JPH10176534A - エンジン冷却系のサーモスタット故障検出装置 - Google Patents

エンジン冷却系のサーモスタット故障検出装置

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JPH10176534A
JPH10176534A JP8336579A JP33657996A JPH10176534A JP H10176534 A JPH10176534 A JP H10176534A JP 8336579 A JP8336579 A JP 8336579A JP 33657996 A JP33657996 A JP 33657996A JP H10176534 A JPH10176534 A JP H10176534A
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cooling water
engine
failure
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達也 岡
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啓二 若原
Akira Ichikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーモスタットの故障の有無を診断できるよ
うにする。 【解決手段】 サーモスタット13よりもエンジン11
側の冷却水循環経路にエンジン側冷却水温センサ20を
設け、ラジエータ15側の冷却水循環経路にラジエータ
側冷却水温センサ21を設ける。サーモスタット13が
正常であれば閉じている温度領域で、エンジン側冷却水
温とラジエータ側冷却水温との温度差又は温度変化率に
基づいて、サーモスタット13が閉じずに開き放しにな
る開故障の有無を診断する。更に、サーモスタット13
が正常であれば開いている温度領域で、エンジン側冷却
水温とラジエータ側冷却水温との温度差又は温度変化率
に基づいて、サーモスタット13が開かずに閉じ放しに
なる閉故障の有無を診断する。この場合、故障判定の判
定基準値は、エンジンの運転状態、外気温、吸気温、空
調装置の作動状態のうちの少なくとも1つに基づいて設
定すると良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの冷却水
の温度調節を行うサーモスタットの故障の有無を検出す
るエンジン冷却系のサーモスタット故障検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、水冷式のエンジンでは、エンジ
ン内の冷却水路(ウォータジャケット)とラジエータと
の間で冷却水を循環させる冷却水循環経路に、冷却水温
に応じて自動的に開閉するサーモスタットを設け、エン
ジンの始動後に暖機運転が完了するまでは、サーモスタ
ットを閉じて冷却水の循環を停止し、エンジン側の冷却
水温を速やかに適正温度域に上昇させて、燃費向上、エ
ミッション低減を図り、エンジン側の冷却水温が適正温
度域を越えたときにサーモスタットを自動的に開いて、
ラジエータ側の冷えた冷却水をエンジン側へ循環させて
エンジン側の冷却水温を適正温度域まで低下させるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サーモスタ
ットの故障モードには、サーモスタットが開き放しにな
る開故障と、閉じ放しになる閉故障とがある。開故障が
発生すると、エンジンが冷えた状態で始動する冷間始動
時でも、始動当初からラジエータ内の冷えた冷却水がエ
ンジン内に循環されてしまうため、始動後のエンジン側
の冷却水温の上昇が妨げられて、エンジンの暖機が遅
れ、燃費悪化やエミッション増加を招いてしまう。ま
た、閉故障が発生すると、エンジン側の冷却水温が適正
温度域を越えたときでも、ラジエータ側の冷えた冷却水
がエンジン側に循環されないため、エンジン側の冷却水
温が上昇し続け、エンジンがオーバーヒートしてしまう
おそれがある。従って、サーモスタットの故障が発生し
たときには、それを直ちに検出して運転者に警告するこ
とが望ましい。
【0004】尚、エンジン冷却系の故障を検出する公知
技術として、特開平4−19329号公報に示すよう
に、ラジエータの入口と出口にそれぞれ水温センサを設
け、ラジエータの入口水温と出口水温とに基づいてラジ
エータの放熱性能を評価して、ラジエータの劣化を検出
するものがある。サーモスタットは、エンジン側の冷却
水温に応じて自動的に開閉作動するものであるため、上
記公知技術のように、サーモスタットの開閉作動とは無
関係のラジエータ側の冷却水温を2箇所で検出してもサ
ーモスタットの故障を検出することはできない。しか
も、ラジエータ側に新たに2つの温度センサを設けなけ
ればならず、その分、コスト高になる欠点がある。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、サーモスタットの故
障を比較的安価な手段で精度良く検出することができる
内燃機関冷却系のサーモスタット故障検出装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】まず、本発明の理解を容
易にするために、サーモスタット故障時の冷却水温の挙
動を図5及び図6を用いて説明する。
【0007】図5は、サーモスタットが開き放しになる
開故障が発生したときのエンジン側冷却水温とラジエー
タ側冷却水温の挙動を正常時と比較して示したものであ
る。冷間始動時には、サーモスタットが正常であれば閉
弁しているため、冷却水の循環が停止されて、エンジン
側冷却水温の上昇が促進され、ラジエータ側冷却水温は
ほとんど上昇しないが、開故障が発生すると、冷間始動
時でも、始動当初からラジエータ内の冷えた冷却水がエ
ンジン内に循環されてしまうため、始動後のエンジン側
冷却水温の上昇が遅れ、一方、ラジエータ側冷却水温は
始動直後から上昇し始める。
【0008】また、暖機完了後(サーモスタットの開弁
後)に、エンジン側冷却水温がサーモスタットの閉弁温
度以下に低下したときには、サーモスタットが正常であ
れば閉弁して冷却水の循環が停止され、エンジン側冷却
水温が再上昇し、ラジエータ側冷却水温が低下するが、
開故障時には、サーモスタットが閉弁せずに冷却水が循
環し続けてエンジン側冷却水温が低下し続け、一方、ラ
ジエータ側冷却水温は上昇する。
【0009】図6は、サーモスタットが閉じ放しになる
閉故障が発生したときのエンジン側冷却水温とラジエー
タ側冷却水温の挙動を正常時と比較して示したものであ
る。エンジン側冷却水温がサーモスタット開弁温度を越
えたときには、サーモスタットが正常であれば開弁し
て、ラジエータ側の冷えた冷却水がエンジン側に循環さ
れ、エンジン側冷却水温が低下し、ラジエータ側冷却水
温が上昇するが、閉故障時には、サーモスタットが開弁
せず、冷却水の循環が行われずに、エンジン側冷却水温
が上昇し続け、一方、ラジエータ側冷却水温はあまり上
昇しない。
【0010】このように、サーモスタットが故障する
と、エンジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温の挙動
が正常時と大きく異なるため、エンジン側冷却水温とラ
ジエータ側冷却水温の挙動を見ればサーモスタットが正
常か故障かを判別可能である。
【0011】そこで、本発明の請求項1のサーモスタッ
ト故障検出装置は、サーモスタットよりもエンジン側の
冷却水循環経路の冷却水温(エンジン側冷却水温)をエ
ンジン側冷却水温検出手段により検出すると共に、サー
モスタットよりもラジエータ側の冷却水循環経路の冷却
水温(ラジエータ側冷却水温)をラジエータ側冷却水温
検出手段により検出し、エンジン側冷却水温とラジエー
タ側冷却水温とに基づいてサーモスタットの故障の有無
を故障診断手段により診断するものである。これによ
り、従来では検出できなかったサーモスタットの故障を
精度良く検出できる。しかも、エンジン側冷却水温検出
手段は、従来のエンジンにも設けられていたエンジン制
御用の水温センサを使用すれば良いので、従来のエンジ
ン制御システムにラジエータ側冷却水温検出手段を新た
に追加するだけで良く、比較的構成が簡単で、コストア
ップも少なくて済む。
【0012】ここで、開故障の有無を診断する場合に
は、請求項2のように、サーモスタットが正常であれば
閉じている温度領域で、開故障の有無を開故障診断手段
により診断するようにすれば良い。つまり、図5に示す
ように、開故障時にエンジン側/ラジエータ側の冷却水
温の挙動が正常時の冷却水温の挙動と大きく異なる領域
は、サーモスタットが正常であれば閉じている温度領域
であるため、この温度領域で開故障の診断を行うこと
で、開故障を精度良く診断できる。
【0013】更に、請求項3のように、エンジンを冷間
始動してからサーモスタットが開弁する温度に達するま
での期間に、サーモスタットの開故障の有無を診断する
ようにしても良い。つまり、冷間始動当初は、エンジン
側冷却水温とラジエータ側冷却水温とがほぼ同一若しく
は近い温度であるため、冷間始動してからサーモスタッ
トが開弁する温度に達するまでの期間は開故障時と正常
時の冷却水温の挙動の相違を判別しやすく、他の運転期
間と比較して開故障を正確に診断できる。
【0014】この場合、請求項4のように、エンジン側
冷却水温とラジエータ側冷却水温との温度差に基づいて
サーモスタットの開故障の有無を診断するようにしても
良い。つまり、サーモスタットが閉じているときには、
冷却水温の循環が停止されるため、エンジン側冷却水温
が上昇するが、ラジエータ側冷却水温はほぼ一定か又は
放熱により温度低下するため、エンジン側冷却水温とラ
ジエータ側冷却水温との温度差が時間経過とともに拡大
する。しかし、開故障が発生すると、冷却水の循環によ
りエンジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温との温度
差が正常時よりもかなり少なくなる。従って、この温度
差から、サーモスタットが正常に閉じているか、開き放
しの開故障であるか否かを精度良く判別することができ
る。
【0015】或は、請求項5のように、エンジン側冷却
水温とラジエータ側冷却水温の各々の温度変化率に基づ
いてサーモスタットの開故障の有無を診断するようにし
ても良い。つまり、図5に示すように、開故障時と正常
時とでは、エンジン側/ラジエータ側の冷却水温の温度
変化率が異なるため、エンジン側/ラジエータ側の冷却
水温の温度変化率から、サーモスタットが正常に閉じて
いるか、開き放しの開故障であるか否かを精度良く判別
することができる。
【0016】一方、サーモスタットが開かずに閉じ放し
になる故障(閉故障)の有無を診断する場合には、請求
項6のように、サーモスタットが正常であれば開いてい
る温度領域で、閉故障の有無を閉故障診断手段により診
断すると良い。つまり、図6に示すように、閉故障時に
エンジン側/ラジエータ側の冷却水温の挙動が正常時の
冷却水温の挙動と大きく異なる領域は、サーモスタット
が正常であれば開いている温度領域であるため、この温
度領域で閉故障の診断を行うことで、閉故障を精度良く
診断できる。
【0017】更に、請求項7のように、エンジンを冷間
始動してからサーモスタットが開弁する温度に達した後
(つまり暖機完了後)に、サーモスタットの閉故障の有
無を診断するようにしても良い。図6に示すように、暖
機が完了するまでは、サーモスタットが閉じていて、ラ
ジエータ側冷却水温が低温度に保たれるため、暖機完了
時にはエンジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温との
温度差が最も大きくなり、その後の冷却水温の変化が正
常時と閉故障時とで大きく異なる。従って、暖機完了後
に閉故障の診断を行えば、閉故障時と正常時の冷却水温
の挙動を判別しやすく、他の運転期間と比較して閉故障
を正確に診断できる。
【0018】この場合、請求項8のように、エンジン側
冷却水温とラジエータ側冷却水温との温度差に基づいて
サーモスタットの閉故障の有無を診断するようにしても
良い。つまり、閉故障時には、サーモスタットが開弁温
度を越えても開かないため、図6に示すように、エンジ
ン側冷却水温が開弁温度を越えて上昇し続け、ラジエー
タ側冷却水温があまり上昇しない。このため、閉故障時
には、正常時と比較してエンジン側冷却水温とラジエー
タ側冷却水温との温度差が大きくなる。従って、この温
度差から、サーモスタットが正常に開いているか、閉じ
放しの閉故障であるか否かを精度良く判別することがで
きる。
【0019】或は、請求項9のように、エンジン側冷却
水温とラジエータ側冷却水温の各々の温度変化率に基づ
いてサーモスタットの閉故障の有無を診断するようにし
ても良い。つまり、図6に示すように、開故障時と正常
時とでは、エンジン側/ラジエータ側の冷却水温の温度
変化率が異なるため、エンジン側/ラジエータ側の冷却
水温の温度変化率から、サーモスタットが正常に開いて
いるか、閉じ放しの閉故障であるか否かを精度良く判別
することができる。
【0020】図5及び図6に示したエンジン側/ラジエ
ータ側の冷却水温の挙動は、エンジンの発熱量や冷却水
の放熱量を左右するパラメータである、エンジンの運転
状態、外気温、吸気温、空調装置の作動状態によって変
化する。
【0021】この対策としては、請求項10のように、
故障判定の判定基準値をエンジンの運転状態、外気温、
吸気温、空調装置の作動状態のうちの少なくとも1つに
基づいて判定基準値設定手段により設定すると良い。こ
のようにすれば、エンジンの発熱量や冷却水の放熱量を
考慮した故障判定が可能となり、その分、故障診断精度
を向上することができる。
【0022】また、請求項11のように、故障診断手段
がサーモスタットの故障有りと診断したときにそれを警
告手段によって警告するようにしても良い。このように
すれば、サーモスタットの故障を運転者に確実に知らせ
ることができる。
【0023】更に、請求項12のように、エンジンの冷
却系、エンジン側及びラジエータ側の両冷却水温検出手
段のいずれかが故障したときに、故障診断手段によるサ
ーモスタットの故障診断を故障診断禁止手段により禁止
するようにしても良い。これにより、誤診断を未然に防
止でき、故障診断の信頼性を向上できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
[実施形態(1)]以下、本発明の実施形態(1)を図
1乃至図6に基づいて説明する。まず、図1に基づいて
エンジン11の冷却系全体の概略構成を説明する。エン
ジン11のシリンダブロックとシリンダヘッドの内部に
はウォータジャケット12が設けられ、このウォータジ
ャケット12内に冷却水が注入されている。このウォー
タジャケット12の出口部にはサーモスタット13が設
けられ、このサーモスタット13を通過する高温の冷却
水が冷却水循環路14を介してラジエータ15に送られ
る。このラジエータ15で放熱して温度低下した冷却水
は、冷却水循環路16を介してウォータジャケット12
内に戻される。従って、サーモスタット13の開弁時に
は、冷却水がウォータジャケット12→サーモスタット
13→冷却水循環路14→ラジエータ15→冷却水循環
路16→ウォータジャケット12という経路で循環し、
エンジン11を適温に冷却する。
【0025】また、ウォータジャケット12の入口部に
はウォータポンプ17が設けられ、このウォータポンプ
17がラジエータ15の後方に設置された冷却ファン1
8と連結され、これらウォータポンプ17と冷却ファン
18とがベルト19を介して伝達されるエンジン動力に
よって一体的に回転駆動される。ウォータポンプ17の
回転により上記冷却水循環経路での冷却水の循環を促進
し、冷却ファン18の回転によりラジエータ15の放熱
効果を高め、ラジエータ15内の冷却水の冷却を促進す
る。
【0026】エンジン11のシリンダブロックには、サ
ーモスタット13よりもエンジン11側の冷却水循環経
路であるウォータジャケット12内の冷却水温(エンジ
ン側冷却水温)を検出するエンジン側冷却水温センサ2
0(エンジン側冷却水温検出手段)が設けられている。
尚、エンジン側冷却水温センサ20の取付位置は、サー
モスタット13よりもエンジン11側の冷却水循環経路
であれば良く、例えばウォータジャケット12のシリン
ダヘッド側の部分に取り付けても良い。
【0027】また、サーモスタット13よりもラジエー
タ15側の冷却水循環路14の途中には、ラジエータ1
1側に送られる冷却水温(ラジエータ側冷却水温)を検
出するラジエータ側冷却水温センサ21(ラジエータ側
冷却水温検出手段)が設けられている。尚、ラジエータ
側冷却水温センサ21の取付位置は、サーモスタット1
3よりもラジエータ15側の冷却水循環経路であれば良
く、例えばラジエータ15に取り付けても良い。
【0028】これらエンジン側/ラジエータ側の両冷却
水温センサ20,21の出力信号は電子制御装置22
(以下「ECU」と略記する)に取り込まれる。このE
CU22は、マイクロコンピュータを主体として構成さ
れ、エンジン制御とサーモスタット故障診断とを行う。
尚、ECU22は、エンジン制御用ECUとサーモスタ
ット故障診断用ECUとに分離された2つのECUから
構成しても良いし、1つのECUでエンジン制御とサー
モスタット故障診断の双方を行うようにしても良い。
【0029】ECU22には、エンジン制御やサーモス
タット故障診断を行うための情報として、上述した両冷
却水温センサ20,21からの冷却水温信号の他、エン
ジン回転数センサ23からのエンジン回転数信号、吸気
量センサ24からの吸気量信号、吸気温センサ25から
の吸気温信号、車速センサ26からの車速信号が読み込
まれ、更に、空調装置27のブロワモータの作動状態を
示す信号も読み込まれる。このECU22には、サーモ
スタット13の故障を検出したときにそれを警告する警
告手段である警告ランプ28と、サーモスタット13の
故障情報を記憶する書込み可能な不揮発性メモリである
バックアップRAM29が接続されている。このバック
アップRAM29は、エンジン停止中もバッテリ(図示
せず)から電源が供給され、故障情報の記憶を保持し、
修理・点検時に故障情報を読み出せるようになってい
る。
【0030】ECU22に内蔵されたROM(記憶媒
体)には、図2乃至図4に示すサーモスタット故障診断
用の各プログラムが記憶され、これらのプログラムを実
行することで、サーモスタット13の開故障と閉故障の
有無を診断する。以下、各プログラムの処理内容につい
て説明する。
【0031】図2は、サーモスタット故障診断全体の処
理を統括する故障診断メインプログラムである。本プロ
グラムは、特許請求の範囲でいう故障診断手段としての
役割を果たし、イグニッションスイッチ(図示せず)の
オン後に所定時間毎又は所定クランク角毎に繰り返し起
動される。本プログラムが起動されると、まずステップ
100で、後述する図3に示す開故障診断プログラムを
実行し、サーモスタット13が開き放しになる開故障が
発生したか否かを診断する。この後、ステップ200
で、後述する図4に示す閉故障診断プログラムを実行
し、サーモスタット13が閉じ放しになる閉故障が発生
したか否かを診断し、本プログラムを終了する。
【0032】ここで、図3の開故障診断プログラムによ
る開故障の診断方法について図5のタイムチャートを用
いて説明する。図5は、開故障が発生したときのエンジ
ン側冷却水温とラジエータ側冷却水温の挙動を正常時と
比較して示したものである。エンジン11が冷えた状態
で始動する冷間始動時には、サーモスタット13が正常
であれば閉弁しているため、冷却水の循環が停止され
て、エンジン側冷却水温の上昇が促進されるが、ラジエ
ータ側冷却水温はほとんど上昇しないため、エンジン側
冷却水温とラジエータ側冷却水温との温度差が時間経過
とともに拡大する。これに対し、開故障が発生すると、
冷間始動時でも、始動当初からラジエータ15内の冷え
た冷却水がエンジン11のウォータジャケット12内に
循環されてしまうため、始動後のエンジン側冷却水温と
ラジエータ側冷却水温との温度差が正常時よりもかなり
小さくなる。
【0033】この点に着目し、図3の開故障診断プログ
ラムでは、冷間始動後の所定期間のエンジン側冷却水温
とラジエータ側冷却水温との温度差が大きいか小さいか
によってサーモスタットが正常に閉じているか、開故障
であるか否かを判別する。具体的には、まずステップ1
01で、始動時のエンジン側冷却水温Te がサーモスタ
ット13の閉弁温度以下であるか否かによって冷間始動
か否かを判定し、冷間始動時でなければ、開故障の診断
を行うことなく、本プログラムを終了する。
【0034】ここで、開故障の診断を冷間始動時に行う
理由は、冷間始動当初は、エンジン側冷却水温とラジエ
ータ側冷却水温とがほぼ同一若しくは近い温度であるた
め、冷間始動後にエンジン側冷却水温Te がサーモスタ
ット13の開弁温度に達するまでの期間は、開故障時と
正常時の冷却水温の上昇具合が大きく異なり、他の運転
期間と比較して開故障を検出しやすいためである。
【0035】前記ステップ101で、冷間始動と判定さ
れた場合には、ステップ102に進み、開故障診断条件
が成立しているか否かを判定する。ここで、開故障診断
条件は、エンジン側冷却水温センサ20及びラジエー
タ側冷却水温センサ21の双方が正常であること、冷
間始動から所定時間経過後であること(但し、所定時間
は冷間始動後にエンジン側冷却水温Te がサーモスタッ
ト13の開弁温度に達するまでの時間以内に設定され
る)、エンジン側冷却水温Te がサーモスタット13
の開弁温度よりも低いことであり、これら〜の条件
を全て満たしたときに開故障診断条件が成立する。
【0036】ここで、上記条件(両冷却水温センサ2
0,21が正常であること)は、例えば冷却水温センサ
20,21の出力電圧が所定範囲内であるか否かによっ
て判定される。また、上記条件(冷間始動から所定時
間経過後)は、開故障時と正常時とで冷却水温の挙動に
明確な相違が現れるまでに必要な時間的条件である。ま
た、上記条件(エンジン側冷却水温Te がサーモスタ
ット13の開弁温度よりも低いこと)は、エンジン側冷
却水温Te がサーモスタット13の開弁温度を越えると
サーモスタット13が開弁してしまうため、開故障を判
別しにくくなるためである。
【0037】上記ステップ102で、上記条件〜の
いずれか1つでも満たさない場合には、開故障診断条件
が不成立となり、開故障の診断を行うことなく、本プロ
グラムを終了する。上記条件(両冷却水温センサ2
0,21が正常であること)の判定を含むステップ10
2の処理は、特許請求の範囲でいう故障診断禁止手段と
しての役割を果たす。
【0038】これに対し、上記〜の条件が全て満た
されて開故障診断条件が成立していれば、ステップ10
3に進み、エンジン側冷却水温Te とラジエータ側冷却
水温Tr との温度差(Te −Tr )を算出し、次のステ
ップ104で、この温度差(Te −Tr )から開故障を
判定するための開故障判定基準値αを、エンジン11の
発熱量や冷却水の放熱量を左右するパラメータである、
吸気量Q、エンジン回転数Ne 、吸気温、車速、空調装
置27のブロワモータの作動状態のうちの少なくとも1
つをパラメータとしてマップ又は関数式により算出す
る。
【0039】この後、ステップ105で、エンジン側冷
却水温Te とラジエータ側冷却水温Tr との温度差(T
e −Tr )を開故障判定基準値αと比較し、温度差(T
e −Tr )が開故障判定基準値α以上のときには、ステ
ップ106に進み、サーモスタット13が正常に開いて
いると判定して本プログラムを終了する。
【0040】これに対し、エンジン側冷却水温Te とラ
ジエータ側冷却水温Tr との温度差(Te −Tr )が開
故障判定基準値αよりも小さいときには、ステップ10
7に進み、サーモスタット13が開故障と判定し、次の
ステップ108で、警告ランプ28を点灯又は点滅し
て、運転者に警告すると共に、バックアップRAM29
に開故障の情報を記憶して本プログラムを終了する。
【0041】以上説明した図3の開故障診断プログラム
は、特許請求の範囲でいう開故障診断手段としての役割
を果たす。
【0042】次に、図4の閉故障診断プログラムによる
閉故障の診断方法について図6のタイムチャートを用い
て説明する。図6は、サーモスタット13が閉じ放しに
なる閉故障が発生したときのエンジン側冷却水温とラジ
エータ側冷却水温の挙動を正常時と比較して示したもの
である。エンジン側冷却水温がサーモスタット開弁温度
を越えたときには、サーモスタット13が正常であれば
開弁して、ラジエータ側の冷えた冷却水がエンジン11
側へ循環され、エンジン側冷却水温が低下し、ラジエー
タ側冷却水温が上昇するため、エンジン側冷却水温とラ
ジエータ側冷却水温との温度差が時間経過とともに小さ
くなる。これに対し、閉故障が発生したときには、エン
ジン側冷却水温がサーモスタット開弁温度を越えても、
サーモスタット13が開弁せず、冷却水の循環が行われ
ずに、エンジン側冷却水温が上昇し続けるが、ラジエー
タ側冷却水温はあまり上昇しないため、エンジン側冷却
水温とラジエータ側冷却水温との温度差が時間経過とと
もに益々大きくなる。
【0043】この点に着目し、図4の閉故障診断プログ
ラムでは、冷間始動してからエンジン側冷却水温がサー
モスタット13の開弁温度に達した後の所定期間にエン
ジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温との温度差が大
きいか小さいかによってサーモスタットが正常に開いて
いるか、閉故障であるか否かを判別する。具体的には、
まずステップ201で、始動時のエンジン側冷却水温T
e がサーモスタット13の閉弁温度以下であるか否かに
よって冷間始動か否かを判定し、冷間始動時でなけれ
ば、閉故障の診断を行うことなく、本プログラムを終了
する。
【0044】これに対し、ステップ201で、冷間始動
と判定された場合には、ステップ202に進み、閉故障
診断条件が成立しているか否かを判定する。ここで、閉
故障診断条件は、エンジン側冷却水温センサ20及び
ラジエータ側冷却水温センサ21の双方が正常であるこ
と、エンジン側冷却水温Te がサーモスタット13の
開弁温度を越えてから所定時間経過していること、エ
ンジン側冷却水温Teがサーモスタット13の閉弁温度
よりも高いことであり、これら〜の条件を全て満た
したときに閉故障診断条件が成立する。
【0045】ここで、上記条件(サーモスタット13
の開弁温度を越えてから所定時間経過後)は、閉故障時
と正常時とで冷却水温Te ,Tr の挙動に明確な相違が
現れるまでに必要な時間的条件である。また、上記条件
(エンジン側冷却水温Teがサーモスタット13の閉
弁温度よりも高いこと)は、エンジン側冷却水温Teが
サーモスタット13の閉弁温度以下になるとサーモスタ
ット13が閉弁してしまうため、閉故障を判別しにくく
なるためである。
【0046】上記ステップ202で、上記条件〜の
いずれか1つでも満たさない場合には、閉故障診断条件
が不成立となり、閉故障の診断を行うことなく、本プロ
グラムを終了する。
【0047】これに対し、上記〜の条件が全て満た
されて閉故障診断条件が成立していれば、ステップ20
3に進み、エンジン側冷却水温Te とラジエータ側冷却
水温Tr との温度差(Te −Tr )を算出し、次のステ
ップ204で、この温度差(Te −Tr )から閉故障を
判定するための閉故障判定基準値βを、エンジン11の
発熱量や冷却水の放熱量を左右するパラメータである、
吸気量Q、エンジン回転数Ne 、吸気温、車速、空調装
置27のブロワモータの作動状態のうちの少なくとも1
つをパラメータとしてマップ又は関数式により算出す
る。
【0048】この後、ステップ205で、エンジン側冷
却水温Te とラジエータ側冷却水温Tr との温度差(T
e −Tr )を閉故障判定基準値βと比較し、温度差(T
e −Tr )が閉故障判定基準値β以下のときには、ステ
ップ206に進み、サーモスタット13が正常に閉じて
いると判定して本プログラムを終了する。
【0049】これに対し、エンジン側冷却水温Te とラ
ジエータ側冷却水温Tr との温度差(Te −Tr )が閉
故障判定基準値βよりも大きいときには、ステップ20
7に進み、サーモスタット13が閉故障と判定し、次の
ステップ208で、警告ランプ28を点灯又は点滅し
て、運転者に警告すると共に、バックアップRAM29
に閉故障の情報を記憶して本プログラムを終了する。
尚、本プログラムは、特許請求の範囲でいう閉故障診断
手段としての役割を果たす。
【0050】以上説明した実施形態(1)によれば、エ
ンジン側冷却水温センサ20とラジエータ側冷却水温セ
ンサ21により検出したエンジン側冷却水温とラジエー
タ側冷却水温とに基づいて、従来では検出できなかった
サーモスタット13の故障を検出できるので、サーモス
タット13の故障による燃費悪化、エミッション増加、
オーバーヒートを未然に防止できる。しかも、エンジン
側冷却水温センサ20は、従来のエンジンにも設けられ
ていたエンジン制御用の水温センサを使用すれば良いの
で、従来のエンジン制御システムにラジエータ側冷却水
温センサ21を新たに追加するだけで良く、比較的構成
が簡単で、コストアップも少なくて済み、低コスト化の
要求も満たすことができる。
【0051】更に、この実施形態(1)では、故障判定
基準値を設定する際に、エンジン11の発熱量や冷却水
の放熱量を左右するパラメータである、吸気量Q、エン
ジン回転数Ne 、吸気温、車速、空調装置27のブロワ
モータの作動状態のうちの少なくとも1つをパラメータ
として故障判定基準値を算出するようにしたので、エン
ジン11の発熱量や冷却水の放熱量を考慮した故障判定
が可能となり、その分、故障診断精度を向上することが
できる。
【0052】[実施形態(2)]前記実施形態(1)で
は、サーモスタット13の開故障と閉故障の診断を、エ
ンジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温との温度差に
基づいて行ったが、図7及び図8に示す実施形態(2)
では、エンジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温の各
々の温度変化率に基づいてサーモスタット13の開故障
と閉故障の診断を次のようにして行う。
【0053】図7に示す開故障診断プログラムでは、図
3と同じく、冷間始動時で且つ開故障診断条件が成立し
ているときに、ステップ103a以降の開故障の診断処
理を実行する(ステップ101,102)。開故障診断
条件は、前記実施形態(1)と同じである。開故障の診
断を行う場合には、まずステップ103aで、エンジン
側冷却水温変化率ΔTe を、前回のエンジン側冷却水温
Te(i-1)と今回のエンジン側冷却水温Te(i)との差の絶
対値で求めると共に、ラジエータ側冷却水温変化率ΔT
r を、前回のラジエータ側冷却水温Tr(i-1)と今回のラ
ジエータ側冷却水温Tr(i)との差の絶対値で求める。
【0054】この後、ステップ104aで、エンジン側
冷却水温変化率ΔTe から開故障を判定するための開故
障判定基準値γと、ラジエータ側冷却水温変化率ΔTr
から開故障を判定するための開故障判定基準値δを、エ
ンジン11の発熱量や冷却水の放熱量を左右するパラメ
ータである、吸気量Q、エンジン回転数Ne 、吸気温、
車速、空調装置27のブロワモータの作動状態のうちの
少なくとも1つをパラメータとしてマップ又は関数式に
より算出する。
【0055】この後、ステップ105aで、エンジン側
冷却水温変化率ΔTe が開故障判定基準値γ以上で、且
つラジエータ側冷却水温変化率ΔTr が開故障判定基準
値δ以下であるか否かを判定し、ΔTe ≧γとΔTr ≦
δの双方の条件を満たしていれば、ステップ106に進
み、サーモスタット13が正常に開いていると判定して
本プログラムを終了する。
【0056】これに対し、ΔTe ≧γとΔTr ≦δのい
ずれか一方でも条件を満たさないときには、ステップ1
07に進み、サーモスタット13が開故障と判定し、次
のステップ108で、警告ランプ28を点灯又は点滅し
て運転者に警告すると共に、バックアップRAM29に
開故障の情報を記憶して本プログラムを終了する。
【0057】一方、図8に示す閉故障診断プログラムで
は、図4と同じく、冷間始動時で且つ閉故障診断条件が
成立しているときに、ステップ203a以降の閉故障の
診断処理を実行する(ステップ201,202)。閉故
障診断条件は前記実施形態(1)と同じである。閉故障
の診断を行う場合には、まずステップ203aで、エン
ジン側冷却水温変化率ΔTe を、前回のエンジン側冷却
水温Te(i-1)と今回のエンジン側冷却水温Te(i)との差
の絶対値で求めると共に、ラジエータ側冷却水温変化率
ΔTr を、前回のラジエータ側冷却水温Tr(i-1)と今回
のラジエータ側冷却水温Tr(i)との差の絶対値で求め
る。
【0058】この後、ステップ204aで、エンジン側
冷却水温変化率ΔTe とラジエータ側冷却水温変化率Δ
Tr との比ΔTe /ΔTr から閉故障を判定するための
閉故障判定基準値εを、エンジン11の発熱量や冷却水
の放熱量を左右するパラメータである、吸気量Q、エン
ジン回転数Ne 、吸気温、車速、空調装置27のブロワ
モータの作動状態のうちの少なくとも1つをパラメータ
としてマップ又は関数式により算出する。
【0059】この後、ステップ205aで、エンジン側
冷却水温変化率ΔTe とラジエータ側冷却水温変化率Δ
Tr との比ΔTe /ΔTr を閉故障判定基準値εと比較
し、ΔTe /ΔTr ≦εであれば、ステップ206に進
み、サーモスタット13が正常に閉じていると判定して
本プログラムを終了する。
【0060】これに対し、ΔTe /ΔTr >εの場合に
は、ステップ207に進み、サーモスタット13が閉故
障と判定し、次のステップ208で、警告ランプ28を
点灯又は点滅して、運転者に警告すると共に、バックア
ップRAM29に閉故障の情報を記憶して本プログラム
を終了する。
【0061】[その他の実施形態]前記実施形態
(1),(2)では、サーモスタット13の開故障の診
断を冷間始動後の所定時間経過後に行うようにしたが、
開弁状態のサーモスタット13が閉弁した後(図5のT
2 以後)の所定時間経過後に開故障を診断するようにし
ても良い。要は、サーモスタット12が正常であれば閉
じている温度領域で、開故障の診断を行うようにすれば
良い。また、故障判定基準値を算出する際に用いるパラ
メータとして、吸気量に代えて吸気管圧力を用いても良
く、また、吸気温に代えて外気温を用いても良い。
【0062】また、図1のシステム構成例では、ラジエ
ータ15を冷却する冷却ファン18をエンジン11の動
力によって回転駆動するようにしたが、電動モータを駆
動源とする電動ファンを用いるようにしても良い。ま
た、ラジエータ15の取付位置はウォータジャケット1
2の出口部に限定されず、ウォータジャケット12の入
口部等、他の部分であっても良い。
【0063】また、エンジン側冷却水温とラジエータ側
冷却水温の挙動は、ウォータポンプ17、冷却ファン1
8、空調装置27のブロワモータの故障によっても影響
を受けるため、エンジン側冷却水温とラジエータ側冷却
水温からウォータポンプ17、冷却ファン18、空調装
置27のブロワモータの故障も診断するようにしても良
い。また、エンジン側冷却水温センサ20の故障時に
は、ラジエータ側冷却水温センサ21の出力信号をエン
ジン制御情報として用いるようにしても良い。
【0064】その他、本発明は、開故障診断プログラム
と閉故障診断プログラムのいずれか一方のみを実施する
ようにしても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変
更して実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)におけるエンジン冷却
系全体の構成を示す図
【図2】サーモスタット故障診断メインプログラムの処
理の流れを示すフローチャート
【図3】実施形態(1)の開故障診断プログラムの処理
の流れを示すフローチャート
【図4】実施形態(1)の閉故障診断プログラムの処理
の流れを示すフローチャート
【図5】サーモスタットが開き放しになる開故障が発生
したときのエンジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温
の挙動を正常時と比較して示したタイムチャート
【図6】サーモスタットが閉じ放しになる閉故障が発生
したときのエンジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温
の挙動を正常時と比較して示したタイムチャート
【図7】実施形態(2)の開故障診断プログラムの処理
の流れを示すフローチャート
【図8】実施形態(2)の閉故障診断プログラムの処理
の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
11…エンジン、12…ウォータジャケット、13…サ
ーモスタット、14…冷却水循環路、15…ラジエー
タ、16…冷却水循環路、18…冷却ファン、20…エ
ンジン側冷却水温センサ(エンジン側冷却水温検出手
段)、21…ラジエータ側冷却水温センサ(ラジエータ
側冷却水温検出手段)、22…ECU(故障診断手段,
開故障診断手段,閉故障診断手段,故障診断禁止手
段)、23…エンジン回転数センサ、24…吸気量セン
サ、25…吸気温センサ、26…車速センサ、27…空
調装置、28…警告ランプ(警告手段)、29…バック
アップRAM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01M 15/00 G01M 15/00 Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを冷却する冷却水の循環経路に
    おいて該エンジンとラジエータとの間に設けられたサー
    モスタットの故障を検出する内燃機関冷却系のサーモス
    タット故障検出装置であって、 前記サーモスタットよりも前記エンジン側の冷却水循環
    経路の冷却水温(以下「エンジン側冷却水温」という)
    を検出するエンジン側冷却水温検出手段と、 前記サーモスタットよりも前記ラジエータ側の冷却水循
    環経路の冷却水温(以下「ラジエータ側冷却水温」とい
    う)を検出するラジエータ側冷却水温検出手段と、 前記エンジン側及び前記ラジエータ側の両冷却水温検出
    手段によって検出したエンジン側冷却水温とラジエータ
    側冷却水温とに基づいて前記サーモスタットの故障の有
    無を診断する故障診断手段とを備えていることを特徴と
    するエンジン冷却系のサーモスタット故障検出装置。
  2. 【請求項2】 前記故障診断手段は、前記サーモスタッ
    トが正常であれば閉じている温度領域で、該サーモスタ
    ットが閉じずに開き放しになる故障(以下「開故障」と
    いう)の有無を診断する開故障診断手段を有することを
    特徴とする請求項1に記載のエンジン冷却系のサーモス
    タット故障検出装置。
  3. 【請求項3】 前記開故障診断手段は、前記エンジンを
    冷間始動してから前記サーモスタットが開弁する温度に
    達するまでの期間に前記サーモスタットの開故障の有無
    を診断することを特徴とする請求項2に記載のエンジン
    冷却系のサーモスタット故障検出装置。
  4. 【請求項4】 前記開故障診断手段は、前記エンジン側
    及び前記ラジエータ側の両冷却水温検出手段によって検
    出したエンジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温との
    温度差に基づいて前記サーモスタットの開故障の有無を
    診断することを特徴とする請求項2又は3に記載のエン
    ジン冷却系のサーモスタット故障検出装置。
  5. 【請求項5】 前記開故障診断手段は、前記エンジン側
    及び前記ラジエータ側の両冷却水温検出手段によって検
    出したエンジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温の各
    々の温度変化率に基づいて前記サーモスタットの開故障
    の有無を診断することを特徴とする請求項2又は3に記
    載のエンジン冷却系のサーモスタット故障検出装置。
  6. 【請求項6】 前記故障診断手段は、前記サーモスタッ
    トが正常であれば開いている温度領域で、該サーモスタ
    ットが開かずに閉じ放しになる故障(以下「閉故障」と
    いう)の有無を診断する閉故障診断手段を有することを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のエンジン
    冷却系のサーモスタット故障検出装置。
  7. 【請求項7】 前記閉故障診断手段は、前記エンジンを
    冷間始動してから前記サーモスタットが開弁する温度に
    達した後に前記サーモスタットの閉故障の有無を診断す
    ることを特徴とする請求項6に記載のエンジン冷却系の
    サーモスタット故障検出装置。
  8. 【請求項8】 前記閉故障診断手段は、前記エンジン側
    及び前記ラジエータ側の両冷却水温検出手段によって検
    出したエンジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温との
    温度差に基づいて前記サーモスタットの閉故障の有無を
    診断することを特徴とする請求項6又は7に記載のエン
    ジン冷却系のサーモスタット故障検出装置。
  9. 【請求項9】 前記閉故障診断手段は、前記エンジン側
    及び前記ラジエータ側の両冷却水温検出手段によって検
    出したエンジン側冷却水温とラジエータ側冷却水温の各
    々の温度変化率に基づいて前記サーモスタットの閉故障
    の有無を診断することを特徴とする請求項6又は7に記
    載のエンジン冷却系のサーモスタット故障検出装置。
  10. 【請求項10】 前記故障診断手段は、故障判定の判定
    基準値を前記エンジンの運転状態、外気温、吸気温、空
    調装置の作動状態のうちの少なくとも1つに基づいて設
    定する判定基準値設定手段を有することを特徴とする請
    求項1乃至9のいずれかに記載のエンジン冷却系のサー
    モスタット故障検出装置。
  11. 【請求項11】 前記故障診断手段が前記サーモスタッ
    トの故障有りと診断したときにそれを警告する警告手段
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至10のいず
    れかに記載のエンジン冷却系のサーモスタット故障検出
    装置。
  12. 【請求項12】 前記エンジンの冷却系、前記エンジン
    側及び前記ラジエータ側の両冷却水温検出手段のいずれ
    かが故障したときに、前記故障診断手段による前記サー
    モスタットの故障診断を禁止する故障診断禁止手段を備
    えていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか
    に記載のエンジン冷却系のサーモスタット故障検出装
    置。
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