JP2015117881A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも能力不足を抑制し消費電力を抑制できる空気調和機を得る。
【解決手段】第1テーブル及び第2テーブルは、室内送風機7の最大風量が同一であり該最大風量に対応する温度差がそれぞれ異なるように構成され、制御手段30は、室内熱交換器温度センサ9の検知温度が閾値温度以上の場合に、複数のテーブルのうち最大風量に対応する温度差が最大でない第1テーブルを参照して室内送風機7を制御し、室内熱交換器温度センサ9の検知温度が閾値温度未満の場合に、複数のテーブルのうち最大風量に対応する温度差が第1テーブルよりも大きい第2テーブルを参照して室内送風機7を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機に関する。
従来、暖房時において、予め設定された設定温度と室内吸込側温度との温度差ΔTが大きい場合に風量が大きくなるように室内送風機を制御し、予め設定された設定温度と室内吸込側温度との温度差ΔTが小さい場合に風量が小さくなるように室内送風機を制御する、風量自動モードを有する空気調和機があった(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の空気調和機は、室内熱交換器の温度が閾値温度以下の場合に、室内送風機の最大風量未満の風量を上限の風量として室内送風機の制御を行うことで、室内熱交換器の吹出温度を高く保ち、快適性の確保を図っている。
特開平10−332186号公報(第4頁、第5頁、図8)
しかしながら、特許文献1に記載の空気調和機は、例えば、室内空気温度若しくは室外空気温度が低い場合、又は暖房立ち上がり時の最も暖房能力が要求される場合には、室内送風機の風量が最大風量に達しないため、能力不足となる可能性があるという課題があった。
また、特許文献1に記載の空気調和機の室内機は、吹出温度が快適性に直結しない、例えば吹出空気が使用者に届かない位置に設けられる場合に、快適性を考慮した制御を行うと、凝縮温度を上げる必要があり、高い吹出温度を確保するような制御を行うために圧縮機の駆動効率が悪くなってしまう可能性がある。したがって、意図せず消費電力が大きくなってしまう可能性があるという課題があった。
本発明は、上述のような課題を背景としてなされたものであり、従来よりも能力不足を抑制し消費電力を抑制できる空気調和機を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和機は、室内熱交換器と、前記室内熱交換器に空気を導く室内送風機と、前記室内熱交換器の温度を検知する室内熱交換器温度センサと、前記室内熱交換器よりも上流側に設けられる室内吸込側温度センサと、前記室内送風機を制御する制御手段と、前記室内送風機の風量と、予め設定された設定温度と前記室内吸込側温度センサの検知温度との温度差と、が対応付けられた複数のテーブルと、を備え、前記複数のテーブルは、前記室内送風機の最大風量が同一であり該最大風量に対応する前記温度差がそれぞれ異なるように構成され、前記制御手段は、前記室内熱交換器温度センサの検知温度が閾値温度以上の場合に、前記複数のテーブルのうち前記最大風量に対応する前記温度差が最大でない第1テーブルを参照して前記室内送風機を制御し、前記室内熱交換器温度センサの検知温度が閾値温度未満の場合に、前記複数のテーブルのうち前記最大風量に対応する前記温度差が前記第1テーブルよりも大きい第2テーブルを参照して前記室内送風機を制御するものである。
本発明の空気調和機は、室内送風機の最大風量が同一であり該最大風量に対応する、予め設定された設定温度と室内吸込側温度センサの検知温度との温度差がそれぞれ異なるように構成された第1テーブル及び第2テーブルを有し、室内熱交換器の温度が閾値温度未満の場合に、複数のテーブルのうち最大風量に対応する前記温度差が第1テーブルよりも大きい第2テーブルを参照して室内送風機を制御する。このため、従来よりも能力不足を抑制し消費電力を抑制できる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機100及び操作手段20を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機100の冷媒回路を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機100の室内機を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機100の暖房運転時におけるフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機100の室内熱交換器3の温度CTの閾値温度及び低閾値温度を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機100のΔTと風量との関係を示す第1テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機100のΔTと風量との関係を示す第2テーブルを示す図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る空気調和機100及び操作手段20を示す図である。図2は本発明の実施の形態1に係る空気調和機100の冷媒回路を示す模式図である。
図1,図2に示されるように、空気調和機100は、室外機10と室内機11とが冷媒配管50で接続されることで構成される。また、空気調和機100とは別に操作手段20が設けられている。
図2に示されるように、室外機10は、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、室外送風機4、及び膨張弁5を有する。室内機11は、室内熱交換器6、室内送風機7、室内吸込側温度センサ8、室内熱交換器温度センサ9、及び制御手段30を有する。圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、膨張弁5、室内熱交換器6が、冷媒配管50で接続されることで冷媒回路が構成される。
圧縮機1は、冷凍サイクルを循環する冷媒を高温高圧の冷媒となるように圧縮して吐出するものである。四方弁2は、冷房運転及び暖房運転を切り替えるための弁である。
室外熱交換器3は、四方弁2を切り替えることで、冷房運転時には凝縮器としての機能を発揮し、暖房運転時には蒸発器としての機能を発揮する。室外送風機4は、例えば軸流式(プロペラ式)の送風機で構成され、外気を室外熱交換器3に導くものである。
室内熱交換器6は、四方弁2を切り替えることで、冷房運転時には蒸発器としての機能を発揮し、暖房運転時には凝縮器としての機能を発揮する。室内送風機7は、例えば軸流式(プロペラ式)の送風機で構成され、室内の空気を室内熱交換器6に導くものである。室内送風機7の具体的な構成については図3を用いて説明する。
室内吸込側温度センサ8は、室内送風機7が回転することで形成される風路のうち、例えば、室内機11の内部であって室内熱交換器6の上流側に設けられるものであり、例えばサーミスタで構成される。室内熱交換器温度センサ9は、室内熱交換器6の内部に設けられ、室内熱交換器6の内部を流れる冷媒の温度を検知するものであり、例えばサーミスタで構成される。
操作手段20は、例えば、空気調和機100に対して各種運転の指示を行うためのボタンを有するリモートコントローラで構成される。使用者が操作手段20のボタンを操作することで、操作されたボタンに対応する設定内容に関する情報が出力される。
操作手段20は、少なくとも、以下の(1)〜(3)に関する情報を出力するためのボタンを有する。
(1)空気調和機100の目標温度である設定温度を設定するためのボタン。
(2)能力優先モード及び快適性優先モードのうち何れかを設定するボタン。
(3)風速設定を調整するボタン。
ここで、風速設定を行うためのボタンは、例えば、風速が強い順に「強風」、「中風」、「弱風」、及び「静粛」である。また、操作手段20は、風速の自動設定を行うボタンを有する。風速の自動設定を行うボタンを操作することで、自動運転を行うことができる。ここで、自動運転は、例えば、暖房運転時に、室内温度が低いと風を強めにし、室内温度が高いと風を弱めにする運転を行う。また、自動運転は、例えば、冷房運転時に、室内温度が高いと風を強めにし、室内温度が低いと風を弱めにする運転を行う。
制御手段30は、例えば、操作手段20から出力された運転モードや風速等に関する情報に基づいて、室内送風機7を制御するものである。制御手段30は、例えば、この機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア、又はマイコン若しくはCPUなどの演算装置上で実行されるソフトウェアで構成される。
図2のように、四方弁2が暖房側に切り替えられた状態においては、圧縮機1から吐出された冷媒は、四方弁2、室内熱交換器6、膨張弁5、室外熱交換器3、四方弁2を通って、圧縮機1に戻る。すなわち、室外熱交換器3は蒸発器として機能し、室内熱交換器6は凝縮器として機能し、冷媒は、図2中の矢印の向きに流れる。なお、図2に示されている四方弁2を冷房側に切り替えることで、冷房運転が実行される。
図3は本発明の実施の形態1に係る空気調和機100の室内機11を示す断面図である。図3に示されるように、室内機11は、例えば、天井埋め込み形の4方向吹出カセットで構成されている。室内機11は、空調対象空間の天井に設けられる天井面14に埋め込まれている。室内機11が空調対象空間に露出する部分には化粧パネル12が設けられている。
室内機11を構成する室内送風機7は、室内ファンモータ7Aと、室内ファンモータ7Aに取り付けられた室内ファン7Bと、を有する。室内ファンモータ7Aは、制御手段30で決定された風速に応じて駆動し、室内ファン7Bを回転させる。
室内ファンモータ7Aが駆動されることで室内ファン7Bが回転し、室内ファン7Bが回転することで室内の空気が室内熱交換器6に導入される。室内熱交換器6に導入された空気は、室内熱交換器6を流れる冷媒と熱交換を行うことで温度上昇し、室内に導入される。図3中の矢印は、室内ファン7Bが回転することで室内熱交換器6に導入された空気が室内熱交換器6を通って排出される空気流れを示している。
図4は本発明の実施の形態1に係る空気調和機100の暖房運転時におけるフローチャートを示す図である。図4を用いて、本実施の形態1の空気調和機100の動作について説明する。なお、以降のS1〜S8においては、室内吸込温度が設定温度を下回る暖房運転を想定した制御内容について説明する。すなわち、以降のS1〜S8においては、冷房運転中や、暖房運転中であっても室内吸込温度が設定温度を上回り温調していないような場合は想定していない。
S1において、制御手段30は、空気調和機100が暖房運転を開始するように、圧縮機1、四方弁2等を制御し、S2に移行する。ここで、暖房運転は、例えば使用者が、操作手段20を操作して暖房運転を設定することで実行される。
S2において、制御手段30は、操作手段20により設定された風量設定が「自動」であるか否かを判定する。S2において、制御手段30が、操作手段20により設定された風量設定が「自動」であると判定すると(S2でYes)、S3に移行する。一方、S2において、制御手段30が、操作手段20により設定された風量設定が「自動」でないと判定すると(S2でNo)、S4に移行し、制御手段30は、使用者によって設定された風速による運転を行うように室内送風機7を制御する。
S3において、制御手段30は、操作手段20で快適性優先モードで設定されたか否かを判定する。S3において、制御手段30は、快適性優先モードが設定されたと判定した場合には(S3でYes)、S5へ移行する。一方、S3において、制御手段30は、快適性優先モードが設定されなかった(能力優先モードが設定された)と判定した場合には(S3でNo)、S6へ移行し、第1テーブルを参照して室内送風機7を制御する。第1テーブルの詳細については後述する。
S5において、制御手段30は、室内熱交換器6の温度CTが閾値温度以上であるか否かを判定する。S5において、制御手段30が、室内熱交換器6の温度CTが閾値温度以上であると判定すると(S5でYes)、S7に移行する。一方、S5において、制御手段30は、室内熱交換器6の温度CTが閾値温度未満であると判定すると(S5でNo)、S8に移行する。なお、閾値温度は例えば48℃である。上述の48℃は、室内熱交換器6を通過した空気の温度(すなわち吹出温度)が40℃となることを想定して設定したものである。
S7において、制御手段30は、能力優先モードを実行するS6と同様に、第1テーブルを参照して室内送風機7を制御し、S5に戻る。S8において、制御手段30は、第2テーブルを参照して室内送風機7を制御し、S5に戻る。第2テーブルの詳細については後述する。
図5は本発明の実施の形態1に係る空気調和機100の室内熱交換器6の温度CTの閾値温度及び低閾値温度を示す図である。ここでは、室内熱交換器6の温度CTの閾値温度が48℃である例について説明する。
図5に示されるように、閾値温度よりも所定温度だけ低い低閾値温度が設定されている。ここで低閾値温度とは例えば、閾値温度である48℃よりも2℃低い46℃である。この低閾値温度は、制御手段30が第1テーブルを参照した室内送風機7の制御から、第2テーブルを参照した室内送風機7の制御に移行するときに用いられる。
例えば、制御手段30が第1テーブルを参照して室内送風機7を制御している場合に、例えば、室内熱交換器6の温度CTが47℃になったとき、制御手段30は、室内熱交換器6の温度CTが閾値温度未満であるものの、第1テーブルを参照して室内送風機7の制御を継続する。
そして、例えば、室内熱交換器6の温度CTが45℃になったとき、制御手段30は、室内熱交換器6の温度CTが低閾値温度未満であるため、第2テーブルを参照して室内送風機7の制御を行う。
なお、制御手段30が第2テーブルを参照して室内送風機7を制御している場合に、例えば、室内熱交換器6の温度CTが49℃になったとき、制御手段30は、室内熱交換器6の温度CTが閾値温度を上回っているため、第1テーブルを参照して室内送風機7の制御を行う。
このように、閾値温度とは別に低閾値温度を設定することで、制御手段30が室内送風機7の制御を行う際に参照するテーブルが頻繁に切り替わることを抑制できる。このため、室内送風機7の風速が頻繁に切り替わることを抑制できる。したがって、空気調和機100の運転時に消費する電力を抑制することができる。
図6は本発明の実施の形態1に係る空気調和機100のΔTと風量との関係を示す第1テーブルを示す図である。図7は本発明の実施の形態1に係る空気調和機100のΔTと風量との関係を示す第2テーブルを示す図である。ここで、ΔTは、予め設定された設定温度と室内吸込側温度センサ8の検知温度との温度差を示す。制御手段30は、ΔTが大きい程風量が大きくなるように室内送風機7を制御し、ΔTが小さい程風量が小さくなるように室内送風機7を制御する。
図6に示されるように、第1テーブルは、ΔTが大きくなるにつれて風量が大きくなるようにΔTと風量とを対応付けたものである。以下に、第1テーブルの詳細について説明する。
まず、ΔTが例えば0℃である場合において、ΔTが次第に大きくなる場合を考える。具体的には例えば、ΔTが2℃以下のとき「静粛」に対応する。また例えば、ΔTが2℃を上回り4℃以下のとき「弱風」に対応する。また例えば、ΔTが4℃を上回り6℃以下のとき「中風」に対応する。また例えば、ΔTが6℃を上回るとき「強風」に対応する。
次に、ΔTが例えば7℃である場合において、ΔTが次第に小さくなる場合を考える。具体的には例えば、ΔTが5℃以上のとき「強風」に対応する。また例えば、ΔTが3℃以上5℃未満のとき「中風」に対応する。また例えば、ΔTが1℃以上3℃未満のとき「弱風」に対応する。また例えば、ΔTが1℃未満のとき「静粛」に対応する。
図7に示されるように、第2テーブルは、ΔTが大きくなるにつれて風量が大きくなるようにΔTと風量とを対応付けたものである。以下に、第2テーブルの詳細について説明する。
まず、ΔTが例えば0℃である場合において、ΔTが次第に大きくなる場合を考える。具体的には例えば、ΔTが3℃以下のとき「静粛」に対応する。また例えば、ΔTが3℃を上回り7℃以下のとき「弱風」に対応する。また例えば、ΔTが7℃を上回り11℃以下のとき「中風」に対応する。また例えば、ΔTが11℃を上回るとき「強風」に対応する。
次に、ΔTが例えば12℃である場合において、ΔTが次第に小さくなる場合を考える。具体的には例えば、ΔTが9℃以上のとき「強風」に対応する。また例えば、ΔTが5℃以上9℃未満のとき「中風」に対応する。また例えば、ΔTが1℃以上5℃未満のとき「弱風」に対応する。また例えば、ΔTが1℃未満のとき「静粛」に対応する。
このように、図6の第1テーブル及び図7の第2テーブルは、図5と同様に、室内送風機7の風速が頻繁に切り替わることを抑制するようなテーブルとなっている。このため、空気調和機100の運転時に消費する電力を抑制することができる。
ここで、第1テーブルにおいては、「中風」に対応するΔTは3℃以上6℃以下であり、第2テーブルにおいては、「中風」に対応するΔTは5℃以上11℃以下である。すなわち、制御手段30は、第2テーブルを参照することで、第1テーブルを参照した場合に比べ、風量を小さくするように室内送風機7を制御することになる。
また、第1テーブルにおいては、「強風」に対応するΔTは5℃以上であり、第2テーブルにおいては、「強風」に対応するΔTは9℃以上である。すなわち、第1テーブル及び第2テーブルは、室内送風機7の最大風量が同一であるが、該最大風量に対応するΔTの範囲はそれぞれ異なるように構成されている。
なお、第1テーブル及び第2テーブルに示される「強風」、「中風」、「弱風」、及び「静粛」は、操作手段20を操作することで設定可能な風速の風量と同一である。このため、設定可能な風量のパターンが過度に多くなることはなく、室内送風機7の制御を簡略化することができる。
ここで、図4のS8においては、室内熱交換器6の温度CTが閾値温度よりも低いため、室内送風機7の風量を過度に大きくすると、吹出温度が低くなり、快適性を損なう可能性がある。このため、制御手段30は、室内熱交換器6の温度CTが閾値温度よりも低い場合に、「強風」に対応するΔTの下限が相対的に大きい第2テーブルを参照して室内送風機7を制御する。したがって、吹出温度を通常よりも高く確保でき、快適性を優先することができる。
このとき、室内熱交換器6の温度CTが通常よりも高くなるために圧縮機1の駆動効率が悪くなり、消費電力が悪化しうる。上述したように、使用者が快適性優先モード及び能力優先モードの何れかを選択できるように構成しているため、使用者は意図して快適性を優先させることができる。
また、制御手段30が第2テーブルを参照して室内送風機7を制御する場合においても、ΔTが大きい場合には「強風」が選択されるため、能力不足を抑制できる。したがって、特許文献1に記載の空気調和機のように、室内熱交換器6の温度が低くなった場合に最大風量を下げることによる能力不足が生じることもない。
以上のように、本実施の形態1に係る空気調和機100は、室内送風機7の最大風量が同一であり該最大風量に対応する、予め設定された設定温度と室内吸込側温度センサ8の検知温度との温度差がそれぞれ異なるように構成された第1テーブル及び第2テーブルを有し、室内熱交換器6の温度が閾値温度未満の場合に、複数のテーブルのうち最大風量に対応する前記温度差が第1テーブルよりも大きい第2テーブルを参照して室内送風機7を制御する。このため、従来よりも能力不足を抑制し消費電力を抑制できる。
また、使用者が快適性優先モードを設定するように操作手段20を操作することが可能である。このため、能力不足になることを抑制でき、吹出温度を高めに保持できるため、快適性は向上する。
なお、上述した第1テーブル及び第2テーブルのΔTの具体的な数値はこれに限定されるものではなく、室内送風機7の最大風量が同一であり該最大風量に対応するΔTがそれぞれ異なるように第1テーブル及び第2テーブルが構成されていればよい。
また、制御手段30が第1テーブル及び第2テーブルの何れかを参照して室内送風機7の制御を行う例について説明したが、これに限定されない。例えば、制御手段30が3以上のテーブルの何れかを参照して室内送風機7の制御を行うようにしてもよい。このとき、例えば、図6に示される第1テーブル、図7に示される第2テーブル、及び「強風」に対応するΔTが第2テーブルのものよりも数字の大きい第3テーブルが用いられる。
また、使用者が操作手段20を操作して「自動」を設定することで自動運転を実行する例について説明したが、これに限定されない。例えば、制御手段30が計時手段(図示省略)を有し、この計時手段が所定時間を経過したことに応じて、制御手段30が自動運転を実行するように室内送風機7を制御してもよい。また例えば、暖房運転が開始されると、制御手段30が自動運転を実行するように室内送風機7を制御するように構成してもよい。すなわち、制御手段30は、操作手段20のような外部情報でなく、外部情報に依らない情報(例えば、予め設定された設定情報)に基づいて自動運転を実行するように室内送風機7を制御してもよい。そしてこのことは、自動運転の設定だけでなく、快適性優先モード及び能力優先モードの何れかを設定する場合についても同様である。
なお、快適性優先モードが、本発明の第1モードに相当する。また、能力優先モードが、本発明の第2モードに相当する。
1 圧縮機、2 四方弁、3 室外熱交換器、4 室外送風機、5 膨張弁、6 室内熱交換器、7 室内送風機、7A 室内ファンモータ、7B 室内ファン、8 室内吸込側温度センサ、9 室内熱交換器温度センサ、10 室外機、11 室内機、12 化粧パネル、14 天井面、20 操作手段、30 制御手段、50 冷媒配管、100 空気調和機、CT 温度。

Claims (4)

  1. 室内熱交換器と、
    前記室内熱交換器に空気を導く室内送風機と、
    前記室内熱交換器の温度を検知する室内熱交換器温度センサと、
    前記室内熱交換器よりも上流側に設けられる室内吸込側温度センサと、
    前記室内送風機を制御する制御手段と、
    前記室内送風機の風量と、予め設定された設定温度と前記室内吸込側温度センサの検知温度との温度差と、が対応付けられた複数のテーブルと、を備え、
    前記複数のテーブルは、
    前記室内送風機の最大風量が同一であり該最大風量に対応する前記温度差がそれぞれ異なるように構成され、
    前記制御手段は、
    前記室内熱交換器温度センサの検知温度が閾値温度以上の場合に、前記複数のテーブルのうち前記最大風量に対応する前記温度差が最大でない第1テーブルを参照して前記室内送風機を制御し、
    前記室内熱交換器温度センサの検知温度が閾値温度未満の場合に、前記複数のテーブルのうち前記最大風量に対応する前記温度差が前記第1テーブルよりも大きい第2テーブルを参照して前記室内送風機を制御する
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記制御手段は、
    予め設定された設定情報又は外部情報に基づいて自動運転を実行するように前記室内送風機を制御し、
    前記自動運転が実行された場合において前記室内熱交換器温度センサの検知温度が閾値温度以上になったとき、前記第1テーブルを参照して前記室内送風機を制御し、
    前記自動運転が実行された場合において前記室内熱交換器温度センサの検知温度が閾値温度未満になったとき、前記第2テーブルを参照して前記室内送風機を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の前記室内送風機の制御を行う第1モードと、
    前記第1テーブルを参照して前記室内送風機を制御する第2モードと、を有し、
    前記制御手段は、
    予め設定された設定情報又は外部情報に基づいて、前記第1モード又は前記第2モードを実行する
    ことを特徴とする空気調和機。
  4. 前記複数のテーブルは3つ以上のテーブルで構成される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の空気調和機。
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