JP2003247478A - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

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JP2003247478A JP2002272127A JP2002272127A JP2003247478A JP 2003247478 A JP2003247478 A JP 2003247478A JP 2002272127 A JP2002272127 A JP 2002272127A JP 2002272127 A JP2002272127 A JP 2002272127A JP 2003247478 A JP2003247478 A JP 2003247478A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジン始動装置の不調による車両発進の不調
を防止して、優れた信頼性を有するエンジン制御装置を
提供すること。 【解決手段】エンジン1の運転中にエンジン始動装置2
を試動させることによりエンジン始動装置2の良否をテ
ストし、テストにより不良と判定されたエンジン始動装
置2によるエンジン1の始動を禁止するか、又は、エン
ジン1の自動停止を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン制御装置
に関し、エンジン始動信頼性に優れたエンジン制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、燃費改善およびエミッション低減を目的として、所
定のエンジン停止条件成立時にエンジン自動停止を指令
し、その後の所定のエンジン始動条件成立時にエンジン
自動再始動を指令してエンジン始動モータを駆動させる
エンジン自動停止再始動制御(いわゆるエコラン制御)
が採用されつつある。
【0003】また、エンジン始動の操作性向上を目的と
したボタンスイッチによるエンジン自動始動装置も採用
されつつある。
【0004】しかしながら、これらのエンジン自動始動
制御の実施において、従来のエンジン制御装置にはエン
ジン始動装置が突然不調となって車両始動が不能となる
可能性があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、エンジン始動装置の不調によるエンジン始動の
不調を防止して、優れた信頼性を有するエンジン制御装
置を提供することを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一発明のエンジン制御
装置は、電動機、並びに、前記電動機の出力軸に連結さ
れた駆動部材と前記エンジンのクランク軸に連結される
従動部材とを有して前記電動機の回転をエンジンに伝達
するオーバーランニングクラッチとを有し、前記オーバ
ーランニングクラッチは、所定の条件にて前記駆動部材
から前記従動部材にトルクを伝達するとともに、前記従
動部材が前記駆動部材の回転数を上回る回転数をもつ場
合又は前記従動部材の回転数が所定の分離回転数値を超
える場合に前記駆動部材から前記従動部材へ実質的にト
ルクを伝達しないエンジン始動装置と、所定のエンジン
始動条件成立時に前記エンジン始動装置を駆動して前記
エンジンを自動始動させるエンジン始動制御部とを備え
るエンジン制御装置において、前記エンジンの運転中に
前記エンジン始動装置を試動させることにより前記エン
ジン始動装置の良否をテストする始動試験部と、前記テ
ストにより不良と判定された前記エンジン始動装置によ
る前記エンジンの始動を禁止する始動禁止部とを有する
ことを特徴としている。
【0007】すなわち、本発明は、エンジンの運転中に
つまりエンジン自動停止の前にエンジン始動装置の良否
をテストし、テスト結果が不良であれば、このエンジン
始動装置によるその後のエンジン始動(特に自動再始
動)を禁止することができるので、エンジン始動装置の
不良によるエンジン再始動の失敗を未然に防止すること
ができる。その結果、エンジン始動装置が突然不調とな
ったとしてもそれを用いてエンジン始動を行うという愚
を未然に防止することができ、優れた信頼性を有するエ
ンジン始動装置を実現することができる。
【0008】なお、エンジン始動装置はオーバーランニ
ングクラッチを介してエンジンに連結されており、か
つ、エンジンの運転中はオーバーランニングクラッチの
従動部材がその駆動部材よりも高速回転しているため
に、もしくは、オーバーランニングクラッチの従動部材
がその駆動部材から分離されているために、エンジン始
動装置によるエンジン駆動なしにエンジン始動装置を試
動させても、エンジンによる駆動されるオーバーランニ
ングクラッチの従動部材の回転数はエンジン運転中のこ
の試動時に駆動部材のそれを通常は上回ることがなく、
もしくは、オーバーランニングクラッチの所定の分離回
転数を下回ることがなく、エンジン始動装置がエンジン
を駆動することはなく、運転フィーリングに違和感を与
えたり、無駄に電力を消費したりすることはない。
【0009】更に、本発明によれば、エンジン始動装置
の良、不良情報をエンジン運転中に得ることができるの
で、その後のエンジン制御にてこの情報を利用すること
もできる。たとえばエンジン始動装置が不良である場合
に次のエンジンの自動停止を禁止するなどの手段を付加
してもよい。なお、テスト結果が不良である場合に、エ
ンジン自動再始動を禁止するのみならず、この不調のエ
ンジン始動装置による手動のエンジン始動を禁止しても
よい。この場合、エンジン始動装置を複数設けておき、
残りのエンジン始動装置を使用してエンジン始動を実施
することもできる。
【0010】第一発明の好適な態様において、前記始動
試験部は、イグニッションキースイッチを閉じてなされ
る前記エンジンの始動が完了した(エンジン完爆)後、
所定期間内に実施されることを特徴としている。これに
より、エンジン始動ごとにエンジン始動装置の試験を行
うことができるので、いたずらに試験回数を増やしてた
とえばブラシの消耗などエンジン始動装置の耐久性の劣
化を抑止しつつ、エンジン始動装置の不調によるエンジ
ン自動始動の失敗を回避することができる。
【0011】第二発明のエンジン制御装置は、電動機、
並びに、前記電動機の出力軸に連結された駆動部材と前
記エンジンのクランク軸に連結される従動部材とを有し
て前記電動機の回転をエンジンに伝達するオーバーラン
ニングクラッチとを有し、前記オーバーランニングクラ
ッチは、所定の条件にて前記駆動部材から前記従動部材
にトルクを伝達するとともに、前記従動部材が前記駆動
部材の回転数を上回る回転数をもつ場合又は前記従動部
材の回転数が所定の分離回転数値を超える場合に前記駆
動部材から前記従動部材へ実質的にトルクを伝達しない
エンジン始動装置と、所定のエンジン始動条件成立時に
前記エンジン始動装置を駆動して前記エンジンを自動始
動させるエンジン始動制御部とを備えるエンジン制御装
置において、前記エンジンを始動するための前記エンジ
ン始動装置の作動中に前記エンジン始動装置を試動させ
ることにより前記エンジン始動装置の良否をテストする
始動試験部と、前記テストにより不良と判定された前記
エンジン始動装置による前記エンジンの始動を禁止する
始動禁止部とを有することを特徴としている。
【0012】すなわち、この発明によれば、エンジン始
動のためのエンジン始動装置の運転時にこのエンジン始
動装置の状態をテストし、このテスト結果によりエンジ
ン始動装置の不調を発見した場合にこのエンジン始動装
置によるエンジン始動を禁止するので、エンジン始動装
置の作動累計回数を増加することなく、エンジン始動の
失敗を防止することができる。これにより、エンジン始
動装置の耐久性を劣化させることなく、エンジン始動の
失敗を防止することができる。
【0013】更に、本発明によれば、エンジン始動装置
の良、不良情報をエンジン始動中に得ることができるの
で、その後のエンジン制御にてこの情報を利用すること
もできる。たとえばエンジン始動装置が不良である場合
に次のエンジンの自動停止を禁止するなどの手段を付加
してもよい。なお、テスト結果が不良である場合に、エ
ンジン自動再始動を禁止するのみならず、この不調のエ
ンジン始動装置による手動のエンジン始動を禁止しても
よい。この場合、エンジン始動装置を複数設けておき、
残りのエンジン始動装置を使用してエンジン始動を実施
することもできる。
【0014】第二発明の好適な態様において、前記始動
試験部は、前記エンジンを始動するための前記エンジン
始動装置が作動中であり、かつ、前記エンジンが始動し
たと判定した後に、前記テストを行うことを特徴として
いる。これにより、エンジン始動後におけるエンジン始
動装置の無負荷作動時にエンジン始動装置の試動すなわ
ちテストを行うので、エンジン始動に際してエンジン始
動装置の回転数や電流などの変動の影響を回避すること
ができ、テストを高精度に行うことが可能となる。
【0015】第二発明の好適な態様において、前記エン
ジンの回転数を検出する検出手段を有し、前記始動試験
部は、前記テストにより前記エンジンの回転数が所定回
転数値(たとえば完爆回転数)以上となった場合にエン
ジンは始動したと判定することを特徴としている。これ
により、エンジン始動装置の良否を確実に判定すること
ができる。
【0016】上記両発明の好適な態様において、前記始
動試験部は、前記テストを所定のインタバルで実行する
ことを特徴としている。このインタバルとしては、所定
時間ごとに(たとえば一日1回)又は所定走行距離ごと
に(たとえば30km走行ごとに)上記テストを行うこ
とができる。これにより、エンジン始動装置の耐久性の
劣化を抑止しつつエンジン始動装置の不調発生によるエ
ンジン始動の失敗を良好に防止することができる。
【0017】第三発明のエンジン制御装置は、電動機、
並びに、前記電動機の出力軸に連結された駆動部材と前
記エンジンのクランク軸に連結される従動部材とを有し
て前記電動機の回転をエンジンに伝達するオーバーラン
ニングクラッチとを有し、前記オーバーランニングクラ
ッチは、所定の条件にて前記駆動部材から前記従動部材
にトルクを伝達するとともに、前記従動部材が前記駆動
部材の回転数を上回る回転数をもつ場合又は前記従動部
材の回転数が所定の分離回転数値を超える場合に前記駆
動部材から前記従動部材へ実質的にトルクを伝達しない
エンジン始動装置と、所定のエンジン始動条件成立時に
前記エンジン始動装置を駆動して前記エンジンを自動始
動させるエンジン始動制御部とを備えるエンジン制御装
置において、所定のエンジン停止条件成立時に前記エン
ジンを自動停止させるエンジン停止制御部と、前記エン
ジンの運転中に、又は、前記エンジンを始動するための
前記エンジン始動装置の作動中に、前記エンジン始動装
置の良否をテストする始動試験部とを備え、前記エンジ
ン停止制御部は、前記テストの結果が不良である場合に
前記エンジンの自動停止を禁止することを特徴としてい
る。
【0018】これにより、エンジン始動装置の不調を事
前に検出した場合にエンジン自動停止を禁止するため、
その後にエンジン再始動に失敗して車両が立ち往生する
ことがなく、安全にエコラン動作を実施することができ
る。
【0019】第三発明の好適な態様において、前記始動
試験部は、前記エンジン停止制御部による前記エンジン
の自動停止操作の直前の所定期間に前記テストを実施す
ることを特徴としている。これにより、エコラン動作に
よりエンジン自動停止条件が成立してもその後に行うテ
ストの結果が悪ければエンジンの自動停止を回避するの
で、安全にエコラン動作を実施できるとともに、頻繁に
テストを実施する必要がない。なお、テスト回数を更に
減らすために、上記インタバル制御を更に実施してもよ
い。
【0020】上記各発明の好適な態様において、前記始
動試験部は、前記エンジンの回転数が前記オーバーラン
ニングクラッチの前記分離回転数以下である場合に前記
テストを禁止することを特徴としている。これにより、
オーバーランニングクラッチがその分離回転数以下の状
態である状態にてエンジン始動装置を駆動することによ
り、エンジン回転数が不安定となったり、エンジンのク
ランキングなどの影響によりエンジン始動装置の回転数
や電流が不安定となったりしてテスト結果の精度が低下
するという不具合も回避することができる。
【0021】上記各発明の好適な態様において、前記エ
ンジン始動装置の温度を検出する検出手段を有し、前記
始動試験部は、前記エンジン始動装置の温度が所定温度
範囲(たとえばー15℃以下、100℃以上)にある場
合に前記テストを禁止することを特徴としている。これ
により、このような温度範囲にてブラシの摩耗進行度合
いが大きい場合にテストを行うことを回避してエンジン
始動装置の耐久性の低下を抑止することができるととも
に、このような温度範囲にてエンジンなどの摩擦抵抗が
大きくなるため、上記温度範囲以外では正常にエンジン
始動が可能であるにもかかわらずエンジン始動装置が不
良であるというテスト結果が生じるのを防止することが
できる。
【0022】上記各発明の好適な態様において、前記始
動試験部は、前記オーバーランニングクラッチがオーバ
ーラン状態である条件にて前記テストを実施することを
特徴としている。すなわち、エンジン始動装置の回転数
がその分離回転数以下であっても、オーバーランニング
クラッチの駆動部材(エンジン始動装置側)の回転数が
その従動部材(エンジン側)の回転数よりも低ければエ
ンジン始動装置はエンジンを駆動することはない。した
がって、エンジン始動装置の回転数がその分離回転数以
下であっても、エンジン始動装置がエンジンを駆動しな
いというエンジン始動装置運転条件を守れば、エンジン
始動装置によるエンジン駆動という問題を回避しつつエ
ンジン始動装置のテストを実現することができる。
【0023】好適には、前記始動試験部は、前記エンジ
ンの回転数が、所定回転数から急減する場合で、かつ、
前記オーバーランニングクラッチがオーバーラン状態を
維持できる期間が前記テストに要する期間よりも長い場
合に前記テストを許可することができる。
【0024】上記各発明の好適な態様において、前記エ
ンジン始動装置の通電電流を制御する通電電流制御部を
有し、前記始動試験部は、前記テストにおける前記エン
ジン始動装置の試動通電電流をエンジン始動時における
前記エンジン始動装置の始動通電電流よりも減少させる
ことを特徴としている。
【0025】これにより、オーバーランニングクラッチ
の駆動部材の回転数が従動部材(エンジン側)を超えて
エンジン始動装置がエンジンを駆動させるのを防止しつ
つテストを実行し、かつ、テスト時のエンジン駆動によ
る上記悪影響を回避することができる。
【0026】なお、この態様を第二発明に応用する場合
には、エンジン始動開始にはエンジン始動装置に通常の
電力を供給して正常にエンジン始動を行い、その後、エ
ンジン始動装置に小電流を通電してテストがおこなわれ
るべきであることは当然である。
【0027】上記各発明の好適な態様において、前記始
動試験部は、前記テストのための前記エンジン始動装置
の試動中およびその後の前記エンジン始動装置の惰性回
転中における前記エンジンの停止を禁止することを特徴
としている。これにより、この始動中およびその後の上
記惰性回転中にエンジンを停止することに起因して、オ
ーバーランニングクラッチが結合して衝撃が生じるのを
防止することができる。
【0028】上記各発明の好適な態様において、好適な
態様において、前記エンジン始動装置の通電電流を検出
する手段を有し、前記始動試験部は、前記テスト中にお
ける前記エンジン始動装置の通電電流が所定範囲を逸脱
する場合に前記テストの結果は不良であると判定するこ
とを特徴としている。これにより、簡単かつ的確にエン
ジン始動装置の良、不良を判別することができる。
【0029】上記各発明の好適な態様において、前記エ
ンジン始動装置の回転数を検出する手段を有し、前記始
動試験部は、前記テスト時に前記エンジン始動装置の回
転数が所定範囲を逸脱する場合に前記テストの結果は不
良であると判定することを特徴としている。これによ
り、簡単かつ的確にエンジン始動装置の良、不良を判別
することができる。
【0030】上記各発明の好適な態様において、複数の
前記エンジン始動装置を装備し、前記エンジン始動制御
部は、前記テストの結果が良であると判定された方の前
記エンジン始動装置を選択して前記エンジンの始動を行
うことを特徴としている。これにより、どれかのエンジ
ン始動装置が不良となってもなんら支障なく、かつ、無
駄にエンジン始動電力を消耗することなく、エコラン制
御を実施したり、エンジンを再始動したりすることがで
きる。
【0031】上記各発明の好適な態様において、好適な
態様において、前記始動装置制御部は、前記両エンジン
始動装置が合格である場合に両エンジン始動装置を用い
て前記エンジン自動再始動時を行う。このようにすれ
ば、1台で行うよりもエンジンの始動性を向上すること
ができ、また、エンジン始動装置の一方が不調となった
場合には残りの一方でエンジン始動を行うことができる
ので、エンジン始動の失敗を従来より格段に低減するこ
とができる。
【0032】
【発明を実施するための態様】本発明のエンジン制御装
置の好適な実施態様を以下の実施例を参照して説明す
る。
【0033】
【実施例1】図1は、本発明のエンジン制御装置の一実
施例を示すブロック図である。
【0034】1はエンジン、2はスタータ(本発明でい
うエンジン始動装置)、3はスタータリレー(本発明で
いうエンジン始動装置)、4はバッテリ、5はコントロ
ーラ(本発明でいうエンジン始動制御部、エンジン停止
制御部、始動試験部、始動禁止部)、6は電流センサ
(本発明でいう検出手段)、7はオーバーランニングク
ラッチ、8はクランク角センサ(本発明でいう検出手
段)、9はプーリ、10はベルト、11はクランクプー
リである。なお、オーバーランニングクラッチ7は模式
的に断面図示されている。
【0035】プーリ9はオーバーランニングクラッチ7
のクラッチアウタをなす大径の外筒部(本発明でいう従
動部材)をなし、この外筒部は、オーバーランニングク
ラッチ7のクラッチインナをなす小径の内筒部(本発明
でいう駆動部材)にクラッチローラを介して係合してい
る。オーバーランニングクラッチ7の内筒部は、減速機
構付きのスタータ2の出力回転軸に固定され、プーリ9
は、ベルト10、クランクプーリ11を通じてエンジン
1のクランクシャフトに連結されている。スタータ2
は、モータ20とこのモータの回転数を低減する減速機
構とを有し、この減速機構の出力軸はオーバーランニン
グクラッチ7の上記内筒部に固定されている。
【0036】バッテリ4は、スタータリレー3を通じて
スタータ2のモータ20に給電し、スタータリレー3
は、コントローラ5により制御される。モータ20は、
通常の遊星減速機構付きの直流直巻モータを採用してい
る。
【0037】コントローラ5は、図示しないエンジン制
御用の電子制御装置(ECU)を通じてクランク角センサ
8からエンジン回転数やその他の車両運転情報を、電流
センサ6からバッテリ電流を受け取るマイコン内蔵の制
御装置である。なお、電流センサ6は、モータ20への
通電電流のみを検出するように接続してもよいことは明
白である。また、このコントローラ5と上記エンジン制
御用の電子制御装置(ECU)とを一体化してもよいこと
も当然である。上記説明したエンジン制御装置の構成自
体は従来周知のものであり、更なる詳細説明は省略す
る。
【0038】次に、この装置によるエンジン自動始動動
作を以下に説明する。
【0039】コントローラ5は種々の入力データに基づ
いて運転条件が所定のエンジン自動停止条件を満足する
場合に、エンジン1を自動停止させる。また、コントロ
ーラ5は、上記エンジン自動停止中に読み込んだ種々の
入力データに基づいて運転条件が所定のエンジン自動再
始動条件を満足する場合に、発電電動機3を電動動作さ
せてエンジン1を再始動させる。この種のエコラン制御
自体は従来周知のものであり、更なる詳細説明は省略す
る。
【0040】次に、この実施例の要部をなすスタータ2
のテスト動作を図2に示すフローチャートを参照して以
下に説明する。このフローチャートはコントローラ5に
より実施される。
【0041】まず、テスト開始条件が満たされているか
どうかを判定し(S100)、満たされていればスター
タ2を試動させる(S102)。次に、データ採取条件
が満たされているかどうかを判定し(S103)、満た
されていれば、スタータ2の両不良を判定するためのデ
ータを採取して(S104)、スタータ2の試動を終了
する(S106)。次に、採取したデータを所定の判定
条件と照合することによりスタータ2の良不良を判定し
(108)、良であればスタータ2の良不良を表示する
フラグAを1(OK)とし(S110)、不良であればフラ
グAを1(NG)とする(S112)。その後、このフラグ
Aの状態に基づいて予め定められたスタータ2の故障対
応制御指令を発する。これにより、スタータ2が不良で
ある場合にはスタータ2はこの故障対応制御指令により
制御されるため、後述するようにスタータ2の保護、エ
ンジン自動始動の失敗の防止、それによる電力浪費の防
止を実前することができる。
【0042】上記したテスト開始条件、データ採取条
件、判定条件、故障対応制御指令としては、種々のバリ
エーションが可能であり、これらの各バリエーションの
違いにより種々の試験態様が可能である。これらの試験
態様について以下に説明する。
【0043】(試験態様1)試験態様1を図3を参照し
て説明する。
【0044】この試験態様1は、エンジン1を図示しな
いイグニッションキースイッチにて手動始動させた時点
t1から所定時間ΔT経過後の時点t2にてスタータリ
レー3にオン指令(図2でいうスタータON信号)を所定
期間T1だけ送信し、この期間T1だけスタータ2に通電し
てスタータ2を無負荷運転させ、期間T1におけるスター
タ電流の大きさが所定範囲内にある場合にスタータ2を
良と判定し、スタータ電流がこの範囲を逸脱する場合に
不良を判定するものである。スタータ電流の大きさとし
ては、この期間T1における平均電流とすることが好まし
いが、所定時点の電流値であってもよい。
【0045】なお、上記したイグニッションキースイッ
チのオンによるスタータリレー3のオンは図2において
は図示省略しているが、所定時間ΔTの終了時点(すな
わち所定期間T1の開始時点)t2までにイグニッション
キースイッチのオフとともに終了しているものとする。
【0046】ただし、時点t2は、プーリー9の回転数
がオーバーランニングクラッチ7の分離回転数を上回る
状態である所定の期間に設定される。これにより、この
スタータ2の試動にてスタータ2がエンジン1を駆動す
ることによる悪影響を回避される。
【0047】また、この態様では、スタータ2が不良と
判定された場合には、その後のエンジン1の自動停止、
および、エンジン始動動作を禁止するべく、コントロー
ラ5はエンジン制御用ECUに指令を発する。
【0048】すなわち、この制御モード1のテスト開始
条件(S100)およびデータ採取条件(S104)は、
イグニッションキースイッチオンから時間ΔT1後とい
うことになり、S104でいうデータは期間T1における
スタータ平均電流とされ、S114における故障対応制御指
令は、エンジン1の自動停止禁止指令、および、エンジ
ン始動動作の禁止指令となる。判定条件(S108)
は、平均電流が所定範囲か否かとなる。平均電流がこの
範囲を逸脱する場合、スタータ内部の不具合が予想さ
れ、その運転は好ましくない。これにより、頻繁なスタ
ータ2の起動を防止しつつ、スタータ2の保護を実現
し、エンジン1の自動再始動の失敗を防止することがで
きる。
【0049】(試験態様2)試験態様2を図4を参照し
て説明する。
【0050】この試験態様2では、所定のエンジン自動
始動条件が満たされた時点t3にてスタータリレー3を
オンし、スタータ2に通電してエンジン1の自動始動を
開始し、この通電を時点t5まで期間T2だけ実施す
る。そして、エンジン回転数がオーバーランニングクラ
ッチ7の分離回転数に相当する回転数を上回った後の所
定時点t4にてスタータ通電電流(平均値又は瞬時値)
を採取し、このスタータ通電電流が所定範囲内にある場
合にスタータ2を良と判定し、スタータ電流がこの範囲
を逸脱する場合に不良を判定するものである。
【0051】ただし、時点t4は、プーリー9の回転数
がオーバーランニングクラッチ7の分離回転数を上回る
状態である期間に設定される。これにより、このスター
タ2の試動にてスタータ2がエンジン1を駆動すること
による悪影響を回避される。
【0052】また、この態様では、スタータ2が不良と
判定された場合には、その後のエンジン1の自動停止、
および、エンジン始動動作を禁止するべく、コントロー
ラ5はエンジン制御用ECUに指令を発する。
【0053】すなわち、この制御モード2のテスト開始
条件(S100)およびデータ採取条件(S104)は、
スタータ2への通電開始から所定時間T3後の時点t4
ということになり、時点t4は時点t5よりデータ採取
に必要な所定時間先行する。その他の条件は試験態様1
と同じである。これにより、頻繁なスタータ2の起動を
防止しつつ、スタータ2の保護を実現し、エンジン1の
自動再始動の失敗を防止することができる。
【0054】(試験態様3)試験態様3を図5を参照し
て説明する。
【0055】この試験態様3では、所定のエンジン自動
停止条件が満たされた時点t6にてスタータリレー3を
オンし、スタータ2に通電してスタータ2を時点t8ま
で試動する。この期間T4において、エンジンは運転され
ており、その回転数はオーバーランニングクラッチ7の
分離回転数に相当する回転数を上回っている。
【0056】次に、時点t6から所定時間T5経過した時
点t7にてスタータ通電電流(平均値又は瞬時値)を採
取し、このスタータ通電電流が所定範囲内にある場合に
スタータ2を良と判定し、スタータ電流がこの範囲を逸
脱する場合に不良を判定するものである。これにより、
このスタータ2の試動にてスタータ2がエンジン1を駆
動することによる悪影響を回避される。
【0057】また、この態様では、スタータ2が不良と
判定された場合には、その後のエンジン1の自動停止を
禁止するべく、コントローラ5はエンジン制御用ECUに
指令を発し、スタータ2が良とされた場合には、エンジ
ン1の自動停止を指令する。
【0058】すなわち、この制御モード3のテスト開始
条件(S100)はスタータ2への自動停止条件満足時
点t6となり、データ採取条件(S104)は通電開始
時点t6から所定時間T5後の時点t7ということにな
り、時点t7は時点t8よりデータ採取に必要な所定時
間先行する。その他の条件は試験態様2と同じである。
これにより、頻繁なスタータ2の起動を防止しつつ、ス
タータ2の保護を実現し、エンジン1の自動再始動の失
敗を防止することができる。
【0059】
【実施例2】図6は、本発明のエンジン制御装置の他の
実施例を示すブロック図である。
【0060】この実施例では、実施例1のスタータリレ
ー3をMOSトランジスタ30に変更し、かつ、スタータ
2のテストに際して、このMOSトランジスタ30を所定
デューテイ比(たとえば50%)で駆動するものであ
る。このようにすれば、テスト時の通電電流を減らすこ
とができるので、テストに要する電力消費、ブラシの消
耗、エンジン1の駆動などといった問題を改善すること
ができる。また、このようなメイン電流の制御以外にス
タータモータの界磁電流を制御しても同様の効果を得る
ことができる。
【0061】
【実施例3】図7は、本発明のエンジン制御装置の他の
実施例を示すブロック図である。
【0062】この実施例では、実施例1の装置に第2ス
タータ21と第2スタータリレー31とを追加し、バッ
テリ4から第2スタータ21を通じて第2スタータ21
に給電したものである。第2スタータ21はギヤ機構1
2を通じてエンジン1のクランクシャフトに連結されて
いる。第2スタータ21はコントローラ5により制御さ
れる。
【0063】この装置では、通常の手動のエンジン始動
又は自動のエンジン始動は、スタータ2と第2スタータ
21とのどちらか一方を用いて行われるが、両方を用い
て行ってもよく、交互に用いて行ってもよい。
【0064】この実施例の要部をなすスタータ試験も図
2のフローチャートに基づいてなされる。このスタータ
試験について図8に示すタイミングチャートを参照して
詳細に説明する。
【0065】このスタータ試験では、エンジン1を図示
しないイグニッションキースイッチにて手動始動させた
後、エンジン1の回転数がオーバーランニングクラッチ
7の分離回転数を超えてから所定時間が経過した時点t
9からその後の時点t10までの所定期間T6の間、スタ
ータリレー3をオンし、スタータ2を試動させ、この時
のスタータ2への通電電流を電流センサ6により検出
し、この電流の平均値が所定範囲にあるかどうかにより
スタータ2の良否を判定する。
【0066】また、同様に、時点t6から所定時間経過
した後、エンジン1の回転数がオーバーランニングクラ
ッチ7の分離回転数を超えてから所定時間が経過した時
点t9からその後の時点t10までの所定期間T6の
間、スタータリレー3をオンし、スタータ2を無負荷運
転(試動)させ、期間T6におけるスタータ2への通電
電流を電流センサ6により検出し、この電流の平均値が
所定範囲にあるかどうかによりスタータ2の良否を判定
する。
【0067】また、同様に、時点t10から所定期間経
過した後であり、かつ、エンジン回転数が分離回転数を
上回っている時点t11から時点t12までの期間T7
に第2スタータリレー31をオンし、第2スタータ21
を無負荷運転させ、期間T7における第2スタータ21
への通電電流を電流センサ6により検出し、この電流の
平均値が所定範囲にあるかどうかによりスタータ2の良
否を判定する。この結果、スタータ2が不良である場合
には次にエンジン1を始動する期間T8(時点t13か
ら時点t14)において第2スタータ21を選択してエ
ンジン1を始動する(図8参照)。
【0068】これにより、スタータ2又はスタータリレ
ー3が不良となっても、エンジン1を始動することがで
きるとともに、不良と判定したスタータ2に通電するこ
とがないので、電力の無駄がなく、エンジン1の始動に
手間取ることがない。
【0069】なお、この実施例において、スタータ2を
主としてエンジン始動に用いる場合などには第2スター
タ21のテストはスタータ2が不良である場合にのみ実
施してもよい。
【0070】(変形態様)上記各実施例の変形態様を以
下に説明する。
【0071】上記実施例では、エコラン制御のためのエ
ンジンの自動始動、自動停止におけるスタータ試験とそ
れによるエンジン再始動禁止又はエンジン自動停止禁止
について説明したが、エコラン制御以外のエンジン自動
始動、自動停止においても同様に利用できる他、手動に
よるエンジン始動、停止においても上記実施例で説明し
たスタータ試験とそれによるエンジン再始動禁止又はエ
ンジン自動停止禁止も可能である。
【0072】上記実施例では、スタータとして起動トル
クが大きい直流直巻モータを採用したが、トルクアシス
ト又は発電制動に好適な同期電動機を採用してもよい。
【0073】上記実施例では、オーバーランニングクラ
ッチ7の従動部材の回転数すなわちエンジン回転数が分
離回転数以上、好適には分離回転数よりも所定値だけ高
い場合にテストを実施したが、オーバーランニングクラ
ッチ7の従動部材が駆動部材よりも回転数が所定レベル
高い場合にテストを実施するようにしてもよい。
【0074】上記実施例では、スタータ電流の大きさが
所定範囲かどうかによりスタータの良、不良を判定した
が、テスト用通電開始から所定時間経過後のスタータの
回転数やエンジン回転数が所定範囲かどうかによりスタ
ータの良、不良を判定してもよい。なお、スタータの回
転数はスタータの逆起電圧により判定することができ
る。
【0075】テストの開始は、所定走行距離ごとに行っ
てもよい。
【0076】また、スタータ温度又はエンジン温度又は
それに連動する電気量を検出し、検出温度が所定範囲を
逸脱する場合にテストを禁止してもよい。スタータ温度
は巻線抵抗により検出することができ、エンジン温度は
通常の装置において検出するのが普通である。
【0077】更に、テストによるデータ採取完了後、ス
タータへの通電を停止し、スタータの回転数が惰性回転
中にはエンジンの停止を禁止する。これにより、上記惰
性回転中にエンジンを停止することに起因して、オーバ
ーランニングクラッチが結合して衝撃が生じるのを防止
することができる。
【0078】
【実施例4】図9は、本発明のエンジン制御装置の一実
施例を示すブロック図である。
【0079】1はエンジン、20はスタータ(エンジン
始動装置)、30は発電電動機(同期機)、4はバッテ
リ、5はコントローラ、6は電流センサ、70は回転角
センサ、80はベルト、90は補機、100はエンジン
回転角センサ、110はインバータである。
【0080】エンジン1は、ベルト80を通じて発電電
動機30や補機90を駆動し、エンジン回転角センサ1
00はエンジン回転数を検出する。発電電動機30およ
びエンジン始動装置20はバッテリ4から給電されてエ
ンジン1を始動させる。回転角センサ70は発電電動機
30の回転角を検出し、電流センサ6はバッテリ4の電
流を検出する。インバータ110は三相インバータ回路
であってコントローラ5により制御されて発電電動機3
0に三相交流電圧を給電する。
【0081】エンジン始動装置20は、通常のリングギ
ヤーピニオン結合によりエンジンのクランク軸に連結さ
れた遊星減速機構付きの直流直巻モータであって、一方
向クラッチ(オーバーランニングクラッチ)を有してい
る。
【0082】発電電動機30は、界磁巻線式三相同期機
であって、通常走行時は発電動作を行い、エンジン始動
時およびトルクアシスト時には電動動作を行う。
【0083】コントローラ5は、マイコン内蔵の制御装
置であって、エンジン始動装置に内蔵された周知のマグ
ネットスイッチを断続して、エンジン始動装置のエンジ
ン始動モータすなわち直流直巻モータの駆動、停止を制
御する。また、コントローラ5は、発電電動機30の発
電動作時にバッテリ電圧と所定の目標電圧との差に基づ
いて発電電動機3の界磁電流をフィードバック制御する
ことによりその発電電圧を調整する。これにより、周知
の三相インバータ回路に内蔵された三相全波整流器がこ
の発電電圧を整流してバッテリ4に給電し、この結果、
バッテリ電圧は所定目標範囲に収束する。更に、コント
ローラ5は、発電電動機30の電動動作時にインバータ
110を目標トルクを発生するようにPWM制御し、こ
れによりインバータ11はPWM制御された三相交流電
圧を発電電動機30に印加し、発電電動機30は所望の
トルクを発生する。この三相交流電圧を発電電動機30
の回転角に同期させるために、コントローラ5は回転角
センサ70の出力信号に基づいてインバータ110が出
力する三相交流電圧の各相電圧の位相と決定する。上記
した各装置の構成、動作自体はもはや周知事項であるの
で、更なる詳細説明は省略する。 (エンジン自動再始動動作)コントローラ5は種々の入
力データに基づいて運転条件が所定のエンジン自動停止
条件を満足する場合に、エンジン1を自動停止させる。
また、コントローラ5は、上記エンジン自動停止中に読
み込んだ種々の入力データに基づいて運転条件が所定の
エンジン自動再始動条件を満足する場合に、発電電動機
30を電動動作させてエンジン1を再始動させる。ま
た、図示しないイグニッションキーがターンオンされる
と、図示しないマグネットスイッチが閉じてエンジン始
動装置20に給電され、エンジン始動装置20がエンジ
ン1を始動させる。更に、後述するように、コントロー
ラ5は発電電動機30の故障時に、エンジン始動装置2
0をエンジン自動再始動時に作動させる。
【0084】なお、この実施例では、エンジン始動装置
20を手動始動時に用い、発電電動機30をエンジン自
動再始動時に用いているが、これはエンジン始動装置2
0のブラシの消耗を低減するためである。しかし、エン
ジン始動装置20をエンジン自動再始動時に用いてもよ
いし、発電電動機30を手動始動時に用いてもよい。そ
の他、手動始動又はエンジン自動再始動に際して、エン
ジン始動装置20と発電電動機30とを両方駆動させて
もよく、手動始動時においてエンジン始動装置2だけに
よるエンジン始動に失敗した場合や失敗を予想される場
合に両方によるエンジン始動を行ってもよい。両装置に
よるエンジン始動は、エンジン自動再始動においてアク
セルペダル踏み込みから車両の実際の発進までの時間を
短縮する効果を奏することができる。 (エンジン始動テスト動作1)次に、この実施例の一つ
の要部をなすエンジン運転中のエンジン始動装置20の
テスト動作を図10に示すフローチャートを参照して以
下に説明する。このフローチャートはコントローラ5に
より実施される。
【0085】まず、イグニッションキースイッチのター
ンオンによる手動始動完了によりルーチンを開始し(1
00)、エンジン回転数がアイドル回転数を超えたかど
うかを判定し(102)、超えていなければメインルー
チンにリターンし、超えていたら、エンジン始動装置2
0を0.5秒間だけ試験作動させる(104)。この
時、エンジンはアイドル回転数以上で回転しており、直
流直巻モータであるエンジン始動装置20の回転数がエ
ンジン1を駆動する回転数となることもないので、通常
のスタータであるエンジン始動装置20に内蔵されたオ
ーバーランニングクラッチが作動し、その結果としてエ
ンジン始動装置2がエンジン1を駆動することも、エン
ジン始動装置20がエンジン1により駆動されることも
ない。
【0086】次に、このエンジン始動装置の駆動前後の
電流増大分を上記エンジン始動装置20への通電電流と
みなして、エンジン始動装置20へのこの通電電流が所
定のしきい値電流を超えたかどうかを電流センサ6によ
り検出し(106)、超えたら、エンジン始動装置20
は正常であると判定し、エンジン始動装置20によるエ
ンジン自動再始動を許可するためのエンジン始動装置正
常フラグを立てて(108)、説明を省略するコントロ
ーラ5のメインルーチンにリターンする。超えなければ
エンジン始動装置20は不良であると判定してエンジン
始動装置20によるエンジン自動再始動を禁止するべく
上記フラグを降ろし(110)、ドライバにエンジン始
動装置20の不良を警告し(112)、メインルーチン
にリターンする。 (エンジン始動テスト動作2)次に、この実施例の他の
要部をなすエンジン運転中の発電電動機3テスト動作を
図11に示すフローチャートを参照して以下に説明す
る。なお、この発電電動機は、オーバーランニングクラ
ッチを有しないが、同様の方法にてチェックすることが
可能である。このフローチャートはコントローラ5によ
り実施される。このルーチンは、エンジン稼働開始後、
定期的に実施される。
【0087】まず、エンジン回転数がアイドル回転数を
超えたかどうかを、すなわちエンジン1が停止動作中又
はエンジン始動開始直後ではないことを確認し(20
0)、前回のテストから所定時間を経過したかどうかを
判定する(202)。超えていたら、発電電動機30を
0.5秒間だけ所定トルクを発生するように電動動作モ
ードで試験作動させる(204)。この実施態様では、
発電電動機30はエンジン1とベルトープーリ結合され
ているので、上記所定トルクは、エンジン1などの加速
に用いられる。
【0088】次に、このエンジン始動装置の試験作動前
後の電流増大分を発電電動機30への通電電流とみなし
て、発電電動機30へのこの通電電流が所定のしきい値
電流を超えたかどうかを電流センサ6により検出し(2
06)、超えていたら発電電動機30は正常であると判
定し、発電電動機30によるエンジン自動再始動を許可
するための発電電動機正常フラグを立てて(208)、
説明を省略するコントローラ5のメインルーチンにリタ
ーンする。超えなければ発電電動機3は不良であると判
定して発電電動機30によるエンジン自動再始動を禁止
するべく上記フラグを降ろし(210)、ドライバに発
電電動機30の不良を警告し(212)、メインルーチ
ンにリターンする。
【0089】なお、この態様において、電流センサ6に
より発電電動機30の良否を判定する代わりに、エンジ
ン1又は発電電動機30の回転数の増加を検出して発電
電動機30の電動動作が実際に行われたかどうかを判定
してもよい。また、上記所定トルクを発生させると同時
に図示しないエンジン制御装置がエンジン発生トルクを
同じ量だけ減少させるようにしてもよい。なお、エンジ
ン発生トルクを減少させる場合の発電電動機30の良否
判定を上記と同様に回転数で行ってもよい。すなわち、
発電電動機30の電動動作が不良であれば、エンジン発
生トルクが減少した分だけ回転数が落ち込む筈であるの
で、この回転数の落ち込みの有無により発電電動機30
の良否を判定することができる。更に、発電電動機3と
ベルト8との間に電磁クラッチを介設すれば、エンジン
1になんら影響を与えることなく発電電動機30のテス
トを行うことができる。また、電磁クラッチを用いなく
ても、車両停止中であればエンジン1へのトルク授与な
しに上記テストを行うことができる。更に、発電電動機
30の代わりに電動動作のみ(エンジン始動およびトル
クアシストのみ)を行う電動機を用いる場合には、この
電動機とベルト80との間に一方向クラッチを介設する
ことによりエンジン1へのトルク授与なしに上記テスト
を行うことができる。 (エンジン始動装置20又は発電電動機30の不良時の
処理例)次に、この実施例の他の要部をなすエンジン始
動装置20又は発電電動機30の不良発見時の対応処理
を図12に示すフローチャートを参照して以下に説明す
る。このフローチャートはコントローラ5により実施さ
れる。このルーチンは、上記テスト動作後、実施され
る。
【0090】まず、発電電動機30が不良かどうかを判
定し(300)、不良でなければエンジン自動停止後の
再始動には発電電動機30を用いることを指令し(30
2)、不良であればエンジン始動装置20が不良である
かどうかを判定し(304)、エンジン始動装置20も
不良であればエンジン自動停止を禁止する指令を発し
(306)、エンジン始動装置20が不良でなければ次
のエンジン自動再始動はエンジン始動装置20を用いて
行うことを指令する(308)。 (変形態様)上記説明した実施例の変形態様として種々
のバリエーションが考えられる。たとえば、テストに際
して判定する入力パラメータ(入力信号が表す電気量)
は、上記バッテリ電流の代わりに回路系中の上記テスト
前後において変化する各種電気量を用いることができ
る。
【0091】また、テストを単に良、不良で区分するの
ではなく、エンジン始動装置20や発電電動機30の発
生可能トルクに基づいて、両者ともエンジン始動に必要
なトルクに満たない場合に両方を同時に駆動してエンジ
ン始動に供することも可能である。 (実施例効果)
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のエンジン系を示すブロック図であ
る。
【図2】 実施例1におけるエンジン始動装置のテスト
動作を示すフローチャートである。
【図3】 実施例1における試験態様の一例を示すタイ
ミングチャートである。
【図4】 実施例1における試験態様の他例を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】 実施例1における試験態様の他例を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】実施例2のエンジン系を示すブロック図であ
る。
【図7】実施例3のエンジン系を示すブロック図であ
る。
【図8】 実施例3における試験態様の一例を示すタイ
ミングチャートである。
【図9】 実施例4のエンジン系を示すブロック図であ
る。
【図10】 実施例4におけるエンジン始動装置のテス
ト動作を示すフローチャートである。
【図11】 実施例4における発電電動機のテスト動作
を示すフローチャートである。
【図12】 実施例4における不良発見時の対応動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 スタータ(エンジン始動装置) 5 コントローラ(本発明でいうエンジン始動制御部、
エンジン停止制御部、始動試験部、始動禁止部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 345 F02D 45/00 345Z F02N 15/00 F02N 15/00 E 15/02 15/02 D (72)発明者 加藤 章 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 正木 和雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 齋藤 幹男 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G084 BA28 CA01 DA27 DA28 DA34 EB22 FA00 FA33 FA36 3G092 AC03 DG08 FA30 FA40 FB03 FB06 GA01 HE01Z HF00 HF05Z 3G093 BA04 BA05 BA21 BA22 BA24 CA01 CA12 DA01 DA12 DB20 EC02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機、並びに、前記電動機の出力軸に連
    結された駆動部材と前記エンジンのクランク軸に連結さ
    れる従動部材とを有して前記電動機の回転をエンジンに
    伝達するオーバーランニングクラッチとを有し、前記オ
    ーバーランニングクラッチは、所定の条件にて前記駆動
    部材から前記従動部材にトルクを伝達するとともに、前
    記従動部材が前記駆動部材の回転数を上回る回転数をも
    つ場合又は前記従動部材の回転数が所定の分離回転数値
    を超える場合に前記駆動部材から前記従動部材へ実質的
    にトルクを伝達しないエンジン始動装置と、 所定のエンジン始動条件成立時に前記エンジン始動装置
    を駆動して前記エンジンを自動始動させるエンジン始動
    制御部と、 を備えるエンジン制御装置において、 前記エンジンの運転中に前記エンジン始動装置を試動さ
    せることにより前記エンジン始動装置の良否をテストす
    る始動試験部と、 前記テストにより不良と判定された前記エンジン始動装
    置による前記エンジンの始動を禁止する始動禁止部と、 を有することを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエンジン制御装置におい
    て、 前記始動試験部は、 イグニッションキースイッチを閉じてなされる前記エン
    ジンの始動が完了した後、所定期間内に実施されること
    を特徴とするエンジン始動装置。
  3. 【請求項3】電動機、並びに、前記電動機の出力軸に連
    結された駆動部材と前記エンジンのクランク軸に連結さ
    れる従動部材とを有して前記電動機の回転をエンジンに
    伝達するオーバーランニングクラッチとを有し、前記オ
    ーバーランニングクラッチは、所定の条件にて前記駆動
    部材から前記従動部材にトルクを伝達するとともに、前
    記従動部材が前記駆動部材の回転数を上回る回転数をも
    つ場合又は前記従動部材の回転数が所定の分離回転数値
    を超える場合に前記駆動部材から前記従動部材へ実質的
    にトルクを伝達しないエンジン始動装置と、 所定のエンジン始動条件成立時に前記エンジン始動装置
    を駆動して前記エンジンを自動始動させるエンジン始動
    制御部と、 を備えるエンジン制御装置において、 前記エンジンを始動するための前記エンジン始動装置の
    作動中に前記エンジン始動装置の良否をテストする始動
    試験部と、 前記テストにより不良と判定された前記エンジン始動装
    置による前記エンジンの始動を禁止する始動禁止部と、 を有することを特徴とするエンジン制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のエンジン制御装置におい
    て、 前記始動試験部は、 前記エンジンを始動するための前記エンジン始動装置が
    作動中であり、かつ、前記エンジンが始動したと判定し
    た後に、前記テストを行うことを特徴とするエンジン制
    御装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか記載のエンジン
    制御装置において、 前記エンジンの回転数を検出する検出手段を有し、 前記始動試験部は、 前記テストにより前記エンジンの回転数が所定回転数値
    以上となった場合に前記エンジンは始動したと判定する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか記載のエンジン
    制御装置において、 前記始動試験部は、 前記テストを所定のインタバルで実行することを特徴と
    するエンジン始動装置。
  7. 【請求項7】電動機、並びに、前記電動機の出力軸に連
    結された駆動部材と前記エンジンのクランク軸に連結さ
    れる従動部材とを有して前記電動機の回転をエンジンに
    伝達するオーバーランニングクラッチとを有し、前記オ
    ーバーランニングクラッチは、所定の条件にて前記駆動
    部材から前記従動部材にトルクを伝達するとともに、前
    記従動部材が前記駆動部材の回転数を上回る回転数をも
    つ場合又は前記従動部材の回転数が所定の分離回転数値
    を超える場合に前記駆動部材から前記従動部材へ実質的
    にトルクを伝達しないエンジン始動装置と、 所定のエンジン始動条件成立時に前記エンジン始動装置
    を駆動して前記エンジンを自動始動させるエンジン始動
    制御部と、 を備えるエンジン制御装置において、 所定のエンジン停止条件成立時に前記エンジンを自動停
    止させるエンジン停止制御部と、 前記エンジンの運転中に、又は、前記エンジンを始動す
    るための前記エンジン始動装置の作動中に、前記エンジ
    ン始動装置の良否をテストする始動試験部と、 を備え、 前記エンジン停止制御部は、 前記テストの結果が不良である場合に前記エンジンの自
    動停止を禁止することを特徴とするエンジン制御装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載のエンジン制御装置におい
    て、 前記始動試験部は、 前記エンジン停止制御部による前記エンジンの自動停止
    の直前の所定期間に前記テストを実施することを特徴と
    するエンジン制御装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれか記載のエンジン
    制御装置において、 前記始動試験部は、 前記エンジンの回転数が前記オーバーランニングクラッ
    チの前記分離回転数以下である場合に前記テストを禁止
    することを特徴とするエンジン制御装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれか記載のエンジ
    ン制御装置において、 前記エンジン始動装置の温度を検出する検出手段を有
    し、 前記始動試験部は、 前記エンジン始動装置の温度が所定温度範囲にある場合
    に前記テストを禁止することを特徴とするエンジン制御
    装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10のいずれか記載のエン
    ジン制御装置において、 前記始動試験部は、 前記オーバーランニングクラッチがオーバーラン状態で
    ある条件にて前記テストを実施することを特徴とするエ
    ンジン制御装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載のエンジン制御装置にお
    いて、 前記始動試験部は、 前記エンジンの回転数が、所定回転数から急減する場合
    で、かつ、前記オーバーランニングクラッチがオーバー
    ラン状態を維持できる期間が前記テストに要する期間よ
    りも長い場合に前記テストを許可することを特徴とする
    エンジン制御装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のいずれか記載のエン
    ジン制御装置において、 前記エンジン始動装置の通電電流を制御する通電電流制
    御部を有し、 前記始動試験部は、前記テストにおける前記エンジン始
    動装置の試動通電電流をエンジン始動時における前記エ
    ンジン始動装置の始動通電電流よりも減少させることを
    特徴とするエンジン制御装置。
  14. 【請求項14】請求項1乃至13のいずれか記載のエン
    ジン制御装置において、 前記始動試験部は、 前記テストのための前記エンジン始動装置の試動中およ
    びその後の前記エンジン始動装置の惰性回転中における
    前記エンジンの停止を禁止することを特徴とするエンジ
    ン制御装置。
  15. 【請求項15】請求項1乃至14のいずれか記載のエン
    ジン制御装置において、 前記エンジン始動装置の通電電流を検出する手段を有
    し、 前記始動試験部は、 前記テスト中における前記エンジン始動装置の通電電流
    が所定範囲を逸脱する場合に前記テストの結果は不良で
    あると判定することを特徴とするエンジン制御装置。
  16. 【請求項16】請求項1乃至15のいずれか記載のエン
    ジン制御装置において、 前記エンジン始動装置の回転数を検出する手段を有し、 前記始動試験部は、 前記テスト時に前記エンジン始動装置の回転数が所定範
    囲を逸脱する場合に前記テストの結果は不良であると判
    定することを特徴とするエンジン制御装置。
  17. 【請求項17】請求項1乃至16のいずれか記載のエン
    ジン制御装置において、 複数の前記エンジン始動装置を装備し、 前記エンジン始動制御部は、 前記テストの結果が良であると判定された方の前記エン
    ジン始動装置を選択して前記エンジンの始動を行うこと
    を特徴とするエンジン制御装置。
  18. 【請求項18】請求項1乃至17のいずれか記載のエン
    ジン制御装置において、 複数の前記エンジン始動装置を装備し、 前記エンジン始動制御部は、 前記テストの結果が不良でない複数の前記エンジン始動
    装置を用いて前記エンジンの始動を行うことを特徴とす
    るエンジン制御装置。
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