JP2011052848A - 天井埋込形空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】低外気温度での暖房運転時においてもコールドドラフト現象の発生や、冷凍サイクルの大幅な乱れを防ぎ、快適空間を作ることができる天井埋込形空気調和機を提供する。
【解決手段】吸込み口(図示せず)の周囲に配された吹出し口(図示せず)と、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段16を有し、暖房運転中に吹出し温度が、所定の温度T1以下になった場合に、吹出し口から吹出した空気を吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、吹出し温度が所定の温度T1以上となった時に、吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器12の着霜等による蒸発能力低下で、凝縮温度が低下し吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止して、吹出し温度を素早く上昇させて、設定温度に素早く到達させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、天井埋込形空気調和機に関するもので、特に、天井埋込形空気調和機の制御に関するものである。
従来のこの種の天井埋込形空気調和機として、暖房運転中、室内機の吹出し温度が低下した際のコールドドラフト現象を防ぐため、圧縮機の回転数を上昇させると共に風向変更により風量を下げることによって、室内吹出し温度を上昇させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、暖房運転中や順サイクル除霜中に、室内機の吹出し温度が低下した際のコールドドラフト現象を防ぐため、室内ファンを停止するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開昭62−138639号公報 特開平3−129274号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたような従来の天井埋込形空気調和機の構成では、冬季の外気温度が著しく低く、且つ湿度が高い状態の場合、蒸発器が目詰まりを起こし蒸発能力が低下するため風向変更による風量低下や圧縮機の回転数の上昇では、凝縮温度を維持できないという課題があった。
また、上記特許文献2に開示されたような従来の天井埋込形空気調和機の構成では、室内ファンの停止による凝縮温度の異常上昇など、冷凍サイクルの大幅な乱れにより不安定な状態になるという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決し、低外気温度での暖房運転時においてもコールドドラフト現象の発生や、冷凍サイクルの大幅な乱れを防ぎ、快適空間を作ることができる天井埋込形空気調和機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の天井埋込形空気調和機は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段を有し、暖房運転中に前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が、所定の温度T1以下になった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が前記所定の温度T1以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、吹出し温度を監視してショートサーキットを回避できるので、素早く設定温度に到達させることができる。
また、本発明の天井埋込形空気調和機は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、前吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計測するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が、所定の温度T1以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、所定の時間を経過すると、ショートサーキットを回避するので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく素早く設定温度に到達させることができる。
また、本発明の天井埋込形空気調和機は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段とを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記室内熱交換器温度検出手段が検出した室内熱交換器温度が所定の温度T2以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、室内熱交換器温度を監視してショートサーキットを回避できるので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく良好な運転ができる。
また、本発明の天井埋込形空気調和機は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段とを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下で、且つ前記室内吸込み温度検出手段が検出した室内吸込み温度と前記吹出し温度との差が所定の温度差K1以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が前記所定の温度T1以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度と室内吸込み温度との差が小さくなり且つ、吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、吹出し温度を監視してショートサーキットを回避できるので、素早く設定温度に到達させることができる。
また、本発明の天井埋込形空気調和機は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段と、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計時するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下で、且つ前記室内吸込み温度検出手段が検出した室内吸込み温度と前記吹出し温度との差が所定の温度差K1以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房起動時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下
の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度と室内吸込み温度との差が小さくなり且つ、吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、所定の時間を経過すると、ショートサーキットを回避するので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく素早く設定温度に到達させることができる。
また、本発明の天井埋込形空気調和機は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段と、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段とを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下で、且つ前記室内吸込み温度検出手段が検出した室内吸込み温度と前記吹出し温度との差が所定の温度差K1以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記室内熱交換器温度検出手段が検出した室内熱交換器温度が所定の温度T2以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房起動時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度と室内吸込み温度との差が小さくなり且つ、吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、室内熱交換器温度を監視してショートサーキットを回避できるので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく良好な運転ができる。
また、本発明の天井埋込形空気調和機は、中央に吸込み口を、その吸込口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段を有し、暖房運転中に室内熱交換器温度が所定の温度T2以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記室内熱交換器温度が前記所定の温度T2以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、室内熱交換器温度が低下した場合には、室内吹出し温度も低下するため、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、室内熱交換器温度を素早く上昇させることができる。また、室内熱交換器温度を監視してショートサーキットを回避できるので、素早く設定温度に到達させることができる。
また、本発明の天井埋込形空気調和機は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段と、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計時するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記室内熱交換器温度が所定の温度T2以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、室内熱交換器温度が低下した場合には、室内吹出し温度も低下するため、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、室内熱交換器温度を素早く上昇させることができる。また、所定の時間を経過すると、ショートサーキットを回避するので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく素早く設定温度に到達させることができる。
また、本発明の天井埋込形空気調和機は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段を有し、暖房運転中に、前記吐出圧力が所定の圧力以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させることにより前記吐出圧力を上昇さ
せ、前記吐出圧力が所定の圧力以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、吐出圧力が低下した場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吐出圧力を素早く上昇させることができる。また、圧力監視により温度検知に比べて応答性が良化するため、圧縮機に異常な負荷をかけることがない上に、快適な空間を提供できる。
また、本発明の天井埋込形空気調和機は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段と、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計時するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記吐出圧力が所定の圧力以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させることにより前記吐出圧力を上昇させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、吐出圧力が低下した場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吐出圧力を素早く上昇させることができる。また、圧力監視により温度検知に比べて応答性が良化するため、圧縮機に異常な負荷をかけることがない上に、快適な空間を提供できる。
本発明の天井埋込形空気調和機は、暖房運転時の室内及び室外の負荷を判断することによりショートサーキットするか否かを判断し、ショートサーキットする際には、運転中に冷凍サイクルの監視によりショートサーキットを解除するため、低外気温度での暖房運転時においてもコールドドラフト現象の発生や冷凍サイクルの大幅な乱れを防ぐことができる。
本発明の実施の形態1における天井埋込形空気調和機の概略構成を示す断面図 同天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図 同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図 同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図 同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態4における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図 同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態5における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図 同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態6における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図 同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態7における天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態8における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図 同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態9における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図 同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態10における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図 同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態11における天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態12における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図 同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート 本発明の実施の形態13における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図 同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャート
第1の発明は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段を有し、暖房運転中に前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が、所定の温度T1以下になった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が前記所定の温度T1以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、吹出し温度を監視してショートサーキットを回避できるので、素早く設定温度に到達させることができる。
第2の発明は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、前吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計測するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が、所定の温度T1以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、所定の時間を経過すると、ショートサーキットを回避するので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく素早く設定温度に到達させることができる。
第3の発明は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段とを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記室内熱交換器温度検出手段が検出した室内熱交換器温度が所定の温度T2以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、室内熱交換器温度を監視してショートサーキットを回避できるので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく良好な運転ができる。
第4の発明は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段とを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下で、且つ前記室内吸込み温度検出手段が検出した室内吸込み温度と前記吹出し温度との差が所定の温度差K1以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記吹出し温度
検出手段が検出した吹出し温度が前記所定の温度T1以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度と室内吸込み温度との差が小さくなり且つ、吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、吹出し温度を監視してショートサーキットを回避できるので、素早く設定温度に到達させることができる。
第5の発明は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段と、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計時するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下で、且つ前記室内吸込み温度検出手段が検出した室内吸込み温度と前記吹出し温度との差が所定の温度差K1以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房起動時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度と室内吸込み温度との差が小さくなり且つ、吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、所定の時間を経過すると、ショートサーキットを回避するので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく素早く設定温度に到達させることができる。
第6の発明は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段と、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段とを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下で、且つ前記室内吸込み温度検出手段が検出した室内吸込み温度と前記吹出し温度との差が所定の温度差K1以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記室内熱交換器温度検出手段が検出した室内熱交換器温度が所定の温度T2以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房起動時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、凝縮温度が低下し吹出し温度と室内吸込み温度との差が小さくなり且つ、吹出し温度が低くなった場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吹出し温度を素早く上昇させることができる。また、室内熱交換器温度を監視してショートサーキットを回避できるので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく良好な運転ができる。
第7の発明は、中央に吸込み口を、その吸込口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段を有し、暖房運転中に室内熱交換器温度が所定の温度T2以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記室内熱交換器温度が前記所定の温度T2以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、室内熱交換器温度が低下した場合には、室内吹出し温度も低下するため、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、室内熱交換器温度を素早く上昇させることができる。また、室内熱交換器温度を監視してショートサーキットを回避できるので、素早く設定温度に到達させることができる。
第8の発明は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段と、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計時するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記室内熱交換器温度が所定の温度T2以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、室内熱交換器温度が低下した場合には、室内吹出し温度も低下するため、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、室内熱交換器温度を素早く上昇させることができる。また、所定の時間を経過すると、ショートサーキットを回避するので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく素早く設定温度に到達させることができる。
第9の発明は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段を有し、暖房運転中に、前記吐出圧力が所定の圧力以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させることにより前記吐出圧力を上昇させ、前記吐出圧力が所定の圧力以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、吐出圧力が低下した場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吐出圧力を素早く上昇させることができる。また、圧力監視により温度検知に比べて応答性が良化するため、圧縮機に異常な負荷をかけることがない上に、快適な空間を提供できる。
第10の発明は、中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段と、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計時するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記吐出圧力が所定の圧力以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させることにより前記吐出圧力を上昇させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転時において、室外熱交換器の着霜等による蒸発能力低下の影響を受けて、吐出圧力が低下した場合には、ショートサーキットによりコールドドラフト現象を防止できると共に、吐出圧力を素早く上昇させることができる。また、圧力監視により温度検知に比べて応答性が良化するため、圧縮機に異常な負荷をかけることがない上に、快適な空間を提供できる。
第11の発明は、特に、第1〜10のいずれか一つの発明の暖房運転中に、吸い込み温度が所定の温度T3以上の場合は、ショートサーキットさせることなく吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転中においては、ショートサーキットにより素早く設定温度に到達させることができると共に、暖房運転時間や凝縮温度、吹出し温度等を監視しショートサーキットを回避できるので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく良好な運転ができる。また、吸い込み負荷が小さい場合の暖房運転時においては、ショートサーキットさせることなく前記パネルから吹出した空気を外周方向へ導くことから、圧縮機に必要以上の負荷をかけることなく快適空間を提供することができる。
第12の発明は、特に、第1〜10のいずれか一つの発明の天井埋込形空気調和機において、室内温度を設定するリモコンを有し、暖房運転中に、前記リモコンの設定温度と吸い込み温度が所定の温度差K2以下の場合は、ショートサーキットさせることなく吹出し
口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転中においては、ショートサーキットにより素早く設定温度に到達させることができると共に、暖房運転時間や凝縮温度、吹出し温度等を監視しショートサーキットを回避できるので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく良好な運転ができる。また、吸い込み温度とリモコン設定温度との差が小さく、サイクル負荷が軽い場合の暖房運転時においては、ショートサーキットさせることなく前記パネルから吹出した空気を外周方向へ導くことから、圧縮機に必要以上の負荷をかけることなく快適空間を提供することができる。
第13の発明は、特に、第1〜10のいずれか一つの発明の天井埋込形空気調和機において、外気温度を検出する外気温度検出手段を有し、暖房運転中に、前記外気温度検出手段が検出した外気温度が所定の温度T4以上の場合は、ショートサーキットさせることなく吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くもので、冬季の低外気温での暖房運転中においては、ショートサーキットにより素早く設定温度に到達させることができると共に、暖房運転時間や凝縮温度、吹出し温度等を監視しショートサーキットを回避できるので、圧縮機に異常な負荷をかけることなく良好な運転ができる。また、外気温度が高い場合の暖房運転時においては、ショートサーキットさせることなく前記パネルから吹出した空気を外周方向へ導くことから、圧縮機に必要以上の負荷をかけることなく快適空間を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における天井埋込形空気調和機の概略構成を示す断面図、図2は、同天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図、図3は、同天井埋込形空気調和機のの制御方法を示すフローチャートである。
図1、2において、本実施の形態における天井埋込形空気調和機は、室外機15と、その室外機15に接続されると共に天井に設置された室内機1から構成されている。室内機1は、室内熱交換器2と、室内ファン3と、パネル4から構成されている。パネル4の中央には、吸込み口5が設けられ、その吸込み口5の周囲には、風向変更板(図示せず)を備えた吹出し口6が設けられ、吹出し口6は、運転状態に応じてショートサーキット方向と外周方向のどちらへも風を導くことができる構成となっている。
室外機15は、圧縮機11と、四方弁14と、室外熱交換器12と、減圧装置13とから構成されている。16は、室内機1の吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段である。
以上のように構成された本実施の形態における天井埋込形空気調和機のプログラムの動作について、図3のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際に、STEP1で室内吹出し温度検出手段16が室内吹出し温度Tout1を検出し、STEP2で室内吹出し温度Tout1が所定の温度T1以上あればSTEP3に進み、所定の温度T1未満であればSTEP4に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP1へ戻り、STEP4では、素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキットさせてSTEP1へ戻る。
以上のように本実施の形態によれば、暖房運転中の室内吹出し温度を常時監視できるこ
とから、コールドドラフト現象によるユーザの不快感を回避でき、常に快適な空間を作り出すことができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図であり、図5は、同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。
本実施の形態における天井埋込形空気調和機は、図4、5に示すように、ショートサーキット運転時間を計時するショートサーキットタイマー17を設けたもので、他の構成は、上記第1の実施の形態における天井埋込形空気調和機と同一により、同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように構成された本実施の形態における天井埋込形空気調和機のプログラムの動作を、図5のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際にSTEP1で、室内吹出し温度検出手段16が室内吹出し温度Tout1を検出し、STEP2で室内吹出し温度Tout1が所定の温度T1以上あればSTEP3に進み、所定の温度T1未満であればSTEP5に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP1へ戻り、STEP5では、ショートサーキットタイマー17を起動して、ショートサーキット時間(ss_Time)の計時を開始し、STEP4で素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキットさせてSTEP6へ進む。
STEP6ではショートサーキット時間(ss_Time)が所定の時間Time1を経過したか否かを判定し、所定の時間Time1を経過していればSTEP7でショートサーキットタイマー17をリセットしてSTEP3へ移行し、所定の時間Time1を経過していなければ、STEP4へ戻る。
以上のように本実施の形態によれば、暖房運転中の室内吹出し温度が低いときに、所定の時間だけショートサーキット運転することから、コールドドラフト現象によるユーザの不快感を回避できると共に、圧縮機11に異常な負担をかけることがないため、常に快適な空間を作り出すことができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図であり、図7は、同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。
本実施の形態における天井埋込形空気調和機は、図6に示すように、室内熱交換器2の温度を検知する室内熱交換器温度検出手段18を設けたもので、他の構成は、上記第1の実施の形態における天井埋込形空気調和機と同一により、同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように構成された本実施の形態における天井埋込形空気調和機のプログラムの動作について、図7のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際に、STEP1で室内吹出し温度検出手段16が、室内吹出し温度Tout1を検出し、STEP2で室内吹出し温度Tout1が所定の温度T1以上あればSTEP3に進み、所定の温度T1未満であればSTEP4に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP1へ戻り、STEP4では、素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキットさせてSTEP8へ進む。
STEP8では、室内熱交換器温度検出手段18が室内熱交換器温度Tc1を検出し、STEP9で、室内熱交換器温度Tc1が所定の温度T2へ到達したか否かを判定する。室内熱交換器温度Tc1が、所定の温度T2へ到達していない場合はSTEP8へ戻り、室内熱交換器温度Tc1が所定の温度T2へ到達した場合は、STEP3へ進む。
以上のように本実施の形態によれば、暖房運転中の室内吹出し温度が低いときにショートサーキット運転することから、コールドドラフト現象によるユーザの不快感を回避できると共に、運転中の凝縮温度を常に監視できることから、圧縮機11に異常な負担をかけることがなく、常に快適な空間を作り出すことができる。
(実施の形態4)
図8は、本発明の第4の実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図であり、図9は、同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。
本実施の形態における天井埋込形空気調和機は、図8に示すように、室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段19を設けたもので、他の構成は、上記第1の実施の形態における天井埋込形空気調和機と同一により、同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように構成された本実施の形態における天井埋込形空気調和機のプログラムの動作を、図9のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際に、STEP1で室内吹出し温度検出手段16が室内吹出し温度Tout1を検出し、STEP10で、室内吸込み温度検出手段19が室内吸込み温度Tin1を検出し、STEP2に進む。
STEP2で、室内吹出し温度Tout1が所定の温度T1以上あればSTEP3に進み、所定の温度T1未満であればSTEP11に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP1へ戻り、STEP11では、室内吹出し温度Tout1と室内吸込み温度Tin1との差が所定の温度差K1以下であればSTEP4へ進み、所定の温度差K1よりも大きければSTEP3へ進む。STEP4では素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキットさせてSTEP1へ戻る。
以上のように本実施の形態によれば、暖房運転中の室内吹出し温度を常時監視できると共に、室内吸込み温度と室内吹出し温度の差が十分に確保できているのかを常時監視できることから、コールドドラフト現象によるユーザの不快感を回避でき、常に快適な空間を作り出すことができる。
(実施の形態5)
図10は、本発明の第5の実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図であり、図11は、同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。
本実施の形態における天井埋込形空気調和機制御装置は、図10に示すように室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段19を設けたもので、他の構成は、上記第2の
実施の形態における天井埋込形空気調和機と同一により、同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように構成された天井埋込形空気調和機のプログラムの動作について、図11のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際に、STEP1で室内吹出し温度検出手段16が室内吹出し温度Tout1を検出し、STEP10で、室内吸込み温度検出手段19が室内吸込み温度Tin1を検出し、STEP2に進む。
STEP2で室内吹出し温度Tout1が所定の温度T1以上あればSTEP3に進み、所定の温度T1未満であればSTEP11に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP1へ戻り、STEP11では、室内吹出し温度Tout1と室内吸込み温度Tin1との差が、所定の温度差K1以下であればSTEP5へ進み、所定の温度差K1よりも大きければSTEP3へ進む。
STEP5では、ショートサーキットタイマー17を起動して、ショートサーキット時間(ss_Time)の計時を開始し、STEP4で素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキットさせてSTEP6へ進む。
STEP6ではショートサーキット時間(ss_Time)が所定の時間Time1を経過したか否かを判定し、所定の時間Time1を経過していればSTEP7でショートサーキットタイマー11をリセットして、STEP3へ移行し、所定の時間Time1を経過していなければ、STEP4へ戻る。
以上のように本実施の形態によれば、暖房運転中の室内吹出し温度を常時監視できると共に、室内吸込み温度と室内吹出し温度の差が十分に確保できているのかを常時監視し、室内吹出し温度が低く、且つ吸込み温度と吹出し温度の差温が小さいときのみ所定の時間だけショートサーキット運転し吹出し温度を上昇させることから、コールドドラフト現象によるユーザの不快感を回避できると共に、圧縮機11に異常な負担をかけることがないため、常に快適な空間を作り出すことができる。
(実施の形態6)
図12は、本発明の第6の実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図であり、図13は、同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。
本実施の形態における天井埋込形空気調和機は、図12に示すように室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段19を設けたもので、他の構成は、上記第3の実施の形態における天井埋込形空気調和機と同一により、同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように構成された本実施の形態における天井埋込形空気調和機のプログラムの動作について、図13のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際に、STEP1で室内吹出し温度検出手段16が室内吹出し温度Tout1を検出し、STEP10で室内吸込み温度検出手段19が室内吸込み温度Tin1を検出し、STEP2に進む。
STEP2で、室内吹出し温度Tout1が所定の温度T1以上あればSTEP3に進み、所定の温度T1未満であればSTEP11に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP1へ戻り、STEP11では、室内吹出し温度Tout1と室内吸込み温度Tin1との差が所定の温度差K1以下であれば、STEP4へ進み、所定の温度差K1よりも大きければSTEP3へ進む。
STEP4では、素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキットさせてSTEP8へ進む。
STEP8では、室内熱交換器温度検出手段18が、室内熱交換器温度Tc1を検出し、STEP9で、室内熱交換器温度Tc1が所定の温度T2へ到達したか否かを判定する。室内熱交換器温度Tc1が所定の温度T2へ到達していない場合はSTEP8へ戻り、室内熱交換器温度Tc1が所定の温度T2へ到達した場合は、STEP3へ進む。
以上のように本実施の形態によれば、暖房運転中の室内吹出し温度を常時監視できると共に、室内吸込み温度と室内吹出し温度の差が十分に確保できているのかを常時監視できることから、コールドドラフト現象によるユーザの不快感を回避できると共に、運転中の凝縮温度を常に監視できることから、圧縮機11に異常な負担をかけることがないため、常に快適な空間を作り出すことができる。
(実施の形態7)
図14は、本発明の実施の形態7における天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。尚、本実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図は、実施の形態3(図6)と同一で、制御方法のみ異なるもので、同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態における天井埋込形空気調和機のプログラムの動作について、以下、図19のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際に、STEP8で室内熱交換器温度検出手段16が室内熱交換器温度Tc1を検出し、STEP9で、室内熱交換器温度Tc1が所定の温度T2以上あればSTEP3に進み、所定の温度T2未満であればSTEP4に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP8へ戻り、STEP4では、素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキットさせてSTEP8へ戻る。
以上のように本実施の形態によれば、暖房運転中の室内熱交換器温度から吹出し温度が予測できることから、室内熱交換器温度の監視によりコールドドラフト現象によるユーザの不快感を回避でき、常に快適な空間を作り出すことができる。
(実施の形態8)
図15は、本発明の第8の実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図であり、図16は、同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。
本実施の形態における天井埋込形空気調和機は、図15に示すように、ショートサーキット運転時間を計時するショートサーキットタイマー17と、室内熱交換器2の温度を検出する室内熱交換器温度検出手段18を設けたもので、他の構成は、上記第1の実施の形
態における天井埋込形空気調和機と同一により、同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように構成された本実施の形態における天井埋込形空気調和機のプログラムの動作を図16のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際に、STEP8で室内熱交換器温度検出手段8が室内熱交換器温度Tc1を検出し、STEP9で室内熱交換器温度Tc1が所定の温度T2以上あればSTEP3に進み、所定の温度T2未満であればSTEP5に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP8へ戻り、STEP5では、ショートサーキットタイマー17を起動して、ショートサーキット時間(ss_Time)の計時を開始し、STEP4で素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキットさせてSTEP6へ進む。
STEP6では、ショートサーキット時間(ss_Time)が所定の時間Time1を経過したか否かを判定し、所定の時間Time1を経過していればSTEP7でショートサーキットタイマー17をリセットしてSTEP3へ移行し、所定の時間Time1を経過していなければ、STEP4へ戻る。
以上のように本実施の形態によれば、暖房運転中の室内熱交換器温度が低いときに所定の時間だけショートサーキット運転することから、コールドドラフト現象によるユーザの不快感を回避できると共に、圧縮機11に異常な負担をかけることがないため、常に快適な空間を作り出すことができる。
(実施の形態9)
図17は、本発明の第9の実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図であり、図18は、同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。
本実施の形態における天井埋込形空気調和機は、図17に示すように、吐出圧力を検知する吐出圧力検出手段22を設けたもので、他の構成は、上記第1の実施の形態における天井埋込形空気調和機と同一により、同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように構成された本実施の形態における天井埋込形空気調和機のプログラムの動作を、図18のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際に、STEP17で吐出圧力検出手段22が吐出圧力Pd1を検出し、STEP18で吐出圧力Pd1が所定の圧力P1以上あればSTEP3に進み、所定の圧力P1未満であればSTEP4に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP17へ戻り、STEP4では、素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキットさせてSTEP17へ戻る。
以上のように本実施の形態によれば、暖房運転中の吐出圧力から吹出し温度が予測できることから、吐出圧力の監視によりコールドドラフト現象によるユーザの不快感を回避でき、常に快適な空間を作り出すことができる。また、圧力監視により温度検知に比べて応答性が良化するため、圧縮機11に異常な負荷をかけることがなく良好な運転ができる。
(実施の形態10)
図19は、本発明の第10の実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図であり、図20は、同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。
本実施の形態における天井埋込形空気調和機は、図19に示すように、ショートサーキット時間を計時するショートサーキットタイマー17を設けたもので、他の構成は、上記第9の実施の形態における天井埋込形空気調和機と同一により、同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように構成された本実施の形態における天井埋込形空気調和機のプログラムの動作について、図20のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際にSTEP17で吐出圧力検出手段22が吐出圧力Pd1を検出し、STEP18で吐出圧力Pd1が所定の圧力P1以上あればSTEP3に進み、所定の圧力Pd1未満であればSTEP5に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP17へ戻り、STEP5では、ショートサーキットタイマー17を起動して、ショートサーキット時間(ss_Time)の計時を開始し、STEP4で素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキットさせてSTEP6へ進む。
STEP6では、ショートサーキット時間(ss_Time1)が所定の時間Time1を経過したか否かを判定し、所定の時間Time1を経過していればSTEP7でショートサーキットタイマー17をリセットしてSTEP3へ移行し、所定の時間Time1を経過していなければ、STEP4へ戻る。
以上のように、本実施の形態によれば、暖房運転中の吐出圧力が低いときに所定の時間だけショートサーキット運転することから、コールドドラフト現象によるユーザの不快感を回避できると共に、圧縮機11に異常な負担をかけることがないため、常に快適な空間を作り出すことができる。
(実施の形態11)
図21は、本発明の第11の実施の形態における天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。尚、本実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図は、上記第4の実施の形態における天井埋込形空気調和機(図8)と同一により、同一符号を付してその説明を省略する。
以下に、本実施の形態における空気調和機制御装置のプログラムの動作について、図21のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際にSTEP10で、室内吸込み温度検出手段19が室内吸込み温度Tin1を検出し、STEP12で室内吸込み温度Tin1が所定の温度T3以上あればSTEP3に進み、所定の温度T3未満であればSTEP1に進む。
STEP1で、室内吹出し温度検出手段16が室内吹出し温度Tout1を検出し、STEP2で室内吹出し温度Tout1が、所定の温度T1以上であればSTEP3に進み、所定の温度T1未満であればSTEP4に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP10へ戻り、STEP4では、素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキッ
トさせてSTEP10へ戻る。
以上のように本実施の形態によれば、暖房運転中に吸込み温度が高い場合においては、ショートサーキットさせないため、圧縮機11に異常な負荷をかけることなく良好な運転ができる。
(実施の形態12)
図22は、本発明の第12の実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図であり、図23は、同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。
本実施の形態における天井埋込形空気調和機は、図22に示すように、室内温度を設定できるリモコン20を設けたもので、他の構成は、上記第1の実施の形態における天井埋込形空気調和機と同一により、同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように構成された本実施の形態における天井埋込形空気調和機のプログラムの動作について、図23のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際に、STEP10で、室内吸込み温度検出手段19が、室内吸込み温度Tin1を検出し、STEP13で、リモコン20で設定されたリモコン設定温度Ri1を検出しSTEP14へ進む。
STEP14では、室内吸込み温度Tin1とリモコン設定温度Rin1の差を演算し、その解が、所定の温度差K2以下であればSTEP3に進み、所定の温度差K2以下でなければSTEP1に進む。
STEP1で室内吹出し温度検出手段16が、室内吹出し温度Tout1を検出し、STEP2で室内吹出し温度Tout1が所定の温度T1以上あればSTEP3に進み、所定の温度T1未満であればSTEP4に進む。
STEP3では、吹出し口6からの空気を外周部へ吹出すように変更しSTEP10へ戻り、STEP4では、素早く目標温度に近づけるように吹出し口6をショートサーキットさせてSTEP10へ戻る。
以上のように本実施の形態によれば、暖房運転中の室内負荷が小さければ運転状態にかかわらず、ショートサーキットさせないため、圧縮機11に異常な負荷をかけることなく良好な運転ができる。
(実施の形態13)
図24は、本発明の第13の実施の形態における天井埋込形空気調和機の冷凍サイクル図であり、図25は、同天井埋込形空気調和機の制御方法を示すフローチャートである。
本実施の形態における天井埋込形空気調和機は、図24に示すように、外気温を検出する外気温度検出手段21を設けたもので、他の構成は、上記第1〜第6の実施の形態における天井埋込形空気調和機と同一により、同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように構成された本実施の形態における天井埋込形空気調和機のプログラムの動作について、図25のフローチャートに従って説明する。
まず暖房運転開始した際に、STEP15で外気温度検出手段21が外気温度Tout1を検出し、STEP16へ進む。STEP16で、外気温度Tout1が所定の温度T4以上の場合STEP3へ進み、所定の温度T4未満の場合は、STEP1へ進み、上記実施の形態1〜6で述べたような動作を行う。
以上のように本実施の形態によれば、暖房起動時に外気温度が高い場合においては、ショートサーキットさせないため、圧縮機11に異常な負荷をかけることなく良好な運転ができる。
本発明の天井埋込形空気調和機は、暖房運転時の室内及び室外の負荷を判断することによりショートサーキットするか否かを判断し、ショートサーキットする際には、運転中に冷凍サイクルの監視によりショートサーキットを解除するため、低外気温度での暖房運転時においてもコールドドラフト現象の発生や冷凍サイクルの大幅な乱れを防ぐことができるので、家庭用の天井埋込形空気調和機に適用できると共に、特に多室型空気調和機の運転台数変化時に大きな効果を得ることができるものである。
1 室内機
2 室内熱交換器
3 室内ファン
4 パネル
5 吸込み口
6 吹出し口
11 圧縮機
12 室外熱交換器
13 減圧装置
14 四方弁
15 室外機
16 室内吹出し温度検出手段
17 ショートサーキットタイマー
18 室内熱交換器温度検出手段
19 室内吸込み温度検出手段
20 リモコン
21 外気温度検出手段
To1 室内吹出し温度
ss_Time ショートサーキット時間
Tc1 室内熱交換器温度
Tin1 室内吸い込み温度
Rin1 リモコン設定温度
Tout1 外気温度
K1 所定の温度差
Time1 所定の時間

Claims (13)

  1. 中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段を有し、暖房運転中に前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が、所定の温度T1以下になった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が前記所定の温度T1以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした天井埋込形空気調和機。
  2. 中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、前吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計測するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が、所定の温度T1以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした天井埋込形空気調和機。
  3. 中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段とを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記室内熱交換器温度検出手段が検出した室内熱交換器温度が所定の温度T2以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした天井埋込形空気調和機。
  4. 中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段とを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下で、且つ前記室内吸込み温度検出手段が検出した室内吸込み温度と前記吹出し温度との差が所定の温度差K1以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が前記所定の温度T1以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした天井埋込形空気調和機。
  5. 中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段と、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計時するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下で、且つ前記室内吸込み温度検出手段が検出した室内吸込み温度と前記吹出し温度との差が所定の温度差K1以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした天井埋込形空気調和機。
  6. 中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吹出し温度を検出する室内吹出し温度検出手段と、室内吸込み温度を検出する室内吸込み温度検出手段と、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段とを有し、暖房運転中に、前記室内吹出し温度検出手段が検出した吹出し温度が所定の温度T1以下で、且つ前記室内吸込み温度検出手段が検出した室内吸込み温度と前記吹出し温度との差が所定の温度
    差K1以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記室内熱交換器温度検出手段が検出した室内熱交換器温度が所定の温度T2以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした天井埋込形空気調和機。
  7. 中央に吸込み口を、その吸込口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段を有し、暖房運転中に室内熱交換器温度が所定の温度T2以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させ、前記室内熱交換器温度が前記所定の温度T2以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした天井埋込形空気調和機。
  8. 中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度検出手段と、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計時するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記室内熱交換器温度が所定の温度T2以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした天井埋込形空気調和機。
  9. 中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段を有し、暖房運転中に、前記吐出圧力が所定の圧力以下となった場合に、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットを発生させることにより前記吐出圧力を上昇させ、前記吐出圧力が所定の圧力以上となった時に、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした天井埋込形空気調和機。
  10. 中央に吸込み口を、その吸込み口の周囲に吹出し口をそれぞれ配したパネルと、吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段と、前記吹出し口から吹出した空気を前記吸込み口に導くショートサーキットの運転時間を計時するショートサーキットタイマーとを有し、暖房運転中に、前記吐出圧力が所定の圧力以下となった場合に、前記ショートサーキットタイマーを起動するとともに、前記ショートサーキットを発生させることにより前記吐出圧力を上昇させ、前記ショートサーキットタイマーが所定の時間を計時し終えると、前記吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした天井埋込形空気調和機。
  11. 暖房運転中に、吸い込み温度が所定の温度T3以上の場合は、ショートサーキットさせることなく吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした請求項1〜10のいずれか1項に記載の天井埋込形空気調和機。
  12. 室内温度を設定するリモコンを有し、暖房運転中に、前記リモコンの設定温度と吸い込み温度が所定の温度差K2以下の場合は、ショートサーキットさせることなく吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした請求項1〜10のいずれか1項に記載の天井埋込形空気調和機。
  13. 外気温度を検出する外気温度検出手段を有し、暖房運転中に、前記外気温度検出手段が検出した外気温度が所定の温度T4以上の場合は、ショートサーキットさせることなく吹出し口から吹出した空気を外周方向へ導くことを特徴とした請求項1〜10のいずれか1項に記載の天井埋込形空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014163563A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Mitsubishi Electric Corp 室内機及び空気調和装置
CN106152418A (zh) * 2016-08-11 2016-11-23 合肥通用电源设备有限公司 一种基于人数的空调控制系统及方法
JPWO2018087909A1 (ja) * 2016-11-14 2019-02-14 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機

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