ステップS413)。経過していなければ運転が継続される(S413においてNO)。計測間隔τを経過したときは、i=i+1として上述のステップが繰り返される(ステップS414)。
能力制御下限値に至ったときは(S405においてYES)、次にこのときの吹き出し温度T0(t(i))がサーモOFF設定温度(Ts−α)以下か否かが判定される(ステップS406)。(Ts−α)以下でないときは圧縮機最小能力での運転が継続され(ステップS412)、ステップS413に移行する。
(Ts−α)以下のときは、次にそのときの隣接空調機の吹き出し温度T0'(t(i))が計測され(ステップS407)、さらにこの値が隣接空調機のサーモOFF設定温度(Ts−α')以下であるか否かが判定される(ステップS408)。設定温度に至っていないときは、次に,、当該空調機の吹き出し温度T0(t(i))が所定の吹き出し温度として許容される限界温度(Ts−α−δ)より高いが否かが判定される(ステップS409)。この温度を下回っているときは、圧縮機の運転が停止される(ステップS410)。その後サーモON温度以上になったときに運転が再開される(ステップS411)。この温度以上のときはその状態で運転が継続され、ステップS413に移行する。
図8は、本実施形態による空調機温度制御によりサーモON時間が延長される態様を示したものである。すなわち、本来のサーモOFF温度(Ts−α)となった時点t(j)でサーモOFFすることなく、吹き出し温度がさらにδ℃低温側にシフトされた時点t(j+k)においてサーモOFFすることになる。
本発明は、熱源、空調機の機種、建築構造等を問わず、二重床空調システムに広く適用可能である。
本発明に係る二重床空調システム1を示す図である。 第一の実施形態における空調機温度制御フローを示す図である。 第一の実施形態における吹き出し温度、吸い込み温度の時間的変化を示す図である。 第二の実施形態における空調機温度制御フローを示す図である。 第二の実施形態における吹き出し温度、吸い込み温度の時間的変化を示す図である。 第三の実施形態における空調機温度制御フローを示す図である。 第四の実施形態における空調機温度制御フローを示す図である。 第四の実施形態における吹き出し温度の時間的変化を示す図である。 従来の二重床空調システムにおける空調機温度制御フローを示す図である。
符号の説明
1・・・・二重床空調システム
2・・・・空調機
3・・・・蒸発器
4・・・・送風機
5・・・・二重床空間
6・・・・情報通信機械室
7・・・・空調機室
8・・・・床パネル
9・・・・吹き出し口
10・・・戻り側ダクト
11・・・往き側ダクト
12・・・天井板
13・・・吸込口
14,15・・・温度センサ
16・・・外気導入ダクト
17・・・天井空間

Claims (5)

  1. 空調対象室内を床面と床パネルにより二重床に形成し、空調機から二重床空間に冷却用空気を供給し、床パネルに設けた吹き出し口から室内に吹き出す二重床空調システムにおける空調機温度制御方法であって、
    空調機吹き出し温度と設定温度の差及び所定の時間間隔で計測する空調機吸い込み温度の変化量に基づいて、能力制御することを特徴とする空調機温度制御方法。
  2. 請求項1において、さらに、最小能力運転時に吹き出し温度がサーモOFF設定温度以下のときは、吸い込み温度の変化量が所定の許容値を超えるまでは、前記サーモOFF設定温度を低温側にシフトすることを特徴とする空調機温度制御方法。
  3. 空調対象室内を床面と床パネルにより二重床に形成し、空調機から二重床空間に空調空気を供給し、床パネルに設けた吹き出し口から室内に吹き出す二重床空調システムにおける空調機温度制御方法であって、
    所定の時間間隔で計測する空調機吹き出し温度の変化量に基づいて能力制御を行い、
    かつ、最小能力運転時に吹き出し温度がサーモOFF設定温度以下のときは、蒸発器通過風量を増加させることより吹き出し温度を上昇させることを特徴とする空調機温度制御方法。
  4. 空調対象室内を床面と床パネルにより二重床に形成し、複数の空調機から二重床空間に空調空気を供給し、床パネルに設けた吹き出し口から室内に吹き出す二重床空調システムにおける一の空調機の温度制御方法であって、
    所定の時間間隔で計測する前記一の空調機の吹き出し温度の変化量に基づいて能力制御を行い、
    かつ、前記一の空調機の最小能力運転時に吹き出し温度がサーモOFF設定温度以下のときに、隣接する他の空調機の吹き出し温度が設定温度以下になるまで、前記サーモOFF設定温度を低温側にシフトすることを特徴とする空調機温度制御方法。
  5. 請求項3又は4において、さらに、所定の時間間隔で計測する空調機吸い込み温度の変化量をも加味して、能力制御することを特徴とする空調機温度制御方法。
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