JP2011047526A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】即暖運転または即冷運転を行うときの騒音を低減させる空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機1は、室内ファン12と室内ファンモータ13と風量選択部31と温度選択部32とを備える。室内ファンモータ13は、室内ファン12によって送出される空気の量を調節する。風量選択部31は、使用者が室内ファン12によって送出される空気の量を予め定められた風量範囲内から選択するためのものである。温度選択部32は、使用者があらかじめ定められた範囲内の温度から目標温度を選択するためのものである。室内ファンモータ13は、風量選択部31によって「強」の風量が選択され、かつ、温度選択部32によって32℃または18℃が選択されたときには、所定の時間として10分が経過した後、室内ファン12によって送出される空気の量を「強」よりも大きな限界風量に調節し、限界風量を維持するように構成されている。
【選択図】図3

Description

この発明は空気調和機に関する。
従来の空気調和機には、暖房運転時に、少しでも早く快適な暖房感を得たいと使用者が要求する場合、即暖運転を行う空気調和機がある。
例えば、特許第3451873号公報(特許文献1)には、暖房運転時に即暖要求があったときには、目標温度を強制的に最上限温度に設定し、また、室内熱交換器温度検出手段で検出した室内熱交換器温度が所定の第1温度よりも高くなったときは、室内ファンの風量を通常運転時よりも大きい即暖風量とする一方、室内熱交換器温度が第1基準温度よりも低く設定した第2基準温度よりもさらに低くなったときは、室内ファンの風量を通常運転時の風量とする即暖制御を行う空気調和機が記載されている。
特許第3451873号公報
しかしながら、特許第3451873号公報(特許文献1)に記載の空気調和機では、室内熱交換器の温度が第1基準温度よりも高くなったり、第2基準温度よりも低くなったりすると、室内ファンの風量が自動的に切り替えられる。そのため、空気調和対象室内の状態によっては、風量が頻繁に切り替わることがある。室内ファンの風量が頻繁に切り替えられると、風量が切り替えられる度に騒音が発生し、使用者にとって耳障りである。
そこで、この発明の目的は、即暖運転または即冷運転を行うときの騒音を低減させることが可能な空気調和機を提供することである。
この発明に従った空気調和機は、ファンと、風量調節部と、風量選択部と、温度選択部とを備える。
風量調節部は、ファンによって送出される空気の量を調節する。風量選択部は、使用者がファンによって送出される空気の量を予め定められた風量範囲内から選択するためのものである。温度選択部は、使用者が予め定められた温度範囲内の温度から目標温度を選択するためのものである。
風量調節部は、風量選択部によって風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、温度選択部によって温度範囲内の温度のうち最高または最低の温度が選択されたときには、所定の時間が経過した後、ファンによって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量よりも大きな限界風量に調節し、限界風量を維持するように構成されている。
風量選択部によって風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、温度選択部によって温度範囲内の温度のうち最高の温度が選択されたときには、使用者が、空気調和対象室内の温度を可及的速やかに高めて快適な暖房感を得たいと考えて、即暖要求が行われている。一方、風量選択部によって風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、温度選択部によって温度範囲内の温度のうち最低の温度が選択されたときには、使用者が、空気調和対象室内の温度を可及的速やかに低下させて快適な冷房感を得たいと考えて、即冷要求が行われている。
このような場合には、所定の時間が経過した後、ファンによって送出される空気の量を風量選択範囲内の最大の風量よりも大きな限界風量に調節し、限界風量を維持することによって、風量を頻繁に切り替えずに空気調和対象室内の温度を速やかに、選択された温度に近づけることができる。
また、即暖要求または即冷要求があったときに、所定の時間が経過した後に限界風量に調節することによって、例えば、所定の時間が経過する前に空気調和対象室内の温度が選択された温度に達したときには限界風量に調節する必要がなくなる。
このようにすることにより、即暖運転または即冷運転を行うときの騒音を低減させることが可能な空気調和機を提供することができる。
この発明に従った空気調和機においては、限界風量は、第1の限界風量と、第1の限界風量よりも小さい第2の限界風量とを含むことが好ましい。風量調節部は、風量選択部によって風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、温度選択部によって温度範囲内の温度のうち最高の温度が選択されたときには、所定の時間が経過した後、ファンによって送出される空気の量を第1の限界風量に調節することが好ましい。また、風量調節部は、風量選択部によって風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、温度選択部によって温度範囲内の温度のうち最低の温度が選択されたときには、所定の時間が経過した後、ファンによって送出される空気の量を第2の限界風量に調節するように構成されていることが好ましい。
このようにすることにより、より効率よく即暖運転と即冷運転とを行うことができる。また、即冷運転時に、ファンや熱交換器に結露することを防ぐことができる。
この発明に従った空気調和機においては、風量調節部は、ファンによって送出される空気の量が限界風量に調節された後、風量選択部によって風量範囲内の風量のうち最大の風量以外の風量が選択された場合には、ファンによって送出される空気の量を風量選択部によって選択された風量に調節するように構成されていることが好ましい。
限界風量は、風量範囲内の風量のうち最大の風量よりも大きい。そのため、頻繁に風量が切り替わることなく、限界風量で空気が送出され続けていても、使用者によっては騒音を不快に感じることがある。そこで、このようにすることにより、例えば、風量が頻繁に切り替わらなくても限界風量の騒音を使用者が不快に感じた場合には、風量を限界風量よりも小さい風量に調節して騒音を低減させることができる。
この発明に従った空気調和機は、風量選択部以外で使用者が操作する操作部を備えることが好ましい。風量調節部がファンによって送出される空気の量を限界風量に調節した後、使用者によって操作部が操作されたときには、風量調節部は、ファンによって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量に調節するように構成されていることが好ましい。
限界風量は、風量範囲内の風量のうち最大の風量よりも大きい。そのため、頻繁に風量が切り替わることなく、限界風量で空気が送出され続けていても、使用者によっては騒音を不快に感じることがある。そこで、このようにすることにより、例えば、風量が頻繁に切り替わらなくても限界風量の騒音を使用者が不快に感じた場合には、風量を限界風量よりも小さい風量に調節して騒音を低減させることができる。また、騒音を低減させながら、ある程度効率よく空気調和対象室内の温度を目標温度に近づけることができる。
この発明に従った空気調和機は、使用者が操作して、風量調節部が限界風量を維持することを解除するように指示するための解除部を備えることが好ましい。風量調節部がファンによって送出される空気の量を限界風量に調節した後、使用者によって解除部が操作されたときには、風量調節部は、ファンによって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量に調節するように構成されていることが好ましい。
限界風量は、風量範囲内の風量のうち最大の風量よりも大きい。そのため、頻繁に風量が切り替わることなく、限界風量で空気が送出され続けていても、使用者によっては騒音を不快に感じることがある。そこで、このようにすることにより、例えば、風量が頻繁に切り替わらなくても限界風量の騒音を使用者が不快に感じた場合には、風量を限界風量よりも小さい風量に調節して騒音を低減させることができる。また、騒音を低減させながら、ある程度効率よく空気調和対象室内の温度を目標温度に近づけることができる。
この発明に従った空気調和機においては、解除部は、風量調節部または温度調節部を含むことが好ましい。
このようにすることにより、空気調和機の構成部品を追加することなく、解除部を備えることができる。
この発明に従った空気調和機においては、風量調節部がファンによって送出される空気の量を限界風量に調節した後、使用者によって解除部が操作されたときには、風量調節部は、ファンによって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量に調節し、その後、限界風量に調節しないように構成されていることが好ましい。
限界風量は、風量範囲内の風量のうち最大の風量よりも大きい。そのため、頻繁に風量が切り替わることなく、限界風量で空気が送出され続けていても、使用者によっては騒音を不快に感じることがある。そこで、このようにすることにより、例えば、風量が頻繁に切り替わらなくても限界風量の騒音を使用者が不快に感じた場合には、風量を限界風量よりも小さい風量に調節して騒音を低減させることができる。また、騒音を低減させながら、ある程度効率よく空気調和対象室内の温度を目標温度に近づけることができる。
また、風量調節部は、一旦、解除部が操作された後には、ファンによって送出される空気の量を限界風量に調節しないように構成されているので、使用者によって解除部が操作された後、再び所定の時間が経過しても風量が増大されず、騒音が発生することを防ぐことができる。
この発明に従った空気調和機においては、解除部は、使用者が操作して当該空気調和機の運転状態を直前の制御処理を行う前の状態に戻す回復指示部を含むことが好ましい。風量調節部がファンによって送出される空気の量を限界風量に調節した後、使用者によって回復指示部が操作されたときには、風量調節部は、ファンによって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量に調節するように構成されていることが好ましい。
限界風量は、風量範囲内の風量のうち最大の風量よりも大きい。そのため、頻繁に風量が切り替わることなく、限界風量で空気が送出され続けていても、使用者によっては騒音を不快に感じることがある。そこで、このようにすることにより、例えば、風量が頻繁に切り替わらなくても限界風量の騒音を使用者が不快に感じた場合には、風量を限界風量よりも小さい風量に調節して騒音を低減させることができる。また、騒音を低減させながら、ある程度効率よく空気調和対象室内の温度を目標温度に近づけることができる。
この発明に従った空気調和機は、空気調和対象室内の温度を検知する温度検知部を備えることが好ましい。風量選択部によって風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、温度選択部によって温度範囲内の温度のうち最高または最低の温度が選択されてから所定の時間が経過する前に、温度検知部によって検知される温度と予め定められた温度との差が所定の範囲内になったときには、風量調節部は、ファンによって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量にし、限界風量に調節しないように構成されていることが好ましい。
このようにすることにより、温度検知部によって検知される温度と予め定められた温度との差が所定の範囲内になったときには、限界風量に調節せず、騒音を防ぎながら効率よく空気調和対象室内の温度を目標温度に近づけることができる。
この発明に従った空気調和機は、使用者が操作してファンの駆動を停止させるための停止指示部を備えることが好ましい。風量調節部がファンによって送出される空気の量を限界風量に調節した後、使用者によって停止指示部が操作されたときには、停止指示部はファンの駆動を停止することが好ましい。
限界風量は、風量範囲内の風量のうち最大の風量よりも大きい。そのため、頻繁に風量が切り替わることなく、限界風量で空気が送出され続けていても、使用者によっては騒音を不快に感じることがある。そこで、このようにすることにより、例えば、風量が頻繁に切り替わらなくても限界風量の騒音を使用者が不快に感じた場合には、ファンの駆動を停止させて騒音を発生させないようにすることができる。
この発明に従った空気調和機においては、風量調節部は、使用者によって、風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、温度範囲内の温度のうち最高または最低の温度からの差が所定の範囲内の温度が選択されたときには、所定の時間が経過した後、ファンによって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量よりも大きく限界風量よりも小さい準限界風量に調節し、準限界風量を維持するように構成されていることが好ましい。
このようにすることにより、使用者によって即暖要求または即冷要求に準じた要求がされたときにも、騒音を低減しながら、効率よく空気調和対象室内の温度を目標温度に近づけることができる。
以上のように、この発明によれば、即暖運転または即冷運転を行うときの騒音を低減させることが可能な空気調和機を提供することができる。
本発明の一つの実施の形態に係る空気調和機の冷凍サイクルを示す図である。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機のリモートコントローラの構成を示す図である。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機の制御処理関連の構成を示すブロック図である。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機において、即暖要求または即冷要求がされたときの制御処理の例を示すチャートである。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機において、準即暖要求または準即冷要求がされたときの制御処理の例を示すチャートである。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機において、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに風量選択部が操作されたときの制御処理を示すチャートである。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機において、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに風量選択部が操作されたときの制御処理の別の例を示すチャートである。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機において、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに風量選択部が操作されたときの制御処理のまた別の例を示すチャートである。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機において、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに風量選択部が操作されたときの制御処理のさらに別の例を示すチャートである。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機において、即暖要求または即冷要求がされた後、所定時間内に空気調和対象室内の温度が目標温度に近付いたときの制御処理を示すチャートである。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機において、即暖要求または即冷要求がされた後、使用者が温度選択部を操作したときの制御処理を示すチャートである。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機において、即暖要求または即冷要求がされた後、使用者が温度選択部を操作し、さらにその後、即暖要求または即冷要求がされたときの制御処理を示すチャートである。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機において、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに使用者が温度選択部を操作した後、さらに即暖要求または即冷要求がされたときの制御処理を示すチャートである。 この発明の一つの実施の形態に係る空気調和機において、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに使用者が停止指示部を操作したときの制御処理を示すチャートである。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、空気調和機1は室内機10と室外機20とを備える。室内機10は、室内熱交換器11と、ファンとして室内ファン12と、室内制御装置として制御部17とを備える。室外機20は、圧縮機21と、四方弁24と、室外熱交換器25と、室外ファン26と、膨張弁28と、室外制御装置として制御部29とを備える。
室内ファン12は、室内熱交換器11に室内空気を通過させるためのものであり、風量調節部として室内ファンモータ13によって駆動される。圧縮機21は、圧縮機モータ22によって駆動され、その吸込み側にはアキュムレータ23が接続されている。室外ファン26は、室外熱交換器25に室外空気を通過させるためのものであり、室外ファンモータ27によって駆動される。
室内機10と室外機20の接続経路には二つのバルブが設けられ、室内機10と室外機20の各構成要素は、順次、冷媒配管によって接続されて周知の冷凍サイクルを構成する。
冷房運転時には、冷媒は、実線の矢印で示すように、圧縮機21、四方弁24、室外熱交換器25、膨張弁28、室内熱交換器11、四方弁24、アキュムレータ23および圧縮機21の順の経路で循環する。この場合、室外熱交換器25は凝縮器として機能し、室内熱交換器11は蒸発器として機能する。
暖房運転時には、冷媒は、破線の矢印で示すように、圧縮機21、四方弁24、室内熱交換器11、膨張弁28、室外熱交換器25、四方弁24、アキュムレータ23および圧縮機21の順の経路で循環する。この場合、室内熱交換器11は凝縮器として機能し、室外熱交換器25は蒸発器として機能する。
室内機10は、空気調和対象室内の温度を検知する温度検知部として室内温度検知部14と、吹出口における空気の温度を検出する吹出口温度検出部15と、室内熱交換器11における空気の温度を検出する熱交換器温度検出部16とを備える。制御部17は、選択された運転モードに従って、設定された目標温度と、室内温度検知部14で検出された検出室内温度と、吹出口温度検出部15または熱交換器温度検出部16で検出された吹出し空気温度とに応じて、室内ファン12の回転数、すなわち、室内ファンモータ13の回転数を制御するとともに、制御情報を制御部29に送信する。制御部29は、制御部17から受信した制御情報に応じて、圧縮機21の回転数、すなわち、圧縮機モータ22の回転数と、室外ファン26の回転数、すなわち、室外ファンモータ27の回転数とを制御する。
制御部17が室内ファンモータ13の回転数を変更することによって、室内ファン12によって送出される風量が変更される。風量は、例えば、「静音」「微」「弱」「強」「冷房最強」「暖房最強」の6段階に変更される。これらの風量は、「静音」で最も小さく、「微」「弱」「強」「冷房最強」「暖房最強」の順に風量が大きくなる。「冷房最強」と「暖房最強」は、限界風量の一例であり、「暖房最強」は第1の限界風量の一例であり、「冷房最強」は第2の限界風量の一例である。
図2に示すように、空気調和機1のリモートコントローラ30は、少なくとも、風量選択部31と、温度選択部32と、操作部33と、回復指示部35と、停止指示部36とを含む。風量選択部31と温度選択部32と回復指示部35は、解除部34の一部である。解除部34は、風量選択部31と温度選択部32と回復指示部35とは別の部材を含んでいてもよい。
このように、空気調和機1においては、解除部34は、風量調節部31と温度調節部32を含む。このようにすることにより、空気調和機1の構成部品を追加することなく、解除部34を備えることができる。
風量選択部31は、室内ファン12によって送出される空気の量を予め定められた風量範囲内から使用者が選択するためのものである。使用者は、予め定められた風量範囲として、例えば、「静音」「微」「弱」「強」のうちから風量を選択することができる。「強」の風量は、使用者が選択することができる風量範囲のうち、最大の風量である。
温度選択部32は、予め定められた温度範囲内の温度から使用者が目標温度を選択するためのものである。使用者は、予め定められた温度範囲として、例えば、18℃から32℃までの温度を選択することができる。この場合には、予め定められた温度範囲のうち、最低の温度は18℃であり、最高の温度は32℃である。
操作部33は、使用者が風量の選択以外の操作を行う場合に使用されるものであり、温度選択部32を含む。操作部33は、他に、例えばタイマー設定や、室内ファン12によって送出される空気にイオンを供給するかどうかの設定を行うためのボタンを含む。
解除部34は、使用者が操作して、室内ファンモータ13によって送出される空気の量が「暖房最強」または「冷房最強」にされているときに、風量を「強」に戻すためのものである。
回復指示部35は、空気調和機1の状態を、使用者がリモートコントローラ30に対して行った直前の操作が行われる前の状態に戻すためのものである。例えば、使用者が温度選択部32を操作して、目標温度を20℃から21℃に上昇させる操作を行った後、回復指示部35を操作すると、目標温度が20℃に戻される。
停止指示部36は、室内ファン12の駆動を停止させるためのものである。
図3に示すように、空気調和機1は、風量を調節するための制御関連の構成として、主に、風量選択部31と、温度選択部32と、操作部33と、解除部34と、回復指示部35と、停止指示部36と、室内温度検知部14と、室内ファンモータ13と、圧縮機モータ22と、制御部17と、制御部29と、計時部18とを備える。
解除部34の風量選択部31と温度選択部32と回復指示部35と操作部33と停止指示部36は、使用者によって操作されると、制御部17に信号を送信する。室内温度検知部14は、検知した温度に関する信号を制御部17に送信する。制御部17は、風量選択部31と温度選択部32と操作部33と回復指示部35と停止指示部36と室内温度検知部14とから受信した信号に基づいて、室内ファンモータ13を制御する。制御部29は、制御部17から受信した制御信号に基づいて、圧縮機モータ22を制御する。計時部18は、制御部17と信号の送受信を行なう。計時部18は、制御部17から受信した信号に基づいて時間を計測し、計測した時間に関する信号を制御部17に送信する。
制御部17は、最強予定フラグと最強状態フラグと最強状態実施済みフラグとを含む。最強予定フラグは、使用者によって即暖運転または即冷運転を行なうことが指示された場合、すなわち、風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」が選択され、かつ、温度範囲内の温度のうち最高の温度である32℃または最低の温度である18℃が選択されたときにONにされる。最強状態フラグは、最強予定フラグがONにされた後、所定の時間として10分が経過したときにONにされる。すなわち、最強状態フラグは、待ち時間を監視している。最強状態実施済みフラグは、即暖運転または即冷運転が行なわれたときにONにされる。
風量選択部31は、使用者によって選択された風量に関する信号を制御部17に送信する。制御部17は、風量選択部31から受信した信号に基づいて、使用者が風量選択部31によって選択した風量の空気を室内ファン12が送出するように、室内ファンモータ13を制御する。
温度選択部32は、使用者によって選択された温度に関する振動を制御部17に送信する。制御部17は、温度選択部32から受信した信号に基づいて、使用者が温度選択部32によって選択した温度を目標温度として、制御部29に信号を送信する。制御部29は、制御部17から受信した信号に基づいて、圧縮機モータ22の回転数を制御する。また、制御部17は、温度選択部32から受信した信号に基づいて、室内ファンモータ13を制御する。
操作部33は、使用者によって行われた操作に関する信号を制御部17に送信する。操作部33からの信号を受信した制御部17は、例えばイオン発生装置や計時部18などに制御信号を送信して、空気調和機1が行われた操作に対応する動作を行うように制御する。
解除部34は、室内ファン12によって送出される空気の量が「即暖最強」または「即冷最強」にされているときに、使用者によって操作された場合に、信号を制御部17に送信する。解除部34からの信号を受信した制御部17は、室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12によって送出される空気の風量を「強」にするように制御する。
回復指示部35は、使用者によって操作された場合に、信号を制御部17に送信する。回復指示部35から信号を受信した制御部17は、空気調和機1の状態を、直前の制御処理を行う前の状態に戻すように、室内ファンモータ13を制御したり、制御部29に信号を送信したりする。
停止指示部36は、使用者によって操作された場合に、信号を制御部17に送信する。停止指示部36からの信号を受信した制御部17は、室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12の駆動を停止するように制御する。
以上のように構成される空気調和機1について、即暖運転または即冷運転が行われるときの動作について説明する。
まず、図1から図4を用いて、空気調和機1において即暖運転または即冷運転が行われるときの動作について説明する。
空気調和機1が即暖運転または即冷運転のいずれでもなく、その他の状態で運転されている場合、制御部17の最強予定フラグと最強状態フラグと最強状態実施済みフラグはいずれもOFFにされている。
使用者が即暖要求または即冷要求をする、すなわち、リモートコントローラ30の風量選択部31を操作して風量を「強」にし、温度選択部32を操作して温度を32℃または18℃のいずれかにすると、制御部17の最強予定フラグがONになる。同時に、制御部17は室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12によって送出される空気の風量が「強」になるようにする。また同時に、制御部17は計時部18に制御信号を送信し、計時部18が時間の計測を開始する。
計時部18は、10分経過したことを計測したとき、制御部17に信号を送信する。計時部18から信号を受信した制御部17は、最強状態フラグをONにする。また同時に、制御部17は、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」または「冷房最強」にするように、室内ファンモータ13を制御し、最強状態実施済みフラグをONにする。風量は、暖房運転中に使用者によって32℃が選択された場合には「暖房最強」にされ、冷房運転中に使用者によって18℃が選択された場合には「冷房最強」にされる。
制御部17は、その後、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」または「冷房最強」に維持するように、室内ファンモータ13を制御する。
以上のように、空気調和機1は、室内ファン12と、室内ファンモータ13と、風量選択部31と、温度選択部32とを備える。
室内ファンモータ13は、室内ファン12によって送出される空気の量を調節する。風量選択部31は、使用者が室内ファン12によって送出される空気の量を予め定められた風量範囲内から選択するためのものである。温度選択部32は、使用者が予め定められた範囲内の温度から目標温度を選択するためのものである。
室内ファンモータ13は、風量選択部31によって風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」が選択され、かつ、温度選択部32によって温度範囲内の温度のうち最高の温度である32℃または最低の温度である18℃が選択されたときには、所定の時間として10分が経過した後、室内ファン12によって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量である「強」よりも大きな限界風量に調節し、限界風量を維持するように構成されている。
暖房運転中に、風量選択部31によって風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」が選択され、かつ、温度選択部32によって温度範囲内の温度のうち最高の温度である32℃が選択されたときには、使用者が、空気調和対象室内の温度を可及的速やかに高めて快適な暖房感を得たいと考えて、即暖要求が行われている。一方、冷房運転中に、風量選択部31によって風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」が選択され、かつ、温度選択部32によって温度範囲内の温度のうち最低の温度である18℃が選択されたときには、使用者が、空気調和対象室内の温度を可及的速やかに低下させて快適な冷房感を得たいと考えて、即冷要求が行われている。
このような場合には、10分経過した後、室内ファン12によって送出される空気の量を風量選択範囲内の最大の風量である「強」よりも大きな限界風量に調節し、限界風量を維持することによって、風量を頻繁に切り替えずに空気調和対象室内の温度を速やかに、選択された温度に近づけることができる。
また、即暖要求または即冷要求があったときに、10分経過した後に限界風量に調節することによって、例えば、10分経過する前に空気調和対象室内の温度が選択された温度に達したときには限界風量に調節する必要がなくなる。
このようにすることにより、即暖運転または即冷運転を行うときの騒音を低減させることが可能な空気調和機1を提供することができる。
また、空気調和機1においては、限界風量は、「暖房最強」または「冷房最強」と、「暖房最強」よりも小さい「冷房最強」とを含む。室内ファンモータ13は、暖房運転中に風量選択部31によって風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」が選択され、かつ、温度選択部32によって温度範囲内の温度のうち最高の温度である32℃が選択されたときには、10分経過した後、室内ファン12によって送出される空気の量を「暖房最強」に調節する。また、室内ファンモータ13は、冷房運転中に風量選択部31によって風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」が選択され、かつ、温度選択部32によって温度範囲内の温度のうち最低の温度である18℃が選択されたときには、10分経過した後、室内ファン12によって送出される空気の量を「冷房最強」に調節するように構成されている。
このようにすることにより、より効率よく即暖運転と即冷運転とを行うことができる。また、即冷運転時に、室内ファン12や室内熱交換器11に結露することを防ぐことができる。
次に、図1から図3と図5とを用いて、空気調和機1における別の制御について説明する。
制御部17は、最強予定フラグと最強状態フラグと最強状態実施済みフラグの他に、準最強予定フラグと、準最強状態フラグと、準最強状態実施済みフラグとを含んでいてもよい。
空気調和機1が即暖運転または即冷運転のいずれでもなく、その他の状態で運転されている場合、制御部17の準最強予定フラグと準最強状態フラグと準最強状態実施済みフラグはいずれもOFFにされている。
準最強予定フラグは、使用者によって風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」が選択され、かつ、暖房運転中に温度範囲内の温度のうち最高の温度である32℃よりも1℃低い31℃が選択されたとき、または、冷房運転中に温度範囲内の温度のうち最低の温度である18℃よりも1℃高い19℃が選択されたときに、ONにされる。
準最強状態フラグは、準最強予定フラグがONにされた後、所定の時間として10分が経過したときにONにされる。
準最強予定フラグと準最強状態フラグがONにされると、制御部17は室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12によって送出される風量を「暖房最強」よりも小さい「準暖房最強」にする準即暖運転、または、「冷房最強」よりも小さい「準冷房最強」にする準即冷運転を行なう。準最強状態実施済みフラグは、準即暖運転または準即冷運転が行なわれたときにONにされる。
制御部17は、その後、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」に維持するように、室内ファンモータ13を制御する。
以上のように、空気調和機1においては、室内ファンモータ13は、暖房運転中に使用者によって、風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」が選択され、かつ、温度範囲内の温度のうち最高の温度である32℃からの差が1℃以内の温度が選択されたときには、10分経過した後、室内ファン12によって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量よりも大きく「暖房最強」よりも小さい「準暖房最強」に調節し、「準暖房最強」を維持するように構成されている。また、室内ファンモータ13は、冷房運転中に使用者によって、風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」が選択され、かつ、最低の温度である18℃からの差が1℃以内の温度が選択されたときには、10分経過した後、室内ファン12によって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量よりも大きく「冷房最強」よりも小さい「準冷房最強」に調節し、「準冷房最強」を維持するように構成されている。
このようにすることにより、使用者によって即暖要求または即冷要求に準じた要求がされたときにも、騒音を低減しながら、効率よく空気調和対象室内の温度を目標温度に近づけることができる。
次に、図1から図3と図6とを用いて、即暖運転または即冷運転が行われているときに、使用者が風量選択部31を操作したときの空気調和機1の動作について説明する。
空気調和機1が即暖運転または即冷運転のいずれでもなく、その他の状態で運転されている場合、制御部17の最強予定フラグと最強状態フラグと最強状態実施済みフラグはいずれもOFFにされている。
使用者がリモートコントローラ30の風量選択部31を操作して風量を「強」にし、温度選択部32を操作して温度を32℃または18℃のいずれかにすると、制御部17の最強予定フラグがONになる。同時に、制御部17は室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12によって送出される空気の風量が「強」になるようにする。また同時に、制御部17は計時部18に制御信号を送信し、計時部18が時間の計測を開始する。
計時部18は、10分経過したことを計測したとき、制御部17に信号を送信する。計時部18から信号を受信した制御部17は、最強状態フラグをONにする。また同時に、制御部17は、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」または「冷房最強」にするように、室内ファンモータ13を制御し、最強状態実施済みフラグをONにする。風量は、使用者によって32℃が選択された場合には「暖房最強」にされ、使用者によって18℃が選択された場合には「冷房最強」にされる。
制御部17は、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」または「冷房最強」に維持するように、室内ファンモータ13を制御する。しかし、その後、使用者が風量選択部31を操作して風量を「強」以外の風量に変更すると、風量選択部31が制御部17に信号を送信し、風量選択部31からの信号を受信した制御部17は、最強予定フラグをOFFにする。同時に、制御部17は、室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12が使用者によって選択された風量の空気を送出するように制御する。
以上のように、空気調和機1においては、室内ファンモータ13は、室内ファン12によって送出される空気の量が「暖房最強」または「冷房最強」に調節された後、風量選択部31によって風量範囲内の風量のうち最大の風量以外の風量が選択された場合には、室内ファン12によって送出される空気の量を風量選択部31によって選択された風量に調節するように構成されている。
「暖房最強」と「冷房最強」の風量は、風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」の風量よりも大きい。そのため、頻繁に風量が切り替わることなく、「暖房最強」または「冷房最強」の風量で空気が送出され続けていても、使用者によっては騒音を不快に感じることがある。そこで、このようにすることにより、例えば、風量が頻繁に切り替わらなくても「暖房最強」または「冷房最強」の騒音を使用者が不快に感じた場合には、風量を「暖房最強」または「冷房最強」よりも小さい風量に調節して騒音を低減させることができる。
次に、図1から図3と図7とを用いて、即暖運転または即冷運転が行われているときに、使用者が風量選択部31を操作したときの空気調和機1の動作の別の例について説明する。
空気調和機1が即暖運転または即冷運転のいずれでもなく、その他の状態で運転されている場合、制御部17の最強予定フラグと最強状態フラグと最強状態実施済みフラグはいずれもOFFにされている。
使用者がリモートコントローラ30の風量選択部31を操作して風量を「強」にし、温度選択部32を操作して温度を32℃または18℃のいずれかにすると、制御部17の最強予定フラグがONになる。同時に、制御部17は室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12によって送出される空気の風量が「強」になるようにする。また同時に、制御部17は計時部18に制御信号を送信し、計時部18が時間の計測を開始する。
計時部18は、10分経過したことを計測したとき、制御部17に信号を送信する。計時部18から信号を受信した制御部17は、最強状態フラグをONにする。また同時に、制御部17は、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」または「冷房最強」にするように、室内ファンモータ13を制御し、最強状態実施済みフラグをONにする。風量は、暖房運転中に使用者によって32℃が選択された場合には「暖房最強」にされ、冷房運転中に使用者によって18℃が選択された場合には「冷房最強」にされる。
制御部17は、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」または「冷房最強」に維持するように、室内ファンモータ13を制御する。しかし、その後、使用者が風量選択部31を操作して風量を「強」以外の風量に変更すると、風量選択部31が制御部17に信号を送信し、風量選択部31からの信号を受信した制御部17は、最強予定フラグをOFFにする。同時に、制御部17は、室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12が使用者によって選択された風量の空気を送出するように制御する。
最強予定フラグがOFFにされても、最強状態フラグと最強状態実施済みフラグはONにされたままである。
さらにその後、目標温度として32℃または18℃が選択されている状態で、使用者が風量選択部31を操作して風量を「強」にすると、再び最強予定フラグがONにされる。また、最強状態フラグはすでにONにされている。しかしながら、既に最強状態実施済みフラグもONにされている。そのため、最強予定フラグと最強状態フラグの両方がONにされてから所定の時間として10分が経過しても、既に最強状態実施済みフラグがONにされているので、制御部17は風量を「暖房最強」または「冷房最強」にするように室内ファンモータ13を制御しない。室内ファン12の風量は、「強」の風量のままに保たれる。
次に、図1から図3と図8とを用いて、即暖運転または即冷運転が行われているときに、使用者が風量選択部31を操作したときの空気調和機1の動作のまた別の例について説明する。
使用者が空気調和機1のリモートコントローラ30の風量選択部31によって風量として「強」を選択した後、別の風量を選択することなく、続けて再び「強」を選択した場合、制御部17が二度目の「強」の選択を認識することができるように構成されている空気調和機がある。
空気調和機1がこのように構成されている場合には、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに、使用者が風量選択部31を操作して「強」の風量を再び選択すると、風量選択部31が制御部17に信号を送信する。目標温度として32℃または18℃が選択され、風量として「強」が選択されているので、最強予定フラグはOFFにならず、ONのままにされる。また、最強状態フラグと最強状態実施済みフラグもONのままにされる。
しかし、使用者が風量選択部31を操作して「強」の風量を選択したことによって、風量は「暖房最強」または「冷房最強」から「強」に変更される。
風量が「暖房最強」または「冷房最強」から「強」に戻されてから10分経過しても、既に最強状態実施済みフラグがONにされているので、制御部17は風量を「暖房最強」または「冷房最強」にするように室内ファンモータ13を制御しない。室内ファン12の風量は、「強」の風量のままに保たれる。
また、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに、使用者がリモートコントローラ30の解除部34の回復指示部35を操作したときにも、図8に示すように制御処理が行われる。
以上のように、空気調和機1は、使用者が操作して、室内ファンモータ13が「暖房最強」または「冷房最強」を維持することを解除するように指示するための解除部34を備える。室内ファンモータ13が室内ファン12によって送出される空気の量を「暖房最強」または「冷房最強」に調節した後、使用者によって解除部34が操作されたときには、室内ファンモータ13は、室内ファン12によって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量である「強」に調節するように構成されている。
また、空気調和機1においては、室内ファンモータ13が室内ファン12によって送出される空気の量を「暖房最強」または「冷房最強」に調節した後、使用者によって解除部34が操作されたときには、室内ファンモータ13は、室内ファン12によって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量である「強」に調節し、その後、「暖房最強」または「冷房最強」に調節しないように構成されている。
室内ファンモータ13は、一旦、解除部34が操作された後には、室内ファン12によって送出される空気の量を「暖房最強」または「冷房最強」に調節しないように構成されているので、使用者によって解除部34が操作された後、再び10分経過しても風量が増大されず、騒音が発生することを防ぐことができる。
また、空気調和機1においては、解除部34は、使用者が操作して当該空気調和機1の運転状態を直前の制御処理を行う前の状態に戻す回復指示部35を含む。室内ファンモータ13が室内ファン12によって送出される空気の量を「暖房最強」または「冷房最強」に調節した後、使用者によって回復指示部35が操作されたときには、室内ファンモータ13は、室内ファン12によって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量である「強」に調節するように構成されている。
「暖房最強」と「冷房最強」の風量は、風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」の風量よりも大きい。そのため、頻繁に風量が切り替わることなく、「暖房最強」または「冷房最強」の風量で空気が送出され続けていても、使用者によっては騒音を不快に感じることがある。そこで、このようにすることにより、例えば、風量が頻繁に切り替わらなくても「暖房最強」または「冷房最強」の騒音を使用者が不快に感じた場合には、風量を「暖房最強」または「冷房最強」よりも小さい、風量範囲内の最大の風量である「強」に調節して、騒音を低減させることができる。また、騒音を低減させながら、ある程度効率よく空気調和対象室内の温度を目標温度に近づけることができる。
また、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに、使用者がリモートコントローラ30の操作部33を操作したときにも、図8に示すように制御処理が行われる。
以上のように、空気調和機1は、風量選択部31以外で使用者が操作する操作部33を備える。室内ファンモータ13が室内ファン12によって送出される空気の量を「暖房最強」または「冷房最強」に調節した後、使用者によって操作部33が操作されたときには、室内ファンモータ13は、室内ファン12によって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量である「強」に調節するように構成されている。
「暖房最強」と「冷房最強」の風量は、風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」の風量よりも大きい。そのため、頻繁に風量が切り替わることなく、「暖房最強」または「冷房最強」の風量で空気が送出され続けていても、使用者によっては騒音を不快に感じることがある。そこで、このようにすることにより、例えば、風量が頻繁に切り替わらなくても「暖房最強」または「冷房最強」の騒音を使用者が不快に感じた場合には、風量を「暖房最強」または「冷房最強」よりも小さい、風量範囲内の最大の風量である「強」に調節して、騒音を低減させることができる。また、騒音を低減させながら、ある程度効率よく空気調和対象室内の温度を目標温度に近づけることができる。
次に、図1から図3と図9とを用いて、即暖運転または即冷運転が行われているときに、使用者が風量選択部31を操作したときの空気調和機1の動作のさらに別の例について説明する。
使用者が空気調和機1のリモートコントローラ30の風量選択部31によって風量として「強」を選択した後、別の風量を選択することなく、続けて再び「強」を選択した場合、制御部17が二度目の「強」の選択を認識することができないように構成されている空気調和機がある。空気調和機1がこのような空気調和機である場合には、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに使用者が風量選択部31を操作して「強」の風量を選択しても、制御部17は使用者が風量選択部31を操作したことを認識することができない。
そのため、空気調和機1がこのように構成されている場合には、即暖運転または即冷運転が行われているときに、使用者が風量選択部31を操作しても、即暖運転または即冷運転がそのまま継続される。
次に、図1から図3と図10とを用いて、即暖要求または即冷要求がされた後、所定時間内に空気調和対象室内の温度が目標温度に近付いたときの空気調和機1の動作について説明する。
空気調和機1が即暖運転または即冷運転のいずれでもなく、その他の状態で運転されている場合、制御部17の最強予定フラグと最強状態フラグと最強状態実施済みフラグはいずれもOFFにされている。
室内温度検知部14は、空気調和対象室内の温度を検知して、制御部17に信号を送信する。制御部17は、室内温度検知部14から送信される信号に基づいて、使用者によって温度選択部32で選択される目標温度と、室内温度検知部14によって検知される空気調和対象室内の温度との温度差が、所定の範囲として6℃以内であるかどうかを判断する。
空気調和機1が即暖運転または即冷運転のいずれでもなく、その他の状態で運転されている場合には、制御部17は、室内温度検知部14で検出された検出室内温度と、吹出口温度検出部15または熱交換器温度検出部16で検出された吹出し空気温度とに応じて、室内ファンモータ13の回転数を制御し、制御部29に制御信号を送信して圧縮機モータ22の回転数を制御する。
使用者がリモートコントローラ30の風量選択部31を操作して風量を「強」にし、温度選択部32を操作して目標温度を32℃または18℃のいずれかにすると、制御部17の最強予定フラグがONになる。同時に、制御部17は室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12によって送出される空気の風量が「強」になるようにする。また同時に、制御部17は計時部18に制御信号を送信し、計時部18が時間の計測を開始する。
最強予定フラグがONにされてから10分経過する前に、室内温度検知部14によって空気調和対象室内の温度と、選択された目標温度との温度差が6℃以内であると判断されると、制御部17は、最強予定フラグをOFFにする。室内ファン12によって送出される風量は、「強」のままに保たれる。
以上のように、空気調和機1は、空気調和対象室内の温度を検知する室内温度検知部14を備える。風量選択部31によって風量範囲内の風量のうち最大の風量として「強」が選択され、かつ、温度選択部32によって温度範囲内の温度のうち最高の温度として32℃または最低の温度として18℃が選択されてから10分経過する前に、室内温度検知部14によって検知される温度と予め定められた温度との差が6℃以内になったときには、室内ファンモータ13は、室内ファン12によって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量である「強」にし、「暖房最強」または「冷房最強」に調節しないように構成されている。
このようにすることにより、室内温度検知部14によって検知される温度と予め定められた温度との差が6℃以内になったときには、「暖房最強」または「冷房最強」に調節せず、騒音を防ぎながら効率よく空気調和対象室内の温度を目標温度に近づけることができる。
なお、室内温度検知部14によって検知される温度と予め定められた温度との差が6℃以内であるかどうかの判断は、10分経過したときにされてもよい。
次に、図1から図3と図11とを用いて、即暖要求または即冷要求がされた後、使用者が温度選択部32を操作したときの空気調和機1の動作について説明する。
空気調和機1が即暖運転または即冷運転のいずれでもなく、その他の状態で運転されている場合、制御部17の最強予定フラグと最強状態フラグと最強状態実施済みフラグはいずれもOFFにされている。
使用者がリモートコントローラ30の風量選択部31を操作して風量を「強」にし、温度選択部32を操作して温度を32℃または18℃のいずれかにすると、制御部17の最強予定フラグがONになる。同時に、制御部17は室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12によって送出される空気の風量が「強」になるようにする。また同時に、制御部17は計時部18に制御信号を送信し、計時部18が時間の計測を開始する。
最強予定フラグがONにされてから10分経過する前に、温度選択部32を操作して目標温度を変更すると、即暖要求または即冷要求が解除される。温度選択部32は制御部17に信号を送信する。信号を受信した制御部17は、最強予定フラグをOFFにする。風量は「強」のまま保たれる。
以上のように、空気調和機1は、使用者が操作して、室内ファンモータ13が「暖房最強」または「冷房最強」を維持することを解除するように指示するための解除部34として風量選択部31を備える。室内ファンモータ13が室内ファン12によって送出される空気の量を「暖房最強」または「冷房最強」に調節した後、使用者によって風量選択部31が操作されたときには、室内ファンモータ13は、室内ファン12によって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量である「強」に調節するように構成されている。
「暖房最強」と「冷房最強」の風量は、風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」の風量よりも大きい。そのため、頻繁に風量が切り替わることなく、「暖房最強」または「冷房最強」の風量で空気が送出され続けていても、使用者によっては騒音を不快に感じることがある。そこで、このようにすることにより、例えば、風量が頻繁に切り替わらなくても「暖房最強」または「冷房最強」の騒音を使用者が不快に感じた場合には、風量を「暖房最強」または「冷房最強」よりも小さい、風量範囲内の最大の風量である「強」に調節して、騒音を低減させることができる。また、騒音を低減させながら、ある程度効率よく空気調和対象室内の温度を目標温度に近づけることができる。
次に、図1から図3と図12とを用いて、即暖要求または即冷要求がされた後、使用者が温度選択部32を操作し、さらにその後、即暖要求または即冷要求がされたときの空気調和機1の動作について説明する。
上述のように、最強予定フラグがONにされてから10分経過する前に、温度選択部32を操作して目標温度を変更すると、即暖要求または即冷要求が解除される。温度選択部32は制御部17に信号を送信する。信号を受信した制御部17は、最強予定フラグをOFFにする。風量は「強」のまま保たれる。このとき、最強状態実施済みフラグはOFFにされている。
その後、使用者が再び温度選択部32を操作して、目標温度として32℃または18℃を選択すると、制御部17は最強予定フラグを再びONにする。計時部18は、最強予定フラグがONにされてから10分経過したことを計測したとき、制御部17に信号を送信する。計時部18から信号を受信した制御部17は、最強状態フラグをONにする。また同時に、制御部17は、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」または「冷房最強」にするように、室内ファンモータ13を制御し、最強状態実施済みフラグをONにする。風量は、暖房運転中に使用者によって32℃が選択された場合には「暖房最強」にされ、冷房運転中に使用者によって18℃が選択された場合には「冷房最強」にされる。
このように、即暖要求または即冷要求がされた後、使用者が温度選択部を操作することによって即暖要求または即冷要求が解除され、さらにその後、即暖要求または即冷要求がされたときには、即暖運転または即冷運転が行なわれる。
次に、図1から図3と図13とを用いて、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに使用者が温度選択部32を操作した後、さらに即暖要求または即冷要求がされたときの空気調和機1の動作について説明する。
空気調和機1が即暖運転または即冷運転のいずれでもなく、その他の状態で運転されている場合、制御部17の最強予定フラグと最強状態フラグと最強状態実施済みフラグはいずれもOFFにされている。
使用者がリモートコントローラ30の風量選択部31を操作して風量を「強」にし、温度選択部32を操作して温度を32℃または18℃のいずれかにすると、制御部17の最強予定フラグがONになる。同時に、制御部17は室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12によって送出される空気の風量が「強」になるようにする。また同時に、制御部17は計時部18に制御信号を送信し、計時部18が時間の計測を開始する。
計時部18は、10分経過したことを計測したとき、制御部17に信号を送信する。計時部18から信号を受信した制御部17は、最強状態フラグをONにする。また同時に、制御部17は、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」または「冷房最強」にするように、室内ファンモータ13を制御し、最強状態実施済みフラグをONにする。風量は、暖房運転中に使用者によって32℃が選択された場合には「暖房最強」にされ、冷房運転中に使用者によって18℃が選択された場合には「冷房最強」にされる。
制御部17は、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」または「冷房最強」に維持するように、室内ファンモータ13を制御する。しかし、その後、使用者が温度選択部32を操作して、温度を32℃または18℃以外の温度に変更すると、温度選択部32が制御部17に信号を送信し、温度選択部32からの信号を受信した制御部17は、最強予定フラグをOFFにする。同時に、制御部17は、室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12が使用者によって選択された風量の空気を送出するように制御する。
最強予定フラグがOFFにされても、最強状態フラグと最強状態実施済みフラグはONにされたままである。
さらにその後、風量として「強」が選択されている状態で、使用者が温度選択部32を操作して目標温度を32℃または18℃にすると、再び最強予定フラグがONにされる。また、最強状態フラグはすでにONにされている。しかしながら、既に最強状態実施済みフラグもONにされている。そのため、最強予定フラグと最強状態フラグの両方がONにされてから所定の時間として10分が経過しても、既に最強状態実施済みフラグがONにされているので、制御部17は風量を「暖房最強」または「冷房最強」にするように室内ファンモータ13を制御しない。室内ファン12の風量は、「強」の風量のままに保たれる。
以上のように、空気調和機1においては、室内ファンモータ13が室内ファン12によって送出される空気の量を「暖房最強」または「冷房最強」に調節した後、使用者によって温度選択部32が操作されたときには、室内ファンモータ13は、室内ファン12によって送出される空気の量を風量範囲内の最大の風量である「強」に調節し、その後、「暖房最強」または「冷房最強」に調節しないように構成されている。
室内ファンモータ13は、一旦、温度選択部32が操作された後には、室内ファン12によって送出される空気の量を「暖房最強」または「冷房最強」に調節しないように構成されているので、使用者によって温度選択部32が操作された後、再び10分経過しても風量が増大されず、騒音が発生することを防ぐことができる。
次に、図1から図3と図14とを用いて、即暖運転または即冷運転が行なわれているときに使用者が停止指示部36を操作したときの空気調和機1の動作について説明する。
空気調和機1が即暖運転または即冷運転のいずれでもなく、その他の状態で運転されている場合、制御部17の最強予定フラグと最強状態フラグと最強状態実施済みフラグはいずれもOFFにされている。
使用者がリモートコントローラ30の風量選択部31を操作して風量を「強」にし、温度選択部32を操作して温度を32℃または18℃のいずれかにすると、制御部17の最強予定フラグがONになる。同時に、制御部17は室内ファンモータ13に制御信号を送信して、室内ファン12によって送出される空気の風量が「強」になるようにする。また同時に、制御部17は計時部18に制御信号を送信し、計時部18が時間の計測を開始する。
計時部18は、10分経過したことを計測したとき、制御部17に信号を送信する。計時部18から信号を受信した制御部17は、最強状態フラグをONにする。また同時に、制御部17は、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」または「冷房最強」にするように、室内ファンモータ13を制御し、最強状態実施済みフラグをONにする。風量は、暖房運転中に使用者によって32℃が選択された場合には「暖房最強」にされ、冷房運転中に使用者によって18℃が選択された場合には「冷房最強」にされる。
制御部17は、室内ファン12によって送出される空気の風量を「暖房最強」または「冷房最強」に維持するように、室内ファンモータ13を制御する。しかし、その後、使用者が停止指示部36を操作すると、室内ファンモータ13の駆動が停止される。
停止指示部36が操作されると、室内ファンモータ13の他、圧縮機モータ22など、他の部材の駆動も全て停止されて、空気調和機1の駆動が停止される。空気調和機1の駆動が停止されると、最強予定フラグと最強状態フラグと最強状態実施済みフラグはいずれもOFFにされる。このように、空気調和機1の駆動停止と同時に、最強状態実施済みフラグもOFFにされるので、次に空気調和機1を駆動させたときに再び即暖要求または即冷要求がされれば、即暖運転または即冷運転を行なうことができる。
以上のように、空気調和機1は、使用者が操作して室内ファン12の駆動を停止させるための停止指示部36を備える。室内ファンモータ13が室内ファン12によって送出される空気の量を「暖房最強」または「冷房最強」に調節した後、使用者によって停止指示部36が操作されたときには、停止指示部36は室内ファン12の駆動を停止する。
「暖房最強」と「冷房最強」の風量は、風量範囲内の風量のうち最大の風量である「強」の風量よりも大きい。そのため、頻繁に風量が切り替わることなく、「暖房最強」または「冷房最強」の風量で空気が送出され続けていても、使用者によっては騒音を不快に感じることがある。そこで、このようにすることにより、例えば、風量が頻繁に切り替わらなくても「暖房最強」または「冷房最強」の騒音を使用者が不快に感じた場合には、室内ファン12の駆動を停止させて騒音を発生させないようにすることができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものである。
1:空気調和機、12:室内ファン、13:室内ファンモータ、14:室内温度検知部、31:風量選択部、32:温度選択部、33:操作部、34:解除部、35:回復指示部、36:停止指示部。

Claims (11)

  1. ファンと、
    前記ファンによって送出される空気の量を調節する風量調節部と、
    使用者が前記ファンによって送出される空気の量を予め定められた風量範囲内から選択するための風量選択部と、
    使用者が予め定められた温度範囲内の温度から目標温度を選択するための温度選択部とを備え、
    前記風量調節部は、前記風量選択部によって前記風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、前記温度選択部によって前記温度範囲内の温度のうち最高または最低の温度が選択されたときには、所定の時間が経過した後、前記ファンによって送出される空気の量を前記風量範囲内の最大の風量よりも大きな限界風量に調節し、前記限界風量を維持するように構成されている、空気調和機。
  2. 前記限界風量は、第1の限界風量と、前記第1の限界風量よりも小さい第2の限界風量とを含み、
    前記風量調節部は、
    前記風量選択部によって前記風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、前記温度選択部によって前記温度範囲内の温度のうち最高の温度が選択されたときには、所定の時間が経過した後、前記ファンによって送出される空気の量を前記第1の限界風量に調節し、
    前記風量選択部によって前記風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、前記温度選択部によって前記温度範囲内の温度のうち最低の温度が選択されたときには、所定の時間が経過した後、前記ファンによって送出される空気の量を前記第2の限界風量に調節するように構成されている、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記風量調節部は、前記ファンによって送出される空気の量が前記限界風量に調節された後、前記風量選択部によって前記風量範囲内の風量のうち最大の風量以外の風量が選択された場合には、前記ファンによって送出される空気の量を前記風量選択部によって選択された風量に調節するように構成されている、請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記風量選択部以外で使用者が操作する操作部を備え、
    前記風量調節部が前記ファンによって送出される空気の量を前記限界風量に調節した後、使用者によって前記操作部が操作されたときには、前記風量調節部は、前記ファンによって送出される空気の量を前記風量範囲内の最大の風量に調節するように構成されている、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 使用者が操作して、前記風量調節部が前記限界風量を維持することを解除するように指示するための解除部を備え、
    前記風量調節部が前記ファンによって送出される空気の量を前記限界風量に調節した後、使用者によって前記解除部が操作されたときには、前記風量調節部は、前記ファンによって送出される空気の量を前記風量範囲内の最大の風量に調節するように構成されている、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記解除部は、前記風量調節部または前記温度調節部を含む、請求項5に記載の空気調和機。
  7. 前記風量調節部が前記ファンによって送出される空気の量を前記限界風量に調節した後、使用者によって前記解除部が操作されたときには、前記風量調節部は、前記ファンによって送出される空気の量を前記風量範囲内の最大の風量に調節し、その後、前記限界風量に調節しないように構成されている、請求項5または請求項6に記載の空気調和機。
  8. 前記解除部は、使用者が操作して当該空気調和機の運転状態を直前の制御処理を行う前の状態に戻す回復指示部を含み、
    前記風量調節部が前記ファンによって送出される空気の量を前記限界風量に調節した後、使用者によって前記回復指示部が操作されたときには、前記風量調節部は、前記ファンによって送出される空気の量を前記風量範囲内の最大の風量に調節するように構成されている、請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載の空気調和機。
  9. 空気調和対象室内の温度を検知する温度検知部を備え、
    前記風量選択部によって前記風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、前記温度選択部によって前記温度範囲内の温度のうち最高または最低の温度が選択されてから所定の時間が経過する前に、前記温度検知部によって検知される温度と予め定められた温度との差が所定の範囲内になったときには、前記風量調節部は、前記ファンによって送出される空気の量を前記風量範囲内の最大の風量にし、前記限界風量に調節しないように構成されている、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の空気調和機。
  10. 使用者が操作して前記ファンの駆動を停止させるための停止指示部を備え、
    前記風量調節部が前記ファンによって送出される空気の量を前記限界風量に調節した後、使用者によって前記停止指示部が操作されたときには、前記停止指示部は前記ファンの駆動を停止する、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の空気調和機。
  11. 前記風量調節部は、使用者によって、前記風量範囲内の風量のうち最大の風量が選択され、かつ、前記温度範囲内の温度のうち最高または最低の温度からの差が所定の範囲内の温度が選択されたときには、所定の時間が経過した後、前記ファンによって送出される空気の量を前記風量範囲内の最大の風量よりも大きく前記限界風量よりも小さい準限界風量に調節し、前記準限界風量を維持するように構成されている、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の空気調和機。
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