JPH06255353A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH06255353A
JPH06255353A JP4831893A JP4831893A JPH06255353A JP H06255353 A JPH06255353 A JP H06255353A JP 4831893 A JP4831893 A JP 4831893A JP 4831893 A JP4831893 A JP 4831893A JP H06255353 A JPH06255353 A JP H06255353A
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JP
Japan
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engine
compressor
completion
air conditioner
rotation speed
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Application number
JP4831893A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Tanaka
一正 田中
Masataka Ito
雅孝 伊藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの始動時性を悪化させることなく車
両用空調装置のコンプレッサの内部に溜まった冷媒液を
確実に排出する。 【構成】 エンジンを駆動源とするコンプレッサ100
を備えた車両用空調装置に、エンジンの始動完了を検出
する始動完了検出手段101と、エンジンの始動完了が
検出されてからの経過時間を計時する計時手段102
と、コンプレッサ100の作動の可否を決定するために
設定されたエンジンの基準回転数を、計時手段102の
計時時間に応じて増加させる基準回転数変更手段103
と、エンジンの回転数を検出する回転数検出手段104
と、エンジンの始動完了が検出されてからエンジン回転
数が基準回転数以下になると、空調装置のメインスイッ
チの投入の有無に拘らず所定の時間だけコンプレッサ1
00を作動させる駆動制御手段105とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調装置に関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】車両用空調装置のコンプレッ
サに冷媒が液状になって溜まった状態(以下、液溜まり
状態と呼ぶ)で、空調装置のメインスイッチを投入して
コンプレッサと駆動源との間のマグネットクラッチを連
結すると、コンプレッサが起動して冷媒液を圧縮する、
いわゆる液圧縮が発生し、コンプレッサに異常な負荷が
かかって異音が発生する場合があることが知られてい
る。
【0003】そこで、空調装置のメインスイッチが投入
されていなくても、車両の運行に先立ってエンジンの始
動時に、スターターモータが作動している間、マグネッ
トクラッチを連結してコンプレッサを起動し、冷媒液を
コンプレッサ内部から排出することが考えられる。
【0004】しかしながら、スターターモータの作動時
にコンプレッサを起動するとエンジンの負荷が大きくな
り始動性が悪化するという問題がある。
【0005】本発明の目的は、エンジンの始動性を悪化
させることなくコンプレッサの内部に溜まった冷媒液を
確実に排出することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1に対応づけて請求項1の発明を説明すると、請求項1
の発明は、エンジンを駆動源とするコンプレッサ100
を備えた車両用空調装置に適用される。そして、エンジ
ンの始動完了を検出する始動完了検出手段101と、こ
の始動完了検出手段101で始動完了が検出されてから
の経過時間を計時する計時手段102と、コンプレッサ
100の作動の可否を決定するために設定されたエンジ
ンの基準回転数を、計時手段102の計時時間に応じて
増加させる基準回転数変更手段103と、エンジンの回
転数を検出する回転数検出手段104と、始動完了検出
手段101でエンジンの始動完了が検出されてから、回
転数検出手段104により検出されたエンジン回転数が
基準回転数変更手段103により設定された基準回転数
以下になると、空調装置のメインスイッチの投入の有無
に拘らず所定の時間だけコンプレッサ100を作動させ
る駆動制御手段105とを備え、これにより、上記目的
を達成する。また、クレーム対応図である図2に対応づ
けて請求項2および請求項3の発明を説明すると、請求
項2の発明は、エンジンを駆動源とするコンプレッサ2
00を備えた車両用空調装置に適用される。そして、エ
ンジンの冷却水温を検出する水温検出手段201と、エ
ンジン冷却水温に応じて設定されたコンプレッサ200
の作動の可否を決定するためのエンジンの基準回転数を
記憶する記憶手段202と、エンジンの始動完了を検出
する始動完了検出手段203と、エンジンの回転数を検
出する回転数検出手段204と、始動完了検出手段20
3でエンジンの始動完了が検出されてから、記憶手段2
02から水温検出手段201により検出された冷却水温
に対応する基準回転数を読み出し、回転数検出手段20
4により検出されたエンジン回転数が基準回転数以下に
なると、空調装置のメインスイッチの投入の有無に拘ら
ず所定の時間だけコンプレッサ200を作動させる駆動
制御手段205とを備え、これにより、上記目的を達成
する。請求項3の発明は、請求項2の車両用空調装置
に、始動完了検出手段203で始動完了が検出されてか
らの経過時間を計時する計時手段206と、エンジンの
冷却水温に対応する基準回転数を計時手段206の計時
時間に応じて増加させる基準回転数変更手段207とを
備えたものである。
【0007】
【作用】請求項1の車両用空調装置では、コンプレッサ
100の作動の可否を決定するためにエンジンの基準回
転数を設定し、エンジン始動後の経過時間に応じてその
基準回転数を増加させるとともに、エンジンの始動完了
が検出されてからエンジン回転数が基準回転数以下にな
ると空調装置のメインスイッチの投入の有無に拘らず所
定の時間だけコンプレッサ100を作動させる。これに
よって、車両の運行に先立ってコンプレッサ内に溜まっ
た冷媒液を安全、確実に排出することができる。また請
求項2の車両用空調装置では、エンジン冷却水温に応じ
てコンプレッサ200の作動の可否を決定するためのエ
ンジンの基準回転数を設定し、エンジンの始動完了が検
出されてからエンジン回転数がエンジン冷却水温に対応
する基準回転数以下になると、空調装置のメインスイッ
チの投入の有無に拘らず所定の時間だけコンプレッサ2
00を作動させる。これによって、上記請求項1と同様
に、車両の運行に先立ってコンプレッサ内に溜まった冷
媒液を安全、確実に排出することができる。さらに請求
項3の車両用空調装置では、エンジン冷却水温に応じて
コンプレッサ200の作動の可否を決定するためのエン
ジンの基準回転数を設定し、エンジンの始動完了が検出
されてからエンジン冷却水温に対応する基準回転数をエ
ンジン始動後の経過時間に応じて変更するとともに、エ
ンジン回転数が基準回転数以下になると、空調装置のメ
インスイッチの投入の有無に拘らず所定の時間だけコン
プレッサ200を作動させる。これによって、さらに安
全、確実に冷媒液を排出することができる。
【0008】
【実施例】図3は一実施例の構成を示すブロック図であ
る。コンプレッサ1は、エンジン2によりVプーリー
3、Vベルト4およびマグネットクラッチ5を介して駆
動される。マグネットクラッチ5は、Vベルト4により
駆動されるVプーリー5p、コンプレッサの1のシャフ
ト1sに連結されるクラッチプレート(不図示)および
マグネットコイル5cから構成される。マグネットコイ
ル5cは、イグニッション電源6からリレー7を介して
給電され、マグネットコイル5cに通電すると、クラッ
チプレートがVプーリー5pに吸引されてエンジンの駆
動力がコンプレッサ1のシャフト1sに伝達され、コン
プレッサ1が作動する。一方、マグネットコイル5cへ
の通電を停止すると、クラッチプレートがばね力により
Vプーリー5pから離脱し、エンジン駆動力の伝達が停
止されてコンプレッサ1が作動を停止する。なお、イグ
ニッション電源6は車両のイグニッションキーがONま
たはSTART位置にある時に作動する電源である。
【0009】空調制御ユニット10は、A/Cスイッチ
11やファンスイッチ12などの各種スイッチ信号や各
種センサー信号を入力、処理し、各種アクチュエータ、
ブロアファンモーター、コンプレッサーコントロールバ
ルブなどを制御する。A/Cスイッチ11はコンプレッ
サ1を作動させるためのスイッチであり、このA/Cス
イッチ11が閉路されると、空調制御ユニット10がコ
ンプレッサの駆動に関する制御を開始するとともに、後
述するエンジン制御ユニット20へA/CスイッチON
信号を出力する。ファンスイッチ12はブロアファン
(不図示)を作動させるためのスイッチであり、このフ
ァンスイッチ12が閉路されると、空調制御ユニット1
0はブロアファンモーター(不図示)を作動させるとと
もに、エンジン制御ユニット20へブロアファン作動信
号を出力する。
【0010】エンジン制御ユニット20は、マイクロコ
ンピューターおよびタイマーT1,T2、メモリM1な
どの周辺部品、トランジスタ21などの駆動回路から構
成され、エンジンの燃料噴射制御、点火制御、アイドル
回転数制御などを行う。このエンジン制御ユニット20
には、上述した空調制御ユニット10をはじめ、キース
イッチ22、水温センサー23、エンジン回転数センサ
ー24などが接続される。車両のイグニッションキーを
ON位置に回すと、バッテリー電源25からキースイッ
チ22のON接点を介してエンジン制御ユニット20へ
電圧信号が供給される。また、イグニッションキーをS
TART位置に回すと、バッテリー電源25からキース
イッチ22のSTART接点を介してエンジン制御ユニ
ット20へ電圧信号が供給される。水温センサー23は
エンジン2の冷却水温Tw(℃)を検出し、エンジン回
転数センサー24はエンジン2の回転数Ne(rpm)
を検出する。トランジスタ21はリレー7を駆動し、ト
ランジスタ21が導通するとイグニッション電源6から
リレーコイル7cへ通電され、リレー7がオンする。
【0011】図4は、エンジン冷却水温Tw(℃)に応
じて設定された、コンプレッサ1の作動の可否を決定す
るための基準回転数C(rpm)を示す図である。コン
プレッサ1の周囲温度が低ければ低いほどコンプレッサ
1内に液溜まりが発生しやすく、冷媒液を排出する時に
コンプレッサ1を低速で作動させないと液圧縮が発生し
てコンプレッサ1に異常な負荷がかかり、異音が発生す
ることがある。反対に、周囲温度が高くなればなるほど
溜まった冷媒液の気化が促進されるのでコンプレッサ内
の冷媒液量が少なく、冷媒液排出時にコンプレッサ1を
比較的高速で作動させても液圧縮が発生しにくい。した
がって、コンプレッサ1の周囲温度が低い場合は冷媒液
の排出処理を許可するエンジンの基準回転数Cを低く設
定し、エンジン回転数Neが低い時にコンプレッサ1を
作動させて安全に冷媒液の排出処理を行う。一方、コン
プレッサ1の周囲温度が高い場合は基準回転数Cを高く
設定し、エンジン回転数Neが比較的高くてもコンプレ
ッサ1を作動させて速やかに冷媒液の排出処理を行う。
【0012】コンプレッサ1は、通常、エンジンルーム
内に配置されるので、エンジン始動時のコンプレッサ1
の周囲温度はエンジン冷却水温Twにほぼ等しく、この
実施例ではコンプレッサ1の周囲温度をエンジン冷却水
温Twにより検出する。なお、コンプレッサ1の周囲温
度を専用の検出センサーを設けて検出してもよい。水温
TwがTw1以下の時は基準回転数Cを一定値C1と
し、水温TwがTw2以上の時は基準回転数Cを一定値
C2とする。水温TwがTw1からTw2までの範囲で
は、水温Twの増加に応じて基準回転数Cを増加させ
る。このエンジン冷却水温Tw(℃)に対する基準回転
数C(rpm)の設定データはメモリM1に記憶され
る。
【0013】図5はクラッチ制御プログラムを示すフロ
ーチャートである。このフローチャートにより、実施例
の動作を説明する。エンジン制御ユニット20のマイク
ロコンピューターは、キースイッチ22がON位置に設
定されるとこの制御プログラムの実行を開始する。実行
開始後のステップS1において、エンジンが始動された
か否かを判別する。スターターモーターを起動するため
にキースイッチ22がSTART位置に設定された後、
キースイッチ22がふたたびON位置に戻された時に、
エンジン回転数センサー24によってエンジン2が所定
の回転数(例えば500rpm)以上で回転しているこ
とが検出されれば、エンジンが始動されたと判定する。
【0014】エンジン2が始動されたらステップS2へ
進み、水温センサー23により検出されたエンジン冷却
水温TwがA(℃)よりも高く、且つB(℃)よりも低
いか否かを判別する。ここで、温度A(℃)は、それ以
下の水温の環境条件では乗員が空調装置を使用しないと
判断される温度であり、温度B(℃)は、それ以上の水
温の環境条件ではコンプレッサ1に液溜まりが発生しな
いと判断される温度である。エンジン冷却水温Tw
(℃)に基づいてエンジン始動後のコンプレッサ1の冷
媒液の排出処理を行うか否かを判断し、水温TwがA
(℃)よりも高くB(℃)よりも低い時は冷媒液の排出
処理を行うためにステップS3へ進み、水温TwがA
(℃)以下またはB(℃)以上の時は排出処理を不要と
してステップS9へ進む。
【0015】なお、この実施例ではエンジン冷却水温T
w(℃)に基づいてコンプレッサ1の冷媒液の排出処理
を行うか否かを判断したが、この実施例に限定されず、
例えば周囲温度Tambに基づいて判断してもよい。
【0016】A(℃)<Tw<B(℃)の時は、乗員が
空調装置を使用する可能性が高く、且つコンプレッサ1
に液溜まりが発生しやすいので、ステップS3〜S8に
おいてコンプレッサ1に溜まった冷媒液の排出処理を行
う。まずステップS3で、水温センサー23により検出
されたエンジン冷却水温Tw(℃)に対応する基準回転
数C(rpm)をメモリM1から読み出す。続くステッ
プS4でエンジン回転数センサー24により検出された
エンジン回転数Ne(rpm)が基準回転数C(rp
m)以上か否かを判別し、Ne≧CであればステップS
5へ進み、Ne<CであればステップS8へ進む。
【0017】エンジン回転数Neが基準回転数C以上の
時は冷媒液の排出のためにコンプレッサ1を作動させる
ことができないので、ステップS5でトランジスタ21
によりリレー7をオフし、マグネットクラッチ5を開放
してコンプレッサ1の作動を停止する。またこの時、エ
ンジン始動後の所定の時間間隔Dを計時するタイマーT
1をリセットしてスタートさせる。続くステップS6
で、タイマーT1がタイムアップしたか否かを判別し、
タイムアップしたらステップS7へ進み、まだであれば
ステップS3へ戻る。ステップS7では基準回転数C
(rpm)に10rpmを加算してステップS3へ戻
る。エンジンの始動後は、時間の経過とともにエンジン
ルーム内の温度が上昇し、これにともなってコンプレッ
サ1の周囲温度が上昇するので、コンプレッサ1内に溜
まった冷媒液の気化が促進され、冷媒液を排出するため
により高い回転数でコンプレッサ1を作動させても液圧
縮を起こさない。そこで、エンジン回転数Neが基準回
転数Cよりも高くて冷媒液の排出が不可能な場合は、ス
テップS6〜S7で所定の時間間隔Dごとに基準回転数
C(rpm)を10rpmずつ増加し、速やかに冷媒液
の排出処理が実行されるようにする。なお、時間間隔D
には例えば10秒を設定する。
【0018】ステップS4においてエンジン回転数Ne
が基準回転数Cよりも低いと判別された時は、コンプレ
ッサ1を作動させても液圧縮が発生しないので、ステッ
プS8でトランジスタ21によりリレー7をオンし、マ
グネットクラッチ5を接続してコンプレッサ1を作動さ
せる。また同時に、冷媒液を排出するためのコンプレッ
サ1の作動時間を計時するタイマーT2に所定時間Eを
設定してスタートし、ステップS9へ進む。ステップS
9でタイマーT2がタイムアップしたか否かを判別し、
タイムアップしたらステップS10へ進む。なお、タイ
マーT2の設定時間Eは確実に冷媒液を排出できる時間
を設定すればよい。
【0019】ステップS10では空調制御ユニット10
からメインスイッチON信号を受信したか、すなわちA
/Cスイッチ11がオンされているか否かを判別し、オ
ンされていればステップS11へ進み、オフされていれ
ばステップS13へ進む。ステップS11では空調制御
ユニット10からブロアファン作動信号を受信したか、
すなわちブロアファンが作動されているか否かを判別
し、作動されていればステップS12へ進み、そうでな
ければステップS13へ進む。ステップS12では、A
/Cスイッチ11が投入され、且つブロアファンが作動
しているので、トランジスタ21によりリレー7をオン
し、マグネットクラッチ5を接続してコンプレッサ1を
作動させる。一方、ステップS13では、A/Cスイッ
チ11がオフされているか、あるいはA/Cスイッチ1
1がオンされていてもブロアファンが作動していないの
で、トランジスタ21によりリレー7をオフし、マグネ
ットクラッチ5を開放してコンプレッサ1の作動を停止
する。
【0020】ステップS2でTw≦A(℃)またはTw
≧B(℃)と判定された時は、乗員が空調装置を使用し
ない環境条件であるか、またはコンプレッサ1に液溜ま
りが発生しにくい環境条件であるので、エンジン始動後
にコンプレッサ1に溜まった冷媒液を排出する必要がな
く、ステップS10へ進んで上述した通常の空調制御を
行う。
【0021】このように、エンジン冷却水温に応じてコ
ンプレッサ1の作動の可否を決定するためのエンジン基
準回転数Cを設定してメモリM2に記憶し、エンジン2
の始動完了が検出されてから、エンジン冷却水温Twに
対応する基準回転数Cを読み出すとともに、エンジン始
動後の経過時間に応じて基準回転数Cを増加し、検出さ
れたエンジン回転数Neが基準回転数C以下になると、
A/Cスイッチ11の投入の有無に拘らず所定の時間だ
けコンプレッサ1を作動させるようにしたので、エンジ
ンの始動性を損うことなくコンプレッサ1内に溜まった
冷媒液を確実に排出することができる。
【0022】以上の実施例の構成において、図5に示す
クラッチ制御プログラムのステップS1が始動完了検出
手段を、タイマーT1が計時手段を、図5に示すクラッ
チ制御プログラムのステップS7が基準回転数変更手段
を、エンジン回転数センサー24が回転数検出手段を、
水温センサー23が水温検出手段を、メモリM1が記憶
手段を、トランジスタ21、リレー7および図5に示す
クラッチ制御プログラムのステップS4,S8が駆動制
御手段をそれぞれ構成する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、コンプレッサの作動の可否を決定するためにエン
ジンの基準回転数を設定し、エンジン始動後の経過時間
に応じて基準回転数を増加させるとともに、エンジンの
始動完了が検出されてからエンジン回転数が基準回転数
以下になると、空調装置のメインスイッチの投入の有無
に拘らず所定の時間だけコンプレッサを作動させるよう
にしたので、エンジンの始動性を低下させることなくコ
ンプレッサ内に溜まった冷媒液を確実に排出することが
できる。また、請求項2の発明によれば、エンジン冷却
水温に応じてコンプレッサの作動の可否を決定するため
のエンジンの基準回転数を設定し、エンジンの始動完了
が検出されてからエンジン回転数がエンジン冷却水温に
対応する基準回転数以下になると、空調装置のメインス
イッチの投入の有無に拘らず所定の時間だけコンプレッ
サを作動させるようにしたので、上記請求項1と同様の
効果が得られる。さらに、請求項3の発明によれば、エ
ンジン冷却水温に応じてコンプレッサの作動の可否を決
定するためのエンジンの基準回転数を設定し、エンジン
の始動完了が検出されてからエンジン冷却水温に対応す
る基準回転数をエンジン始動後の経過時間に応じて変更
するとともに、エンジン回転数が基準回転数以下になる
と、空調装置のメインスイッチの投入の有無に拘らず所
定の時間だけコンプレッサを作動させるようにしたの
で、さらに確実に冷媒液をコンプレッサから排出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1のクレーム対応図。
【図2】請求項2および請求項3のクレーム対応図。
【図3】実施例の構成を示すブロック図。
【図4】エンジン冷却水温Tw(℃)に応じて設定され
た、コンプレッサの作動の可否を決定するための基準回
転数C(rpm)を示す図。
【図5】クラッチ制御プログラムを示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1,100,200 コンプレッサ 1s シャフト 2 エンジン 3,5p Vプーリー 4 Vベルト 5 マグネットクラッチ 5c マグネットコイル 6 イグニッション電源 7 リレー 7c コイル 10 空調制御ユニット 11 A/Cスイッチ 12 ファンスイッチ 20 エンジン制御ユニット 21 トランジスタ 22 キースイッチ 23 水温センサー 24 エンジン回転数センサー 25 バッテリー電源 M1 メモリ T1,T2 タイマー 101,203 始動完了検出手段 102,206 計時手段 103,207 基準回転数変更手段 104,204 回転数検出手段 105,205 駆動制御手段 201 水温検出手段 202 記憶手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを駆動源とするコンプレッサを
    備えた車両用空調装置において、 前記エンジンの始動完了を検出する始動完了検出手段
    と、 この始動完了検出手段で始動完了が検出されてからの経
    過時間を計時する計時手段と、 前記コンプレッサの作動の可否を決定するために設定さ
    れた前記エンジンの基準回転数を、前記計時手段の計時
    時間に応じて増加させる基準回転数変更手段と、 前記エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、 前記始動完了検出手段で前記エンジンの始動完了が検出
    されてから、前記回転数検出手段により検出されたエン
    ジン回転数が前記基準回転数変更手段により設定された
    基準回転数以下になると、空調装置のメインスイッチの
    投入の有無に拘らず所定の時間だけ前記コンプレッサを
    作動させる駆動制御手段とを備えることを特徴とする車
    両用空調装置。
  2. 【請求項2】 エンジンを駆動源とするコンプレッサを
    備えた車両用空調装置において、 前記エンジンの冷却水温を検出する水温検出手段と、 エンジン冷却水温に応じて設定された前記コンプレッサ
    の作動の可否を決定するための前記エンジンの基準回転
    数を記憶する記憶手段と、 前記エンジンの始動完了を検出する始動完了検出手段
    と、 前記エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、 前記始動完了検出手段で前記エンジンの始動完了が検出
    されてから、前記記憶手段から前記水温検出手段により
    検出された冷却水温に対応する基準回転数を読み出し、
    前記回転数検出手段により検出されたエンジン回転数が
    前記基準回転数以下になると、空調装置のメインスイッ
    チの投入の有無に拘らず所定の時間だけ前記コンプレッ
    サを作動させる駆動制御手段とを備えることを特徴とす
    る車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の車両用空調装置におい
    て、 前記始動完了検出手段で始動完了が検出されてからの経
    過時間を計時する計時手段と、 前記エンジンの冷却水温に対応する基準回転数を前記計
    時手段の計時時間に応じて増加させる基準回転数変更手
    段とを備えることを特徴とする車両用空調装置。
JP4831893A 1993-03-09 1993-03-09 車両用空調装置 Pending JPH06255353A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009204163A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 陸上輸送用冷凍装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009204163A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 陸上輸送用冷凍装置

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